JPH05328803A - 播種パック - Google Patents
播種パックInfo
- Publication number
- JPH05328803A JPH05328803A JP14292492A JP14292492A JPH05328803A JP H05328803 A JPH05328803 A JP H05328803A JP 14292492 A JP14292492 A JP 14292492A JP 14292492 A JP14292492 A JP 14292492A JP H05328803 A JPH05328803 A JP H05328803A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seeds
- sowing
- packaging bag
- pack
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 播種ができると共に、確実な発芽、植栽が可
能な採種パックを提供する。 【構成】 種子４、培養土５、肥料６が混合状態で水溶
性紙２、３からなる包装袋１に収容される。 【効果】 培養土４が覆土となって種子４が風等により
飛ばされることはなく良好に発芽、成長でき、確実に植
栽できる。肥料６を混合したことによって発芽後の育
成、開花等を良好に行うことができる。
能な採種パックを提供する。 【構成】 種子４、培養土５、肥料６が混合状態で水溶
性紙２、３からなる包装袋１に収容される。 【効果】 培養土４が覆土となって種子４が風等により
飛ばされることはなく良好に発芽、成長でき、確実に植
栽できる。肥料６を混合したことによって発芽後の育
成、開花等を良好に行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、花、芝或いは野菜等の
播種パックに関する。
播種パックに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、種蒔きをするには、まず土を耕し
肥料を与え、場合により土壌改良、殺菌などの下準備を
要し、さらに種蒔き後、覆土を施す。このような種蒔き
作業においては、各作業が繁雑であった。このような問
題を解決する一手段として例えば特公平２ー５２０５１
号公報には、製紙パルプ、製紙スラッジ等の植物繊維質
からなるポット本体に植成土等を収容すると共に、その
上面に上下一対の植物繊維質からなる吸水性シートに挟
まれた種子を設けた植栽用ポットを、法面に設けた孔に
入れて緑化を行う緑化工法が提案されている。
肥料を与え、場合により土壌改良、殺菌などの下準備を
要し、さらに種蒔き後、覆土を施す。このような種蒔き
作業においては、各作業が繁雑であった。このような問
題を解決する一手段として例えば特公平２ー５２０５１
号公報には、製紙パルプ、製紙スラッジ等の植物繊維質
からなるポット本体に植成土等を収容すると共に、その
上面に上下一対の植物繊維質からなる吸水性シートに挟
まれた種子を設けた植栽用ポットを、法面に設けた孔に
入れて緑化を行う緑化工法が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、前記吸水性シートにより降雨或いは灌水等により種
子が流出されることを防止するものであるが、このよう
な植栽用ポットにおいては、設置場所に孔を形成しなけ
ればならなかった。このために従来技術においては簡単
に播種をして緑化などができないという問題があった。
は、前記吸水性シートにより降雨或いは灌水等により種
子が流出されることを防止するものであるが、このよう
な植栽用ポットにおいては、設置場所に孔を形成しなけ
ればならなかった。このために従来技術においては簡単
に播種をして緑化などができないという問題があった。
【０００４】このような問題を解決する一手段として、
前記上下一対の植物繊維質からなる吸水性シートに挟ま
れた種子を地面等に設置して植栽することが考えられる
が、このような場合には種子上が覆土とならずに外気と
なり、したがって吸水性シート内側の種子が夜間等にお
いて冷気にさらされて発芽しにくくなったり、また吸水
性シートが溶けた際に種子が風によって飛ばされてしま
うという等の問題が懸念される。
前記上下一対の植物繊維質からなる吸水性シートに挟ま
れた種子を地面等に設置して植栽することが考えられる
が、このような場合には種子上が覆土とならずに外気と
なり、したがって吸水性シート内側の種子が夜間等にお
いて冷気にさらされて発芽しにくくなったり、また吸水
性シートが溶けた際に種子が風によって飛ばされてしま
うという等の問題が懸念される。
【０００５】本発明は前記問題を解決して簡単に播種が
できると共に、確実な発芽、植栽が可能な採種パックを
提供することを目的とする。
できると共に、確実な発芽、植栽が可能な採種パックを
提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、水溶紙からな
る包装袋に少なくとも種子、培養土及び肥料を混合状態
で収容した播種パックである。
る包装袋に少なくとも種子、培養土及び肥料を混合状態
で収容した播種パックである。
【０００７】
【作用】前記構成によって、地面等に播種パックを設置
すると水溶性包装袋が降雨或いは灌水等により溶けて、
種子が培養土に覆われてあらわれる。この後発芽、成育
するものである。
すると水溶性包装袋が降雨或いは灌水等により溶けて、
種子が培養土に覆われてあらわれる。この後発芽、成育
するものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の第１実施例を図１乃至図６を
参照して説明する。図１において１は上下一対の水溶性
紙２、３によって形成された包装袋であり、この包装袋
１内には多数の種子４と、培養土５と、肥料６と、高分
子吸収剤７が混合状態で収容されている。前記水溶性紙
２、３は例えば１８ｃｍ角で、坪量が３０〜１２０ｇ、
好ましくは６０ｇであって、通気性があり、またその溶
解に伴なう分散速度（攪拌法）は１８０秒以内、好まし
くは３５秒以内となっており、さらにその内面には例え
ば摂氏１４０度〜２００度、好ましくは１４０度〜１６
０度程度のヒートシール層８が形成されている。そして
前記種子４、培養土５等を前記水溶性紙２、３内に収容
した後に、その四方のヒートシール層８に熱を加えてシ
ール部８Ａとしたものである。前記培養土５等は少なく
とも前記種子４の覆土となる程度の量が設けられてお
り、例えば種子４が０．５ｇ〜１ｇ（２％）、培養土５
が３０ｇ（６５％）、肥料６については緩効性肥料が１
０ｇ（２２％）、苦土石灰などの肥料が５ｇ（１０
％）、高分子吸収剤７が０．１ｇ（０．２％）程度の配
合で、総重量が４６ｇとなって地面等に置いた際に風等
によって吹き飛ばされない重量となっている。尚、種子
４に対して、培養土５、肥料６の合計は、重量比で少な
くとも１対２００、好ましくは１対１００とする。
参照して説明する。図１において１は上下一対の水溶性
紙２、３によって形成された包装袋であり、この包装袋
１内には多数の種子４と、培養土５と、肥料６と、高分
子吸収剤７が混合状態で収容されている。前記水溶性紙
２、３は例えば１８ｃｍ角で、坪量が３０〜１２０ｇ、
好ましくは６０ｇであって、通気性があり、またその溶
解に伴なう分散速度（攪拌法）は１８０秒以内、好まし
くは３５秒以内となっており、さらにその内面には例え
ば摂氏１４０度〜２００度、好ましくは１４０度〜１６
０度程度のヒートシール層８が形成されている。そして
前記種子４、培養土５等を前記水溶性紙２、３内に収容
した後に、その四方のヒートシール層８に熱を加えてシ
ール部８Ａとしたものである。前記培養土５等は少なく
とも前記種子４の覆土となる程度の量が設けられてお
り、例えば種子４が０．５ｇ〜１ｇ（２％）、培養土５
が３０ｇ（６５％）、肥料６については緩効性肥料が１
０ｇ（２２％）、苦土石灰などの肥料が５ｇ（１０
％）、高分子吸収剤７が０．１ｇ（０．２％）程度の配
合で、総重量が４６ｇとなって地面等に置いた際に風等
によって吹き飛ばされない重量となっている。尚、種子
４に対して、培養土５、肥料６の合計は、重量比で少な
くとも１対２００、好ましくは１対１００とする。
【０００９】次に前記構成につきその作用を説明する。
図２、図３に示すように道路脇10に播種パック９を適当
間隔で載置して設置する。そして降雨或いは灌水等によ
って図４に示すように水溶性紙２、３の一部が溶けて培
養土５等が露出する。この際には培養土５、肥料６等が
覆土となって種子２が覆われている。このようにして図
５に示すように培養土５等に覆われた種子４は１〜２週
間で発芽し、さらに図６に示すように茎、根が成長す
る。
図２、図３に示すように道路脇10に播種パック９を適当
間隔で載置して設置する。そして降雨或いは灌水等によ
って図４に示すように水溶性紙２、３の一部が溶けて培
養土５等が露出する。この際には培養土５、肥料６等が
覆土となって種子２が覆われている。このようにして図
５に示すように培養土５等に覆われた種子４は１〜２週
間で発芽し、さらに図６に示すように茎、根が成長す
る。
【００１０】以上のように、前記実施例においては種子
４と培養土５が混合状態で水溶性紙２、３からなる包装
袋１に収容されているために、前記包装袋１を例えば道
路脇等に置くだけでよく簡単に植栽でき、また培養土４
が覆土となって種子２が覆われるために外気温度などに
よって影響されなくなると共に種子４が風等により飛ば
されることはなく良好に発芽、成長でき、確実に植栽で
きる。
４と培養土５が混合状態で水溶性紙２、３からなる包装
袋１に収容されているために、前記包装袋１を例えば道
路脇等に置くだけでよく簡単に植栽でき、また培養土４
が覆土となって種子２が覆われるために外気温度などに
よって影響されなくなると共に種子４が風等により飛ば
されることはなく良好に発芽、成長でき、確実に植栽で
きる。
【００１１】さらに前記実施例では水溶性紙２、３が溶
けた始めた場合には、該水溶性紙がやや粘着性を有する
スラリー状となり種子４と培養土５が地面等と一体化す
るために風等によって一層吹き飛ばされることはない。
けた始めた場合には、該水溶性紙がやや粘着性を有する
スラリー状となり種子４と培養土５が地面等と一体化す
るために風等によって一層吹き飛ばされることはない。
【００１２】しかも、培養土５には肥料６と高分子吸収
剤７を混合したことによって発芽後の育成、開花等を良
好に行うことができる。
剤７を混合したことによって発芽後の育成、開花等を良
好に行うことができる。
【００１３】図７は第２実施例を示しており、前記第１
実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明
を省略する。第２実施例では水溶性紙２、３の中間を熱
シール部８Ｂとし、この熱シール部８Ａ、８Ｂによって
仕切られた空間に種子４と培養土５などが収容されてい
るものである。このように熱シール部８Ａ、８Ｂによっ
て仕切られた空間に種子４と培養土５を各々収容するこ
とによって、種子４の配分を調節したりまた各種の種子
４を区別して配分できる。
実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明
を省略する。第２実施例では水溶性紙２、３の中間を熱
シール部８Ｂとし、この熱シール部８Ａ、８Ｂによって
仕切られた空間に種子４と培養土５などが収容されてい
るものである。このように熱シール部８Ａ、８Ｂによっ
て仕切られた空間に種子４と培養土５を各々収容するこ
とによって、種子４の配分を調節したりまた各種の種子
４を区別して配分できる。
【００１４】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば包装袋の大きさは実施例に限定され
ず、また包装袋に種子の種類等を印刷してもよく、さら
に運搬時などの際に降雨の影響を避けるために、１個或
いは複数毎に包装袋を耐水シートに収納してもよいなど
種々の変形が可能である。また本発明の用途としては緑
化工事以外に、花壇、家庭等の菜園、或いはポット栽培
等あらゆるものに使用することができる。
ではなく、例えば包装袋の大きさは実施例に限定され
ず、また包装袋に種子の種類等を印刷してもよく、さら
に運搬時などの際に降雨の影響を避けるために、１個或
いは複数毎に包装袋を耐水シートに収納してもよいなど
種々の変形が可能である。また本発明の用途としては緑
化工事以外に、花壇、家庭等の菜園、或いはポット栽培
等あらゆるものに使用することができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、水溶紙からなる包装袋に少な
くとも種子、培養土及び肥料を混合状態で収容したもの
であり、簡単に播種ができると共に、確実な発芽、植栽
が可能な採種パックを提供できる。
くとも種子、培養土及び肥料を混合状態で収容したもの
であり、簡単に播種ができると共に、確実な発芽、植栽
が可能な採種パックを提供できる。
【図１】本発明の第１実施例を示す一部切欠き斜示図で
ある。
ある。
【図２】本発明の第１実施例を示す設置状態を示す斜示
図である。
図である。
【図３】本発明の第１実施例の第１行程を示す断面図で
ある。
ある。
【図４】本発明の第１実施例の第２行程を示す断面図で
ある。
ある。
【図５】本発明の第１実施例の第３行程を示す断面図で
ある。
ある。
【図６】本発明の第１実施例の第４行程を示す断面図で
ある。
ある。
【図７】本発明の第２実施例を示す断面図である。
１ 包装袋 ２ ３ 水溶性紙 ４ 種子 ５ 培養土 ６ 肥料
Claims (1)
- 【請求項１】 水溶紙からなる包装袋に少なくとも種
子、土及び肥料を混合状態で収容したことを特徴とする
巻く播種パック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14292492A JPH05328803A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 播種パック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14292492A JPH05328803A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 播種パック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05328803A true JPH05328803A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15326803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14292492A Pending JPH05328803A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 播種パック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05328803A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011167118A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Toppan Printing Co Ltd | 種子収納媒体 |
| JP2013126392A (ja) * | 2011-12-17 | 2013-06-27 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 二重包装体緑化材 |
| RU2761648C2 (ru) * | 2020-01-23 | 2021-12-13 | Александр Олегович Новосельцев | Модуль для выращивания микрозелени из семян растений и способ выращивания микрозелени из семян растений |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5438840U (ja) * | 1977-08-22 | 1979-03-14 | ||
| JPS5578752A (en) * | 1978-12-12 | 1980-06-13 | Tokiwa Leather Kogyo Kk | Wall or floor material and method of making same |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP14292492A patent/JPH05328803A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5438840U (ja) * | 1977-08-22 | 1979-03-14 | ||
| JPS5578752A (en) * | 1978-12-12 | 1980-06-13 | Tokiwa Leather Kogyo Kk | Wall or floor material and method of making same |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011167118A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Toppan Printing Co Ltd | 種子収納媒体 |
| JP2013126392A (ja) * | 2011-12-17 | 2013-06-27 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 二重包装体緑化材 |
| RU2761648C2 (ru) * | 2020-01-23 | 2021-12-13 | Александр Олегович Новосельцев | Модуль для выращивания микрозелени из семян растений и способ выращивания микрозелени из семян растений |
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