JP3022428B2 - 海苔味付け装置 - Google Patents
海苔味付け装置Info
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Description
行う機能と味付けに用いるスポンジローラの洗浄機能を
備えた装置に関するものである。
下、単に海苔と呼ぶ)に味付けを施すには、受けローラ
と塗布ローラとによって海苔を挟み両ローラの回転によ
って海苔を送り出しつつ塗布ローラ表面のスポンジ層に
染み込ませた調味液を海苔に付着させる装置が用いられ
ている。
において、1日の作業が終了すれば、塗布ローラに染み
込んだ調味液を洗い流しておかなければ、調味液が固ま
って次の作業に使いものにならない。塗布ローラの洗浄
は、装置からローラを外し、ローラに水を流しかけなが
ら人手でローラ表面を何度もしごかねばならず、非常に
労力を要し、能率も悪い。又、洗浄に要する時間が長く
なること及びローラにかからず無駄に流れる水の量が多
いため、水の使用量が嵩む。又、装置からローラを外
し、ローラの洗浄後に再び装置に組み込む手間もかか
る。
人手による洗浄よりも遙かに能率的且つ、きれいに洗浄
ができる機能を備えた味付け装置を明らかにするもので
ある。
けローラ(2)と、表面がスポンジ層(31)で形成された塗
布ローラ(3)とによって海苔を挟み両ローラ(2)(3)の
回転によって海苔を送り出しつつ塗布ローラ(3)のスポ
ンジ層(31)に染み込ませた調味液を海苔に塗布して味付
けを行う海苔味付け装置において、塗布ローラ(3)に対
向して絞りローラ(5)が押圧及び押圧解放可能に配備さ
れ、該絞りローラ(5)に押圧及び押圧解放駆動装置(6)
が連繋され、塗布ローラ(3)に洗浄液を供給する洗浄液
供給装置(8)が配備されている。受けローラ(2)に対し
ても、塗布ローラ(3)と同様にして絞りローラ(4)を配
備してもよい。
布ローラ(3)と受けローラ(2)の回転により、両ローラ
(2)(3)間に引きずり込んだ海苔を送り出しつつ、塗布
ローラ(3)表面のスポンジ層(31)に染み込んだ調味液を
海苔表面に塗布することによって行う。
ラ(5)を塗布ローラ(3)に押圧し、洗浄液供給装置(8)
から塗布ローラ(3)へ洗浄液を供給しつつ塗布ローラ
(3)を回転させる。塗布ローラ(3)表面に染み込んでい
た調味液は、塗布ローラ(3)に対する絞りローラ(5)の
押圧によって絞り出され、絞りローラ(5)を通過した塗
布ローラ(3)表面には洗浄液が染み込む。この洗浄液も
やがて絞りローラ(5)の押圧により絞り出される。この
様にして、塗布ローラ(3)の回転の進行に伴って塗布ロ
ーラ(3)のスポンジ層(31)に染み込んだ調味液の濃度が
徐々に薄められ、塗布ローラ(3)を2〜3分回転させれ
ば、十分な洗浄ができる。洗浄が終了すれば、塗布ロー
ラ(3)に対する絞りローラ(5)の押圧を解放し、次の塗
布作業に備えればよい。
調味液を、該塗布ローラ(3)を装置から外すことなく、
そのままの姿勢で絞りローラ(5)を押圧させ、洗浄液を
かけつつ絞り出すため、従前の手作業のしごきによる洗
浄に比べて、短時間できれいに洗浄ができる。又、塗布
ローラ(3)は定位置で回転するため、該塗布ローラ(3)
に効果的に洗浄液を供給でき、洗浄時間も短くて済み、
洗浄液の使用量を抑えることができる。塗布ローラ(3)
を装置から外し、該ローラの洗浄後に、再び組み込む手
間を省くことができる。
2は、図1と同じ方向からの装置の断面図、図3は装置
の要部斜面図である。味付け装置のフレーム(1)は、一
対の側壁(11)(12)をステー(図示せず)にて連結して構成
されている。フレーム(1)の前部に海苔供給コンベア(1
3)、後部に排出コンベア(14)が、側壁(11)(12)間にて夫
々同じ高さ位置に水平に配備されている。側壁(11)(12)
間の下方には供給コンベア(13)の上流側かせ排出コンベ
ア(14)の下流側にかけて底板(15)が設けられている。
間にて、海苔の搬送路を挟んで下方に受けローラ(2)、
上方に塗布ローラ(3)が対向配備されている。受けロー
ラ(2)及び塗布ローラ(3)は同径であって、夫々表面に
厚さ約15mmのスポンジ層(21)(31)が形成され、両スポ
ンジ層(21)(31)どうしは押圧気味に接触している。受け
ローラ(2)と塗布ローラ(3)の前記側壁(11)を貫通した
ローラ軸に互いに噛合する同径のギア(20)(30)が取り付
けられており、一方のギアに回転駆動装置(図示せず)が
連繋されている。該回転駆動装置は、前記供給、排出の
両コンベア(13)(14)にも連繋されている。
々ローラ(2)(3)に平行に対向して押圧及び押圧解放可
能に絞りローラ(4)(5)が配備されている。両絞りロー
ラ(4)(5)は、フレーム(1)の両側壁(11)(12)に軸承さ
れる両端の支持軸(42)、(52)に対して偏心した中間部の
偏心軸(41)、(51)に回転自由に絞り筒(40)(50)を嵌めて
構成されている。
(2)、塗布ローラ(3)に対する押圧及び押圧解放駆動装
置(6)が連繋される。押圧及び押圧解放駆動装置(6)
は、絞りローラ(4)(5)の支持軸(42)、(52)にレバー(4
3)、(53)を突設し、両レバーをリンク(61)にて枢支連結
すると共に、一方のレバー(43)にシリンダ装置(62)を連
結して構成される。シリンダ装置(62)のピストンロッド
が引っ込んだ状態で、絞りローラ(4)(5)の絞り筒(40)
(50)は受けローラ(2)、塗布ローラ(3)の表面に軽く接
している。
出ると、両レバー(43)(53)が同時に回動し、絞りローラ
(4)(5)の支持軸(42)(52)に対して偏心軸(41)(51)が偏
心回転し、該偏心軸(41)(51)上の絞り筒(40)(50)が受け
ローラ(2)、塗布ローラ(3)を押圧し、押圧部のスポ
ンジ層(21)(31)を弾性変形させる。
(3)に沿う様に、角筒状の調味液タンク(7)が取り外し
可能にセットされ、該タンク(7)の前後の両側面から複
数の滴下ノズル(71)から下向きに突設されている。タン
ク(7)には調味液供給ホース(図示せず)が接続されてい
る。塗布ローラ(3)の回転方向に対して、調味液タンク
(7)の下流側に塗布ローラ(3)に押圧気味に押えローラ
(32)が配備されている。該押えローラ(32)は、滴下ノズ
ル(71)から塗布ローラ(3)上に滴下した調味液が塗布ロ
ーラ(3)のスポンジ層(31)に均一に染み込み易くする働
きをなす。
及び排出コンベア(14)の下方に洗浄液供給装置(8)(8a)
が配備される。各洗浄液供給装置(8)(8a)は、洗浄液供
給ホース(図示せず)を接続しローラ(3)(4)と平行なパ
イプ(81)(81a)から、対向する受けローラ(2)、塗布ロ
ーラ(3)に向けて複数の噴射ノズル(82)(82a)を突設し
て形成されている。
段(9)が配備される。海苔付着防止手段装置(9)は、塗
布ローラ(3)、絞りローラ(5)及び押えローラ(32)を包
囲し且つ供給コンベア(13)と排出コンベア(14)との間の
海苔の移行路を通過する様に、複数のガイドローラ(91)
(92)(93)(94)及びテンションローラ(95)を経由して複数
本の無端状の糸(96)を周回可能に張設して構成されてい
る。塗布ローラ(3)の軸方向に隣合う糸(96)(96)の間隔
は、海苔の幅よりも狭い。
ら調味液を滴下させつつ、受けローラ(2)及び塗布ロー
ラ(3)を回転させる。塗布ローラ(3)上に滴下した調味
液はスポンジ層(31)に染み込み、余分の調味液は塗布ロ
ーラ(3)と押えローラ(32)との間、塗布ローラ(3)と絞
りローラ(5)との間に溜まり、塗布ローラ(3)から無駄
に滑り落ちることはない。このように調味液を無駄なく
有効に消費できるので、調味液の滴下量を少なくでき
る。
は、受けローラ(2)と塗布ローラ(3)によって排出コン
ベア(14)側に引き込まれつつ、塗布ローラ(3)のスポン
ジ層(31)に染み込んだが調味液が海苔に塗布される。調
味液が付着した海苔は、塗布ローラ(3)の表面に張り付
いたまま、該ローラと一緒に回転しようとするが、塗布
ローラ(3)から排出コンベア(14)側に向かう糸(96)に邪
魔されて、塗布ローラ(3)から強制的に分離され、排出
コンベア(14)から装置外に排出される。
んだ調味液は、受けローラ(2)と塗布ローラ(3)との間
を通過する海苔間の隙間から受けローラ(2)表面のスポ
ンジ層(21)に少しずつ染み込むため、海苔の下面にも上
面ほどではないが味付けがなされる。塗布ローラ(3)及
び受けローラ(2)を洗浄するには、調味液の供給を停止
し、絞りローラ(4)(5)の押圧及び押圧解放装置(6)を
作動させる。前記の如く、シリンダ装置(62)のピストン
ロッドが突き出て、絞りローラ(4)(5)の絞り筒(41)(5
1)が受けローラ(2)及び塗布ローラ(3)のスポンジ層(2
1)(31)を押圧する。
(2)及び塗布ローラ(3)へ洗浄液、実施例では水道水を
供給しつつ両ローラ(2)(3)を回転させる。ローラ(2)
(3)表面に染み込んでいた調味液は、受けローラ(2)と
塗布ローラ(3)に対する絞りローラ(4)(5)の押圧によ
って絞り出され、絞りローラ(4)(5)を通過した受けロ
ーラ(2)及び塗布ローラ(3)表面には洗浄水が染み込
む。この洗浄粋もやがて絞りローラ(4)(5)の押圧によ
り絞り出される。この様にして、受けローラ(2)、塗布
ローラ(3)の回転の進行に伴って両ローラのスポンジ層
(21)(31)に染み込んだ調味液の濃度が徐々に薄められ、
受けローラ(2)及び塗布ローラ(3)を2〜3分回転させ
れば、十分な洗浄ができる。
装置(6)により受けローラ(2)、塗布ローラ(3)に対す
る絞りローラ(4)(5)の押圧を解放し、次の塗布作業に
備えればよい。
ラ(3)に染み込んだ調味液を、両ローラ(2)(3)を装置
から外すことなく、そのままの姿勢で絞りローラ(4)
(5)を押圧させ、洗浄水をかけつつ絞り出すため、従前
の手作業のしごきによる洗浄に比べて、短時間できれい
に洗浄ができる。又、受けローラ(2)及び塗布ローラ
(3)は定位置で回転するため、両ローラ(2)(3)に効果
的に洗浄水を供給でき、洗浄時間も短くて済むため、洗
浄水の使用量を抑えることができる。受けローラ(2)、
塗布ローラ(3)を装置から外し、該ローラの洗浄後に、
再び組み込む手間を省くことができる。
ない場合、受けローラ(2)の表面をスポンジ層とする必
要はない。海苔の下面に積極的に調味液を塗布するに
は、表面スポンジ層(21)の受けローラ(2)の下部を調味
液槽に浸ける或いは、該ローラに調味液を噴射する装置
を配備すればよい。絞りローラ(4)(5)の押圧及び押圧
解放駆動装置(6)は、実施例の偏心軸の回転によるもの
に限らず、シリンダによって絞りローラ(4)(5)を受け
ローラ(2)及び塗布ローラ(3)に押圧或いは押圧解放さ
せることができるのは勿論であり、メカニズムは問わな
い。本発明は、上記実施例の構成に限定されることはな
く、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 受けローラ(2)と、表面がスポンジ層(3
1)で形成された塗布ローラ(3)とによって海苔を挟み両
ローラ(2)(3)の回転によって海苔を送り出しつつ塗布
ローラ(3)のスポンジ層(31)に染み込ませた調味液を海
苔に塗布して味付けを行う海苔味付け装置において、塗
布ローラ(3)に対向して絞りローラ(5)が塗布ローラ
(3)に対して押圧及び押圧解放可能に配備され、該絞り
ローラ(5)に押圧及び押圧解放駆動装置(6)が連繋さ
れ、塗布ローラ(3)に洗浄液を供給する洗浄液供給装置
(8)が配備された海苔味付け装置。 - 【請求項2】 受けローラ(2)の表面もスポンジ層(21)
にて形成され、該受けローラ(2)に対向して絞りローラ
(4)が押圧及び押圧解放可能に配備され、該絞りローラ
(4)に押圧及び押圧解放駆動装置(6)が連繋され、受け
ローラ(2)に洗浄液を供給する洗浄液供給装置(8a)が配
備された請求項1に記載の海苔味付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9230140A JP3022428B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 海苔味付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9230140A JP3022428B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 海苔味付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156310A JPH1156310A (ja) | 1999-03-02 |
JP3022428B2 true JP3022428B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=16903218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9230140A Expired - Fee Related JP3022428B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 海苔味付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3022428B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE50309373D1 (de) * | 2003-09-11 | 2008-04-24 | Hela Gewuerzwerk Hermann Laue | Verfahren zum automatischen Auftragen einer viskosen Flüssigkeit auf stückiges Lebensmittelgut |
JP5140489B2 (ja) * | 2008-05-20 | 2013-02-06 | 允 鈴木 | 海苔の調味液塗布方法及び塗布装置 |
CN111802601B (zh) * | 2020-07-28 | 2023-01-06 | 晋江力绿食品有限公司 | 具有免拆机清洗功能的海苔制品撒粉装置及其清洗方法 |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP9230140A patent/JP3022428B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1156310A (ja) | 1999-03-02 |
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