JPH09278575A - 肥料及び薬剤の封入又は包装 - Google Patents

肥料及び薬剤の封入又は包装

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JPH09278575A
JPH09278575A JP8122133A JP12213396A JPH09278575A JP H09278575 A JPH09278575 A JP H09278575A JP 8122133 A JP8122133 A JP 8122133A JP 12213396 A JP12213396 A JP 12213396A JP H09278575 A JPH09278575 A JP H09278575A
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JP
Japan
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fertilizer
soil
chemical
packaging
resin
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JP8122133A
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English (en)
Inventor
Kanji Mizukoshi
寛二 水越
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Create Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G5/00Fertilisers characterised by their form
    • C05G5/30Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings
    • C05G5/37Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings layered or coated with a polymer

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地球環境の保全、土中リサイクル、異
臭防止、人体無害及び省人化に有効な植物への施肥、施
薬方法の提供。 【解決手段】 植物用肥料及び薬剤を生分解性樹脂に
封入又は包装して該樹脂ごと、土中或いは土上に施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】肥料の種類は多く、一般に有
機肥料と化成肥料に大別されるが、本出願では総称して
肥料と述べる。又以降、植物の病変予防薬、治療薬、害
虫駆除薬及び忌避剤、土壌改良剤を総称して薬剤と述べ
る。この発明は植物に、肥料及び薬剤を施し、その育成
をはかる技術分野で利用する。広く小規模家庭園芸から
大規模農工商業に於いて利用効果がある。又地球環境保
全の分野にも寄与する。
【0002】
【従来の方法】一般に肥料及び薬剤は、粒状、粉末又は
それらの混合状態であり、又取り扱いを容易にするため
乾燥し、紙袋やボトルなどに封入、販売されている。水
溶液など、液状のものもあり例えばガラス製、塩化ビニ
ールやポリエチレン製のボトルに封入、販売されてい
る。又適当なサイズに成形された固形のものも販売され
ている。
【0003】これらの使用にあたっては、必要の都度、
手、メジャーカップ、天秤等を用いて計量、土中或いは
土上に施されるのが一般的である。寒肥、元肥、たい肥
など土と混ぜて施肥される場合もある。又薬剤もほぼ同
様の施し方法である。但し薬剤を葉枝に直接与える場合
もあるが本発明の対象外とする。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】
(1)植物の状態、成長度合いに応じて施肥の量、種
類、その時期が重要であるため可成り頻繁に施肥、施薬
が必要となる。時には時期を失する、忘れることがあ
る。 (2)肥料、薬剤にはそれぞれ独特の可成り強い異臭が
あり、施者を忌避させ施肥、施薬の正確さを損なうこと
がある。 (3)異臭のため施肥後もすくなくとも数日間近所住民
を巻き込んで不快感を与える。大量に用いる農場では、
風によって広範囲に異臭が運ばれ環境トラブルの原因に
なりかねない。
【0005】(4)施肥者自身も施肥中は勿論その後も
衣服、皮膚への付着によって異臭に悩まされる。時に皮
膚がただれたり、鼻孔から吸い込まれて健康を害するこ
ともある。又それ故に、都度専用の衣服に着換える、洗
濯も他の衣料とは別に行うなどの面倒な作業が生じ、後
始末も細心の注意をもって完全に行うことが必要であ
る。
【0006】(5)肥料も一度に多く施したり根に直接
触れると、通称「根がやける」状態となり植物中の水分
が外へ出てたちまち枯れてしまう。例えば、成形肥料を
用いた置き肥の場合、水を与えすぎたり、降雨時一度に
多量溶けだして枯れてしまう場合がある。薬剤もオルト
ランやカルボス等、根から吸いあげる浸透性(移行性)
があり薄すぎると効果はないし濃すぎると薬害が発生す
る。従って施肥、施薬は必要の都度頻繁に行うことが植
物育成に欠くことは出来ない。 (6)薬害を防止するため、少量ずつ又は1回量ずつを
例えばポリエチレンのボトルや袋に入れたものも販売さ
れているが、開封時上記(2)〜(4)の害を防止出来
ない。その容器や袋はゴミの増量と成り環境破壊につな
がっている。
【0007】(7)環境保全と増え続けるゴミ処理解決
の一環としてゴミを土に戻す対策が種々なされている。
しかし一般の樹脂類、例えば塩化ビニール、ポリエチレ
ン等を土に戻すのは困難を極め、費用をかけ回収、焼却
されるのが通常で環境保全に努めているとは言いがた
い。
【0008】
【課題を解決するための手段】使い捨て食器などに実用
化されている生分解性樹脂(以降、該樹脂と述べる)が
ある。本発明は該樹脂の特徴を高度に生かして利用し課
題解決の手段とする。該樹脂は、土中に生息する生物の
働きによって分解されるように作られた樹脂で、多種あ
るが例えば澱粉とポリマーを主成分とする。土中で崩壊
はするもののポリマーが基本的性質が変化しないままの
残留物が有る崩壊性と呼ばれるものと、生分解でポリマ
ーも分解し、自然に返ると言える生分解性と呼ばれるも
のがある。本発明では両者共使用可能で同様の効果があ
る。しかし、後者の使用が好ましいのは言うまでもな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の基本は、肥料及び薬剤を
該樹脂に封入又は包装することである。本発明によって
該樹脂に封入又は包装されたまま肥料、薬剤を土中、土
上に施し植物の育成をはかる。土中、土上では該樹脂は
徐々に生分解されて内部の肥料、薬剤が土壌と混合し、
植物を育成する。又、内部の肥料、薬剤は単一種類で
も、複数種類を混合してもよく、使用目的によって量と
共に自由に設定調整する。封入又は包装形状は自由であ
る。例えば圧延等により成形されたフイルム状該樹脂を
用いた袋に封入したり、紙包み同様に包み込み包装す
る。予め成形された肥料、薬剤に該樹脂をスプレイ、デ
ィップ等によりコーティングする。成形された自由形状
のカプセル例えば直方体、円錐形、球形、卵形などに封
入する。成形方法も例えば射出、モールディングなどに
より自由である。要は肥料、薬剤と該樹脂の特性を失し
ない方法及び条件により実施されれば良い。以降これら
の方法による封入、包装を封袋と述べる。
【0010】また、生分解時間を制御する封袋も可能で
ある。例えば発泡材の使用により可成り早くなる、上記
フイルムの厚さを変える、又は圧延時の圧力を変えその
密度を変える、上記カプセルの成形厚を変える、該樹脂
の成分の比率を変える、等である。
【0011】
【実験例】効果の判りやすいフイルム、A厚さ17μm
とB厚さ40μmC500μmを用意し土中に埋めて放
置する。Aは3日目で一部分分解され5日目でほぼ分解
して封袋の用をなさなくなる。Bは7日目で一部分分解
し10日でほぼ分解する。Cは一部分分解に2ケ月かか
る。
【0012】以上により作成された該樹脂によって封袋
された適当量の肥料、薬剤(以降、本発明品と述べる)
を用いて植物を育てるべく用意された土の土中または土
上に施すことにより、該樹脂の生分解性を利用して例え
ば以下の如き効果がある。
【0013】
【発明の効果】
(1)封袋ごと施肥或いは施薬することが可能になる。
勿論、封袋は生分解され土壌や環境に悪影響はない。開
封、計量作業が不要になり、省人化できる。ゴミが発生
しないので、回収、焼却などゴミ処理費用も不要で地球
環境保全に理想的に貢献する。
【0014】(2)封袋により大気との接触を防ぐので
従来法の欠点であった異臭がなくなる。尚、該樹脂自身
も主成分臭例えば澱粉臭があるが異臭ではない上、注意
して臭わねば気が付かない程度であり、実用上の感覚で
は無臭である。従って施者自身や近隣住民に不快感を与
えない。 (3)肥料、薬剤が皮膚に触れない、又空気中に散らさ
れないので鼻孔から人体に吸収されない、衣服に付着し
ないなど人体に無害となる。このことは普段着のままで
作業できる便利さがあり従来法に述べた面倒もなくな
る。又アレルギーや過敏症の人も安心して作業出来る。
【0015】(4)該樹脂が徐々に生分解がすすむにつ
れて少量ずつ内部の肥料、薬剤が土と混ざり、植物の根
から吸収される。該樹脂の表面は親水性であるが水溶性
ではないので例えば雨や水やりのため土中の水分が一挙
に増加しても、一度に多量の肥料、薬剤が溶け出すこと
はない。従って従来法の欠点である根がやける現象は、
例えば多めに置き肥をしても大きく改善される。追肥の
ように速効が期待される場合は発泡樹脂で封入すれば良
い。 (5)のみならず肥料、薬剤の効果が長時間持続する。
植物も必要に応じ適当量の養分を持続的に得るので植物
の成長に理想的な施肥、施薬法である。このことは余分
量の肥料、薬品を節約する。施肥、施薬の周期も長くと
れるので頻繁に行う必要はなく省人化される。
【0016】(6)上記の方法で分解時間の異なる封袋
の本発明品を数種類調整作成し同時に施せば更に長時間
効果を持続出来る。これに異種類の肥料、薬剤の本発明
品を組み合わせれば、一度の手間で適当時期に適当な肥
料、薬剤を適当量施すこともできる。一般に植物の成長
度、即ち発芽、成長、開花、結実、冬眠時期によって肥
料、薬剤の種類、量を変える必要がある。
【0017】
【実施例1】例えば、種子まきと同時に、時間調整され
た発芽後に必要な肥料の封袋も適当量施せば、発芽後あ
らためて施肥することを省くことが出来る。省人化と共
に施肥忘れも防ぐことにもなる。この時、同時に施すべ
き複数の本発明品を別に用意した該樹脂の例えば袋にま
とめて予め収容しておけば便利であり、使用後この袋は
土に埋めると、ゴミ発生がなく回収不要となり更に省人
化もはかれる。
【0018】(7)封入又は包装する量は自由に出来る
ことは勿論である。尚、封入量及び肥料、薬剤の種類に
よって封袋を異なった色に着色する、形状を変えるなど
すれば作業ミスを防止し易い。このことは省人化につな
がると共に作業の正確さを向上する。
【0019】
【実施例2】例えば1/4回量のカプセルを植物の周囲
に平均して土中又は土上に4個配置すれば目分量でなく
正確に施肥、施薬が出来、偏在を防止出来る。又計量カ
ップは不要になり、より簡単な計数によって正確な量を
施せる。
【0020】(8)寒肥、たい肥、元肥、土壌改良剤は
一般に土と混ぜて用いる。例えば複数の該樹脂の袋に封
入し、分散して土中に埋める。生分解を待たずに土と混
ぜるには鍬、スコップ等により土を混ぜながら該袋を破
れば良い。この方法で例えば皮膚付着の悪影響が防止出
来る。しかし土の表面に若干肥料などが現れるのでその
種類によっては異臭があるが、従来方法に比べると空気
と触れる量は非常に少なく、大きく異臭を軽減する。
【0021】(9)液状の肥料、薬剤の場合、該樹脂は
食器に用い得るくらいなので直ちに該液に溶けることは
ないが、その表面が親水性であるため保存期間中に変質
する恐れがある。そこで該樹脂の内面に該樹脂の主成分
であるポリマー或いは撥水性の皮膜をコーティングして
用いれば保存性の向上が得られる。勿論液状以外の肥
料、薬剤の全てについてもこの方法を用い得る。保存性
の向上も期待出来る。
【0022】以上述べたごとく従来法に比べ、家庭園
芸、大規模な農場や果樹園においても作業量軽減と省人
化、確実性の向上、肥料や薬剤の節約などの効果のみな
らず、地球環境や人体に優しい発明と言える。又本発明
品の運搬などに用いるための収納容器、袋も該樹脂製と
し、空になれば土中に理めて土中リサイクルさせれば、
従来法による回収リサイクルや焼却の費用も手間も徹底
して省け、更に省資源、地球環境浄化への貢献を高め
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物用肥料を生分解性樹脂で封入又は包装
    すること。
  2. 【請求項2】土中又は土上に配置する植物の病変予防薬
    及び治療薬を生分解性樹脂で封入又は包装すること。
  3. 【請求項3】土中又は土上に配置する害虫駆除剤及び忌
    避剤を生分解性樹脂で封入又は包装すること。
  4. 【請求項4】生分解性樹脂で封入又は包装された土壌改
    良剤を土中又は土上に配置すること。
  5. 【請求項5】内面に撥水性コーティングを施した生分解
    樹脂で肥料、薬剤を封入又は包装すること。
  6. 【請求項6】上記請求項1から5において、封入又は包
    装の形状及びサイズは自由であること。成形方法も自由
    であること。
  7. 【請求項7】上記請求項1から6において生分解樹脂を
    膜厚、成形圧力の制御、発泡、樹脂成分の変更等の選択
    により生分解時間を制御すること。
  8. 【請求項8】上記請求項7に依って異なる生分解時間に
    制御された請求項1から6の単独或いは複数種を複数同
    時に使用し、その効果時間を連続に調整すること及び植
    物や土壌の状態に合わせて適当時期に適当な肥料、薬剤
    の適量を植物に施すよう調整すること。
JP8122133A 1996-04-08 1996-04-08 肥料及び薬剤の封入又は包装 Pending JPH09278575A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015519281A (ja) * 2012-04-26 2015-07-09 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 家庭内で堆肥化するための物品
JP2016523798A (ja) * 2013-05-23 2016-08-12 ワン ヨンソンWANG, Youngsung 環境に優しい生分解機能を有する有機肥料パック

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015519281A (ja) * 2012-04-26 2015-07-09 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 家庭内で堆肥化するための物品
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