JP2526342B2 - 金型予熱装置 - Google Patents

金型予熱装置

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JP2526342B2
JP2526342B2 JP4047932A JP4793292A JP2526342B2 JP 2526342 B2 JP2526342 B2 JP 2526342B2 JP 4047932 A JP4047932 A JP 4047932A JP 4793292 A JP4793292 A JP 4793292A JP 2526342 B2 JP2526342 B2 JP 2526342B2
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molding machine
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慶治 永田
陽一 三井
幸雄 衣笠
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、成型に用いる金型を
予め加熱する金型予熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、成型機の一種として、低圧鋳
造機がある(たとえば、機械工学便覧第17編6ページ
第10図参照)。この低圧鋳造機の構造の概略を図3に
示す。図3において、下金型C1が固定されるベースプ
レート2の下方には、溶湯Fの保持炉40が形成されて
いる。保持炉40内には、溶湯FとエアAとが封入され
ており、溶湯F内に臨む筒状のストーク41が、下金型
C1の湯口C4に対向して開口している。この低圧鋳造
機は、上金型C2を可動プレート(図示せず)で下方に
押圧して、上下金型Cを歯合させた状態で、エアAを加
圧することにより、溶湯Fをストーク41から上下金型
CのキャビティC5内に圧送する。この圧送後、湯口C
4を図示しない弁で閉塞して、成型を行う。
【0003】ところで、一般に、上記成型工程の前工程
として、上下金型Cを予熱する必要がある。この予熱方
法について簡単に説明する。金型を予熱するには、上下
金型Cを予め予熱炉(図示せず)に投入し、400°C
〜500°Cまで加熱する。この後、上下金型Cをクレ
ーンやフォークリフトなどを用いて成型機内に搬入す
る。この際、上下金型Cの交換作業や待機に時間がかか
ることから、金型の温度が低下する。そこで、図4に示
すように、成型機内で上下金型Cを若干開き、上金型C
2と下金型C1の間にガスバーナ30を挿入し、金型を
再度1時間程度の間予熱する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この予熱方法
では、成型機内において、金型の再予熱を行うので、高
価な成型機の稼動率が低下する。また、金型の再予熱を
上下金型Cを開いて行うから、熱が逃げるので熱効率が
低い。この発明は上記従来の課題に鑑みてなされたもの
で、成型機の稼動率を高めるとともに、熱効率が高い金
型予熱装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、金型を載せた子台車を親台車上でスト
ッパにより位置決めし、位置決めされた子台車上の金型
において下側にある湯口に対向させた加熱器で、下から
キャビティ内を加熱する。
【0006】
【作用】この発明によれば、加熱器を台車に設けたの
で、金型を予熱炉から成型機の近傍に搬送した後、金型
の交換前の待機中に金型を予熱することができる。その
ため、金型を成型機に搬入した後に、再予熱する必要が
ない。また、金型を載せた子台車を親台車上でストッパ
により位置決めするので、加熱器を正確に湯口に対向さ
せることができる。 さらに、位置決めされた金型の下側
にある湯口を下から加熱するので、最も高温とすべき湯
口を中心に金型を閉じた状態で熱気を逃がさず効率良く
十分に加熱できる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。図2において、右側の成型機1は、たとえ
ば低圧鋳造機で、ベースプレート2の上方に、アプライ
ト3を貫通する可動プレート4が対向している。上記ベ
ースプレート2は、下金型C1を固定するもので、その
下方に溶湯の保持炉40(図3参照)が形成されてい
る。一方、上記可動プレート4は、上金型C2を固定す
るもので、上方の油圧シリンダ5の作動により、上下に
昇降する。
【0008】床面46には、図示しない複数の成型機1
に沿って平行に、案内溝7が設けられている。この案内
溝7は、前後一対の被ガイド棒8の下端部を案内して、
親台車10を案内溝7に沿って走行可能とする。なお、
被ガイド棒8は手で上方へ抜けるようになっている。
【0009】上記親台車10は、一対の固定車輪12お
よび自由車輪(図示せず)を有しており、手押で各成型
機1と金型Cの予熱炉(図示せず)との間を往復する。
この親台車10には、一体の上下金型Cを載せた子台車
20が搭載されている。この子台車20は手押台車で、
連結部材14の上を走行して、親台車10とベースプレ
ート2との間を往復する。
【0010】図1のように、上記連結部材14は、親台
車10の左右に一対設けられており、ブラケット15を
介して、水平軸16のまわりに回動自在に取り付けられ
ている。上記連結部材14には、この連結部材14を水
平状態にした場合に下方に突出するピン14aが設けら
れている。一方、上記成型機1(図1)のベースプレー
ト2には、上記ピン14aに嵌合する嵌合孔6aを有す
る被連結部材6が固定されており、この被連結部材6に
上記連結部材14が連結される。
【0011】上記親台車10のフレーム11および連結
部材14の上面には、親台車10の進行方向に直交する
方向Xに、それぞれレール17A,17Bが敷設されて
いる。これらのレール17A,17Bは、子台車20の
鍔付車輪21を案内する。なお、親台車10のフレーム
11の上面には、子台車20をX方向に固定する、つま
り位置決めする可動ストッパ18が、起倒自在に設けら
れている。
【0012】上下金型Cは、子台車20のベースプレー
ト22にピン23により固定される。上金型C2には、
その上端部に耳部C3が設けられている。一方、成型機
1(図1)には、ガイドローラ24を回転自在に支持す
る金型案内部材25が設けられており、この金型案内部
材25により、上金型C2の耳部C3が案内される。し
たがって、左右方向Xに、子台車20を進退させて、上
下金型Cを成型機1に搬入し、または、成型機1から搬
出することができるようになっている。なお、金型案内
部材25は、その一部が成型機1から突出して設けられ
ている。
【0013】親台車10には、ガスバーナ(加熱器)3
0が設けられている。このガスバーナ30は、ブラケッ
ト32によって支持されて、金型Cの下側にある湯口C
4の真下の位置に設けられ、湯口C4に対向しており、
キャビティC5内を下から加熱するものである。上記ガ
スバーナ30と湯口C4との間には、親台車10に設け
た案内筒31と、子台車20に形成した開口33とが設
けられている。これらの案内筒31および開口33は、
ガスバーナ30の火炎を湯口C4に案内する。なお、ガ
スバーナ30には、ガス管34およびガスホース35が
連通している。
【0014】つぎに、上下金型Cの予熱方法について説
明する。まず、上下金型Cは、図示しない予熱炉内に投
入されて、400°C〜500°Cまで加熱される。つ
いで、図2の上下金型Cは、親台車10上の子台車20
の上に載せられて、成型機1の近傍まで搬送される。こ
の搬送後、ガスバーナ30に着火され、上下金型Cの湯
口C4およびキャビティC5が加熱される。この予熱
後、子台車20と伴に上下金型Cを成型機1内に搬入
し、上金型C2および下金型C1を、それぞれ、可動プ
レート4およびベースプレート2に装着するとともに、
子台車20を成型機1から搬出する。その後、所定の成
型を行う。
【0015】このように、図1のガスバーナ30を親台
車10に設けたので、上下金型Cを予熱炉から成型機1
の近傍に搬送した後、金型の交換作業や待機中に上下金
型Cを予熱することができる。そのため、上下金型Cを
成型機1に搬入した後に、再予熱する必要がないから、
成型機1の稼動率が向上する。
【0016】また、ガスバーナ30が上下金型Cを閉じ
た状態でキャビティC5内を下から加熱するから、熱が
上下金型Cから逃げにくいので、熱効率が高い。
【0017】ところで、鋳造品の品質や歩留りを向上さ
せるためには、図3の上下金型Cを予熱するだけでな
く、上下金型Cにおける上記湯口C4およびキャビティ
C5の内表面を所定の温度まで加熱しておく必要があ
る。特に、湯口C4からキャビティC5内にかけての温
度分布を、鋳入作業時の実際の温度分布に近づけるのが
好ましい。
【0018】ここで、この金型予熱装置は、図1のガス
バーナ30が湯口C4に対向して、キャビティC5内を
加熱する。ガスバーナ30は親台車10に取り付けられ
ており、その親台車10に対して位置決めされた子台車
20に金型C4が搭載されているので、ガスバーナ30
を正確に金型Cの湯口C4に対向させることができる。
これにより、湯口C4およびキャビティC5の表面を十
分に加熱することができるとともに、湯口C4を最も高
温に保って、湯口C4からキャビティC5内にかけての
温度分布を鋳込作業時の実際の温度分布に近づけること
ができる。したがって、鋳造品の品質や歩留りが向上す
る。
【0019】また、この実施例では、一点鎖線で示す連
結部材14が、実線で示すように、被連結部材6に連結
されて、親台車10が成型機1に対して位置決めされる
から、子台車20上の上下金型Cを成型機1に位置決め
できる。また、上下金型Cを載せた子台車20が連結部
材14上を渡って、左右方向Xに進退するので、成型機
1に対して位置決めされた上下金型Cの位置がずれな
い。したがって、上下金型Cの取扱いが容易になるう
え、上下金型Cの交換を速やかに行うことができるの
で、予熱された上下金型Cの温度が低下しない。
【0020】なお、上記実施例では、成型機1が低圧鋳
造機である場合について説明したが、この発明の金型予
熱装置は、他の成型機一般に適用することができる。ま
た、上記実施例では、加熱器としてガスバーナ30を用
いたが、たとえば、上下に駆動する電熱線を湯口C4の
真下に設け、通電した電熱線を湯口C4から挿入して、
予熱を行ってもよい。
【0021】さらに、上記実施例では、湯口C4が1つ
である場合について説明したが、湯口C4が2つ以上の
場合にも、この発明を適用することができる。湯口C4
が2つ以上ある場合には、ガスバーナ30を各湯口C4
ごとに設けてもよいし、あるいは、複数の湯口C4のう
ち1つについて加熱器(ガスバーナ)30を設けてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、金型を搬送する台車に、湯口に正確に対向する位
置に閉じた金型のキャビティ内を下から加熱する加熱器
を設けたので、成型機の稼動率および熱効率が向上する
とともに、高温に保つ必要がある湯口およびキャビティ
を十分に加熱することができる。したがって、鋳造品の
品質や歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる親台車の側面図で
ある。
【図2】同親台車および成型機の側面図である。
【図3】低圧鋳造機の概略の構造を示す断面図である。
【図4】従来の予熱方法を示す断面図である。
【符号の説明】
10…(親)台車、30…ガスバーナ(加熱器)、C…
金型、C4…湯口、C5…キャビティ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−220951(JP,A) 実開 昭62−155947(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を載せた子台車を載せて搬送する
    台車に、親台車上で子台車を位置決めするストッパと、
    位置決めされた子台車上の金型の下側にある湯口に対向
    する位置においてキャビティ内を下から加熱する加熱器
    を設けた金型予熱装置。
JP4047932A 1992-02-03 1992-02-03 金型予熱装置 Expired - Lifetime JP2526342B2 (ja)

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JPH05212525A JPH05212525A (ja) 1993-08-24
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JP5359718B2 (ja) * 2009-09-14 2013-12-04 トヨタ自動車株式会社 予熱装置
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