JPH07259908A - 緩衝装置 - Google Patents
緩衝装置Info
- Publication number
- JPH07259908A JPH07259908A JP4734894A JP4734894A JPH07259908A JP H07259908 A JPH07259908 A JP H07259908A JP 4734894 A JP4734894 A JP 4734894A JP 4734894 A JP4734894 A JP 4734894A JP H07259908 A JPH07259908 A JP H07259908A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- damper
- wall
- shaft
- outer frame
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低コストで温度による特性変化のほとんどな
い緩衝装置の実現を目的とする。 【構成】 ダンパー外枠50aの中心に、回転シャフト
53aを設け、回転シャフト53aがH1 方向に回転す
ると、この回転シャフト53aの中心、つまりダンパー
外枠50aの中心より偏心した位置にある52aのウエ
イト支軸もI1方向に回転する。ウエイト51aはウエ
イト支軸52aと回転自在に接続されている。回転シャ
フト53aの回転、つまりウエイト支軸52aの回転数
が上昇するにつれ、ウエイト支軸52aと回転自在に接
続されたウエイト51aは、遠心力で外側に振り出され
ダンパー外枠50aの内壁と接することで緩衝力を発生
する。
い緩衝装置の実現を目的とする。 【構成】 ダンパー外枠50aの中心に、回転シャフト
53aを設け、回転シャフト53aがH1 方向に回転す
ると、この回転シャフト53aの中心、つまりダンパー
外枠50aの中心より偏心した位置にある52aのウエ
イト支軸もI1方向に回転する。ウエイト51aはウエ
イト支軸52aと回転自在に接続されている。回転シャ
フト53aの回転、つまりウエイト支軸52aの回転数
が上昇するにつれ、ウエイト支軸52aと回転自在に接
続されたウエイト51aは、遠心力で外側に振り出され
ダンパー外枠50aの内壁と接することで緩衝力を発生
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部よりメカニズムに
設定速度を越えた入力が加わったとき、この入力に対し
て負荷となり、メカニズムの速度を低下させ、メカニズ
ムを保護する緩衝装置(以下、ダンパーと記す。)に関
するものである。
設定速度を越えた入力が加わったとき、この入力に対し
て負荷となり、メカニズムの速度を低下させ、メカニズ
ムを保護する緩衝装置(以下、ダンパーと記す。)に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のダンパーについて説明す
る。
る。
【0003】図6は従来のオイルを用いたダンパーの構
成図である。図6において、55はダンパーケースであ
り、密閉された容器内に粘性オイルが封入されている。
56はインペラであり、57のインペラシャフトと直結
している。インペラシャフト57がM方向に回転する
と、これに直結したインペラ56が回転し、ダンパーケ
ース55内に封入された粘性オイルを撹拌する。このと
き、オイルの粘性によりインペラ56が負荷を受け、イ
ンペラ56と直結したインペラシャフト57に回転抵抗
を生じる。この回転抵抗が緩衝力となる。また、この緩
衝力の大小の設定は、ダンパーケース55内に封入され
た粘性オイルの粘度により調節される。
成図である。図6において、55はダンパーケースであ
り、密閉された容器内に粘性オイルが封入されている。
56はインペラであり、57のインペラシャフトと直結
している。インペラシャフト57がM方向に回転する
と、これに直結したインペラ56が回転し、ダンパーケ
ース55内に封入された粘性オイルを撹拌する。このと
き、オイルの粘性によりインペラ56が負荷を受け、イ
ンペラ56と直結したインペラシャフト57に回転抵抗
を生じる。この回転抵抗が緩衝力となる。また、この緩
衝力の大小の設定は、ダンパーケース55内に封入され
た粘性オイルの粘度により調節される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、粘性オイルの温度により粘度が変化する
という特性により、設定された緩衝力が温度により変化
するという問題点を有していた。また、ダンパーケース
55は粘性オイルが漏れないように完全に密封されてい
なければならず、かつインペラシャフト57をダンパー
ケース55から出力するための孔を有していなければな
らないという相反する必要性のため、インペラシャフト
57のダンパーケース55からの出力部の孔にゴムのO
リング等を用いて密閉度を保つ構成にしなければなら
ず、コスト高になるという問題点も有していた。また、
上記従来の構成で得られる出力特性、すなわち回転数と
発生トルクの関係は図5の直線Jのようになり、ダンパ
ー回転数がほとんど0の状態でもイニシャルトルクを生
じ、ダンパー回転数が上がっても発生トルクはイニシャ
ルトルクとほとんど変わらないことから、ダンパーに接
続されたメカニズムは過大な入力に対応する緩衝力を得
るために、この緩衝力とほとんど変わらないトルクを常
時受けていることにより、メカニズムの大型化やコスト
高になるという問題点も有していた。
来の構成では、粘性オイルの温度により粘度が変化する
という特性により、設定された緩衝力が温度により変化
するという問題点を有していた。また、ダンパーケース
55は粘性オイルが漏れないように完全に密封されてい
なければならず、かつインペラシャフト57をダンパー
ケース55から出力するための孔を有していなければな
らないという相反する必要性のため、インペラシャフト
57のダンパーケース55からの出力部の孔にゴムのO
リング等を用いて密閉度を保つ構成にしなければなら
ず、コスト高になるという問題点も有していた。また、
上記従来の構成で得られる出力特性、すなわち回転数と
発生トルクの関係は図5の直線Jのようになり、ダンパ
ー回転数がほとんど0の状態でもイニシャルトルクを生
じ、ダンパー回転数が上がっても発生トルクはイニシャ
ルトルクとほとんど変わらないことから、ダンパーに接
続されたメカニズムは過大な入力に対応する緩衝力を得
るために、この緩衝力とほとんど変わらないトルクを常
時受けていることにより、メカニズムの大型化やコスト
高になるという問題点も有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、低コストで温度による特性変化のほとんどない
緩衝装置を提供することを目的とする。
であり、低コストで温度による特性変化のほとんどない
緩衝装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のダンパーは、円筒形の内壁と前記内壁に当接
する円弧部を備えたウエイトと前記内壁の中心より偏心
した前記ウエイトを回転させる駆動部を備えた構成を有
している。
に本発明のダンパーは、円筒形の内壁と前記内壁に当接
する円弧部を備えたウエイトと前記内壁の中心より偏心
した前記ウエイトを回転させる駆動部を備えた構成を有
している。
【0007】
【作用】この構成によって、低コストで温度による特性
変化のほとんどないダンパーが可能となる。
変化のほとんどないダンパーが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0009】図2は本実施例のダンパーを用いたカセッ
トアダプタの断面図である。1はカセットアダプタ本体
である。3は操作レバーであり、外周にギアを持ち、カ
セットアダプタ本体1より出ている4の操作レバー支軸
を中心にして回動する。操作レバー3をA方向に回動操
作することで8の中継ギアを介して、2段ギアである9
のメインギアがB方向に回転し、メインギア9上にある
10のメインギアピンも同様に回転する。11の巻取り
側引き出しレバーは、カセットアダプタ本体1より出て
いる12の巻取り側引き出しレバー支軸を中心に回動す
ることができ、巻取り側引き出しレバー11上にある1
3の巻取り側引き出しレバーカム溝に係合しているメイ
ンギアピン10により、C方向に駆動される。また、巻
取り側引き出しレバー11には14のメインロッド駆動
ピンが出ている。15はメインロッドであり、カセット
アダプタ本体1に開いた16のメインロッド支持溝とメ
インロッド15より出ている17のメインロッドピンが
係合し、またカセットアダプタ本体1より出ている18
のメインロッド支持ピンとメインロッド15に開いた1
9のメインロッド溝が係合することによりX方向に移動
できるが、メインロッド15に開いた20のメインロッ
ド溝に係合する、巻取り側引き出しレバー11上のメイ
ンロッド駆動ピン14によりD方向に駆動される。23
は転換レバーであり、カセットアダプタ本体1より出て
いる、22の転換レバー支軸を中心に回動することがで
きるが、メインロッド15より出ている21の転換レバ
ー駆動ピンと、24の転換レバー溝が係合しており、メ
インロッド15がD方向に移動することにより、E方向
に回動する。26はサブロッドであり、カセットアダプ
タ本体1より出ている27,28のサブロッド支持ピン
に、サブロッド26に開いている29,30のサブロッ
ド溝が係合していることでY方向に移動できるが、サブ
ロッド26上に出ている31のサブロッドピンに係合し
ている、転換レバー23に設けられた25のサブロッド
駆動溝がE方向に回動することで、F方向に移動され
る。33は供給側引き出しレバーであり、サブロッド支
持ピン28を中心に回動することができるが、供給側引
き出しレバー33に設けられた34の供給側引き出しレ
バーカム溝に係合している、サブロッド26上に出てい
る32の供給側引き出しレバー駆動ピンがF方向に移動
することで、G方向に回動する。
トアダプタの断面図である。1はカセットアダプタ本体
である。3は操作レバーであり、外周にギアを持ち、カ
セットアダプタ本体1より出ている4の操作レバー支軸
を中心にして回動する。操作レバー3をA方向に回動操
作することで8の中継ギアを介して、2段ギアである9
のメインギアがB方向に回転し、メインギア9上にある
10のメインギアピンも同様に回転する。11の巻取り
側引き出しレバーは、カセットアダプタ本体1より出て
いる12の巻取り側引き出しレバー支軸を中心に回動す
ることができ、巻取り側引き出しレバー11上にある1
3の巻取り側引き出しレバーカム溝に係合しているメイ
ンギアピン10により、C方向に駆動される。また、巻
取り側引き出しレバー11には14のメインロッド駆動
ピンが出ている。15はメインロッドであり、カセット
アダプタ本体1に開いた16のメインロッド支持溝とメ
インロッド15より出ている17のメインロッドピンが
係合し、またカセットアダプタ本体1より出ている18
のメインロッド支持ピンとメインロッド15に開いた1
9のメインロッド溝が係合することによりX方向に移動
できるが、メインロッド15に開いた20のメインロッ
ド溝に係合する、巻取り側引き出しレバー11上のメイ
ンロッド駆動ピン14によりD方向に駆動される。23
は転換レバーであり、カセットアダプタ本体1より出て
いる、22の転換レバー支軸を中心に回動することがで
きるが、メインロッド15より出ている21の転換レバ
ー駆動ピンと、24の転換レバー溝が係合しており、メ
インロッド15がD方向に移動することにより、E方向
に回動する。26はサブロッドであり、カセットアダプ
タ本体1より出ている27,28のサブロッド支持ピン
に、サブロッド26に開いている29,30のサブロッ
ド溝が係合していることでY方向に移動できるが、サブ
ロッド26上に出ている31のサブロッドピンに係合し
ている、転換レバー23に設けられた25のサブロッド
駆動溝がE方向に回動することで、F方向に移動され
る。33は供給側引き出しレバーであり、サブロッド支
持ピン28を中心に回動することができるが、供給側引
き出しレバー33に設けられた34の供給側引き出しレ
バーカム溝に係合している、サブロッド26上に出てい
る32の供給側引き出しレバー駆動ピンがF方向に移動
することで、G方向に回動する。
【0010】5はVHS−Cカセットであり、6の供給
側リールと7の巻取り側リールを収納している。巻取り
側引き出しレバー11上にある36の巻取り側テープポ
ストと、供給側引き出しレバー上にある35の供給側テ
ープポストが、それぞれC,G方向に回動することで、
37のカセット内テープはVHS−Cカセットより引き
出される。
側リールと7の巻取り側リールを収納している。巻取り
側引き出しレバー11上にある36の巻取り側テープポ
ストと、供給側引き出しレバー上にある35の供給側テ
ープポストが、それぞれC,G方向に回動することで、
37のカセット内テープはVHS−Cカセットより引き
出される。
【0011】38はダンパー増速ギアであり、メインギ
ア9の回転を39のダンパー駆動ギアに増速して伝え
る。ダンパー駆動ギア39には51cのウエイトを回転
自在に支持している52cのウエイト支軸が出ている。
50cはダンパー外枠であり、この内壁にウエイト51
cの外周が当接できる。メインギア9に接続された3
8,39,50c,51c,52cのダンパー機構によ
ってメインギア9のすばやい回転を防止することで、テ
ープが急激に引き出されてたるんでしまうことを防止し
ている。
ア9の回転を39のダンパー駆動ギアに増速して伝え
る。ダンパー駆動ギア39には51cのウエイトを回転
自在に支持している52cのウエイト支軸が出ている。
50cはダンパー外枠であり、この内壁にウエイト51
cの外周が当接できる。メインギア9に接続された3
8,39,50c,51c,52cのダンパー機構によ
ってメインギア9のすばやい回転を防止することで、テ
ープが急激に引き出されてたるんでしまうことを防止し
ている。
【0012】図3は操作レバー3をカセットアダプタ本
体1の外形の陵の一部を形成するところまで操作した状
態であり、操作レバー3はカセットアダプタ本体1と面
一になっている。巻取り側引き出しレバー11,メイン
ロッド15,転換レバー23サブロッド26及び供給側
引き出しレバー33は図の位置まで移動している。ま
た、37のVHS−Cのカセット内テープがVHSカセ
ットと同様のテープ位置まで引き出されており、この状
態で、VHSカセット専用の磁気記録再生装置に挿入
し、記録再生することが可能となる。
体1の外形の陵の一部を形成するところまで操作した状
態であり、操作レバー3はカセットアダプタ本体1と面
一になっている。巻取り側引き出しレバー11,メイン
ロッド15,転換レバー23サブロッド26及び供給側
引き出しレバー33は図の位置まで移動している。ま
た、37のVHS−Cのカセット内テープがVHSカセ
ットと同様のテープ位置まで引き出されており、この状
態で、VHSカセット専用の磁気記録再生装置に挿入
し、記録再生することが可能となる。
【0013】図1は上記のカセットアダプタのダンパー
部分を抜き出した斜視図であり、50aはダンパー外枠
である。53aは回転シャフトであり、これにダンパー
駆動ギア39が接続されている。回転シャフト53aが
H1 方向に回転すると、この回転シャフト53aの中
心、つまりダンパー外枠50aの中心より偏心した位置
にある52aのウエイト支軸もI1 方向に回転する。5
1aのウエイトaはウエイト支軸52aと回転自在に接
続されている。回転シャフト53aの回転、つまりウエ
イト支軸52aの回転数が上昇するにつれ、ウエイト支
軸52aと回転自在に接続されたウエイト51aは、遠
心力で外側に振り出されダンパー外枠50aの内壁と接
する。
部分を抜き出した斜視図であり、50aはダンパー外枠
である。53aは回転シャフトであり、これにダンパー
駆動ギア39が接続されている。回転シャフト53aが
H1 方向に回転すると、この回転シャフト53aの中
心、つまりダンパー外枠50aの中心より偏心した位置
にある52aのウエイト支軸もI1 方向に回転する。5
1aのウエイトaはウエイト支軸52aと回転自在に接
続されている。回転シャフト53aの回転、つまりウエ
イト支軸52aの回転数が上昇するにつれ、ウエイト支
軸52aと回転自在に接続されたウエイト51aは、遠
心力で外側に振り出されダンパー外枠50aの内壁と接
する。
【0014】図4は図1のダンパーの平面図である。ウ
エイト支軸52aで回転自在に接続されたウエイト51
aは、ウエイト支軸52aがI1 方向に回転することで
外側に振り出され、ダンパー外枠50aの内壁と接して
いる。ウエイト52aの重量重心G1 には遠心力F1 が
働いており、この遠心力F1 がダンパー外枠50aの内
壁を接線と垂直方向に押す力P1 は、
エイト支軸52aで回転自在に接続されたウエイト51
aは、ウエイト支軸52aがI1 方向に回転することで
外側に振り出され、ダンパー外枠50aの内壁と接して
いる。ウエイト52aの重量重心G1 には遠心力F1 が
働いており、この遠心力F1 がダンパー外枠50aの内
壁を接線と垂直方向に押す力P1 は、
【0015】
【数1】
【0016】となり、ダンパー外枠50aの内壁とウエ
イト51aの摩擦係数をμとすれば、ウエイト51aが
ダンパー外枠50aの内壁に擦れながら回転するときの
摩擦力μN1 は、
イト51aの摩擦係数をμとすれば、ウエイト51aが
ダンパー外枠50aの内壁に擦れながら回転するときの
摩擦力μN1 は、
【0017】
【数2】
【0018】となる。ここでウエイト51aの重量を
m、回転角速度をωとすれば、遠心力F 1 は、F1 =m
r1 ω2 となり、ダンパーが生じるトルクつまり緩衝力
Tは、T=r1 μN1 であることから、
m、回転角速度をωとすれば、遠心力F 1 は、F1 =m
r1 ω2 となり、ダンパーが生じるトルクつまり緩衝力
Tは、T=r1 μN1 であることから、
【0019】
【数3】
【0020】となる。(数3)より、本発明のダンパー
の特性は図5の曲線Kに示すような2次曲線となる。つ
まりダンパー回転数が、ほとんど0の時は発生トルクも
ほとんど0であり、ダンパー回転数が増加するにつれ発
生トルクは2次曲線的に増加する。
の特性は図5の曲線Kに示すような2次曲線となる。つ
まりダンパー回転数が、ほとんど0の時は発生トルクも
ほとんど0であり、ダンパー回転数が増加するにつれ発
生トルクは2次曲線的に増加する。
【0021】以上のように本実施例によるダンパーは発
生トルクに速度依存性を持ち、これに接続されたカセッ
トアダプタは、遅い速度にて操作されるときはダンパー
の負荷をほとんど受けることなく作動し、早い速度にて
操作されるときはダンパーの強い負荷を受けテープ引き
出し速度を低下させ、テープのたるみ等不具合を防止す
ることができる。また、温度依存特性を持つ粘性オイル
を使用しないことから、様々な温度環境下でも安定した
トルクを発生できるとともに、ゴムのOリングなどで密
閉構造にする必要もなく、安価に構成することができ
る。
生トルクに速度依存性を持ち、これに接続されたカセッ
トアダプタは、遅い速度にて操作されるときはダンパー
の負荷をほとんど受けることなく作動し、早い速度にて
操作されるときはダンパーの強い負荷を受けテープ引き
出し速度を低下させ、テープのたるみ等不具合を防止す
ることができる。また、温度依存特性を持つ粘性オイル
を使用しないことから、様々な温度環境下でも安定した
トルクを発生できるとともに、ゴムのOリングなどで密
閉構造にする必要もなく、安価に構成することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、円筒形の内壁と
前記内壁に当接する円弧部を備えたウエイトと前記内壁
の中心より偏心した前記ウエイトを回転させる駆動部を
備えることにより、低コストで温度による特性変化のほ
とんどないダンパーが実現できるものである。
前記内壁に当接する円弧部を備えたウエイトと前記内壁
の中心より偏心した前記ウエイトを回転させる駆動部を
備えることにより、低コストで温度による特性変化のほ
とんどないダンパーが実現できるものである。
【図1】本発明のダンパーの一実施例を示す斜視図
【図2】同実施例のダンパーを用いたカセットアダプタ
のテープ引出し前の状態を示す断面図
のテープ引出し前の状態を示す断面図
【図3】同実施例のダンパーを用いたカセットアダプタ
のテープ引出し後の状態を示す断面図
のテープ引出し後の状態を示す断面図
【図4】本発明のダンパーの一実施例を示す平面図
【図5】本発明のダンパーと従来のダンパーの比較特性
図
図
【図6】従来のダンパーの斜視図
51a ウエイト 51c ウエイト 52a ウエイト支軸 52c ウエイト支軸
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒形の内壁と前記内壁に当接する側面
を備えたウエイトと、前記内壁の中心より偏心した位置
にある前記ウエイトを回転させる支持部とを備えたこと
を特徴とする緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4734894A JPH07259908A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4734894A JPH07259908A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 緩衝装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259908A true JPH07259908A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12772651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4734894A Pending JPH07259908A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07259908A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112229612A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-15 | 南京航空航天大学 | 一种挤压油膜阻尼器-转子试验系统油膜静偏心加载装置及加载方法 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP4734894A patent/JPH07259908A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112229612A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-15 | 南京航空航天大学 | 一种挤压油膜阻尼器-转子试验系统油膜静偏心加载装置及加载方法 |
CN112229612B (zh) * | 2020-09-29 | 2022-01-18 | 南京航空航天大学 | 一种挤压油膜阻尼器-转子试验系统油膜静偏心加载装置及加载方法 |
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