JPH07264926A - 脱穀装置の選別風供給構造 - Google Patents

脱穀装置の選別風供給構造

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JPH07264926A
JPH07264926A JP6054294A JP6054294A JPH07264926A JP H07264926 A JPH07264926 A JP H07264926A JP 6054294 A JP6054294 A JP 6054294A JP 6054294 A JP6054294 A JP 6054294A JP H07264926 A JPH07264926 A JP H07264926A
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JP
Japan
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sieve
selecting
sorting
fan mill
karako
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Pending
Application number
JP6054294A
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English (en)
Inventor
Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な改造により、機種の大型化されたもの
でも粗選別用シーブに対して十分な選別風供給を行うこ
とのできる脱穀機の選別部構造を提供する。 【構成】 扱室3の受網4から漏下した処理物をふるい
選別する粗選別用シーブ7と、該粗選別用シーブ7から
漏下した処理物をふるい選別する精選別用シーブ8とを
装備し、第1唐箕10と第2唐箕11とを前後に隣接さ
せた状態で配設し、第1唐箕10からの選別風を粗選別
用シーブ7と精選別用シーブ8との間に供給するように
第1唐箕10の送風口を設定し、第2唐箕11からの選
別風を精選別用シーブ8の下方に供給するように第2唐
箕11の送風口を設定し、第1唐箕10の羽根体10b
の回転向きと、第2唐箕11の羽根体11bの回転向き
とを逆向きに設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室の受網から漏下し
た処理物をふるい選別する粗選別用シーブと、該粗選別
用シーブから漏下した処理物をふるい選別する精選別用
シーブとを装備した脱穀装置の選別部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱穀装置の選別部構造
は、例えば特開平6‐38624号公報に開示されてい
るように、選別風を供給する唐箕は、一番物回収部の前
方に1つのみ配設したものが周知であって、その唐箕か
らの選別風は、精選別用シーブの下方から精選別用シー
ブ及び粗選別用シーブへ向けて供給するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、精選別用シーブに先に選別風
が供給され、その後、粗選別用シーブに向けて供給され
るようになっていたため、機種が小型のものにおいて
は、処理物量が比較的少量のものに対して風選作用を与
えるものであるから、その1つの唐箕による選別風の供
給で十分風選別作用を発揮させることができるものの、
機種が大型のものになってくると、処理物量が大量とな
るので、精選別するのに対しては十分風選作用を発揮さ
せることはできるものの、粗選別用シーブまではその選
別風が十分行き渡らないため、特に選別風を十分供給さ
れることが望まれる粗選別用シーブでの風選作用が不十
分なものとなり、二番処理物にワラ屑が多く混入する虞
れがあって、二番処理物等に対する処理負荷が大きいも
のとなっていた。本発明は、上記実情に鑑みてなされた
ものであって、簡単な改造により、機種の大型化された
ものでも粗選別用シーブに対して十分な選別風供給を行
うことのできる脱穀装置の選別部構造の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる脱穀装置
の選別部構造は、上記目的を達成するために、冒記構造
のものにおいて、第1唐箕と第2唐箕とを前後に隣接さ
せた状態で配設し、前記第1唐箕からの選別風を前記粗
選別用シーブと前記精選別用シーブとの間に供給するよ
うに前記第1唐箕の送風口を設定するとともに、前記第
2唐箕からの選別風を前記精選別用シーブの下方に供給
するように前記第2唐箕の送風口を設定し、かつ、前記
第1唐箕の羽根体の回転向きと、前記第2唐箕の羽根体
の回転向きとを逆向きに設定してあることを特徴構成と
する。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りであ
る。
【0005】
【作用】即ち、第1唐箕と第2唐箕とを前後に隣接させ
た状態で配設し、第1唐箕からの選別風を粗選別用シー
ブと精選別用シーブとの間に供給するように第1唐箕の
送風口を設定するとともに、第2唐箕からの選別風を精
選別用シーブの下方に供給するように第2唐箕の送風口
を設定し、かつ、第1唐箕の羽根体の回転向きと、第2
唐箕の羽根体の回転向きとを逆向きに設定してあるか
ら、粗選別用シーブへの選別風の供給は第1唐箕で専用
に行い、精選別用シーブへの選別風の供給は第2唐箕で
専用に行うものであり、かつ、各唐箕の羽根体が互いに
反対向きに回転することで、羽根体の回転によって生ず
る振動同士が相殺され易くなっている。
【0006】
【発明の効果】従って、大型化された機種のように、処
理物量が大量になるものにおいて、選別風が2つの唐箕
のそれぞれから粗選別用シーブと精選別用シーブとに振
り分けて供給されるから、各選別用シーブに最も適した
選別風供給を行えるように簡易に設定できるとともに、
各唐箕の羽根体の回転向きが逆向きに設定してあること
でその回転時に発生する振動を互いに打ち消すようにで
きるので、比較的振動の少ない脱穀選別装置を得ること
ができるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、コンバインの脱穀装置を示している。こ
の脱穀装置は、脱穀部A、選別部B、及び回収部Cを備
えて構成している。脱穀部Aは、フィードチェーン1で
挾持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する扱胴2を前後軸
心周りで回転自在に扱室3に軸架し、その扱胴2の下方
に受網4を張設して構成している。選別部Bは、左右一
対の揺動枠体5,5間にわたって、グレンパン6、粗選
別用シーブとしてのチャフシーブ7、精選別用シーブと
してのグレンシーブ8及びストローラック9等を架設し
ているとともに、2つの唐箕、つまり第1唐箕10と第
2唐箕11とを一番物回収装置12の前方で前後に配設
して構成している。回収部Cは、グレンシーブ8の下方
に配設したスクリュー搬送装置からなる一番物回収装置
12と、この一番物回収装置12の後方に配設したスク
リュー搬送装置からなる二番物回収部13とで構成して
ある。
【0008】図1に示すように、第1唐箕10と第2唐
箕11とは、それぞれ、唐箕ケース10a,11aに羽
根体10b,11bを内装して構成している。そして、
第1唐箕10の羽根体10bは、図1において右回りで
回転駆動され、一方、第2唐箕11の羽根体11bは、
図1において左回りで回転駆動されるようにしている。
このため、第1唐箕10の送風口10cは、チャフシー
ブ7とグレンシーブ8との間に選別風が向かう状態で、
唐箕ケース10aの上部に設けており、第2唐箕11の
送風口11cは、グレンシーブ8の選別風が向かう状態
で、唐箕ケース11aの後部に設けている。さらに、各
送風口10c,11cの後方箇所には、選別風が、チャ
フシーブ7やグレンシーブ8の前後長さ範囲に満遍なく
行き渡るように、送風ガイド14‥、15‥を配設して
いる。
【0009】尚、図1に示すように、一番物回収装置1
2のスクリューの回転方向と、二番物回収装置13のス
クリューの回転方向とは、互いに逆向きになるようにし
ている。これによっても、スクリュー回転に伴う振動が
一番物回収装置12と二番物回収装置13とにおいて相
殺し得るので、それらスクリュー回転に伴う振動の発生
が抑制される。尚、図1中、16は二番物還元装置であ
り、17は排塵ファンである。さらに、図1に示すよう
に、本脱穀装置は、大型コンバインの機種に対応する構
成であって、図2に示す小型コンバインの機種に対応す
るものとは、第1唐箕10及びその送風構造の有無で違
いがあるに過ぎないので、その第1唐箕10及びその送
風構造以外の構造は共通のものとして製造できるもので
ある。よって、大型コンバインと小型コンバインとをそ
の脱穀装置において共通構造については同一工程で製造
できることから、製造ラインの共通化等製造コストの低
減化を図れるものである。
【0010】〔別実施例〕 図3に示すように、前後に配設された第1唐箕10と
第2唐箕11とのそれぞれの唐箕ケース10a,11a
には、横軸P1,P2周りで開閉揺動自在な開閉体10
d,11dが設けられており、開閉体10d,11dは
各別に揺動開閉操作自在に構成している。従って、第1
唐箕10と第2唐箕11とのそれぞれからの選別風の供
給風力の調節を開閉体10d,11dの姿勢調節で適宜
行えるものとなっている。これにより、収穫作物の種類
や処理物の湿り気状態等の各種条件に応じて、粗選別用
シーブ7への送風風力と、精選別用シーブ8への送風風
力とを最適な状態に各別に設定できるのである。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの脱穀装置を示す縦断側面図
【図2】小型コンバイン用の脱穀装置を示す縦断側面図
【図3】別実施例のコンバインの脱穀装置を示す縦断側
面図
【符号の説明】
3 扱室 4 受網 7 粗選別用シーブ 8 精選別用シーブ 10 第1唐箕 10b 羽根体 11 第2唐箕 11b 羽根体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室(3)の受網(4)から漏下した処
    理物をふるい選別する粗選別用シーブ(7)と、該粗選
    別用シーブ(7)から漏下した処理物をふるい選別する
    精選別用シーブ(8)とを装備した脱穀装置の選別部構
    造において、 第1唐箕(10)と第2唐箕(11)とを前後に隣接さ
    せた状態で配設し、前記第1唐箕(10)からの選別風
    を前記粗選別用シーブ(7)と前記精選別用シーブ
    (8)との間に供給するように前記第1唐箕(10)の
    送風口を設定するとともに、前記第2唐箕(11)から
    の選別風を前記精選別用シーブ(8)の下方に供給する
    ように前記第2唐箕(11)の送風口を設定し、かつ、
    前記第1唐箕(10)の羽根体(10b)の回転向き
    と、前記第2唐箕(11)の羽根体(11b)の回転向
    きとを逆向きに設定してある脱穀装置の選別風供給構
    造。
JP6054294A 1994-03-30 1994-03-30 脱穀装置の選別風供給構造 Pending JPH07264926A (ja)

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