JP2011009612A - 太陽光発電システム及びそれを構成する太陽光発電セル、コントローラ、ユーザ端末 - Google Patents

太陽光発電システム及びそれを構成する太陽光発電セル、コントローラ、ユーザ端末 Download PDF

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Abstract

【課題】使用形態に合わせて容易に接続/分離できる太陽光発電セルを提供することである。
【解決手段】太陽光発電セル20は、太陽光発電する発電部22と、外観を形成する外枠部21と、外枠部21に設けられ、隣接する機器に接続される4組の電流I/O部23及び制御信号I/O部24と、電流I/O部23に入力極性を割り当てるINスイッチ切替部25と、電流I/O部23に出力極性を割り当てるOUTスイッチ切替部26と、INスイッチ切替部25及びOUTスイッチ切替部26を制御する制御部28とを備えた構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、設置場所の形状に合わせて配置できる太陽光発電システムと、それを構成する太陽光発電セル、コントローラ、ユーザ端末に関する。
一般に、太陽光発電パネルは昇圧回路によって電圧を高めて使用する。しかし、昇圧回路では5V引き上げるのが限界であるため、高電圧を要する機器の利用には複数の太陽光発電パネルを備えた発電設備が必要であった。
例えば特許文献1では、複数の電池ユニットを並べ、ユニット間のスイッチを自動制御する仕組みを提案している。具体的には、検知した出力電圧値を制御装置にフィードバックすることで、直列/並列を切り替えるスイッチを自動制御し、効率の良い回路を提供するものである。例えば、雲によって太陽光が遮断された場合、電池ユニットである太陽光発電パネルの受光量に偏りが生じるが、このとき、適切な回路が選択されて可能な限りの発電が行われるようになっている。
特開平6−225462号公報
上記特許文献1によれば、太陽光発電パネルの物理的な配置が変わることはないため、最初に設置した太陽光発電パネルの配置内で回路が選択される。このような仕様は、建物の屋根に設置される太陽光発電システムの現状を反映しているといえる。現状では、太陽光発電システムが建物の屋根に設置された場合、数十年にわたり太陽光発電パネルが屋根に載ったままになる。
そのため、屋根のメンテナンスは基本的にできない。このような状況で一部の太陽光発電パネルが故障すると、ユーザ自身で対処することはできず、専門家によって故障した太陽光発電パネル又は太陽光発電パネルを構成する太陽光発電セルの切り離しと新しい太陽光発電パネル又は太陽光発電セルの設置、接続とが行われる。
上記のようにユーザ自身で対処できない理由としては、屋根に登るという危険性もあるが、太陽光発電システム自体を見ると、太陽光発電パネル又は太陽光発電セルの分離と接続が複雑で専門的な知識を必要とするからである。具体的には、太陽光発電パネルは電流の向きが重要であり、逆方向に電流を流すと破損してしまうため、接続の際には、配線設計に基づいて慎重に配線しなければならないからである。
また、太陽光発電システムは、屋根に設置される場合だけでなく、アウトドアで使用するなど、携帯用途で使用することも考えられる。その際、メンテナンスが複雑であれば利用範囲が限定されてしまい好ましくない。
本発明は、使用形態に合わせて容易に接続/分離できる太陽光発電セルを提供することを目的とする。また、該太陽光発電セルを制御するコントローラを提供することも目的とする。また、太陽光発電セルを制御するユーザ端末及びコントローラを提供することも目的とする。また、それらを含む太陽光発電システムを提供することも目的とする。
上記目的を達成するために本発明の太陽光発電セルは、太陽光発電する発電部と、外観を形成する外枠部と、前記外枠部に設けられ、隣接する機器に接続される複数組の電流I/O部及び制御信号I/O部と、前記電流I/O部に入力極性を割り当てるINスイッチ切替部と、前記電流I/O部に出力極性を割り当てるOUTスイッチ切替部と、前記INスイッチ切替部及び前記OUTスイッチ切替部を制御する制御部とを備えた構成とする。
上記太陽光発電セルにおいて、平面状に隙間なく接続して設置面積を効率よく利用する観点から、前記外枠部が、略正三角柱、略正四角柱又は略正六角柱であり、各側面に前記電流I/O部及び前記制御信号I/O部を設けることが好ましい。
また上記太陽光発電セルにおいて、様々な方向に接続するには、前記外枠部が多面体であり、各面に前記電流I/O部及び前記制御信号I/O部を設けることが好ましい。
また上記太陽光発電セルにおいて、隣接する機器との接続を物理的に安定的に支持する観点から、隣接する機器に接続するためのジョイント部を、前記電流I/O部及び前記制御信号I/O部と対で前記外枠部に備えることが好ましい。
また上記太陽光発電セルにおいて、電流の流れを制御して太陽光発電セルの故障を防止する観点から、隣接する機器との接続の際、前記ジョイント部が接続された後、前記電流I/O部が接続されるようにすることが好ましい。
また上記太陽光発電セルにおいて、発電効率を上げるとともに、太陽光発電セルの故障に備える観点から、特定波長の光を透過し、隣接する太陽光発電セルに重畳されるようにすることが好ましい。
また上記太陽光発電セルにおいて、構成を簡単にしてコストを抑える観点から、前記制御部は、前記制御信号I/O部に直接接続された機器に関する情報を取得し、間接的に接続された機器に関する情報は取得しないようにすることが好ましい。
本発明のコントローラは、外観を形成する外枠部と、前記外枠部に設けられ、隣接する機器に接続される1以上の制御信号I/O部と、太陽光発電セルの接続状態を示す接続マップを生成するとともに、各太陽光発電セルに電流の入力極性又は出力極性の割り当て方を指示する制御部とを備えた構成とする。
また本発明のコントローラは、外観を形成する外枠部と、前記外枠部に設けられ、隣接する機器に接続される1以上の制御信号I/O部と、ユーザ端末とデータのやりとりを行う送受信部とを備えた構成としてもよい。
本発明のユーザ端末は、上記のコントローラとデータのやりとりを行う送受信部と、ユーザの入力操作を受け付ける操作部と、太陽光発電セルの接続状態を示す接続マップを生成するとともに、各太陽光発電セルに電流の入力極性又は出力極性の割り当て方を指示する制御部とを備えた構成とする。
そして本発明の太陽光発電システムは、上記の太陽光発電セルと、上記のコントローラとを含む構成とする。
また本発明の太陽光発電システムは、上記の太陽光発電セルと、上記のコントローラと、上記のユーザ端末とを含む構成としてもよい。
本発明によると、電流の入出力極性を気にすることなく、太陽光発電セル及びコントローラを容易に接続又は分離することができる。また、使用形態に合わせて太陽光発電セル及びコントローラを任意の形状に設置することができるので、四角形でない屋根の形状や窓枠の形状など、設置場所の形状に合わせて設置することができる。
また本発明によると、ユーザ端末を採用することで遠隔操作で通電経路を設定することができる。
本発明の太陽光発電システムの概略図である。 本発明のPVセルの概略図である。 本発明のPVセルのブロック図である。 本発明のPVセルの模式図である。 本発明のPVセルの接続過程を説明する図である。 本発明の他の形態のPVセルの接続過程を説明する図である。 本発明の他の形態のPVセルの接続形態を説明する図である。 本発明のコントローラの概略図である。 本発明のコントローラのブロック図である。 本発明のPVセルの接続例である。 本発明のPVセルの動作を示すフローチャートである。 本発明のPVセルの動作を示すフローチャートである。 本発明のPVセルの動作を示すフローチャートである。 本発明のPVセルの動作を示すフローチャートである。 本発明のPVセルの動作を示すフローチャートである。 本発明のコントローラの動作を示すフローチャートである。 通電可能なルートを求めるためのツリーである。 (a)〜(d)予めユーザによって2Vの電圧が指定されている場合の通電経路の例である。 本発明の中継機となるコントローラのブロック図である。 本発明のユーザ端末のブロック図である。 本発明の通電経路の再構成を説明する図である。
図1は、本発明の太陽光発電システムの概略図である。太陽光発電システム10は、複数の太陽光発電セル(以下、PVセルと記すこともある)20と、1以上のコントローラ50とが接続されてなる。+又は−の入出力端はPVセル20で発電した電力を消費する機器(蓄電池でもよい)に接続される。
図2はPVセル20の概略図であり、図3はPVセル20のブロック図、図4はPVセル20の模式図、図5はPVセル20の接続過程を説明する図である。ここでは、一例としてPVセル20の外観形状を略正四角柱とする。
PVセル20は、外観を形成する外枠部21と、発電部22と、電流I/O部23と、制御信号I/O部24と、INスイッチ切替部25と、OUTスイッチ切替部26と、ジョイント部27と、制御部28とを備えている。
外枠部21は、少なくとも略正四角柱のPVセル20の側面となる略正方形の額縁状の枠であり、金属や樹脂からなるものである。なお、外枠部21は略正四角柱のPVセル20の片底面又は両底面を含んでもよい。当然、PVセル20の上面の受光部分は透明材料で形成する。
発電部22は、太陽光発電する部材であれば特に限定はなく、例えば、有機薄膜型、薄型アモルファスシリコン系、色素増感型などのパネルを用いることができる。太陽光には赤外線、可視光線、紫外線など様々な波長の光が含まれているので、複数種類のパネルを組み合わせるなどして、できるだけ多くの種類の光を吸収することで太陽エネルギーを有効活用することができる。
電流I/O部23は、外枠部21の4つの側面に1つずつ配設され、制御部28に接続されており、隣接する機器の電流I/O部と接続されることで電流の入出力を行う。電流I/O部23は、例えば図2、図4に示すように、外枠部21の側面の中央に形成される。電流I/O部23は、INスイッチ切替部25でスイッチがONになれば入力部として動作し、一方、OUTスイッチ切替部26でスイッチがONになれば出力部として動作する。
制御信号I/O部24は、外枠部21の4つの側面に1つずつ配設され、制御部28に接続されており、隣接する機器の制御信号I/O部と接続されることで制御信号の入出力を行う。制御信号I/O部24は、例えば図2、図4に示すように、ジョイント部27の一部に形成されており、ジョイント部27同士の接続とともに接続される。制御信号I/O部24は、電流I/O部23と対で設けられるものである。
なお、電流I/O部23及び制御信号I/O部24の組は、2組以上あればよい。少なくとも2組あれば電流の入力、出力を割り当てることができるからである。
INスイッチ切替部25は、制御部28からの指示によって、4つの電流I/O部23にそれぞれ入力極性を割り当てるスイッチである。
OUTスイッチ切替部26は、制御部28からの指示によって、4つの電流I/O部23にそれぞれ出力極性を割り当てるスイッチである。機器が接続された電流I/O部23には、必ず入力極性又は出力極性のいずれかが割り当てられる。
ジョイント部27は、電流I/O部23及び制御信号I/O部24とともに外枠部21の4つの側面に2つずつ配設され、1側面の少なくとも一方のジョイント部27は制御部28に接続され、隣接する機器のジョイント部と接続される。ジョイント部27は、図4に示すように、凸部又は凹部からなり、図5に示すように、凸部と凹部が嵌合することで隣接する機器との接続を物理的に支持する役割を有する。
ジョイント部27は、接続検知部27aと、接続/分離部27bとを備えている。接続検知部27aは、ジョイント部27に機器が接続又は分離されたことを検知して制御部28へ伝える。また、接続/分離部27bは、制御部28からの接続又は分離の許可を接続先の機器に伝える。ジョイント部27は、外枠部21の4つの側面に2つずつ配設されているが、各側面に1つ以上設けられればその役割を果たすことができる。なお、電流I/O部23や制御信号I/O部24などで機器間の物理的な接続が維持できるような構造になっていれば、ジョイント部27は必ずしも必要ではない。
制御部28は、CPUとメモリとを備え、INスイッチ切替部25、OUTスイッチ切替部26、ジョイント部27などを制御する。また、制御部28は、接続されている機器と情報のやりとりを行う。例えば、接続されている機器がコントローラ50であれば、コントローラ50からの指示を受け、INスイッチ切替部25又はOUTスイッチ切替部26を制御したり、接続されている機器がPVセル20であれば、そのPVセル20の少なくともIDを取得して記憶し、そのPVセル20へコントローラ50からの指示を転送したり、機器が接続又は分離された際に発電部22が破損しないように保護したりする。
次に、PVセル20の特徴的な形状として、図4に示すように、凸部からなるジョイント部27の突出長さは、電流I/O部23の突出長さよりも長く設計されている。これは、図5に示すように、隣接する機器との接続の際、ジョイント部27が先に接続され、その後、電流I/O部が接続されるようにするためである。このような順で接続されることにより、まず、接続検知部27aで接続が検知され、それに応じて制御部28はINスイッチ切替部25又はOUTスイッチ切替部26を制御し発電部に逆に電流が流れないように保護してから、接続許可の指示を出し、電流I/O部23の接続が行われる。これにより、PVセル20の故障を防ぐことができる。
図6は他の形態のPVセルの接続過程を説明する図であり、ジョイント部27付近を側面から見た図である。凸部からなるジョイント部27の突出長さは、電流I/O部23の突出長さよりも長く設計されているので、上記と同じ効果が得られる。また、外枠部21の側面が斜めに形成されているので、PVセル20の接続前又は分離後にPVセル20同士の間隔が短くてもPVセル20を上又は下方向に移動させることができ、少スペースでの接続又は分離作業が可能となり、作業効率が向上する。
図7は他の形態のPVセルの接続形態を説明する図である。PVセル20が3段に重畳されていることを示している。これを実現するには、略正四角柱のPVセル20の両底面又は片底面に制御信号I/O部24、ジョイント部27、2つの電流I/O部23の組を配設する。これにより、PVセル同士を重畳させて接続できる。この場合、下側のPVセルでも発電可能とするために、上のPVセルが透過した波長の光で下のPVセルが発電する構成とする必要がある。
例えば、一番上のPVセル20は赤外光を吸収して紫外光及び可視光を透過する構成とし、2番目のPVセル20は紫外光を吸収して可視光を透過する構成とし、一番下のPVセル20は可視光を吸収する構成とすればよい。図7のようなPVセル20を重畳する構成では、重畳部分のPVセル20は並列に接続されるので、いずれかのPVセル20が故障しても回路全体としての通電は確保される。したがって、基幹経路などの重要な部分の故障対策として有効である。
次に、コントローラ50について説明する。図8はコントローラ50の概略図であり、図9はコントローラ50のブロック図である。ここでは、一例としてコントローラ50の外観形状をPVセル20と同じ大きさの略正四角柱とする。
コントローラ50は、外観を形成する外枠部51と、制御信号I/O部52と、ジョイント部53と、表示部54と、操作部55と、データベース56と、制御部57とを備えている。
外枠部51は、少なくとも略正四角柱のPVセル20の側面となる略正方形の額縁状の枠であり、金属や樹脂からなるものである。なお、外枠部21は略正四角柱のコントローラ50の片底面又は両底面を含んでもよい。
制御信号I/O部52は、外枠部51の4つの側面に1つずつ、PVセル20の制御信号I/O部24と同じ位置に配設され、制御部57に接続されており、隣接する機器の制御信号I/O部と接続されることで制御信号の入出力を行う。なお、制御信号I/O部52は、1以上あればよい。少なくとも1つあれば端にあるPVセル20に接続することができるからである。
ジョイント部53は、制御信号I/O部52と対で外枠部51の4つの側面に2つずつ配設され、同じ1側面の少なくとも一方(PVセル20で制御部28に接続されたのと同じ位置)のジョイント部53は制御部57に接続され、隣接する機器のジョイント部と接続される。ジョイント部53は、図4で示したジョイント部27と同様に、凸部又は凹部からなり、凸部と凹部が嵌合することで隣接する機器との接続を物理的に支持する役割を有する。
ジョイント部53は、接続検知部53aと、接続/分離部53bとを備えている。接続検知部53aは、ジョイント部53に機器が接続又は分離されたことを検知して制御部57へ伝える。また、接続/分離部53bは、制御部57からの接続又は分離の許可があったときに、該当する物理的な動作を行う。ジョイント部53は、外枠部51の4つの側面に2つずつ配設されているが、各側面に1つ以上設けられればその役割を果たすことができる。なお、制御信号I/O部52などで機器間の物理的な接続が維持できるような構造になっていれば、ジョイント部53は必ずしも必要ではない。
表示部54は、液晶パネルなどからなり、ユーザに対して太陽光発電システム10の状態などを表示する。操作部55は、キーボードなどからなり、ユーザの入力操作を受け付ける。なお、表示部54及び/又は操作部55は、コントローラ50とは別に設け、コントローラ50と接続するようにしてもよい。
データベース56は、数個のPVセルが繋がった回路パターンを予め複数記憶しているなど、様々なPVセル20の配置に対して太陽光発電システム10の通電経路を決定できるようなデータを記憶している。なお、データベース56は、コントローラ50とは別に設け、コントローラ50と接続するようにしてもよい。
制御部57は、CPUとメモリとを備え、ジョイント部53などを制御する。また、制御部57は、接続されている機器と情報のやりとりを行う。それにより制御部57は、PVセル20の接続状態を示す接続マップを生成するとともに、制御信号I/O部52を介して各PVセル20に電流の入力極性又は出力極性の割り当て方を指示する。接続マップの詳細については後述する。また、制御部57は、PVセル20の通電状態及び発電量も管理する。また、制御部57は、通電経路や発電量などの情報を表示部54に表示させる。
なお、コントローラ50にも、PVセル20の電流I/O部23に対向する位置に電流I/O部を設けてもよい。この場合、コントローラ50内を電流が通過するように、スイッチ機構を設けて所望の電流I/O部同士を接続したり分離したりする必要がある。これにより、コントローラ50がPVセル20に囲まれて配設されるような場合に、コントローラ50を通電経路の一部として利用できるので、通電経路のパターンが増える。
また、コントローラ50は、図6で示したPVセルと同様の接続形態を採用することもできる。
また、コントローラ50は、図7で示したPVセルの接続形態のようにPVセルと重ねて接続できるようにしてもよい。これを実現するには、略正四角柱のコントローラ50の両底面又は片底面に制御信号I/O部52、ジョイント部53の組を配設する。
上記のPVセル20及びコントローラ50の外観形状は、略正四角柱を例に説明したが、略正三角柱又は略正六角柱とし、各側面に電流I/O部、制御信号I/O部、ジョイント部を設けることでも、略正四角柱の場合と同様に平面状に隙間なく接続することができ、設置面積を効率よく利用することができる。なお、PVセル20及びコントローラ50の外観形状には特に限定はなく、他に、多面体としたり、曲面で形成したりしても構わない。多面体とした場合、各面に電流I/O部(コントローラ50にはなくてもよい)、制御信号I/O部、ジョイント部を設けると、どの面でも隣接する機器に接続することができる。
次に、PVセル20とコントローラ50との動作について説明する。ここでは、図10のa〜gのようにPVセル20が接続されている例を用いて説明する。説明の便宜上、図10の左上に示すように、PVセル20の各側面をN、E、W、Sで表す。図10では、各PVセルa〜gについて、それぞれの側面N、E、W、SにどのPVセルが接続されているかを示しており、この内容は各PVセルa〜gに記憶される。
図11〜図15は、PVセル20の動作を示すフローチャートである。図11はPVセル20に他の機器(PVセル、コントローラ、電力供給先の入力端又は電力供給先の出力端)が接続された際の動作である。まず、ステップS10において、制御部28は接続検知部27aから接続を検知した旨の通知があるか否かを判別する。
ステップS10においてどの接続検知部27aからも接続の通知がなければ、他の機器が接続されていないと判断して2(図12)へ進む。一方、いずれかの接続検知部27aから接続の通知があれば、ステップS11へ進んで、その接続検知部27aと同じ側面に配設されている制御信号I/O部24を通じて、接続されている機器へその機器の情報を要求し、ステップS12でその機器の情報を取得する。機器の情報としては、少なくともその機器がPVセルか、コントローラか、電力供給先の入力端か、電力供給先の出力端かの識別情報であり、他に、PVセルであればIDも必要であり、さらに発電の電圧を含んでいてもよい。PVセルの電圧を含めれば、異なった電圧のPVセルでも接続することができる。
ステップS12からステップS13へ進んで、ステップS12で取得した機器の情報から、その機器がPVセルであるか否かを判別する。ステップS13においてPVセルであると判別した場合は、ステップS14へ進んでそのIDを接続されている側面に対応させてメモリに保存する。
一方、ステップS13において、PVセルでないと判別した場合は、ステップS15へ進んでステップS12で取得した機器の情報から、その機器がコントローラであるか否かを判別する。ステップS15においてコントローラであると判別した場合は、ステップS16へ進んでコントローラである旨を接続されている側面に対応させてメモリに保存する。
一方、ステップS15において、コントローラでないと判別した場合は、ステップS17へ進んでステップS12で取得した機器の情報から、その機器が電力供給先の入力端又は電力供給先の出力端であるか否かを判別する。ステップS17において入力端又は出力端であると判別した場合は、ステップS18へ進んで入力端又は出力端である旨を接続されている側面に対応させてメモリに保存する。
ステップS14、S16、S18からはステップS19へ進んで、制御部28は接続/分離部27bへ接続の指示を出す。ステップS19からはステップS10に戻り、他の側面の接続についても同様に処理する。
図11の処理により、各PVセルは直接接続された機器に関する情報を取得して記憶することになる。この記憶した情報をNEWSテーブルと称する。例えば、図10のPVセルaには、側面EにPVセルbが、側面SにPVセルcが接続されていると記憶されることでNEWSテーブルが生成される。
図12はPVセル20に接続されていた機器が分離された際の動作である。まず、ステップS20において、制御部28は接続検知部27aから分離を検知した旨の通知があるか否かを判別する。
ステップS20においてどの接続検知部27aからも分離の通知がなければ、接続されている機器が分離されていないと判断して3(図13)へ進む。一方、いずれかの接続検知部27aから分離の通知があれば、ステップS21へ進んで、その接続検知部27aのある側面に接続されていた機器がPVセル又は入出力端であるか否かを判別する。
ステップS21においてPVセル又は入出力端でないと判別された場合、つまりコントローラであると判別された場合は、分離に関して特に処理はないため、図11のステップS10に戻る。
一方、ステップS21においてPVセル又は入出力端であると判別された場合、ステップS22へ進んで制御部28はINスイッチ切替部25及びOUTスイッチ切替部26へ通電の遮断を指示する。
その後、ステップS23へ進んで分離されたことを反映した内容にメモリを更新する。そして、ステップS24へ進んで制御部28は接続/分離部27bへ分離の指示を出し、図11のステップS10に戻る。
図13は、通電経路を決定したコントローラから、通電経路生成のための指示を受信した際の動作である。まず、ステップS30において、コントローラ50から接続の仕方(極性設定情報)を受信したか否かを判別する。接続の仕方(極性設定情報)とは、どのように通電経路を設定するかの指示であり、具体的にはINスイッチ切替部25及びOUTスイッチ切替部26の割り当ての仕方(情報)である。
ステップS30において受信がなければ、この処理はまだ行えないと判断して4(図14)へ進む。一方、ステップS30において受信があった場合は、ステップS31へ進んでメモリ内に、隣接するPVセル20の情報が記憶されているか否かを判別する。
ステップS31において情報があれば、ステップS32へ進んでメモリに待機状態である旨を追記し、ステップS33へ進む。ステップS33においては、隣接する他の機器が待機状態であるか否かを判別する。
ステップS33において隣接する機器が待機状態であれば回路を接続してもショートするおそれがないので、ステップS34へ進んでコントローラ50から受信した極性設定情報に基づいてINスイッチ切替部25及びOUTスイッチ切替部26の割り当てを行い、ステップS35へ進んでその内容をメモリに保存し、図11のステップS10に戻る。
一方、ステップS31において情報がなければ、どこかに障害が発生しているので、ステップS36へ進んで接続不可の旨をコントローラ50に返し、図11のステップS10に戻る。
この処理により、INスイッチ切替部25及びOUTスイッチ切替部26の割り当てが完了し、隣接する他の機器と通電経路が形成される。
図14は、コントローラ50から通電経路生成のために必要な情報を要求された際の動作である。まず、ステップS40において、何れかの制御信号I/O部24を通じて残り3辺の接続情報が要求されたか否かを判別する。
ステップS40において要求がない場合は5(図15)へ進む。一方、ステップS40において要求があった場合は、ステップS41へ進んでメモリ内に要求された情報があるか否かを判別する。
ステップS41において情報があれば、ステップS42へ進んでその制御信号I/O部24を通じて要求された情報を送信し、ステップS43へ進む。一方、ステップS41において情報がなければ、残りの3辺に他の機器は接続されていないということなので、接続なしというメッセージをその制御信号I/O部24を通じて要求された情報を送信し、ステップS43へ進む。
ステップS43においては、残りの3辺についても同様の処理を完了したか否かを判別し、完了していなければステップS40に戻り、完了すれば図11のステップS10に戻る。
この処理により、各PVセル20は隣接する機器の接続状態を知ることができる。
図15は、間接的に接続されているPVセル20へ情報を転送する際の動作である。まず、ステップS50において、コントローラ50から何れかの制御信号I/O部24を介して接続状態に関する情報を送信せよという旨の指示を、隣接するPVセルへ次々転送していくようにという指示があったか否かを判別する。
ステップS50においてそのような転送指示を受信していない場合は、図11のステップS10に戻る。一方、ステップS50において転送指示を受信した場合は、ステップS51へ進んで転送先となる隣接するPVセル20があるか否かを判別する。
ステップS51において隣接するPVセル20があれば、ステップS52へ進んでそのPVセル20へステップS50で受信したメッセージを転送し、図11のステップS10に戻る。一方、ステップS51において隣接するPVセル20がなければ、ステップS53へ進んで転送不可のメッセージをコントローラ50に返し、図11のステップS10に戻る。
この処理により、コントローラ50からの転送指示がPVセル20間でバケツリレー式に転送されるので、この処理の後、各PVセルから逆にバケツリレー式に接続状態に関する情報がコントローラ50に転送される。
図16は、コントローラ50の動作を示すフローチャートである。図10のような状態であるとき、図11の処理により各PVセル20は直接接続された機器に関する情報(NEWSテーブル)を有する状態となる。ここでは、図10のPVセルfにコントローラ50が接続された場合を例に説明する。
まず、コントローラ50がPVセル20に接続されれば、ステップS60においてコントローラ50の制御部57は、接続検知部53aからの信号により、PVセル20に接続されたことを判別し、ステップS61へ進んで接続されたPVセルfのIDとNEWSテーブルとを取得し、ステップS62へ進んでNEWSツリーとして記憶する。NEWSツリーとは、コントローラ50からPVセルa〜gがどのように繋がっているかを示すツリー状の情報であり、PVセル20の接続状態を示す接続マップを生成するのに利用される。
ステップS62からはステップS63へ進んで、NEWSツリーの葉のPVセルが有するNEWSツリーがあるかないか、あれば既知か否かを判別する。ステップS62において葉のPVセルが有するNEWSツリーが未知であれば、ステップS64へ進んでそのNEWSツリーを取得し、ステップS62に戻ってNEWSツリーを更新する。ステップS64では図15に示した転送処理によって各PVセルのNEWSツリーを取得する。
一方、ステップS63において葉のPVセルが有するNEWSツリーがないか、あっても既知であれば、NEWSツリーは完成していると判断し、ステップS65へ進んでNEWSツリーに基づいて図10に示したような接続マップを生成する。
そしてステップS66へ進んでデータベース56から図10の接続マップに使えそうな回路パターンを読み出し、それを元に制御部57で接続マップに適した通電経路を生成し、ステップS67へ進んで、通電経路を表示部54に表示する。通電経路は複数でもよい。予めユーザによって所望の電圧が指定されていれば、制御部57はその電圧を発生するように通電経路を生成する。
図10の接続マップを用いて、通電経路の具体的な生成方法を説明する。ここでは、各PVセルa〜gが1Vであるとし、PVセルcの側面Wが入力端に、PVセルeの側面Eが出力端に接続されているとする。
通電経路の生成は、以下のルールに基づいて図17に示すツリーを生成し、そこから通電可能なルートを求め、それぞれのルートで所望の電圧が得られるように通電経路が生成される。上記のルールとしては、第1に、入力端があるPVセルcを最初の葉とし、第2に、隣接するPVセルを子としてツリーに追加し、第3に、閉路のないツリー構造にするため、循環しないように子をツリーに追加する、つまり、隣接するPVセルであっても、既に先祖に含まれていれば子に追加しないということである。
このルールに基づくと、図17のようなツリーが生成される。そして、このツリーから出力端があるPVセルeを最終の葉とするルートを選ぶことで、通電可能なルートを求めることができる。このルートは、図17に太い矢印で示す3つのルートである。各ルートをPVセルの符号a〜gで示すと、第1のルートはc→a→b→d→e、第2のルートはc→d→e、第3のルートはc→f→g→d→eとなる。
ここで、それぞれのルートの深さが直列接続したときの電圧であり、第1及び第3のルートが5V、第2のルートが3Vである。これらのルートに基づいて所望の電圧が得られるように直列接続又は並列接続を考慮して通電経路を生成する。
直列接続を考える場合、最大の電圧値は5Vとなり、この電圧値内で通電経路を設定することになる。5Vの接続例としては、上記の第1又は第3のルートを採用すればよい。また、4Vの接続例としては、上記の第1又は第3のルートにおいて、何れか1つのPVセルが通電だけするように設定すればよい。つまり、そのPVセル内では発電部22を介さず、入力側の電流I/O部23と出力側の電流I/O部23とを直接接続する形である。
また、3Vの接続例としては、上記の第1又は第3のルートにおいて、何れか2つのPVセルが通電だけするように設定するか、上記の第2のルートを採用すればよい。また、2Vの接続例としては、上記の第1又は第3のルートにおいて、何れか3つのPVセルが通電だけするように設定するか、上記の第2のルートにおいて、何れか1つのPVセルが通電だけするように設定すればよい。また、1Vの接続例としては、上記の第1又は第3のルートにおいて、何れか4つのPVセルが通電だけするように設定するか、上記の第2のルートにおいて、何れか2つのPVセルが通電だけするように設定すればよい。
一方、並列接続を考える場合、まず、上記の第1〜第3のそれぞれのルートについて、他のルートに含まれていないPVセルを抽出する。その結果、第1のルートにおいてPVセルa、bが、第3のルートにおいてPVセルf、gが抽出される。ここで、抽出されたPVセルは各ルートにおいて最大2つなので、並列接続の最大電圧値は2Vであることがわかる。
そして、第1のルートのa→bと、第3のルートのf→gとを通電経路に組み込む。次に、第2のルートにおいて、まだ通電経路に組み込まれていないPVセルの中から2つを選んで通電経路に組み込む。ここでは、PVセルc、d、eの中の何れか2つである。そして、第1〜第3のルートから通電経路に組み込まれたPVセルを並列に接続することで2Vの並列接続の通電経路が生成される。
図18(a)〜(d)は、予めユーザによって2Vの電圧が指定されている場合の、表示部54に表示される通電経路の例である。図18(a)は直列接続の通電経路を、図18(b)は図18(a)の回路を、図18(c)は並列接続の通電経路を、図18(d)は図18(c)の回路をそれぞれ示している。図18(a)、(c)では通電経路を太線で示し、PVセル内を通電だけする部分はコ字型で示している。
なお、生成した複数の通電経路の候補は、常時保存しておき、通電中のPVセルに異常が生じた場合には、直ちにそれらの通電経路の候補の中から異常が生じたPVセルを含まない経路を選んで切り替えることで、安定した電源供給を実現できる。
図16の説明に戻り、ステップS67からステップS68へ進んで、表示部54に表示された通電経路を見たユーザによって操作部55が操作されて所望の通電経路が選択されると、ステップS69へ進んでその通電経路を記憶し、各PVセルa〜gへその通電経路になるように極性設定情報を送信する。各PVセルa〜gへの極性設定情報の送信は、図15と同じようなバケツリレー式の転送によって行う。具体的には、例えば、PVセルfには、PVセルfの極性設定情報と合わせてPVセルc、gの極性設定情報も送信され、さらにPVセルcへのメッセージにはPVセルa、d、b、eの極性設定情報も含められる。
この処理により、コントローラ50で全てのPVセルa〜gが制御される。なお、コントローラは複数設けてもよく、その場合、各コントローラで一部のPVセルずつ制御するようにし、何れかのコントローラでその他のコントローラが集めた情報を用いて接続マップの生成や通電経路の生成を行えばよい。そうすることで1つのコントローラに掛かる負荷が軽減され、処理速度が向上する。
上記の実施形態では、太陽光発電システム10はPVセル20とコントローラ50とを含んでいたが、他の形態として、コントローラ50の役割を中継機となるコントローラとそれに無線などで接続されるユーザ端末とに分けてもよい。
図19に中継機となるコントローラ80のブロック図を、図20にユーザ端末90のブロック図を示す。図19、20においてコントローラ50の対応する構成と同じ機能を有する構成には同符号を付し、その詳細な説明を省略する。
コントローラ80は、外枠部51と、制御信号I/O部52と、ジョイント部53と、送受信部81とを備え、PVセル20に直接接続される。送受信部81は、無線又は有線の通信手段であり、制御信号I/O部52又はジョイント部53からの信号をユーザ端末90へ送信したり、ユーザ端末90から受信した信号を制御信号I/O部52又はジョイント部53へ出力したりする。
ユーザ端末90は、例えば携帯端末であり、送受信部91と、表示部54と、操作部55と、データベース56とを備えている。送受信部91は、送受信部81と無線又は有線で通信する通信手段であり、制御部57に接続されている。なお、表示部54及び/又は操作部55及び/又はデータベース56は、ユーザ端末90とは別に設け、ユーザ端末90と接続するようにしてもよい。
このような、コントローラ80とユーザ端末90とを含む太陽光発電システムでは、ネットワークを介したユーザ端末90から遠隔操作することも可能である。これは、僻地にPVセル20及びコントローラ80を設置した場合に、一部のPVセル20が故障しても遠隔操作で応急処置として通電経路の再設定ができるという利点がある。また、ユーザ端末90は風雨にさらされることがないので、精密な部品を採用でき、高度な設定も可能となる。
本発明の太陽光発電システムは、屋根の上に設置したり、アウトドアに携帯して利用することができる。アウトドアで使用する場合、例えば、照明の電源として利用したり、お湯を沸かしたいときは照明の電源として利用していた一部のPVセルを分離して湯沸かし器に接続したりすることができる。これは、図21に示すように、照明用の電源として1セル群での通電を行って、必要なときに、一部のPVセルを分離してそれにもコントローラを接続して通電経路を再構成することで、照明用と湯沸かし器用との2セル群での通電を行うようにするといった使い方である。
また、ユーザ端末を用いて遠隔操作する場合は、屋根の上にPVセル及び中継機となるコントローラを設置しておき、管理者が建物内や発電所からユーザ端末で操作することが想定される。
10 太陽光発電システム
20 太陽光発電セル
21、51 外枠部
22 発電部
23 電流I/O部
24、52 制御信号I/O部
25 INスイッチ切替部
26 OUTスイッチ切替部
27、53 ジョイント部
28、57 制御部
50、80 コントローラ
55 操作部
81、91 送受信部
90 ユーザ端末

Claims (12)

  1. 太陽光発電する発電部と、
    外観を形成する外枠部と、
    前記外枠部に設けられ、隣接する機器に接続される複数組の電流I/O部及び制御信号I/O部と、
    前記電流I/O部に入力極性を割り当てるINスイッチ切替部と、
    前記電流I/O部に出力極性を割り当てるOUTスイッチ切替部と、
    前記INスイッチ切替部及び前記OUTスイッチ切替部を制御する制御部とを備えた太陽光発電セル。
  2. 前記外枠部が、略正三角柱、略正四角柱又は略正六角柱であり、各側面に前記電流I/O部及び前記制御信号I/O部を設けることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電セル。
  3. 前記外枠部が多面体であり、各面に前記電流I/O部及び前記制御信号I/O部を設けることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電セル。
  4. 隣接する機器に接続するためのジョイント部を、前記電流I/O部及び前記制御信号I/O部と対で前記外枠部に備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の太陽光発電セル。
  5. 隣接する機器との接続の際、前記ジョイント部が接続された後、前記電流I/O部が接続されることを特徴とする請求項4記載の太陽光発電セル。
  6. 特定波長の光を透過し、隣接する太陽光発電セルに重畳される請求項1〜5の何れかに記載の太陽光発電セル。
  7. 前記制御部は、前記制御信号I/O部に直接接続された機器に関する情報を取得することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の太陽光発電セル。
  8. 外観を形成する外枠部と、
    前記外枠部に設けられ、隣接する機器に接続される1以上の制御信号I/O部と、
    太陽光発電セルの接続状態を示す接続マップを生成するとともに、各太陽光発電セルに電流の入力極性又は出力極性の割り当て方を指示する制御部とを備えたコントローラ。
  9. 外観を形成する外枠部と、
    前記外枠部に設けられ、隣接する機器に接続される1以上の制御信号I/O部と、
    ユーザ端末とデータのやりとりを行う送受信部とを備えたコントローラ。
  10. 請求項8記載のコントローラとデータのやりとりを行う送受信部と、
    ユーザの入力操作を受け付ける操作部と、
    太陽光発電セルの接続状態を示す接続マップを生成するとともに、各太陽光発電セルに電流の入力極性又は出力極性の割り当て方を指示する制御部とを備えたユーザ端末。
  11. 請求項1〜7の何れかに記載の太陽光発電セルと、請求項8記載のコントローラとを含む太陽光発電システム。
  12. 請求項1〜7の何れかに記載の太陽光発電セルと、請求項9記載のコントローラと、請求項10記載のユーザ端末とを含む太陽光発電システム。
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