JPH07260348A - 除水装置 - Google Patents

除水装置

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Publication number
JPH07260348A
JPH07260348A JP5233994A JP5233994A JPH07260348A JP H07260348 A JPH07260348 A JP H07260348A JP 5233994 A JP5233994 A JP 5233994A JP 5233994 A JP5233994 A JP 5233994A JP H07260348 A JPH07260348 A JP H07260348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
absorbing
capacity
roller
cavity
Prior art date
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Pending
Application number
JP5233994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Ando
真人 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EEJA Ltd
Original Assignee
Electroplating Engineers of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Electroplating Engineers of Japan Ltd filed Critical Electroplating Engineers of Japan Ltd
Priority to JP5233994A priority Critical patent/JPH07260348A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高い吸水能力をもち、簡単な構成で十分な除水
能力が得られるような除水装置を提供する。 【構成】めっきの後処理等の水洗処理を施されたリード
フレームのような対象物の除水を行うために、回転軸2
2の周面23に吸水性のスポンジ材24を施してなる吸
水ローラ20、21を回転させながら対象物に押接させ
て水分をぬぐい取るようになった除水装置D′につい
て、吸水ローラの回転軸22に周面23と連通する空洞
26を設け、この空洞26内を吸引手段Pによる吸引で
負圧状態とできるようにした。それにより、スポンジ材
24に吸収される保水用以上の余剰水分は強制的に空洞
26内に導かれ、スポンジ材24の吸水能力が高まって
除水能力を格段に高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばIC用リードフ
レームのような対象物にめっき処理した場合の後処理工
程で付着した残留水分を対象物からぬぐい取るため等に
用いられる除水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水洗処理を施した対象物から残留水分を
除去する除水装置が用いられる一例として、IC用リー
ドフレームに部分めっきを施すめっき装置がある。その
構成を図3にブロック図で示す。ローダ1から供給され
る対象物としてのリードフレームは、前処理部2で前処
理された後、ローラゾーン3を経てめっき部4で部分め
っきされる。そしてローラゾーン5を経て後処理部6で
後処理された後、脱水部7で残留水分を除去されてから
乾燥部8で乾燥され、アンローダ9でアンロードされ
る。
【0003】このようなめっき装置の脱水部7に使用さ
れる除水装置Dの従来例を図4に示す。この除水装置D
は前側吸水ローラ部10と後側吸水ローラ部11からな
る2段構成とされ、前側及び後側吸水ローラ部10、1
1は、それぞれ上下一対の吸水ローラ12、13を備え
ている。上下吸水ローラ12、13は回転軸14の周面
に吸水性のスポンジ材15を施した構造をもち、このス
ポンジ材15にてリードフレームLに付着した残留水分
をぬぐい取り、除水が行われるようになっている。一般
に吸水ローラに用いられるスポンジ材15は乾燥すると
硬化する性質をもつため、給水管16から水分が常時供
給されて適度な水分を保つようにされている。さらに、
各下吸水ローラ13の下部には駆動ローラ17がそれぞ
れ当接させて設けられ、これら駆動ローラ17により上
下吸水ローラ12、13を回転させている。また、駆動
ローラ17は下吸水ローラ13を絞る役割ももってお
り、上吸水ローラ12及び下吸水ローラ13を自重でつ
たわってくる水分がある程度絞られるようになってい
る。
【0004】後処理部6から搬送ラインである搬送ロー
ラRの回転により送られてくるリードフレームLは、前
側吸水ローラ部10から後側吸水ローラ部11を通過し
て除水され、乾燥部8へ送られる。このとき、前側吸水
ローラ部10の回転速度と後側吸水ローラ部11の回転
速度とが少しでもずれていると、リードフレームLを撓
めようとする力が加わる。リードフレームLが厚い場合
にはこのような力が加わったとしても問題はなかった
が、最近では、リードフレームLがますます薄形化する
傾向にあるため、このような力が加えられると、図中点
線で示すようにリードフレームLが簡単に変形してしま
い、不良品となってしまう。
【0005】これを解決するためには、前側吸水ローラ
部10だけの1段とすることが考えられるが、従来の吸
水ローラの構造では吸水能力が不十分で、試行を重ねて
も1段では満足のいく除水能力を得るに至らず、除水後
のリードフレームLに多くの水滴が残る結果となってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情を背景になされたもので、高い吸水能力をもち、1
段としても十分な除水能力が得られるような除水装置の
提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、めっきの後処理等として水洗処理を施され
た対象物から水分をぬぐい取るために、回転軸の周面に
吸水性のスポンジ材を施してなる吸水ローラを回転させ
ながら対象物に押接させるようになっている除水装置に
ついて、吸水ローラの回転軸に周面と連通する空洞を設
け、この空洞内を吸引手段による吸引で負圧状態とでき
るようにすることを特徴とする。
【0008】
【作用】このような除水装置によれば、吸水ローラの回
転軸内部に周面と連通した空洞を設けて負圧としている
ので、回転軸周面に施されたスポンジ材に吸収される保
水用以上の余剰水分は強制的に空洞内に導かれることに
なり、それによりスポンジ材の吸水能力が高まって吸水
ローラによる除水能力を格段に高めることができる。し
たがって、1段でも十分な除水能力が得られるようにな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2を参照
して説明する。図1はこの実施例による除水装置D′の
一部断面を含む側面図、図2は図1中の矢示X方向から
みた側面図である。尚、この例の除水装置D′も、図3
に示すようなめっき装置の脱水部7に使用される場合を
一例として説明する。
【0010】除水装置D′は上下一対の吸水ローラ2
0、21を備えた1段構成とされ、これら上下吸水ロー
ラ20、21の間を、搬送ラインである搬送ローラR、
R、……により送られてくる対象物としてのリードフレ
ームLが通過するようにされている。
【0011】上下吸水ローラ20、21はそれぞれ、回
転軸22とその周面23に施されたスポンジ材24とを
有し、各回転軸22内部には、多数の連通孔25、2
5、……を介して周面23と連通する空洞26が設けら
れている。これら空洞26は、回転軸22の一端部22
aからジョイントJを介して吸引手段としての吸引ポン
プPに連通しており、負圧となるよう吸引されている。
この例では、吸引ポンプPとして6kg/cm2 (ma
x)の能力をもつギアードポンプを用いている。
【0012】各回転軸22の両端部22a、22bは、
支持壁27、28にて軸支される。より詳細には、支持
壁27、28にU字状の支持溝29、30が設けられ、
下吸水ローラ21の回転軸22の両端部22a、22b
が支持溝29、30のU字状底部29u、30uに回転
可能に軸支される。一方、上吸水ローラ20の回転軸2
2の両端部22a、22bは、支持溝29、30に受入
れられて前後方向の移動が規制され、そして支持溝2
9、30内をスライドする押さえ駒31、32により上
方より押さえられて回転可能に軸支されている。押さえ
駒31、32は、同形状のボルト33、33により押さ
える力を調整できるようにされ、上吸水ローラ20と下
吸水ローラ21の軸間隔を変化させられるようになって
いる。すなわち、軸間隔を変化させてリードフレームL
の板厚に対する調整が行えるようになっている。また、
各回転軸22の一端部22a側には、ギア34が設けら
れて噛み合っており、モータ(図示を省略)に取付けら
れた駆動ギア35(図2参照)により下吸水ローラ21
のギア34が駆動されると上吸水ローラ20のギア34
も駆動され、回転するようになっている。
【0013】スポンジ材24としては、連続気孔組織の
ポリビニールアセタール系多孔質で、気孔が連続組織で
つながり且つ多数の親水基をもち、スポイト効果と相ま
って優れた吸水能力を発揮するものが最適で、例えば
『ジュラポアー』(Duraron Co.L.T.D. の登録商標)を
この例では用いている。
【0014】このようなスポンジ材24の保水用水分を
供給する給水管36が上吸水ローラ20の上方に取付け
られ、シャワー状にして満遍なく純水又は超純水を供給
している。このように純水又は超純水を供給するのは、
リードフレームLの汚染防止のためでもある。
【0015】以上のような構成とされた除水装置D′
に、搬送ローラRによりリードフレームLが送られてく
ると、該リードフレームLに付着した水分は汚れと共に
スポンジ材24にぬぐい取られ吸収される。スポンジ材
24に吸収された水分は余剰水分となり、負圧とされた
空洞26内に強制的に導かれた後、吸引ポンプP側へ排
出される。尚、排出された水分を、図示せぬ浄化器を用
いて浄化して再び給水管36から供給するようにしても
よい。
【0016】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明の除水装置
によれば、吸水ローラの回転軸内部に周面と連通する空
洞を設けて該空洞内を負圧とすることで、スポンジ材に
吸収される余剰水分を強制的に空洞内に導くことがで
き、それによりスポンジ材の吸水能力が高まって吸水ロ
ーラによる除水能力を格段に高めることができる。した
がって、1段でも十分な除水能力が得られるようにな
り、特にめっき装置に用いた場合には、撓みに起因する
不良発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による除水装置の実施例を示す一部断面
を含む側面図。
【図2】図1中の矢示X方向からみた側面図。
【図3】部分めっきを施すめっき装置の全体構成を示す
ブロック図。
【図4】除水装置の従来例を示す概略構成図。
【符号の説明】
D′ 除水装置 P 吸引ポンプ(吸引手段) 20、21 吸水ローラ 22 回転軸 23 回転軸周面 24 スポンジ材 25 連通孔 26 空洞

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっきの後処理等として水洗処理を施さ
    れた対象物から水分をぬぐい取るために、回転軸の周面
    に吸水性のスポンジ材を施してなる吸水ローラを回転さ
    せながら対象物に押接させるようになっている除水装置
    において、 吸水ローラの回転軸に周面と連通する空洞を設け、この
    空洞内を吸引手段による吸引で負圧状態とできるように
    したことを特徴とする除水装置。
JP5233994A 1994-03-23 1994-03-23 除水装置 Pending JPH07260348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5233994A JPH07260348A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 除水装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5233994A JPH07260348A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 除水装置

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JPH07260348A true JPH07260348A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12912047

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JP5233994A Pending JPH07260348A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 除水装置

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JP (1) JPH07260348A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121983A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Chugoku Electric Power Co Inc:The 骨材の表乾処理装置及びそれを用いた骨材の表乾処理方法
CN112944862A (zh) * 2021-02-10 2021-06-11 王婧怡 一种纺织布干燥设备
CN113551507A (zh) * 2021-07-14 2021-10-26 冯德功 一种园艺修枝剪制造用刀片淬火冷却除水装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN112944862A (zh) * 2021-02-10 2021-06-11 王婧怡 一种纺织布干燥设备
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