JPH07263737A - 太陽電池パネルとそれを用いた太陽電池アレイ - Google Patents

太陽電池パネルとそれを用いた太陽電池アレイ

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JPH07263737A
JPH07263737A JP6051687A JP5168794A JPH07263737A JP H07263737 A JPH07263737 A JP H07263737A JP 6051687 A JP6051687 A JP 6051687A JP 5168794 A JP5168794 A JP 5168794A JP H07263737 A JPH07263737 A JP H07263737A
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piece
side end
cell panel
fitted
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JP6051687A
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Yoshinobu Kunii
義信 國井
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KOUCHI BANKIN KOGYO KK
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    • F24S25/60Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules
    • F24S25/65Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules for coupling adjacent supporting elements, e.g. for connecting profiles together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F24S25/30Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors
    • F24S25/33Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors forming substantially planar assemblies, e.g. of coplanar or stacked profiles
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    • F24S2025/6007Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules by using form-fitting connection means, e.g. tongue and groove
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/47Mountings or tracking

Abstract

(57)【要約】 【目的】極めて簡単な構造でありながら、精度が高く且
つ高い強度を有し、相互の電気的接続を極めて容易に行
える太陽電池パネルと、ネジの使用や厳密なレベル出し
を行うことなく構成することができる、当該太陽電池パ
ネルを用いた太陽電池アレイを実現するものである。 【構成】太陽電池パネルとして、側端面片に係合用突片
と開口部および骨部材への掛止用のフック部並びに接続
用コネクターを設けた構造とし、太陽電池アレイにおい
ては、隣接し合う2枚の太陽電池パネルによって骨部材
の一部を挟装すると同時に、隣接し合う太陽電池パネル
を電気的に接続し、ネジやアンカー等を用いずに2枚の
パネルと骨部材の3者が相互に固定されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池パネルおよび
太陽電池アレイに関し、太陽電池アレイ組み立て時の施
工と太陽電池パネル間の電気配線を容易とする太陽電池
パネルとそれを用いた太陽電池アレイに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽電池パネルは、改めて図示し
て説明するまでもなく、複数個の太陽電池素子を設けた
矩形ガラス板の4つの辺に、例えば断面視略コ字形状の
フレームを嵌着し、受光面と反対側の裏面には出力取り
出し用の端子ボックスを設けたものが一般的である。そ
して複数の太陽電池パネルによって太陽電池アレイを構
築する際には予め鉄骨等で架台を組んでおき、この架台
にフレームをタッピングビス等でネジ止めすることによ
って架台と太陽電池パネルとを固定し、裏面の端子ボッ
クス間を配線ケーブルによって電気的に接続し、各太陽
電池パネル同士を所望の直並列に接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の太陽電池パネルを用いた太陽電池アレイは、灌
漑電源用として砂漠等に設置する場合には、太陽電池パ
ネルの裏面側に開放空間が確保できるので配線作業等に
特別な不都合は生じないが、最近用途開発が活発化して
きている一般電源用においては、極めて大きな問題とな
ってしまう。すなわち、各家庭や工場、ビル等に太陽電
池を設置する場合、アレイを設置するための特別なスペ
ースを取ることはまず不可能であり、屋根上や壁面に太
陽電池アレイを設置しなければならない。しかもこの場
合の太陽電池アレイは、屋根上面や壁面に沿って設置し
なければならないため、太陽電池パネルの裏面側に開放
空間が確保できないことになる。そして太陽電池アレイ
を構築する場合、予め所要複数枚の太陽電池パネル同士
を配線によって接続しておき、その後に屋根上面や壁面
に予め設けておいた架台上にネジ止めしなければなら
ず、極めて作業性が悪くなってしまうのである。従って
配線長にある程度の空間を確保できる分の余裕を持たせ
ておかなければならず、必要以上の配線長が必要となっ
てしまい、経済的に望ましくない。さらに各パネルの固
定用ネジは、その着脱を可能とするため受光面側に露出
させておかなければならず、太陽電池パネル間にこの分
の間隙を設けておく必要がある。このことはアレイ設置
面積に対する有効受光面積の低下につながり、出力の低
い太陽電池にあって少しでも有効受光面積を大きく取り
たい現況からして極めて都合が悪いのである。
【0004】そして前述のように、架台への取り付けに
はネジ止めが必要であり、施工作業に時間がかかってし
まうという要因となっていた。また、前述のように太陽
電池パネルの取り付けは受光面側からのネジ止めによっ
てなされるため、当然ながらボルトナットを使用するこ
とはできず、自ずとタッピングビスを使用することにな
る。しかしタッピングビスを使用した場合、その螺着部
が腐食してしまうと一度取り外した後に再度螺着するこ
とができないので、極めて不都合である。加えてタッピ
ングビスの場合、太陽電池パネルの取り付け強度や耐久
性がどうしても弱くなってしまうという懸念があった。
すなわち、長期間屋外に曝されることによって雨水等に
よる腐食が発生しやすく、このような場合には架台を構
成する下地鉄骨から前記タッピングビスが抜落し、ひい
ては太陽電池パネルの落下につながるという危険をも孕
んでいるのである。また、太陽電池パネルの裏面側に雨
水が浸入することによる配線ケーブル接続部の腐食によ
る出力の低下を招いてしまうという危険をも孕んでい
る。
【0005】さらには、架台の枠組みは骨材を溶接する
ことが一般的であり、太陽電池パネルの出入りや左右の
振れの調整機構を設けることができす、下地鉄骨の溶接
時や太陽電池パネルの取り付け時において極めて厳密な
レベル墨出しが必要である。従ってこれも施工作業を煩
雑なものにする要因となる。そして施工後において太陽
電池パネルの出入りや左右の振れが発見された場合に
は、太陽電池アレイを解体して再度その手直しを行わな
ければならず、これにも膨大な時間を要してしまうので
ある。
【0006】上述のように、従来の太陽電池パネルとそ
れを用いた太陽電池アレイは、その施工時において大が
かりな溶接機やタップドリル等の電動工具類が必要であ
ること、多くのタッピングビスによる固定を行わなけれ
ばならないこと、加えて組立て時に厳密なレベル墨出し
が必要であることに起因する作業性、経済性上の問題
と、太陽電池パネルの固定にタッピングビスを用いるこ
とによる強度、耐久性上の問題を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
の問題点を解決し、極めて簡単な方法で精度が高く且つ
高い強度を有するとともに、保守メンテ時における任意
パネルの取り外し作業が簡単になる太陽電池アレイを、
ネジの使用や太陽電池パネル裏面での配線接続作業や厳
密なレベル墨出しを行うことなく構築できる太陽電池パ
ネルとそれを用いた太陽電池アレイを提供するものであ
る。そして上記課題を解決した本発明は、以下の構成を
有するものである。
【0008】まずこのうち太陽電池パネルとしては、平
面視外形矩形状の枠部材外周における相対向する2辺ま
たは4辺を折り曲げて側端面片を形成し、適宜選定した
側端面片に係合用突片または開口部を設けるとともに、
前記枠部材に太陽電池パネルを装着し、前記適宜選択し
た側端面片に太陽電池接続用のコネクターを設けたもの
であり、前記適宜選定した側端面片における第1の側端
面片には単数又は複数個の第1の係合用突片と単数又は
複数個の第1のコネクターを設けるとともに、前記第1
の側端面片と対向する第2の側端面片には前記第1の係
合用突片が嵌入しうる第1の開口部と前記第1のコネク
ターが嵌入しうる第2のコネクターを設け、第2の側端
面片の端縁部には単数又は複数個のフック部を設けた構
造としたり、これに加えて前記第1の側端面片に隣接す
る第3の側端面片には単数又は複数個の第2の係合用突
片と単数又は複数個の第1または第2のコネクターを設
け、前記第3の側端面片と対向する第4の側端面片には
前記第2の係合用突片が嵌入しうる第2の開口部と、前
記第3の側端面片に設けた単数又は複数個の第1または
第2のコネクターが嵌入しうる第1または第2のコネク
ターを設けた構造とすることが考慮される。
【0009】次いで本太陽電池パネルを用いた太陽電池
アレイとしては、平面視外形矩形状の枠部材外周におけ
る相対向する2辺または4辺を折り曲げて側端面片を形
成し、適宜選定した側端面片における第1の側端面片に
は単数又は複数個の第1の係合用突片と単数又は複数個
の第1のコネクターを設け、前記第1の側端面片と対向
する第2の側端面片の面内には前記第1の係合用突片が
嵌入しうる第1の開口部と前記第1のコネクターが嵌入
しうる第2のコネクターを設け、第2の側端面片の端縁
部には単数又は複数個のフック部を設けた太陽電池パネ
ルを、そのフック部を骨部材に掛止するとともに第1の
係合用突片を隣接する太陽電池パネルの第1の開口部に
嵌入することによって、第1の係合用突片とフック部と
により骨部材の一部を挟裝して、複数枚の前記太陽電池
パネルを骨部材に対して相互に固定且つ一方向に連結す
るとともに、前記第1および第2のコネクターを相互に
嵌入することによって複数枚の太陽電池パネルを電気的
に接続するものである。そして前記太陽電池アレイの一
端部においては、前記第1の係合用突片が嵌入しうる端
部開口部と端縁部に単数又は複数個の端部フック部を設
けてなる第1の側端部材を設け、他端部においては前記
第1の開口部に嵌入しうる端部係合用突片を設けてなる
第2の側端部材を設け、一端部においては端部フック部
を骨部材に掛止するとともに第1の係合用突片を端部開
口部に嵌入することによって、第1の係合用突片と端部
フック部とにより骨部材の一部を挟裝して一端部の太陽
電池パネルが固定され、他端部においては端部突片を第
1の開口部に嵌入することによって、端部突片とフック
部とにより骨部材の一部を挟裝して他端部の太陽電池パ
ネルが固定される。
【0010】また、前記方向との直交方向、すなわち前
記第1の側端面片に隣接する第3の側端面片には単数又
は複数個の第2の係合用突片と単数又は複数個の第1ま
たは第2のコネクターを設け、前記第3の側端面片と対
向する第4の側端面片には前記第2の係合用突片が嵌入
しうる第2の開口部と、前記第3の側端面片に設けた単
数又は複数個の第1または第2のコネクターが嵌入しう
る第1または第2のコネクターを設け、第2の係合用突
片を第2の開口部に嵌入することによって太陽電池パネ
ル間を相互に固定するとともに、前記第1および第2の
コネクターを相互に嵌入することによって複数枚の太陽
電池パネルを電気的に接続する。
【0011】そして前記骨部材としては、垂片を介して
上片と下片とを略平行に設けて支持具への嵌入部とした
第1の骨材と、垂片と平行に配され、且つ先端部を逆L
字形又はコ字形の掛止部とした第2の骨材とよりなり、
第1の骨材に対して第2の骨材がレベル調整可能に連接
されてなるものや、垂片を介して上片と下片とを略平行
に設けて支持具への嵌入部とし、上片を垂片と平行に延
設して先端部を逆L字形又はコ字形の掛止部としてなる
もの、或いは垂片を介して上片と下片とを略平行に設け
た支持具への嵌入部と、垂片から延設して先端部を逆L
字形又はコ字形とした掛止部とよりなるものが板状部材
を用いるものとして挙げられる。
【0012】一体成形品で構成できる骨部材としては、
少なくとも支持具に嵌入される断面多角形の嵌入部と、
該嵌入部から立設された逆L字形又はコ字形の掛止部よ
りなるものや、断面視において相対向する2辺それぞれ
に、フック部および支持具で抱持するための少なくとも
一箇所の溝部を有してなるものが挙げられる。
【0013】次に支持具としては、前記いずれかの骨部
材を抱持する骨部材抱持片と、断面略C字形状を有する
支持部材の一方の側面端縁部に掛止するとともに一方の
側面及び背面に当接することによって支持部材に嵌着し
うる嵌着片とを設けたもの、あるいは断面略C字形状を
有する支持部材の他方の側面端縁部に外被して掛合しう
る補助部材を、嵌着片に回動可能に蝶着したものであ
る。
【0014】そして前記支持部材にはリップ形鋼が用い
られる。
【0015】
【作用】本発明の太陽電池パネルは、側端面片に開口部
と係合用突片および接続用コネクターが設けられ、同開
口部に隣接パネルの係合用突片が嵌入されて太陽電池パ
ネル同士を互いに固定するとともに、コネクターを相互
に嵌入して電気的接続を取っている。そして開口部が設
けられている側端面片の端縁部に形成されたフック部
と、同開口部に嵌入された隣接太陽電池パネルの係合用
突片とによって骨部材が挟裝され、これにより太陽電池
パネル同士が固定されるとともに太陽電池パネルと骨部
材も相固定されるのである。このようにして複数枚の太
陽電池パネルが骨部材に固定されつつ一方向に連結され
て太陽電池アレイを構成する。
【0016】すなわち、まず第1の側端部材を、その端
部フック部を1番目の骨部材の掛止部に掛止しつつ支持
部材にネジ止め等により固定する。続いて1番目の太陽
電池パネルのフック部を2番目の骨部材の掛止部に掛止
させつつ第1の係合用突片を、第1の側端部材の端部開
口部に嵌入する。これにより、1番目の骨部材が第1の
側端部材の端部フック部と1番目の太陽電池パネルの第
1の係合用突片とによって挟装される。次いで、2番目
の太陽電池パネルを、そのフック部を3番目の骨部材の
掛止部に掛止させつつ第1の係合用突片を1番目の太陽
電池パネルの第1の開口部に嵌入するとともに、2番目
の太陽電池パネルの第1のコネクターと1番目の太陽電
池パネルの第2のコネクターを相互に嵌入する。これに
より、2番目の骨部材が1番目のパネルの端部フック部
と2番目の太陽電池パネルの第1の係合用突片とによっ
て挟装される。こうして1番目の太陽電池パネルが、そ
の一端では骨部材と第1の側端部材によって、また他端
では骨部材と2番目の太陽電池パネルの第1の係合用突
片とによって完全に固定され、同時に電気的に接続され
る。従って2番目の太陽電池パネルを抜き去らない限
り、1番目の太陽電池パネルは外れないのである。この
ようにしてn枚の太陽電池パネルを順次連結し、最後に
n番目の太陽電池パネルの第1の開口部に第2の側端部
材の端部係合用突片を嵌入する。これにより、n+1番
目の骨部材がn番目の太陽電池パネルのフック部と第2
の側端部材の端部係合用突片とによって挟装される。そ
して最後に、第2の側端部材を支持部材に固定して太陽
電池パネル列の連結、固定並びに電気的接続が完了する
のである。このような太陽電池パネル列構造において
は、隣接し合う太陽電池パネル同士が掛止し合うことで
骨部材に対して連結、固定されているため、第2の側端
部材を取り外さない限り太陽電池パネル列中のいずれも
取り外すことができないのである。
【0017】そしてこの太陽電池パネル列は、同時に側
端面片に設けられた第2の開口部に隣接太陽電池パネル
列の第2の係合用突片を嵌入するとともに、必要に応じ
て第1、第2のコネクターを相互に嵌入させて電気的接
続を取りながら他方向に並列され、太陽電池アレイが構
成されるのである。
【0018】また骨部材は太陽電池パネル同士および太
陽電池パネルと支持具との間の連結固定手段としての機
能を有し、その一端に設けた掛止部で太陽電池パネルを
掛止し、他端に設けた嵌入部を別途支持具に嵌入するこ
とによって支持具に抱持、固定される。この骨部材は、
基本的に最低2つの溝部、あるいは段部を有する形状の
ものであれば機能を果たすのである。
【0019】そして、太陽電池アレイの設置面となる壁
面や屋根上に設けたリップ形鋼等の支持部材とこの骨部
材とが、支持具によって連結されるのである。この支持
具は一端では支持部材の一方の側面および背面に嵌合
し、他端では骨部材を抱持する構造を有している。また
支持具に補助部材を設けたものでは、さらに支持部材の
他方の側面にも補助部材を外被させ、支持部材に対して
より確実に支持具を嵌合させることができる。従って、
支持部材に対して支持具、骨部材はその取り付け後にお
いても横方向に移動できることになる。
【0020】
【実施例】続いて本発明の詳細を図面に基づいて以下に
説明する。図1には本発明の太陽電池パネルおよび太陽
電池アレイの一実施例を、その全体構造図として示して
いる。図例のものは支持部材としてリップ形鋼40を横
方向に設け、その側面に支持具30を嵌合させるととも
に、同支持具30によって抱持された骨部材Fを縦方向
に設け、骨部材Fに太陽電池パネルPを掛止させなが
ら、太陽電池パネルPの第2の側端面片2に設けた第1
の開口部2aと第1の側端面片1に設けた第1の係合用
突片を、また第4の側端面片4に設けた第2の開口部に
第3の側端面片3に設けた第2の係合用突片3aをそれ
ぞれ嵌入させて骨部材Fに対して複数枚の太陽電池パネ
ルPを固定して太陽電池アレイを構成したものである。
この時、各側端面片1〜4に設けた第1、第2のコネク
ター5a、5bが相互に嵌入して各太陽電池パネルP・
・間同士が電気的に接続されている。図から明らかなよ
うに、骨部材Fが太陽電池パネルPの端部フック部2b
と、第1の側端面片1に設けた第1の係合用突片とによ
って挟装され、結果として隣接し合う太陽電池パネルP
同士が骨部材Fに対して掛止し合うことで連結、固定さ
れている。
【0021】以下、順にこのような太陽電池パネルPお
よび本太陽電池パネルPによって構成される太陽電池ア
レイの構造をさらに詳細に説明するが、はじめに太陽電
池パネルPの詳細について説明する。
【0022】本発明における太陽電池パネルPの形状
は、図示しているように矩形状のものが最も一般的であ
り、ステンレスやアルミニウム等の一枚板から折曲加工
することが最も簡単である。そして例えば図2の分解斜
視図に示すように、受光部を開放した平面視外形矩形状
の枠部材35の内側に太陽電池素子37を取り付け、裏
側に押さえ枠部材36を嵌め込むことで枠部材35に対
して太陽電池素子37を固定して太陽電池パネルPを構
成している。そして太陽電池パネルPの4つの側端面片
1〜4には、第1、第2のコネクター5a、5bがそれ
ぞれ設けられ、リード線5kによって太陽電池素子37
との間を接続している。このリード線5kと太陽電池素
子37間の接続態様については後述する。上述した枠部
材35は、例えば図3において示している展開図構造か
らの折曲加工によって製造される。図例のものは、図
1、図2で示す如く4つの側端面片、すなわち第1の側
端面片1、第2の側端面片2、第3の側端面片3、第4
の側端面片4がそれぞれ形成されうるように構成片を延
設した構造である。そして第1の側端面片1上には第1
の係合用突片1a・・が設けられ、これが隣接される太
陽電池パネルPの第2の側端面片2上に設けられた第1
の開口部2a・・に嵌入される。またこの第2の側端面
片2の端縁部は、骨部材に掛止しうるフック部2bとな
る。また、各側端面片1〜4には第1、第2のコネクタ
ー5a、5b取り付け用の開口5c、5dが設けられ
る。そして必要に応じて第3、第4の側端面片にも係合
用突片や開口部が設けられ、図例のものでは第3の側端
面片3上に第2の係合用突片3a・・を、第4の側端面
片4上には第2の係合用突片3a・・が嵌入しうる第2
の開口部4a・・が設けられている。そして折曲線1
c、2c、3c、4cで折曲することによって枠部材3
5が得られる。また折曲線2dで折曲することによって
フック部2bが構成される。
【0023】続いて折曲、組み立て後の太陽電池パネル
形状を図4(イ)〜(ホ)として示す。本図は太陽電池
パネル構造をより分かりやすくするため、平面図に加え
て前記4つの側端面片の側面図も併せて掲げたものであ
る。図中(イ)は表面側からみた平面図であり、(ロ)
は第1の側端面片1の側面図を、(ハ)は第2の側端面
片2の側面図を、さらに(ニ)は第3の側端面片3の側
面図を、そして(ホ)は第4の側端面片4の側面図をそ
れぞれ示している。
【0024】図示するように折曲線1cより折曲して第
1の側端面片1を形成し、端縁部分に第1の係合用突片
1a・・を形成する。この係合用突片1a・・は、この
第1の側端面片と対向位置に配されている第2の側端面
片2上に形成された第1の開口部2a・・に嵌入され
る。次に第2の側端面片2は折曲線2cより折曲して形
成し、中央部適所、すなわち前記第1の係合用突片1a
・・と同位置に、前記第1の係合用突片1a・・が嵌入
しうる第1の開口部2a・・を形成するとともに、その
端縁部を折曲線2dより内側に折曲して骨部材に掛止し
うるフック部2bとしている。ここで前記第1の開口部
2a・・の長さを第1の係合用突片1a・・の幅よりも
長くしておくことが重要であり、また適所に複数個のネ
ジ穴2g・・が設けられる場合もあるが、これらについ
ては後述する。そして第1、第3の側端面片1、3には
第1のコネクター5aを、また第2、第4の側端面片
2、4には第2のコネクター5bがそれぞれ設けられて
いる。本発明の太陽電池パネルは、基本的には上述した
第1、第2の側端面片同士を連結することによって一方
向に連なった太陽電池パネル列として使用可能である
が、他方向にも確実に連結するため、第3、第4の側端
面片にも係合用突片および開口部を形成することが考慮
される。そして第3の側端面片3としては図示するよう
に、折曲線3cより折曲して形成し、端縁部分に第2の
係合用突片3a・・を形成している。この係合用突片3
a・・は、この第3の側端面片3と対向位置に配されて
いる第4の側端面片4上に形成された第2の開口部4a
・・に嵌入される。そして最後にこの第4の側端面片4
は折曲線4cより折曲して形成し、さらに中央部適所を
折曲線4dより外向きに折曲して段部4fを形成し、前
記第2の係合用突片3a・・と同位置となる中央部適
所、すなわち図例のものでは折曲線4dに沿って、第2
の係合用突片3a・・が嵌入しうる第2の開口部4a・
・を形成したものである。また引っ掛かりを無くして第
2の係合用突片3aの嵌入を容易とするために、必要に
応じてさらに折曲線4eより段部4fを下向きに折曲さ
せておいても良い。
【0025】ここで、上記係合用突片1a、3aを開口
部2a、4aに嵌入する際には、ガタつきを生じない程
度に圧入することが太陽電池パネル相互間の固定のため
には好ましく、このためには両者の位置関係が重要とな
ってくるが、これについては後述するものとする。
【0026】そして図5には、このような第1実施例に
おける太陽電池パネルを用いた本発明の太陽電池アレイ
構造のうち、図1におけるA−A断面図を示している。
本図はコネクター部分の断面構造を表したものであり、
図示するように任意の太陽電池パネルP1とこれに隣接
する太陽電池パネルP2が、第1の側端面片1に設けた
第1の係合用突片1aを第2の側端面片2に設けた第1
の開口部2aに嵌入することによって固定される様子を
表している。また、第1の側端面片1に設けた第1のコ
ネクター5aと、第2の側端面片2に設けた第2のコネ
クター5bを相互に嵌入している。このコネクターのう
ち第1のコネクター5aは、第1の側端面片1に設けた
コネクター容器5f内にメス金具5gを設け、一方第2
のコネクター5bについては第2の側端面片2に設けた
コネクター容器5h内にオス金具5iを設けた構造をそ
れぞれ有し、太陽電池アレイを構築する際にオス/メス
金具5g、5i同士を相互に嵌入させることで太陽電池
パネル間の電気的接続が取れるものである。このオス/
メス金具5g、5iの材質は、コンセント等の電極材料
として用いられる銅または銅合金等の一般的金属材料で
充分である。コネクター5a、5bには太陽電池素子3
7からの出力リード線5kが導入され、オス/メス金具
5g、5iに接続されている。そして太陽電池素子37
からの出力リード線5kの取り出し態様については特に
説明するまでもなく、従来からの種々の方法が採用でき
る。太陽電池素子37は枠部材35に押さえ枠部材36
によって固定支持され、素子端面の保護と接着のため、
ブチルゴム等の接着剤38が充填されている。また、こ
の太陽電池素子37には結晶系のものからアモルファス
シリコンのように薄膜のもの、さらには化合物薄膜系の
もの等、現在知られている太陽電池素子全般が使用可能
である。そしてその構造としては、結晶系のものでは、
例えば白板強化ガラス等の透明基板上に、エチレンビニ
ルアセテート(EVA)等の充填材によって結晶系太陽
電池基板を封入したものが、またアモルファスシリコン
系等の薄膜太陽電池では、白板ガラス等の透明基板上に
直接半導体層を設け、裏面をエチレンビニルアセテート
(EVA)等の充填材でカバーしたものが一般的であ
る。従って、図中においてこの太陽電池素子を白板ガラ
ス板とEVAの2層構造として簡略的に描いている。ま
た裏面保護の目的から、裏面EVAの上にアルミニウム
箔をサンドイッチしたテドラーフィルム(バックシー
ト)等を設けることも効果的である。そして特にアモル
ファスシリコン系の太陽電池の場合、素子温度を高く保
って光劣化による出力低下を低減するため、このバック
シートに黒色のものを用いることも一考である。そして
相隣接する太陽電池パネルP1、P2によって、別途支
持手段Sに設けた支持具30に抱持された骨部材Fの掛
止部10aを挟裝し、骨部材Fに対して上記2枚の太陽
電池パネルP1、P2が相互に固定されることになる。
この骨部材Fは、垂片11aを介して上片11bと下片
11cとを略平行に設けて支持具30への嵌入部とした
第1の骨材11と、垂片11aと平行に配され、且つ先
端部を逆L字形またはコ字形の掛止部10aとした第2
の骨材10からなり、ネジ12によって第1の骨材11
に対して第2の骨材10をレベル調整可能に連接したも
のである。
【0027】続く図6には図1におけるB−B断面図
を、図7にはこのB−B断面方向における太陽電池パネ
ル列の断面図をそれぞれ表している。これら図例のもの
は、図4において示した太陽電池パネルを複数枚連結
し、骨部材、側端部材とともに相固定した状態を表した
ものであり、第1および第2の側端面片1、2を通る断
面図として示している。図中P1、P2・・は図4に示
した太陽電池パネルであり、まず太陽電池パネル列部分
としては骨部材F2・・Fn+1 の掛止部10a・・に太
陽電池パネルP1・・Pn の前記フック部2b・・を掛
止するとともに、第1の開口部2a・・に隣接太陽電池
パネルの前記第1の係合用突片1a・・を嵌入し、その
結果として第1の係合用突片1a・・とフック部2b・
・とによって骨部材F2・・Fn の掛止部10a・・が
挟裝されている。そして図6に示すように、各太陽電池
パネル間に生じる間隙6を少しでも小さくするため、枠
部材35と押さえ枠部材36との固定には皿ネジ34を
用いることが望ましい。この皿ネジ34の使用は、本図
に限らず第1、第3の側端面片においても同時に採用さ
れる。
【0028】一方両端部においては、第1の側端面片1
側の端部には第1の側端部材T1が設けられ、骨部材F
1の掛止部10aに第1の側端部材T1の端部フック部
20bを掛止するとともに、端部開口部20cに太陽電
池パネルP1の第1の係合用突片1aを嵌入し、その結
果として第1の係合用突片1aと端部フック部20bと
により骨部材F1の掛止部10aが挟裝され、骨部材F
1に対して第1の側端部材T1と太陽電池パネルP1と
が相互に固定されている。さらに他端、すなわち太陽電
池パネルPnの第2の側端面片2側の端部においては第
2の側端部材T2が設けられ、骨部材Fn+1 の掛止部1
0aに太陽電池パネルPnのフック部2bを掛止すると
ともに、第1の開口部2aに第2の側端部材T2の端部
係合用突片20aを嵌入し、その結果としてフック部2
bと端部係合用突片20aとにより骨部材Fn+1 の掛止
部10aが挟裝され、骨部材Fn+1 に対して第2の側端
部材T2と太陽電池パネルPnとが相互に固定されてい
る。
【0029】このようにして、骨部材F1・・Fn+1 に
対して太陽電池パネルP1・・Pnが第1、第2の側端
部材T1、T2とともに骨部材F1・・Fn+1 の掛止部
10aを挟裝することによって相互に固定されることに
なる。このとき図8に示すように骨部材の掛止部10a
が第1の開口部2aと部分的に重複し、且つこれにより
生じる間隙10dが、第1の係合用突片1aが程良い力
で圧入でき且つ太陽電池パネルがガタつかない程度、す
なわち第1の係合用突片1aの肉厚と同等かあるいは若
干狭くなるように、第1の開口部2aの大きさや位置を
設定しておくことについては前述したとおりである。
【0030】このように太陽電池アレイにおける両端部
では、前記2種類の側端部材と骨部材とによって太陽電
池パネルPが固定されることになる。また図5〜図7に
示すように、各太陽電池パネルP間に生じる微小間隙6
は目地部分であり、太陽電池アレイ組み立て後にコネク
ター5a、5bを保護する為に、シーリング材6aを充
填または介装させることが効果的である。このシーリン
グ材6aは、太陽電池アレイ組み立て時に太陽電池パネ
ル同士を押圧して弾性変形させて表面の微小凹凸がシー
ルできるよう、弾性材料を用いることが望ましい。具体
的にはシリコーン樹脂、発泡ウレタン樹脂、合成ゴム、
ポリビニルブチラール、エチレンビニルアセテート、そ
の他可塑剤を添加した合成樹脂等が広く使用可能であ
る。
【0031】そしてこのような図7の太陽電池パネル列
は、以下のような手順によって組立てられるのである。
まず、第1の側端部材T1の端部フック部20bを、1
番目の骨部材F1の掛止部10aに掛止しつつ支持部材
Sにネジ止め等により固定する。続いて1番目の太陽電
池パネルP1のフック部2bを2番目の骨部材F2の掛
止部10aに掛止させつつ第1の係合用突片1aを、第
1の側端部材T1の端部開口部20cに嵌入する。これ
により、1番目の骨部材F1が第1の側端部材T1の端
部フック部20bと1番目の太陽電池パネルP1の第1
の係合用突片1aとによって挟装される。次いで、2番
目の太陽電池パネルP2を、そのフック部2bを3番目
の骨部材F3の掛止部10aに掛止させつつ第1の係合
用突片1aを1番目の太陽電池パネルP1の第1の開口
部2aに嵌入するとともに、2番目の太陽電池パネルの
第1のコネクター5aと1番目の太陽電池パネルの第2
のコネクター5bを相互に嵌入する。これにより、2番
目の骨部材F2が1番目の太陽電池パネルP1のフック
部2bと2番目の太陽電池パネルP2の第1の係合用突
片1aとによって挟装される。こうして1番目の太陽電
池パネルP1が、その一端では1番目の骨部材F1と第
1の側端部材T1によって、また他端では2番目の骨部
材F2と2番目の太陽電池パネルP2の第1の係合用突
片1aとによって完全に固定され、同時に電気的に接続
される。従って2番目の太陽電池パネルP2を抜き去ら
ない限り、1番目の太陽電池パネルP1は外れないこと
になる。このようにしてn枚の太陽電池パネルを順次連
結し、最後にn番目の太陽電池パネルPnの第1の開口
部2aに第2の側端部材T2の端部係合用突片20aを
嵌入する。これにより、n+1番目の骨部材Fn+1 がn
番目の太陽電池パネルPnのフック部2bと第2の側端
部材T2の端部係合用突片20aとによって挟装され
る。そして最後に、第2の側端部材T2を支持部材Sに
固定して太陽電池パネル列の連結、固定並びに電気的接
続が完了するのである。このような太陽電池パネル列構
造においては、隣接し合う太陽電池パネル同士が掛止し
合うことで骨部材Fに対して連結、固定されているた
め、第2の側端部材T2を取り外さない限り太陽電池パ
ネル列中のいずれの太陽電池パネルも取り外すことがで
きないのである。
【0032】同時にこの図7の太陽電池パネル列と直交
方向においては、第4の側端面片4に設けられた第2の
開口部4aに、隣接太陽電池パネルの第3の側端面片3
に設けた第2の係合用突片3aを嵌入するとともに、必
要に応じて第1、第2のコネクター5a、5bを相互に
嵌入させて電気的接続を取りながら他方向に並設し、電
気的に接続された太陽電池パネルP・・を縦横に配列し
た太陽電池アレイを構成することができる。
【0033】上述のものは第1、第2の側端部材T1、
T2をそれぞれ支持部材Sに直接固定した例であるが、
この他にも端部用の骨部材を別途設け、これに対して固
定する方法も採用しうるものである。
【0034】以上図7において説明した太陽電池アレイ
構造は、水平方向における断面構造図として示したもの
であったが、鉛直方向の断面構造図が以下図9、図1
0、図11として示される。このうち先ず図9は、図1
のC−C断面、すなわち太陽電池パネルPにおける第3
および第4の側端面片3、4のコネクター5a、5b部
分の断面構造を、図10には図1におけるD−D断面構
造を、図11にはこのD−D断面の方向における太陽電
池パネル列の断面構造をそれぞれ表したものであり、い
ずれも右方向を上として示している。図中P1、P2・
・は図4に示した太陽電池パネルである。図においてま
ず太陽電池パネル列としては、太陽電池パネルP1・・
Pn の第4の側端面片4に設けた第2の開口部4aに、
隣接し合う太陽電池パネルP2・・Pn-1 の第3の側端
面片3に設けた第2の係合用突片3aを嵌入し、その結
果として太陽電池パネルP1・・Pnが相互に固定され
ているものである。また図5同様、第1、第2のコネク
ター5a、5bを相互に嵌入して電気的接続を取ってい
る。
【0035】一方上下端部においては以下の如く、太陽
電池パネルPnの下端部には下端部材T3が設けられ、
太陽電池パネルPnの第2の開口部4aに下端部材T3
の端部係合用突片20aを嵌入することによって下端部
材T3と太陽電池パネルPnとが相互に固定される。さ
らに上端部には上端部材T4が設けられ、上端部材T4
の端部開口部20cに太陽電池パネルP1の第2の係合
用突片3aを嵌入することによって上端部材T4と太陽
電池パネルP1とが相互に固定される。
【0036】このようにして、太陽電池パネルP1・・
Pn が上、下端部材T4、T3とともに相互に固定され
ることになる。しかしながら上下方向における太陽電池
パネル相互間の関係は、図7に示す水平方向とは異な
り、骨部材に対して太陽電池パネルを相互に固定するも
のではないので、第3、第4の側端面片3、4をそれぞ
れ係合用突片や開口部を設けない平坦なものとして当接
させ、第1、第2のコネクター5a、5bを相互に嵌入
させるだけの構造とすることも可能である。また、図例
のものは下端部材T3、上端部材T4をそれぞれ支持部
材Sに直接固定した例であるが、この他にも上下端部用
の骨部材を別途設け、これに対して固定する方法も採用
しうるものである。
【0037】このときにも図12に示しているように、
第2の開口部4aと段部4fとにより規定される間隙2
0dが、第2の係合用突片3aが程良い力で圧入でき且
つ太陽電池パネルPがガタつかない程度、すなわち第2
の係合用突片3aの肉厚と同等か或いは若干狭くなるよ
うに、第2の開口部4の大きさや位置さらには折曲線4
dの位置を設定しておくことが重要である。そしてこの
鉛直方向においても各太陽電池パネルP間の目地部分6
には水平方向と同様、シーリング材6aを充填または介
装させると良い。
【0038】この鉛直方向における太陽電池パネルP間
の連結は、当然のことながら前述の水平方向の太陽電池
パネルの連結時になされるので、図13に示すように太
陽電池パネルP10を太陽電池パネルP11、P12に
対して先ずA方向に差し込んだ後、B方向に差し込めば
良い。従って第2の側端面片2上に設けられる第1の開
口部2aの長さは、第1の係合用突片1aの幅よりも長
く、また第1のコネクター5aの長さも第2のコネクタ
ー5bの長さよりも大きくしておくことが重要である。
【0039】また、図14のように嵌入後の抜け防止の
ため、係合用突片1aをカギ形状とすることも効果的で
ある。
【0040】そして上述の例とは別に、太陽電池パネル
Pの第2実施例として、目地部分に不定形シーリング材
を確実に注入できる構造として、太陽電池パネルPの側
端面片に段部を設けて、目地部分を幅広の有底構造とす
ることもできる。このような太陽電池パネル形状を続く
図15(イ)〜(ホ)として示している。本図は前述の
太陽電池パネルと同様、一枚板から折曲加工した例であ
り、太陽電池パネル構造をより分かりやすくするため、
平面図に加えて4つの側端面片の側面図も併せて掲げた
ものである。すなわち、(イ)は表面側からみた平面図
であり、(ロ)は第1の側端面片1の側面図を、(ハ)
は第2の側端面片2の側面図を、さらに(ニ)は第3の
側端面片3の側面図を、そして(ホ)は第4の側端面片
4の側面図をそれぞれ示すものである。まず図示するよ
うに折曲線1cより折曲して第1の側端面片1を形成
し、さらに中央部適所を折曲線1dより外向きに折曲し
て段部1fを形成し、この段部1fの端縁部分に第1の
係合用突片1a・・を形成する。この係合用突片1a・
・は、この第1の側端面片1と対向位置に配されている
第2の側端面片2上に形成された第1の開口部2a・・
に嵌入される。また前述のように段部1fは、太陽電池
パネル同士を連結した際の有底の目地部分となる。次に
第2の側端面片2は折曲線2cより折曲して形成し、中
央部適所、すなわち前記第1の係合用突片1a・・と同
位置に、前記第1の係合用突片1a・・が嵌入しうる第
1の開口部2a・・を形成するとともに、その端縁部を
折曲線2dより内側に折曲して骨部材に掛止しうるフッ
ク部2bとしている。また本例においても適所に複数個
のネジ穴2g・・を設けている。
【0041】本例の太陽電池パネルも基本的には第1、
第2の側端面片1、2によって一方向に連結して使用可
能であるが、他方向にも強固に連結するためには図中
(ニ)、(ホ)として示される第3、第4の側端面片の
構造が有効である。まず第3の側端面片3としては図示
するように、折曲線3cより折曲して形成し、さらに中
央部適所を折曲線3dより外向きに折曲して段部3fを
形成し、この段部3fの端縁部分に外向きに第2の係合
用突片3a・・を形成している。この第2の係合用突片
3a・・は、この第3の側端面片3と対向位置に配され
ている第4の側端面片4上に形成された第2の開口部4
a・・に嵌入される。ここでも段部3fは、太陽電池パ
ネル間の有底の目地部分となる。そして最後にこの第4
の側端面片4は折曲線4cより折曲して形成し、さらに
中央部適所を折曲線4dより外向きに折曲して段部4f
を形成し、前記第2の係合用突片3a・・と同位置とな
る中央部適所、すなわち図例のものでは折曲線4dに沿
って、第2の係合用突片3a・・が嵌入しうる第2の開
口部4a・・を形成したものである。また第1の実施例
と同様、引っ掛かりを無くして第2の係合用突片3aの
嵌入を容易とするために、必要に応じてさらに折曲線4
eより段部4fを下向きに折曲させておいても良い。
【0042】この目地部分6には、第1実施例のように
シーリング材6aを充填させることができる。このシー
リング材6aは第1の実施例と同様の定形ケシーリング
材でも良いし、ある程度の流動性を有する不定形シーリ
ング材も使用することができる。具体的には前述と同
様、シリコーン樹脂、発泡ウレタン樹脂、合成ゴム、ポ
リビニルブチラール、エチレンビニルアセテート、その
他可塑剤を添加した合成樹脂等が広く使用可能である。
【0043】そして図16として、このような第2実施
例における太陽電池パネルPを用いた太陽電池アレイ構
造のうちの、水平方向断面図を示している。図例のもの
は太陽電池パネルP間の目地部分に有底の目地部分を形
成している以外は、図7において示した太陽電池アレイ
構造と同様であり、第1および第2の側端面片1、2を
通る断面図として示したものである。なお端子部分につ
いても図5と同様、目地部分6で相互に嵌入する構造で
あるので、ここでは端子の無い部分、すなわち図1にお
けるB−B断面に相当する構造として説明している。図
中P1、P2・・は図15に示した太陽電池パネルであ
り、まず太陽電池パネル列部分としては骨部材F2・・
Fn+1 の掛止部10a・・に太陽電池パネルP1・・P
n の前記フック部2b・・を掛止するとともに、第1の
開口部2a・・に隣接太陽電池パネルの前記第1の係合
用突片1a・・を嵌入し、その結果として第1の係合用
突片1a・・とフック部2b・・とによって骨部材F2
・・Fn の掛止部10a・・が挟裝されている。
【0044】一方両端部においても図7と同様、第2の
側端面片2側の端部には第2の側端部材T2が、また第
1の側端面片1側の端部には第1の側端部材T1がそれ
ぞれ設けられ、骨部材F1・・Fn+1 に対して太陽電池
パネルP1・・Pn が第1、第2の側端部材T1、T2
とともに骨部材F1・・Fn+1 の掛止部10aを挟裝す
ることによって相互に固定されている。そして太陽電池
パネルP間が、幅広で有底の目地部分6となる。
【0045】このときも図8において説明したように、
骨部材の掛止部10aと第1の開口部1aとにより生じ
る間隙10dが、第1の係合用突片1aが程良い力で圧
入でき且つ太陽電池パネルPがガタつかない程度、すな
わち第1の係合用突片1aの肉厚と同等か或いは若干狭
くなるように、第1の開口部2aの大きさや位置を設定
しておくことが重要であることは言うまでもない。
【0046】さらに鉛直方向の断面構造を図17に示す
が、本図も目地の間隔が異なること以外は図11のもの
と同じ構造である。本図も右方向を上として示したもの
であり、まず太陽電池パネル列部分としては太陽電池パ
ネルP1・・Pn の第4の側端面片4に設けた第2の開
口部4aに、第3の側端面片3に設けた第2の係合用突
片3aを、隣接し合う太陽電池パネルP2・・Pn-1 の
段部3f、4fを相互に当接しつつ嵌入し、その結果と
して太陽電池パネルP1・・Pnが相互に固定される。
【0047】一方上下端部においても太陽電池パネルP
nの下端部には下端部材T3が設けられ、太陽電池パネ
ルPnの第2の開口部4aに下端部材T3の端部係合用
突片20aを嵌入することによって下端部材T3と太陽
電池パネルPnとが相互に固定される。さらに上端部に
は上端部材T4が設けられ、上端部材T4の端部開口部
20cに太陽電池パネルP1の第2の係合用突片3aを
嵌入することによって上端部材T4と太陽電池パネルP
1とが相互に固定され、全体として太陽電池パネルP1
・・Pn が上、下端部材T4、T3とともに相互に固定
される。そして有底の目地部分6には、前述のように定
形または不定形シーリング材を介装ないしは充填させる
ことができる。
【0048】このときも図18に示すように、第2の開
口部4aと段部4fとにより規定される間隙20dが、
第2の係合用突片3aが程良い力で圧入でき且つ太陽電
池パネルPがガタつかない程度、すなわち第2の係合用
突片3aの肉厚と同等か或いは若干狭くなるように、第
2の開口部4の大きさや位置さらには折曲線4dの位置
を設定しておくことが重要である。
【0049】また本例においても、上下方向における太
陽電池パネルP・・相互間の関係は図16に示す水平方
向とは異なり、骨部材に対して太陽電池パネルを相互に
固定するものではないので、第3、第4の側端面片3、
4をそれぞれ係合用突片や開口部を設けない平坦なもの
として当接させるだけの構造とすることや、上下端部用
の骨部材を別途設けて、これに対して上下端部材を固定
することも勿論可能である。
【0050】このように本発明の太陽電池パネルPおよ
び太陽電池アレイは、隣接し合う太陽電池パネルPのフ
ック部2bと係合用突片1aとによって骨部材Fの一部
を挟裝して相互に固定されるものであり、骨部材Fの形
状も種々のものが考えられるのである。次にこれら骨部
材Fの実施例を、その構造図をもとに説明する。
【0051】まず図19には骨部材の第1の実施例とし
て、図1において示した骨部材の拡大図を示している。
なお、太陽電池パネルPには段部を設けない構造のもの
を用いて説明する。図に示す骨部材Fは、垂片11aを
介して上片11bと下片11cとをほぼ平行に設けると
ともに、支持具30への抱持を容易とするために、下片
11cの端部11dを上片11b方向に折曲して支持具
30への嵌入部とした第1の骨材11と、垂片11aに
平行に配され、且つ先端部をコ字形の掛止部10aとし
た第2の骨材10が、ネジ12によってレベル調整可能
に連接されているものである。この連接機構は、太陽電
池アレイを構成する際に太陽電池パネルPの出入りを調
整可能とし、平坦な太陽電池アレイを得るために重要な
要素となる。しかしながら一方では支持部材Sの直線性
が良く、太陽電池パネルP・・の出入り調整が不要な場
合においては、この機構は特に設ける必要はない。従っ
てこの骨部材Fは、一方では後述する支持具30に嵌入
し抱持され、他方では前述のように、太陽電池パネルの
フック部を掛止することによって支持具30と太陽電池
パネルとを連結しうるものであれば良く、図例の形状に
何ら限定されるものではない。そして以下に骨部材Fの
他の実施例が構造図として示される。また前記掛止部1
0aは、図20のように太陽電池パネルPのフック部2
bの形状によってはL字形の先端形状としても良い。
【0052】図21にはこのような骨部材の第2の実施
例を示している。図例のものは垂片11aを介して上片
11bと下片11cとをほぼ平行に設けるとともに、支
持具30への抱持を容易とするために、下片11cの端
部を上片11b方向に折曲して支持具30への嵌入部と
し、上片11bを垂片11aと平行に延設して先端部を
コ字形の掛止部10aとしている。また掛止部10aの
形状は、図20と同様にL字形のものでも可能である。
これは前記図19に示したものと異なり、連接機構を設
けずにより簡単な形状とした例である。
【0053】さらに図22には骨部材の第3の実施例と
して、嵌入部における横方向の曲げ強度の改善を図った
例を示している。図例のものは、垂片11aを介して上
片11bと下片11cとをほぼ平行に設けるとともに、
支持具30への抱持を容易とするために、下片11cの
端部を上片11b方向に折曲して支持具30への嵌入部
とし、垂片11aから先端部をコ字形とした掛止部10
aを延設したものである。また掛止部10aの形状も図
20と同様、L字形のものでも可能である。これは垂片
11aをほぼ中央部に配したものであり、図21のもの
に比べて嵌入部における横方向の曲げ強度を大きくする
ことができる。
【0054】上記3例の骨部材は、金属にあっては一枚
板からの折曲加工や溶接加工、さらには押し出し成形に
より、合成樹脂にあっては射出成形や押し出し成形によ
り製造可能である。そしてこれらに加えて金属の鋳造加
工も可能であり、より横方向における曲げ強度の向上を
図ったものとして以下の2例が提案される。
【0055】まずその1例目として、図23に示してい
るものが提案される。図例のものは支持具30に嵌入さ
れる断面四角形の嵌入部13と、該嵌入部13から立設
された先端部がコ字形状を有する掛止部10aとよりな
っている。このような構造のものは、嵌入部における横
方向の曲げ強度が前記3例のものに比べて改善されるも
のであり、金属においては鋳造や押し出し成形により、
合成樹脂においては射出成形や押し出し成形によって製
造可能である。次に以上に説明した4例の他に、嵌入部
に加えてさらに掛止部10aにおける横方向の曲げ強度
の向上も図った例を以下に説明する。
【0056】図24には、このような掛止部の曲げ強度
の改善をさらに図ったものの例を示している。図示した
ものは断面視において相対向する2辺それぞれに、掛止
部に代わり太陽電池パネルのフック部2bが掛止しうる
第1の溝部14と、支持具30への嵌入用となる第2の
溝部15とを設けたものであり、横方向における曲げ強
度を極めて強くすることができる。そしてこの骨部材F
の製造方法も、金属においては鋳造や押し出し成形が、
合成樹脂においては射出成形や押し出し成形が特に適し
ているが、角棒に切削加工によって前記2つの溝部1
4、15を形成することもできる。
【0057】そしてさらには図25に示すように、一枚
板による折曲加工によって同様の断面形状とすることも
可能である。
【0058】以上説明した本発明の太陽電池アレイ構造
としては、図7、図16の構造を水平方向に、図11、
図17の構造を鉛直方向としたものであり、骨部材F
1、F2、・・Fnは縦骨となるものであったが、この
場合における太陽電池パネルPの骨部材Fに対する上下
方向の固定は、図26に示すように太陽電池パネルPの
第2の側端面片2に設けたネジ穴2gと、骨部材の掛止
部10aに設けたネジ穴16とをネジ17によって蝶着
することによって、より確実なものとなる。この蝶着は
最上部と最下部の太陽電池パネルにのみ施しても良い
し、必要に応じて全太陽電池パネルに対して施すことも
できる。また下端部材T3、上端部材T4を支持部材S
に固定することによって太陽電池パネル列が上下方向に
固定されるので、ネジ17以外にも簡単なピン材でも安
定的に固定可能である。一方これとは逆に前記骨部材を
横骨とし、図7、図16の構造を鉛直方向に、図11、
図17の構造を水平方向としても良い。この構造におい
ては、特に太陽電池パネルの第2の側端面片2を下側に
配する場合において前記蝶着を施すことが重要となる。
そしてこの構造においては、図7、図16における第1
および第2の側端部材T1、T2が上下端に配され、こ
れらを支持部材Sに固定することになる。
【0059】このとき、太陽電池パネルP側のネジ穴2
gと骨部材F側のネジ穴16とのピッチを異ならしめて
おき、骨部材Fに対する太陽電池パネルPの位置に係わ
りなく、前記2つのネジ穴2gと16との位置が1枚の
太陽電池パネルP内で最低1箇所合致するようにしてお
けば、太陽電池アレイ組立て時における作業性向上の一
助となる。そしてこの蝶着は、前述のように全太陽電池
パネルP・・に施す必要の無いことは言うまでもない。
【0060】以上のようにこのような本発明の太陽電池
アレイは、骨部材Fに対して特に蝶着を施さなくても太
陽電池パネルPを固定、連結しうるものであり、さらに
骨部材Fは別途設けた例えば断面略C字形状を有する支
持部材Sに、支持具30を介して固定される。この際に
おいても蝶着を施さない固定方法が提案され、以下にそ
の具体例として、支持部材SにCチャンネルと称される
リップ形鋼を横骨材として用いた場合を説明する。図2
7には本発明に用いられる支持具30の一例を斜視図と
して示している。図例のものは横骨材の側面、すなわち
リップ形鋼のフランジ部に当接しうる側部当接片30a
の上部適所から、リップ形鋼の側面端縁部、すなわちリ
ップ部端縁に掛止しつつリップ部と当接しうるよう、掛
止片30bを有する上部当接片30cを延設し、下部適
所からは背面、すなわちウェブ部に当接しうる下部当接
片30dを延設して嵌着片30gとし、一方側部当接片
30aの両側部適所からは骨部材Fを抱持する第1の側
片30eと第2の側片30fとを連続的に延設して骨部
材抱持片30hとしたものである。ここで示した構造
は、図19〜図22に示した骨部材を抱持しうるもので
あり、リップ形鋼への取り付け態様としては以下の図2
8のようになる。
【0061】図示するように、支持部材Sとしてのリッ
プ形鋼40のリップ部端縁40aに掛止片30bが掛止
されるとともに、リップ部40b、フランジ部40c、
ウェブ部40dにそれぞれ上部当接片30c、側部当接
片30a、下部当接片30dが当接することによって、
支持具30が支持部材であるリップ形鋼40に嵌着され
ている。そして支持具30の骨部材抱持片30hに囲ま
れる空間に縦骨材としての骨部材Fを嵌入することによ
って、骨部材Fが支持具30に抱持される。すなわち、
図19に示される骨部材Fを用いる場合、垂片11aお
よび上片11bが第1の側片30eに、下片11cは側
部当接片30aに、そして折曲された下片11cの端部
11dが第2の側片30fにそれぞれ当接することによ
って骨部材Fが支持具30に確実に抱持されることにな
る。このようにして横骨材としてのリップ形鋼40に対
して、縦骨材としての骨部材Fが支持具30を介して支
持され、さらにその上に前述の太陽電池パネルを縦横に
配列、固定することによって太陽電池アレイが構成され
る。
【0062】また上述の支持具の他に、支持部材に対し
てより強固に嵌着しうる支持具構造として、以下図29
に示すものが提案される。図例のものは図28に示した
嵌着態様に加え、支持部材の他方の側端面片縁部、すな
わちここではリップ形鋼の他方のリップ部にも外被して
掛合しうる補助部材32を、嵌着片30gの先端部に回
動可能に蝶着したものである。そしてこの支持具30の
リップ形鋼40への嵌着態様を、図30として示してい
る。図から明らかなように、補助部材32がリップ形鋼
40の他方のリップ部40eに掛合することによってよ
り強固に嵌着されることがわかる。この補助部材32に
は針金や鋼線を用いることが推奨され、リップ形鋼40
への取り付け方法としては支持具30を嵌着した後、補
助部材32を嵌着片に対して回動させて他方のリップ部
40eに外被させれば良い。
【0063】そして図31として、本発明によって構成
された太陽電池アレイの外観形態を示す。なおここに示
した例は、4隅にカバー部材T5を設けて美観を考慮し
たものである。このカバー部材T5は骨部材Fや太陽電
池パネルPに対して固定する必要はなく、取り付け方法
は適宜任意のものが選択可能である。
【0064】ここでは縦方向の骨部材Fに対して太陽電
池パネルPを固定する例を説明したが、前述したよう
に、横方向に配した骨部材Fに太陽電池パネルPを固定
する構造とすることも可能である。そして支持部材Sと
しては断面C字形のリップ形鋼を用いた例を示したが、
支持具30を固定しうるものであれば特に限定されるも
のではないし、また太陽電池アレイを構成しようとする
建物の壁面や屋根上に支持部材Sを設けたり、壁面や屋
根上に骨部材Fを直接固定しても良い。またこの太陽電
池アレイは、外壁パネルや屋根瓦の代わりとしても応用
可能である。
【0065】また、以上に説明した太陽電池パネルPの
裏面に裏蓋を設けることも可能である。この裏蓋を設け
た例として、図32(イ)にその背面構造を、同図
(ロ)に(イ)におけるE−E断面図をそれぞれ表して
いる。裏蓋39は枠部材35の第1、第2の側端面片
1、2にネジ等で固定され、図例のものにおいては、太
陽電池パネルPの内部空間に熱がこもらないよう、通気
口50・・を設けている。この通気口50の設置は、本
太陽電池パネルPに用いる太陽電池素子37が結晶系太
陽電池の場合、特に電圧低下の観点から効果的である。
また太陽電池素子37にアモルファスシリコン系を用い
る場合、光劣化による出力低下を補うため逆に通気口5
0・・を設けず、太陽電池素子37を少しでも高温に保
てるようにしておくことも一考である。この時、適当な
断熱材、保温材を内部空間に充填しておくことも効果的
である。
【0066】また図示するように、裏蓋39にはそれぞ
れのコネクター5a、5bの極性を切り換えるためのス
イッチ51、51を設けている。そしてこのスイッチ5
1、51と太陽電池素子37、および第1、第2のコネ
クター5a、5bとの電気配線を続く図33に示してい
る。図示するように、スイッチ51、51の接続位置を
組み合わせることで、各コネクター5a、5bの極性を
反転させることが可能となる。
【0067】このスイッチ51、51の接続位置の組み
合わせを変えることによって得られるコネクター5a、
5bの極性の組み合わせは、続く図34に示すように計
12種類となり、図35のような直列接続による太陽電
池アレイ形成時においても、特別な外部配線を設けるこ
となく接続することが可能となる。また、図35の太陽
電池アレイにおける端部パネル同士の接続にのみ、別途
の外部配線を用いる方法も可能である。
【0068】以上の説明では第1、第3の側端面片に第
1のコネクター5aを、第2、第4の側端面片には第2
のコネクター5bを設けた例であったが、これとは逆に
図36に示すように、第1、第3の側端面片に第2のコ
ネクター5bを、第2、第4の側端面片に第1のコネク
ター5aを設けることも可能である。また各側端面片内
におけるコネクター5a、5bの取り付け位置は、図例
では一方向に偏在させているが、偏在方向は右左のいず
れでも良く、また係合用突片や開口部との位置関係によ
っては中央に設けても良い。さらに図5にも示したよう
に、上記例では第1のコネクター5a側にメス金具5g
を、一方第2のコネクター5b側にオス金具5iを設け
ているが、これとは逆にすることも勿論可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の太陽電池パ
ネルは、その枠部材が側端面片に係合用突片と開口部お
よび骨部材への掛止用のフック部を設けた構造であり、
一枚板からの折曲加工だけで製造可能となり、製造コス
トが極めて廉価である。また太陽電池アレイとしては、
太陽電池パネルの嵌め込みとともに太陽電池パネル間の
電気的接続が取れるので、従来のように太陽電池アレイ
裏側での煩雑な配線作業を無くすことができる。また係
合用突片は側端面片に対して外向きに形成されているた
め、太陽電池アレイを構成する場合に係合用突片を上向
きに配置させれば、降雨時においても太陽電池パネルの
裏側に雨水が浸入することが無く、例え浸入したとして
も太陽電池パネル下部の開口部より流出させることにな
るので、腐食や錆が発生しにくく耐久性に優れたものと
なる。そしてこれは特に本太陽電池パネルを屋根瓦とし
て使用した場合、特に効果的である。
【0070】また太陽電池アレイにおいて、隣接し合う
2枚の太陽電池パネルによって骨部材の一部が挟装され
る構造となるので、ネジやアンカー等を用いずに前記2
枚の太陽電池パネルと骨部材の3者が相互に固定され
る。このような状態においては、太陽電池パネルの横方
向の位置をずらさない限り太陽電池パネルを取り外すこ
とはできない。このことは複数の太陽電池パネルを縦横
に配列した太陽電池アレイにおいて、端部の太陽電池パ
ネルを取り外さない限り太陽電池アレイを構成している
いずれの太陽電池パネルをも取り外せないことを意味し
ており、ネジを用いていないにも係わらず極めて取り付
け強度の強い太陽電池アレイとなる。またネジを用いな
いので、腐食による取り付け強度の低下も無くなり、耐
久性、信頼性に優れたものとなる。
【0071】さらに太陽電池アレイを支える骨部材、支
持具、支持部材相互の固定も、ネジを用いずに嵌入や嵌
着等の手段によってなされるので、構造が単純で且つ極
めて取り付け強度の高いものとなる。特に支持具におい
ては断面略C字形状の支持部材の片側に容易に取り付け
可能であるため、例えば建物の壁面や屋根上にCチャン
ネルと称されるリップ形鋼を設けるだけで良く、特別な
基礎工事を行わずに極めて簡単に、取り付け強度の高い
太陽電池アレイを施工することができる。
【0072】そしてこれらのことは、太陽電池アレイ施
工時の作業性を大幅に改善するものであり、従来の太陽
電池アレイ施工に必要とした溶接機や電動工具類の持ち
歩きを不要とするものである。従って比較的大面積の太
陽電池アレイ施工においても1名の作業員で施工可能で
あり、大幅な人件費の削減とともに施工費用の低廉化に
大きく寄与するものである。
【0073】加えて、裏蓋を設けることにより太陽電池
素子の裏面保護が可能になるとともに、裏蓋を通気口の
無い構造としたり、太陽電池素子と裏蓋との間に形成さ
れる空間に断熱、保温材を充填すると、アモルファスシ
リコン系の太陽電池素子を用いる場合、太陽電池素子の
温度を高めに保つことが可能となって光劣化による出力
低下を低減することにもつながる。
【0074】また、スイッチを設けて4つの側端面片に
設けたコネクターの極性を変換できるようにしておけ
ば、1種類の太陽電池パネルによって種々の接続形態の
太陽電池アレイを構成することが可能となり、側端面片
で電気的接続を取る構造でありながら、極めて自由度の
高いものとなる。
【0075】このように、本発明の太陽電池パネルとそ
れを用いた太陽電池アレイは、従来のネジ止めや溶接、
さらにはアレイ裏側での配線作業という概念を一新する
ものであり、従来技術が有している強度、耐久性、作業
性、経済性の諸問題を一挙に解決するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池パネルおよび太陽電池アレイ
の一実施例における全体構造を表す説明用斜視図
【図2】本発明の太陽電池パネルの一実施例における全
体構造を表す説明用分解図
【図3】本発明の太陽電池パネルの一実施例における枠
部材の全体構造を表す説明用展開図
【図4】本発明の太陽電池パネルの一実施例における全
体構造を表す説明図で、(イ)は平面図、(ロ)は第1
の側端面片の側面図、(ハ)は第2の側端面片の側面
図、(ニ)は第3の側端面片の側面図、(ホ)は第4の
側端面片の側面図
【図5】本発明の太陽電池パネルを用いた太陽電池アレ
イの一実施例におけるコネクター接続部構造を表す説明
用断面図
【図6】本発明の太陽電池パネルを用いた太陽電池アレ
イの一実施例における第1、第2側端面片接続部の構造
を表す説明用断面図
【図7】本発明の太陽電池パネルを用いた太陽電池アレ
イの一実施例における一方向断面構造を表す説明図
【図8】本発明の太陽電池パネルを骨部材に掛止した際
の第1の開口部と骨部材との位置関係を表す説明図
【図9】本発明の太陽電池パネルを用いた太陽電池アレ
イの一実施例におけるコネクター接続部構造を表す説明
用断面図
【図10】本発明の太陽電池パネルを用いた太陽電池ア
レイの一実施例における第3、第4側端面片接続部の構
造を表す説明用断面図
【図11】本発明の太陽電池パネルを用いた太陽電池ア
レイの一実施例における他方向断面構造を表す説明図
【図12】本発明の太陽電池パネルを連結する際の係合
用突片と開口部との位置関係を表す説明図
【図13】本発明の太陽電池アレイの施工時における太
陽電池パネルの連結手順を表す説明図
【図14】本発明の太陽電池パネルの一実施例における
全体構造を表す説明用平面図
【図15】本発明の太陽電池パネルの一実施例における
全体構造を表す説明図で、(イ)は平面図、(ロ)は第
1の側端面片の側面図、(ハ)は第2の側端面片の側面
図、(ニ)は第3の側端面片の側面図、(ホ)は第4の
側端面片の側面図
【図16】本発明の太陽電池パネルを用いた太陽電池ア
レイの一実施例における一方向断面構造を表す説明図
【図17】本発明の太陽電池パネルを用いた太陽電池ア
レイの一実施例における他方向断面構造を表す説明図
【図18】本発明の太陽電池パネルを連結する際の係合
用突片と開口部との位置関係を表す説明図
【図19】本発明の外装太陽電池アレイに用いられる骨
部材の一実施例を表す断面説明図
【図20】本発明の外装太陽電池アレイに用いられる骨
部材の一実施例を表す断面説明図
【図21】本発明の外装太陽電池アレイに用いられる骨
部材の一実施例を表す断面説明図
【図22】本発明の外装太陽電池アレイに用いられる骨
部材の一実施例を表す断面説明図
【図23】本発明の外装太陽電池アレイに用いられる骨
部材の一実施例を表す断面説明図
【図24】本発明の外装太陽電池アレイに用いられる骨
部材の一実施例を表す断面説明図
【図25】本発明の外装太陽電池アレイに用いられる骨
部材の一実施例を表す断面説明図
【図26】骨部材と太陽電池パネルとの蝶着態様例を表
す断面説明図
【図27】本発明の太陽電池アレイに用いられる支持具
の一実施例を表す説明用斜視図
【図28】支持具のリップ形鋼への取り付け態様例を表
す説明用斜視図
【図29】本発明の太陽電池アレイに用いられる支持具
の一実施例を表す説明用斜視図
【図30】支持具のリップ形鋼への取り付け態様例を表
す斜視図
【図31】本発明の太陽電池アレイの外観形態を表す説
明図
【図32】裏蓋を設けた太陽電池パネルの構造を表す説
明図で、(イ)は背面図、(ロ)は断面図
【図33】コネクターの極性切り換え用のスイッチを設
けた場合の配線例を表す説明図
【図34】切り換えスイッチの操作によって得られる各
コネクターの極性を表す説明図
【図35】太陽電池アレイにおける接続例を表す説明図
【図36】本発明の太陽電池パネルの一実施例における
全体構造を表す説明図で、(イ)は平面図、(ロ)は第
1の側端面片の側面図、(ハ)は第2の側端面片の側面
図、(ニ)は第3の側端面片の側面図、(ホ)は第4の
側端面片の側面図
【符号の説明】
1 第1の側端面片 20b 端
部フック部 1a 第1の係合用突片 20c 端
部開口部 1c、1d 折曲線 20d 間
隙 1f 段部 30 支持
具 2 第2の側端面片 30a 側
部当接片 2b フック部 30b 掛
止片 2a 第1の開口部 30c 上
部当接片 2c、2d 折曲線 30d 下
部当接片 2g ネジ穴 30e 第
1の側片 3 第3の側端面片 30f 第
2の側片 3a 第2の係合用突片 30g 嵌
着片 3c、3d 折曲線 30h 骨
部材抱持片 3f 段部 32 補助
部材 4 第4の側端面片 34 皿ネ
ジ 4a 第2の開口部 35 枠部
材 4c、4d、4e 折曲線 36 押さ
え枠部材 4f 段部 37 太陽
電池素子 6 目地部分 38 接着
剤 6a シーリング材 39 裏蓋 10 第2の骨材 40 リッ
プ形鋼 10a 掛止部 40a リ
ップ部端縁 10d 間隙 40b、4
0e リップ部 11 第1の骨材 40c フ
ランジ部 11a 垂片 40d ウ
ェブ部 11b 上片 50 通気
口 11c 下片 51 スイ
ッチ 11d 下片端部 F 骨部材 12、17 ネジ P 太陽電
池パネル 13 嵌入部 T1 第1
の側端部材 14 第1の溝部 T3 下端
部材 15 第2の溝部 T5 カバ
ー部材 16 ネジ穴 S 支持部
材 20a 端部係合用突片

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面視外形矩形状の枠部材外周における相
    対向する2辺または4辺を折り曲げて側端面片を形成
    し、適宜選定した側端面片に係合用突片または開口部を
    設けるとともに、前記枠部材に太陽電池パネルを装着
    し、前記適宜選択した側端面片に太陽電池接続用のコネ
    クターを設けた太陽電池パネル。
  2. 【請求項2】前記適宜選定した側端面片における第1の
    側端面片には単数又は複数個の第1の係合用突片と単数
    又は複数個の第1のコネクターを設けるとともに、前記
    第1の側端面片と対向する第2の側端面片には前記第1
    の係合用突片が嵌入しうる第1の開口部と前記第1のコ
    ネクターが嵌入しうる第2のコネクターを設け、第2の
    側端面片の端縁部には単数又は複数個のフック部を設け
    た請求項1記載の太陽電池パネル。
  3. 【請求項3】前記第1の側端面片に隣接する第3の側端
    面片には単数又は複数個の第2の係合用突片と単数又は
    複数個の第1または第2のコネクターを設け、前記第3
    の側端面片と対向する第4の側端面片には前記第2の係
    合用突片が嵌入しうる第2の開口部と、前記第3の側端
    面片に設けた単数又は複数個の第1または第2のコネク
    ターが嵌入しうる第1または第2のコネクターを設けた
    請求項2記載の太陽電池パネル。
  4. 【請求項4】平面視外形矩形状の枠部材外周における相
    対向する2辺または4辺を折り曲げて側端面片を形成
    し、適宜選定した側端面片における第1の側端面片には
    単数又は複数個の第1の係合用突片と単数又は複数個の
    第1のコネクターを設け、前記第1の側端面片と対向す
    る第2の側端面片の面内には前記第1の係合用突片が嵌
    入しうる第1の開口部と前記第1のコネクターが嵌入し
    うる第2のコネクターを設け、第2の側端面片の端縁部
    には単数又は複数個のフック部を設けた太陽電池パネル
    を、そのフック部を骨部材に掛止するとともに第1の係
    合用突片を隣接する太陽電池パネルの第1の開口部に嵌
    入することによって、第1の係合用突片とフック部とに
    より骨部材の一部を挟裝して、複数枚の前記太陽電池パ
    ネルを骨部材に対して相互に固定且つ一方向に連結する
    とともに、前記第1および第2のコネクターを相互に嵌
    入することによって複数枚の太陽電池パネルを電気的に
    接続した太陽電池アレイ。
  5. 【請求項5】前記太陽電池アレイの一端部においては、
    前記第1の係合用突片が嵌入しうる端部開口部と端縁部
    に単数又は複数個の端部フック部を設けてなる第1の側
    端部材を設け、他端部においては前記第1の開口部に嵌
    入しうる端部係合用突片を設けてなる第2の側端部材を
    設け、一端部においては端部フック部を骨部材に掛止す
    るとともに第1の係合用突片を端部開口部に嵌入するこ
    とによって、第1の係合用突片と端部フック部とにより
    骨部材の一部を挟裝して一端部の太陽電池パネルが固定
    され、他端部においては端部突片を第1の開口部に嵌入
    することによって、端部突片とフック部とにより骨部材
    の一部を挟裝して他端部の太陽電池パネルが固定されて
    なる請求項4記載の太陽電池アレイ。
  6. 【請求項6】前記第1の側端面片に隣接する第3の側端
    面片には単数又は複数個の第2の係合用突片と単数又は
    複数個の第1または第2のコネクターを設け、前記第3
    の側端面片と対向する第4の側端面片には前記第2の係
    合用突片が嵌入しうる第2の開口部と、前記第3の側端
    面片に設けた単数又は複数個の第1または第2のコネク
    ターが嵌入しうる第1または第2のコネクターを設け、
    第2の係合用突片を第2の開口部に嵌入することによっ
    て太陽電池パネル間を相互に固定するとともに、前記第
    1および第2のコネクターを相互に嵌入することによっ
    て複数枚の太陽電池パネルを電気的に接続した請求項4
    または5記載の太陽電池アレイ。
  7. 【請求項7】前記骨部材が、垂片を介して上片と下片と
    を略平行に設けて支持具への嵌入部とした第1の骨材
    と、垂片と平行に配され、且つ先端部を逆L字形又はコ
    字形の掛止部とした第2の骨材とよりなり、第1の骨材
    に対して第2の骨材がレベル調整可能に連接されてなる
    請求項4〜6のいずれか1項に記載の太陽電池アレイ。
  8. 【請求項8】前記骨部材が、垂片を介して上片と下片と
    を略平行に設けて支持具への嵌入部とし、上片を垂片と
    平行に延設して先端部を逆L字形又はコ字形の掛止部と
    してなる請求項4〜6のいずれか1項に記載の太陽電池
    アレイ。
  9. 【請求項9】前記骨部材が、垂片を介して上片と下片と
    を略平行に設けた支持具への嵌入部と、垂片から延設し
    て先端部を逆L字形又はコ字形とした掛止部とよりなる
    請求項4〜6のいずれか1項に記載の太陽電池アレイ。
  10. 【請求項10】前記骨部材が、少なくとも支持具に嵌入
    される断面多角形の嵌入部と、該嵌入部から立設された
    逆L字形又はコ字形の掛止部よりなる請求項4〜6のい
    ずれか1項に記載の太陽電池アレイ。
  11. 【請求項11】前記骨部材が、断面視において相対向す
    る2辺それぞれに、フック部および支持具で抱持するた
    めの少なくとも一箇所の溝部を有してなる請求項4〜6
    のいずれか1項に記載の太陽電池アレイ。
  12. 【請求項12】前記支持具が、請求項7〜11のいずれ
    かに記載の骨部材を抱持する骨部材抱持片と、断面略C
    字形状を有する支持部材の一方の側面端縁部に掛止する
    とともに一方の側面及び背面に当接することによって支
    持部材に嵌着しうる嵌着片とを設けたものである請求項
    7〜11のいずれか1項に記載の太陽電池アレイ。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の支持具において、断
    面略C字形状を有する支持部材の他方の側面端縁部に外
    被して掛合しうる補助部材を、嵌着片に回動可能に蝶着
    した請求項12記載の太陽電池アレイ。
  14. 【請求項14】前記支持部材がリップ形鋼である請求項
    12または13記載の太陽電池アレイ。
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