JP3457726B2 - 帯電装置の自動清掃装置 - Google Patents

帯電装置の自動清掃装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動ワイヤクリーナを
移動させて帯電装置の帯電ワイヤを自動的に清掃する帯
電装置の自動清掃装置に関し,より詳細には,雄ネジと
雌ネジとによって自動ワイヤクリーナを移動させる帯電
装置の自動清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において,
感光体を一様に帯電するために使用される帯電装置の帯
電ワイヤは,一定期間放電した場合や,あるいは他の外
部要因(例えば,埃や,トナー付着等)により放電ムラ
を起こし易くなり,均一な帯電ができなくなる。従っ
て,ある期間毎に,あるいは不具合が発生した時に帯電
ワイヤの清掃を行う必要があるため,帯電装置を自動的
に清掃する帯電装置の自動清掃装置が提供されている。
【0003】従来の帯電ワイヤを自動的に清掃する帯電
装置の自動清掃装置は,自動ワイヤクリーナを移動させ
る機構の違いによって,図10(a)〜(d)に示すよ
うに大別される。
【0004】同図(a)は自動ワイヤクリーナ1001
をワイヤ1002とプーリ1003によって移動させる
構成である。また,同図(b)は自動ワイヤクリーナ1
004を雄ネジ1005と雌ネジ1006によって移動
させる構成である。
【0005】また,同図(c)は自動ワイヤクリーナ1
007を螺旋状の針金1008の一部に引っ掛けた状態
で針金1008を回転させることにより,自動ワイヤク
リーナ1007を針金1008上を滑るように移動させ
る構成である。ただし,この場合には,螺旋状の針金1
008を支持するためにガイド部材1009が,針金1
008を取り巻くように配置されている。さらに,同図
(d)は同図(c)の変形で,ガイド部材1009に代
えて軸1010に螺旋に針金1008を巻いたものであ
る。なお,同図においてMは駆動用モータを示す。
【0006】上記の各自動清掃装置において,同図
(a)の構成では,プーリ1003とワイヤ1002と
がスリップし易いため,自動ワイヤクリーナ1001の
移動が不安定になる,換言すれば,クリーニング動作が
不安定になるという不具合があり,また,同図(c),
(d)では,螺旋上の針金1008を支持するためのガ
イド部材1009あるいは軸1010が必要であり,部
品点数が多くなるという不具合があるため,一般的に
は,同図(b)に示した雄ネジ1005と雌ネジ100
6によって自動ワイヤクリーナ1004を移動させる装
置が使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,同図
(b)に示す自動清掃装置では,安定的にクリーニング
動作を行うことができるものの,雌ネジ1006を制止
させるためのエンドブロック(図中に点線で示す壁面)
に雌ネジ1006が突き当たった際に,駆動用モータM
の回転慣性等によって雌ネジ1006が締まり過ぎてし
まい,雄ネジ1005を逆回転させて逆方向へ自動ワイ
ヤクリーナ1004を送ろうとした場合に,雌ネジ10
06が動かなくなることがあるという問題点があった。
【0008】なお,この雄ネジと雌ネジの締まり過ぎを
防止する従来の技術としては,図11に示すように,雌
ネジ1006の衝突するエンドブロック近傍に弾性部材
1101を配置した装置が提供されている。
【0009】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,雄ネジと雌ネジの締まり過ぎを防止し,常に逆方向
への移動を容易に行えるようにして,動作の信頼性を向
上させることを目的とする。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】本 発明は上記の目的を達
成するために,自動ワイヤクリーナを移動させて帯電装
置の帯電ワイヤを自動的に清掃する帯電装置の自動清掃
装置において,前記自動ワイヤクリーナを支持する雌ネ
ジと,前記雌ネジを帯電ワイヤの長手方向へ導くための
雄ネジと,前記雄ネジを保持すると共に,雌ネジの移動
範囲を規制するエンドブロックと,前記雄ネジを回転駆
動するためのモータと,前記エンドブロックと接触する
前記雌ネジの面に形成された突起部とを備えた帯電装置
の自動清掃装置を提供するものである。
【0012】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,自動ワイヤクリーナを移動させて帯電装置の帯電ワ
イヤを自動的に清掃する帯電装置の自動清掃装置におい
て,前記自動ワイヤクリーナを支持する雌ネジと,前記
雌ネジを帯電ワイヤの長手方向へ導くための雄ネジと,
前記雄ネジを保持すると共に,雌ネジの移動範囲を規制
するエンドブロックと,前記雄ネジを回転駆動するため
のモータと,前記雌ネジの移動を制止するために前記エ
ンドブロック上に設けられた突起部と,前記突起部と係
合することによって前記雌ネジの移動を制止するように
前記雌ネジ上に設けられたリブとを備えた帯電装置の自
動清掃装置を提供するものである。
【0013】
【0014】
【作用】本 発明の帯電装置の自動清掃装置(請求項
は,雌ネジの移動範囲を規制するエンドブロックと接触
する雌ネジの面に突起部を形成して,モータ停止時に前
記突起部とエンドブロックとが当接することによって,
モータの回転慣性エネルギーを雄ネジを変形させて吸収
することにより,雌ネジと雄ネジとの締まり過ぎを回避
する。
【0015】また,本発明の帯電装置の自動清掃装置
(請求項)は,雌ネジの移動範囲を規制するエンドブ
ロック上に設けられた突起部と,前記突起部と係合する
ことによって前記雌ネジの移動を制止するように前記雌
ネジ上に設けられたリブとを用いて,モータ停止時にお
けるモータの回転慣性エネルギーを,前記リブを突起部
で係止することによって吸収し,雌ネジと雄ネジとの締
まり過ぎを回避する。
【0016】
【実施例】以下,本発明の帯電装置の自動清掃装置につ
いて,〔実施例1〕,〔実施例2〕,〔実施例3〕の順
で図面を参照して詳細に説明する。
【0017】〔実施例1〕図1は,実施例1の帯電装置
の自動清掃装置の構成を示し,同図(a)が長手方向の
断面図,同図(b)がクリーナ部分の断面図を示す。図
において,101は帯電ワイヤ,101aおよび101
cは帯電ワイヤ101からコロナ放電を行わせるための
電極,101bは帯電ワイヤ101に一定の弾性を与え
るためのバネ,102は帯電ワイヤ101をクリーニン
グするための自動ワイヤクリーナ(以下,クリーナと記
載する),103はクリーナ102を長手方向へ移動さ
せるための雄ネジ,104はクリーナ102を支持する
と共に,雄ネジ103の回転によってクリーナ102を
移動させる雌ネジ,105および106は雄ネジ103
を保持すると共に,雌ネジ104の移動範囲を規制する
エンドブロック,105aおよび106aは雄ネジ10
3を回転可能に係止する止め輪,107は後述するモー
タ108の回転駆動を雄ネジ103に伝達するためにモ
ータ108と雄ネジ103との間に配置された弾性部
材,108は雄ネジ103を回転駆動するためのモー
タ,109はクリーナ102に取り付けられた帯電ワイ
ヤ101を清掃するためのパッド,110はクリーナ1
02を雌ネジ104の軸部分に回転可能に取り付けるた
めのストッパ,111は帯電装置のシールドケースを示
す。
【0018】また,図2(a)に雌ネジ104の斜視
図,図2(b)に弾性部材107の斜視図,図2(c)
にクリーナ102の斜視図,図2(d)にストッパ11
0の斜視図,図2(e)にシールドケース111の斜視
図を示す。
【0019】次に,クリーナ102の構成について説明
する。クリーナ102には,図1(b)で示したように
帯電ワイヤ101を清掃するパッド109が取り付けら
れており,このクリーナ102は,ストッパ110によ
って雌ネジ104の軸部分に回転可能に取り付けられて
いる。
【0020】さらに,クリーナ102が取り付けられた
雌ネジ104は,雄ネジ103に取り付けられ,雄ネジ
103の回転によって,雄ネジ103の軸方向へ移動可
能となっている。また,雄ネジ103はシールドケース
内の両端に取り付けられたエンドブロック105,10
6の軸受部に挿入され,止め輪105a,106aによ
って回転可能に保持されている。一方,雌ネジ104に
は,雄ネジ103が回転した際に一緒に回転しないよう
に,回り止めのためのミゾ104aが形成されており,
図1(b)に示すように,ミゾ104aがシールドケー
ス111の板金のミゾに嵌まっている。
【0021】また,図2(e)および図3(a),
(b)に示すように,シールドケース111の開口部は
エンドブロック105および106近傍に段(広い部
分)が設けられている。このシールドケース111の段
の部分と,段の部分に係合するクリーナ102の爪部分
とによって,クリーナ102のパッド109は,図3
(a)の矢印方向へ移動するときには帯電ワイヤ101
と接触し,逆に図3(b)の矢印方向へ移動するときに
は帯電ワイヤ101と離間している。クリーナ102
は,この1往復の動作によって帯電ワイヤ101を清掃
する。なお,図中の一点破線を帯電ワイヤ101の存在
する位置とする。
【0022】また,実施例1では,雌ネジ104がエン
ドブロック105,106へ衝突した際に,モータ10
8に流れる電流値が通常動作時より大幅に上昇すること
を利用して,このモータ108の電流値の変化を検知す
ることにより,雌ネジ104がエンドブロック105,
106に到達したことを検知している。
【0023】以上の構成において,その動作を説明す
る。図1において,モータ108が実線で示す矢印方向
へ回転した場合に,雌ネジ104は図中の右方向へ移動
し,モータ108が破線で示す矢印方向へ回転した場合
に,雌ネジ104は図中の左方向へ移動する。通常の帯
電時には,雌ネジ104は左端あるいは右端(エンドブ
ロック105あるいは106)の位置で待機しており,
帯電ワイヤ101の清掃を行うときのみ,1往復して元
の位置で停止する。
【0024】このとき,モータ108の回転数は,雌ネ
ジ104がエンドブロック105,106に衝突した時
の締まり過ぎを防止するために,換言すれば,雄ネジ1
03を含む駆動系の回転慣性エネルギーによって雌ネジ
104と雄ネジ103が締まり過ぎるのを防止するため
に,雌ネジ104をエンドブロック105,106の間
で移動させるのに必要な最低限度まで少なくする。ただ
し,一般的には,コスト等の問題からDCモータを使用
して,大きな減速比でモータ108の出力軸の回転数を
落としている。従って,駆動系の回転慣性エネルギーは
モータ108の出力軸までが,ほとんどを占めていると
いっても良い。このため,雌ネジ104がエンドブロッ
ク105あるいは106に衝突してからモータ108が
止まるまでの駆動系の持っている運動エネルギーを他の
部分に蓄えるか,あるいは放出できれば,雌ネジ104
の締まり過ぎを緩和することができる。
【0025】そこで,実施例1では,モータ108から
雄ネジ103へ回転を伝える駆動伝達部分に着目し,こ
の部分に弾性部材107を配置することで,モータ10
8の回転慣性エネルギーを弾性部材107に歪みエネル
ギーとして吸収させるようにしたものである。
【0026】図4(a),(b)は,雌ネジ104がエ
ンドブロック105に衝突した後の弾性部材107の変
形状態を示しており,図示の如く,弾性部材107が変
形(歪み)することによって,モータ108の回転慣性
エネルギーが弾性部材107に吸収され,雌ネジ104
がエンドブロック105に衝突した後の雄ネジ103の
余分な回転がなくなるので,雌ネジ104と雄ネジ10
3の締まり過ぎを防止することができる。これによっ
て,雌ネジ104が常に逆方向へ容易に移動可能とな
り,動作の信頼性を向上させることができる。
【0027】〔実施例2〕実施例2は,雌ネジの移動範
囲を規制するエンドブロックと接触する雌ネジの面に突
起部を形成して,モータ停止時に前記突起部とエンドブ
ロックとが当接することによって,モータの回転慣性エ
ネルギーを雄ネジを変形させて吸収することにより,雌
ネジと雄ネジとの締まり過ぎを回避するものである。な
お,基本的な構成および動作は,実施例1と共通につ
き,ここでは異なる部分のみを説明する。ただし,モー
タ108と雄ネジ103とは直接接続されており,その
間には弾性部材107が介在しないものとする。
【0028】図5は,実施例2の帯電装置の自動清掃装
置における雌ネジ501の構成を示し,図示の如く,雄
ネジ103と係合する部分から少し離れた位置で,か
つ,エンドブロック105,106と当接する面に突起
部502が形成されている。この突起部502によっ
て,雌ネジ501がエンドブロック105,106と衝
突した時に,雄ネジ103に曲げの力が働く。
【0029】以上の構成において,図6(a)〜(c)
を参照して動作を説明する。同図(a)は雌ネジ501
がエンドブロック105,106に衝突する瞬間の状
態,同図(b)は衝突後,モータ108が停止した時の
状態,同図(c)はモータ108を逆回転させた瞬間の
状態を示す。
【0030】雌ネジ501がエンドブロック105,1
06に衝突した同図(a)の状態において,モータ10
8の駆動を停止させると,モータ108の回転慣性エネ
ルギーによって雄ネジ103が回転し,雌ネジ501が
さらにエンドブロック105,106の方向へ押しつけ
られる。ところが,雌ネジ501には突起部502が形
成されているので,突起部502を支点として雌ネジ5
01が傾き,これに伴って雄ネジ103に曲げの力を与
えるため,同図(b)に示すように雄ネジ103が曲げ
られた状態で停止する。
【0031】このとき,雌ネジ501は突起部502に
相当する間隔だけエンドブロック105,106側へ移
動可能な余地を残しているので,雌ネジ501と雄ネジ
103との締まり過ぎをある程度回避できる。また,雄
ネジ103と山と雌ネジ501の谷とは,全周で接触せ
ずに,雌ネジ501の捻じれによって部分的な接触にと
どまっている。これによっても,雌ネジ501と雄ネジ
103との締まり過ぎが防止されている。
【0032】この後,モータ108を逆回転させると,
同図(c)に示すように,モータ108の逆回転の瞬間
の雄ネジ103の振動で,雌ネジ501と雄ネジ103
とに緩みが生じるので,例え同図(b)の状態で雌ネジ
501と雄ネジ103とが締まり過ぎの場合でも,容易
に緩んで雌ネジ501が移動可能となる。
【0033】〔実施例3〕実施例3は,雌ネジの移動範
囲を規制するエンドブロック上に設けられた突起部と,
前記突起部と係合することによって雌ネジの移動を制止
するように雌ネジ上に設けられたリブとを用いて,モー
タ停止時におけるモータの回転慣性エネルギーを,前記
リブを突起部で係止することによって吸収し,雌ネジと
雄ネジとの締まり過ぎを回避するものである。なお,基
本的な構成および動作は,実施例1と共通につき,ここ
では異なる部分のみを説明する。ただし,モータ108
と雄ネジ103とは直接接続されており,その間には弾
性部材107が介在しないものとする。
【0034】図7は,実施例3の帯電装置の自動清掃装
置における雌ネジ701の構成を示し,図示の如く,エ
ンドブロック105,106と当接する面にリブ702
が形成されている。
【0035】図8は,エンドブロック105,106側
に設けられた突起部801を示し,この突起部801に
よって雌ネジ701のリブ702を係止することによっ
て,雌ネジ501がエンドブロック105,106と衝
突した時に,雄ネジ103に曲げの力が働く。
【0036】前述したように実施例3では,エンドブロ
ック105,106の突起部801によって,雌ネジ7
01がエンドブロック105,106と衝突した時に,
雄ネジ103に曲げ力を与え,これによって,雄ネジ1
03の逆回転時,雄ネジ103が振動して雌ネジ701
との締まり過ぎを緩和するので,逆回転時の動作不良を
防止することできる。
【0037】なお,実施例1,実施例2,実施例3は,
それぞれ単独で雄ネジと雌ネジの締まり過ぎを防止し,
常に逆方向への移動を容易に行えるようにして,動作の
信頼性を向上させることができるが,例えば,実施例1
と実施例2,あるいは実施例1と実施例3とを同時に適
用しても良いのは勿論である。
【0038】また,本発明の自動清掃装置は,上記の実
施例1〜3で示した帯電装置に限定して適用されるもの
ではなく,例えば,図9(a)〜(c)に示すように,
帯電ワイヤ101が1本あるいは複数本でも良く,ある
いはシールドケース111のみを有する帯電装置,板金
にスリットが入ったグリッド901を有する帯電装置,
グリッドワイヤ902を有する帯電装置にも適用可能で
あるのは明らかである。
【0039】
【0040】
【発明の効果】 以上説明したように, 本発明の帯電装置
の自動清掃装置(請求項)は,雌ネジの移動範囲を規
制するエンドブロックと接触する雌ネジの面に突起部を
形成して,モータ停止時に前記突起部とエンドブロック
とが当接することによって,モータの回転慣性エネルギ
ーを雄ネジを変形させて吸収するため,雄ネジと雌ネジ
の締まり過ぎを防止し,常に逆方向への移動を容易に行
えるようにして,動作の信頼性を向上させることができ
る。
【0041】また,本発明の帯電装置の自動清掃装置
(請求項)は,雌ネジの移動範囲を規制するエンドブ
ロック上に設けられた突起部と,前記突起部と係合する
ことによって前記雌ネジの移動を制止するように前記雌
ネジ上に設けられたリブとを用いて,モータ停止時にお
けるモータの回転慣性エネルギーを,前記リブを突起部
で係止することによって吸収するため,雄ネジと雌ネジ
の締まり過ぎを防止し,常に逆方向への移動を容易に行
えるようにして,動作の信頼性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の帯電装置の自動清掃装置の構成を示
す説明図である。
【図2】同図(a)は実施例1の雌ネジの斜視図,同図
(b)は実施例1の弾性部材の斜視図,同図(c)はク
リーナの斜視図,同図(d)はストッパの斜視図,同図
(e)はシールドケースの斜視図である。
【図3】実施例1のクリーナの動きを示す説明図であ
る。
【図4】雌ネジがエンドブロックに衝突した後の弾性部
材の変形状態を示す説明図である。
【図5】実施例2の帯電装置の自動清掃装置における雌
ネジの構成を示す説明図である。
【図6】同図(a)は雌ネジがエンドブロックに衝突す
る瞬間の状態,同図(b)は衝突後,モータが停止した
時の状態,同図(c)はモータを逆回転させた瞬間の状
態を示す説明図である。
【図7】実施例3の帯電装置の自動清掃装置における雌
ネジの構成を示す説明図である。
【図8】実施例3のエンドブロック側に設けられた突起
部を示す説明図である。
【図9】本発明の自動清掃装置を適用可能な帯電装置の
例を示す説明図である。
【図10】従来の帯電装置の自動清掃装置における自動
ワイヤクリーナを移動させる機構の違いを示す説明図で
ある。
【図11】雄ネジと雌ネジの締まり過ぎを防止する従来
の技術を示す説明図である。
【符号の説明】
101 帯電ワイヤ 102 クリーナ(自動ワイヤクリーナ) 103 雄ネジ 104 雌ネジ 105,106 エンドブロック 107 弾性部材 108 モータ 109 パッド 111 シールドケース 501 雌ネジ 502 突起部 701 雌ネジ 702 リブ 801 突起部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動ワイヤクリーナを移動させて帯電装
    置の帯電ワイヤを自動的に清掃する帯電装置の自動清掃
    装置において,前記自動ワイヤクリーナを支持する雌ネ
    ジと,前記雌ネジを帯電ワイヤの長手方向へ導くための
    雄ネジと,前記雄ネジを保持すると共に,雌ネジの移動
    範囲を規制するエンドブロックと,前記雄ネジを回転駆
    動するためのモータと,前記エンドブロックと接触する
    前記雌ネジの面に形成された突起部とを備えたことを特
    徴とする帯電装置の自動清掃装置。
  2. 【請求項2】 自動ワイヤクリーナを移動させて帯電装
    置の帯電ワイヤを自動的に清掃する帯電装置の自動清掃
    装置において,前記自動ワイヤクリーナを支持する雌ネ
    ジと,前記雌ネジを帯電ワイヤの長手方向へ導くための
    雄ネジと,前記雄ネジを保持すると共に,雌ネジの移動
    範囲を規制するエンドブロックと,前記雄ネジを回転駆
    動するためのモータと,前記雌ネジの移動を制止するた
    めに前記エンドブロック上に設けられた突起部と,前記
    突起部と係合することによって前記雌ネジの移動を制止
    するように前記雌ネジ上に設けられたリブとを備えたこ
    とを特徴とする帯電装置の自動清掃装置。
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