JPH07259949A - 送り装置 - Google Patents

送り装置

Info

Publication number
JPH07259949A
JPH07259949A JP6053812A JP5381294A JPH07259949A JP H07259949 A JPH07259949 A JP H07259949A JP 6053812 A JP6053812 A JP 6053812A JP 5381294 A JP5381294 A JP 5381294A JP H07259949 A JPH07259949 A JP H07259949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed screw
slider
stopper
stoppers
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6053812A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Eto
伸治 衛藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6053812A priority Critical patent/JPH07259949A/ja
Publication of JPH07259949A publication Critical patent/JPH07259949A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライダが送りネジに沿って直線移動して移
動端まで達した時に、そこでロックしてしまうようなこ
とがないようにする。 【構成】 雄ネジ部11aを有する送りネジ11とそれ
に雌ネジ部12aが噛み合うスライダ12とに、そのス
ライダ12の移動端付近において送りネジ11の回転方
向に互いに係合する対のストッパ18と19を設け、そ
の対のストッパの係合によってスライダ12の移動停止
より先に送りネジ11の回転を停止させ、雄ネジ部11
aと雌ネジ部12aとの噛み込みを防止して、送りネジ
11を逆回転させたときにそれがスムーズに逆回転して
復動作できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、雄ネジ部を有する送
りネジを回転させることにより、その雄ネジ部に雌ネジ
部を噛み合わせたスライダがその送りネジの軸線方向に
直線移動する送り装置に関し、例えば画像形成装置の帯
電装置におけるワイヤクリーナ装置への適用に適した送
り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転運動を直線運動に変換し
て移動対象物を直線移動させる送り装置として、例えば
図5に示すように、外周に雄ネジ部1aを等ピッチで形
成した送りネジ1にスライダ2の雌ネジ部2aを噛み合
わせ、その送りネジ1を回転させることによってスライ
ダ2を、その送りネジ1の軸線方向(矢示A方向)に沿
って直線移動させるようにしたものが一般的に知られて
いる。
【0003】この送り装置は、送りネジ1を矢示B方向
に回転させると、スライダ2が同図で左方へ移動する。
このような送りネジ方式による送り装置は、ラックとピ
ニオンを使用した方式や、プーリとワイヤを使用した方
式の送り装置に比べて小さな回転力で大きな推力を得る
ことができる特徴がある。
【0004】また、このような送りネジ方式の送り装置
は、例えば画像形成装置の帯電装置において放電ワイヤ
をクリーニングするクリーナパッドを往復直線移動させ
る装置として利用されている(例えば実開昭62−19
9752号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな送りネジ方式による送り装置の場合には、スライダ
が直線移動して移動端の折り返し位置(リターンポジシ
ョン)でストッパ等に突き当たると、送りネジの推力が
大きいためその送りネジの雄ネジ部とスライダの雌ネジ
部とが強く噛み合ってロックしてしまう恐れがあった。
【0006】このようなロックが生じると、スライダを
折り返して元のホームポジション方向へ戻させようとし
ても、それがロック状態のままになって動かなくなって
しまうため不都合が生じてしまうという問題点があっ
た。このようなロックが生じる様子を、図6を使用して
説明する。
【0007】送りネジ1を図で右回り方向に回転させる
と、その回転力が小さな回転力F1であっても、雄ネジ
部1aの歯面1bは図示のように送りネジ1の中心軸線
に直交する線に対して角度θだけ傾斜しているので、図
示したような各方向に力が作用(クサビ作用)するた
め、この送りネジ方式では高い推力F2 が得られる。
【0008】ところが、スライダ2の図6で左端面2c
がストッパ等(図示を省略している)に当接した後も、更
に送りネジ1が図で右回り方向に回転を続けた場合に
は、そのスライダ2の雌ネジ部2aに送りネジ1の雄ネ
ジ部1aが強くねじ込まれていくようになるため、雄ネ
ジ部1aが雌ネジ部2aに噛み込むようになってロック
状態となる。
【0009】このようになると、図5及び図6に示した
ような送りネジ方式で直線運動させている送り装置の場
合には、一般的に往復運動で用いることが多いので、今
度は戻り側の復動作をさせるためにモータ等の駆動源を
逆回転させて送りネジ1を逆方向に回転させようとして
も、上記噛み込みが発生したロック状態では雄ネジ部1
aの歯面1bが回転力F1 と推力F2 の合力F0 で雌ネ
ジ部2aの歯面2bに強く押し付けられているため、ス
ライダ2を復動作方向(図6で右方向)に移動させるた
めは、この噛み込みによる保持力であって合力F0 と摩
擦係数μの積となる摩擦力F0・μに打ち勝つだけの回転
力が必要となる。
【0010】ところが、この合力F0 は、モータ等の駆
動源のロック時のトルク及びスライダ2や送りネジ1の
慣性力が加わることによってかなり大きな値になってい
るので、結局スライダ2の復動作ができずにそのままロ
ック状態になってしまうことがあった。
【0011】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、スライダが送りネジに沿って直線移動し
て移動端まで達した時に、そこでロックしてしまうよう
なことがないようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、上述したような送り装置において、送
りネジとスライダとに、そのスライダの移動端付近にお
いて送りネジの回転方向に互いに係合する対のストッパ
を設け、その対のストッパの係合によってスライダの移
動停止より先に送りネジの回転を停止させるようにした
ものである。
【0013】また、上記送り装置において、対のストッ
パが互いに係合した時の力の作用線が、その係合部位に
おける送りネジ側のストッパの回転軌跡の接線方向と一
致するようにするとよい。
【0014】さらに、上記いずれかの送り装置におい
て、対のストッパの少なくとも一方を、送りネジ又はス
ライダに一体に形成したり、その対のストッパのうち、
送りネジ側のストッパが送りネジにその径方向に圧入さ
れたピンであるか、スライダ側のストッパがスライダに
その移動方向に圧入されたピンであるようにするとよ
い。また、上記対のストッパの少なくとも一方を、送り
ネジの回転方向又はスライダの移動方向にその取り付け
位置を変更可能にするとよい。
【0015】
【作用】このように構成した送り装置によれば、送りネ
ジを回転させてスライダを送りネジの軸線方向に沿って
移動させると、それが移動端付近に達すると、そのスラ
イダと送りネジとに設けられている対のストッパが、ス
ライダの移動停止より先に送りネジの回転方向で互いに
係合する。
【0016】したがって、その対のストッパが互いに係
合した時は、スライダが送りネジ側のストッパにそのス
ライダの移動方向では当接していないので、その対のス
トッパの係合後に送りネジを逆回転させれば、送りネジ
の雄ネジ部とスライダの雌ネジ部とは噛み込みが生じて
いないので送りネジをスムーズに逆回転させることがで
きる。
【0017】また、対のストッパが互いに係合した時の
力の作用線が、その係合部位における送りネジ側のスト
ッパの回転軌跡の接線方向と一致するようにすれば、そ
の対のストッパが互いに係合した時に、その送りネジ側
のストッパがスライダ側のストッパに押し当った係合状
態でも、スライダの雌ネジ部と送りネジの雄ネジ部とが
噛み込む方向の分力が全く発生しないので、送りネジを
逆回転させてスライダを低負荷で復動作させることがで
きる。
【0018】さらに、対のストッパの少なくとも一方
を、送りネジ又はスライダに一体に形成すれば、部品点
数が少なくなる。また、対のストッパのうち、送りネジ
側のストッパが送りネジにその径方向に圧入されたピン
であるか、スライダ側のストッパがスライダにその移動
方向に圧入されたピンであるようにすれば、送りネジ側
のストッパやスライダ側のストッパを安価なピンで形成
することができる。
【0019】さらに、対のストッパの少なくとも一方
を、送りネジの回転方向又はスライダの移動方向にその
取り付け位置を変更可能にすれば、その送りネジ側のス
トッパあるいはそれに係合されるスライダ側のストッパ
を送りネジの回転方向又は送りネジの軸線方向に位置を
変更することができるので、スライダを復動作させる折
り返し位置を自由に調整できる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明による送り装置を画像
形成装置のチャージワイヤクリーナの往復移動機構に使
用した実施例を示す斜視図である。この送り装置10
は、例えば画像形成装置の帯電装置に設けられている放
電ワイヤ3をクリーニングするクリーナパッド5を矢示
A方向に往復直線移動させる装置として使用される。
【0021】その送り装置10を設けた帯電装置は、外
周に雄ネジ部11aが形成された送りネジ11の両端
を、チャージャケーシング13の両端部にそれぞれ固定
した軸受14,14(図1では一方のみが見える)によ
って回転可能に支持している。その送りネジ11の雄ネ
ジ部11aには、雌ネジ部12aを噛み合わせることに
よってスライダ12を取り付け、送りネジ11をモータ
20で正逆両方向に回転させることにより、スライダ1
2がその送りネジ11の軸線方向(矢示A方向)に沿っ
て直線移動するようにしている。
【0022】そのスライダ12には、先端部分にU字溝
12bが形成されていて、そのU字溝12bがチャージ
ャケーシング13の図1で上面を開口することによって
形成したガイド13aに係合し、それが回り止めとして
も機能し、スライダ12が送りネジ11を中心として回
転することなしに矢示A方向にのみ往復移動できるよう
になっている。
【0023】スライダ12は、その下面に対をなすクリ
ーナ保持アーム15,16を一体に固定しており、その
クリーナ保持アーム15,16のそれぞれ対向する内面
にはクリーナパッド5,5が互いに圧接状態で取り付け
られている。
【0024】また、チャージャケーシング13内には、
長手方向に沿って放電ワイヤ3が、その両端を絶縁部材
を介してチャージャケーシング13に固定することによ
り張装されており、その放電ワイヤ3にクリーナパッド
5,5がクリーニング時に両側から挾むように接触可能
になっている。
【0025】したがって、モータ20を正逆両方向に回
転させると、クリーナパッド5が放電ワイヤ3を挾持し
た状態でスライダ12と共に矢示A方向に移動するの
で、その放電ワイヤ3の表面が汚れていた場合には、そ
れがクリーニングされる。
【0026】また、送りネジ11とスライダ12とに
は、図1で右方側となるスライダ12の移動端(往動作
から復動作に変わる折り返し位置であり、以下リターン
ポジションとも云う)付近において送りネジ11の回転
方向に互いに係合する対のストッパ18,19を設け、
その対のストッパ18,19の係合によってスライダ1
2の移動停止より先に送りネジ11の回転を停止させる
ようにしている。
【0027】この送り装置10は、送りネジ11を図1
で矢示E方向に回転させると、その送りネジ11の雄ネ
ジ部11aに雌ネジ部12aが噛み合うスライダ12
が、図1で右方に移動する。そして、そのスライダ12
が移動端付近(リターンポジション)に達すると、送り
ネジ11側のストッパ18がスライダ12側のストッパ
19に図2に示すように当接して係合する。
【0028】そして、このストッパ18とストッパ19
とが互いに係合した時は、図示のようにスライダ12の
右端面12cがストッパ18の左端面18aにスライダ
12の移動方向(矢示A方向)で当接せずに、その間に隙
間Sが形成されている。
【0029】したがって、この状態では、送りネジ11
の雄ネジ部11aとスライダ12の雌ネジ部12aとは
噛み込み(図6で説明したロックを生じさせるようなネ
ジ間の保持力が増大する現象)が生じていないので、モ
ータ20を逆回転させれば、送りネジ11をスムーズに
逆回転させることができるので、スライダ12が送りネ
ジ11にロックされることなしに最初のホームポジショ
ン方向(図2で左方向)に戻る復動作ができる。
【0030】これに対し、従来における送りネジを使用
して回転運動を直線運動に変換するようにした送り装置
の場合には、リターンポジションではスライダが軸受
(図2の軸受14に対応する)にまず当って停止されて
も、さらにそのリターンポジションを例えばモータの電
流値の上昇により判断するようにしている場合には、送
りネジが引き続き同方向に回転が継続されるため、この
時に送りネジの雄ネジ部とスライダの雌ネジ部とが噛み
込み状態となってロックし、復動作時にモータが起動で
きなくなってしまいやすかった。
【0031】この実施例では、その噛み込みを防止する
ことができる。なお、この実施例では、リターンポジシ
ョンでスライダ12を復動作させるためにモータ20を
逆回転させるタイミングを、モータ20の負荷を検出し
て、その負荷が所定の値を超えた時に行うようにしてい
る。すなわち、上述したように送りネジ11側のストッ
パ18がスライダ12側のストッパ19に当接すると、
送りネジ11はそれ以上の回転が規制されるためモータ
20のモータ負荷が急激に大きくなって、モータ20は
ロック状態になる。
【0032】そこで、この実施例では図1に示すよう
に、このモータ負荷を検出するモータ負荷検出手段40
と、そのモータ負荷が所定の値を超えた時にモータ20
を逆回転させるように制御する制御装置50とを設けて
いる。そのモータ負荷検出手段40は、例えばモータ2
0の電流値の変化からモータ負荷の変化を検出する。
【0033】そして、制御装置50は、そのモータ負荷
検出手段40が検出したモータ20のモータ負荷に対応
する電流値が、スライダ12を通常の往復動作させてい
るときの電流値よりも大きく、なお且つモータ20のロ
ック電流よりも小さな電流値で設定する所定の電流値を
超えたときに、ストッパ18がストッパ19に係合した
ものとしてモータ20を逆回転させる。
【0034】なお、モータ20には、起動時にロック電
流に近い大きな立上り電流が瞬間的に流れるので、この
時にモータ20を逆回転駆動させないようにするため、
上記所定の電流値はモータ20がロック状態になったこ
とが判断できる一定の時間継続した場合にのみモータ2
0を逆回転駆動させるようにする。
【0035】ところで、この実施例では、図1に示すよ
うに、ストッパ18を送りネジ11と別体で形成し、そ
れを固定ネジ6で送りネジ11に固定するようにして、
送りネジ11の回転方向(矢示E方向)やスライダ12
の移動方向(矢示A方向)に取り付け位置を変更できる
ようにしている。
【0036】したがって、そのストッパ18の送りネジ
11への固定位置を変えるだけで、スライダ12を往動
作から復動作に変えるリターンポジションを自由に調整
することができる。
【0037】また、スライダ12側のストッパ19をス
ライダ12と別体で形成し、それを固定ネジでスライダ
12に対して移動可能に固定し、そのストッパ19を送
りネジ11の回転方向やスライダ12の移動方向に取り
付け位置を変えることができるようにしてもよい。
【0038】図3は対のストッパが互いに係合した際に
スライダと送りネジのネジ部の噛み込みを生じさせる方
向の分力が発生しないようにした送り装置の実施例を示
す該略図であり、図1と対応する部分には同一の符号を
付してある。
【0039】この実施例では、送りネジ11側のストッ
パ18とスライダ12側のストッパ19とが互いに係合
した時の力の作用線(図3にF,F′で示している)
が、その係合部位における送りネジ側のストッパ18の
回転軌跡Loの接線方向と一致するようにしている。
【0040】このようにすれば、送りネジ11側のスト
ッパ18がスライダ12側のストッパ19を押圧する力
Fとそのストッパ19からの反力F′が、送り装置の上
記接線方向に一致する。したがって、この作用線が傾い
ていた場合にはスライダ12と送りネジ11のネジ部の
噛み込みを生じさせる方向の分力が作用するが、この実
施例によればそのような分力が全く発生しないので(ク
サビ効果が生じない)、スライダ12を低負荷で復動作
させることができる。
【0041】図4は送りネジ側のストッパをその送りネ
ジに圧入したピンとした送り装置の実施例を示す斜視図
であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してあ
る。この実施例では、送りネジ11側のストッパ51
を、その送りネジ11にその径方向に圧入させたピンと
し、スライダ12側のストッパ52を、そのスライダ1
2の管状部をストッパ51側に延長してその延長部を例
えば周方向に3/4カットして残した部分で形成してい
る。このようにすれば、送りネジ側のストッパを安価な
ピンにすることによってコストの低減が図れる。
【0042】なお、スライダ12側に形成するストッパ
を、図4のストッパ52に代えてスライダ12の移動方
向(矢示A方向)に圧入した同図に仮想線で示すピン状
のストッパ53としてもよい。また、図1の実施例にお
けるストッパ18は、送りネジ11に一体に形成するよ
うにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スライダの移動動作が往動作から復動作に変わる移
動端で、そのスライダと送りネジ側とに設けられた対の
ストッパが互いに係合して、スライダの移動停止より先
に送りネジの回転を停止させるので、その送りネジの雄
ネジ部とスライダの雌ネジ部とが噛み込むようなことが
ないため、スライダを復動作させる際のロックを防止で
きる。
【0044】また、対のストッパが互いに係合した時の
力の作用線が、その係合部位における送りネジ側のスト
ッパの回転軌跡の接線方向と一致するようにすれば、そ
のストッパが互いに係合した際に、スライダの雌ネジ部
と送りネジの雄ネジ部とを互いに押し付ける方向の分力
が全く発生しないので、それらの噛み込みによる起動時
の負荷増大を防止できるため、復動作時の起動トルクを
最小にして使用するモータ等の駆動源を出力の小さな小
型のものにすることができる。
【0045】さらに、対のストッパの少なくとも一方を
送りネジ又はスライダに一体に形成すれば、部品点数が
少なくなって組立て工数も減るので装置を安価にでき
る。また、対のストッパのうち、送りネジ側のストッパ
が送りネジにその径方向に圧入されたピンであるか、ス
ライダ側のストッパがスライダにその移動方向に圧入さ
れたピンであるようにすれば、その両方あるいは一方の
ストッパを安価なピンで形成することができるので、装
置を安価にできる。
【0046】さらに、対のストッパの少なくとも一方
を、送りネジの回転方向又はスライダの移動方向にその
取り付け位置を変更可能にすれば、その送りネジ側のス
トッパあるいはそれに当接されるスライダ側のストッパ
を、送りネジの回転方向又は送りネジの軸線方向に位置
を変更することができるので、スライダを往動作から復
動作に変えるリターンポジションを自由に調整すること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による送り装置を画像形成装置のチャ
ージワイヤクリーナの往復移動機構に使用した実施例を
示す斜視図である。
【図2】同じくその送り装置でスライダの移動停止より
先に対のストッパの係合が行なわれて送りネジの回転が
停止される様子を説明するための概略図である。
【図3】対のストッパが互いに係合した際にスライダと
送りネジのネジ部の噛み込みを生じさせる方向の分力が
発生しないようにした送り装置の実施例を示す概略図で
ある。
【図4】送りネジ側のストッパをその送りネジに圧入し
たピンとした送り装置の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来の回転運動を直線運動に変換して移動対象
物を直線移動させる送り装置の一例を示す概略図であ
る。
【図6】図5の送り装置において往動作から復動作に移
る際にネジ部に噛み込みが生じてロックが発生しやすい
様子を説明するための断面図である。
【符号の説明】
10:送り装置 11:送りネジ 11a:雄ネジ部 12:スライダ 12a:雌ネジ部 18,19,51,52,53:ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G03G 21/16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に雄ネジ部が形成されて回転可能に
    支持された送りネジと、該送りネジの雄ネジ部に雌ネジ
    部が噛み合って前記送りネジの回転によりその送りネジ
    の軸線方向に沿って直線移動するスライダとを備えた送
    り装置において、 前記送りネジとスライダとに、該スライダの移動端付近
    において送りネジの回転方向に互いに係合する対のスト
    ッパを設け、該対のストッパの係合によって前記スライ
    ダの移動停止より先に前記送りネジの回転を停止させる
    ようにしたことを特徴とする送り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の送り装置において、前記
    対のストッパが互いに係合した時の力の作用線が、その
    係合部位における前記送りネジ側のストッパの回転軌跡
    の接線方向と一致するようにしたことを特徴とする送り
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の送り装置におい
    て、前記対のストッパの少なくとも一方を、前記送りネ
    ジ又はスライダに一体に形成したことを特徴とする送り
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の送り装置におい
    て、前記対のストッパのうち、前記送りネジ側のストッ
    パが前記送りネジにその径方向に圧入されたピンである
    か、前記スライダ側のストッパが前記スライダにその移
    動方向に圧入されたピンであることを特徴とする送り装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の送り装置におい
    て、前記対のストッパの少なくとも一方を、前記送りネ
    ジの回転方向又は前記スライダの移動方向にその取り付
    け位置を変更可能にしたことを特徴とする送り装置。
JP6053812A 1994-03-24 1994-03-24 送り装置 Pending JPH07259949A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6053812A JPH07259949A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6053812A JPH07259949A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 送り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07259949A true JPH07259949A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12953214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6053812A Pending JPH07259949A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07259949A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091276A1 (en) * 2004-03-17 2005-09-29 Arima Devices Corporation Device for locking an optical pickup unit of an optical drive
JP2012127987A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Ricoh Co Ltd 廃トナー回収容器、及び、画像形成装置
JP2014012461A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Toyota Industries Corp ハンドル装置
JP2020501919A (ja) * 2016-12-15 2020-01-23 ボストン ダイナミクス,インコーポレイテッド 脚付きロボット用のねじアクチュエータ
CN115039153A (zh) * 2020-02-10 2022-09-09 三电零售冷机系统株式会社 传送装置及售货机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091276A1 (en) * 2004-03-17 2005-09-29 Arima Devices Corporation Device for locking an optical pickup unit of an optical drive
JP2012127987A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Ricoh Co Ltd 廃トナー回収容器、及び、画像形成装置
JP2014012461A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Toyota Industries Corp ハンドル装置
JP2020501919A (ja) * 2016-12-15 2020-01-23 ボストン ダイナミクス,インコーポレイテッド 脚付きロボット用のねじアクチュエータ
CN115039153A (zh) * 2020-02-10 2022-09-09 三电零售冷机系统株式会社 传送装置及售货机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5079963A (en) Feed screw device
JP2002176746A (ja) 当て止め型直線作動機
JPH02153259A (ja) 始動電動機
JPH07259949A (ja) 送り装置
JP3176491B2 (ja) 一方向クラッチ
JP2949177B2 (ja) 駆動装置
US5129270A (en) Starter with speed reduction mechanism
US6497405B2 (en) Sheet feeding apparatus
US6389914B1 (en) One-axis starter apparatus
US6752032B2 (en) Starting apparatus for an internal combustion engine
JP2000002309A (ja) アクチュエータ
JP3457726B2 (ja) 帯電装置の自動清掃装置
JP3315771B2 (ja) ねじ送り機構
JPH11108143A (ja) 電動シリンダ
JPH07256567A (ja) 結束機
JPS5894665A (ja) ワイヤの伸びを吸収する機構
JPH0579100U (ja) 送りねじ
JPH0559030U (ja) アクチュエータ
JPS6362966A (ja) ウオ−ムギヤ伝動装置
JP2767860B2 (ja) 加工ユニット
JP3039462U (ja) 回転体の連結機構
JP3094785B2 (ja) リニア駆動装置
JPH0286962A (ja) 減速機構付スタータ
JPH07271156A (ja) チャージャー清掃装置
JPH06134218A (ja) フィルタプレスにおける濾板送り装置