JPH07260903A - 誘導電動機のトルク設定装置 - Google Patents

誘導電動機のトルク設定装置

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JPH07260903A
JPH07260903A JP5165094A JP5165094A JPH07260903A JP H07260903 A JPH07260903 A JP H07260903A JP 5165094 A JP5165094 A JP 5165094A JP 5165094 A JP5165094 A JP 5165094A JP H07260903 A JPH07260903 A JP H07260903A
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JP
Japan
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torque
value
induction motor
motor
current
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Pending
Application number
JP5165094A
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English (en)
Inventor
Ikuo Mori
郁夫 森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機トルクがトルク指令値と同一になる
ようにして、電動機のトルク制御性を良くすることを目
的とする。 【構成】 トルク指令値を与える方法で誘導電動機を
定格電流の50%および150%で、回転子を拘束して
得られる定数を使用して誘導電動機のトルク設定を一次
関数で行なう誘導電動機のトルク設定装置である。又、
誘導電動機を定格電流の50%,100%,150%で
回転子を拘束して得られる定数を使用して、誘導電動機
のトルク設定を二次関数で行なう誘導電動機のトルク設
定装置である。すると、トルク指令値に対するトルク偏
差値は、一次関数で近似した場合は偏差値が1.0を中
心に小さくでき、二次関数で近似した場合は偏差値が全
域に渡って小さくできる。トルク指令値に対するトルク
偏差値が小さいことは、電動機が機械的動力を機械側に
与えるとき制御性が良いことになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導電動機を、滑り周波
数と電流により制御するなどのインバータ運転装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機をインバータ駆動しトルク制
御を行う場合、例えば滑り周波数とトルク指令値を一次
関数の比例関係に設定したり、或いは電動機電流をトル
ク指令値に換算して一次関数の比例関係に設定してい
た。この関係は図8に示すものであった。図8におい
て、横軸はトルク指令値、縦軸はトルク想定値で、その
関係はトルク指令値とトルク想定値が比例関係の一次関
数であった。ここで、トルク想定値は滑り周波数、或い
は電動機有効電流と比例関係である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、誘導電
動機のトルク−電流の関係及びトルク−滑り周波数の関
係は次の通りである。即ち、電源電圧が一定の場合にト
ルクが電流或いは滑り周波数に比例せず、トルク指令値
に対する発生トルクは定格トルク以下では下回り、定格
トルク以上では上回ることが多かった。その一例を図9
に示す。図9において、横軸はトルク指令値、縦軸は誘
導電動機のトルク偏差値である。偏差値は、トルク指令
値100%以下では1.0以下となり、トルク指令値1
00%を越えては1.0を越える事が多く、偏差値も一
定していない問題点があった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決しようとして
いるもので、電動機トルクがトルク指令値と同一になる
ようにして、電動機のトルク制御性を良くすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、誘
導電動機をトルク設定する装置において、トルク指令値
を与える方法で誘導電動機を定格電流の50%および1
50%で、回転子を拘束して得られる定数を使用して誘
導電動機のトルク設定を一次関数で行なう誘導電動機の
トルク設定装置である。
【0006】請求項2は、誘導電動機を定格電流の50
%,100%,150%で回転子を拘束して得られる定
数を使用して、誘導電動機のトルク設定を二次関数で行
なう誘導電動機のトルク設定装置である。
【0007】
【作用】誘導電動機は電磁鋼板を使用していて、磁束密
度−電流の関係が非直線性であることにより代表的な値
で電気的定数を設定できないので、誘導電動機の回転子
を拘束して、電流,電圧,入力,周波数を測定する際
に、電動機に流す電流を変化させデータを取りトルク設
定を行う定数を作成する。
【0008】誘導電動機の回転子を拘束して電流を変化
させると、誘導電動機の電気的定数が変化するのでその
変化量をとらえ、トルク指令値とトルク測定値が近似す
るようにするもので、電流を変化させて得た電気的定数
を使用してトルク偏差値を小さくする。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1から図7に示す。図1
は、誘導電動機を運転するシステムである。図2は、横
軸が電流で縦軸が計算トルクの電流値−計算トルクの特
性である。すなわち、流す電流により電動機発生トルク
が変化している。図3は、トルク指令値−トルク想定値
の特性で、誘導電動機の回転子を拘束して電流を50%
(低電流)及び150%(高電流)で設定した。横軸が
トルク指令値、縦軸がトルク想定値である。図4は、ト
ルク指令値−トルク想定値の特性で、誘導電動機の回転
子を拘束して、電流を50%(低電流),100%(中
電流),150%(高電流)で設定した。横軸がトルク
指令値、縦軸がトルク想定値である。
【0010】図5は、図3で設定した場合のトルク指令
値−トルク偏差値の特性で、横軸がトルク指令値、縦軸
がトルク偏差値である。偏差値はトルク想定値とトルク
測定値の比率で、トルク想定値とトルク測定値が同一の
場合は1.0となり所望値であり、1.0未満の場合は
トルクが過少であり、1.0を越える場合はトルクが過
大である。図6は、図4で設定した場合のトルク指令値
−トルク偏差値の特性で、横軸がトルク指令値、縦軸が
トルク偏差値である。図7は、インバータ駆動電動機シ
ステムである。
【0011】図1は本発明の一実施例で、1は電源、2
は誘導電動機、3は誘導電動機の電気的データの計測
器、4は演算機、5はトルク指令値設定器である。6は
低電流演算点、7は中電流演算点、8は高電流演算点で
ある。電源1は、三相電源で誘導電動機2に電気的動力
を供給する。計測器3は誘導電動機2を定格電圧、定格
周波数の無負荷で運転して、電流および入力を測定す
る。一方、巻線抵抗は事前に測定して、計測器3に入力
しておく。測定されたデータは、演算器4で処理を行
う。データ処理後は、トルク指令を行うトルク指令設定
器5に転送しておく。
【0012】以上のような構成において、取得されたデ
ータを演算器4で処理し、電流値に対するトルク指令値
−トルク想定値特性をそれぞれ算出する。ここで算出さ
れるトルク想定値は、電動機の電気的定数をもとに行な
い電動機の電気的定数とトルクが比例関係の一次関数と
みなす場合と二次関数とみなす場合がある。
【0013】誘導電動機の回転子を約束し、電流を50
%(低電流),100%(中電流),150%(高電
流)で電気的定数は変化するので、計算トルクは図2の
ようになる事は先に述べた。これは誘導電動機に流す電
流により発生するトルクが比例しない事をあらわし、電
流とトルクが比例関係の一次関数で近似することができ
ない場合があるので、トルク指令値とトルク想定値が同
一になるように、一次関数あるいは二次関数に近似して
算出する。
【0014】本発明による一次関数で近似した場合、ト
ルク指令値−トルク想定値特性は、トルク想定値が0で
あってもトルク指令値は0を越える値をもっていて、図
5に示す通りトルク偏差値が1.0を通過する点を中心
に偏差値を小さくすることができる。
【0015】また、二次関数で近似した場合、トルク指
令値−トルク想定値特性は、トルク想定値が0でトルク
指令値も0であり、図6に示す通りトルク偏差値が全域
にわたって偏差値を小さくできる。
【0016】なお、トルク設定器はインバータ駆動電動
機システム内に設置している。以上のように構成した場
合の作用効果を以下に示す。トルク指令値に対するトル
ク偏差値は、図5あるいは図6のようになる。一次関数
で近似した場合、図5のように偏差値が1.0を中心に
小さくでき、二次関数で近似した場合、図6のように偏
差値が全域にわたって小さくできる。トルク指令値に対
するトルク偏差値が小さいことは、電動機が機械的動力
を機械側に与えるとき、制御性が良いことになる。
【0017】(他の実施例)本発明において、誘導電動
機の回転子を拘束して、電流を低電流,中電流,高電流
の3点とし、定格電流に対する比率を50%,100
%,150%としたが、その値は固定ではなく機種によ
り変更することは可能であり、例えば、定格電流に対す
る比率を、60%、120%、180%とすることがで
きる。
【0018】このようにすれば、高電流の値以下のトル
ク設定に、実用上差支えない範囲において使用可能であ
る。また、電動機の回転子の溝形状が変わった場合でも
適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上本発明によれば、トルク指令値に対
するトルク偏差値は、一次関数で近似した場合は偏差値
が1.0を中心に小さくでき、二次関数で近似した場合
は偏差値が全域に渡って小さくできる。トルク指令値に
対するトルク偏差値が小さいことは、電動機が機械的動
力を機械側に与えるとき制御性が良いことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す誘導電動機システム
図、
【図2】 誘導電動機計算値トルク−電流値特性図、
【図3】 トルク想定値−トルク指令値図、
【図4】 トルク想定値−トルク指令値図、
【図5】 トルク偏差値図、
【図6】 トルク偏差値図、
【図7】 インバータ駆動誘導電動機のシステム図、
【図8】 従来のトルク想定値−トルク指令値図、
【図9】 従来のトルク偏差値図。
【符号の説明】
1…電源, 2…誘導電動機,3…
計測器, 4…演算器,5…トルク設
定器, 6…低電流演算点,7…中電流演算
点, 8…高電流演算点,9…インバータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導電動機をトルク設定する装置におい
    て、トルク指令値を与える方法で誘導電動機を定格電流
    の50%および150%で、回転子を拘束して得られる
    定数を使用して誘導電動機のトルク設定を一次関数で行
    なうことを特徴とする誘導電動機のトルク設定装置。
  2. 【請求項2】 誘導電動機を定格電流の50%,100
    %,150%で回転子を拘束して得られる定数を使用し
    て、誘導電動機のトルク設定を二次関数で行なうことを
    特徴とする誘導電動機のトルク設定装置。
JP5165094A 1994-03-23 1994-03-23 誘導電動機のトルク設定装置 Pending JPH07260903A (ja)

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JP5165094A JPH07260903A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 誘導電動機のトルク設定装置

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JP5165094A JPH07260903A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 誘導電動機のトルク設定装置

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JP5165094A Pending JPH07260903A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 誘導電動機のトルク設定装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013128505A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 パナソニック株式会社 モータ制御装置及びモータ制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013128505A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 パナソニック株式会社 モータ制御装置及びモータ制御方法
US9771944B2 (en) 2012-03-02 2017-09-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Motor controller and motor control method

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