JPH0726053Y2 - 噴流式ハンダ付装置 - Google Patents

噴流式ハンダ付装置

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JPH0726053Y2
JPH0726053Y2 JP1989131393U JP13139389U JPH0726053Y2 JP H0726053 Y2 JPH0726053 Y2 JP H0726053Y2 JP 1989131393 U JP1989131393 U JP 1989131393U JP 13139389 U JP13139389 U JP 13139389U JP H0726053 Y2 JPH0726053 Y2 JP H0726053Y2
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JP
Japan
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printed wiring
jet
wiring board
molten solder
jet nozzle
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正浩 安部
佳一 鳥山
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、プリント配線板のハンダ付けを自動的に行
う噴流式ハンダ付装置に関するものである。
〔従来の技術〕
電子回路装置は、一般に導電パターンを形成したプリン
ト配線板に各種電子部品を実装し、これら電子部品の電
極と導電パターンとを接続して構成されている。
上記接続はハンダ付けによって行われるのが通例で、量
産する場合には、例えば第4図に示す様な噴流式ハンダ
付装置が使用される。
上記噴流式ハンダ付装置は、ヒータ(2)を備えた溶融
ハンダ槽(1)に、開口面積の狭い一次噴流ノズル
(3)と開口面積の広い二次噴流ノズル(4)とを設
け、溶融ハンダ槽(1)内で溶融されたハンダ(5)を
第1ポンプ(6)にて一次噴流ノズル(3)から噴流さ
せ、かつ第2ポンプ(7)にて二次噴流ノズル(4)か
ら噴流させるように構成してある。
上記噴流式ハンダ装置は、各種電子部品(8)(9)を
実装したプリント配線板(10)を一点鎖線で示す軌跡に
沿って移動させ、一次噴流ノズル(3)及び二次噴流ノ
ズル(4)から溶融ハンダの噴流(3a)(4a)に当てな
がら通過させ、一次側噴流(3a)にてプリント配線板
(10)と電子部品(8)(9)との間に必要かつ十分な
ハンダを付着させ、二次側の噴流(4a)にて十分なじま
せてハンダ付けを行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記噴流式ハンダ付装置では、一次噴流ノズル(3)及
び二次噴流ノズル(4)から噴流させた溶融ハンダでプ
リント配線板(10)に付着しなかったものは、溶融ハン
ダ槽(1)に回収されて再利用される。しかし、上記噴
流時並びに回収時に溶融ハンダ(5)は高温の状態で空
気に触れるため、表面に酸化物が形成される。この酸化
物は再利用できず、適当な手段で回収して廃棄してお
り、無駄が多い。
上記無駄を少なくするためには、溶融ハンダ(5)をプ
リント配線板(10)に合わせて効率良く噴流させる必要
がある。その一例として例えば特開昭59-174270号公報
にて開示された手段がある。
上記手段は、溶融ハンダ槽(1)の手前にプリント配線
板(10)を検出するためのセンサーを設け、該センサー
がプリント配線板(10)を検出すると、溶融ハンダ
(5)の噴流量を規定量にし、プリント配線板(10)が
検出されておらない間は噴流量を抑えるようにしたもの
である。
上記手段により廃棄量を少なくすることができるが、ま
だ十分とは言えず、さらに改善が要求されている。この
要求を満たすには、プリント配線板(10)の有無だけで
なく、プリント配線板(10)の種類に合わせて溶融ハン
ダの噴流をきめ細かく制御させねばならない。
即ち、プリント配線板(10)には多数の電子部品(8)
(9)…が実装されるが、その形態としては、リード付
き電子部品(以下、リード部品と称す)(8)とリード
レス電子部品(以下、チップ部品と称す)(8)が多数
混在するもの、主にリード部品(8)が多く実装された
もの、主にチップ部品(9)が多く実装されたもの、の
3種類に大別される。
特に、チップ部品が多いプリント配線板の場合は、溶融
ハンダの噴流を細くしないと、狭い間隔で配置されてい
る各ピンの間にハンダを送りこめない。また、リード部
品が多いプリント配線板の場合には溶融ハンダの噴流を
ゆったりとある程度の太さにしなければ作業能率が悪
い。
この考案は、上記プリント配線板(10)の種類を自動的
に識別し、各プリント配線板に好適なハンダの噴出量を
自動的に制御する噴流式ハンダ付装置を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記目的を達成するため、チップ部品用に溶
融ハンダの噴出量が設定された一次噴流ノズルと、リー
ド部品用にハンダの噴出量が設定された二次噴流ノズル
と、この一次及び二次噴流ノズルを備えた溶融ハンダ槽
と、この溶融ハンダ槽に順次供給され、リード部品又は
チップ部品の混在率に応じて予め識別マークが設けられ
たプリント配線板と、このプリント配線板の種類を前記
識別マークによって検出するセンサと、このセンサの検
出結果に基づいて一次噴流ノズルと二次噴流ノズルから
選択的にあるいは同時に溶融ハンダを噴流させる制御部
とから構成している。
〔作用〕
上記構成の噴流式ハンダ付装置は、送られてきたプリン
ト配線板の識別マークをセンサーで検出して、その種類
を識別し、検出結果に基づいて一次噴流ノズル及び二次
噴流ノズルの双方から、或いは一次噴流ノズルのみ若し
くは二次噴流ノズルのみ、の何れかを選択して溶融ハン
ダを噴流させる。また、プリント配線板が検出されない
ときは、溶融ハンダを噴流させない。
このように細かく制御することにより、空気中に晒され
る溶融ハンダが少なくなり、酸化物の形成量が大幅に減
少する。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図乃至第3図を参照して
説明する。尚、第1図乃至第3図において従来装置と同
一構成部材には同一符号を付して説明は省略する。
本考案の噴流式ハンダ付装置にてハンダ付されるプリン
ト配線板には、第3図(a)(b)(c)に示す様にリ
ード部品(8)とチップ部品(9)とが多数混在したプ
リント配線板(以下、第1プリント配線板と称す)(10
a)、主にリード部品(8)が多数実装されたプリント
配線板(以下、第2プリント配線板と称す)(10b)、
主にチップ部品(9)が多数実装されたプリント配線板
(以下、第3プリント配線板と称す)(10c)の3種類
があり、その一部に種類を示すための識別マーク(15)
を設けてある。この識別マーク(15)は、例えば位置を
それぞれ変えて穿設された孔(16a)(16b)(16c)に
より構成される。
一方噴流式ハンダ付装置は、第1図に示す様に、溶融ハ
ンダ槽(2)の手前に第1・第2・第3プリント配線板
(10a)(10b)(10c)の位置を検出するためのセンサ
ー(17)を設置してある。このセンサー(17)は例え
ば、第2図に示す様に、複数(この実施例では3個)の
光電スイッチ(18a)(18b)(18c)をプリント配線板
(10a)(10b)(10c)に設けられた孔(16a)(16b)
(16c)に1個ずつ対応するように並べてある。従っ
て、一方端の光電スイッチ(18a)(以下、第1光電ス
イッチと称す)が対応する孔(16a)を検出すれば第1
プリント配線板(10a)が、中央の光電スイッチ(18b)
(以下、第2光電スイッチと称す)が対応する孔(16
b)を検出すれば、第2プリント配線板(10b)が、他端
の光電スイッチ(18c)(以下、第3光電スイッチと称
す)が対応する孔(16c)を検出すれば第3プリント配
線板(10c)が夫々識別されることになる。
上記第1・第2・第3光電スイッチ(18a)(18b)(18
c)は制御部(19)に接続されており、該制御部(19)
にて第1・第2・第3光電スイッチ(18a)(18b)(18
c)からの信号に基づいて、上記した如く第1・第2・
第3プリント配線板(10a)(10b)(10c)の識別が行
われる。また、制御部(19)は前記識別を行うとポンプ
駆動部(20)を介して第1ポンプ(6)及び第2ポンプ
(7)を選択的に駆動させる。上記実施例では、第1プ
リント配線板(10a)が識別されたときには、第1ポン
プ(6)及び第2ポンプ(7)を駆動して一次噴流ノズ
ル(3)及び二次噴流ノズル(4)の双方から溶融ハン
ダ(5)を噴流させる。また第2プリント配線板(10
b)が識別されると、ポンプ駆動部(20)を介して第2
ポンプ(7)のみを駆動して二次噴流ノズル(4)から
溶融ハンダ(5)を噴流させる。また第3プリント配線
板(10c)が識別されると、ポンプ駆動部(20)を介し
て第1ポンプ(6)のみを駆動して一次噴流ノズル
(3)から溶融ハンダ(5)を噴流させる。尚、制御部
(19)は第1・第2・第3光電スイッチ(18a)(18b)
(18c)から一定時間信号が伝送されない場合には第1
ポンプ(6)及び第2ポンプ(7)を停止させて、溶融
ハンダ(5)を噴流させないようになっている。
上記噴流式ハンダ付装置は、第1・第2・第3プリント
配線板(10a)(10b)(10c)を適当に流し、センサー
(17)上を通過した際に、第1・第2・第3光電スイッ
チ(18a)(18b)(18c)の信号によって制御部(19)
にて種類を識別し、これに合わせて溶融ハンダ槽(1)
の噴流を制御して、ハンダ付けを行う。
尚、第1・第2・第3プリント配線板(10a)(10b)
(10c)に設ける識別マーク(15)は孔(16a)(16b)
(16c)に限らず、他に適当な印を付けたり、バーコー
ドを施したりしてもよい。またセンサー(17)もそれら
に対応したものを使用する。
〔考案の効果〕
この考案によれば、プリント配線板の有無だけでなく、
その種類に応じて制御部が2つ噴流ノズルのオン、オフ
を自動的に行なうため、簡単かつ安価な構成でありなが
ら、溶融ハンダの噴流状態を細かく制御することができ
る。その結果、各プリント配線板にとって不要な噴流を
なくし、酸化物の形成量も少なくなり、無駄なハンダ噴
流を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る噴流式ハンダ付装置の全体構成を
示す概略図、第2図はセンサーを示す拡大正面図、第3
図(a)(b)(c)はプリント配線板の種類を示す一
部分の平面図、第4図は従来の噴流式ハンダ付装置の概
略図である。 (1)……溶融ハンダ槽、(3)……一次噴流ノズル、
(4)……二次噴流ノズル、(5)……溶融ハンダ、
(10a)(10b)(10c)……プリント配線板、(15)…
…識別マーク、(17)……センサ、(19)……制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップ部品用に溶融ハンダの噴出量が設定
    された一次噴流ノズルと、 リード部品用にハンダの噴出量が設定された二次噴流ノ
    ズルと、 該一次及び二次噴流ノズルを備えた溶融ハンダ槽と、 該溶融ハンダ槽に順次供給され、リード部品又はチップ
    部品の混在率に応じて予め識別マークが設けられたプリ
    ント配線板と、 該プリント配線板の種類を前記識別マークによって検出
    するセンサと、 該センサの検出結果に基づいて一次噴流ノズルと二次噴
    流ノズルから選択的にあるいは同時に溶融ハンダを噴流
    させる制御部とから構成したことを特徴とする噴流式ハ
    ンダ付装置。
JP1989131393U 1989-11-10 1989-11-10 噴流式ハンダ付装置 Expired - Lifetime JPH0726053Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59174270A (ja) * 1983-03-23 1984-10-02 Hitachi Ltd プリント配線板の噴流式ハンダ付装置
JPS6390356A (ja) * 1986-10-02 1988-04-21 Mitsubishi Electric Corp プリント基板のフロ−ハンダ付け方式
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JPH01266793A (ja) * 1988-04-19 1989-10-24 Kenji Kondo プリント基板のはんだ付け方法およびその装置

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