JPH07262618A - 情報記録媒体 - Google Patents
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- JPH07262618A JPH07262618A JP6051735A JP5173594A JPH07262618A JP H07262618 A JPH07262618 A JP H07262618A JP 6051735 A JP6051735 A JP 6051735A JP 5173594 A JP5173594 A JP 5173594A JP H07262618 A JPH07262618 A JP H07262618A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱処理工程で記録特性が劣化しない光記録媒
体。 【構成】 光記録層が接着層を介して設けられている保
護部材の表面に熱伝導性の良い層を設ける。
体。 【構成】 光記録層が接着層を介して設けられている保
護部材の表面に熱伝導性の良い層を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カード状の情報記録媒
体に関する。
体に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、磁気カードをはじめとする携帯性
に優れたカード状情報記録媒体は、広く一般に普及して
いる。近年では、さらに大容量のメモリとして、ＩＣカ
ード、光カード等が数多く提案されている。
に優れたカード状情報記録媒体は、広く一般に普及して
いる。近年では、さらに大容量のメモリとして、ＩＣカ
ード、光カード等が数多く提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとしている課題】これらのカード状
情報記録媒体は、パーソナルユースであり個人のＩＤカ
ードとしても使用されており、個人別の情報や顔写真な
どのイニシァライズ印刷、磁気ストライプ等を情報記録
媒体の非記録面側に設けることが通例である。
情報記録媒体は、パーソナルユースであり個人のＩＤカ
ードとしても使用されており、個人別の情報や顔写真な
どのイニシァライズ印刷、磁気ストライプ等を情報記録
媒体の非記録面側に設けることが通例である。
【０００４】しかし、情報記録媒体にあとからイニシァ
ライズ情報や磁気ストライプを付設する際には、熱転
写、熱圧着等を用いることが一般的な方法であるが、特
に記録層が高感度な染顔料を用いている光カードの場
合、この時の熱によって記録層がダメージをうけ記録特
性や耐久性が劣化するという問題があった。
ライズ情報や磁気ストライプを付設する際には、熱転
写、熱圧着等を用いることが一般的な方法であるが、特
に記録層が高感度な染顔料を用いている光カードの場
合、この時の熱によって記録層がダメージをうけ記録特
性や耐久性が劣化するという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、こ
のような従来技術に鑑みてなされたものであり、本願発
明者の鋭意研究により改良した結果としてなされたもの
である。
のような従来技術に鑑みてなされたものであり、本願発
明者の鋭意研究により改良した結果としてなされたもの
である。
【０００６】本発明は、透明基板上に設けられた光記録
層が接着層を介して保護層によって密閉された情報記録
媒体に於いて、該保護層の表面に熱伝導性の良い層を設
けたことを特徴とする情報記録媒体である。
層が接着層を介して保護層によって密閉された情報記録
媒体に於いて、該保護層の表面に熱伝導性の良い層を設
けたことを特徴とする情報記録媒体である。
【０００７】更に本発明はその熱伝導性の良い層が印刷
層であることを特徴とする情報記録媒体の発明であり、
更に別の本発明は熱伝導性の良い層を介して印刷層を設
けたことを特徴とする情報記録媒体の発明であり、また
更に別の本発明は熱伝導性の良い層がその記録媒体に貼
り付けられる印刷シールである情報記録媒体の発明であ
る。
層であることを特徴とする情報記録媒体の発明であり、
更に別の本発明は熱伝導性の良い層を介して印刷層を設
けたことを特徴とする情報記録媒体の発明であり、また
更に別の本発明は熱伝導性の良い層がその記録媒体に貼
り付けられる印刷シールである情報記録媒体の発明であ
る。
【０００８】すなわち、保護層の表面にそれより熱伝導
性の良い材料を用いることにより、イニシァライズ情
報、磁気ストライプ等の付設時にカードに負荷される熱
をそこで拡散させることを可能にするものである。これ
によって、熱で記録層がダメージをうけ、記録特性や耐
久性が劣化するということがなくなった。また、熱によ
るダメージがないので、イニシァライズ情報、磁気スト
ライプ等さまざまな種類のものに対応でき、かつ、付設
方法の選択幅が広がることになる。
性の良い材料を用いることにより、イニシァライズ情
報、磁気ストライプ等の付設時にカードに負荷される熱
をそこで拡散させることを可能にするものである。これ
によって、熱で記録層がダメージをうけ、記録特性や耐
久性が劣化するということがなくなった。また、熱によ
るダメージがないので、イニシァライズ情報、磁気スト
ライプ等さまざまな種類のものに対応でき、かつ、付設
方法の選択幅が広がることになる。
【０００９】以下、図面を参照しながら、本発明を説明
する。
する。
【００１０】図１は、本発明の情報記録媒体で熱伝導性
の良い層を印刷層とした一例を示す断面図である。図２
は、従来の情報記録媒体を示す断面図である。
の良い層を印刷層とした一例を示す断面図である。図２
は、従来の情報記録媒体を示す断面図である。
【００１１】図２に於いて示したように、従来の情報記
録媒体では、印刷受容層は光記録層には単に保護層と接
着層を介しているだけであったから、イニシァライズ印
刷、磁気ストライプ等の付設の際に加わる熱は、保護
層、接着層を通じて光記録層に達し、そこにダメージを
与え、情報記録媒体の特性および耐久性を劣化させるこ
とがあった。
録媒体では、印刷受容層は光記録層には単に保護層と接
着層を介しているだけであったから、イニシァライズ印
刷、磁気ストライプ等の付設の際に加わる熱は、保護
層、接着層を通じて光記録層に達し、そこにダメージを
与え、情報記録媒体の特性および耐久性を劣化させるこ
とがあった。
【００１２】これに対して図１において示す本発明の情
報記録媒体では、１１は印刷受容層をかねた熱伝導層、
１２は保護層、１３は接着層、１４は光記録層、１５は
透明基板、１６はイニシァライズ印刷又は磁気ストライ
プ層等、１７は情報記録媒体を表している。
報記録媒体では、１１は印刷受容層をかねた熱伝導層、
１２は保護層、１３は接着層、１４は光記録層、１５は
透明基板、１６はイニシァライズ印刷又は磁気ストライ
プ層等、１７は情報記録媒体を表している。
【００１３】図１において示した本発明の情報記録媒体
では、イニシァライズ印刷および磁気ストライプの受容
層として設けられる印刷層を保護層より熱伝導性の良い
材料で設けて、印刷層に受容層と熱伝導層としての機能
をもたせる。これによって、イニシァライズ情報付設時
の熱は印刷層で拡散される。印刷層は保護層より熱伝導
率が良く、イニシァライズ情報付設時の熱が拡散でき、
かつ受容層としての機能を兼ねるもので有れば何でも良
く、既存の印刷受容層として用いられている塩化ビニル
系樹脂や多孔質ポリプロピレン等に、金属粒子を混ぜる
等の方法でも容易に得ることができる。
では、イニシァライズ印刷および磁気ストライプの受容
層として設けられる印刷層を保護層より熱伝導性の良い
材料で設けて、印刷層に受容層と熱伝導層としての機能
をもたせる。これによって、イニシァライズ情報付設時
の熱は印刷層で拡散される。印刷層は保護層より熱伝導
率が良く、イニシァライズ情報付設時の熱が拡散でき、
かつ受容層としての機能を兼ねるもので有れば何でも良
く、既存の印刷受容層として用いられている塩化ビニル
系樹脂や多孔質ポリプロピレン等に、金属粒子を混ぜる
等の方法でも容易に得ることができる。
【００１４】なお、情報記録媒体の保護層は接着層を兼
ねていても良く、本発明は一般的な光記録媒体の全ての
構成に適用することができる。
ねていても良く、本発明は一般的な光記録媒体の全ての
構成に適用することができる。
【００１５】図３は、本発明の情報記録媒体で熱伝導性
の良い層を介して印刷層を設けた場合の一例を示す断面
図である。図４は、これに対応する従来の情報記録媒体
を示す断面図である。
の良い層を介して印刷層を設けた場合の一例を示す断面
図である。図４は、これに対応する従来の情報記録媒体
を示す断面図である。
【００１６】図４に於いて示したように、従来の情報記
録媒体では、保護層上に、イニシァライズ印刷、磁気ス
トライプ等を付設する際に加わる熱は、保護層、接着層
を通じて光記録層に達してダメージを与え、情報記録媒
体の特性および耐久性を劣化させることがあった。
録媒体では、保護層上に、イニシァライズ印刷、磁気ス
トライプ等を付設する際に加わる熱は、保護層、接着層
を通じて光記録層に達してダメージを与え、情報記録媒
体の特性および耐久性を劣化させることがあった。
【００１７】ところが図３において示す本発明の場合で
は、１８は熱伝導層、１２は保護層、１３は接着層、１
４は光記録層、１５は透明基板、１９は印刷受容層、１
６はイニシァライズ印刷、磁気ストライプ層、２０は本
発明における印刷層、を表している。
は、１８は熱伝導層、１２は保護層、１３は接着層、１
４は光記録層、１５は透明基板、１９は印刷受容層、１
６はイニシァライズ印刷、磁気ストライプ層、２０は本
発明における印刷層、を表している。
【００１８】図３において、本発明の情報記録媒体は、
保護層と印刷層の間に熱伝導層１８を保護層よりも熱伝
導性の高い材料で設ける。これによって、イニシァライ
ズ情報付設時の熱は熱伝導層で拡散される。
保護層と印刷層の間に熱伝導層１８を保護層よりも熱伝
導性の高い材料で設ける。これによって、イニシァライ
ズ情報付設時の熱は熱伝導層で拡散される。
【００１９】熱伝導層は、保護層よりも熱伝導率が高け
れば、金属膜層、樹脂層など、何でも良い。
れば、金属膜層、樹脂層など、何でも良い。
【００２０】なお、情報記録媒体の保護層は接着層を兼
ねていても良く、本発明は一般的な光記録媒体全ての構
成に適用することができる。
ねていても良く、本発明は一般的な光記録媒体全ての構
成に適用することができる。
【００２１】また本発明では、情報記録媒体に貼り付け
られる印刷シールの材料をその情報記録媒体の保護層の
材料よりも熱伝導性が高い材料で構成している。
られる印刷シールの材料をその情報記録媒体の保護層の
材料よりも熱伝導性が高い材料で構成している。
【００２２】すなわち、印刷シールに熱伝導性の高い材
料を用いることにより、シールを張り付ける際の熱をシ
ール材で拡散することが可能になる。これによって、光
記録層がダメージをうけたり、記録特性及び耐久性が劣
化することがなくなった。また、熱によるダメージがな
いので、イニシァライズ印刷、磁気ストライプ等の情報
シールおよびその張り付け方法の選択の幅が広がること
になる。
料を用いることにより、シールを張り付ける際の熱をシ
ール材で拡散することが可能になる。これによって、光
記録層がダメージをうけたり、記録特性及び耐久性が劣
化することがなくなった。また、熱によるダメージがな
いので、イニシァライズ印刷、磁気ストライプ等の情報
シールおよびその張り付け方法の選択の幅が広がること
になる。
【００２３】この場合の本発明を以下に説明する。
【００２４】図５は、本発明の情報記録媒体の一例を示
す断面図である。図６は、これに対応する従来の情報記
録媒体を示す断面図である。
す断面図である。図６は、これに対応する従来の情報記
録媒体を示す断面図である。
【００２５】図６に於いて示したように、従来の情報記
録媒体では、保護層１２に後からシールを張り付ける時
には、負荷される熱が光記録層１４に達し、光記録層は
ダメージを受けることがあった。
録媒体では、保護層１２に後からシールを張り付ける時
には、負荷される熱が光記録層１４に達し、光記録層は
ダメージを受けることがあった。
【００２６】図５における本発明の情報記録媒体では、
２１はシール層、１２は保護層、１３は接着層、１４は
光記録層、１５は透明基板、１６は後印刷、顔写真、磁
気ストライプ等のイニシァライズ印刷層を表している。
２１はシール層、１２は保護層、１３は接着層、１４は
光記録層、１５は透明基板、１６は後印刷、顔写真、磁
気ストライプ等のイニシァライズ印刷層を表している。
【００２７】図５において、シール層２１を熱伝導性の
高い材料で設けて、シール層に熱伝導層としての機能を
もたせる。これによって、シール張り付け時の熱は熱伝
導層で拡散されるため、光記録層１４に熱が伝わること
がなく、光記録層がダメージをうけることがない。
高い材料で設けて、シール層に熱伝導層としての機能を
もたせる。これによって、シール張り付け時の熱は熱伝
導層で拡散されるため、光記録層１４に熱が伝わること
がなく、光記録層がダメージをうけることがない。
【００２８】シール層は、保護層よりも熱伝導率が高い
ものであれば、シール張り付け時の熱が拡散できるので
広い範囲のものから選択できる。熱伝導性を高める方法
としては、シール層構成材料に熱伝導性の高い材料を混
ぜる、熱伝導性の高い層を積層する等がある。本発明を
応用すれば情報記録媒体にシール層を張り付ける方法と
して、接着剤を介して／介さないで熱圧着する方法等が
可能になる。
ものであれば、シール張り付け時の熱が拡散できるので
広い範囲のものから選択できる。熱伝導性を高める方法
としては、シール層構成材料に熱伝導性の高い材料を混
ぜる、熱伝導性の高い層を積層する等がある。本発明を
応用すれば情報記録媒体にシール層を張り付ける方法と
して、接着剤を介して／介さないで熱圧着する方法等が
可能になる。
【００２９】なお、情報記録媒体の保護層は接着層を兼
ねていても良く、本発明は一般的な光記録媒体全ての構
成に適用することができる。
ねていても良く、本発明は一般的な光記録媒体全ての構
成に適用することができる。
【００３０】なお本発明で言う「熱伝導性の良い」と云
う言葉は、以上の説明から明らかな通りその層が設けら
れる保護層の性質との比較の謂であり、数値で特定して
限定できるものでないことは発明の目的と効果から容易
に理解されるところである。
う言葉は、以上の説明から明らかな通りその層が設けら
れる保護層の性質との比較の謂であり、数値で特定して
限定できるものでないことは発明の目的と効果から容易
に理解されるところである。
【００３１】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説
明する。
明する。
【００３２】［実施例１］ポリカーボネート透明基板に
染料記録層をスピナー塗布し接着層を介して保護層とし
てポリカーボネート基板を貼り合わせた。塩化ビニル系
樹脂に銀粒子粉（平均０．３μｍ）を３０重量部混ぜて
情報記録媒体の保護層側に塗布し印刷層を設けた。
染料記録層をスピナー塗布し接着層を介して保護層とし
てポリカーボネート基板を貼り合わせた。塩化ビニル系
樹脂に銀粒子粉（平均０．３μｍ）を３０重量部混ぜて
情報記録媒体の保護層側に塗布し印刷層を設けた。
【００３３】［比較例１］実施例１と同様にして情報記
録媒体を作製し、金属粉を混ぜない樹脂塗料を用いて、
印刷層を設けた。
録媒体を作製し、金属粉を混ぜない樹脂塗料を用いて、
印刷層を設けた。
【００３４】実施例１と比較例１のサンプルに磁気スト
ライプを１４０℃ １５ｋｇ／ｃｍ 2 ３０秒加熱加圧
プレスして設けた。両サンプルを８５℃ ５００Ｈ放置
した後、透明基板側から磁気ストライプの裏側部分の光
記録層の反射率を測定した。
ライプを１４０℃ １５ｋｇ／ｃｍ 2 ３０秒加熱加圧
プレスして設けた。両サンプルを８５℃ ５００Ｈ放置
した後、透明基板側から磁気ストライプの裏側部分の光
記録層の反射率を測定した。
【００３５】結果はまとめて表１に示した。
【００３６】［実施例２］ポリカーボネート透明基板に
染料記録層を塗布し接着層を介して保護層としてポリカ
ーボネート基板を貼り合わせた。保護基板の表面にアル
ミニウム膜を設け、印刷受容層を印刷し情報記録媒体を
得た。
染料記録層を塗布し接着層を介して保護層としてポリカ
ーボネート基板を貼り合わせた。保護基板の表面にアル
ミニウム膜を設け、印刷受容層を印刷し情報記録媒体を
得た。
【００３７】［比較例２］ポリカーボネート透明基板に
染料記録層を塗布し接着層を介して保護板を貼り合わ
せ、印刷受容層をもうけ情報記録媒体を得た。
染料記録層を塗布し接着層を介して保護板を貼り合わ
せ、印刷受容層をもうけ情報記録媒体を得た。
【００３８】実施例２と比較例２のサンプルに磁気スト
ライプを加熱加圧して設け、両サンプルを８５℃ ５０
０Ｈ放置した後、透明基板側から磁気ストライプ層の裏
側部分の光記録層の反射率を測定した。この結果も表１
にまとめて示した。
ライプを加熱加圧して設け、両サンプルを８５℃ ５０
０Ｈ放置した後、透明基板側から磁気ストライプ層の裏
側部分の光記録層の反射率を測定した。この結果も表１
にまとめて示した。
【００３９】［実施例３］シール層として銀粒子を混ぜ
た塩ビフィルムに熱転写プリンターでイニシァライズ印
刷を行い、情報記録媒体用シールを得た。
た塩ビフィルムに熱転写プリンターでイニシァライズ印
刷を行い、情報記録媒体用シールを得た。
【００４０】ポリカーボネート透明基板に染料記録層を
塗布し接着層を介して保護層としてポリカーボネート基
板を貼り合わせ、さらに、保護層側に上記シールを１４
０℃１５ｋｇ／ｃｍ2 ３０ｓｅｃで熱圧着した。
塗布し接着層を介して保護層としてポリカーボネート基
板を貼り合わせ、さらに、保護層側に上記シールを１４
０℃１５ｋｇ／ｃｍ2 ３０ｓｅｃで熱圧着した。
【００４１】［比較例３］ポリカーボネート透明基板に
染料記録層を塗布し接着層を介して保護層を貼り合わ
せ、印刷受容層に塩ビメジューム層をもうけ情報記録媒
体を得た。熱転写プリンターでイニシァライズ情報を印
刷した。
染料記録層を塗布し接着層を介して保護層を貼り合わ
せ、印刷受容層に塩ビメジューム層をもうけ情報記録媒
体を得た。熱転写プリンターでイニシァライズ情報を印
刷した。
【００４２】実施例３と比較例３のサンプルを８５℃
５００Ｈ放置した後、透明基板側からイニシァライズ印
刷部分の光記録層の反射率を測定した。
５００Ｈ放置した後、透明基板側からイニシァライズ印
刷部分の光記録層の反射率を測定した。
【００４３】以上の結果をまとめて表１に示す。
【００４４】
【表１】 表１ ─────────────────────────── 初期反射率に対する測定反射率比 ─────────────────────────── １ ２ ３ 実施例 ０．９５ ０．９５ ０．９８ 比較例 ０．６３ ０．５３ ０．６３ ───────────────────────────
【００４５】
【発明の効果】以上説明したように、透明基板上に設け
られた光記録層が接着層を介して保護部材によって密閉
された情報記録媒体に於いて、該保護部材の表面に熱伝
導性の良い層を設けたから個人情報、顔写真等イニシァ
ライズ印刷、磁気ストライプ等の付設の際の熱がその層
で拡散されて、光記録層はダメージをうけることがな
い。従って、あとからイニシァライズ情報を付設しても
記録特性や耐久性に優れた高信頼性の情報記録媒体を得
ることができる。また、これにより、イニシァライズ情
報の種類および付設方法の選択の幅も著しく広がった。
また貼付するシール材の材料を保護層材料より熱伝導性
の良い材料としたからシールの貼付でも光記録層がダメ
ージを受けることがない。
られた光記録層が接着層を介して保護部材によって密閉
された情報記録媒体に於いて、該保護部材の表面に熱伝
導性の良い層を設けたから個人情報、顔写真等イニシァ
ライズ印刷、磁気ストライプ等の付設の際の熱がその層
で拡散されて、光記録層はダメージをうけることがな
い。従って、あとからイニシァライズ情報を付設しても
記録特性や耐久性に優れた高信頼性の情報記録媒体を得
ることができる。また、これにより、イニシァライズ情
報の種類および付設方法の選択の幅も著しく広がった。
また貼付するシール材の材料を保護層材料より熱伝導性
の良い材料としたからシールの貼付でも光記録層がダメ
ージを受けることがない。
【図１】本発明を示す情報記録媒体の断面図である。
【図２】従来の情報記録媒体を示す断面図である。
【図３】本発明を示す情報記録媒体の断面図である。
【図４】従来の情報記録媒体を示す断面図である。
【図５】本発明を示す情報記録媒体の断面図である。
【図６】従来の情報記録媒体を示す断面図である。
１１ 印刷受容層をかねた熱伝導層 １２ 保護層 １３ 接着層 １４ 光記録層 １５ 透明基板 １６ イニシァライズ印刷層、磁気ストライプ層 １７ 情報記録媒体（本発明における） １８ 熱伝導層 １９ 印刷受容層 ２０ 印刷層（本発明における） ２１ シール層 ２２ 情報記録媒体（従来例における） ２３ 印刷層（従来例における）
Claims (4)
- 【請求項１】 透明基板上に設けられた光記録層が接着
層を介して保護部材によって密閉された情報記録媒体に
於いて、該保護部材の表面に熱伝導性の良い層を設けた
ことを特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項２】 熱伝導性の良い層が印刷層であることを
特徴とする請求項１の情報記録媒体。 - 【請求項３】 熱伝導性の良い層を介して印刷層を設け
たことを特徴とする請求項１の情報記録媒体。 - 【請求項４】 熱伝導性の良い層が該情報記録媒体に貼
り付けられる印刷シールである請求項１の情報記録媒
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6051735A JPH07262618A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6051735A JPH07262618A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 情報記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07262618A true JPH07262618A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12895166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6051735A Pending JPH07262618A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 情報記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07262618A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1035164A (ja) * | 1996-04-25 | 1998-02-10 | Samsung Aerospace Ind Ltd | Ｉｃカード及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6051735A patent/JPH07262618A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1035164A (ja) * | 1996-04-25 | 1998-02-10 | Samsung Aerospace Ind Ltd | Ｉｃカード及びその製造方法 |
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