JPH0428673Y2 - - Google Patents

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JPH0428673Y2
JPH0428673Y2 JP1986043983U JP4398386U JPH0428673Y2 JP H0428673 Y2 JPH0428673 Y2 JP H0428673Y2 JP 1986043983 U JP1986043983 U JP 1986043983U JP 4398386 U JP4398386 U JP 4398386U JP H0428673 Y2 JPH0428673 Y2 JP H0428673Y2
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JP
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mold
upper mold
fork
preheating
electric heater
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JP1986043983U
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JPS62155947U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、鋳造に使用される金型に塗型材を
塗布するに先立ち、この金型を予熱しておく金型
予熱装置に関するものである。
従来の技術 周知のように、金型を使用する際には鋳造品の
鋳肌を平滑にするとともに金型と鋳込金属との反
応を防止して鋳型内面の損傷を防ぐように金型に
塗型材を塗布しており、この塗型材を塗布するに
先立ち、塗型材が金型に密着するようにこの金型
を塗型材の種類などに応じて所定温度まで加熱す
る予熱を行なつている。
従来、この金型の予熱は第6〜第8に示される
ようにして行なわれる。すなわち低圧鋳造機(図
示しない)から取り外した金型を型換え台車15
に載せて塗型作業場に運搬した後、ホイスト16
で上金型17を保持して吊り上げて下金型18か
ら分離する。
この上金型17は2点吊りで吊り上げられてお
り、これを手作業などで反転させ、下金型18と
ともに予熱台19上に載置する。次いでガスバー
ナ20を配置してこの燃焼炎により上金型17お
よび下金型18の予熱を行ない、例えばアルミニ
ウム金型鋳造に用いられる金型では約250°Cに予
熱される。
予熱が終了した金型17,18は予熱台19上
で塗型スプレイ21を用いて塗型材を噴射して金
型への下地塗型が行なわれる。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら従来の金型の予熱方法では、上金
型をホイストで吊り上げた状態で金型の反転や予
熱台への移動を行なうので常に危険が伴う。しか
も、予熱、塗型作業のために型換え台車から金型
を予熱台に移動し、予熱、塗型終了により再度金
型を型換え台車に戻しており、作業効率が良好で
ないという問題点がある。
また個々の作業においても、予熱作業では加熱
源としてガスバーナを用いており予熱の毎に行な
うガスバーナの脱着に手間が掛り作業効率も良好
ではない。さらにガスバーナの使用により排気ガ
スが発生し、この排気ガスによる環境悪化や、排
気ガスの処理などの問題が生じ、またガスバーナ
による加熱で金型の加熱温度を正確に調整するの
は容易ではない。またガスバーナでは失火による
爆発などの危険性もあり、さらに熱効率が良好で
はないなどの問題もある。
上記するような方法で予熱された金型は、予熱
台上での塗型作業が行なわれており、その金型の
位置は予熱のために配置される予熱台の形状など
に規制されているので塗型作業を効率良く行なう
ことができず、例えば手作業で塗型作業を行なう
ような場合に、作業姿勢に無理が生じて効率よく
作業を行なえないとともに腰部などへの負担が増
大してしまうという問題点もある。
この考案は上記問題点を解決することを基本的
な目的とし、金型を予熱に備えて容易に配置で
き、しかも予熱作業を効率よく行なうことができ
るとともに後の塗型作業を効率よく行なえるよう
に金型を配置でき、さらにコンパクト化を図るこ
とのできる金型予熱装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 すなわちこの考案の金型予熱装置は、上下金型
を載せて走行する台車の終端部近傍に柱状の固定
台が立設されるとともに、その固定台に沿つて昇
降機構によつて上下動させられる移動台が設けら
れ、その移動台には、前記台車上の上金型に係合
するフオークが、前記台車の走行方向に向けて突
出しかつその中心軸線を中心に回転するよう設け
られ、さらに前記フオークを回転させる回転駆動
機構が設けられるとともに、前記固定台には上下
金型によつて挟まれる位置と該位置から離れた退
避位置との間で移動する電気ヒータが固定台と平
行な垂直軸線を中心に回動するよう設けられてい
ることを特徴とするものである。
作 用 この考案においては、予熱されるべき金型は台
車によつて固定台の近傍に運ばれ、その際に移動
台を所定の低い位置に下げておくことにより上金
型がフオークに係合する。台車が停止し、かつ上
金型がフオークに係合し終つた状態で移動台を昇
降機構によつて上昇させ、しかる後に電気ヒータ
を上下金型の間に回動させ、これを上下金型で挟
んだ状態で通電することにより電気ヒータによつ
て上下金型を加熱する。加熱完了後に上金型を移
動台によつて上昇させ、かつフオークを回転機構
によつて回転させて上金型を所定の角度回転さ
せ、その上金型に対して塗型作業を実施する。こ
のようにこの考案の装置では、柱状の固定台に沿
つた上下動や回転によつて金型の加熱や塗型作業
を行なうものであるから、全体的な構成をコンパ
クトなものとすることができる。
実施例 以下この考案の一実施例を添附図面に基づて説
明する。
上下に作動する昇降シリンダ1が作動ロツド1
aを下向きにして筒状の固定台2に固定されてお
り、その作動ロツド1aに移動台2aが固定され
て移動台2aが上下に移動可能にされており、こ
の移動台2aにフオーク3の軸棒3aが回転可能
に挿通されてフオーク3が上下動可能にされてい
る。
上金型4と下金型5とは積み重ねられた状態で
移送され、フオーク3にはこの上金型4の上部に
移送方向に沿つて形成された溝に係合するよう突
片が設けられたガイド6が設けられており、前記
軸棒3aの先端にはピニオンギヤ3bが形成され
ている。
前記固定台2の下部には作動ロツド7aを上向
きにして昇降シリンダ7が配置されており、この
作動ロツド7aの先端部にはラツク歯車(図示し
ない)が形成され、前記昇降シリンダ1と昇降シ
リンダ7とピニオンギヤ3bとラツク歯車とによ
り駆動機構が構成されている。なお、作動ロツド
7aは初期時には縮められた状態にある。
さらに固定台2の中間部には水平面で回転可能
なように電気ヒータ8が軸支されており、初期時
には前記フオーク3と直交する方向に向けられて
いる。
なお、図中9は型換え台車、10は台車レー
ル、11は手動台車ストツパ、12は手動ヒータ
ストツパである。
次にこの装置の動作について説明する。
型換え台車9上に上金型4および下金型5を載
置し、型換え台車9を台車レール10上で移動し
て金型がフオーク3の直下に位置するまで移動さ
せ、型換え台車9を手動台車ストツパ11で固定
する。
この際に上金型4の移動に伴い、上金型4の溝
にフオーク3のガイド6の突片が徐々に係合して
上金型4がフオーク3に保持される。次いで昇降
シリンダ1でフオーク3を上昇させることにより
上金型4を上昇させて上金型5から分離する。
その後電気ヒータ8を例えば手動で旋回し、上
金型4と下金型5との間に挿通し、手動ヒータス
トツパ12で固定する。この際に電気ヒータ8の
高さ位置はその下面が下金型5の上面に接触する
ように規定されており、昇降シリンダ1の作動に
より上金型4を下降させ、その下面電気ヒータ8
の上面に密着させる。
電気ヒータ8への通電により上金型4および下
金型5は所望の温度に予熱される。なお、この電
気ヒータ8による加熱では電圧や電流の調整によ
り容易に加熱温度を調整することができる。
このようにして予熱された上金型4はシリンダ
7の作動により作動ロツド7aを伸し、図示しな
いラツク歯車とピニオンギヤ3bとを噛み合わせ
させ、ラツク歯車の上下動によりピニオンギア3
bを回転させフオーク3に固定されている上金型
4を所望の角度に反転させる。
この反転された金型4に対して塗型スプレイ1
3で塗型材を吹き付けて塗型が行なわれる。
なお、この実施例では上金型および下金型に電
気ヒータが密着するようにその位置および形状が
定められている。ただし、金型の形状が異なるも
のに対しても、第5図に示されるように金型と電
気ヒータ8との間にスペーサ14,15を配置す
ることにより種々の形状が異なる金型を同一の装
置で予熱することが可能となる。
考案の効果 以上説明したようにこの考案によれば、下金型
とともに移送された上金型を保持して上昇させる
とともに、この上金型を所望角度に反転させるよ
うに回転可能な駆動機構を設け、さらに前記上金
型と下金型との間に挿通してこの上金型および下
金型を加熱する電気ヒータを設けたので上金型を
容易に上昇させるとともにこれを反転させるなく
容易に電気ヒータの設置を行なうことができる。
この際に上金型は上下動されるのみであるので作
業も安全に遂行することができ、また上金型と下
金型との間に電気ヒータが挟まれることにより効
率よく予熱を行なうことができる。このように電
気ヒータの使用が可能となつたことにより燃焼バ
ーナで問題となつた排ガスや失火による危険性も
回避することができる。また、予熱終了後は駆動
機構で上金型を所望角度に反転させることにより
塗型に備えるように容易をすることができ、これ
により効率よくかつ容易に塗型作業を行なうこと
がきるという効果がある。しかも予熱塗型が完了
した上金型はそのまま下降させればよく、予熱装
置まで金型を搬送してきた台車などによりさらに
次の工程に金型を搬送することによりこの金型を
用いて効率よく鋳造作業を行なうことができると
いう効果もある。そしてこの考案では、柱状の固
定台に沿つた上下動および回転動作によつて金型
の加熱や塗型の作業を行なうことができる構成で
あるから、装置の全体としての構成をコンパクト
なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第
2図は同じく平面図、第3図は同じく一部拡大
図、第4図は塗型状態の一部拡大図、第5図は同
じく変更例を示す一部拡大図、第6〜8図は従来
の予熱方法を示すものであり、第6図は上金型の
吊り上げ状態を示す概略図、第7図は予熱状態の
概略図、第8図は塗型状態の概略図である。 1……昇降シリンダ、3……フオーク、3a…
…軸棒、3b……ピニオンギア、4……上金型、
5……下金型、7……昇降シリンダ、7a……作
動ロツド、8……電気ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下金型を載せて走行する台車の終端部近傍に
    柱状の固定台が立設されるとともに、その固定台
    に沿つて昇降機構によつて上下動させられる移動
    台が設けられ、その移動台には、前記台車上の上
    金型に係合するフオークが、前記台車の走行方向
    に向けて突出しかつその中心軸線を中心に回転す
    るように設けられ、さらに前記フオークを回転さ
    せる回転駆動機構が設けられるとともに、前記固
    定台には上下金型によつて挟まれる位置と該位置
    から離れた退避位置との間で移動する電気ヒータ
    が固定台と平行な垂直軸線を中心に回動するよう
    に設けられていることを特徴とする金型予熱装
    置。
JP1986043983U 1986-03-27 1986-03-27 Expired JPH0428673Y2 (ja)

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JP1986043983U JPH0428673Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JP1986043983U JPH0428673Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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Publication Number Publication Date
JPS62155947U JPS62155947U (ja) 1987-10-03
JPH0428673Y2 true JPH0428673Y2 (ja) 1992-07-13

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ID=30861361

Family Applications (1)

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JP1986043983U Expired JPH0428673Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JPS62155947U (ja) 1987-10-03

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