JPH07265586A - ドライクリーニング方法および装置 - Google Patents

ドライクリーニング方法および装置

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JPH07265586A
JPH07265586A JP25068394A JP25068394A JPH07265586A JP H07265586 A JPH07265586 A JP H07265586A JP 25068394 A JP25068394 A JP 25068394A JP 25068394 A JP25068394 A JP 25068394A JP H07265586 A JPH07265586 A JP H07265586A
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JP
Japan
Prior art keywords
solvent
clothes
dry cleaning
air
barrel
Prior art date
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Pending
Application number
JP25068394A
Other languages
English (en)
Inventor
Gabrio Renzacci
レンザッチ ガブリオ
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RENZACCI SpA IND LAVATRICI
RENZATSUCHI SpA IND RABUATORIT
RENZATSUCHI SpA IND RABUATORITSUCHI
Original Assignee
RENZACCI SpA IND LAVATRICI
RENZATSUCHI SpA IND RABUATORIT
RENZATSUCHI SpA IND RABUATORITSUCHI
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH07265586A publication Critical patent/JPH07265586A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実質的に、芳香族群を取り除き引火点が40か
ら100 ℃である直鎖および分岐鎖非ハロゲン化炭化水素
混合物クリーニング溶剤を用いた衣類とリネン用ドライ
クリーニング方法を提供する。 【構成】 その方法は、溶剤回収のために真空下で、乾
燥と蒸留動作を行うものである。その関連装置は、バレ
ル1、ベンチュレーション回路2および蒸留ユニット7
とその関連機器内で、真空状態を発生する手段からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機溶剤を使用する型
式で衣類とリネンとをドライクリーニングするための方
法に関するものである。本発明はまた、上記方法に従
い、衣類とリネンとをドライクリーニングするための装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類とリネンとをドライクリーニングす
るための装置で知られるものとして、(これら条件は、
またドライクリーニングできるどんな品目からもなるこ
とを意図する。)もっとも一般に用いられる溶剤は、塩
素処理したタイプについてで、特にテトラクロロエチレ
ンとフレオン113 (cfc) とを用いる。非常に大部分の場
合で用いる従来装置では、衣類のクリーニングは、衣類
を溶剤に接触させ、予め設定した期間に対して、この接
触を維持することで実行する。その後、衣類は、洗濯層
を空にすることで、溶剤とは分離され、溶剤の蒸発作用
により発生する熱空気の循環によって乾燥する。溶剤を
含んだ熱空気はそれから冷却されるため、溶剤が濃縮
し、こうして回収することができる。乾燥のために用い
る空気に、残存す少量の溶剤は、例えば、大気に空気を
放出する前に、吸収作用によってなどさまざまな方法
で、取り除くことができる。閉サイクルで用いたクリー
ニング溶剤は、蒸留器を通して周期的に不純物を除去し
ている。従って、従来型のドライクリーニング装置は、
衣類とリネン用の回転自在なバスケットを内蔵する洗濯
層と、溶剤と循環の手段用タンク、乾燥空気用加熱ユニ
ット、前記空気を含む溶剤用コンデンサと溶剤用蒸留・
回収ユニットを有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した装置の使用者
が最も感じる問題のひとつは、有害な特性であるため非
常に厳しい法律で規制される塩素処理した溶剤を空気と
して排出することに関してである。環境と生態系につい
ての規約である新しい国際規制が効果を示すにつれて、
現在に至るまで用いてきた塩素処理した溶剤の使用が、
ほとんど禁止されることは明らかである。本発明の主目
的は、それゆえ、塩素処理した有機溶剤の使用を伴わな
い、衣類とリネンとのための新しいドライクリーニング
方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、従
来方法に比べて運転コストを増加させず、或いは、減少
させて使用する溶剤の種類に関連して、クリーニングサ
イクルのステップを最適化する上記した型式の方法を提
供することである。加えて本発明の目的は、上記方法に
従って動作できる、衣類とリネン用ドライクリーニング
装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に従い、洗濯溶剤
に関して、本質的に芳香族群をもたない直鎖と分岐鎖非
ハロゲン化脂肪族炭化水素をベースとし、40と100 ℃と
の間を引火点となす溶剤を使用している。さらにまた、
本発明に従い、その方法は、衣類に対する乾燥ステップ
と溶剤の蒸留に対するステップとを、作動温度を減少
し、それゆえこれらステップの間、空気−溶剤混合物の
引火点の危険性を減少するために真空状態で実行させる
ことを特徴とする。また本発明に従い、溶剤の蒸留・回
収用ユニットではもちろん、洗濯層とベンチュレーショ
ン回路とで真空状態を発生する手段からなる衣類用ドラ
イクリーニング装置を提供する。
【0005】
【実施例】衣類とリネン用のドライクリーニング方法
と、それに関連するドライクリーニング装置は、本発明
に従い単純化された装置の構成図に基づいて、以下で解
説する一実施例により、特徴と利点を明確にする。
【0006】上記した図面に関連し、参照符号1は衣類
のためのバスケット(図示せず)を回転自在に取り付け
たドライクリーニング装置のバレルを示すものである
が、参照符号2は衣類のための乾燥空気用ベンチュレー
ション回路である。このベンチュレーション回路は、循
環空気から溶剤を除去するための冷却装置3aを有する
コンデンサ、冷却装置群(ヒートポンプ)で発生する熱
を使用する空気ヒータ4と、ベンチュレータ3を有し蒸
気バッテリにあたる第2ヒータ5を有する。
【0007】この装置はまた、溶剤用タンク6と総称的
に示した溶剤用蒸留・回収ユニット7,8、コンデンサ
9、そして溶剤−水混合物用静止流収集タンク10、相分
離器11と、蒸留する前の溶剤−水混合物をデカンテーシ
ョンし、蒸留器での水分量を制限するための容器27を有
する。この装置はまたポンプ(図示せず)を有する溶剤
回収回路とさらに、電源供給回路を有する。
【0008】上記した構成要素は、すべて通常型のもの
とし、機能的に既知の方法で接続している。ブロック25
と26は普通のフィルタを示し、バレル1から溶剤を帰還
したり、供給するためのクリーニング溶剤循環ポンプの
下流域と上流域とに取り付ける。
【0009】本発明に従い、この装置は蒸留ユニット7
内はもちろん、バレル内とベンチュレーション回路2内
とに、予め設定した真空圧を発生するための手段を有す
る。
【0010】これら手段は、吸引ダクト14を通して補助
タンク13から溶剤を吸収するリキッドリングタイプ真空
ポンプ12で構成される。
【0011】真空ポンプ12は、電磁弁18, 19と20を配設
したそれぞれの導管15, 16と17によって、バレル1とベ
ンチュレーション回路2と蒸留ユニット7に接続する。
これら導管によって、要求真空圧を達成するために、真
空ポンプ12は溶剤と混合した空気を吸引する。この空気
は、導管21によって収集タンク10に送られ、そのタンク
10から溶剤−水分離器11を介し、溶剤は導管22を通りタ
ンク13に送られる。
【0012】装置のさまざまな構成要素により連続的に
吸引される空気は、溶剤タンク13に集まり、導管23を通
ってアブソーバ24に運ばれ、そこから最終的に大気に放
出する。
【0013】バレル1での洗濯ステップの間、遮断弁1
8, 19と20は閉じたままで、真空ポンプ12は不作動状態
である。洗濯サイクルの終了時には、ベンチュレーショ
ン回路2を通る乾燥空気の循環を始める前に、リキッド
リングポンプ12は動作し、弁18, 19と20を開放し、この
開放はバレル1内、ベンチュレーション回路2内と、も
し運転中なら蒸留ユニット7内も含めて、要求真空圧が
発生するまで持続する。
【0014】使用する溶剤は、直鎖および分岐鎖脂肪族
炭化水素溶剤で、引火点が40から100 ℃間であるが、な
るべく50から60℃であるものが好ましい。
【0015】EXXON社が製造しACTREL56とし
て市場で知られている製品を、本発明の目的のために使
用すると有利である。
【0016】その主な物理的特性を以下に示す。 引火点:56℃ 気温25℃の空気中における最低爆発限界点:0.6 %vol. 気温25℃の空気中における最高爆発限界点: 7%vol. 密度:0.76g/cm3 大気圧での蒸留開始点:180 ℃ 大気圧での蒸留終了点:195 ℃ 引火性等級 :A3
【0017】この種の溶剤に関して必要とされる真空圧
は、ベンチュレーション回路2では、150 から350 ミリ
バールで、乾燥中、温度が40〜80℃に保たれ、同時に運
転温度がわずかに高い蒸留ユニット7では50から150 ミ
リバールに維持しなくてはいけない。
【0018】本発明による装置の典型的クリーニングサ
イクルは、以下のステップからなる。
【0019】第1洗濯ステップは室内温度で大気圧のも
と、第1タンクから得る溶剤で約5〜15分続き、そして
その後の2〜6分の遠心作用で、できる限り汚れた溶剤
を蒸留ユニット7に送る。
【0020】第2洗濯ステップは、室内温度で大気圧の
もと、第2タンクとフィルタを通る回路から得る溶剤で
約4〜5分続き、この後、最終的な遠心作用が加わる。
真空状況下での乾燥は、40〜80℃の温度と、150 〜350
ミリバールの圧力で30〜60分間である。衣類を室温にち
かい温度に戻すために、大気圧で5〜15分間冷却する。
【0021】とりうる方法として、明らかに使用できる
上記例として与えた炭化水素溶剤と同等で、業界で入手
可能なさまざまな炭化水素溶剤がある。
【0022】乾燥ステップでの真空の使用は、溶剤−空
気混合物における引火の危険を回避することの他に、相
当なエネルギ節約が可能である。すなわち、従来方法と
比べて、低温であり、乾燥時間が短いことを注意すべき
である。さらに、乾燥ステップがより早くなる。同様
に、真空下での動作により、溶剤の蒸留と回収をより迅
速に行い、より低い温度で処理することができ、結果と
して生じるエネルギの節約となる。
【0023】本発明の衣類用ドライクリーニング方法お
よび装置は、本発明要旨から逸脱しない限りの範囲でさ
まざまな形の修正が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣類とリネン用ドライクリーニング方
法と装置を説明するための線図的ブロック図である。
【符号の簡単な説明】
1 バレル 2 ベンチュレーション回路 3 ベンチュレータ 3a 冷却装置 4 空気ヒータ 5 蒸気バッテリ 6 溶剤用タンク 7,8 溶剤用蒸留・回収ユニット 9 コンデンサ 10 収集タンク 11 相分離器 12 リキッドタイプ真空ポンプ 13 補助タンク 14 吸引ダクト 15, 16, 17 導管 18, 19, 20 電磁弁 21, 22, 23 導管 24 アブソーバ 25, 26 フィルタ 27 容器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類とリネンをドライクリーニングする
    ため、設定時間の間、有機液体溶剤が衣類とリネンとに
    接触し続け、その後、衣類とリネンを分離し、その溶剤
    を冷却または吸収の少なくとも一方で取り去った熱空気
    を循環することによって乾燥させ、さらにその溶剤はそ
    れに不純物が蓄積されないよう周期的な蒸留を受ける型
    式のドライクリーニング方法において、 前記溶剤は、ほぼ芳香族群をもたない直鎖または分岐鎖
    の少なくとも一方である非ハロゲン化脂肪族炭化水素フ
    ラクションであり、40と100 ℃との間に引火点を有し、
    乾燥と蒸留の動作は真空状態で実施されることを特徴と
    するドライクリーニング方法。
  2. 【請求項2】 溶剤の引火点が50と60℃との間であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のドライクリーニング方
    法。
  3. 【請求項3】 乾燥ステップで、真空圧が150 から350
    ミリバールの間であることを特徴とする請求項1記載の
    ドライクリーニング方法。
  4. 【請求項4】 蒸留ステップで、真空圧が50から150 ミ
    リバールの間であることを特徴とする請求項1記載のド
    ライクリーニング方法。
  5. 【請求項5】 乾燥ステップで、作動温度が40から80℃
    の間であることを特徴とする請求項1または3記載のド
    ライクリーニング方法。
  6. 【請求項6】 衣類とリネンをドライクリーニングする
    ため、 内部で回転自在のバスケット内に収容した衣類またはリ
    ネンを有機クリーニング溶剤に接触させるバレルと、 収集タンクから前記バレルに溶剤を供給するための手段
    と、 その溶剤を除去することで、衣類に熱空気を接触させて
    乾燥させるよう前記バレルと連通するベンチュレーショ
    ン回路を備え、 前記ベンチュレーション回路に、空気に含まれる溶剤を
    回収するコンデンサと、その空気をバレルに再び入れる
    前に加熱するためのヒーターとを設けたドライクリーニ
    ング装置において、 前記装置には、衣類乾燥ステップ間では、前記バレル内
    と前記ベンチュレーション回路内と、前記溶剤蒸留ユニ
    ット内とに、予め設定した真空圧を発生させる手段を備
    えることを特徴とするドライクリーニング装置。
  7. 【請求項7】 真空を発生するための前記手段は、 溶剤用タンクに連通する真空ポンプと、 前記バレル並びに、ベンチュレーション回路及び前記蒸
    留ユニットから前記ポンプに向かって帰還し、電磁弁を
    介在させた導管と、 前記タンクから流出する空気に含まれる溶剤を処理し、
    溶剤を取り除いた後に前記空気を大気中に放出するユニ
    ットを有する請求項6記載のドライクリーニング装置。
  8. 【請求項8】 前記ポンプはリキッドリングタイプとす
    ることを特徴とする請求項6または7記載のドライクリ
    ーニング装置。
  9. 【請求項9】 前記空気処理装置は、溶剤吸収コラムか
    らなることを特徴とする請求項7記載のドライクリーニ
    ング装置。
JP25068394A 1994-03-31 1994-10-17 ドライクリーニング方法および装置 Pending JPH07265586A (ja)

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IT94A000061 1994-03-31

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JPH07265586A true JPH07265586A (ja) 1995-10-17

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