JPH07265137A - キヤビネツトにおける板状体の接合構造 - Google Patents

キヤビネツトにおける板状体の接合構造

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JPH07265137A
JPH07265137A JP9907394A JP9907394A JPH07265137A JP H07265137 A JPH07265137 A JP H07265137A JP 9907394 A JP9907394 A JP 9907394A JP 9907394 A JP9907394 A JP 9907394A JP H07265137 A JPH07265137 A JP H07265137A
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cabinet
plate
fitting connector
fitting
opening
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JP9907394A
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Takeshi Iwakoshi
毅 岩越
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キヤビネツト開口部から奥に形成された空間の
有効幅を狭くさせないキヤビネツトにおける板状体の接
合構造。 【構成】キヤビネツト31に、キヤビネツト開口部を覆
蓋する板状体18,19を着脱自在に接合する構造にお
いて、キヤビネツト開口部を形成するキヤビネツト構成
板2の端面2a又は板状体18,19の一方に、溝開口
部32bを弾性の係止壁32c,32cで形成した溝部
32aを有する外嵌接合具32が取付けられ、他方に、
溝部32aへ嵌脱自在に嵌入して係止壁32c,32c
に係合する突起33aを有する内嵌接合具33が取付け
られ、外嵌接合具32の溝部32aに内嵌接合具33の
突起32aを内嵌させて、キヤビネツト構成板2に板状
体18,19を着脱自在に接合できるようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キヤビネツトに、キヤ
ビネツト開口部を覆蓋するように板状体を着脱自在に接
合する構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キヤビネツト開口部を覆蓋するように板
状体を着脱自在に接合するキヤビネツトとしては、図7
及び図8に示すように、トイレ室の壁面Wと便器Bとの
間に配置されるものがある。この便器施工用キヤビネツ
ト1は、左右の側板2,3と、中央寄りに設けた左右の
中仕切板4,5と、中仕切板4,5を連結する背板6,
棚板7及び底板8と、左の側板2と左の中仕切板4とを
連結する天板9と、右の側板3と右の中仕切板5とを連
結する天板10を備えている。
【0003】前記中仕切板4,5の間は、上方に天板1
1が蝶番等で開閉自在に取付けられ、正面側上方に板状
体である前面パネル12が着脱自在に取付けられ、正面
下方に便器取付用パネル13がビス止めされている。更
に、中仕切板4,5の間は、棚板7に洗浄水タンク14
が載置され、洗浄水タンク14と便器Bとを棚板7の切
欠部7aを介して配管接合15してある。
【0004】前記左の側板2と中仕切板4との間は、配
管用空間Sとなつており、床面から配管用空間Sに排水
管16を突設してある。排水管16は、便器Bに対して
中仕切板4の切欠部4cを介して配管接合17してあ
る。更に、左の側板2と中仕切板4との間は、正面に板
状体である前面パネル18,19が着脱自在に取付けて
ある。前記右の側板3と中仕切板5との間は、収納空間
Cとなつており、正面に開閉扉20,21が取付けられ
ている。
【0005】前記前面パネル12,18,19は、配管
施工や保守点検等ができるように、着脱自在に接合され
ている。左の前面パネル18,19の接合は、側板2及
び中仕切板4の各内側面と前面パネル18,19との間
にローラーキヤツチヤー22の複数組を設けることによ
り、ローラーキヤツチヤー22で着脱自在となるように
してある。同様に、中央の前面パネル12の接合は、中
仕切板3,4の各内側面と前面パネル12との間にロー
ラーキヤツチヤー22の複数組を設けることにより、ロ
ーラーキヤツチヤー22で着脱自在となるようにしてあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記ローラーキヤツチ
ヤー22,22…が設けられる側板2,中仕切板4及び
中仕切板4の各内側面は、キヤビネツト開口部となる配
管用空間S又はタンク収納空間Dを形成するものであ
る。そのため、ローラーキヤツチヤー22,22…は、
配管用空間S又はタンク収納空間Dに突出して、突出し
た寸法分だけ各空間S,Dの有効幅を狭くする。その結
果、ローラーキヤツチヤー22,22…を用いた板状体
の接合構造は、キヤビネツト開口部から奥側の空間S,
Dに配置する部材の大きさや配置場所を制限したり、空
間S,Dにおける施工性や保守点検の能率を悪くする問
題がある。
【0007】本発明は、上記問題を解決するために、キ
ヤビネツト開口部から奥に形成された空間の有効幅を狭
くさせないキヤビネツトにおける板状体の接合構造の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、キヤビネツトに、キヤビネツト開口部を覆蓋す
る板状体を着脱自在に接合する構造において、前記キヤ
ビネツト開口部を形成するキヤビネツト構成板の端面又
は前記板状体の一方に、溝開口部を弾性の係止壁で形成
した溝部を有する外嵌接合具が取付けられ、他方に、上
記溝部へ嵌脱自在に嵌入して係止壁に係合する突起を有
する内嵌接合具が取付けられ、外嵌接合具の溝部に内嵌
接合具の突起を内嵌させて、キヤビネツト構成板に板状
体を着脱自在に接合できるようにしたことを特徴とする
キヤビネツトにおける板状体の接合構造である。
【0009】請求項2記載の本発明の要旨は、前記外嵌
接合具は前記キヤビネツトの外側に向つて弾性の間隙覆
蓋用帯状片が突設されている請求項1記載のキヤビネツ
トにおける板状体の接合構造であり、キヤビネツトと隣
接する施工壁面等との間の間隙を容易に覆蓋することを
目的とする。
【0010】請求項3記載の本発明の要旨は、キヤビネ
ツトに、キヤビネツト開口部を覆蓋する板状体を着脱自
在に接合する構造において、前記キヤビネツト開口部を
形成するキヤビネツト構成板の端面に、溝開口部を弾性
の係止壁で形成した溝部の二つを平行に有する外嵌接合
具が取付けられ、前記板状体の二枚に、上記溝部へ嵌脱
自在に嵌入して係止壁に係合する突起を有する内嵌接合
具が夫々取付けられ、外嵌接合具の溝部の一方に一方の
板状体の内嵌接合具の突起を内嵌させると共に外嵌接合
具の溝部の他方に他方の板状体の内嵌接合具の突起を内
嵌させて、キヤビネツト構成板に板状体の夫々を着脱自
在に接合できるようにしたことを特徴とするキヤビネツ
トにおける板状体の接合構造であり、キヤビネツト構成
板の同一端面に二枚の板状体を着脱自在に接合すること
を目的とする。
【0011】
【作用】請求項1〜3記載の本発明にあつては、外嵌接
合具の溝部に内嵌接合具の突起を内嵌させることによ
り、キヤビネツト構成板に板状体を着脱自在に接合する
ことができる。そして、キヤビネツト開口部構成板の端
面に外嵌接合具又は内嵌接合具が取付けられるため、外
嵌接合具又は内嵌接合具がキヤビネツト開口部に突出す
る寸法をゼロ又は非常に小さくすることができる。
【0012】請求項2記載の本発明にあつては、キヤビ
ネツトの外側に向つて突設する間隙覆蓋用帯状片を隣接
する施工壁面等に当接するだけで、キヤビネツトの外側
に施工壁面との間で形成されている間隙を覆蓋すること
ができる。更に、この間隙が狭いときでも、間隙覆蓋用
帯状片は弾性変形して隣接する施工壁面等に当接させる
ことができる。
【0013】請求項3記載の本発明にあつては、キヤビ
ネツト構成板の端面に取付けられた外嵌接合具に二つの
平行な溝部が有るため、キヤビネツト構成板の同一端面
に二枚の板状体の隣接箇所を着脱自在に接合することが
できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るキヤビネツトにおける板
状体の接合構造(以下「本発明構造」という)を図面に
示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明構造の第
1〜3実施例を適用した便器施工用キヤビネツト31を
分解して示す斜視図である。左の側板2と前面パネル1
8,19との接合には、本発明構造の第1実施例(図2
参照)が適用されている。左の中仕切板4と前面パネル
18,19との接合には、本発明構造の第2実施例(図
3参照)が適用されている。右の中仕切板5と前面パネ
ル12との接合には、本発明構造の第3実施例(図4参
照)が適用されている。本実施例の便器施工用キヤビネ
ツト31において、本発明構造の第1〜3実施例が適用
された箇所以外の構造は、前記従来の便器施工用キヤビ
ネツト1(図7及び図8参照)と実質的に同一であり、
同一符号は同一部材を示している。
【0015】(第1実施例)図2は本発明構造の第1実
施例を示すものであり、(A)は非接合状態を示す平面
図、(B)は同側面図、(C)は接合状態を示す側面図
である。本実施例の特徴は、キヤビネツト開口部となる
配管用空間Sを形成するの側板2の端面2aに外嵌接合
具32が取付けられ、板状体である前面パネル18,1
9の裏面側縁に内嵌接合具33が取付けられ、外嵌接合
具32と内嵌接合具33との嵌合により、側板2に前面
パネル18,19を着脱自在に接合できるようにしたこ
とである。
【0016】前記外嵌接合具32は、軟質のゴム又は合
成樹脂等の弾性素材から成形され、溝開口部32bを弾
性の外湾曲した係止壁32c,32cで形成した溝部3
2aを有するものであり、基部32dから係止壁32
c,32cを突設してある。外嵌接合具32は、側板2
の端面2aに、基部32dの裏面が両面粘着テープ34
又は接着剤で取付けられる。外嵌接合具32は、その幅
Eが、側板2の端面2aから側板2の両外側面2b,2
bより外方へ突出しないか、又は突出しても若干量とな
るように成形されている。外嵌接合具32は、側板2の
端面2aの取付け全域に取付けられるように長尺に成形
されるか、又は端面2aの適所に取付けられるように短
尺に成形される。
【0017】前記内嵌接合具33は、硬質のゴム又は合
成樹脂等の素材から成形され、前記外嵌接合具32の溝
部32aへ嵌脱自在に嵌入して係止壁32c,32cに
係合する突起33aと、突起33aと基部33bとを連
結するくびれた連結部33cとを有するものである。内
嵌接合具33は、前面パネル18,19の裏面側縁に、
基部33bの裏面が両面粘着テープ34又は接着剤で取
付けられる。内嵌接合具33は、前面パネル18,19
の裏面側縁の取付け全域に取付けられるように長尺に成
形されるか、又は適所に取付けられるように短尺に成形
される。
【0018】本実施例は、外嵌接合具32の溝開口部3
2bに内嵌接合具33の突起33aを係止壁32c,3
2cの弾性力に抗して押圧すると、溝部32a内に突起
33aを内嵌して、外嵌接合具32と内嵌接合具33と
を接合させる(同図(C)参照)。逆に、接合された内
嵌接合具33を外嵌接合具32の係止壁32c,32c
の弾性力に抗して引き抜くと、外嵌接合具32と内嵌接
合具33とが分離する(同図(A)(B)参照)。この
外嵌接合具32と内嵌接合具33との接合・分離によ
り、側板2と前面パネル18,19とを着脱自在に接合
できる。また、外嵌接合具32は、側板2の端面2aか
ら側板2の外側面の外方へ突出しないか、又は突出して
も若干量となるように成形されているため、キヤビネツ
ト開口部である配管用空間Sを狭くすることがない。
【0019】本実施例は、外嵌接合具32の溝部32a
が弾性の係止壁32c,32cで形成されているため、
外嵌接合具32及び/又は内嵌接合具33の取付け位置
が所定位置から若干ズレても外嵌接合具32と内嵌接合
具33とを接合することができる。本実施例は、図1に
示す如く、中仕切板4の端面4aの下半部と前面パネル
19との間,及び前面パネル18と天板9との間にも適
用される。
【0020】なお、図示は省略したが、キヤビネツト開
口部を形成するキヤビネツト構成板の端面の全周と該キ
ヤビネツト開口部を覆蓋する板状体の裏面側縁全周と
は、本実施例の外嵌接合具32及び内嵌接合具33とを
用いて、密閉状態に接合することができる。更に、側板
2の端面2aに内嵌接合具33を取付けると共に、板状
体である前面パネル18,19の裏面側縁に外嵌接合具
32を取付けて、内嵌接合具33と外嵌接合具32とを
接合・分離できるようにすることも可能である。
【0021】(第2実施例)図3は本発明構造の第2実
施例を示すものであり、(A)は非接合状態を示す平面
図、(B)は同側面図、(C)は接合状態を示す側面図
である。本実施例の特徴は、キヤビネツト開口部となる
配管用空間S及びタンク収納空間Dを形成する中仕切板
4の端面4aの上半部に外嵌接合具36が取付けられ、
板状体である前面パネル18,12の裏面側縁の夫々に
内嵌接合具37が取付けられ、外嵌接合具36と内嵌接
合具37,37との嵌合により、中仕切板4に前面パネ
ル18,12を着脱自在に接合できるようにしたことで
ある。
【0022】前記外嵌接合具36は、軟質のゴム又は合
成樹脂等の弾性素材から成形され、二つの平行な溝開口
部36b,36bを弾性の外湾曲した係止壁36c,3
6cと平板状の中仕切壁36eで形成した平行な溝部3
6a,36aを有するものであり、基部36dから係止
壁36c,36c及び中仕切壁36eを突設してある。
外嵌接合具36は、中仕切板4の端面4aに、基部36
dの裏面が両面粘着テープ34又は接着剤で取付けられ
る。外嵌接合具36は、その幅Fが、中仕切板4の端面
4aから中仕切板4の外側面4b,4bの外方へ若干突
出するか、又は全く突出しないように形成されている。
外嵌接合具36は、中仕切板4の端面4aの上半部全域
に取付けられるように長尺に成形されるか、又は端面4
aの適所に取付けられるように短尺に成形される。
【0023】前記内嵌接合具37は、硬質のゴム又は合
成樹脂等の素材から成形され、前記外嵌接合具36の溝
部36aへ嵌脱自在に嵌入して係止壁36cに係合する
突起37aと、突起37aと基部37bとを連結するく
びれた連結部37cとを有するものである。各内嵌接合
具37は、前面パネル18,12の裏面側縁に、基部3
7bの裏面が両面粘着テープ34又は接着剤で取付けら
れる。各内嵌接合具37は、前面パネル18,12の裏
面側縁の縦長手全域に取付けられるように長尺に成形さ
れるか、又は適所に取付けられるように短尺に成形され
る。
【0024】本実施例は、外嵌接合具36の各溝開口部
36bに内嵌接合具37の突起37aを係止壁36cの
弾性力に抗して押圧すると、外嵌接合具36の溝部36
a内に突起37aを内嵌して、外嵌接合具36と内嵌接
合具37,37とを接合させる。逆に、接合された内嵌
接合具37を係止壁36cの弾性力に抗して引き抜く
と、外嵌接合具36と内嵌接合具37とが分離する。こ
の外嵌接合具36と内嵌接合具37,37との接合・分
離により、中仕切板4と二枚の前面パネル18,12と
を着脱自在に接合できる。また、外嵌接合具36は、中
仕切板4の端面4aから中仕切板4の外側面4b,4b
の外方へ若干突出しているか、又は全く突出しないよう
に形成されているため、配管用空間S及びタンク収納空
間Dのキヤビネツト開口部を狭くすることがない。
【0025】本実施例は、外嵌接合具36の溝部36
a,36aが弾性の係止壁36c,36cで形成されて
いるため、外嵌接合具36及び/又は内嵌接合具37の
取付け位置が所定位置から若干ズレても外嵌接合具36
と内嵌接合具37とを接合することができる。
【0026】なお、図示は省略したが、本実施例の外嵌
接合具36をキヤビネツト開口部を形成するキヤビネツ
ト構成板の端面の全周に取付けると共に、本実施例の内
嵌接合具37を板状体の裏面側縁全周に取付けた場合に
は、外嵌接合具36と内嵌接合具37との接合により、
キヤビネツト開口部を密閉状態に覆蓋することができ
る。
【0027】(第3実施例)図4は本発明構造の第3実
施例を示すものであり、(A)は非接合状態を示す平面
図、(B)は接合状態を示す平面図、(C)は非接合状
態を示す側面図である。本実施例の特徴は、キヤビネツ
ト開口部となるタンク収納空間D及び収納空間cを形成
する中仕切板5の端面5aに外嵌接合具39が取付けら
れ、板状体である前面パネル12の裏面側縁に、内嵌接
合具37が取付けられ、外嵌接合具36と内嵌接合具3
7との嵌合により、中仕切板5に前面パネル12を着脱
自在に接合できるようにすると共に、外嵌接合具39に
開閉扉20を当接させて前面パネル12と開閉扉20と
を面一にできるようにしたことである。
【0028】前記外嵌接合具39は、軟質のゴム又は合
成樹脂等の弾性素材から成形され、溝開口部39bを弾
性の外湾曲した係止壁39cと中空壁39eで形成した
溝部39aを有するものであり、基部39dから係止壁
39c及び中空壁39eを突設してある。外嵌接合具3
9は、中仕切板5の端面5aに、基部39dの裏面が両
面粘着テープ34又は接着剤で取付けられる。外嵌接合
具39は、その幅Gが、中仕切板5の端面5aから中仕
切板5の外側面5b,5bの外方へ若干突出するか、又
は全く突出しないように成形されている。外嵌接合具3
9は、中仕切板5の端面5aの上半部全域に取付けられ
るように長尺に成形されるか、又は端面5aの適所に取
付けられるように短尺に成形される。なお、外嵌接合具
39は、溝部39aを形成する中空壁39eを中実壁
(図示は省略)で形成することも可能である。
【0029】前記内嵌接合具37は、硬質のゴム又は合
成樹脂等の素材から成形され、前記外嵌接合具39の溝
部39aへ嵌脱自在に嵌入して係止壁39cに係合する
突起37aと、突起37aと基部37bとを連結するく
びれた連結部37cとを有するものである。内嵌接合具
37は、前面パネル12の裏面側縁に、基部37bの裏
面が両面粘着テープ34又は接着剤で取付けられる。内
嵌接合具37は、前面パネル12の裏面側縁の縦長手全
域に取付けられるように長尺に成形されるか、又は適所
に取付けられるように短尺に成形される。
【0030】本実施例は、外嵌接合具39の各溝開口部
39bに内嵌接合具37の突起37aを係止壁39cの
弾性力に抗して押圧すると、外嵌接合具39の溝部39
a内に突起37aを内嵌して、外嵌接合具39と内嵌接
合具37とを接合させる。逆に、接合された内嵌接合具
37を係止壁39cの弾性力に抗して引き抜くと、外嵌
接合具39と内嵌接合具37とが分離する。この外嵌接
合具39と内嵌接合具37との接合・分離により、中仕
切板5と前面パネル12とを着脱自在に接合できる。ま
た、外嵌接合具39は、中仕切板5の端面5aから中仕
切板5の外側面5b,5bの外方へ若干突出している
か、又は全く突出しないように成形されているため、タ
ンク収納空間D及び収納空間Cの各開口部を狭くするこ
とがない。
【0031】前記開閉扉20は、中仕切板5と前面パネ
ル12とが接合されている状態で閉じると、外嵌接合具
39の中空壁39eに扉裏面側縁が当接して、前面パネ
ル12と面一の状態となる(同図(B)参照)。
【0032】本実施例は、外嵌接合具39の溝部39a
が弾性の係止壁39cで形成されているため、外嵌接合
具39及び/又は内嵌接合具37の取付け位置が所定位
置から若干ズレても外嵌接合具39と内嵌接合具37と
を接合することができる。
【0033】なお、図示は省略したが、本実施例の外嵌
接合具39をキヤビネツト開口部を形成するキヤビネツ
ト構成板の端面の全周に取付けると共に、本実施例の内
嵌接合具37を板状体の裏面側縁全周に取り付けた場合
には、外嵌接合具39と内嵌接合具37との接合によ
り、キヤビネツト開口部を密閉状態に覆蓋することがで
きる。
【0034】(第4実施例)図5は本発明構造の第4実
施例を示すものであり、(A)は非接合状態を示す平面
図、(B)は同側面図である。本実施例が図2に示す第
1実施例と相違する所は、外嵌接合具32の基部32d
からキヤビネツト31の外側に向つて弾性の間隙覆蓋用
帯状片32fを突設した点である。この相違点以外の構
成及び機能は、前記第1実施例と実質的に同一である。
【0035】本実施例にあつては、キヤビネツト31の
外側に向つて突設する間隙覆蓋用帯状片32fを隣接す
る施工壁面W等に当接するだけで、キヤビネツト31の
外側に形成されている間隙Hを覆蓋することができる。
間隙覆蓋用帯状片32fは、この間隙Hが狭いときで
も、弾性変形して隣接する施工壁面W等に当接する。
【0036】(第5実施例)図6は本発明構造の第5実
施例を示すものであり、(A)は非接合状態を示す平面
図、(B)は同側面図、(C)は接合状態を示す側面図
である。本実施例の特徴は、キヤビネツト開口部Jを形
成するキヤビネツト構成板44の端面44aに外嵌接合
具42が取付けられ、キヤビネツト開口部Jを覆蓋する
板状体45裏面側縁に内嵌接合具43が取付けられ、外
嵌接合具42と内嵌接合具43との嵌合により、キヤビ
ネツト構成板44に板状体45を着脱自在に接合できる
ようにしたことである。
【0037】前記外嵌接合具42は、軟質のゴム又は合
成樹脂等の弾性素材から成形され、溝開口部42bを弾
性の外湾曲した係止壁42c,42cで形成した溝部4
2aを有するものであり、基部42dから係止壁42
c,42cを突設してある。外嵌接合具42は、キヤビ
ネツト構成板44の端面44aに、基部42dがビス又
は釘等の止付具46で取付けられる。外嵌接合具42
は、その幅Kが、キヤビネツト構成板44の端面44a
からキヤビネツト構成板44の外側面44b,44bの
外方へ突出しないか、又は突出しても若干量となるよう
に形成されている。外嵌接合具42は、キヤビネツト構
成板44の端面44aの長手全域に取付けられるように
長尺に成形されるか、又は端面44aの適所に取付けら
れるように短尺に成形される。
【0038】前記内嵌接合具43は、金属又は合成樹脂
等の素材から成形されビスからなり、前記外嵌接合具4
2の溝部42aへ嵌脱自在に嵌入して係止壁42c,4
2cに係合する突起43aと、突起43aとねじ込み部
43bとの接合部に形成したくびれ部43cとを有する
ものである。内嵌接合具43は、板状体45の裏面側縁
の適所に、ねじ込まれて取付けられる。
【0039】本実施例は、外嵌接合具42の溝開口部4
2bに内嵌接合具43の突起43aを係止壁42c,4
2cの弾性力に抗して押圧すると、外嵌接合具42の溝
部42a内に突起43aを内嵌して、外嵌接合具42と
内嵌接合具43とを接合させる。逆に、接合された内嵌
接合具43を係止壁42c,42cの弾性力に抗して引
き抜くと、外嵌接合具42と内嵌接合具43とが分離す
る。この外嵌接合具42と内嵌接合具43との接合・分
離により、キヤビネツト構成板44と板状体45とを着
脱自在に接合できる。また、外嵌接合具42は、キヤビ
ネツト構成板44の端面44aからキヤビネツト構成板
44の外側面44b,44bの外方へ突出しないか、又
は突出しても若干量となるように成形されているため、
キヤビネツト開口部を狭くすることがない。
【0040】本実施例は、外嵌接合具42の溝部42a
が弾性の係止壁42c,42cで形成されているため、
外嵌接合具42及び/又は内嵌接合具43の取付け位置
が所定位置から若干ズレても外嵌接合具42と内嵌接合
具43とを接合することができる。
【0041】なお、図示は省略したが、キヤビネツト開
口部Jを形成するキヤビネツト構成板44の端面44a
に内嵌接合具43を取付けると共に、板状体45の裏面
側縁に外嵌接合具42を取付けて、内嵌接合具43と外
嵌接合具42とを接合・分離できるようにすることも可
能である。更に、内嵌接合具として前記第1実施例の内
嵌接合具33を用いることも可能である。
【0042】前記第1〜5実施例に示す本発明構造は、
図1に示す便器施工用キヤビネツト31に適用するもの
に限定されるものではなく、台所用キヤビネツトや洗面
キヤビネツト等に適用することも勿論可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明は、次の如き優
れた効果を有する。 請求項1〜3記載の本発明にあつては、キヤビネツト
構成板の端面に外嵌接合具又は内嵌接合具が取付けられ
るため、外嵌接合具又は内嵌接合具がキヤビネツト開口
部に突出する寸法をゼロ又は非常に小さくすることがで
きる。その結果、本発明は、キヤビネツト開口部から奥
側に形成された空間の有効利用が図れ、この空間におけ
る施工や保守点検の作業性が向上する優れた効果を有す
る。
【0044】請求項1〜3記載の本発明にあつては、
外嵌接合具の溝部が弾性の係止壁で形成されているた
め、外嵌接合具及び/又は内嵌接合具の取付け位置が所
定位置から若干ズレても外嵌接合具と内嵌接合具とを接
合することができるため、キヤビネツトの組み立て作業
性が向上する。
【0045】請求項2記載の本発明にあつては、キヤ
ビネツトの外側に向つて突設する間隙覆蓋用帯状片を隣
接する施工壁面等に当接するだけで、キヤビネツトの外
側に形成されている間隙を覆蓋することができるため、
この間隙の覆蓋が簡単にできる。更に、この間隙が狭い
ときでも、間隙覆蓋用帯状片は弾性変形して隣接する施
工壁面等に当接させることができるため、特別な調節作
業を必要としない。 請求項3記載の本発明にあつては、キヤビネツト構成
板の端面に一つの外嵌接合具を取付けるだけで、キヤビ
ネツト構成板の同一端面に二枚の板状体の隣接箇所を着
脱自在に接合することができるため、キヤビネツトの組
み立て作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明構造の第1〜3実施例を適用した便器施
工用キヤビネツトを分解して示す斜視図である。
【図2】本発明構造の第1実施例を示すものであり、
(A)は非接合状態を示す平面図、(B)は同側面図、
(C)は接合状態を示す側面図である。
【図3】本発明構造の第2実施例を示すものであり、
(A)は非接合状態を示す平面図、(B)は同側面図、
(C)は接合状態を示す側面図である。
【図4】本発明構造の第3実施例を示すものであり、
(A)は非接合状態を示す平面図、(B)は接合状態を
示す平面図、(C)は非接合状態を示す側面図である。
【図5】本発明構造の第4実施例を示すものであり、
(A)は非接合状態を示す平面図、(B)は同側面図で
ある。
【図6】本発明構造の第5実施例を示すものであり、
(A)は非接合状態を示す平面図、(B)は同側面図、
(C)は接合状態を示す側面図である。
【図7】従来のキヤビネツトにおける板状体の接合構造
を分解して示す斜視図である。
【図8】従来のキヤビネツトの組立てられた全体を示す
斜視図である。
【符号の説明】
31…キヤビネツト 2a,4a,5a…キヤビネツト構成板の端面 12,18,19…板状体 32,36,42…内嵌接合具 32a,36a,42a…溝部 32b,36b,42b…溝開口部 32c,36c,42c…係止壁 33,37,43…外嵌接合具 33a,37a,43a…突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キヤビネツトに、キヤビネツト開口部を
    覆蓋する板状体を着脱自在に接合する構造において、前
    記キヤビネツト開口部を形成するキヤビネツト構成板の
    端面又は前記板状体の一方に、溝開口部を弾性の係止壁
    で形成した溝部を有する外嵌接合具が取付けられ、他方
    に、上記溝部へ嵌脱自在に嵌入して係止壁に係合する突
    起を有する内嵌接合具が取付けられ、外嵌接合具の溝部
    に内嵌接合具の突起を内嵌させて、キヤビネツト構成板
    に板状体を着脱自在に接合できるようにしたことを特徴
    とするキヤビネツトにおける板状体の接合構造。
  2. 【請求項2】 前記外嵌接合具は前記キヤビネツトの外
    側に向つて弾性の間隙覆蓋用帯状片が突設されている請
    求項1記載のキヤビネツトにおける板状体の接合構造。
  3. 【請求項3】 キヤビネツトに、キヤビネツト開口部を
    覆蓋する板状体を着脱自在に接合する構造において、前
    記キヤビネツト開口部を形成するキヤビネツト構成板の
    端面に、溝開口部を弾性の係止壁で形成した溝部の二つ
    を平行に有する外嵌接合具が取付けられ、前記板状体の
    二枚に、上記溝部へ嵌脱自在に嵌入して係止壁に係合す
    る突起を有する内嵌接合具が夫々取付けられ、外嵌接合
    具の溝部の一方に一方の板状体の内嵌接合具の突起を内
    嵌させると共に外嵌接合具の溝部の他方に他方の板状体
    の内嵌接合具の突起を内嵌させて、キヤビネツト構成板
    に板状体の夫々を着脱自在に接合できるようにしたこと
    を特徴とするキヤビネツトにおける板状体の接合構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020049173A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 Dicデコール株式会社 収納構造

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