JPH07259814A - ボルト取付構造 - Google Patents

ボルト取付構造

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JPH07259814A
JPH07259814A JP5334594A JP5334594A JPH07259814A JP H07259814 A JPH07259814 A JP H07259814A JP 5334594 A JP5334594 A JP 5334594A JP 5334594 A JP5334594 A JP 5334594A JP H07259814 A JPH07259814 A JP H07259814A
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bolt
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Minoru Nakayama
實 中山
Yoshikazu Takei
▲吉▼一 武井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被取付け物である板状材料が薄い場合でも、
接着剤を用いず、機械的な手段により簡単かつ確実に取
付けることができる。 【構成】 底部が相互に近づくような傾斜溝6を間隔を
存して並行に被取付け物である板状材料1の表面に設
け、鍔5付きのボルト3を該板状材料1の表面でこの傾
斜溝6の間にその鍔5が当接するように置き、一端を鋭
角に折り曲げてなる脚片7a,8aを形成し、中央に切
欠き孔9を設けた板体7,8の該脚片7a,8aを前記
傾斜溝6に挿入し、また、相互に重ね合わせる板体7,
8は切欠き孔9から鍔付きボルト3のボルト部分を突出
させ、これにナット10を螺合して板体7,8相互を締結
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材で、厚さの薄い石
材、陶板、タイルのような板状材料の裏面にボルトを取
付け、このボルトによりこれらの板状材料を建築物の仕
上材料として取付用下地に機械的に、かつ、強固に取付
けることができるボルト取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、板状材料を下地に固定するための
ボルト(径4〜6mm)を板状材料の裏面に取付ける方法
としては、図6、図7に示すように、被取付け物である
板状材料1の裏面に垂直あるいは斜めに削孔し、この孔
2にボルト3をエポキシ樹脂などの接着剤4を用いて固
定するのが一般である。
【0003】図7に示すように孔2が斜めの削孔の場合
はボルトの引抜力に対して、接着剤4の接着力にほかに
その孔2の形状による抵抗力が加わり、図6に示す垂直
の削孔より有効とされる。
【0004】このほかに、図8に示すようにボルト3の
一端にボルト径より大きい皿状の鍔5を溶接し、その鍔
5の部分を板状材料1の裏面に接着剤4により接着する
方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例で図6、図
7に示す場合は、板状材料1が20mm程度の厚さにまで薄
くなると孔2の削孔の深さが十分に確保できず、場合に
よっては削孔時の衝撃で板状材料1の局部破損も生じ
る。また、固定を接着剤4の接着力に依存している割合
が高く、接着剤4の劣化につれて取付強度が低下する。
【0006】図8の場合は、固定を接着剤4だけに依存
しているので、接着力が失われるとボルト3が瞬時に脱
落してしまう。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、被取付け物である板状材料が薄い場合でも、接着剤
を用いず、機械的な手段により簡単かつ確実に取付ける
ことができるボルト取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、底部が相互に近づくような傾斜溝を間隔を存
して並行に被取付け物の表面に設け、鍔付きボルトを該
被取付け物の表面でこの傾斜溝の間にその鍔が当接する
ように置き、一端を鋭角に折り曲げてなる脚片を形成
し、中央にボルト貫通孔を設けた板体の該脚片を傾斜溝
に挿入し、また、相互に重ね合わせる板体はボルト貫通
孔から鍔付きボルトのボルト部分を突出させ、これにナ
ットを螺合して板体相互を締結すること、および、板体
のボルト貫通孔は、側端に開口する切欠き孔であるこ
と、さらに、被取付け物の表面に設ける傾斜溝は、その
端部が被取付け物の側部に開口すること、また、相互に
重ね合わせる板体は、接合面に幅方向に伸びる鋸歯状小
溝を形成すること、これに加えて、ナット下に、端部を
直角に折曲げて係止片を形成した矩形板状ワッシャーを
該係止片が相互に重ね合わせる板体の側端に係合するよ
うに配設することを要旨とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、相互に重ね合
わせる板体は端部の脚片が被取付け物の表面に設けた傾
斜溝に引っ掛かり、かつボルトの鍔とナットで挟み込ま
れることで固定され、ボルトはその鍔部分が被取付け物
の表面と板体間に閉じ込められることで、被取付け物の
表面にしっかりと立設される。
【0010】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、板体のボルト貫通孔は、側端に開口する切欠
き孔であるので、ボルトの途中がこの切欠きの開口から
内部に入るようにして板体を横にずらすだけでボルトを
板体に貫通させることができる。
【0011】請求項3記載の本発明によれば、傾斜溝に
板体端部の脚片を挿入するのに、被取付け物の側部に開
口するこの傾斜溝の端部に板体端部の脚片を合わせ、そ
のまま横移動させればよい。
【0012】請求項4記載の本発明によれば、相互に重
ね合わせる板体は、接合面に幅方向に伸びる鋸歯状小溝
を形成したので、この鋸歯状小溝同士が噛合して板体は
長さ方向にずれることを防止できる。
【0013】請求項5記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、矩形板状ワッシャーの係止片が相互に重ね合
わせる板体の側端に係合することで、板体はこのワッシ
ャーで拘束されて、幅方向にずれることを防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について詳細に
説明する。図1は本発明のボルト取付構造の第1実施例
を示す分解斜視図、図2は同上側面図で、図中1は被取
付け物としての板状材料である。この板状材料1は例え
ば、建築用の仕上げ材や下地材として金属板、金属フレ
ーム、プラスターボード、けい酸カルシュウム板、AL
C板などの非セメント系の成形板や、中空セメント板、
繊維補強セメント板などのセメント系の成形板などであ
る。
【0015】本発明は、板状材料1の表面(裏面)に
底部が相互に近づくような傾斜溝6を間隔を存して並行
に設ける。この傾斜溝6は幅2.5mm 程度、深さ8mm程
度、長さ30mm程度で、その端部が板状材料1の側部に開
口するようにした。
【0016】一方、7,8は鋼製、アルミニウム製等の
金属製の板体で、その一端を前記傾斜溝6の傾斜に合わ
せて鋭角に折り曲げてなる脚片7a,8aを形成し、ま
た、中央にボルト貫通孔を設けた。このボルト貫通孔は
円形孔でもよいが、本実施例では板体7,8の側端に開
口する切欠き孔9とする。なお、この切欠き孔9は板体
7,8では相互に反対方向に開口するように設ける。
【0017】また、ボルト3は端部にボルト径より大き
い皿状の鍔5を溶接してなる鍔付きボルトである。
【0018】板状材料1の表面でこの傾斜溝6の間にボ
ルト3をその鍔5が当接するように置き、切欠き孔9に
ボルト3が入るようにして板体7,8の相互を重ね合わ
せ、また、脚片7a,8aを傾斜溝6に差し入れる。そ
の際、板状材料1の側部に開口するこの傾斜溝6の端部
に脚片7a,8aを合わせ、そのまま板体7,8を横移
動させればよい。
【0019】このようにして、ボルト3の突出部分にナ
ット10を螺合して板体7,8相互を締結するようにすれ
ば、ボルト3はその鍔5の部分が板状材料1の表面と板
体7,8間に閉じ込められることで、板状材料1の表面
にしっかりと立設される。
【0020】なお、このようにナット10でボルト3を固
定し、このボルト3に改めて板状材料1を下地材等の固
定するためのナットを螺合することになるが、他の方法
としてナット10はこの板状材料1自体の取り付け用ナッ
トを共通させることも可能である。
【0021】また、前記傾斜溝6はその端部が板状材料
1の側部に開口しない場合も考えられる。このように傾
斜溝6を板状材料1の中央に設けても板体7,8の脚片
7a,8aの差し入れは可能となるからである。
【0022】第2実施例として、図3に示すように板体
7,8は、相互の接合面にこれら板体7,8の幅方向に
伸びる鋸歯状小溝11を多数並べて形成した。(図示の例
は板体7のみを示したが、板体8も裏面側にこの鋸歯状
小溝11を設けるものである。)
【0023】このようにすれば、板体7,8を重ねた際
にこの鋸歯状小溝11同士が噛合して板体7,8は長さ方
向にずれることを防止できる。
【0024】また、第3実施例として、ナット10下に矩
形板状のワッシャー12を配設するが、このワッシャー12
は図5に示すように端部を直角に折曲げて係止片12aを
形成した。該ワッシャー12の係止片12a間の幅は、板体
7,8の幅に合わせ、係止片12aの高さは板体7,8の
重ね合わせた板厚と同程度とする。
【0025】前記ワッシャー12は図4に示すように該係
止片12aが相互に重ね合わせる板体7,8の側端に係合
することで、これら板体7,8が幅方向にずれることを
防止できる。
【0026】図示は省略するが、前記鋸歯状小溝11は板
体7,8の長さ方向にこれを設けることも考えられる。
【0027】前記実施例は被取付け物として板状材料1
の場合について説明したが、これが柱等の厚さの厚いも
のでも傾斜溝6を設けることができれば、本発明は同様
に適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明のボルト取付構
造は、被取付け物である板状材料が薄い場合でも、接着
剤を用いず、機械的な手段により簡単かつ確実に取付け
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボルト取付構造の第1実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】本発明のボルト取付構造の第1実施例を示す側
面図である。
【図3】本発明で使用する板体の応用例を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明のボルト取付構造の第3実施例を示す平
面図である。
【図5】ワッシャーの斜視図である。
【図6】従来例の第1例を示す縦断側面図である。
【図7】従来例の第2例を示す縦断側面図である。
【図8】従来例の第3例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1…板状材料 2…孔 3…ボルト 4…接着剤 5…鍔 6…傾斜溝 7,8…板体 7a,8a…脚
片 9…切欠き孔 10…ナット 11…鋸歯状小溝 12…ワッシャー 12a…係止片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部が相互に近づくような傾斜溝を間隔
    を存して並行に被取付け物の表面に設け、鍔付きボルト
    を該被取付け物の表面でこの傾斜溝の間にその鍔が当接
    するように置き、一端を鋭角に折り曲げてなる脚片を形
    成し、中央にボルト貫通孔を設けた板体の該脚片を傾斜
    溝に挿入し、また、相互に重ね合わせる板体はボルト貫
    通孔から鍔付きボルトのボルト部分を突出させ、これに
    ナットを螺合して板体相互を締結することを特徴とした
    ボルト取付構造。
  2. 【請求項2】 板体のボルト貫通孔は、側端に開口する
    切欠き孔である請求項1記載のボルト取付構造。
  3. 【請求項3】 被取付け物の表面に設ける傾斜溝は、そ
    の端部が被取付け物の側部に開口する請求項1および請
    求項2記載のボルト取付構造。
  4. 【請求項4】 相互に重ね合わせる板体は、接合面に幅
    方向に伸びる鋸歯状小溝を形成する請求項1ないし請求
    項3記載のボルト取付構造。
  5. 【請求項5】 ナット下に、端部を直角に折曲げて係止
    片を形成した矩形板状ワッシャーを該係止片が相互に重
    ね合わせる板体の側端に係合するように配設する請求項
    1ないし請求項4記載のボルト取付構造。
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