JPH0726296Y2 - 電線の繰り出し機構付包装箱 - Google Patents

電線の繰り出し機構付包装箱

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JPH0726296Y2
JPH0726296Y2 JP1989086357U JP8635789U JPH0726296Y2 JP H0726296 Y2 JPH0726296 Y2 JP H0726296Y2 JP 1989086357 U JP1989086357 U JP 1989086357U JP 8635789 U JP8635789 U JP 8635789U JP H0726296 Y2 JPH0726296 Y2 JP H0726296Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cut
electric wire
feeding mechanism
feeding hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989086357U
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English (en)
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JPH0325465U (ja
Inventor
紀久二 石井
順一 田中
Original Assignee
岡野電線株式会社
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Publication date
Application filed by 岡野電線株式会社 filed Critical 岡野電線株式会社
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は環状に巻回された電線の束を収容したまま電線
を繰り出すことができる電線の繰り出し機構付包装箱に
関する。
(従来の技術) 従来のこの種包装箱として、第6図に示すように、箱体
aの上板bに設けた繰り出し穴cから電線dを繰り出す
ものは知られる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の包装箱によれば、繰り出し途
中で電線dにキンクやもつれが生じ易く、電線の繰り出
しがスムーズに行なわれない不都合があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記不都合を無くした包装箱を提供しようとす
るものであって、箱体の底板上に形成した電線束の環状
載置部の内側から該箱体の上板に設けた繰り出し穴内に
向けて斜め上方に切り起した複数の切り起し片を各先端
部内面において該繰り出し穴より小径の円形板で支承係
止して成る。
(作用) 本考案は上記構成によるもので、これによれば、箱体内
に収容された電線は傾斜した複数の切り起し片に沿って
上方に向い、キンクやもつれを生ずることなく繰り出し
穴から外部へ繰り出すことができる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例の電線の繰り出し機構付包装箱は、一枚の連続
した厚紙から第1図に示すような展開状態として打抜か
れる。
この打抜かれた状態の箱体1は、上板2と底板3を中心
として形成されており、該底板3の前側には折線4を介
して前板5が連設され、該前板5の前側には折線6を介
して舌片7が連設される。
また、該底板3の後側には折線8を介して後板9が連設
され、該後板9の後側には折線10を介して上板2が連設
される。
さらに、該底板3の左右両側には夫々折線11を介して外
側板12が連設され、該外側板12の前後両側には夫々折線
13を介してフラップ14が連設され、該上板2の左右両側
には夫々折線15を介して内側板16が連設される。
さらに、該底板3上に形成した電線束Aの載置部Bの内
側には複数の切り起し片17を形成するために複数のミシ
ン目18が放射状に設けられ、該上板2の中央部には電線
Cの繰り出し穴19を形成するために円形のミシン目20が
設けられ、該ミシン目20の内側には複数の切り起し片17
を各先端部内面において支承係止する円形板21を形成す
るために適宜間隔の複数の凹み部22を有する全体として
円形のミシン目23が設けられる。
以上のように構成された展開状態の箱体1は、上板2を
上側として各折線から折曲げられ、適宜間隔でバンドD
で固定された電線束Aを収容した後、舌片7を上板2と
内側に折曲げたフラップ14、14との間に挿し込んで第2
図に示すように偏平な角筒状に組立てられ、出荷され
る。
次に、入荷された箱体1の電線Cの繰り出し機構の作り
方を第3図及び第4図とともに説明する。
先ず、電線束Aが収容された状態の箱体1の舌片7を外
し、箱体1を展開状態にして電線束Aを出し、バンドD
を切断する。次いで、上板2のミシン目20の所を押し、
ミシン目20で囲まれた部分を抜き取って電線Cの繰り出
し穴19を形成する。次いで、上板2の抜き取った部分の
ミシン目23の所を押して円形板21を抜き取り、その円形
板21をその中心が箱体1の底板3の複数のミシン目18の
交点にくるように該底板3の下面に当接させ、この状態
で該円形板21を矢印のように上方に押して、三角形の複
数の切り起し片17を同時に斜め上方に起すと共に各切り
起し片17をその先端部において円形板21の各凹み部22に
嵌めて複数の切り起し片17を各先端部内面において円形
板21で支承係止し、全体として略円錐台状の繰り出し部
24を形成する。最後に、箱体1の底板3の載置部Bにバ
ンドDが外された電線束Aを再び載置し、箱体1を再び
前記した組立状態に戻す。かくて、上板2の繰り出し穴
19に繰り出し部24が臨み、三角形の複数の切り起し片17
の頂部が該繰り出し穴19から上方に突出する形状の電線
Cの繰り出し機構が作られる。
電線Cの繰り出しは、電線束Aの巻始めの内端部を予じ
め繰り出し穴19に臨ませておき、これを引っ張って行な
うが、この際、電線Cは第5図に示すように繰り出し部
24に沿って螺旋状に引き出されるので、キンクやもつれ
を生じることがない。
尚、上記実施例では、切り起し片17を三角形のものとし
たが、これに限るものではなく、繰り出し部24が略円錐
台状になれば切り起し片17の形状にこだわるものではな
い。
尚、上記実施例では、円形板21を上板2の一部で構成し
たが、上板2とは別部材で構成しても良い。
(考案の効果) このように本考案によるときは、底板の複数の切り起し
片を上板の繰り出し穴より小径の円形板で支承係止させ
て繰り出し穴に臨む繰り出し部を形成したので、箱体内
の電線は繰り出し部に沿ってスムーズに引き出され、上
板に繰り出し穴を設けるだけの前記従来のもののように
キンクやもつれを生じることはなく、しかも電線の繰り
出しが容易で、乱暴な使用にも耐えうる効果を有する。
さらに、繰り出し機構を手で簡単に作ることができ、円
形板を繰り出し穴を形成するときに抜き取った抜き板で
構成すれば、箱体だけで繰り出し機構を作ることがで
き、使い捨てができて、廉価に提供できる等の効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施の1例を示す展開図、第2図はそ
の電線の繰り出し機構を作る前における電線束を収容し
た箱体の組立完了斜視図、第3図はその電線の繰り出し
機構の作り方を説明する斜視図、第4図はその電線の繰
り出し機構を作った後における電線束を収容した箱体の
概略断面図、第5図はその電線を繰り出している状態の
斜視図、第6図は従来例の電線を繰り出している状態の
斜視図である。 1……箱体、2……上板 3……底板、17……切り起し片 19……繰り出し穴、21……円形板 A……電線束、B……載置部 C……電線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱体の底板上に形成した電線束の環状載置
    部の内側から該箱体の上板に設けた繰り出し穴内に向け
    て斜め上方に切り起した複数の切り起し片を各先端部内
    面において該繰り出し穴より小径の円形板で支承係止し
    て成る電線の繰り出し機構付包装箱。
JP1989086357U 1989-07-22 1989-07-22 電線の繰り出し機構付包装箱 Expired - Lifetime JPH0726296Y2 (ja)

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JPH0325465U JPH0325465U (ja) 1991-03-15
JPH0726296Y2 true JPH0726296Y2 (ja) 1995-06-14

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JP2003020170A (ja) * 2001-07-11 2003-01-21 Kobe Steel Ltd 溶接ワイヤ用容器

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