JP3086178B2 - 植栽パック - Google Patents
植栽パックInfo
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- JP3086178B2 JP3086178B2 JP08226152A JP22615296A JP3086178B2 JP 3086178 B2 JP3086178 B2 JP 3086178B2 JP 08226152 A JP08226152 A JP 08226152A JP 22615296 A JP22615296 A JP 22615296A JP 3086178 B2 JP3086178 B2 JP 3086178B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、草、花、野菜等、
各種の植物を植栽し、特に、エンバクのような短期間で
成長する植物を植栽するのに適する植栽パックに関す
る。
各種の植物を植栽し、特に、エンバクのような短期間で
成長する植物を植栽するのに適する植栽パックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の植栽パックとして、ポリ
プロピレン製の鉢に、非乾燥状態の培養土をビニール製
の袋に封入した培養土パックと、植物の種子を紙製の袋
に封入した種子パックとを収納し、鉢を厚紙製の蓋体に
より覆い、これらをポリエチレン製の袋に封入した構成
が知られている。
プロピレン製の鉢に、非乾燥状態の培養土をビニール製
の袋に封入した培養土パックと、植物の種子を紙製の袋
に封入した種子パックとを収納し、鉢を厚紙製の蓋体に
より覆い、これらをポリエチレン製の袋に封入した構成
が知られている。
【0003】上記構成の植栽パックを使用するには、ま
ず、ポリエチレン製の袋を破って除去し、蓋体を外して
鉢内から培養土パックと種子パックを取り出す。次に、
培養土パックのビニール製の袋を破って培養土の大部分
を鉢に入れる。次に、種子パックの紙製の袋を破って種
子を培養土上にまく。次に、残しておいた培養土を種子
の上に被せる。その後、培養土上から散水して蓋体を被
せ、ゴムバンド等により鉢に対して固定状態に保持す
る。そして、発芽後、蓋体を外して鉢等を日当たりの良
い場所に置くことにより、成育することができる。
ず、ポリエチレン製の袋を破って除去し、蓋体を外して
鉢内から培養土パックと種子パックを取り出す。次に、
培養土パックのビニール製の袋を破って培養土の大部分
を鉢に入れる。次に、種子パックの紙製の袋を破って種
子を培養土上にまく。次に、残しておいた培養土を種子
の上に被せる。その後、培養土上から散水して蓋体を被
せ、ゴムバンド等により鉢に対して固定状態に保持す
る。そして、発芽後、蓋体を外して鉢等を日当たりの良
い場所に置くことにより、成育することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の構成では、使用者において種まき作業を行うに
は、蓋体を鉢から外した後、培養土パックのビニール製
の袋を破って培養土を鉢に入れ、また、種子パックの紙
製の袋を破って種子を培養土上にまき、更に、残してお
いた培養土を種子の上に被せるなど、一般的な播種作業
に要求される一連の作業を必要とする。これらの作業は
煩わしいばかりでなく、手を汚して非衛生的である。ま
た、非乾燥状態の培養土を用いているため、培養土と種
子とを別々に袋に封入する必要があり、コストアップと
なるなどの問題があった。
来例の構成では、使用者において種まき作業を行うに
は、蓋体を鉢から外した後、培養土パックのビニール製
の袋を破って培養土を鉢に入れ、また、種子パックの紙
製の袋を破って種子を培養土上にまき、更に、残してお
いた培養土を種子の上に被せるなど、一般的な播種作業
に要求される一連の作業を必要とする。これらの作業は
煩わしいばかりでなく、手を汚して非衛生的である。ま
た、非乾燥状態の培養土を用いているため、培養土と種
子とを別々に袋に封入する必要があり、コストアップと
なるなどの問題があった。
【0005】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、煩わしい播種作業を不要とすることが
でき、したがって、播種作業を簡単に、しかも、衛生的
に行うことができ、また、封入個数を減らすことがで
き、したがって、コストの低下を図ることができるよう
にした植栽パックを提供することを目的とするものであ
る。
するものであり、煩わしい播種作業を不要とすることが
でき、したがって、播種作業を簡単に、しかも、衛生的
に行うことができ、また、封入個数を減らすことがで
き、したがって、コストの低下を図ることができるよう
にした植栽パックを提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、水溶紙から成る収納袋に少なくとも種子
および乾燥状態の培養材が封入された播種パックと、上
部に成育用開放部が形成され、上記播種パックを収納す
る不透水性の植栽用収納体本体、この植栽用収納体本体
の成育用開放部を開放可能に閉塞する蓋体を有する植栽
用収納体とを備え、上記植栽用収納体本体は、不透水性
の材料が成育用開放部に相当する部分を切り残した状態
で折り畳まれて袋状に形成され、上記蓋体は、内側面に
粘着剤層を有し、上記切り残し部を覆って上記植栽用収
納体本体に上記粘着剤層により剥離可能に貼着され、上
記植栽用収納体本体から剥離される際に、上記粘着剤層
による接着力により上記切り残し部が上記植栽用収納体
本体から切り離されるように構成されたものである。
め、本発明は、水溶紙から成る収納袋に少なくとも種子
および乾燥状態の培養材が封入された播種パックと、上
部に成育用開放部が形成され、上記播種パックを収納す
る不透水性の植栽用収納体本体、この植栽用収納体本体
の成育用開放部を開放可能に閉塞する蓋体を有する植栽
用収納体とを備え、上記植栽用収納体本体は、不透水性
の材料が成育用開放部に相当する部分を切り残した状態
で折り畳まれて袋状に形成され、上記蓋体は、内側面に
粘着剤層を有し、上記切り残し部を覆って上記植栽用収
納体本体に上記粘着剤層により剥離可能に貼着され、上
記植栽用収納体本体から剥離される際に、上記粘着剤層
による接着力により上記切り残し部が上記植栽用収納体
本体から切り離されるように構成されたものである。
【0007】そして、上記構成において、培養材とし
て、乾燥状態の培養土と肥料とを用いることができる。
また、上記不透水性の材料がアルミニウム箔層の内側面
と外側面にヒートシール層と化粧層を有し、上記ヒート
シール層のヒートシールにより袋状の植栽用収納体本体
を形成することができる。
て、乾燥状態の培養土と肥料とを用いることができる。
また、上記不透水性の材料がアルミニウム箔層の内側面
と外側面にヒートシール層と化粧層を有し、上記ヒート
シール層のヒートシールにより袋状の植栽用収納体本体
を形成することができる。
【0008】上記のように構成された本発明によれば、
植栽用収納体本体から蓋体を剥がし、開放された成育用
開放部から植栽用収納体本体内に収納されている播種パ
ックに水をかけることにより、播種パックの水溶紙から
成る収納袋を溶かし、種子を培養土中にまいて散水した
状態を得ることができる。このように、播種パックに水
をかけるだけで播種作業を完了するので、煩わしい播種
作業を不要とすることができる。また、種子と乾燥状態
の培養材とを一緒に収納袋に封入しているので、封入個
数を減らすことができる。また、植栽用収納体本体とし
て、不透水性の材料を成育用開放部に相当する部分が切
り残された状態で折り畳んで袋状に形成し、蓋体とし
て、内側面に粘着剤層を有し、上記切り残し部を覆って
上記植栽用収納体本体に上記粘着剤層により剥離可能に
貼着し、上記植栽用収納体本体から剥離する際に、上記
粘着剤層による接着力により上記切り残し部を上記植栽
用収納体本体から切り離すように構成することにより、
使用するまでの間、植栽用収納体本体の成育用開放部を
切り残し部により閉塞して密封状態に保ち、植栽用収納
体本体内に水分が浸入するのを防止することができる。
植栽用収納体本体から蓋体を剥がし、開放された成育用
開放部から植栽用収納体本体内に収納されている播種パ
ックに水をかけることにより、播種パックの水溶紙から
成る収納袋を溶かし、種子を培養土中にまいて散水した
状態を得ることができる。このように、播種パックに水
をかけるだけで播種作業を完了するので、煩わしい播種
作業を不要とすることができる。また、種子と乾燥状態
の培養材とを一緒に収納袋に封入しているので、封入個
数を減らすことができる。また、植栽用収納体本体とし
て、不透水性の材料を成育用開放部に相当する部分が切
り残された状態で折り畳んで袋状に形成し、蓋体とし
て、内側面に粘着剤層を有し、上記切り残し部を覆って
上記植栽用収納体本体に上記粘着剤層により剥離可能に
貼着し、上記植栽用収納体本体から剥離する際に、上記
粘着剤層による接着力により上記切り残し部を上記植栽
用収納体本体から切り離すように構成することにより、
使用するまでの間、植栽用収納体本体の成育用開放部を
切り残し部により閉塞して密封状態に保ち、植栽用収納
体本体内に水分が浸入するのを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態による植栽パックを示す斜視図、図2は同植栽パッ
クを示し、図1のA−A矢視断面図、図3は同植栽パッ
クを示し、図1のB−B矢視断面図、図4は同植栽パッ
クの植栽用収納体本体に用いる不透水性の材料を示す一
部拡大断面図、図5は同植栽パックにおける成育用開放
部を開放した状態を示し、図2と同様の断面図、図6は
同植栽パックの使用状態を示す斜視図である。
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態による植栽パックを示す斜視図、図2は同植栽パッ
クを示し、図1のA−A矢視断面図、図3は同植栽パッ
クを示し、図1のB−B矢視断面図、図4は同植栽パッ
クの植栽用収納体本体に用いる不透水性の材料を示す一
部拡大断面図、図5は同植栽パックにおける成育用開放
部を開放した状態を示し、図2と同様の断面図、図6は
同植栽パックの使用状態を示す斜視図である。
【0010】図1ないし図3に示すように、本発明の植
栽パック1は、播種パック2と、この播種パック2を収
納する植栽用収納体3とから構成されている。
栽パック1は、播種パック2と、この播種パック2を収
納する植栽用収納体3とから構成されている。
【0011】播種パック2について説明すると、上下一
対の水溶紙4、5はその内側面にヒートシール剤、若し
くはPVAフィルムから成り、水溶紙4、5の水による
分散溶解を阻害しないヒートシール層(図示省略)を有
し、水溶紙4、5の周縁が重ねられ、ヒートシール層を
介してヒートシールされ、収納袋6が形成されている。
この収納袋6にはこれを形成する際に、多数の種子7、
乾燥状態の培養土8、乾燥状態の肥料9、高分子吸収剤
10が混合状態で封入されている。
対の水溶紙4、5はその内側面にヒートシール剤、若し
くはPVAフィルムから成り、水溶紙4、5の水による
分散溶解を阻害しないヒートシール層(図示省略)を有
し、水溶紙4、5の周縁が重ねられ、ヒートシール層を
介してヒートシールされ、収納袋6が形成されている。
この収納袋6にはこれを形成する際に、多数の種子7、
乾燥状態の培養土8、乾燥状態の肥料9、高分子吸収剤
10が混合状態で封入されている。
【0012】培養土8は少なくとも種子7の覆土となる
程度の量が用いられ、肥料9は種子7が発芽して成育す
るのに必要な量が用いられ、高分子吸収剤10は散水時
に水を吸収した状態に保ち、植物の成育に際し、散水を
失念しても植物が吸水して枯れないようにするために必
要な量が用いられる。したがって、高分子吸収剤10、
肥料9は栽培対象植物等によっては必ずしも要求されな
い。
程度の量が用いられ、肥料9は種子7が発芽して成育す
るのに必要な量が用いられ、高分子吸収剤10は散水時
に水を吸収した状態に保ち、植物の成育に際し、散水を
失念しても植物が吸水して枯れないようにするために必
要な量が用いられる。したがって、高分子吸収剤10、
肥料9は栽培対象植物等によっては必ずしも要求されな
い。
【0013】植栽用収納体3について説明すると、これ
に用いる不透水性のフィルム、若しくはシート状の材料
11は、図4に示すように、アルミニウム箔層12の内
側面と外側面にポリエチレンフィルム等から成るヒート
シール層13とポリエステルフィルム等から成る化粧層
14とが設けられている。この不透水性の材料11が両
側部で同方向に折り畳まれ、両側縁部のヒートシール層
13を合わせるように中央部で重ねられてヒートシール
され、開放側両端縁部のヒートシール層13によりヒー
トシールされて袋状の植栽用収納体本体15が形成され
ている。植栽用収納体本体15の上面には成育用開放部
16に相当する部分に浅い切り込み17により切り残し
部18が設けられている。この植栽用収納体本体15に
はこれを形成する際に、播種パック2が封入されてい
る。蓋体19はポリエステル等のフィルム状、若しくは
シート状の材料から成り、内側面に端部の把手部20を
残して粘着剤層21が形成され、切り残し部18を覆っ
てこの切り残し部18および植栽用収納体本体15の上
面周縁部に剥離可能に貼着されている。植栽用収納体本
体15の外側面の化粧層14および蓋体19には所望の
図柄、取扱い説明文等が印刷されている。
に用いる不透水性のフィルム、若しくはシート状の材料
11は、図4に示すように、アルミニウム箔層12の内
側面と外側面にポリエチレンフィルム等から成るヒート
シール層13とポリエステルフィルム等から成る化粧層
14とが設けられている。この不透水性の材料11が両
側部で同方向に折り畳まれ、両側縁部のヒートシール層
13を合わせるように中央部で重ねられてヒートシール
され、開放側両端縁部のヒートシール層13によりヒー
トシールされて袋状の植栽用収納体本体15が形成され
ている。植栽用収納体本体15の上面には成育用開放部
16に相当する部分に浅い切り込み17により切り残し
部18が設けられている。この植栽用収納体本体15に
はこれを形成する際に、播種パック2が封入されてい
る。蓋体19はポリエステル等のフィルム状、若しくは
シート状の材料から成り、内側面に端部の把手部20を
残して粘着剤層21が形成され、切り残し部18を覆っ
てこの切り残し部18および植栽用収納体本体15の上
面周縁部に剥離可能に貼着されている。植栽用収納体本
体15の外側面の化粧層14および蓋体19には所望の
図柄、取扱い説明文等が印刷されている。
【0014】そして、蓋体19を把手部20の把持によ
り植栽用収納体本体15から剥離することにより、切り
残し部18を蓋体19の粘着剤層21による接着力によ
り植栽用収納体本体15から切り離し、成育用開放部1
6を形成することができるようになっている(図5参
照)。
り植栽用収納体本体15から剥離することにより、切り
残し部18を蓋体19の粘着剤層21による接着力によ
り植栽用収納体本体15から切り離し、成育用開放部1
6を形成することができるようになっている(図5参
照)。
【0015】以上の構成において、以下、その使用要領
について説明する。まず、図5に示すように、蓋体19
を把手部20の把持により植栽用収納体本体15から剥
離することにより、上記のように蓋体19の粘着剤層2
1の接着力により切り残し部18を植栽用収納体本体1
5から切り離して成育用開放部16を形成する。次に、
開放された成育用開放部16から植栽用収納体本体15
内の播種パック2に水をかけることにより、播種パック
2の水溶紙4、5から成る収納袋6を分散溶解し、培養
土8に吸水させ、種子7を培養土8中にまいて散水した
播種状態を得ることができる。
について説明する。まず、図5に示すように、蓋体19
を把手部20の把持により植栽用収納体本体15から剥
離することにより、上記のように蓋体19の粘着剤層2
1の接着力により切り残し部18を植栽用収納体本体1
5から切り離して成育用開放部16を形成する。次に、
開放された成育用開放部16から植栽用収納体本体15
内の播種パック2に水をかけることにより、播種パック
2の水溶紙4、5から成る収納袋6を分散溶解し、培養
土8に吸水させ、種子7を培養土8中にまいて散水した
播種状態を得ることができる。
【0016】その後、蓋体19を粘着剤層21により植
栽用収納体本体15の上面に貼着し、成育用開放部16
を閉塞する。この状態で直射日光を避けて所望期間放置
することにより種子7から発芽させることができる。発
芽後、蓋体19を植栽用収納体本体15から剥離して成
育用開放部16を開放し、植栽用収納体本体15を日当
たりの良好な場所に置くことにより、図6に示すよう
に、成育することができる。
栽用収納体本体15の上面に貼着し、成育用開放部16
を閉塞する。この状態で直射日光を避けて所望期間放置
することにより種子7から発芽させることができる。発
芽後、蓋体19を植栽用収納体本体15から剥離して成
育用開放部16を開放し、植栽用収納体本体15を日当
たりの良好な場所に置くことにより、図6に示すよう
に、成育することができる。
【0017】例えば、エンバクの種子7を用いた場合、
散水後、約一週間で発芽させ、その後、約10日で成育
させることができた。
散水後、約一週間で発芽させ、その後、約10日で成育
させることができた。
【0018】上記のように播種パック2を封入した植栽
用収納体本体15は、不透水性の材料11から成り、し
かも、使用するまでの間、植栽用収納体本体15の成育
用開放部16を切り残し部18により閉塞して密封状態
に保ち、植栽用収納体本体15内に水分が浸入するのを
防止することができるので、長期間保存しても種子17
から発芽するのを防止することができる。
用収納体本体15は、不透水性の材料11から成り、し
かも、使用するまでの間、植栽用収納体本体15の成育
用開放部16を切り残し部18により閉塞して密封状態
に保ち、植栽用収納体本体15内に水分が浸入するのを
防止することができるので、長期間保存しても種子17
から発芽するのを防止することができる。
【0019】なお、上記実施形態では培養材として、培
養土8、肥料9等を用いているが、吸着性能を有するよ
うに人工的に形成して窒素、燐、カリウム等の肥料を吸
着させたものを用いることもでき、この場合、培養土8
等のように乾燥させる手間を不要とすることができる。
このほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱しない
範囲で種々設計変更することができる。
養土8、肥料9等を用いているが、吸着性能を有するよ
うに人工的に形成して窒素、燐、カリウム等の肥料を吸
着させたものを用いることもでき、この場合、培養土8
等のように乾燥させる手間を不要とすることができる。
このほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱しない
範囲で種々設計変更することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、植
栽用収納体本体から蓋体を剥がし、開放された成育用開
放部から植栽用収納体本体内に収納されている播種パッ
クに水をかけることにより、播種パックの水溶紙から成
る収納袋を溶かし、種子を培養材中にまいて散水した状
態を得ることができる。このように、播種パックに水を
かけるだけで播種作業を完了するので、煩わしい播種作
業を不要とすることができ、したがって、播種作業を簡
単に、しかも、衛生的に行うことができる。また、種子
と乾燥状態の培養材とを一緒に収納袋に封入しているの
で、封入個数を減らすことができ、したがって、コスト
の低下を図ることができる。また、植栽用収納体本体と
して、不透水性の材料を成育用開放部に相当する部分が
切り残された状態で折り畳んで袋状に形成し、蓋体とし
て、内側面に粘着剤層を有し、上記切り残し部を覆って
上記植栽用収納体本体に上記粘着剤層により剥離可能に
貼着し、上記植栽用収納体本体から剥離する際に、上記
粘着剤層による接着力により上記切り残し部を上記植栽
用収納体本体から切り離すように構成することにより、
使用するまでの間、植栽用収納体本体の成育用開放部を
切り残し部により閉塞して密封状態に保ち、植栽用収納
体本体内に水分が浸入するのを防止することができるの
で、長期間保存しても種子から発芽するのを防止するこ
とができ、また、植栽用収納体本体は扁平形状となり、
運搬、保管、陳列等の便を図ることができるとともに、
廃棄するゴミの量を減らすことができる。
栽用収納体本体から蓋体を剥がし、開放された成育用開
放部から植栽用収納体本体内に収納されている播種パッ
クに水をかけることにより、播種パックの水溶紙から成
る収納袋を溶かし、種子を培養材中にまいて散水した状
態を得ることができる。このように、播種パックに水を
かけるだけで播種作業を完了するので、煩わしい播種作
業を不要とすることができ、したがって、播種作業を簡
単に、しかも、衛生的に行うことができる。また、種子
と乾燥状態の培養材とを一緒に収納袋に封入しているの
で、封入個数を減らすことができ、したがって、コスト
の低下を図ることができる。また、植栽用収納体本体と
して、不透水性の材料を成育用開放部に相当する部分が
切り残された状態で折り畳んで袋状に形成し、蓋体とし
て、内側面に粘着剤層を有し、上記切り残し部を覆って
上記植栽用収納体本体に上記粘着剤層により剥離可能に
貼着し、上記植栽用収納体本体から剥離する際に、上記
粘着剤層による接着力により上記切り残し部を上記植栽
用収納体本体から切り離すように構成することにより、
使用するまでの間、植栽用収納体本体の成育用開放部を
切り残し部により閉塞して密封状態に保ち、植栽用収納
体本体内に水分が浸入するのを防止することができるの
で、長期間保存しても種子から発芽するのを防止するこ
とができ、また、植栽用収納体本体は扁平形状となり、
運搬、保管、陳列等の便を図ることができるとともに、
廃棄するゴミの量を減らすことができる。
【図1】本発明の一実施形態による植栽パックを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】同植栽パックを示し、図1のA−A矢視断面図
である。
である。
【図3】同植栽パックを示し、図1のB−B矢視断面図
である。
である。
【図4】同植栽パックの植栽用収納体本体に用いる不透
水性材料を示す一部拡大断面図である。
水性材料を示す一部拡大断面図である。
【図5】同植栽パックにおける成育用開放部を形成した
状態を示し、図2と同様の断面図である。
状態を示し、図2と同様の断面図である。
【図6】同植栽パックの使用状態を示す斜視図である。
1 植栽パック 2 播種パック 3 植栽用収納体 4 水溶紙 5 水溶紙 6 収納袋 7 種子 8 培養土 9 肥料 11 不透水性の材料 12 アルミニウム箔層 13 ヒートシール層 14 化粧層 15 植栽用収納体本体 16 成育用開放部 18 切り残し部 19 蓋体 21 粘着剤層
Claims (3)
- 【請求項1】 水溶紙から成る収納袋に少なくとも種子
および乾燥状態の培養材が封入された播種パックと、上
部に成育用開放部が形成され、上記播種パックを収納す
る不透水性の植栽用収納体本体、この植栽用収納体本体
の成育用開放部を開放可能に閉塞する蓋体を有する植栽
用収納体とを備え、上記植栽用収納体本体は、不透水性
の材料が成育用開放部に相当する部分を切り残した状態
で折り畳まれて袋状に形成され、上記蓋体は、内側面に
粘着剤層を有し、上記切り残し部を覆って上記植栽用収
納体本体に上記粘着剤層により剥離可能に貼着され、上
記植栽用収納体本体から剥離される際に、上記粘着剤層
による接着力により上記切り残し部が上記植栽用収納体
本体から切り離されるように構成された植栽パック。 - 【請求項2】 培養材が乾燥状態の培養土と肥料から成
る請求項1記載の植栽パック。 - 【請求項3】 不透水性の材料がアルミニウム箔層の内
側面と外側面にヒートシール層と化粧層を有し、上記ヒ
ートシール層のヒートシールにより袋状の植栽用収納体
本体を形成する請求項1または2記載の植栽パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08226152A JP3086178B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 植栽パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08226152A JP3086178B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 植栽パック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1052113A JPH1052113A (ja) | 1998-02-24 |
JP3086178B2 true JP3086178B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=16840682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08226152A Expired - Fee Related JP3086178B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 植栽パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086178B2 (ja) |
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1996
- 1996-08-09 JP JP08226152A patent/JP3086178B2/ja not_active Expired - Fee Related
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