JPH07265716A - メタル担体のろう材塗布方法 - Google Patents
メタル担体のろう材塗布方法Info
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- JPH07265716A JPH07265716A JP6057280A JP5728094A JPH07265716A JP H07265716 A JPH07265716 A JP H07265716A JP 6057280 A JP6057280 A JP 6057280A JP 5728094 A JP5728094 A JP 5728094A JP H07265716 A JPH07265716 A JP H07265716A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は金属触媒コンバータのメタル担体の
ろう塗布方法に関し、触媒コンバータに用いるメタル担
体を製造するに当たり、簡単な方法でメタル担体にろう
材を均一に塗布することのできるろう材の塗布方法を提
供することを目的とする。 【構成】 帯状の金属製の波板と平板とを多重に巻回し
て筒状のコア部21を形成し、その外周に筒体23を取
り付けてコア部21の一端面21a側にろう材貯留部2
5を設けた後、当該ろう材貯留部25にゲル状のろう材
37を貯留して、ろう材37をコア部21の他端面21
b側から吸引することを特徴とする。
ろう塗布方法に関し、触媒コンバータに用いるメタル担
体を製造するに当たり、簡単な方法でメタル担体にろう
材を均一に塗布することのできるろう材の塗布方法を提
供することを目的とする。 【構成】 帯状の金属製の波板と平板とを多重に巻回し
て筒状のコア部21を形成し、その外周に筒体23を取
り付けてコア部21の一端面21a側にろう材貯留部2
5を設けた後、当該ろう材貯留部25にゲル状のろう材
37を貯留して、ろう材37をコア部21の他端面21
b側から吸引することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用の触媒コ
ンバータに使用されるメタル担体のろう材塗布方法に関
する。
ンバータに使用されるメタル担体のろう材塗布方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両排気系には、エンジン
から排出された排気ガスを浄化する触媒コンバータが装
着されており、昨今では、その触媒担体として金属材料
からなる担体に貴金属触媒を担持させたメタル担体が広
く用いられている。
から排出された排気ガスを浄化する触媒コンバータが装
着されており、昨今では、その触媒担体として金属材料
からなる担体に貴金属触媒を担持させたメタル担体が広
く用いられている。
【0003】而して、従来、この種のメタル担体に於け
るろう材の塗布方法としては、特開昭56−4373号
公報又は図7に示すように、帯状の金属製の波板1と平
板3を交互に巻回するに当たり、ゲル状のろう材5を充
填した貯蔵容器7,9から供給ローラ11,13を用い
て平板3の表裏にろう材5の層15を付着させたり、或
いは又、図8に示すように波板1の頂部1aにろう材5
を付着させる方法が知られている。
るろう材の塗布方法としては、特開昭56−4373号
公報又は図7に示すように、帯状の金属製の波板1と平
板3を交互に巻回するに当たり、ゲル状のろう材5を充
填した貯蔵容器7,9から供給ローラ11,13を用い
て平板3の表裏にろう材5の層15を付着させたり、或
いは又、図8に示すように波板1の頂部1aにろう材5
を付着させる方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述の如き
従来のろう材の塗布方法にあっては、装置の構造が複雑
であると共に、ろう材5を波板1や平板3に均一に塗布
することができない欠点があり、波板1と平板3をろう
付けしても、それらの接合が良好に行えないという不具
合が指摘されていた。
従来のろう材の塗布方法にあっては、装置の構造が複雑
であると共に、ろう材5を波板1や平板3に均一に塗布
することができない欠点があり、波板1と平板3をろう
付けしても、それらの接合が良好に行えないという不具
合が指摘されていた。
【0005】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、触媒コンバータに用いるメタル担体を製造するに当
たり、簡単な方法でメタル担体にろう材を均一に塗布す
ることのできるろう材の塗布方法を提供することを目的
とする。
で、触媒コンバータに用いるメタル担体を製造するに当
たり、簡単な方法でメタル担体にろう材を均一に塗布す
ることのできるろう材の塗布方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係るメタル担体のろう材の塗布方法は、
帯状の金属製の波板と平板とを多重に巻回して筒状のコ
ア部を形成し、その外周に筒体を取り付けてコア部の一
端面側にろう材貯留部を設けた後、当該ろう材貯留部に
ゲル状のろう材を貯留して、ろう材をコア部の他端面側
から吸引することを特徴とする。
め、請求項1に係るメタル担体のろう材の塗布方法は、
帯状の金属製の波板と平板とを多重に巻回して筒状のコ
ア部を形成し、その外周に筒体を取り付けてコア部の一
端面側にろう材貯留部を設けた後、当該ろう材貯留部に
ゲル状のろう材を貯留して、ろう材をコア部の他端面側
から吸引することを特徴とする。
【0007】そして、請求項2に係るろう材の塗布方法
は、コア部の外周に取り付ける筒体を、ディフューザを
装着する外筒としたものである。
は、コア部の外周に取り付ける筒体を、ディフューザを
装着する外筒としたものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明方法によれば、コア部の外
周に筒体を取り付けてろう材貯留部を設けた後、当該ろ
う材貯留部にろう材を流し込んでこれをコア部の他端面
側から吸引すると、ろう材は吸引力によってコア部の一
端面から所定の範囲に亘って均一に塗布される。
周に筒体を取り付けてろう材貯留部を設けた後、当該ろ
う材貯留部にろう材を流し込んでこれをコア部の他端面
側から吸引すると、ろう材は吸引力によってコア部の一
端面から所定の範囲に亘って均一に塗布される。
【0009】又、請求項2に係る発明方法では、コア部
の外周に外筒を取り付けてろう材貯留部を設けた後、当
該ろう材貯留部に貯留したろう材をコア部の他端面側か
ら吸引すると、同様に、ろう材は吸引力によってコア部
の一端面から所定の範囲に亘って均一に塗布されること
となる。
の外周に外筒を取り付けてろう材貯留部を設けた後、当
該ろう材貯留部に貯留したろう材をコア部の他端面側か
ら吸引すると、同様に、ろう材は吸引力によってコア部
の一端面から所定の範囲に亘って均一に塗布されること
となる。
【0010】そして、両請求項に係る塗布方法に於て、
ろう材貯留部に貯留するろう材の量や粘度、ろう材を吸
引する吸引力等を調整することによって、ろう材の塗布
量や塗布範囲が変わることとなる。
ろう材貯留部に貯留するろう材の量や粘度、ろう材を吸
引する吸引力等を調整することによって、ろう材の塗布
量や塗布範囲が変わることとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1乃至図4は請求項1に係るろう材の塗布
方法の一実施例を示し、先ず、図1に示すように、従来
と同様、帯状の薄肉な金属製の波板17と平板19を多
重に巻回して、図2の如く直径100mm,62cel/cm2
の円筒形状のコア部21を形成する。尚、コア部21
は、平板19の端部19aがスポット溶接されて仮り止
めされている。
説明する。図1乃至図4は請求項1に係るろう材の塗布
方法の一実施例を示し、先ず、図1に示すように、従来
と同様、帯状の薄肉な金属製の波板17と平板19を多
重に巻回して、図2の如く直径100mm,62cel/cm2
の円筒形状のコア部21を形成する。尚、コア部21
は、平板19の端部19aがスポット溶接されて仮り止
めされている。
【0012】次いで、図3に示すようにコア部21の一
端面21a側外周に筒状の筒体23を取り付けて、当該
一端面21a側にろう材貯留部25を設ける。後述する
ように、上記筒体23はコア部21と共にろう付けされ
て、触媒コンバータのシェル内にメタル担体と共に組み
込まれるものである。
端面21a側外周に筒状の筒体23を取り付けて、当該
一端面21a側にろう材貯留部25を設ける。後述する
ように、上記筒体23はコア部21と共にろう付けされ
て、触媒コンバータのシェル内にメタル担体と共に組み
込まれるものである。
【0013】而して、本実施例は、斯様に形成されたコ
ア部21に以下の如き手段を用いてろう材を塗布する。
即ち、先ず、図4に示すように筒体23を上にしてコア
部21を減圧容器27のスクリーン29上に配置する。
減圧容器27には排気ポンプ31が接続されており、排
気ポンプ31の吸引力は減圧容器27との間に装着され
た圧力調整バルブ33によって調整可能となっている。
尚、図中、35は圧力計である。
ア部21に以下の如き手段を用いてろう材を塗布する。
即ち、先ず、図4に示すように筒体23を上にしてコア
部21を減圧容器27のスクリーン29上に配置する。
減圧容器27には排気ポンプ31が接続されており、排
気ポンプ31の吸引力は減圧容器27との間に装着され
た圧力調整バルブ33によって調整可能となっている。
尚、図中、35は圧力計である。
【0014】そして、斯様にコア部21をスクリーン2
9上に配置した後、ろう材貯留部25内にゲル状のろう
材37を40g流し込んで貯留する。本実施例に於ける
ろう材37は、フラックス(例えばKAlF4 )とバイ
ンダー(例えばポリブテン)をろう材(例えばBNi−
2)に、夫々、6部,54部,40部の割合で混合し
て、100ポイズの粘度を有する。
9上に配置した後、ろう材貯留部25内にゲル状のろう
材37を40g流し込んで貯留する。本実施例に於ける
ろう材37は、フラックス(例えばKAlF4 )とバイ
ンダー(例えばポリブテン)をろう材(例えばBNi−
2)に、夫々、6部,54部,40部の割合で混合し
て、100ポイズの粘度を有する。
【0015】次いで、−300mmHgの吸引力でコア部2
1の他端面21b側からろう材37を排気ポンプ31で
吸引すると、ろう材37は一端面21aから約20cmの
範囲に亘って均一に塗布されることとなる。
1の他端面21b側からろう材37を排気ポンプ31で
吸引すると、ろう材37は一端面21aから約20cmの
範囲に亘って均一に塗布されることとなる。
【0016】そして、斯様にろう材37が塗布されたコ
ア部21を筒体23と共にアルゴン雰囲気中の炉で11
50℃の高温で20分間焼成すれば、ろう材37が塗布
された部分がろう付けされてメタル担体が製造される。
そして、斯かるメタル担体を筒体23と共にシェル内に
収納して触媒コンバータが完成することとなる。
ア部21を筒体23と共にアルゴン雰囲気中の炉で11
50℃の高温で20分間焼成すれば、ろう材37が塗布
された部分がろう付けされてメタル担体が製造される。
そして、斯かるメタル担体を筒体23と共にシェル内に
収納して触媒コンバータが完成することとなる。
【0017】尚、上述の如くろう付けされたメタル担体
に対し押出し強度の試験を行ったところ、従来のメタル
担体と強度的に何ら遜色のないことが確認された。この
ように、本実施例は、波板17と平板19とを多重に巻
回して筒状のコア部21を形成し、その一端面21a側
外周に筒状の筒体23を取り付けて当該一端面21a側
にろう材貯留部25を設けた後、ろう材貯留部25にゲ
ル状のろう材37を貯留してこのろう材37をコア部2
1の他端面21b側から排気ポンプ31で吸引するもの
で、本実施例によれば、図7及び図8に示す従来例に比
し簡単な方法でろう材37をコア部27に均一に塗布す
ることが可能であるし、ろう付けされたメタル担体も、
従来のメタル担体と比較して強度的に何ら遜色がない利
点を有する。
に対し押出し強度の試験を行ったところ、従来のメタル
担体と強度的に何ら遜色のないことが確認された。この
ように、本実施例は、波板17と平板19とを多重に巻
回して筒状のコア部21を形成し、その一端面21a側
外周に筒状の筒体23を取り付けて当該一端面21a側
にろう材貯留部25を設けた後、ろう材貯留部25にゲ
ル状のろう材37を貯留してこのろう材37をコア部2
1の他端面21b側から排気ポンプ31で吸引するもの
で、本実施例によれば、図7及び図8に示す従来例に比
し簡単な方法でろう材37をコア部27に均一に塗布す
ることが可能であるし、ろう付けされたメタル担体も、
従来のメタル担体と比較して強度的に何ら遜色がない利
点を有する。
【0018】然も、本実施例によれば、ろう材貯留部2
5に貯留するろう材37の量や排気ポンプ31の吸引
力、又、後述するようにろう材37の粘度を調整するこ
とによって、ろう付けに要するろう材37の塗布量や塗
布範囲を容易に調整することができる利点を有する。
5に貯留するろう材37の量や排気ポンプ31の吸引
力、又、後述するようにろう材37の粘度を調整するこ
とによって、ろう付けに要するろう材37の塗布量や塗
布範囲を容易に調整することができる利点を有する。
【0019】図5及び図6は請求項1及び請求項2に係
るろう材の塗布方法の一実施例を示し、図5に示すよう
に本実施例は、図2の如く形成されたコア部21の外周
全体に、上記筒体23に代え外筒39を取り付けてコア
部21の一端面21a側にろう材貯留部41を設ける。
るろう材の塗布方法の一実施例を示し、図5に示すよう
に本実施例は、図2の如く形成されたコア部21の外周
全体に、上記筒体23に代え外筒39を取り付けてコア
部21の一端面21a側にろう材貯留部41を設ける。
【0020】そして、図6に示すように、以下、上記実
施例と同様、一端面21a側を上にしてコア部21を減
圧容器27のスクリーン29上に配置した後、ろう材貯
留部41内に同じ組成のろう材37を40g流し込ん
で、−300mmHgの吸引力でコア部21の他端面21b
側からろう材37を排気ポンプ31で吸引すると、同様
にろう材37は一端面21aから約20cmの範囲に亘っ
て均一に塗布されることとなる。
施例と同様、一端面21a側を上にしてコア部21を減
圧容器27のスクリーン29上に配置した後、ろう材貯
留部41内に同じ組成のろう材37を40g流し込ん
で、−300mmHgの吸引力でコア部21の他端面21b
側からろう材37を排気ポンプ31で吸引すると、同様
にろう材37は一端面21aから約20cmの範囲に亘っ
て均一に塗布されることとなる。
【0021】従って、斯様にろう材37が塗布されたコ
ア部21を外筒39と共にアルゴン雰囲気中の炉で11
50℃の高温で20分間焼成すれば、ろう材37が塗布
された部分がろう付けされて外筒39付きのメタル担体
が製造される。そして、外筒39の両端開口部にディフ
ューザを装着して両ディフューザにフランジを溶着すれ
ば、触媒コンバータが完成することとなる。
ア部21を外筒39と共にアルゴン雰囲気中の炉で11
50℃の高温で20分間焼成すれば、ろう材37が塗布
された部分がろう付けされて外筒39付きのメタル担体
が製造される。そして、外筒39の両端開口部にディフ
ューザを装着して両ディフューザにフランジを溶着すれ
ば、触媒コンバータが完成することとなる。
【0022】そして、押出し強度の試験を行ったとこ
ろ、本実施例に於けるメタル担体も、従来のメタル担体
と強度的に何ら遜色のないことが確認された。このよう
に、本実施例は、波板17と平板19とを多重に巻回し
た筒状のコア部21の外周全体に外筒39を取り付けて
コア部21の一端面21a側にろう材貯留部41を設け
た後、ろう材貯留部41にゲル状のろう材37を貯留し
てこのろう材37をコア部21の他端面21b側から排
気ポンプ31で吸引するもので、本実施例によっても、
上記実施例と同様、図7及び図8に示す従来例に比し簡
単な方法でろう材37をコア部21に均一に塗布するこ
とが可能であるし、ろう付けされたメタル担体も、従来
のメタル担体と比較して強度的に何ら遜色がない利点を
有する。
ろ、本実施例に於けるメタル担体も、従来のメタル担体
と強度的に何ら遜色のないことが確認された。このよう
に、本実施例は、波板17と平板19とを多重に巻回し
た筒状のコア部21の外周全体に外筒39を取り付けて
コア部21の一端面21a側にろう材貯留部41を設け
た後、ろう材貯留部41にゲル状のろう材37を貯留し
てこのろう材37をコア部21の他端面21b側から排
気ポンプ31で吸引するもので、本実施例によっても、
上記実施例と同様、図7及び図8に示す従来例に比し簡
単な方法でろう材37をコア部21に均一に塗布するこ
とが可能であるし、ろう付けされたメタル担体も、従来
のメタル担体と比較して強度的に何ら遜色がない利点を
有する。
【0023】然も、本実施例によれば、ろう材貯留部2
5に貯留するろう材37の量や排気ポンプ31の吸引
力、そして、以下の述べるろう材37の粘度等を調整す
ることによって、ろう付けに要するろう材37の塗布量
や塗布範囲を容易に調整することができる利点を有す
る。
5に貯留するろう材37の量や排気ポンプ31の吸引
力、そして、以下の述べるろう材37の粘度等を調整す
ることによって、ろう付けに要するろう材37の塗布量
や塗布範囲を容易に調整することができる利点を有す
る。
【0024】尚、上記両実施例では、40gのろう材3
7を、ろう材40部,バインダー54部,フラックス6
部の割合で混合して100ポイズの粘度としたが、フラ
ックスは5〜8部,バインダーは25〜65部,ろう材
は30〜70部の範囲で適宜選択可能である。但し、上
述したように、各実施例の塗布方法は、コア部21の一
端面21a側に設けたろう材貯蔵部25,41にゲル状
のろう材37を貯留して、これをコア部21の他端面2
1b側から排気ポンプ31で吸引することを特徴とする
から、バインダーの量を減少してろう材37の粘度を大
きくし過ぎると排気ポンプ31で吸引することが難しく
なり、又、バインダーの量を増加してろう材37の粘度
を小さくし過ぎると、ろう材貯留部25,41に流し込
んだろう材37が貯留することなく垂れてしまうことと
なる。
7を、ろう材40部,バインダー54部,フラックス6
部の割合で混合して100ポイズの粘度としたが、フラ
ックスは5〜8部,バインダーは25〜65部,ろう材
は30〜70部の範囲で適宜選択可能である。但し、上
述したように、各実施例の塗布方法は、コア部21の一
端面21a側に設けたろう材貯蔵部25,41にゲル状
のろう材37を貯留して、これをコア部21の他端面2
1b側から排気ポンプ31で吸引することを特徴とする
から、バインダーの量を減少してろう材37の粘度を大
きくし過ぎると排気ポンプ31で吸引することが難しく
なり、又、バインダーの量を増加してろう材37の粘度
を小さくし過ぎると、ろう材貯留部25,41に流し込
んだろう材37が貯留することなく垂れてしまうことと
なる。
【0025】従って、ろう材37の粘度は10〜100
0ポイズの範囲内とすることが好ましい。又、上記各実
施例では、コア部21を形成する平板19を平坦な帯状
の金属薄板としたが、平板19は小波付きであってもよ
い。この平板19の小波は、波板17の波の高さより低
いもので、例えば、波板17の波の高さが、0.5〜
3.0mmであるのに対し、平板19の小波の高さは、
0.05〜0.5mmである。但し、両者の波の山部と山
部とのピッチは、1.0〜3.0mmと殆ど同じとする。
0ポイズの範囲内とすることが好ましい。又、上記各実
施例では、コア部21を形成する平板19を平坦な帯状
の金属薄板としたが、平板19は小波付きであってもよ
い。この平板19の小波は、波板17の波の高さより低
いもので、例えば、波板17の波の高さが、0.5〜
3.0mmであるのに対し、平板19の小波の高さは、
0.05〜0.5mmである。但し、両者の波の山部と山
部とのピッチは、1.0〜3.0mmと殆ど同じとする。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係るメタ
ル担体のろう材の塗布方法によれば、従来に比し簡単な
方法でろう材をコア部に均一に塗布することが可能であ
るし、ろう付けされたメタル担体も、従来のメタル担体
と比較して強度的に何ら遜色がない。
ル担体のろう材の塗布方法によれば、従来に比し簡単な
方法でろう材をコア部に均一に塗布することが可能であ
るし、ろう付けされたメタル担体も、従来のメタル担体
と比較して強度的に何ら遜色がない。
【0027】又、各請求項に係るメタル担体のろう材の
塗布方法によれば、ろう材貯留部に貯留するろう材の量
やろう材を吸引する吸引力を調整することによって、ろ
う付けに要するろう材の塗布量や塗布範囲を容易に調整
することができる利点を有する。
塗布方法によれば、ろう材貯留部に貯留するろう材の量
やろう材を吸引する吸引力を調整することによって、ろ
う付けに要するろう材の塗布量や塗布範囲を容易に調整
することができる利点を有する。
【図1】波板と平板を巻回している状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】コア部の斜視図である。
【図3】筒体を取り付けたコア部の斜視図である。
【図4】請求項1の一実施例に係るろう材の塗布方法を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】外筒を取り付けたコア部の斜視図である。
【図6】請求項2の一実施例に係るろう材の塗布方法を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】従来のろう材の塗布方法を示す説明図である。
【図8】従来のろう材の塗布方法を示す説明図である。
17 波板 19 平板 21 コア部 21a 一端面 21b 他端面 23 筒体 25,41 ろう材貯留部 27 減圧容器 31 排気ポンプ 37 ろう材 39 外筒
Claims (2)
- 【請求項1】 帯状の金属製の波板(17)と平板(1
9)とを多重に巻回して筒状のコア部(21)を形成
し、その外周に筒体(23)を取り付けてコア部(2
1)の一端面(21a)側にろう材貯留部(25,4
1)を設けた後、当該ろう材貯留部(25,41)にゲ
ル状のろう材(37)を貯留して、ろう材(37)をコ
ア部(21)の他端面(21b)側から吸引することを
特徴とするメタル担体のろう材の塗布方法。 - 【請求項2】 筒体は、ディフューザを装着する外筒
(39)であることを特徴とする請求項1記載のメタル
担体のろう材の塗布方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6057280A JPH07265716A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | メタル担体のろう材塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6057280A JPH07265716A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | メタル担体のろう材塗布方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07265716A true JPH07265716A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13051130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6057280A Pending JPH07265716A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | メタル担体のろう材塗布方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07265716A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014205108A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | 株式会社キャタラー | スラリー塗布装置 |
JP2014531317A (ja) * | 2011-09-05 | 2014-11-27 | ビーエーエスエフ コーポレーション | 金属ハニカムマトリックスにろう材を施す方法、金属ハニカムマトリックス、及びこれらの製造方法 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP6057280A patent/JPH07265716A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014531317A (ja) * | 2011-09-05 | 2014-11-27 | ビーエーエスエフ コーポレーション | 金属ハニカムマトリックスにろう材を施す方法、金属ハニカムマトリックス、及びこれらの製造方法 |
JP2014205108A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | 株式会社キャタラー | スラリー塗布装置 |
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