JPH07264923A - コンバインの変速レバー - Google Patents

コンバインの変速レバー

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Publication number
JPH07264923A
JPH07264923A JP6062489A JP6248994A JPH07264923A JP H07264923 A JPH07264923 A JP H07264923A JP 6062489 A JP6062489 A JP 6062489A JP 6248994 A JP6248994 A JP 6248994A JP H07264923 A JPH07264923 A JP H07264923A
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JP
Japan
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lever
reverse
speed change
clutch
rod
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Application number
JP6062489A
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English (en)
Inventor
Akihiko Nakaya
昭彦 中矢
Kozo Kitayama
浩三 北山
Kazuto Ando
和登 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型コンバイン構成のため、操縦席側方の変
速レバーをフロントコラム上部に支持できるようにする
とともに、その後方傾倒時に、立姿勢の作業者に当接し
ないように配設することを目的とする。 【構成】 操縦席9の前方に作業操作用のフロントコラ
ム1を立設したコンバインの操作部Aにおいて、フロン
トコラム1に変速レバー2を前後回動可能に支持し、変
速レバー2の後方傾倒時において、変速レバー2の少な
くとも先端部が正面視で操縦席9より外側に位置するよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの変速レバ
ーの配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインにおいて、前後回動操
作可能の変速レバーを操縦席の側方に支持した構成は公
知となっており、小型コンバインにおいてもこのような
構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、小型コンバイン
構成においては、各部の一層のコンパクト化が望まれ、
操縦席付近もコンパクト化を実現するために、操縦席側
方の変速レバー配設スペースを削除して、左右幅を短く
するのが望ましい。そこで、操縦席前方の、操向及び刈
取部昇降操作用のレバー等を支持するフロントコラムに
変速レバーを支持することが考えられるが、変速レバー
は、作業者の操縦感覚に適するよう、中立位置より前方
に回動して前進操作とし、後方に回動して後進操作とし
て設定することが望ましく、それが誤操作を回避する手
段にもなる。この場合、前進・後進各操作域において、
一定の変速操作域を設けなければならないので、前後回
動量はかなり長くなる。従って、操縦席前方に配設した
場合に、変速レバーを後方へ回動操作すると、特に穀稈
の丈が長い等の事情で遠方を見て操作するために、作業
者が立って操縦を行っている場合には、作業者に当接し
てしまい、操作性が悪くなってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンバインの
小型化を図り、操縦席付近の横幅を短くするために次の
ような手段を用いる。即ち、操縦席9の前方に作業操作
用のフロントコラム1を立設したコンバインの操作部A
において、フロントコラム1に変速レバー2を前後回動
可能に支持し、変速レバー2の後方傾倒時において、変
速レバー2の少なくとも先端部が正面視で操縦席9より
外側に位置するように構成した。
【0005】
【作用】変速レバー2がフロントコラム1に支持される
ので、操縦席9側方の変速レバー配設スペースが削除さ
れる分、横幅が短くなる。また、変速レバー2後方回動
時にも、少なくともその先端位置が操縦席9の正面視外
側となっているので、例えば作業者が立って操縦して
も、作業者に変速レバー2の先端が当接しない。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は本発明を採用するコンバインの正面図、
図2は同じく右側面図、図3は操作部Aの上方斜視図、
図4はフロントコラム1の内部正面図、図5は同じく内
部側面図、図6は変速レバー機構の正面図、図7は同じ
く部分正面一部断面図、図8は変速レバー機構の側面
図、図9は同じく部分側面一部断面図で、(a)は変速
レバー2と前進連動板24Fとの連動を示す図、(b)
は変速レバー2と後進連動板24Rとの連動を示す図、
図10は操向・刈取昇降レバー機構を示す正面図、図1
1は変速レバー2及び操向・刈取昇降レバー3とミッシ
ョンケースMとの配線構造を示す内部側面図、図12は
刈取・脱穀クラッチレバー機構を示す内部側面図であ
る。
【0007】まず、コンバインの全体構成について図1
及び図2より説明する。左右クローラ65L・65Rを
支承してなるクローラ走行装置上に、走行機体を形成し
ており、図2の如く、走行機体の右側において、前方に
操作部Aを、後方に籾収納部Dを配設している。操作部
Aは、シャーシ6にて支持され、最前部に、前方をフロ
ントカバー5にて被覆されるフロントコラム1が立設さ
れていて、その上部が操作盤1aとなっており、変速レ
バー2、操向・刈取昇降レバー3、安全バー4等が突設
支持され、フロントコラム1の後方には、ステップ7を
経て、エンジンルームを兼ねる座席台8上に操縦席9が
配設されている。なお、図1中、変速レバー2の前進操
作位置をF、後進操作位置をRとして図示している。ま
た、操縦席9左側の後記脱穀・選別部Cの前上部には、
刈取クラッチレバー10及び脱穀クラッチレバー11が
配設されている。作業者は、図2の如く、操縦席9に腰
掛けるか、またはステップ7上に立って操縦を行う。籾
収納部Dは、籾袋を載置できるようになっていて、その
上方に漏斗状となったグレンタンク64が配設されて、
グレンタンク64より流下する籾を籾袋に収納できるよ
うになっている。また、後記脱穀・選別部Cより籾を搬
送する揚穀コンベア63がグレンタンク64に連結され
ている。
【0008】更に図1の如く、走行機体の左側には、脱
穀・選別部Cが形成されていて、その前方に、上下回動
可能に刈取部Bが支持されている。本実施例は二条刈り
用であり、刈取部Bの最前部に、分草板56L・56M
・56Rを前方に突設する左右一対の引起し装置57L
・57Rを配設し、その下端部後方に、刈刃58及びス
ターホイルである掻込搬送ホイル59L・59Rを配設
しており、その後方に穂先搬送装置60及び縦搬送装置
61を配設している。刈取部Bにおける各装置の駆動系
は、エンジンより伝動される刈取入力プーリー48より
刈取入力軸53を介して、両搬送装置60・61を駆動
する一方、第一伝動軸54、第二伝動軸55を介して、
引起し装置57・刈刃58・掻込搬送ホイル59が駆動
される構成である。
【0009】穀稈は、引起し装置57にて立姿勢に引き
起こされ、根元部が掻込搬送ホイル59にて刈取部A内
に掻き込まれて刈刃58にて切断され、更に穂側が穂先
搬送装置60にて、根側が縦搬送装置61にて挟持さ
れ、立姿勢から横姿勢に変更されつつ搬送され、脱穀・
選別部C上方の脱穀部に配設されているフィードチェー
ン62に受け継がれ、図示されぬ扱胴にて穀稈が脱穀さ
れ、更に脱穀された籾等が、下方の選別部にて選別され
て、籾が前記揚穀コンベア63を経て、グレンタンク6
4に収納されるのである。
【0010】次に、操作部Aにおけるフロントコラム1
の構成について説明する。フロントコラム1の上部は、
図3のように操作パネル1aとなっていて、変速レバー
2、操向・刈取昇降レバー3の他、操縦者が作業姿勢を
保持するために把持する安全バー4、キー挿入口12、
機体各部の異常警報用の安全確認パネル13、タコメー
ター14等が配設されている。そして、フロントコラム
1の後部下方には、図5図示の操縦者の踏み操作にて前
方回動するブレーキペダル15が吊設されていて、右側
方には、図4図示の駐車ブレーキレバー16が突設され
ている。
【0011】フロントコラム1の前部は、図5の如く、
ランプ5bを具備するフロントカバー5が、シャーシ6
の前端部に横設された係止棒6aにフック5aを掛けて
被覆されており、フック5aの取外しによってフロント
カバー5を開け、フロントコラム1の前部を開放でき
る。フロントカバー5を外すと、フロントコラム1の下
方にて、扱深さ調節用のリレー部材34・34、ランプ
5b点灯用のリレー部材35・35、更に、フラッシャ
点灯用のリレー部材36が前面に配設されていて、これ
らのリレー部材のメンテナンス作業がやりやすくなって
いる。
【0012】変速レバー2の構成について説明する。変
速レバー2は、従来、操縦席9の左側(刈取部B側)に
配設されていたが、操作部Aの左右幅を短縮するため、
また、レバーの刈取部Bとの干渉を回避するために、本
実施例では、図3の如く、操作パネル1aに構成された
ガイド溝17内にて前後及び左右回動可能に支持されて
いる。ガイド溝17の前方部分17Fは、前進域であ
り、前方に回動するほど高速走行し、その後端位置で停
止する。その後端位置より左横に形成された溝17Nは
中立域であり、この部分に変速レバー2を位置させる
と、走行停止状態が保持される中立状態となる。そし
て、中立域17Nの左端より後方に後進域17Rが形成
されていて、この後進域17R内にて変速レバー2を後
方に回動させると、後進し、かつその後方回動量に比例
して後進走行速度が増進する。このように、中立域17
Nより、前方に前進域17Fを、後方に後進域Rを延設
しているのは、作業者の操縦感覚からの見地であり、操
縦ミスを少しでも回避するように考慮されているのであ
る。
【0013】また、変速レバー2の前後回動支点は、図
8の如く、略中立域17Nの下方にある。また、変速レ
バーの操作荷重を軽減するためには、その基部より先端
までの長さを長くすればよいが、直線状に長くしたので
は、変速レバー先端の回動軌跡が大きくなり、それだけ
変速操作に係る手の動きが大きくなって操作がやりずら
くなるので、変速レバー2の基部と先端までの距離を短
縮するために、図8の如く、側面視で先端のグリップ2
eを操縦席9側に向けて、屈曲角度θ1にて「く」の字
に屈曲させている。従って、後進域17Rにセットし、
更に図2または図8に示す如く、その後端部RH位置に
セットした変速レバー2は、後方にかなり傾倒し、対地
角度θ2は極めて小さくなる。
【0014】一方、作業者は遠方を見て作業をする必要
がある場合等に、ステップ7上に立って作業をすること
があり、作業者がこの姿勢をとる時に、後方に傾倒する
変速レバー2が作業者に当たらないよう、ガイド溝17
の後方域17Rは、図1または図3の如く、操縦席9か
ら見て左側(刈取部B側)に穿設し、後方域17Rにセ
ットした、即ち、図1中R位置にセットした変速レバー
2の少なくとも先端のグリップ2eが、操縦席9左端の
延長線Lより刈取部B側に外れて位置されるようにして
いる。これに加え、変速レバー2を後方回動した時、例
えば、図2・図8中のRH位置にした時に、対地角度θ
2が極めて小さく、水平状に近いので、作業者に当接す
る可能性が一層低くなっている。
【0015】次に、変速レバー2の内部機構について図
4乃至図9より説明する。フロントコラム1内におい
て、変速レバー2の下端部に、左右に平面状の板状部2
aが形成されている。一方、その下方に前後回動軸18
が左右方向に固設されており、図6及び図7の如く、前
後回動軸18上の左から右に、回転自在に前進用回動部
材23F・レバー前後回動部材19・後進用回動部材2
3Rが環設されていて、図9の如く、レバー前後回動部
材19上よりレバー連結具20・20が前後平行状に固
設されている。レバー連結具20・20間には、前後方
向に左右回動軸21が固設されていて、その軸まわり
に、即ち、左右回動自在にレバー左右回動部材22が回
転自在に環設されている。このレバー左右回動部材22
上に変速レバー2の板状部2a下端が固着されている。
こうして、変速レバー2が、図6及び図7の如く、左右
回動軸21まわりに左右回動自在となり、更に図8及び
図9の如く、前後回動軸18まわりに前後回動自在とな
っている。但し、前記の如く、変速レバー2はガイド溝
17を貫通しているので、その前進域17F及び後進域
17Rにて前後回動可能、その中立域17Nにて左右回
動可能となっている。
【0016】以上のように前後左右回動可能に支持され
た変速レバー2の前後に、枢支軸25b・25cにて枢
支される側面視三角形状のレバー摺動アーム25が、板
状部2aに穿設した長孔2bに嵌挿されており、このよ
うにレバー摺動アーム25に外嵌される変速レバー2
を、図8及び図9の如く、高・低速切換操作用の前後摺
動可能としている。また、レバー摺動アーム25は、左
右回動自在で、変速レバー2の左右回動と一体に左右回
動する。
【0017】一方、前記の前後回動軸18上に遊嵌した
前進用回動部材23Fに前進連動板24Fを、後進用回
動部材23Rに後進連動板24Rを固設して、変速レバ
ー2の板状部2aの左右に配設しており、板状部2aに
当接することによって変速レバー2の左右回動ストッパ
ーとなっている。更に、各連動板24F・24Rにはそ
れぞれ嵌挿孔24a・24bが穿設されていて、板状部
2aより左右に突設される嵌挿ピン2c・2dが変速レ
バー2の左右回動操作にて嵌挿可能となっている。即
ち、変速レバー2を右側に回動すれば、右側に突設する
嵌挿ピン2cが、右側に配設されている前進連動板24
Fの嵌挿孔24aに嵌入し、変速レバー2のガイド溝1
7の前進域17F内における前後回動操作と一体に前進
連動板24Fも、前後回動軸18を支点に前後回動し、
一方、変速レバー2を左側に回動すれば、板状部2aよ
り左側に突設する嵌挿ピン2dが、左側に配設されてい
る後進連結板24Rの嵌挿孔24bに嵌入し、変速レバ
ー2のガイド溝17の後進域17R内における前後回動
操作と一体に後進連動板24Rも前後回動する。以上の
ように、変速レバー2は、機体の左右方向並びに前後方
向に回動自在とされ、その左右回動によって、前進連動
板24Fか後進連動板24Rかに選択的に係合するよう
に構成され、更に、その前後回動によって、前進連動板
24F並びに前進用回動部材23Fか、後進連動板24
R並びに後進用回動部材23Rかを前後に回動させるの
である。
【0018】次に、変速用のリンク機構について説明す
る。図6乃至図8の如く、前進用回動部材23F及び後
進用回動部材23Rのそれぞれに、変速ロッド取付部2
3a・23bが突設されており、前進連結板24F・後
進連結板24Rの前後回動と一体に前後回動する。各変
速ロッド取付部23a・23bには、各々前進用変速ロ
ッド26F・後進変速ロッド26Rの各上端部の球面軸
受が枢支されている。即ち、各変速ロッド26F・26
Rは、それぞれ前進連結板24F・後進連動板24Rの
前後回動とともに上下に摺動する。
【0019】前進用変速ロッド26F・後進用変速ロッ
ド26Rの各下端部の球面軸受及び球面継手は、変速用
回転体28に枢支されており、各ロッド26F・26R
の上下摺動に伴って、変速用回転体28が左右方向に支
持された回転軸28aを中心に前後回動する。変速用回
転体28がこのように前後方向に配設されているので、
その配設スペースの左右幅が短縮化され、これに連結さ
れる前進用変速ロッド26F及び後進用変速ロッド26
Rの配設スペースも、その下端部付近にて左右幅が短縮
化されるので、変速レバー2の内部リンク機構の配設ス
ペースが、その左右方向において短縮化され、変速レバ
ー2の配設に伴うフロントコラム1を左右方向に大幅に
拡張する必要がないのである。
【0020】また、両変速ロッド26F・26Rの後端
部の枢支位置は、摺動によって両ロッドが干渉しないよ
うに、正面視においては図6及び図7の如く、交差しな
いように左右に位置をずらせてあるが、側面視で、図8
の如く、後進用変速ロッド26Rの下端部を前進用変速
ロッド26Fの下端部に交差する如くに、前方に寄せて
いる。これにより、後進用変速ロッド26Rの後方にス
ペースが空くので、図5の如く、その後方に配設する後
記の前後進切換ロッド27を前方に寄せ、フロントコラ
ム1の後部を前方に寄せて、コンパクト化、また、ステ
ップ7の前方拡張化を実現することができる。
【0021】更に変速用回転体28より、図11図示の
ミッションケースMに付設された、変速用のリングコー
ン30に変速用連結ロッド29が介設されており、変速
用回転体28の回転に伴って、変速用連結ロッド29
が、図8の如く前後に摺動することでリングコーン30
が回転し、ミッションケースM内にて変速切換がなされ
る。変速用連結ロッド29は、前方H側へ摺動する時に
リングコーン30を増速側に回転させ、後方L側に摺動
する時に減速側に回転させる。なお、リングコーン30
より受ける反力にて変速用回転体28が逆回転してしま
わないように、変速用回転体28の回転軸28aの周囲
に摩擦板28bが具備されており、両変速ロッド26F
・26R等のリンク機構を保護している。
【0022】変速レバー2の前後回動操作と増減速との
関連について説明する。図8及び図9(a)・(b)
中、前進域17Fの前端位置にある変速レバー2をF
H、中立域17N(前進域17Fの後端位置、或いは後
進域17Rの前端位置)にあるものをN、後進域17R
の後端位置にあるものをRHとしている。ここで、図
8、図9(a)の如く、変速レバー2を、図3図示の前
進域17Fにおいて前方(FH側)に回動させると、変
速レバー2の嵌合する前進連動板24Fが前方に回動す
るので、前進用変速ロッド26Fは下方に摺動し、変速
用回転体28を前下方に回転させ、これによって、変速
用連結ロッド29は後方H側に摺動して、リングコーン
30を増速側に回転させ、走行速度を増速させる。そし
てFH位置に達した時に前進最高速となる。また、図
8、図9(b)の如く、変速レバー2を後進域17Rに
おいて後方(RH側)に回動させると 変速レバー2
は、今度は後進連動板24Rに嵌合しており、後進連動
板24Rが変速レバー2とともに後方回動するに伴っ
て、後進用変速ロッド26が下方に摺動し、やはり変速
用回転体28を前下方に回転させて、変速用連結ロッド
29を後方H側に摺動させ、リングコーン30を増速側
に回転させ、走行速度を増速させるのであり、RH位置
に達した時、走行機体の後進速度は最高となる。
【0023】一方、変速レバー2を、前進域17Fでは
後方に、後進域17Rでは前方に、即ち、N位置側に回
動させるほど、前進用変速ロッド26Fまたは後進用変
速ロッド26Rは下方に摺動し、変速用回転体28を後
上方に回転させ、変速用連結ロッド29は前方L側に摺
動し、リングコーン30を減速側に回転させ、走行速度
は減速する。N位置においては、最も変速用回転体28
を後下方に回転させた状態となり、リングコーン30を
減速側に最大限に回転して、走行停止する。
【0024】次に、前後進切換のリンク機構について説
明する。図6乃至図9の如く、レバー摺動アーム25の
後端部より前後進切換ロッド取付部25aが突設されて
いて、変速レバー2の左右回動と一体に上下回動するよ
うになっている。この前後進切換ロッド取付部25aに
前後進切換ロッド27の上端部が枢支されていて、変速
レバー2及びレバー摺動アーム25の左右回動に伴っ
て、上下に摺動するように構成されている。一方、図
6、図7の如く、変速用回転体28の下方にて枢支部3
1が固設されて、前後方向に延設される回転軸32の前
端が回転自在に枢支されており、回転軸32の前部より
突設される取付部32aに前後進切換ロッド27の下端
部を枢結している。更に、回動軸32の後部より突設す
る取付部32bに、左右方向に延設される前後進切換用
連結アーム33の左端部が連結されており、前後進切換
用連結アーム33は、図示されないミッションケースM
の前後進切換用のレバー部材に連結されていて、前後進
切換用連結アーム33の左方F側への摺動により、この
レバー部材を前進側に切り換え、右方R側への摺動によ
り後進側に切り換える。即ち、中心域17Nにおいて、
変速レバー2を、図3図示の右側(反刈取部B側)の前
進域17F後端部側に傾倒すると、前後進切換ロッド取
付部25aが上方回動して前後進切換ロッド27が上方
に摺動し、それに伴う回転軸32の回転にて、前後進切
換用連結アーム33は左方F側に摺動して、ミッション
ケースM内にて前進切換が行われる。逆に、変速レバー
2を中立域17Nにおいて左側(刈取部B側)の後進域
17R前端部側に傾倒させると、前後進切換ロッド27
は下方に摺動し、前後進切換用連結アーム33は右方R
側に摺動して、後進切換が行われる。
【0025】変速レバー2の操作による変速及び前後進
切換機構については以上である。次に、操向・刈取部昇
降レバー3について説明する。図3の如く、操向・刈取
部昇降レバー3は、前後左右に回動可能に支持されてい
て、前後回動にて刈取部昇降操作を、左右回動にて操向
操作を行うものである。
【0026】図4、図10及び図11にて、その操向操
作機構より説明する。フロントコラム1内において、操
向・刈取部昇降レバー3の基端部には、左右方向にワイ
ヤ連結板3aが固設されており、その中心にて、操向・
刈取部昇降レバー3及びワイヤ連結板3aが左右回動自
在に枢支されている。そして、ワイヤ連結板3aの左右
端にそれぞれ左サイドクラッチワイヤ37L・右サイド
クラッチワイヤ37Rのインナーワイヤ端部を連結し
て、両サイドクラッチワイヤ37L・37Rの屈曲をで
きるだけ低減するようにフロントコラム1内の右側端部
より下方に配設し、更に正面視でミッションケースMの
右側から横方向に配設して、ミッションケースM右側の
アウター受け38に各ワイヤのアウターワイヤ端部を固
定支持し、そこから突出される各インナーワイヤ他端
を、それぞれミッションケースMの前面にて、左右回動
可能に付設された左サイドクラッチレバー39L・右サ
イドクラッチレバー39Rに枢結している。サイドクラ
ッチワイヤ37L・37RのミッションケースM右側よ
り横方向への延設方向は、サイドクラッチレバー39L
・39Rの左右回動方向に略一致するので、各ワイヤの
屈曲が抑制される。更に、クローラ配設側と反対のミッ
ションケースMの前方にてインナーワイヤが連結されて
いるので、インナーワイヤにクローラ駆動に伴う泥がか
からず、ワイヤの作動性能を、長時間良好に保持できる
のである。
【0027】左右サイドクラッチレバー39L・39R
は、それぞれ左方(反操作部A側)に回動すると、各サ
イドクラッチを切って、各側のクローラ65L・65R
の操向を停止する。旋回操作は、旋回側のクローラの駆
動を停止することによるもので、例えば、図10に図示
する如くに、操向・刈取部昇降レバー3を左側に傾倒す
れば、ワイヤ連結板3aの左端部が下方に回動して、左
サイドクラッチワイヤ37Lのインナーワイヤがミッシ
ョンケースM側に押し出され、左サイドクラッチレバー
39Lを左方に回動して、左クローラ65Lの駆動を停
止し、左側に旋回できる。逆に、操向・刈取部昇降レバ
ー3を左側に傾倒すれば、右サイドクラッチワイヤ37
RのインナーワイヤがミッションケースM側に押し出さ
れて、右サイドクラッチレバー39Rが左方に回動し、
右クローラ65Rの駆動が停止して、右方に旋回でき
る。
【0028】このように、操向・刈取部昇降レバー3と
ワイヤ連結したサイドクラッチレバー39L・39Rの
回動操作機構において、その配設スペースのコンパクト
化を図った構成について説明する。まず、左右サイドク
ラッチワイヤ37L・37Rのアウターワイヤ受けにつ
いては、ワイヤの前後配設スペースを短縮化するため、
両ワイヤのアウターワイヤを上下に保持するアウター受
け38を、ミッションケースMの右側に配設している。
【0029】更に、ミッションケースMの左右幅を短縮
化したのに伴い、左右サイドクラッチレバー39L・3
9Rのうち、左側に配設した左サイドクラッチレバー3
9Lの回動域を左側に寄せていると、その左方回動時に
ミッションケースMよりも左側に突出してしまうので、
他の部材との干渉を生じるおそれがある。従って、左サ
イドクラッチレバー39Lの回動域は、右側寄り(操作
部A寄り)に設けている。他方、右サイドクラッチレバ
ー39Rについては、右回動時にミッションケースMの
右側に突出して他の部材に干渉しないように、回動域を
左寄り(反操作部A寄り)に設けている。そうすると、
右側に配設した右サイドクラッチレバー39Rと近接す
るが、もし両回動域の干渉を避けるために、両サイドク
ラッチレバー39L・39Rを前後交差する如く配設す
ると、片方のサイドクラッチレバー分だけ前後配設位置
をずらさなければならず、従って、ミッションケースM
の前方における左右サイドクラッチレバーの前後配設ス
ペースが大きくなってしまう。そこで、両回動域につい
ては相互に干渉しないように左右に配設間隔をおいき、
更に上下にも配設位置をずらしている。本実施例では、
左サイドクラッチレバー39Lを右サイドクラッチレバ
ー39Rよりも上方に配設している。
【0030】一方、アウター受け38にて固定支持され
た左右サイドクラッチワイヤ37L・37Rのアウター
ワイヤ端部よりインナーワイヤが突出し、各サイドクラ
ッチレバー39L・39Rに連結されているが、もしア
ウター受け38において、上方側に左サイドクラッチワ
イヤ37Lを支持すれば、左サイドクラッチレバー39
Lが右サイドクラッチレバー39Rよりも上方に配設さ
れているので、左サイドクラッチワイヤ37Lより左サ
イドクラッチレバー39Lに連結するインナーワイヤ
と、右サイドクラッチワイヤ37Rより右サイドクラッ
チレバー39Rに連結されるインナーワイヤが、上下平
行状となって、相互に干渉しない。しかし両サイドクラ
ッチレバー39L・39Rは、回動域が各回動軸の上方
よりも左または右に偏っており、その回動に伴って、イ
ンナーワイヤ端部の取付部が上下に位置を移動する。従
って、インナーワイヤが伸縮に伴って上下に湾曲し、サ
イドクラッチレバー39L・39Rの回動量が、そのワ
イヤ伸縮量に正確に比例せず、作動効率が悪くなる。
【0031】そこで、左サイドクラッチワイヤ37Lの
アウターワイヤ端部をアウター受け38の下方側に支持
すれば、上方に配設され、かつ、回動域を右寄りにする
左サイドクラッチレバー39Lに連結するインナーワイ
ヤの伸縮方向が、左サイドクラッチレバー39Lの回動
方向と一致するので、インナーワイヤは、略直線状に伸
縮し、左サイドクラッチの作動効率が向上する。一方、
右サイドクラッチワイヤ37Rのアウターワイヤ端部は
アウター受け38の上方側に支持し、下方に配設され
て、かつ左寄りに回動域を持つ右サイドクラッチレバー
39Rにインナーワイヤを連結すると、右サイドクラッ
チワイヤ37Rのインナーワイヤ伸縮方向も、右サイド
クラッチレバー39Rの回動方向と一致し、略直線状に
インナーワイヤを伸縮できて、右サイドクラッチの作動
効率も向上する。
【0032】このように、アウター受け38において、
左右サイドクラッチワイヤ37L・37Rの上下位置
を、左右サイドクラッチレバー39L・39Rの上下位
置とは逆にすると、各ワイヤのアウター端部より各サイ
ドクラッチレバーに連結するインナーワイヤを、正面視
で交差させなければならない。従って、左右サイドクラ
ッチレバー39L・39Rの支持位置も、インナーワイ
ヤの交差分、前後にずらさなければならない。しかし、
インナーワイヤの前後幅は非常に小さく、左右サイドク
ラッチレバー39L・39Rそのものを相互に正面視交
差させるよりも遙に前後支持位置の差は少なくできる。
従って、最小限度のインナーワイヤ交差分だけ前後に支
持位置をずらすだけなので、ミッションケースM前方に
おけるサイドクラッチレバー39L・39R、及びワイ
ヤ連結機構の配設スペースの前後幅を小さく抑えること
ができ、これらの部材配設位置周辺のコンパクト化に貢
献するのである。
【0033】次に、操向・刈取部昇降レバー3の刈取部
昇降操作機構について、図4及び図11より説明する。
フロントコラム1内において、操向・刈取部昇降レバー
3基端部より前方に油圧バルブ操作アーム3bが突設さ
れており、刈取部昇降用油圧バルブ40のシリンダーロ
ッド40aの上端部に連結されている。一方、走行機体
のミッションケースM後方より、油圧にてシリンダーロ
ッド42aを伸縮駆動する刈取部昇降シリンダー42が
前方に突設されて、図12の如く、シリンダーロッド4
2aの前端部にて刈取部Bの第一伝動軸54を支持して
おり、刈取部昇降用油圧バルブ40と刈取部昇降シリン
ダー42との間に油圧パイプ41・41が連結されてい
る。操向・刈取部昇降レバー3を前後に回動させると、
刈取部昇降用油圧バルブ40のシリンダーロッド40a
が油圧バルブ操作アーム3bの上下回動とともに上下摺
動し、油圧パイプ41・41を介して圧油を吸入排出
し、刈取部昇降シリンダー42のシリンダーロッド42
aを伸縮駆動して刈取部Bを昇降する。前方に回動させ
るとシリンダーロッド42aが収縮して刈取部Bが下降
し、後方に回動させるとシリンダーロッド42aが伸長
して刈取部Bが上昇する。
【0034】フロントコラム1における変速レバー2及
び操向・刈取部昇降レバー3の各レバー機構については
以上の如くであり、最後に、刈取クラッチレバー10と
脱穀クラッチレバー11のレバー構成について、図12
より説明する。脱穀・選別部Cの上部カバー43の右方
内部において、側面視で操縦席9の背もたれ部の上に重
なるように、回動軸44が横設されており、この回動軸
44を支点に刈取クラッチレバー10と脱穀クラッチレ
バー11が前後回動するよう支持されており、前方切換
位置Xと後方切換位置Yとに切換可能となっている。
【0035】各クラッチレバー10・11より後方に連
結アーム10a・11aが突設されていて、刈取クラッ
チレバー10の連結アーム10aからは、回動自在の刈
取入力テンションプーリー46aを付設する刈取入力テ
ンションプーリーアーム46にバネを介して刈取クラッ
チワイヤ45を連結し、脱穀クラッチレバー11の連結
アーム11aからは、回動自在の脱穀入力テンションプ
ーリー50aを付設する脱穀入力テンションプーリーア
ーム50にバネを介して脱穀クラッチワイヤ49を連結
している。両テンションプーリー46a・50aは、そ
のテンションプーリーアーム46・50の回動に伴っ
て、それぞれ刈取入力プーリー48、脱穀入力プーリー
50に巻回される伝動ベルト47・51を掛け外し可能
としており、テンションプーリーが外れると、各伝動ベ
ルト47・51が外れて、各入力プーリー48・52へ
の伝動が止まる構成となっている。
【0036】刈取クラッチアーム10・脱穀クラッチア
ーム11とも、後方切換位置Yにおいて、各クラッチワ
イヤ45・49を各テンションプーリーアーム46・5
0側に押して、各テンションプーリー46a・50aを
伝動ベルト47・51より外すように構成されている。
即ち、後方切換位置Yとした時に、刈取部、脱穀部の動
力が切れる。この後方切換位置Yにした刈取クラッチア
ーム10及び脱穀刈取クラッチアーム11は、側面視に
おいて、図12の如く、操縦席9の背もたれ部に重なり
合った状態となっている。従って、刈取部や脱穀部にお
いて穀稈詰まりが起こって、各部の動力を停止するため
に、後方切換位置Yにクラッチアーム10または11を
セットした場合、例えば刈取部や脱穀部入口での穀稈詰
まりの除去作業をするのに、操縦席9の側方にクラッチ
レバーがない状態となるので、作業を円滑迅速に行うこ
とができる。また、両クラッチレバー10・11の前後
回動域は、操縦席9の左傍部にあって、回動操作がやり
やすい。なお、動力「入」状態となる前方切換位置Xに
おいては、エンジンの初期作動時の負荷を軽減するため
の安全スイッチ50に当接してスイッチをONするよう
になっている。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。即ち、請求項の如く、フロント
コラム1上に変速レバー2を支持したので、従来のよう
に操縦席9の横側に変速レバー支持用のサイドコラム部
を配設しなくてすみ、従って、刈取部への変速レバー2
の干渉を回避し、更に操作部Aの左右幅を短縮化でき、
小型コンバインの構成に貢献する。また、フロントコラ
ム1上に支持した変速レバー2を後方に傾倒しても、少
なくともその先端が、正面視で操縦席9の外側に位置し
ているので、例えば操縦席9の前方で作業者が立って作
業しても、作業者に変速レバー2が当接する心配がな
い。従って、変速レバー2の後方回動による後進操作が
設定でき、操縦感覚に適合するので、操作ミスが回避さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用するコンバインの正面図である。
【図2】同じく右側面図である。
【図3】操作部Aの上方斜視図である。
【図4】フロントコラム1の内部正面図である。
【図5】同じく内部側面図である。
【図6】変速レバー機構の正面図である。
【図7】じく部分正面一部断面図である。
【図8】変速レバー機構の側面図である。
【図9】同じく部分側面一部断面図で、(a)は変速レ
バー2と前進連動板24Fとの連動を示す図、(b)は
変速レバー2と後進連動板24Rとの連動を示す図であ
る。
【図10】操向・刈取昇降レバー機構を示す正面図であ
る。
【図11】変速レバー2及び操向・刈取昇降レバー3と
ミッションケースMとの配線構造を示す内部側面図であ
る。
【図12】刈取・脱穀クラッチレバー機構を示す内部側
面図である。
【符号の説明】
A 操作部 1 フロントコラム 1a 操作パネル 2 変速レバー 7 ステップ 9 操縦席 17 ガイド溝 17a 前進域 17b 中立域 17c 後進域
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、両変速ロッド26F・26Rの下端
の枢支位置は、摺動によって両ロッドが干渉しないよ
うに、正面視においては図6及び図7の如く、交差しな
いように左右に位置をずらせてあるが、側面視で、図8
の如く、後進用変速ロッド26Rの下端部を前進用変速
ロッド26Fの下端部に交差する如くに、前方に寄せて
いる。これにより、後進用変速ロッド26Rの後方にス
ペースが空くので、図5の如く、その後方に配設する後
記の前後進切換ロッド27を前方に寄せ、フロントコラ
ム1の後部を前方に寄せて、コンパクト化、また、ステ
ップ7の前方拡張化を実現することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】変速レバー2の前後回動操作と増減速との
関連について説明する。図8及び図9(a)・(b)
中、前進域17Fの前端位置にある変速レバー2をF
H、中立域17N(前進域17Fの後端位置、或いは後
進域17Rの前端位置)にあるものをN、後進域17R
の後端位置にあるものをRHとしている。ここで、図
8、図9(a)の如く、変速レバー2を、図3図示の前
進域17Fにおいて前方(FH側)に回動させると、変
速レバー2の嵌合する前進連動板24Fが前方に回動す
るので、前進用変速ロッド26Fは上方に摺動し、変速
用回転体28を後上方に回転させ、これによって、変速
用連結ロッド29は前方H側に摺動して、リングコーン
30を増速側に回転させ、走行速度を増速させる。そし
てFH位置に達した時に前進最高速となる。また、図
8、図9(b)の如く、変速レバー2を後進域17Rに
おいて後方(RH側)に回動させると変速レバー2
は、今度は後進連動板24Rに嵌合しており、後進連動
板24Rが変速レバー2とともに後方回動するに伴っ
て、後進用変速ロッド26が上方に摺動し、やはり変速
用回転体28を後上方に回転させて、変速用連結ロッド
29を前方H側に摺動させ、リングコーン30を増速側
に回転させ、走行速度を増速させるのであり、RH位置
に達した時、走行機体の後進速度は最高となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】一方、変速レバー2を、前進域17Fでは
後方に、後進域17Rでは前方に、即ち、N位置側に回
動させるほど、前進用変速ロッド26Fまたは後進用変
速ロッド26Rは下方に摺動し、変速用回転体28を
下方に回転させ、変速用連結ロッド29は後方L側に摺
動し、リングコーン30を減速側に回転させ、走行速度
は減速する。N位置においては、最も変速用回転体28
前下方に回転させた状態となり、リングコーン30を
減速側に最大限に回転して、走行停止する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】次に、前後進切換のリンク機構について説
明する。図6乃至図9の如く、レバー摺動アーム25の
後端部より前後進切換ロッド取付部25aが突設されて
いて、変速レバー2の左右回動と一体に上下回動するよ
うになっている。この前後進切換ロッド取付部25aに
前後進切換ロッド27の上端部が枢支されていて、変速
レバー2及びレバー摺動アーム25の左右回動に伴っ
て、前後進切換ロッド27が上下に摺動するように構成
されている。一方、図6、図7の如く、変速用回転体2
8の下方にて枢支部31が固設されて、前後方向に延設
される回転軸32の前端が回転自在に枢支されており、
回転軸32の前部より突設される取付部32aに前後進
切換ロッド27の下端部を枢結している。更に、回動軸
32の後部より突設する取付部32bに、左右方向に延
設される前後進切換用連結アーム33の左端部が連結さ
れており、前後進切換用連結アーム33は、図示されな
いミッションケースMの前後進切換用のレバー部材に連
結されていて、前後進切換用連結アーム33の左方F側
への摺動により、このレバー部材を前進側に切り換え、
右方R側への摺動により後進側に切り換える。即ち、中
心域17Nにおいて、変速レバー2を、図3図示の右側
(反刈取部B側)の前進域17F後端部側に傾倒する
と、前後進切換ロッド取付部25aが上方回動して前後
進切換ロッド27が上方に摺動し、それに伴う回転軸3
2の回転にて、前後進切換用連結アーム33は左方F側
に摺動して、ミッションケースM内にて前進切換が行わ
れる。逆に、変速レバー2を中立域17Nにおいて左側
(刈取部B側)の後進域17R前端部側に傾倒させる
と、前後進切換ロッド27は下方に摺動し、前後進切換
用連結アーム33は右方R側に摺動して、後進切換が行
われる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】刈取クラッチアーム10・脱穀クラッチア
ーム11とも、後方切換位置Yにおいて、各クラッチワ
イヤ45・49を各テンションプーリーアーム46・5
0側に押して、各テンションプーリー46a・50aを
伝動ベルト47・51より外すように構成されている。
即ち、後方切換位置Yとした時に、刈取部、脱穀部の動
力が切れる。この後方切換位置Yにした刈取クラッチア
ーム10及び脱穀刈取クラッチアーム11は、側面視に
おいて、図12の如く、操縦席9の背もたれ部に重なり
合った状態となっている。従って、刈取部や脱穀部にお
いて穀稈詰まりが起こって、各部の動力を停止するため
に、後方切換位置Yにクラッチアーム10または11を
セットした場合、例えば刈取部や脱穀部入口での穀稈詰
まりの除去作業をするのに、操縦席9の側方にクラッチ
レバーがない状態となるので、作業を円滑迅速に行うこ
とができる。また、両クラッチレバー10・11の前後
回動域は、操縦席9の左傍部にあって、回動操作がやり
やすい。なお、動力「入」状態となる前方切換位置Xに
おいては、エンジンの初期作動時の負荷を軽減するため
の安全スイッチ66に当接してスイッチをONするよう
になっている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦席9の前方に作業操作用のフロント
    コラム1を立設したコンバインの操作部Aにおいて、フ
    ロントコラム1に変速レバー2を前後回動可能に支持
    し、変速レバー2の後方傾倒時において、変速レバー2
    の少なくとも先端部が正面視で操縦席9より外側に位置
    するように構成したことを特徴とするコンバインの変速
    レバー。
JP6062489A 1994-03-31 1994-03-31 コンバインの変速レバー Pending JPH07264923A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004180630A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Iseki & Co Ltd コンバイン

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