JPH07265366A - 針キャップグリッパ− - Google Patents

針キャップグリッパ−

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JPH07265366A
JPH07265366A JP6082233A JP8223394A JPH07265366A JP H07265366 A JPH07265366 A JP H07265366A JP 6082233 A JP6082233 A JP 6082233A JP 8223394 A JP8223394 A JP 8223394A JP H07265366 A JPH07265366 A JP H07265366A
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needle
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cap
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Abstract

(57)【要約】 【目的】注射針に針キャップを再装着した後、これらを
シリンダ−から分離して廃棄する際に用いられるグリッ
パ−であって、針キャップに注射針を再装着する際の針
先による突刺事故を防止し、安全性を向上する。 【構成】内部に捕捉穴14を有する筒状の胴部10の一
端に防護部11を設ける。防護部11は漏斗状に形成
し、その内面に針ガイド面13を設ける。胴部10の一
部にピンチ部15を設け、捕捉穴14に挿嵌した針キャ
ップ6を胴部外面からピンチ部15を介して挟持固定で
きるようにする。ピンチ部15の内面に狭隘部16を形
成し、挿嵌された針キャップ6を狭隘部16で抜け外れ
不能に保持固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済みの注射針に
よる突刺事故を避けるために使用する針キャップ用のグ
リッパ−に関する。
【0002】
【従来の技術】使い捨て型の注射器は、廃棄後の処分作
業を容易化するために、シリンダ−と注射針を分別して
廃棄する。また、処分作業時の危険防止のために、注射
針は針キャップを再装着した状態で廃棄する。こうした
使い捨て型注射器の廃棄状況において、使用済みの注射
針による突刺事故が問題になっている。針キャップを再
装着する際に、誤って手指を針先で突き刺し、医療従事
者が病原体に感染してしまうのである。
【0003】こうした突刺事故を防ぐための器具とし
て、四角形状の板体の中央に装着穴を通設した鍔体が既
に使用されている(文献不詳)。鍔体を予め針キャップ
の開口端寄りに外嵌装着しておき、針キャップを注射針
に再装着するとき、キャップの開口から逸れた針先を鍔
体で受け止めるようにしたものである。特開平6−74
47号公報には、注射針の外面を透明の筒状カバ−で覆
い、この筒状カバ−をシリンダ−でスライド自在に案内
して、必要時に限って注射針を筒状カバ−の外へ突出で
きるようにした注射器が開示してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の鍔体を針キャッ
プに再装着する場合には、針先と針キャップの開口とを
正しく一致させる必要があり、再装着操作が行いにく
い。鍔体は一辺が3cm弱の正方形状に形成してあるが、
これでは手指を保護できる範囲が限られ、十分な防護作
用が得られない不利もある。鍔体を大形化すると防護作
用を増強できるが、それを針キャップごと廃棄する場合
に、鍔体の消費コストと廃棄物の処理コストが嵩むこと
を避けられない。この種の注射器は、注射針とシリンダ
−を相対回転する場合にこれら両者を分離でき、注射針
と針キャップを軸方向へ引き離し操作した場合にこれら
両者を分離できるようになっている。そのため、鍔体を
針キャップから抜き外して再使用する場合には、誤って
注射針を抜き取ってしまうおそれがあり、安全上問題が
ある。
【0005】この発明の目的は針キャップを注射針に再
装着する際の突刺事故を防止できる針キャップグリッパ
−を得ることにある。この発明の他の目的は、針キャッ
プの再装着を安全にしかも確実に行うことができ、それ
自体何度でも繰り返し使用できる経済的に有利な針キャ
ップグリッパ−得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のグリッパ−
は、針キャップ6が挿嵌される捕捉穴14を有する胴部
10と、胴部10の少なくとも一端に張り出し形成され
た防護部11とを備えていること、胴部10の一部に、
径方向へ弾性変形可能なピンチ部15が設けてあるこ
と、ピンチ部15の内面に、針キャップ6の胴部径より
小さな対向間隔の狭隘部16が設けてあることを特徴と
する。具体的には、防護部11を漏斗状に形成し、防護
部11の内面に捕捉穴14へ向って収束する針ガイド面
13を形成する。防護部11を、筒状壁24と、筒状壁
24と胴部10とを接続する防護壁23とで有底筒状に
形成し、防護壁23のほぼ中央に捕捉穴14を開口させ
る。胴部10ないしは防護部11の外面に、紐挿通穴1
7を備えた吊持片12を突設する。少なくともピンチ部
15をゴムで形成する。針ガイド面13と捕捉穴14の
隣接部に針キャップ6の挿嵌限界を規定する段部21を
形成する。なお、この発明で言う漏斗状とはベルマウ形
状を含む。
【0007】
【作用】この発明のグリッパ−は、未使用の注射針4
を、針キャップ6ごとシリンダ−1に連結した後に使用
する。針キャップ6を防護部11の側から捕捉穴14内
へ所定量挿嵌し、片方の手でピンチ部15を介して針キ
ャップ6を挟持した後、シリンダ−1を軸方向へ引き抜
いて注射針4と針キャップ6を分離するのである。ピン
チ部15は径方向へ弾性変形でき、その内面には狭隘部
16が形成してある。そのためピンチ部15の挟持力を
解放しても、ピンチ部15は拡径状に弾性変形して、針
キャップ6を保持固定しており、針キャップ6が捕捉穴
14から抜け落ちることはない。上記のように、グリッ
パ−に保持された針キャップ6は、注射器を使用した後
に注射針4に再装着する。このとき、胴部10の端に張
り出した防護部11が針先を受け止めて、その背後に位
置する手指を保護する。針キャップ6を再装着した後
に、ピンチ部15を再び挟持して針キャップ6を固定
し、この状態でシリンダ−1とグリッパ−を相対回動す
ることにより、注射針4をシリンダ−1から分離でき
る。最後に、針キャップ6をグリッパ−から抜き外して
廃棄する。グリッパ−は繰り返し使用できる。
【0008】請求項2に記載のグリッパ−では、防護部
11を漏斗状に形成し、その内面に捕捉穴14へ向って
収束する針ガイド面13を設けるので、再装着時に針キ
ャップ6の開口と針先を必ずしも正対させる必要がな
く、再装着操作をより容易に行える。請求項2および3
に記載のグリッパ−では、捕捉穴14の開口端を囲む状
態で防護部11が設けられ、防護部11の開口面が捕捉
穴14の開口端より外面外方に位置している。従って、
防護部11の開口縁等に注射針4の中途部をあてがい、
その状態のままで針先を針キャップ6の開口へ指向させ
て、針キャップ6と注射針4をより安全に再装着でき
る。吊持片12を備えているグリッパ−は、吊持片12
の紐挿通穴17に通した紐20を、例えば首に掛けた状
態で携行できる。針ガイド面13と捕捉穴14の隣接部
に段部21を設けたグリッパ−では、段部21に受け止
められるまで針キャップ6を捕捉穴14に差し込むこと
により、針キャップ6の過剰な差し込みを防止できる。
また、針キャップ6の挿嵌位置を一定にして、ピンチ部
15による挟持固定を確実に行える。
【0009】
【発明の効果】この発明では、胴部10の端に手指を保
護するための防護部11を張り出し、胴部10の捕捉穴
14に挿嵌した状態で針キャップ6を注射針4に再装着
するようにしたので、針キャップ6の再装着時に、使用
済みの注射針4で手指を誤って突刺すことを良く防止で
きる。注射針4から取り外した針キャップ6をグリッパ
−で保持しておくことができるので、針キャップ6を紛
失することもない。グリッパ−は何度でも繰り返して使
用できるので、経済的であるうえ、廃棄対象を注射針4
と針キャップ6に限って廃棄物量を少なくできる点でも
有利である。防護部11の内面に針ガイド面13を設け
たグリッパ−によれば、針ガイド面13で注射針4の針
先を針キャップ6の開口へと導入案内できるので、針キ
ャップ6の再装着を安全にしかも確実に行うことができ
る。さらに、防護部11の開口面が捕捉穴14の開口端
より外面外方に位置するグリッパ−では、注射針4お中
途部を防護部11の開口縁やその内部の針ガイド面13
に当てがった状態で注射針4を挿入できるので、針キャ
ップ6の開口と注射針4とを同一軸線上で正対させる必
要がなく、針キャップ6再装着をより容易に安全に行え
る。
【0010】
【実施例】
(実施例1)図1ないし図4はこの発明に係るグリッパ
−の実施例1示す。図4においてグリッパ−が適用され
る注射器は、シリンダ−1およびピストン2からなる注
射器本体と、シリンダ−1の端壁の連結筒3に着脱自在
に外嵌装着した注射針4の連結ボス5に着脱自在に装着
される針キャップ6とからなる。シリンダ−1の連結筒
3と注射針4の連結ボス5とは、互いに逆向きに捻り操
作することで分離でき、連結ボス5と針キャップ6とは
互いに軸方向逆向きに引き離し操作することで分離でき
る。針キャップ6は一端が開口する細筒からなり、開口
周面に筒胴部より大径の筒口部7を有し、筒胴部の中途
部にロ−レット溝状のすべり止め部8を形成する。図示
していないが、連結ボス5の外面と針キャップ6の内面
との間には、周方向へ互いに係合し合うリブが設けてあ
る。
【0011】図1ないし図3において、グリッパ−は牛
乳びん状の胴部10と、胴部10の一端に張り出した防
護部11と、胴部10の他端に突設した吊持片12とを
一体に形成したゴム成形品からなる。防護部11は漏斗
状に形成してあり、その内面に胴部10の中心軸へ向か
って収束する針ガイド面13を形成する。この針ガイド
面13に連続する状態で胴部10内に捕捉穴14を設け
ている。捕捉穴14は針キャップ6を挿嵌するために設
けられており、吊持片12の側の胴部端で開口してい
る。
【0012】捕捉穴14に挿嵌した針キャップ6を保持
固定し、さらに胴部10の外面から挟持固定するため
に、防護部11に隣接してピンチ部15を設け、その外
面に挟持個所を明確化するための表示15aを設けてい
る。この表示は胴部10の表面を粗面にして、あるいは
印刷によって形成できる。先に説明したように、グリッ
パ−の全体がゴムで形成してあるので、ピンチ部15は
径方向内外へ弾性変形できる。ピンチ部15の内面にお
ける捕捉穴14はオリフィス状にくびれており、このく
びれ部を狭隘部16として、捕捉穴14に挿嵌した針キ
ャップ6を保持固定できるようにしている。具体的に
は、針キャップ6のすべり止め部8の外直径寸法が約
6.2mmであるのに対して、狭隘部16の内直径寸法
(対向間隔)を5.5mmとして、捕捉穴14に挿嵌され
たすべり止め部8の周面を、拡径状に弾性変形したピン
チ部15で締め付け固定する。
【0013】吊持片12は左右横長の面壁からなり、そ
の一側に紐挿通穴17を通設し、他の平坦な面壁をシ−
ル18用の貼着面19としている。紐挿通穴17に通し
た紐20を輪にしておけば、紐20を首に掛けた状態で
グリッパ−を携行できる。シ−ル18は、グリッパ−の
使用開始日や、適用対象等を記入するために設けられて
おり、グリッパ−の使用履歴を確認するのに役立つ。な
お、この実施例におけるグリッパ−は、防護部11の開
口端の外直径を50mmとした。また、この開口面から胴
部10の端部までの左右寸法を65mmとして、針キャッ
プを捕捉穴14に挿嵌した状態において、キャップ端が
胴部10外へ突出するようにした(図4参照)。
【0014】次にグリッパ−の使用例を説明する。使用
に際しては、針キャップ6が装着してある注射針4をシ
リンダ−1の連結筒3しっかりと押し込んで装着する。
次に、針キャップ6を防護部11の側から捕捉穴14内
へ押し込み、その筒口部7を針ガイド面13に接当させ
る。このときキャップの差し込み始端は胴部10外へ突
出する。ピンチ部15を片方の手で摘まんで、針キャッ
プ6を挟持し、この状態のままでシリンダ−1を引っ張
り操作して注射針4を針キャップ6から抜き取る。この
後、ピンチ部15への挟持力を解放しても、ピンチ部1
5がすべり止め部8を締め付け保持するので、針キャッ
プ6がグリッパ−から抜け落ちることはない。
【0015】注射器を使用した後に、上記の状態の針キ
ャップ6を注射針4に再装着し、これらをシリンダ−1
から分離して廃棄する。再装着時には、片方に注射器本
体を持ち、他方の手でグリッパ−を持って、針先と防護
部11とを対向接近させる。このとき、注射針4と針キ
ャップ6の中心軸を同一軸線上に位置させる必要はな
く、図4に示すように注射針4の中途部を針ガイド面1
3に当て、針ガイド面13に沿って注射針4を傾斜させ
ながら針先をキャップ開口へと接近誘導できる。注射針
4と針キャップ6の中心軸線がほぼ並行な状態にあるま
ま、両者を接近操作することがあっても、胴部10から
漏斗状に張り出された防護部11で針先を受け止めるこ
とができるので、注射針4による突刺事故を確実に防止
できる。
【0016】針キャップ6を連結ボス5に再装着した
後、ピンチ部15を摘んで再びすべり止め部8を挟持
し、針キャップ6を固定する。この状態でシリンダ−1
とグリッパ−を互いに逆向きに捻り操作すると、連結ボ
ス5と連結筒3の接合面が解離して、注射針4をシリン
ダ−1から分離できる。この後、胴部10の開口端から
突出するキャップ端を捕捉穴14内へ押し込んで、針キ
ャップ6の筒口部7側を捕捉穴14から前方へ突出さ
せ、この突出部を摘んで針キャップ6の全体を抜き取
り、廃棄する。注射器の使用場所に廃棄設置がない場合
には、注射針4とシリンダ−1を分離しておいて、廃棄
設備が設けられた場所で針キャップ6をグリッパ−から
抜き取る。グリッパ−は何度でも繰り返し使用できる
が、使用に際して注射針4を針キャップ6から抜き取る
ときに、針先が針ガイド面13に誤って接当し汚染され
るおそれがあるので、その使用期間や使用回数等を限っ
て更新することが好ましい。患者の病気によっては、そ
の患者専用のグリッパ−を用意することが好ましい。
【0017】(実施例2)図5および図6はこの発明の
実施例2に係るグリッパ−を示す。そこでは、胴部10
の両端のそれぞれに防護部11を設け、各防護部11の
内面に針ガイド面13を設ける。針ガイド面13と捕捉
穴14の隣接部に段部21を設け、この段部21で筒口
部7を受け止めることにより、針キャップ6の捕捉穴1
4に対する挿嵌限界を規定できるようにしている。両防
護部11間にその内面が内側に膨出して、針キャップ6
の胴部径より小さな対向間隔の狭隘部16が設けられた
ピンチ部15を設け、ピンチ部15の上下の対向周面に
吊持片12と、貼着面19を有するシ−ル突壁22を一
体に設けている。上記のように、段部21を備えたグリ
ッパ−では、針キャップ6が捕捉穴14に必要以上に押
し込まれて、抜き取りにくくなるのを防止できる。すべ
り止め部8をピンチ部15の内面の狭隘部16に正しく
位置させることもできる。なお、この実施例のグリッパ
−も実施例1と同様に全体がゴム成形品からなる。
【0018】(実施例3)図7および図8はこの発明の
実施例3に係るグリッパ−を示す。グリッパ−は鼓状に
形成されており、胴部10の両端の防護部11を、胴部
10からフランジ状に張り出された防護部23と、防護
壁23の周縁に連続する円形の筒状壁24とで形成する
点が上記の各実施例と異る。このグリッパ−の場合に
も、筒状壁24の開口縁に注射針4中途部を当てがっ
て、針先を針キャップ6の開口へ指向させながら、注射
針4をキャップ内へ差し込むことができる。実施例1と
又は2同等の部材には同一の符号を附してその説明を省
略する。
【0019】(実施例4)図9はこの発明の実施例4に
係るグリッパ−を示す。このグリッパ−は回転双曲面体
状に形成されており、胴部10の両端に防護部11を有
する。各防護部11の内面には段部21を兼ねる防護壁
23と、防護壁23に連続する針ガイド面13とを形成
する。胴部10の前後の対向周面に凹面を設けてこれを
ピンチ部15としている。ピンチ部15の肉厚を小さく
するためである。符号25はシ−ル18を貼着するため
のチップであり、このチップ25は紐20に通してあ
る。チップ25はアルミニウム板材あるいはプラスチッ
ク成形品からなる。このグリッパ−もゴム成形品からな
る。
【0020】図10(a)および図10(b)はピンチ
部15の変形実施例を示す。この実施例はグリッパ−が
プラスチック成形される場合に対応したものであって、
胴部10の周壁に一対のピンチ腕26を一体に形成し、
これら一対のピンチ腕26でピンチ部15を構成した。
ピンチ腕26の揺動部好ましくは揺動端の内面には爪片
27が突設してあり、これら爪片27の対向間隔を針キ
ャップ6のすべり止め部8の外直径寸法より僅かに小さ
く設定して狭隘部16を形成する。このグリッパ−の成
形材としては、各種のプラスチックを適用できるが、好
ましくは軟質プラスチック材を選定すべきである。ま
た、透明ないしは半透明のプラスチック材を用いてグリ
ッパ−を成形できる。
【0021】図11はピンチ部15のさらに別の変形実
施例を示す。そこでは、胴部10の周面に複数個(図で
は2個)の開口28を形成し、この開口28を塞ぐ状態
でゴム筒29を胴部10に外嵌装着してピンチ部15を
構成した。ゴム筒29は開口28において最短距離を結
ぶように変形して狭隘部16を形成する。この場合の胴
部10および防護部11は、硬質プラスチック材や金属
で成形することができ、もちろん軟質プラスチック材で
成形してあってもよい。
【0023】上記以外に、防護部11の漏斗状壁および
筒状壁24は、それぞれの断面形を多角形状に形成する
ことができ、必ずしも円形である必要はない。捕捉穴1
4も断面多角形状に形成できる。捕捉穴14の中心軸と
防護部11の開口中心とは偏心していてもよい。吊持片
12は必ずしも必要ではなく省略することができる。吊
持片12に代えてクリップを胴部10の外面に装着する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるA−A線断面図である。
【図2】グリッパ−の正面図である。
【図3】グリッパ−の斜視図である。
【図4】グリッパ−の使用状態を示す一部破断正面図で
ある。
【図5】実施例2に係るグリッパ−の斜視図である。
【図6】実施例2に係るグリッパ−の要部破断正面図で
ある。
【図7】実施例3に係るグリッパ−の斜視図である。
【図8】実施例3に係るグリッパ−の要部破断正面図で
ある。
【図9】実施例4に係るグリッパ−の斜視図である。
【図10】ピンチ部の変形実施例を示しており、(a)
はピンチ部の正面図、(b)は(a)におけるB−B線
断面図である。
【図11】ピンチ部の別の変形実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1………シリンダ−、4………注射針、6………針キャ
ップ、10………胴部、 11………防護部、12……
…吊持片、13………針ガイド面、14………捕捉穴、
15………ピンチ部、16………狭隘部、23………防
護壁、24………筒状壁。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針キャップ6が挿嵌される捕捉穴14を
    有する胴部10と、胴部10の少なくとも一端に張り出
    し形成された防護部11とを備えており、 胴部10の一部に、径方向へ弾性変形可能なピンチ部1
    5が設けられており、 ピンチ部15の内面に、針キャップ6の胴部径より小さ
    な対向間隔の挟隘部16が設けてあることを特徴とする
    針キャップグリッパ−。
  2. 【請求項2】 防護部11が漏斗状に形成されており、
    防護部11の内面に捕捉穴14へ向って収束する針ガイ
    ド面13が形成してある請求項1記載の針キャップグリ
    ッパ−。
  3. 【請求項3】 防護部11が、筒状壁24と、筒状壁2
    4と胴部10とを接続する防護壁23とで有底筒状に形
    成されており、防護壁23のほぼ中央に捕捉穴14が開
    口してある請求項1記載の針キャップグリッパ−。
  4. 【請求項4】 胴部10ないしは防護部11の外面に、
    紐挿通穴17を備えた吊持片12が突設してある請求項
    1、2、又は3記載の針キャップグリッパ−。
  5. 【請求項5】 少なくともピンチ部15がゴムで形成し
    てある請求項1、2、3、又は4記載の針キャップグリ
    ッパ−。
  6. 【請求項6】 針ガイド面13と捕捉穴14の隣接部に
    針キャップ6の挿嵌限界を規定する段部21が形成して
    ある請求項2記載の針キャップグリッパ−。
  7. 【請求項7】 少なくともピンチ部15がプラスチック
    で形成してあり、前記ピンチ部15が径方向へ弾性変形
    可能な一対のピンチ腕26を有し、ピンチ腕26の揺動
    部の内面に爪片27が突設し、これら爪片27間に狭隘
    部16が設けられている請求項1記載の針キャップグリ
    ッパ−。
  8. 【請求項8】 ピンチ部15を、胴部10の周面に複数
    個形成した開口28と開口28を塞ぐ状態でゴム筒29
    を胴部に外嵌装着して形成し、ゴム筒29の内面間に狭
    隘部16が設けられている請求項1記載の針キャップグ
    リッパ−。
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