JPH09238580A - 農業・園芸用物品 - Google Patents

農業・園芸用物品

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JPH09238580A
JPH09238580A JP8079488A JP7948896A JPH09238580A JP H09238580 A JPH09238580 A JP H09238580A JP 8079488 A JP8079488 A JP 8079488A JP 7948896 A JP7948896 A JP 7948896A JP H09238580 A JPH09238580 A JP H09238580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
container
bag
soil
fertilizer
Prior art date
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Pending
Application number
JP8079488A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Uchida
実 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UCHIDA PLAST KOGYO KK
Original Assignee
UCHIDA PLAST KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by UCHIDA PLAST KOGYO KK filed Critical UCHIDA PLAST KOGYO KK
Priority to JP8079488A priority Critical patent/JPH09238580A/ja
Publication of JPH09238580A publication Critical patent/JPH09238580A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Fertilizing (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 肥料や農薬を徐放性を持って発効させ、手間
を掛けないで済むようにする。 【解決手段】 分解性プラスチックにより厚さの異なる
カプセル容器1を形成し、該カプセル容器1の中空室2
に肥料又は殺虫剤等の農薬,さらにはこれらの混合物を
封入してなり、土壌に撒布して使用する際にカプセル容
器の経時的に分解する速度がその肉厚に応じて遅速を生
じることにより肥効や薬効の発生する時期並びに発効期
間が選択・設定できるようにし、さらに、施肥や防虫に
手間を掛けずに済むようにした。また分解性プラスチッ
クにより容器3、袋体7及び除雪・防寒シート11を形
成して、作物、果実等に使用して作物、果実等の生長、
生育を促進させ用済み後には自然に分解させて撤去作業
を省略するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分解性プラスチッ
クの特性を活用した農業・園芸用に使用する各種の物品
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば農業や園芸で使用する肥料
や殺虫剤等の農業はそれぞれ、種類や量を違えて施用す
る時期に応じて個々にその都度施用しているため、多く
の手間と時間が必要であった。
【0003】また、苗を生育させ、ある程度生長した時
点で苗を苗圃から耕作場所へ移植することが行なわれて
おり、移植に多くの手間と適期を選択する必要があっ
た。
【0004】また、果実の園芸で果実に防虫のため紙袋
やビニール袋を被せているが、このような従来の袋は紫
外線カットや温度調節が困難で、本来の果実のうまみを
引き出しにくいことがあり、また、用済み後に一々撤去
しなければならないわずらわしさがあった。
【0005】また、寒冷地等で防雪,防寒用に地面に樹
脂製のシートを敷いているが、春先の雪解け時期には撤
去するのに手間が掛かっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、この
ような従来技術にみられる課題を解決することができ
る、農業・園芸用物品を提供することを目的としてお
り、分解性プラスチックの特性を活用することにより、
前記した従来技術にみられる課題をすべて解決しようと
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係わる農業・園芸用物品は、分解性プラス
チックにより厚さの異なるカプセル容器を形成し、該カ
プセル容器の中空室に肥料又は殺虫剤等の農薬,さらに
はこれらの混合物を封入して構成し、土壌に撒布して使
用する際にカプセル容器が経時的に分解する速度がその
肉厚に応じて遅速を生じることにより肥効や薬効の発生
する時期並びに発効期間が選択できるようにした。
【0008】また、分解性プラスチックにより植木鉢の
形をなす容器を形成して、該容器に育苗用の土壌を詰め
て播種し、育苗したものを耕作場所に所定間隔置きに地
面に埋め込む形に配置することで、苗が生長した時点で
容器が分解し、そのまま生長を続けさせるようにした。
【0009】また、分解性プラスチックのフイルム又は
シートにより袋体を形成し、この袋体に殺虫剤を含浸又
は内封させたものを果実に被せて使用すれば徐放性薬効
を保持しつつ紫外線をカットし、袋の撤去時や果実の収
穫時には袋は分解して外す作業を省略できるようにし
た。
【0010】また、分解性プラスチックのシートを防
雪,防寒のため地面に敷いて土壌を一定に保たせ、種子
や苗を雪や寒さから守らせ、春先の雪解け時期に分解さ
せるようにすることでシートを撤去する手間が省け、ま
た放置しておいても苗の生育を妨げることはないように
した。
【0011】本発明に使用する分解性プラスチックは例
えば、主に紫外線により分解する光分解プラスチック
や、微生物により分解される生分解プラスチックであ
る。一例を挙げれば、前者の光分解性プラスチックでは
一部のスーパーマーケットで採用されているいわゆるレ
ジ袋と称される買物袋が知られており、また、後者の生
分解プラスチックではとうもろこしからとれる澱粉を原
料にしたものが知られてる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる農業・園芸
用物品の実施の形態を図面と伴に説明する。図1は請求
項1に対応する実施の形態を示す断面図であり、図1に
おい1は分解性プラスチックで中空に形成されるカプセ
ル容器であり、(a)は肉厚0.1m/m,(b)は肉
厚0.3m/m,(c)は肉厚0.5m/mに形成さ
れ、(a)は地中にて約1ケ月で分解し、(b)は地中
にて約6ケ月で分解し、(c)は地中にて約1年で分解
するように設定されている。これらのカプセル容器1の
中空室2内に各種の肥料,または殺虫剤等の農薬,さら
にはこれらの混合物1′が封入される。
【0013】このように形成したカプセル容器1は、中
空室2に封入した肥料または農薬の発効時期に対応する
肉厚のものを選んで施用すれば、作物等の生育が完全に
生育するまで何もする必要はない。また、肉厚の異なる
カプセル容器を適宜混合して使用するようにすれば、例
えば1年間にわたって徐放性を持続した肥効や薬効を発
揮させることができ、収穫期まで放置することさえ可能
になる。
【0014】図2は請求項2に対応する実施の形態の断
面図であり、図2において3は分解性プラスチックで植
木鉢の形に形成される容器であり、該容器3に発芽・育
苗に必要な土壌4を填めて作物等の種子を播種する。こ
の容器3を(a)に示すように畝状に盛土した耕作場所
5の表面に埋め込むように設置して苗6を発芽させる。
この苗6が(b)のように生長して本来移植を必要とす
る時期になると、分解性プラスチックで形成した容器3
によつて伸長が妨げられていた根は耕作場所5の土壌に
伸びて行くことができる。このように容器3を使用すれ
ば苗6を移植する手間が省け、さらに苗6を折ったり傷
つけたりすることなく生育させることができる。
【0015】図3は請求項3に対応する実施の形態を示
すものであり、分解性プラスチックのフイルムはシート
で形成した袋体7を(a)のように果樹8の枝9に生育
した果実10に被せる。これらの袋体7には果実10に
合った防虫剤を含浸させるか内封させて防虫効果をさら
に向上させ、さらに温度調節或いは紫外線Sカットを一
定期間行なわせるが、果実10に合った防虫剤や紫外線
の受容量をうまく調節すればその果実10の本来のうま
みをよりよく引き出すことができる。そして、果実10
の収穫時期や袋体7の撤去時になると(b)に点線で示
すように袋体7は分解してなくなり一々撤去する必要が
ないため袋体7の撤去作業が省略される。
【0016】図4は請求項4に対応する実施の形態を示
す断面図であり、図4において11は分解性プラスチッ
クのシートで形成される防雪・防寒シートである。この
防雪・防寒シート11を(a)に示すように畝状に盛土
した耕作場所5の表面に被せて土壌の温度を一定に保た
せ、苗6や種子6′を雪や寒波から守り、春先の雪解け
時期の種子6′の発芽や苗6の生育する時期に合わせて
(b)に点線で示すように防雪・防寒シート11を分解
させれば、日光が直接地面に当たるようになり、苗6の
生長を妨げることはなく、また、防雪・防寒シート11
を撤去する手間が省ける。
【0017】
【発明の効果】以上に各実施の形態について説明したよ
うに本発明に係わる農業・園芸用物品は、分解性プラス
チックで容器,袋体,シート等に形成したものを、作物
等の生長・生育に合わせて経時的に自然に分解させるこ
とで使用の目的を達成させるようにしてて、極力手間を
掛けず作物等の生長・生育を促進させ、病中害から守
り、用済み後には自然に分解して撤去するための手間が
掛からず、廃棄物を発生することもないといった多くの
利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に対応する実施の形態のカプセル容器
の断面図であって、(a)は肉厚0.1m/m(b)は
肉厚0.3m/m、(c)は肉厚0.5m/mのカプセ
ル容器を示すものである。
【図2】請求項2に対応する実施の形態の容器の使用状
態を示す断面図であって、(a)は容器を埋め込んだ状
態、(b)は容器が分解した状態を示すものである。
【図3】請求項3に対応する実施の形態の袋体の使用状
態の図であって、(a)は果実に袋体を被せた状態、
(b)は袋体が分解した状態を示すものである。
【図4】請求項4に対応する実施の形態のシートの使用
状態の断面図であって、(a)は除雪・防寒シートを畝
に被せた状態、(b)は除雪・防寒シートが分解した状
態を示すものである。
【符号の説明】
1 カプセル容器 1′ 肥料または農薬 2 中空室 3 容器 5 耕作場所 6 苗 6′ 種子 7 袋体 11 防雪・防寒シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分解性プラスチックにより厚さの異なる
    カプセル容器を形成して該カプセル容器の中空室に肥料
    又は殺虫剤等の農薬,さらにはこれらの混合物を封入し
    て、土壌に撒布して使用する際にカプセル容器の経時的
    に分解する速度がその肉厚に応じて遅速を生じることに
    より肥効や薬効の発生する時期ならびに発効期間が選択
    ・設定できるようにしたことを特徴とする農業・園芸用
    物品。
  2. 【請求項2】 分解性プラスチックにより植木鉢の形を
    なす容器を形成して該容器により農作物等を育苗して該
    容器ごと耕作場所の土壌に埋め込み、経時的に前記容器
    が分解することで苗の移植を不要にできるようにしたこ
    とを特徴とする農業・園芸用物品。
  3. 【請求項3】 分解性プラスチックのフイルム又はシー
    トにより袋体を形成して該袋体を果樹で生育中の果実に
    被着し、所要の期間果実を保護せしめ、所定期間経過後
    に経時的に自然分解するようにしたことを特徴とする農
    業・園芸用物品。
  4. 【請求項4】 分解性プラスチックのシートで形成さ
    れ、該シートを耕作場所の土壌表面に被せることで土壌
    を保温して播種した種子や発芽した苗を雪や寒さから保
    護し、雪解け時期に経時的に自然分解するようにしたこ
    とを特徴とする農業・園芸用物品。
JP8079488A 1996-03-06 1996-03-06 農業・園芸用物品 Pending JPH09238580A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226288A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 施肥用包装体及び施肥方法
WO2023146018A1 (ko) * 2022-01-27 2023-08-03 주식회사 다우테크 방충 성능이 우수한 농업용 멀칭비닐 및 이의 제조방법

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