JPH0726299Y2 - 巻取ドラムにおけるケーブル巻き始め端固定装置 - Google Patents

巻取ドラムにおけるケーブル巻き始め端固定装置

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JPH0726299Y2
JPH0726299Y2 JP1164089U JP1164089U JPH0726299Y2 JP H0726299 Y2 JPH0726299 Y2 JP H0726299Y2 JP 1164089 U JP1164089 U JP 1164089U JP 1164089 U JP1164089 U JP 1164089U JP H0726299 Y2 JPH0726299 Y2 JP H0726299Y2
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JP
Japan
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cable
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start end
fixing device
eccentric rotation
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JP1164089U
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明弘 杉山
光春 加藤
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は巻取ドラムにおけるケーブル巻き始め端固定
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ケーブルの巻取ドラムへの巻き取り作業に際しては、ま
ずそのケーブルの巻き始め端を巻取ドラムに対して固定
する必要があるが、従来その固定手段としては、巻取ド
ラムの口出し孔から鍔板外面に引き出したケーブル端を
ロープや針金で該鍔板外面に縛りつける手段や、U字状
のステップルによってケーブル端を鍔板外面に打ち付け
固定する手段等が知られており、また装置として工夫さ
れたものとしては、たとえば実公昭57-26507号公報に掲
載されているもののように、穴あき四角形に形成された
枠体をばねによって付勢し、この枠体によりケーブル端
を鍔板外面部に固定するものや、実公昭53-33798号公報
にみられるように、油圧シリンダやエアーシリンダによ
って作動する押さえ板状圧着体によりケーブル端を鍔板
に押し付け固定するものなどが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
U字形ステップルの打ち付けや、針金などによる縛り付
け固定手段は手間が掛かり、後でそれらを取り外す場合
も煩雑である。
また油圧シリンダやエアーシリンダ利用のものは、特別
に大径のケーブルを別にすれば設備が大げさ過ぎ、また
穴あき四角形枠体をばねによって付勢するものは、必要
とするケーブルの固定力に対してあまりにも強力なばね
を使用しなければならぬ設計上の問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上述の従来技術における課題を解決するため
になされたものであって、一対の板材が一定間隔を有し
て対向配置され、その一対の板材間の上部位置および下
部位置にそれぞれスペーサ部材が設けられ、前記スペー
サ部材の間の位置の一対の板材にわたって支軸が設けら
れ、その支軸に偏心回動締付ローラが支承されてなる巻
取ドラムにおけるケーブル巻き始め端固定装置である。
〔作用〕
偏心回動締付ローラとスペーサ部材の間隙に挿入された
ケーブル端は、偏心回動締付ローラの偏心回動に従っ
て、その偏心回動締付ローラとスペーサ部材との間の間
隙が狭まることにより、それら両者間に挟圧固定保持さ
れる。
〔実施例〕
第1図ないし第3図についてこの考案の一実施例を説明
する。
2枚の板材4A、4Bは、それらの上部位置および下部位置
にその板面と直交して配置される中空円柱状のスペーサ
部材5および6によって、適宜の間隔Hをもって互いに
平行に対向配置固定され、ひとつのフレームを形成す
る。
このフレームの内側に、つまり上記スペーサ部材5、6
の間の位置の一対の板材4A、4Bにわたってスペーサ部材
5、6の軸線に平行に支軸8が設けられ、かつその支軸
8に偏心回動締付ローラ7が支承されている。
この場合、偏心回動締付ローラ7とスペーサ部材5およ
び6とのそれぞれの間にはケーブル1の端部を挿入する
ための大、小2種の間隙を設けるものとする。
この考案の装置は上述のように極めて簡単な構成を有す
るものであって、そしてこの装置は第1図に示すよう
に、巻取ドラムの口出し孔3に近い鍔板2の外側面に適
宜の手段によって取り付け固定される。例えば第2図に
示すように釘9によって鍔板2に打ち付け固定して使用
されるものである。
使用に際しては、ケーブル1の外径に従って大きさの見
合った方の上記間隙を選んで第3図に示されるようにケ
ーブル1の端部を偏心回動締付ローラ7とスペーサ部材
6(5)の間に挿入し、それからケーブル1を偏心回動
締付ローラ7と接触させた後矢印方向に引き寄せて偏心
回動締付ローラ7を支軸8を中心として偏心回動させれ
ば、はじめにケーブル1を挿入した間隙は偏心回動締付
ローラ7の回動にしたがって狭くなって遂に偏心回動締
付ローラ7はA点においてケーブル1に接触しこれを挟
圧固定するものである。
上述の実施例では取付用の釘9をスペーサ部材5、6の
内部を挿通するようにしたが、スペーサ部材としては中
実の円柱体を使用し、板材4A、4Bの何れか一方を上下方
向により長く形成して、その両端部に釘9を挿通する孔
を穿設した変形実施例も容易に考えられる。
この考案の装置がケーブル1を固定する力Kは、第4図
から、ケーブル1を引き抜く力をP、偏心回動締付ロー
ラ7の半径をr、偏心量をe、接触点Aにおける垂線と
偏心方向線とのなす角をθとし、支軸8の中心Qのまわ
りのモーメントの釣り合いの条件式 P(r+e cos θ)=K e sin θ から算出され、力Kの最大値は接触点Aにおける垂線が
偏心方向線と一致したとき、つまりθ=0のときに現
れ、理論的にはこの最大値は無限大となる。
具体的な数値例として、r=15mm、e=8mm、θ=30°
とすれば、力Kは約5.5Pの強大な力でケーブル1を締付
け固定する。
〔考案の効果〕
この考案によれば、ケーブル端部を偏心回動締付ロー
ラとスペーサ部材との間隙に挿み込むことによってケー
ブルを強大な力で締め付け固定することができ、また
ケーブルの外径によって大、小2個所の間隙のいずれか
を選定できるからケーブル外径に対する適応度が大き
く、広範囲のサイズのケーブルに対して適用することが
でき、さらに構造が簡単であると共に、ドラムへの取
り付け、取り外しも容易てあるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の装置を巻取ドラムに取り付けた状態
を示す正面図、第2図はこの考案の装置の一実施例構造
を示す縦断側面図、第3図は第2図のIII-III線による
縦断正面図で、この考案の装置の作動原理を説明するも
の、第4図はこの考案の装置によるケーブルの締付力を
算出するための説明図である。 2……鍔板、4A、4B……板材、5、6……スペーサ部
材、7……偏心回動締付ローラ、8……支軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の板材(4A、4B)が一定間隔(H)を
    有して対向配置され、その一対の板材(4A、4B)間の上
    部位置および下部位置にそれぞれスペーサ部材(5、
    6)が設けられ、前記スベーサ部材(5、6)の間の位
    置の一対の板材(4A、4B)にわたって支軸(8)が設け
    られ、その支軸(8)に偏心回動締付ローラ(7)が支
    承されてなる巻取ドラムにおけるケーブル巻き始め端固
    定装置。
JP1164089U 1989-02-02 1989-02-02 巻取ドラムにおけるケーブル巻き始め端固定装置 Expired - Lifetime JPH0726299Y2 (ja)

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WO2021150535A1 (en) * 2020-01-22 2021-07-29 Caterpillar Inc. Retention system for a line on a spool

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