JPH07264963A - 農薬粒剤の包装用角底袋兼散布袋及び散布方法 - Google Patents

農薬粒剤の包装用角底袋兼散布袋及び散布方法

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JPH07264963A
JPH07264963A JP8378094A JP8378094A JPH07264963A JP H07264963 A JPH07264963 A JP H07264963A JP 8378094 A JP8378094 A JP 8378094A JP 8378094 A JP8378094 A JP 8378094A JP H07264963 A JPH07264963 A JP H07264963A
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JP
Japan
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bag
packaging
paper
square bottom
application
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JP8378094A
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English (en)
Inventor
Kanji Nakamura
完治 中村
Masaki Sasaki
正喜 佐々木
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Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】詰め替えが不要な農薬粒剤の包装用袋兼散布袋
を得る。 【構成】農薬粒剤包装用角底袋兼散布袋の底面に、直径
4〜8mmの穴を3〜15個あけ底紙貼りにてシ−ルした
箱育苗用農薬粒剤の包装用多層角底袋兼散布袋及び散布
方法 【効果】農薬の詰め替えが不要であり、安全且つ簡便に
散布が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は包装容器の角底袋の底面
に小孔を開け、小孔部に容易に剥がすことが可能な底紙
を貼った農薬粒剤の包装用角底袋兼散布袋に関する。
【0002】
【従来の技術】農薬粒剤の散布容器として円筒の底面に
小孔を設け、微粒剤が特定の速度で流出するように調節
した農薬微粒剤の散布容器(実開昭61−12381号
公報)、箱状体の両対向側壁を対称的に斜めに切った形
状を有する口付箱状体の突出縁部の内側に幅の狭い板を
設け、突出縁部に近接する底板に多数の小孔を設けた簡
易農薬等散布袋(実開昭63−20975号公報)等が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の水稲栽培におい
ては育苗箱で苗を育て、移植する方法が主体となってお
り、本田での病害虫防除を目的として、移植前に粒剤形
態の薬剤が使われている。粒剤の施用に際しては均一な
散布が求められ、現在、目盛付箱型散布袋や孔付き散粒
容器等が使用されている。いずれの方法も包装容器から
の詰め代えが必要であり、農薬を使用する際の安全衛生
面から、なるべく直接手に触れたり、被爆したりするこ
とがなく、簡便に散布できる散布器、散布方法の開発が
望まれている。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】本発明者らはかかる課
題を解決するために鋭意研究した結果、農薬粒剤の包装
用角底袋の底面を改良することにより、粒剤に直接手を
触れずに袋から直接、所定の面積に一定量の粒剤を均一
に散布できる、包装袋兼散布袋及び散布方法を見出し本
発明を完成した。
【0005】本発明は縦30〜130mm、横40〜1
85mm、高さ100〜400mmの農薬粒剤包装用角
底袋の底面に、直径4〜8mmの小孔を3〜15個設け
底紙にて封をした農薬粒剤の包装用角底袋兼散布袋及び
その散布方法に関する。即ち、本発明は包装袋である角
底袋の底面に小孔を設け、剥がすことが可能な底紙を貼
り付け農薬粒剤包装用袋とし、底紙を剥がすことにより
農薬粒剤散布袋となり、当該袋から直接粒剤の均一散布
が行えるものである。粒剤は農薬の有効成分をタルク、
ベントナイト、クレー等の固体担体と混合粉砕し、水を
加えて練りあわせ0.3〜1.7mm程の粒径に造粒し乾
燥した製剤であって、主として除草及び土壌病害虫の防
除を目的に土壌又は水面施用処理剤として用いられてお
り、また水稲の苗の株元に集中的に処理し、施薬量を減
らすことを目的とする育用箱用処理剤としても適してい
る。
【0006】本発明の農薬粒剤包装用角底袋兼散布袋
は、農薬粒剤の包装用として一般的に使用されている角
底袋を使用することができる。農薬粒剤の包装用角底袋
は内容物保護のため内層にポリエチレン、アルミニウム
等をラミネート加工した2層構造のクラフト紙が使用さ
れている。本発明の角底袋兼散布袋は袋の上部を手で持
ち左右に振りながら歩行し散粒することから粒剤の重量
は4Kg以下、特に3Kg以下が好ましく、2Kg以下が片手
で袋を持ち歩行するのに適している。袋の大きさは農薬
組成物の充填量及び組成物の比重に関係し、一般的には
縦30〜130mm、横40〜185mm、高さ100〜4
00mmであり、縦30〜120mm、横60〜150mm、
高さ100〜350mmの袋が散布しやすく好ましい。通
常3Kgの農薬組成物を入れた袋の場合には縦116mm、
横150mm、高さ350mmであり、2Kgの場合には縦7
5mm、横140mm、高さ330mm、1Kgの場合には縦6
0mm、横120mm、高さ165mmである。これらの縦、
横、高さは袋を手で持ち散粒することができる袋であれ
ば本発明に使用することができ、これら以外の長さの袋
であっても本発明で使用することができる。
【0007】角底袋兼散布袋の底面に設ける小孔は、内
容物の性状によつても異なるが直径4〜8mmが望まし
く、小孔の数は3〜15個が適当である。小孔の直径は
同一或いは異なるものでも良い。小孔を設ける場所は袋
の底部であればどの部分でもよいが、角底袋の上部を手
に持ち、所定量の粒剤を均一に散布するには、底面シー
ル部折り返しの反対側半面に孔を設けることが好まし
く、又角底袋製造上に於いても孔の位置はこの部分が好
ましい。小孔を設ける袋の底部には、底紙の剥離を容易
にする為のラミネート加工、印刷加工等を行う。ラミネ
−トはポリエステル、ポリエチレン等の合成樹脂、アル
ミニウムなどで加工し、印刷加工はニスなどを用いる
が、ポリエステルによるラミネ−ト加工が好ましい。加
工する場所は本発明の角底袋兼散布袋の外装表面全部、
底面全部、底紙を貼る部分又は底紙を貼る周辺部いずれ
であっても良い。底紙は、紙あるいは合成樹脂、アルミ
ニウム等で加工したもの、例えばポリエステルフィル
ム、アルミ蒸着ポリエステルフィルム、クラフト紙等が
挙げられる。次いで底紙に糊を塗布するが、既に糊を塗
布してあるタック紙を用いても良い。糊は底紙に塗布す
るのが一般的であるが角底袋兼散布袋の底紙を貼る部分
に糊を塗布しても良く、この場合には底紙にラミネート
加工、印刷加工等を行う。糊は農薬輸送中及び倉庫に保
管中に自然に剥がれず、散布器として使用する際には容
易に剥がすことが可能な糊であれば使用することがで
き、例えばアクリル系の糊粘着剤PA−T1(リンテッ
ク株式会社製)、感圧性接着剤BPS−4627−6
(東洋インキ製造株式会社製)等がある。
【0008】本発明の農薬包装用袋兼散布袋を散布袋と
して使用するには、底紙を剥がし、袋の上部を片手に持
ち、左右に振ることにより、底面の孔から所定量の粒剤
を均一に散布することができる。粒剤の流出量は粒剤の
性状や用途に応じて孔の大きさ及び数を変更するにより
調整することができる。又底紙の剥がし度を調節するこ
とにより、粒剤の流出量を簡単に調節することもでき
る。
【0009】
【製造例1】2層構造のクラフト紙の内層にポリエチレ
ンをラミネート加工した縦60mm、横120mm、高さ2
65mmの農薬粒剤包装用角底袋(図1)の底面全部に、
ポリエステルによるラミネ−ト加工をし、角底袋の底面
シール部折り返しの反対側面に直径7mmの孔を4個あけ
(図2、図3)、縦50mm、横110mmのアクリル系粘
着剤PA−T1(リンテック株式会社製)を塗布したア
ルミ蒸着ポリエステルフィルム製底紙を貼り付け、本発
明の農薬包装用袋兼散布袋を製造した。
【0010】
【製造例2】2層構造のクラフト紙の内層にポリエチレ
ンをラミネート加工した縦60mm、横120mm、高さが
265mmの農薬粒剤包装用角底袋(図1)の底面のシー
ルを貼る部分縦60mm、横120mmに、ニスによるラミ
ネ−ト加工をし、底面シール部折り返しの反対側面に直
径4mmの孔を3個、直径6mmの孔を4個あけ(図
4)、縦50mm、横110mmのアクリル系粘着剤PA−
T1(リンテック株式会社製)を塗布したポリエステル
フィルム製底紙を貼り付け、本発明の農薬包装用袋兼散
布袋を製造した。
【0011】
【製造例3】2層構造のクラフト紙の内層にアルミニウ
ムをラミネート加工した縦60mm、横120mm、高さが
265mmの農薬粒剤包装用角底袋(図1)の底面全部
に、ニスによるラミネ−ト加工をし、直径4mmの孔を3
個、直径5mmの孔を4個あけ、更に底面シ−ル部折り返
し側にも直径5mmの孔を5個あけ(図5)、縦50mm、
横110mmのタック紙を貼り付け、本発明の農薬包装用
袋兼散布袋を製造した。
【0012】
【実施例1】製造例1により製造した本発明の農薬包装
用袋兼散布袋に育苗箱用粒剤(ビームアドマイヤー箱粒
剤,粒経粒長約0.8mm×2mm)を1kg充填し、10
ア−ル分の育苗箱20個に散布したところ、約3分にて
均一に散布できた。
【0013】
【実施例2】製造例3により製造した本発明の農薬包装
用袋兼散布袋に育苗箱用粒剤(アドマイヤー箱粒剤,粒
経粒長約0.8mm×1.8mm)を1kg充填し、底紙を
半分ほど剥がし直径5mmの孔4個、直径4mmの孔1個か
ら10ア−ル分の育苗箱20個に散布したところ、約5
分にて均一に散布できた。
【0014】
【発明の効果】農薬の散粒に当たって、農薬の散粒器へ
の詰め替え及び、新たな散粒器具が不要であり、農薬の
詰め替えによる労力の低減化を図り、散布作業者への農
薬の曝露を防止し、安全且つ簡便に薬剤を散布する効果
を有する。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】角底袋の斜視図である。
【図2】製造例1の農薬粒剤包装用袋兼散布袋の斜視図
である。
【図3】製造例1の農薬粒剤包装用袋兼散布袋の斜視図
である。
【図4】製造例2の農薬粒剤包装用袋兼散布袋の斜視図
である。
【図5】製造例3の農薬粒剤包装用袋兼散布袋の斜視図
である。
【図6】図2のA−B断面図である。
【符号の説明】
1は底面、2は小孔、3は底紙、4は粒剤を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦30〜130mm、横40〜185mm、高
    さ100〜400mmの農薬粒剤包装用角底袋の底面に、
    直径4〜8mmの小孔を3〜15個設け底紙にて封をした
    農薬粒剤の包装用角底袋兼散布袋
  2. 【請求項2】底紙が紙、合成樹脂、あるいはアルミニウ
    ム等の材質で、剥がすことが可能な底紙で封をした特許
    請求の範囲第1項記載の包装用角底袋兼散布袋
  3. 【請求項3】小孔が底面ヒートシール部折り返しの反対
    側半面である特許請求の範囲第1項記載の包装用角底袋
    兼散布袋
  4. 【請求項4】底面の表面をニス、アルミニウム又は合成
    樹脂により表面処理した特許請求の範囲第1項記載の包
    装用角底袋兼散布袋
  5. 【請求項5】合成樹脂がポリエステル又はポリエチレン
    である特許請求の範囲第4項記載の包装用角底袋兼散布
  6. 【請求項6】育苗の土壌に散布するための農薬を入れた
    特許請求の範囲第1項記載の包装用角底袋兼散布袋
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項記載の包装用角底袋
    兼散布袋の底紙を剥がし、袋から直接粒剤を散布するこ
    とを特徴とする農薬の散布方法
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第6項記載の包装用角底袋
    兼散布袋を用いて育苗箱中の土壌に散布することを特徴
    とする農薬粒剤の散布方法
JP8378094A 1994-03-31 1994-03-31 農薬粒剤の包装用角底袋兼散布袋及び散布方法 Pending JPH07264963A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002053404A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Yashima Chemical Ind Co Ltd 農薬1キロ粒剤の水田用水面施用容器
US20100307384A1 (en) * 2007-11-19 2010-12-09 Yukihiro Urushidani Bottom opening pouches and consumer products made using such pouches

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Effective date: 20040323

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