JPH0227999Y2 - - Google Patents

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JPH0227999Y2
JPH0227999Y2 JP1986066066U JP6606686U JPH0227999Y2 JP H0227999 Y2 JPH0227999 Y2 JP H0227999Y2 JP 1986066066 U JP1986066066 U JP 1986066066U JP 6606686 U JP6606686 U JP 6606686U JP H0227999 Y2 JPH0227999 Y2 JP H0227999Y2
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roller
filter cloth
dewatering
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planetary roller
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上下水、産業廃水その他の水処理に
おいて発生する汚泥を連続的に脱水する装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
無端状のろ布ベルトを対面重合状態で複数個の
ロール群に走行可能に掛装し、これらろ布ベルト
間に汚泥を挟圧しつつ複数個の圧搾ロールにより
脱水する装置は、種々の脱水装置の中で注目され
ており、省エネルギー化の風潮の中で該装置にも
さらに低含水率の脱水ケーキを得るような脱水性
が要求され、種々の改良がなされている。例え
ば、複数個のせん断ローラを配設したせん断脱水
部を備え、これらせん断ローラによるせん断回数
をせん断ローラの本数に制限されることなく調節
可能として脱水効率を向上させた装置が、実開昭
61−12594公報号などで提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記実開昭61−12594号公報で
提案されているせん断脱水部においては、せん断
ローラたる遊星ローラは比較的小径であるために
使用中にねじれ易く、またその取付け、取外しに
手間がかかるなどの問題点を残していた。
本考案は、前記従来の問題点を解決し、太陽ロ
ーラと遊星ローラとから形成されたせん断脱水部
を有する脱水装置において、せん断ローラたる遊
星ローラの本数に制限されることなく、せん断回
数を調節可能とし、併せて遊星ローラのねじれを
防止し、遊星ローラの取付け、取外しを容易に
し、汚泥の性状に応じて遊星ローラの本数をも容
易に加減することができ、常に的確な脱水を行
い、脱水効率をさらに向上させることができる脱
水装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、無端状のろ布ベルトを対面重合状態
で複数個のロール群に走行可能に掛装し、これら
ろ布ベルト間に汚泥を挟圧しつつ複数個のせん断
ローラによりせん断力を与えてせん断脱水を行う
せん断脱水部を配備した脱水装置において、前記
せん断脱水部を太陽ローラと該太陽ローラに外接
する遊星ローラとから形成し、該遊星ローラの両
端に周囲に切欠部を形成した支持板を設け、これ
ら支持板の切欠部に前記遊星ローラ内を貫通して
遊星ローラを回転自在に支持した連結棒の両端を
挿入して取外し自在に固定配備したことを特徴と
する脱水装置を提供するものである。
〔実施例〕
次に、本考案の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
第1図は本考案の全体構成図であつて、汚泥1
の供給部2を設けた無端状ろ布ベルト3と、汚泥
1の供給を受けない無端状ろ布ベルト4が、駆動
装置5に連結されて同一速度で回転する駆動ロー
ル6および複数個のロール7群に対面重合状態で
走行可能に掛装されている。また、ろ布ベルト
3,4の重合部には対抗する加圧ローラ8が設け
られ、さらにろ布ベルト3,4の走行方向に続い
て複数本の圧搾ロール9が並設され、その最終段
には後述するせん断脱水部Xが形成され、重合し
たろ布ベルト3,4が圧搾ロール9を経て最終段
のせん断脱水部Xに掛装走行したのちろ布ベルト
3,4が解離され、脱水ケーキ10が剥離されて
コンベヤ11上に落下するようになつている。
図中、12はろ布ベルト3,4のそれぞれの洗
浄装置を示す。
さらに、せん断脱水部Xの構造は、第2図〜第
5図に示すように、太陽ローラ13とこれに外接
する複数の遊星ローラ14を備え、遊星ローラ1
4は支持板15に回転自在に支持され、支持板1
5は太陽ローラ13に対して回転自在となつてい
る。
遊星ローラ14の支持は、図示例のように、支
持板15を遊星ローラ14の両端に設け、遊星ロ
ーラ14内中心にねじれを防止するための連結棒
16を貫通し、この連結棒16の両端部を支持板
15に固着するものであるが、支持板15の周囲
には切欠部Gが形成されており、この切欠部Gに
連結棒16の両端部が挿入され、各端部はナツト
17等で取外し自在に支持板15に固定される。
また、太陽ローラ13には、端部に回転軸18
が設けられ、この回転軸18にスプロケツト19
が連結され、チエーン20を介して図示しない可
変速モータ等によつて太陽ローラ13に回転を与
えるようになつており、その回転方向を正逆回転
可能とし、回転数も可変となつている。
従つて、遊星ローラ14は、掛装されたろ布ベ
ルト3,4と外接する太陽ローラ13とから回転
を与えられ、ろ布ベルト3,4に或る速度を設定
した時、太陽ローラ13の回転方向及び回転数に
よつて遊星ローラ14の回転方向及び回転速度が
変化するようになつている。このため、太陽ロー
ラ13の回転方向及び回転数を調整することによ
り、適宜遊星ローラ14の公転を調節することが
できる。
さらに、太陽ローラ13は、第6図及び第7図
示のように、回転軸18をピン21等で固定支持
材22に固定することによつて、太陽ローラ13
の回転を止めて固定しても遊星ローラ14の公転
をろ布ベルト3,4の速度で調節することができ
る。
しかして、脱水されるべき汚泥1は、供給部2
から走行するろ布ベルト3上に供給されて重力脱
水されつつ移送され、転向してろ布ベルト4と対
面重合して汚泥1をろ布ベルト3,4間に挟持し
つつ加圧ローラ8に至つて加圧脱水される。次
に、加圧脱水された汚泥はろ布ベルト3,4間に
挟持されたまま前段の複数本の圧搾ロール9で圧
搾脱水され、せん断脱水部Xに至つて緊張されな
がら複数の遊星ローラ14の外側を走行し、順次
遊星ローラ14によるせん断力を受けるが、この
とき、可変速モータによつて太陽ローラ13の回
転を調整することによつて、第8図に示すよう
に、遊星ローラ14の公転速度V1とろ布ベルト
3,4の走行速度V2の差によつて生じた相対速
度だけ遊星ローラ14とろ布ベルト3,4との接
触部が移動し、遊星ローラ14によるせん断回数
を増加することができ、効率よく脱水できる。こ
のようにして、加圧脱水、圧搾脱水及びせん断力
を付与して高圧搾脱水を受けた脱水ケーキ10
は、剥離され落下してコンベヤ11により搬送さ
れる。
いま、せん断脱水部Xにおいて、 ωC:ろ布ベルトの角速度 ωX:遊星ローラの公転角速度 ωA:太陽ローラの自転角速度 DC:太陽ローラ群の外周直径 DA:太陽ローラの直径 とすると、遊星歯車機構の公式より次式が与えら
れる。
ωC=ωX−(ωA−ωX)DA/DC ……(1) (a) 太陽ローラ13の回転を停止させた場合
(ωA=0)には、(1)式から、 ωX=DC/DC+DA×ωC となり、遊星ローラ14の公転角速度(ωX
はろ布ベルト3,4の角速度(ωC)より遅い
速度となる。
(b) 太陽ローラ13の回転をろ布ベルト3,4と
同方向に徐々に増した場合(ωA>0)には、 (1)式から、 ωX=(ωC+DA/DCωA)×DC/DC+DA となり、遊星ローラ14の公転角速度(ωx
は始めはろ布ベルト3,4の角速度(ωc)よ
り遅い状態であるが、太陽ローラ13の回転数
を増すことによりろ布ベルト3,4の角速度に
追いつき、さらに太陽ローラ13の回転数を増
すと遊星ローラ14の公転はろ布ベルト3,4
を追い越す速さになる。
(c) 太陽ローラ13の回転をろ布ベルト3,4と
反対方向に回転させた場合(ωA>0)には、 (1)式から、 ωX=(ωC−DA/DCωA)×DC/DC+DA となり、遊星ローラ14の公転角速度(ωx
は、前記(a)の状態よりさらに遅くなり、遂には
ろ布ベルト3,4の進行方向と逆方向になるこ
ともある。
従つて、遊星ローラ14によるせん断回数の調
整は、太陽ローラ13の回転方向及び回転数によ
り、汚泥性状に合わせて任意に設定することがで
き、脱水効率を高めることができる。
また、遊星ローラ14の径を小さくすることに
よつて、低張力で高い面圧を発生させることもで
き、さらに各遊星ローラ14の間隔から分離水を
排出することが可能であり、両面ろ過ができる。
さらにまた、上記のような汚泥の脱水時には、
せん断脱水部Xには高い圧力がかかるため、遊星
ローラ14の回転が接する太陽ローラ13に対し
てねじれ易く、そのために円滑な運転が妨げられ
るばかりでなく、遂には破壊に至ることもある
が、遊星ローラ14中には連結棒16が貫通して
いるから、遊星ローラ14のねじれが防止され、
また遊星ローラ14の取付け、取外しはナツト1
7と切欠部Gによつて自由に行われ、遊星ローラ
14の交換は容易であり、汚泥の性状によつて遊
星ローラ14の本数を加減することも容易であ
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、せん断脱
水部におけるせん断回数を、遊星ローラの本数に
制限されることなく、任意に調整することがで
き、遊星ローラのねじれを防止し、遊星ローラの
取付け、取外しを容易にし、汚泥の性状に応じて
遊星ローラの本数を容易に加減することもでき、
常に的確な脱水ができて脱水効率を向上させ、し
かも円滑な運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体
構成説明図、第2図はせん断脱水部の切断正面
図、第3図は第2図の部分的拡大断面図、第4図
は第2図のA−A線矢視図、第5図は第4図の部
分的拡大図、第6図は太陽ローラの固定説明図、
第7図は第6図のB−B線矢視図、第8図はせん
断脱水部の構成説明図である。 1……汚泥、2……供給部、3,4……ろ布ベ
ルト、5……駆動装置、6……駆動ローラ、7…
…ロール、8……加圧ローラ、9……圧搾ロー
ル、10……脱水ケーキ、11……コンベヤ、1
2……洗浄装置、13……太陽ローラ、14……
遊星ローラ、15……支持板、16……連結棒、
17……ナツト、18……回転軸、19……スプ
ロケツト、20……チエーン、21……ピン、2
2……固定支持材、X……せん断脱水部、G……
切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無端状のろ布ベルトを対面重合状態で複数個の
    ロール群に走行可能に掛装し、これらろ布ベルト
    間に汚泥を挟圧しつつ複数個のせん断ローラによ
    りせん断力を与えてせん断脱水を行うせん断脱水
    部を配備した脱水装置において、前記せん断脱水
    部を太陽ローラと該太陽ローラに外接する遊星ロ
    ーラとから形成し、該遊星ローラの両端に周囲に
    切欠部を形成した支持板を設け、これら支持板の
    切欠部に前記遊星ローラ内を貫通して遊星ローラ
    を回転自在に支持した連結棒の両端を挿入して取
    外し自在に固定配備したことを特徴とする脱水装
    置。
JP1986066066U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0227999Y2 (ja)

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JPS62179196U JPS62179196U (ja) 1987-11-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6112594B2 (ja) * 1976-11-08 1986-04-09 Monaaku Maakingu Shisutemuzu Inc

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6112594U (ja) * 1984-06-08 1986-01-24 荏原インフイルコ株式会社 汚泥脱水装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6112594B2 (ja) * 1976-11-08 1986-04-09 Monaaku Maakingu Shisutemuzu Inc

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JPS62179196U (ja) 1987-11-13

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