JPH07265046A - チップペーパ用予備乾燥装置 - Google Patents

チップペーパ用予備乾燥装置

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JPH07265046A
JPH07265046A JP6063706A JP6370694A JPH07265046A JP H07265046 A JPH07265046 A JP H07265046A JP 6063706 A JP6063706 A JP 6063706A JP 6370694 A JP6370694 A JP 6370694A JP H07265046 A JPH07265046 A JP H07265046A
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伸二 小倉
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    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/14Machines of the continuous-rod type
    • A24C5/31Machines of the continuous-rod type with special arrangements coming into operation during starting, slowing-down or breakdown of the machine, e.g. for diverting or breaking the continuous rod
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/47Attaching filters or mouthpieces to cigars or cigarettes, e.g. inserting filters into cigarettes or their mouthpieces
    • A24C5/471Attaching filters or mouthpieces to cigars or cigarettes, e.g. inserting filters into cigarettes or their mouthpieces by means of a connecting band
    • A24C5/472Applying adhesives to the connecting band

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造機の運転状態に関係なく、最適な糊の予
備乾燥状態を得ることができるチップペーパ用予備乾燥
装置を提供する。 【構成】 この発明は、裏面に糊が塗布された状態で走
行するチップペーパを、表面から熱を与えて、糊を予備
的に乾燥させるフィルタ付きシガレット製造機のチップ
ペーパ用予備乾燥装置において、チップペーパpの走行
レベルを一定に維持する一対の固定ガイド30,34
と、これら固定ガイド間に配置され、チップペーパの表
面に向けて熱を与えるヒータアッセンブリ32とを備え
て構成されている。そして、このヒータアッセンブリ
は、チップペーパの表面に対して接離可能に設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルタ付きシガレ
ットの製造システムにおいて、そのフィルタアタッチメ
ントに組み込まれるチップペーパ用予備乾燥装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フィルタアタッチメントは、シガレット
とフィルタとにチップペーパを巻き付けて、フィルタ付
きシガレットを製造する装置であり、それ故、フィルタ
アタッチメントには、チップペーパに糊を塗布する工程
の後に、糊を予備的に乾燥させるための予備乾燥装置が
組み込まれている。
【0003】この予備乾燥装置は、糊付け装置の直下流
側に設けられた固定ヒータからなり、この固定ヒータ
は、チップペーパの搬送面を規定するガイドプレートの
表面に発熱シートを張り付けて構成されている。この予
備乾燥装置によれば、搬送面上を走行する糊付けされた
チップペーパに一定量の熱量を与えて、糊を予備的に乾
燥させ、シガレットとフィルタとにチップペーパを巻き
付けるときの最適な糊の予備乾燥状態を作り出してい
る。
【0004】
【発明が解決するための課題】しかしながら、上述のよ
うに一定量の熱を与える方法では、製造機の運転状態が
変化した場合に対応できなくなる。すなわち、チップペ
ーパのヒータ上を通過する走行速度が変化すると、チッ
プペーパに供給される単位面積あたりの熱量が変化し
て、糊の予備乾燥状態が変化することになる。
【0005】したがって、チップペーパの走行速度が設
定速度より低速側に変化すると、糊が乾きすぎることに
なり、また、走行速度が高速側に変化すると、糊の乾燥
が不十分となることから、シガレットとフィルタとにチ
ップペーパを巻き付ける際、チップペーパの巻き付け不
良が発生する等の不具合がある。この発明は、上述した
問題を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、製造機の運転状態が変化した場合に、チップ
ペーパに与える熱量を変化させることができ、最適な糊
の予備乾燥状態を得ることができるチップペーパ用予備
乾燥装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、裏面に糊が
塗布された状態で走行するチップペーパを、表面から熱
を与えて、糊を予備的に乾燥させるフィルタ付きシガレ
ット製造機のチップペーパ用予備乾燥装置において、チ
ップペーパの走行レベルを一定に維持する一対の固定ガ
イドと、これら固定ガイド間に配置され、チップペーパ
の表面に向けて熱を与えるヒータアッセンブリとを備
え、このヒータアッセンブリは、チップペーパの表面に
対して接離可能に設けられていることを特徴とする。
【0007】好ましくは、チップペーパの走行速度に応
じて、チップペーパ表面とヒータアッセンブリとの間の
距離を変化させる間隔変更手段を備えている。具体的に
は、前記間隔変更手段はヒータアッセンブリを移動させ
るアクチュエータを備え、アクチュエータは前記ヒータ
アッセンブリをチップペーパの表面に接近する際、ヒー
タアッセンブリの接近速度を減速させる減速機構を備え
ている。
【0008】
【作用】上述したチップペーパ用予備乾燥装置によれ
ば、ヒータアッセンブリをチップペーパの表面に対して
接離させることができる。間隔変更手段により、チップ
ペーパの走行速度に応じてチップペーパの表面とヒータ
アッセンブリとの間の距離を変化させることができる。
すなわち、ヒータアッセンブリは、チップペーパの走行
が停止しているとき、チップペーパの表面から最も離れ
た離間位置に位置付けられる一方、チップペーパの走行
が低速から高速に変化するとき、前記離間位置側からチ
ップペーパの表面に最も近づいた接近位置まで移動され
る。
【0009】また、ヒータアッセンブリがチップペーパ
の表面に接近する際、減速機構により、ヒータアッセン
ブリの接近速度が減速される。
【0010】
【実施例】図1を参照すると、フィルタ付きシガレット
を製造するフィルタアタッチメントが概略的に示されて
いる。このフィルタアタッチメントは基台フレーム1を
備えており、この基台フレーム1の右側部分にはドラム
列2が配置されている。このドラム列2は図1でみて右
側から左側に延び、その左端はチップペーパ片の巻付け
部3に連なっている。ドラム列2は多数のドラムからな
り、各ドラムの外周面には等間隔を存して多数の溝が設
けられている。ドラム列2の右端に位置する溝付きドラ
ムには、図示しない巻上機にて製造された紙巻たばこ2
本分のたばこロッドが供給されるようになっている。
【0011】ドラム列2に供給されたたばこロッドは、
ドラム列2の各溝付きドラムの回転により、順次左側に
位置する溝付きドラムの溝に移し変えられ、そして、巻
付け部3に向けて搬送される。ここで、ドラム列2の途
中にある溝付きドラムには回転ナイフ4が備えられてお
り、この回転ナイフ4は、その溝付きドラムの回転によ
り、搬送されてくるたばこロッドを個々の紙巻たばこに
切断する。更に、この後、切断して得た2本の紙巻たば
こ間には、これらが前述した巻付け部3に向けて搬送さ
れる過程で、所定の間隔が確保されるようになってい
る。
【0012】図2を参照すると、たばこロッドから個々
の紙巻たばこを形成し、そして、これら紙巻たばこ間に
所定の間隔を形成するまでの処理の流れが図2中A1領
域で示されている。図2中、TR,TSはたばこロッド、
紙巻たばこをそれぞれ示している。一方、図1に示され
ているように、ドラム列2の上方にはホッパ5が配置さ
れており、このホッパ5には図示されていないけれども
多数のフィルタロッドが収容されている。ホッパ5とド
ラム列2との間は、ドラム列2と同様なドラム列6によ
って接続されており、ドラム列6はホッパ5内のフィル
タロッドを1本ずつ取り出し、そして、個々のフィルタ
ロッドを所定長さのフィルタプラグに等分して切断した
後、これらフィルタプラグをドラム列2上の紙巻たばこ
間に供給可能となっている。具体的には、ホッパ5の直
下にあるドラム列6の溝付きドラムには例えば2枚の回
転ナイフ7が備えられており、これら回転ナイフ7はそ
の溝付きドラムの回転に伴いフィルタロッドが搬送され
てきたとき、フィルタロッドを3個に等分して切断す
る。
【0013】また、回転ナイフ7を備えた溝付きドラム
よりも下流側にある1つの溝付きドラムは、いわゆるグ
レーディングドラムとして構成されている。このグレー
ディングドラムは1本のフィルタロッドから得た3個の
フィルタプラグをその搬送方向に順次整列させる機能を
有しており、これにより、ドラム列6の下流端からは1
個ずつのフィルタプラグがドラム列2に供給されること
になる。ここで、ドラム列2に供給されるフィルタプラ
グは、2本の紙巻たばこ間に既に確保されている間隔の
部位に配置され、この後、フィルタプラグは2本の紙巻
たばこと共に巻付け部3に向けて搬送される。
【0014】図2中A2領域は、フィルロッドから個々
のフィルタプラグを得て、そして、1個のフィルタプラ
グを2本の紙巻たばこTS間に配置するまでの処理の流
れを示している。なお、図2中、FR,FPはフィルタロ
ッド、フィルタプラグをそれぞれ示しており、フィルタ
プラグFPは紙巻たばこTSに装着されるべきフィルタチ
ップ2本分の長さを有している。
【0015】ドラム列2上で、その中央にフィルタプラ
グFPが配置された2本の紙巻たばこTSは、そのドラム
列の終端部分の溝付きドラム上において、フィルタプラ
グFPの両端に密着するように移動されるようになって
おり、その処理は図2中A3領域で示されている。従っ
て、ドラム列2から巻付け部3へは2本の紙巻たばこT
S間に1個のフィルタプラグFPが位置した状態で、これ
らが供給されることになる。
【0016】一方、巻付け部3には、糊付けされたチッ
プペーパ片もまた供給されるようになっており、その供
給装置は図1中、基台フレーム1の左端上部から巻付け
部3に亘って配置されている。先ず、供給装置の上流側
から説明すると、上流には一対のロール8,8’が備え
られており、これらロール8,8’は、長尺なチップペ
ーパPを巻回したものである。なお、チップペーパPの
幅はフィルタプラグFPの長さよりも十分に長く設定さ
れている。
【0017】図1に示した状態では、ロール8’からチ
ップペーパPが繰り出されており、繰り出されたチップ
ペーパPは供給経路を規定する多数のガイドローラ9に
より案内されながら、巻付け部3に向けて導かれてい
る。供給経路の途中には、ロール8,8’側に位置して
チップペーパPの蓄積部10が配置されており、この蓄
積部10は、フィルタアタッチメントの運転停止時など
において、巻付け部3側でのチップペーパPつまりチッ
プペーパ片の供給速度と、ロール側でのチップペーパP
の繰り出し速度との間の差を吸収したり、また、チップ
ペーパPの接続時などにおいて、予めチップペーパPを
一時的に蓄えておくために設けられている。
【0018】ここで、チップペーパPの接続に関して説
明すると、蓄積部10の上流側に位置して接続部11が
配置されており、この接続部11には他方のロール8か
ら繰り出されたチップペーパPの先端が予め導かれてい
る。従って、蓄積部10にある程度の量のチップペーパ
Pが蓄えてあれば、一方のロール8’のチップペーパP
が無くなって、その終端が接続部11に達したとき、終
端側の供給を止めた状態で、この終端に他方のロール8
から繰り出されているチップペーパPの先端を接続で
き、この接続の際にも蓄積部10からチップペーパPの
供給を継続することができる。
【0019】チップペーパPの供給経路において、巻付
け部3側には糊付け装置12が配置されており、この糊
付け装置12は、図示しない糊容器内の糊にその一部が
浸かりながら回転する糊供給ローラ13と、一方におい
て糊供給ローラ13に転接され、他方においてはチップ
ペーパPの一方の面に転接されている糊転写ローラ14
から構成されている。従って、糊容器から糊供給ローラ
13に付着した糊は、糊供給ローラ13と糊転写ローラ
14とが互いに転接していることから、所定の厚みとな
って糊転写ローラ14に移し変えられ、そして、この糊
転写ローラ14からチップペーパPの一方の面に転写さ
れることになる。なお、糊付け装置12は、特開昭63
−43077号公報に記載のものであってもよい。
【0020】更に、糊付け装置12の直上流及び直下流
側にはプレヒータ15及びポストヒータ16がそれぞれ
配置されており、図1から明らかなように、プレヒータ
15はチップペーパPの糊付けされるべき面を加熱し、
これに対し、ポストヒータ16はチップペーパPの糊付
け面とは反対側の面を加熱するものとなっている。これ
により、その糊付け面を効果的に予備乾燥させることが
できる。このポストヒータに関しては後述する。
【0021】そして、チップペーパPの供給経路には、
その終端に位置して裁断装置18が配置されており、こ
の裁断装置18は、糊付け後のチップペーパPを所定長
さずつのチップペーパ片に裁断可能となっている。即
ち、裁断装置18は主として、その外周面が負圧による
吸引面として形成された受けドラムとしてのコークドラ
ム19と、このコークドラム19の近傍に位置した刃付
きドラムユニット20とから構成されており、これらは
互いに逆向きに同一の周速で回転駆動可能となってい
る。従って、糊付けされたチップペーパPがコークドラ
ム19に達すると、チップペーパPはその糊付け面とは
反対側の面がコークドラム19の吸引面に吸い付けら
れ、そして、コークドラム19の回転とともに巻付け部
3に向けて供給される。一方、図1には図示されていな
いけれども、刃付きドラムユニット20の外周面には周
方向に等間隔を存して裁断刃が設けられており、従っ
て、コークドラム19の吸引面上を搬送されるチップペ
ーパPは刃付きドラムユニット20の各裁断刃により裁
断されて、チップペーパ片となり、この後、チップペー
パ片はコークドラム19の回転に伴い、巻付け部3に向
けて供給される。
【0022】ここで、巻付け部3は、前述したドラム列
2の終端に位置する溝付きドラムに連なるようにして配
置され、ドラム列2から供給される2本の紙巻たばこT
S及びその中央に位置したフィルタプラグFPを受け取
り、そして、これらをコークドラム19との間で転動さ
せながら、巻付け部3から図1中左方に延びるドラム列
21に供給する機能を有している。
【0023】従って、巻付け部3に2本の紙巻たばこT
S及びフィルタプラグFPが供給されると同時に、コーク
ドラム19からチップペーパ片が2本の紙巻たばこTS
に跨るようにして供給されると、チップペーパ片はフィ
ルタプラグFP及びこのフィルタプラグFP側に位置する
2本の紙巻たばこの端部に接着され、そして、これら紙
巻たばこ及びフィルタプラグが前述したようにして転動
する際、これらにチップペーパ片が巻付けられて、2本
の紙巻たばこ及びフィルタプラグは相互に接続され、こ
の結果、連続した2本分のフィルタ付きシガレットが得
られることとなる。
【0024】なお、チップペーパ片が紙巻たばこ及びフ
ィルタプラグに接着される際、コークドラム19側の吸
引力は解除されるようになっている。また、図2中、A
4領域は、巻付け部3へのチップペーパ片の供給から、
このチップペーパ片の巻付けまでの処理の流れを示して
おり、PCはチップペーパ片を示し、そして、このチッ
プペーパ片PCの糊付け面は斜線を施して示してある。
【0025】この後、連続した2本分のフィルタ付きシ
ガレットは、ドラム列21の各溝付きドラム上を搬送さ
れる過程において、1つの溝付きドラムに備えられてい
る回転ナイフ22により、そのフィルタプラグの中央か
ら切断されて、個々のフィルタ付きシガレットとなり、
そして、フィルタ付きシガレットは、その向きが揃えら
れて、搬送コンベアに移し変えられ、この搬送コンベア
により後段の包装機に向けて供給される。このような処
理の流れは、図2中A5領域で示されている。なお、図
2中、FCはフィルタプラグFPを切断して得たフィルタ
チップを示している。
【0026】次に、図3および図4を参照すると、前述
したポストヒータ16(予備乾燥装置)が詳図されてお
り、以下にポストヒータ16の構成について詳細に説明
する。図3を参照すると、ポストヒータ16は、固定ガ
イド30、可動ヒータアッセンブリ32(以下単に可動
ヒータ32とする)および固定ヒータアッセンブリ34
(以下単に固定ヒータ34とする)から構成されてお
り、チップペーパPの走行方向で見て上流側から固定ガ
イド30、可動ヒータ32、固定ヒータ34の順序で配
列されている。
【0027】固定ガイド30および固定ヒータ34は、
上述の基台フレーム1に図示しない支持アームを介して
取り付けられており、これらの上面には、チップペーパ
Pの搬送面が形成されている。そして、これらの搬送面
上には、チップペーパPの糊付けされていない側の面が
案内されており、チップペーパPの走行レベルが常に一
定に維持されるようになっている。
【0028】一方、可動ヒータ32は、たとえば、空圧
式のアクチュエータ36を介して基台フレーム1に取り
付けられており、固定ガイド30および固定ヒータ34
の間に配置されている。そして、可動ヒータ32は、ア
クチュエータ36に駆動されてチップペーパPの走行レ
ベルに対して接離可能となっている。すなわち、可動ヒ
ータ32は、図3で実線で示される離間位置と、2点鎖
線で示される接近位置との間で上下動されるようになっ
ている。
【0029】図4に示すように、アクチュエータ36
は、基台フレーム1から水平に延びた支持アーム39に
取り付けられており、その駆動ロッド38は、下方に向
けて伸縮可能となっている。そして、駆動ロッド38の
下端には、支持部37を介して可動ヒータ32が接続さ
れている。アクチュエータ36は、図示しないエア供給
源からエア圧の供給を受けると、その駆動ロッド38が
上下動されるようになっており、駆動ロッド38と共に
可動ヒータ32が上下動されるようになっている。
【0030】アクチュエータ36の内部には、ばね緩衝
器40(減速機構)が設けられており、駆動ロッド38
の上端側にはストッパブロック41が取り付けられてい
る。この構成により、可動ヒータ32がチップペーパP
に接近する位置まで上昇されたとき、ストッパブロック
41がばね緩衝器40に当接することで、可動ヒータ3
2の接近速度が減速され、可動ヒータ32はチップペー
パPにソフトに接触することになり、可動ヒータ32の
接触によりチップペーパPの走行が乱されないようにな
っている。
【0031】可動ヒータ32は、ヒータフレーム42の
上に断熱部材43を介してヒータカートリッジ44を取
り付けたものであり、ヒータカートリッジ44内には、
円柱状のヒータ45が2本埋設されている。また、同様
にして、固定ヒータ34は、ヒータフレーム46の上に
断熱部材47を介してヒータカートリッジ48を取り付
けたものであり、ヒータカートリッジ48内には、円柱
状のヒータ49が2本埋設されている。したがって、可
動ヒータ32および固定ヒータ34は、その上面から発
熱するようになっている。なお、この実施例の場合、固
定ヒータ34より可動ヒータ32の方がヒータの発熱量
が大きく設定されており、また、固定ヒータ34の発熱
量は、チップペーパPの走行が停止した際、チップペー
パPを焦がさない程度に設定されている。
【0032】ポストヒータ16の作用について説明す
る。可動ヒータ32は、製造機の運転状態、すなわち、
チップペーパPの走行速度に応じて上下動されるように
なっている。具体的には、チップペーパPの走行が停止
されているとき、可動ヒータ32は、チップペーパPの
走行レベル位置より最も離れた離間位置に下降されてお
り、可動ヒータ32によりチップペーパPが焦げないよ
うになっている。
【0033】そして、チップペーパPの走行速度が低速
から高速に変化するのに応じて、可動ヒータ32は、チ
ップペーパPのレベル位置である接近位置まで上昇され
る。すなわち、チップペーパPの走行速度に応じて、可
動ヒータ32のチップペーパP表面に対する距離を変化
させ、可動ヒータ32のチップペーパPに与える熱量を
変化させている。
【0034】したがって、上述したポストヒータ16に
よれば、製造機の運転状態、すなわち、チップペーパP
の走行速度に応じて、チップペーパPに与える熱量を変
化させることができる。この結果、チップペーパPに塗
布された糊を適度な予備乾燥状態とすることができると
共に、チップペーパPの巻き付け不良を防止することが
できる。
【0035】また、固定ガイド30を備えたことで、チ
ップペーパPの走行レベルは常に一定のレベルに維持さ
れるから、前段の糊付け工程でチップペーパPに額縁模
様に糊を塗布し、後段の裁断工程で模様の位置に合わせ
てチップペーパPを裁断するタイプの製造機において
は、可動ヒータ32が上下動しても、模様の位置と切断
位置とがずれたりしない。
【0036】この発明は、上述した一実施例に制約され
るものではなく、種々の変形例が可能である。例えば、
図5を参照すると、ポストヒータ16の変形例が示され
ている。変形例のポストヒータ16’によれば、一対の
固定ガイド30間に上下動可能な2個の可動ヒータ3
2,32’が設けられている。また、図6を参照する
と、ポストヒータ16の別の変形例が示されている。
【0037】別の変形例のポストヒータ16’’によれ
ば、一対の固定ガイド30間に上下動可能な一個の可動
ヒータが設けられている。さらに、これらの変形例にお
いても、一実施例と同様な作用効果を奏することは言う
までもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のチップ
ぺーパ用予備乾燥装置によれば、ヒータアッセンブリを
チップペーパの表面に対して接離可能に設けられ、間隔
変更手段により、チップペーパの走行速度に応じてチッ
プペーパの表面とヒータアッセンブリとの間の距離を変
化させるようにした。すなわち、チップペーパの走行が
停止しているとき、ヒータアッセンブリをチップペーパ
の表面から最も離れた離間位置に位置付ける一方、チッ
プペーパの走行が低速から高速に変化するとき、ヒータ
アッセンブリを前記離間位置側からチップペーパの表面
に最も近づいた接近位置まで移動させることがきるか
ら、製造機の運転状態に応じて、ヒータアッセンブリの
チップペーパに与える熱量を変化させることができる。
この結果、製造機の運転状態によらず、最適な糊の予備
乾燥状態を得ることができ、しかも、シガレットとフィ
ルタとにチップペーパを巻き付ける際にチップペーパの
巻き付けを良好に維持することができる。
【0039】また、ヒータアッセンブリがチップペーパ
の表面に接近する際、減速手段により、ヒータアッセン
ブリの接近速度が減速されるから、ヒータアッセンブリ
はチップペーパにソフトに接触することになり、チップ
ペーパの走行を常に安定なものとすることができるなど
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタアタッチメントの概略正面図である。
【図2】フィルタアタッチメント内での紙巻たばこおよ
びフィルタロッドの処理の流れを示した図である。
【図3】一部を断面にしたポストヒータを示す図であ
る。
【図4】図3中、IV−IV線に沿う断面図である。
【図5】ポストヒータの変形例を示す概略図である。
【図6】ポストヒータの別の変形例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 基台フレーム 30 固定ガイド 32 可動ヒータアッセンブリ(可動ヒータ) 34 固定ヒータアッセンブリ(固定ヒータ) 36 アクチュエータ P チップペーパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に糊が塗布された状態で走行するチ
    ップペーパを、表面から熱を与えて、糊を予備的に乾燥
    させるフィルタ付きシガレット製造機のチップペーパ用
    予備乾燥装置において、 チップペーパの走行レベルを一定に維持する一対の固定
    ガイドと、 これら固定ガイド間に配置され、チップペーパの表面に
    向けて熱を与えるヒータアッセンブリとを備え、 このヒータアッセンブリは、チップペーパの表面に対し
    て接離可能に設けられていることを特徴とするチップペ
    ーパ用予備乾燥装置。
  2. 【請求項2】 チップペーパの走行速度に応じて、チッ
    プペーパ表面とヒータアッセンブリとの間の距離を変化
    させる間隔変更手段を備えたことを特徴とする請求項1
    のチップペーパ用予備乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記間隔変更手段はヒータアッセンブリ
    を移動させるアクチュエータを備え、アクチュエータは
    前記ヒータアッセンブリをチップペーパ表面に接近する
    際、ヒータアッセンブリの接近速度を減速させる減速機
    構を備えていることを特徴とする請求項2のチップペー
    パ用予備乾燥装置。
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