JPH07259707A - 燃料噴射式2サイクルエンジンにおける燃料噴射方法 - Google Patents

燃料噴射式2サイクルエンジンにおける燃料噴射方法

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JPH07259707A
JPH07259707A JP6050889A JP5088994A JPH07259707A JP H07259707 A JPH07259707 A JP H07259707A JP 6050889 A JP6050889 A JP 6050889A JP 5088994 A JP5088994 A JP 5088994A JP H07259707 A JPH07259707 A JP H07259707A
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JP
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fuel
fuel injection
scavenging
engine
dead center
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Application number
JP6050889A
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English (en)
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Takeshi Motoyama
雄 本山
Giichi Nakamura
義一 中村
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、燃料噴射式2サイクルエンジンにお
ける燃焼効率が高く燃費のよい燃料噴射方法を提供する
こと。 【構成】本発明の燃料噴射式2サイクルエンジンにおけ
る燃料噴射方法は、シリンダ室を形成するシリンダブロ
ック、クランク室を形成するクランクケース、前記シリ
ンダ室に開口する掃気出口と前記クランク室に開口する
掃気入口とを結ぶ少なくとも一つの掃気通路及び前記掃
気通路の掃気入口近くに燃料を噴射するようにクランク
ケースに設けられた少なくとも一つの燃料噴射装置とを
備えた2サイクルエンジンにおいて、エンジンが低速低
負荷域から中速中負荷域の間で駆動しているときに、前
記掃気出口が開いてからピストンが下死点に到達するま
での前半時期より、ピストンが下死点に達してから掃気
出口が閉じるまでの掃気期間の後半時期の方が混合気に
含まれる燃料の濃度が十分に高くなるように燃料噴射装
置に燃料を噴射させるようにしたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射式2サイクル
エンジンに使用される燃料噴射方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から燃料噴射式2サイクルエンジン
では、図6に符号a,bで示すデータのように掃気通路
の燃料噴射側に開口しピストンにより開閉される掃気出
口が開いた直後の、シリンダ室からの残留ガスの吹き返
しで実質的にシリンダ室側には新気が流入しない吹返し
期間が終了した後から、燃料室への燃料の噴射を開始
し、掃気出口が完全に閉じる期間に燃料噴射を完了する
ようにしていた。そして、燃焼室内に充満する混合気に
含まれるガソリン濃度がほぼ均一になるように(データ
a)、あるいは、掃気出口が開いた後、徐々にガソリン
濃度が高くなっていくように(データb)、燃料を噴射
していた。尚、図6はピストンが掃気通路の掃気出口を
開いてから(ScO)、下死点(BDC)を経て掃気出
口を閉じるまで(ScC)の期間に、掃気出口から燃焼
室に供給される新気の量及び該新気と噴射されるガソリ
ンにより燃焼室内に形成されるガソリン濃度の変化を示
すグラフである。図5は燃料噴射装置の噴射期間をクラ
ンク角度に対応させて示した図で、図5(a)はエンジ
ンが低速低負荷域で駆動している時の燃料噴射期間を、
図5(b)はエンジンが中速中負荷域で駆動している時
の燃料噴射期間を示した図である。噴射期間aに示すよ
うに燃料噴射装置に燃料を噴射させた場合は燃焼室にお
ける混合気に含まれる燃料は図6のデータaに示す濃度
になり、噴射期間bのように噴射させた場合は図6のデ
ータbに示す濃度になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2サイクルエンジンで
は掃気出口が開いてから、ピストン4が下死点に達する
までの期間は排気通路から残留ガスと共に新しい混合気
の一部も吹き抜けてしまう。従って、上記した従来の噴
射期間a,bでは排気と共に吹き抜けてしまう混合気に
含まれる燃料の濃度が高ので燃料の燃焼効率が低く燃費
が悪いという問題点がある。本願発明者は、シリンダ室
を形成するシリンダブロック、クランク室を形成するク
ランクケース、前記シリンダ室に開口する掃気出口と前
記クランク室に開口する掃気入口とを結ぶ少なくとも一
つの掃気通路及び前記掃気通路の掃気入口近くに燃料を
噴射するようにクランクケースに設けられた少なくとも
一つの燃料噴射装置とを備えた2サイクルエンジンを平
成6年特許願第18701号で提案しており、この2サ
イクルエンジンにおいても、上記問題が発生することな
しに、燃料の燃焼効率が高く燃費のよい燃料噴射方法を
提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の燃料噴射式2サイクルエンジンにおける燃料
噴射方法は、シリンダ室を形成するシリンダブロック、
クランク室を形成するクランクケース、前記シリンダ室
に開口する掃気出口と前記クランク室に開口する掃気入
口とを結ぶ少なくとも一つの掃気通路及び前記掃気通路
の掃気入口近くに燃料を噴射するようにクランクケース
に設けられた少なくとも一つの燃料噴射装置とを備えた
2サイクルエンジンにおいて、エンジンが低速低負荷域
から中速中負荷域の間で駆動しているときに、前記掃気
出口が開いてからピストンが下死点に到達するまでの前
半時期より、ピストンが下死点に達してから掃気出口が
閉じるまでの掃気期間の後半時期の方が混合気に含まれ
る燃料の濃度が十分に高くなるように燃料噴射装置に燃
料を噴射させるようにしたことを特徴とするものであ
る。好ましくは、燃料噴射の開始時期が制御され得、具
体的には、エンジンが低速低負荷域で駆動している期間
に、ピストンが下死点に達する前から掃気通路の掃気入
口に向かって燃料を噴射させ、ピストンが下死点に達し
た直後に燃料の噴射をやめさせるか、また、エンジンが
中速中負荷域で駆動している期間に、ピストンが掃気出
口を開口する前から燃料を噴射させ、ピストンが下死点
に達する前に燃料の噴射をやめさせるように制御され得
る。
【0005】
【作用】上記した本発明の燃料噴射式2サイクルエンジ
ンにおける燃料噴射方法によれば、エンジンが低速低負
荷域もしくは中側中負荷域で駆動しているときに、前記
掃気出口が開いてからピストンが下死点に到達するまで
の前半時期より、ピストンが下死点に達してから掃気出
口が閉じるまでの掃気期間の後半時期の方が混合気に含
まれる燃料の濃度が十分に高くなるように燃料噴射装置
から燃料が噴射される。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係る燃料
噴射式2サイクルエンジンにおける燃料噴射方法(以
下、単に燃料噴射方法と称する)についてついて説明す
る。
【0007】図1は本発明の燃料噴射方法を採用する燃
料噴射式2サイクルエンジンの一実施例を示す図で、
(a)は概略中央縦断面図、(b)は燃料噴射装置と掃
気通路の位置関係を示す概略上面図を各々示している。
図中1は燃料噴射式2サイクルエンジンを示しており、
この2サイクルエンジン1はシリンダヘッド(図示せ
ず)、シリンダブロック2及びクランクケース3を積層
締結して構成されている。シリンダブロック2の内部に
はピストン4が設けられており、このピストン4はコン
ロッド5を介してクランクケース3の内部に配置された
クランク軸6に連結されている。クランクケース3には
吸気管7が接続されており、ピストン4が上昇してクラ
ンクケース3内のクランク室3aが負圧になる時に、そ
の負圧を利用してクランク室3a内に新しい空気(以
下、新気と称する。)を導入する。また、上記吸気管7
にはリードバルブ7aが設けられており、このリードバ
ルブ7aは、ピストン4が下降してクランク室3a内の
圧力が高くなった時にクランク室3a内の混合気が吸気
管7に逆流するのを防止している。シリンダブロック2
には排気管8が接続されており、この排気管8は排気通
路8aを介してシリンダブロック2の内部に形成された
シリンダ室2aに連通している。
【0008】また、上記シリンダブロック2には1つの
主掃気通路9及び前記排気通路8aを中心にシリンダ室
2a周り左右対称に2個づつ補助掃気通路10(10
a,10b,10c,10d)が形成されている。これ
ら掃気通路9,10は各々シリンダ室2aに開口する掃
気出口11とクランク室3aに開口する掃気入口12を
有する。掃気通路9,10の各掃気出口11はピストン
4の上下運動に応じて開閉される。ピストン4が上昇し
て前記シリンダ室2aの上部に形成される燃焼室(図示
せず)内に混合気を圧縮した後、図示していないシリン
ダヘッドに設けられた点火プラグ(図示せず)で圧縮混
合気に点火して爆発させる。爆発後にはピストン4の下
降に伴って前記掃気出口11が開口され、それと同時に
クランク室3a内に導入された新気と燃料との混合気が
掃気通路9,10を通ってシリンダ室2aに導かれ、そ
の時にシリンダ室2a内の残留ガスを排気通路8aへ押
し出す。掃気通路10b及び10dは排気通路8aを挟
むように設けられているのでこれらの掃気通路10b及
び10dを通る混合気は排気通路8aを通る高温の排気
ガスによって保温されている。
【0009】以上のように構成されたエンジン1のクラ
ンクケース3には燃料噴射装置15が取り付けられてい
る。この燃料噴射装置15は一対の補助掃気通路10
b,10dの各掃気入口12に向けて燃料を噴射するよ
うに指向されており(図1(a)参照)、制御装置16
からの信号を受けて所定のタイミングで燃料を掃気入口
に噴射する。制御装置16はエンジン回転数信号、クラ
ンク角信号、スロットル開度信号等のエンジンの運転状
態を把握するための種々の信号を入力し、それらの信号
に基づいて前記燃料噴射のタイミングを決定して燃料噴
射装置15に信号を送る。上記燃料噴射のタイミングは
上記運転状態やエンジンの基本性能等に応じて適当なタ
イミングに決定される。また、この燃料噴射装置15は
ピストン4が下死点前後60゜の位置にあるときでもピ
ストン4、コンロッド5に噴射した燃料が当たらないよ
うに位置決めされている。燃料噴射装置15から噴射さ
れた燃料は、クランク室3a内を通過する最に気化が促
進され、その気化熱でクランク室3a内を冷却し、前記
吸気通路7から導入された新気と混合して混合気となっ
てピストン4の動きに伴って掃気通路9,10を通って
シリンダ室内に導かれ、そこでピストン4によって圧縮
された後、図示していないプラグによって点火される。
噴射された燃料の大半は掃気通路10b,10dを通っ
てシリンダ室に導かれるが、クランク室3a内で気化が
促進されるので、他の掃気通路9,10a,10cにも
混合気は通る。
【0010】図2、図3は各々本発明の燃料噴射方法を
採用する燃料噴射式2サイクルエンジンの別の実施例を
示す図1に対応する図である。どちらの実施例も燃料噴
射装置15の取付位置以外の構成は図1に示す実施例と
同じであるので図1と同じ符号を用いて説明する。図2
の実施例は補助掃気通路10a,10cの掃気入口12
に向けて燃料を噴射するように燃料噴射装置15をクラ
ンクケース3に取り付けている。また、図3の実施例で
は全ての補助掃気通路10の掃気入口12に向けて燃料
を噴射できるようにクランクケース3の左右に一個づつ
燃料噴射装置15(15R,15L)を設けている。図
3上、右側の燃料噴射装置15Rは補助掃気通路10
a,10dの掃気入口に向けて燃料を噴射するように指
向され、左側の燃料噴射装置15Lは補助掃気通路10
b,10dの掃気入口に向けて燃料を噴射するように指
向されている。図2及び図3に示す実施例における燃料
噴射装置15はどちらも図1の燃料噴射装置と同様、制
御装置16からの信号を受けて適当なタイミングで燃料
を噴射する。また、図2及び図3に示す実施例における
燃料噴射装置15はいずれも図1に示す燃料噴射装置と
同様ピストン4が下死点に達した時に、噴射した燃料が
ピストン4及びコンロッド5に当たらないような位置に
取り付けられる。
【0011】図1〜図3に示した各実施例はいずれも一
つの燃料噴射装置15から2つの掃気口に向かって燃料
を噴射するように構成されているが、燃料噴射装置15
の構成は本実施例に限定されることなく、掃気入口に向
かって燃料を噴射しうる構成の燃料噴射装置であれば任
意のものでよく、例えば一方向にしか燃料を噴射しない
構成の燃料噴射装置を用いてもよい。燃料を一方向にし
か噴射できない構成の燃料噴射装置を用いる場合には一
つの掃気入口に対して一つの燃料噴射装置を設けること
はいうまでもない。また、燃料噴射装置15の取付位置
は図1〜図3に示した実施例に限定されることなく、掃
気通路の掃気入口に向けて燃料を噴射し得る位置であれ
ば任意の位置に取り付けてよい。例えば、図4に矢印a
で示すようにクランク室3a’を通過しないように外側
から掃気通路10’の掃気入口12’に向けて直接燃料
を噴射するような位置に取り付けてもよい。尚、図4は
2サイクルエンジンの概略図であり、図中、2a’はシ
リンダ室、4’はピストン、5’はコンロッドを各々示
している。
【0012】以上図1〜図4で説明した本実施例の燃料
噴射式2サイクルエンジンによれば、燃料を掃気通路の
掃気入口に向けて噴射するように燃料噴射装置を設けて
いるので過渡応答性、始動性に優れているという効果を
奏する。また、図1〜図3の実施例によれば、掃気通路
10の掃気入口に向けて燃料を噴射し、かつ、噴射した
燃料がクランク室内を通過するように燃料噴射装置15
を取り付けているので、上記効果に合わせて、燃料が気
化する時の気化熱でクランク室3aを冷却することがで
き、結果としてクランク室3a内の混合気を冷却して燃
焼室の充填効率を上げることができるという効果を奏す
る。
【0013】次に、本発明の燃料噴射方法の一実施例と
して燃料噴射装置15の噴射期間の一実施例を図5及び
図6を用いて説明する。図5(a)は低速低負荷域での
噴射期間、(b)は中速中負荷域での噴射期間、(c)
は高速高負荷域での噴射期間をクランク角度に対応させ
て示した図である。図5(a),(b)中、噴射期間a
及び噴射期間bは前述のように従来、燃料噴射式2サイ
クルエンジンで採用されている噴射期間であり、噴射期
間cは本実施例の燃料噴射式2サイクルエンジン1で採
用する噴射期間を各々示している。また、図6は掃気通
路9,10の掃気出口11が開いてから(ScO)、掃
気出口11が閉じるまで(ScC)の期間に燃焼室に供
給される混合気の量及び混合気に含まれるガソリン濃度
の変化を示すグラフである。図6中、データaは噴射期
間aで燃料を噴射した時のガソリン濃度の変化を示すデ
ータ、データbは噴射期間bで燃料を噴射した時のデー
タ、データcは噴射期間cで燃料を噴射した時のデータ
を各々示している。また、図5及び図6中、TDCはピ
ストン4が上死点に達する時期、BDCはピストン4が
下死点に達する時期を各々示している。
【0014】図面で示すように従来は、掃気出口が開い
た直後のシリンダ室からの残留ガスの吹き返しで実質的
にシリンダ室側には混合気は流れない吹返し期間が終了
した後から掃気出口が完全に閉じるまでの期間は燃焼室
内に流れる混合気に含まれるガソリン濃度がほぼ均一に
なるように(データa)、あるいは、掃気入口が開いた
後助々にガソリン濃度が高くなっていくように(データ
b)、燃料を噴射していた(噴射期間a、噴射期間b参
照)。しかし、2サイクルエンジンでは掃気出口が開い
てから、ピストン4が下死点に達するまでの期間は排気
通路8aから残留ガスと共に新しい混合気の一部も吹き
抜けてしまうので、この残留ガスと共に吹き抜けてしま
う混合気に含まれる燃料は全く無駄になってしまい効率
が悪い。これに対して、本実施例の燃料噴射装置が採用
する噴射期間cは、掃気出口が開いてからピストン4が
下死点に到達するまでの速い時期には混合気に含まれる
燃料の濃度を低く保ち、掃気出口が閉じる前の掃気期間
の後半では混合気に含まれる燃料の濃度が高くなるよう
に設定してあるので、掃気期間中に残留ガスと一緒に吹
き抜けてしまう混合気に含まれる燃料を少なくして燃費
を向上させることができるという効果を奏する。また、
高速高負荷時には十分に均一な混合気を掃気出口から燃
焼室に供給できるよに掃気出口が開く前から、掃気出口
が閉じた後まで連続的に燃料を噴射する。
【0015】上記燃料の噴射期間の調節は上述したよう
に制御装置16によって行われる。制御装置16ではエ
ンジン回転数、スロットル開度等のエンジンの運転状態
の検知できるデータを入力して、低速、中速時には混合
気に含まれる燃料の濃度が変化するように、高速高負荷
時には混合気に含まれる燃料の濃度が均一になるように
制御信号を燃料噴射装置に送信して燃料噴射装置15の
噴射期間を調節する。
【0016】2サイクルエンジンの場合、上記した吹き
抜け現象があるため、遅い時期に燃焼室に入った混合気
の方が、燃焼室に留まりやすいので、本実施例のように
実用域では、遅い時期に燃焼室に入る混合気の含むガソ
リン濃度を高くして、早い時期に燃焼室に入る混合気の
含むガソリン濃度を低くするように燃料噴射装置15を
制御すると燃料の損失が減少して燃費が向上するという
効果を奏する。
【0017】図7〜図10は燃料噴射式2サイクルエン
ジンのさらに違う実施例を説明するための図である。図
7は2サイクルエンジン20の概略システム図である。
図面に示すようにこの2サイクルエンジンは外部に制御
装置21を備え、この制御装置21は運転状態を検知す
る後述する各センサからの検知信号を入力し、これらの
信号に基づいて、燃料噴射装置22及びソレノイドバル
ブ23へ作動信号を出力する。
【0018】図8は2サイクルエンジン20の概略中央
縦断面図である。この2サイクルエンジン20は図1に
示した2サイクルエンジンと同様、シリンダヘッド(図
示せず)、シリンダブロック24及びクランクケース2
5を積層締結して構成されている。シリンダブロック2
4の内部にはピストン26が設けられており、このピス
トン26はコンロッド27を介してクランクケース25
の内部に配置されたクランク軸28に連結されている。
図中、29は吸気管を示しており、この吸気管29は一
端がクランクケース25内に形成されるクランク室25
aに開口し、他端はエアクリーナ30(図7参照)を介
して空気中に開口している。また、吸気管29はスロッ
トルバルブ31及び後述するソレノイドバルブ23を備
えており、これらのバルブ31,23でシリンダ室24
a内に入る新気の量を調節できるように構成されてい
る。図中33は排気管を示しており、この排気管33は
一端がシリンダブロック24内に形成されるシリンダ室
24aに開口し、他端は触媒34(図7参照)を介して
空気中に開口している。
【0019】また、シリンダブロック24には1つの主
掃気通路35及び前記排気通路33を中心にシリンダ室
24a周り左右対称に2個づつ補助掃気通路36(36
a,36b,36c,36d)が形成されている。これ
ら掃気通路35,36は各々シリンダ室24aに開口す
る掃気出口37とクランク室25aに開口する掃気入口
38を有する。クランクケース25には燃料噴射装置2
2が設けられている。この燃料噴射装置22は図1の実
施例と同様、一対の補助掃気通路36b,36dの各掃
気入口38に向かって燃料を噴射するように指向されて
おり(図8(b)参照)、前記制御装置21からの信号
を受けて所定のタイミングで燃料を掃気入口38に噴射
する。さらに、シリンダブロック24には酸素センサ3
9、クランクケース25にはエンジン回転数検出センサ
40が設けられている。前記酸素センサ39はシリンダ
室24aの前記排気通路33より上死点側に開口する既
燃ガス通路39aと、排気通路33に開口する排気ガス
通路39bとを備えている。前記既燃ガス通路39a,
39bには各々逆止弁(符号なし)が設けられている。
これら逆止弁は圧縮行程中の圧力では開かず、かつ燃焼
後の膨張時の圧力で開くような力で各々付勢され、未燃
ガスを通過させずに、既燃ガスだけがシリンダ室24か
ら既燃ガス通路39a,39bを介して排気通路33へ
流れるように構成されている。排気ガス通路39bの逆
止弁は排気通路33から既燃ガスが進入することないよ
うに作用する。酸素センサ39は上記各通路39a,3
9bを通過中の排気ガス中の酸素濃度を検出して制御装
置21に出力する。前記エンジン回転数検出センサ40
は、クランク軸28の回転をピックアップできるように
構成され、クランク軸28の回転数(即ちエンジン回転
数)を制御装置21に出力する。
【0020】図9は吸気管29に設けられたソレノイド
バルブ23の構成を示す吸気管29の部分断面図であ
る。図中31はバタフライ型のスロットルバルブで、こ
れはスロットルグリップ(図示せず)の操作で、軸31
aを中心に回転して吸気通路の開閉を行う。高速走行等
でスロットルを全開にしているときには吸気方向Vとほ
ぼ平行になるまで回転し、アイドリング等の極低速低負
荷時には吸気方向Vに対して垂直に近くなるまで回転し
て主吸気通路29aを塞ぐ。スロットルバルブ31の下
方にはスロットルバルブ31の前後をバイパスするよう
に補助吸気通路29bが形成されている。この補助吸気
通路29bにはソレノイドバルブ23が設けられてい
る。このソレノイドバルブ23は、制御装置21からの
信号で励磁するコイル部23aとコイル部23aによっ
て上下に動かされる弁体23bとから構成されており、
制御装置21からの信号で補助吸気通路29bも完全に
塞ぐことができるように構成されている。また、前記ス
ロットルバルブ31にはスロットル開度検出センサ41
が設けられている。このスロットル開度検出センサ41
はスロットルバルブ31の軸31aの回転角を検出して
制御装置21に出力する。
【0021】制御装置21は、スロットル開度検出セン
サ41、エンジン回転数検出センサ40及び前記酸素セ
ンサ39からの各信号を入力して燃料噴射装置22の燃
料噴射量、燃料噴射時期及び燃料噴射サイクルを決定す
る。具体的には、前記燃料の噴射量はスロットル開度及
びエンジン回転数の情報に基づいて、予め実験等により
測定された前記2つの情報と燃料噴射量とからなる3次
元マップ等を検索することにより行われ、マップ検索後
の仮決定値はさらに酸素センサ39からの出力結果に基
づいてA/Fのフィードバック修正がなされる。前記噴
射期間もまた、噴射量と同様スロットル開度及びエンジ
ン回転数の情報に基づいて所定のマップ(例えば、スロ
ットル開度、エンジン回転数及び噴射期間からなる3次
元マップ)を検索することによって求められる。この噴
射期間は図5に示した実施例と同様、低速中速時には混
合気に含まれる燃料の濃度が変化するように、高速高負
荷時には混合気に含まれる燃料の濃度が均一になるよう
に決定される。燃料噴射サイクルは現在のエンジン回転
数に応じて前記制御装置21で判断、決定されアイドリ
ング時等の極低負荷域以外はエンジン1回転毎に燃料噴
射装置22に駆動信号を送って燃料を噴射させる。但
し、前記極低負荷域においては、制御装置21は、間欠
適に燃料を噴射しないサイクルを設けた間欠サイクルで
燃料の噴射を行わせて残留ガスによる希釈失火損失を防
止する。図10(a)は前記極低負荷域で採用される間
欠噴射サイクルの複数の実施例で、制御装置21はこれ
ら図10(a)の(1)〜(4)のように間欠的に一定
量の燃料を噴射するように燃料噴射装置22に駆動信号
を出力する。また、図10(b)は前記図10(a)の
間欠サイクルに入る前、もしくは間欠サイクル終了直後
に採用される燃料噴射タイミングと燃料噴射量とを表す
移行期間噴射サイクルのタイムチャートで、毎サイクル
噴射する連続噴射と前記間欠噴射との切り替わりがスム
ーズに移行できるように、間欠するサイクルの燃料の噴
射量を減らしたものである。具体的にはこれら図10
(b)の(1)〜(4)に示す移行期間噴射サイクルは
現実の負荷が、極低負荷からそれより大きい所定の負荷
まで一定の範囲にある時に使用される。
【0022】制御装置21は上記燃料噴射装置22の
他、吸気通路29の補助吸気通路29aに設けられたソ
レノイドバルブ23の動きを制御することでエンジンへ
の新気の供給量も制御している。具体的には、制御装置
21は燃料噴射装置22を間欠噴射させている期間(図
10(a)参照)及び移行期間噴射(図10(b)参
照)をさせている期間以外はソレノイドバルブ23に励
磁信号を送らずにソレノイドバルブ23の弁体23bを
全開にさせて補助吸気通路29bを開口させる。前記間
欠噴射をさせている期間においては、制御装置21は燃
料を噴射しないサイクルにエンジンに新気が供給されな
いように燃料噴射のタイミングに合わせてソレノイドバ
ルブ23に励磁信号を出力し、燃料を噴射しない時のみ
弁体23bを上昇させて補助吸気通路29aを閉鎖させ
る。この極低負荷域においては当然スロットルバルブ3
1も主吸気通路23aを閉鎖しているので、これによっ
て燃料を噴射しない時にはエンジンに新気が供給されな
くなり、従って燃焼していない冷たい新気が排気管に流
れるのが防止される。前記移行期間噴射(10(b))
のタイミングで燃料噴射装置22に燃料を噴射させてい
る場合は燃料噴射量が少ないサイクルでの新気の供給量
を制限し噴射される燃料に見合った量の新気がエンジン
に供給されるように弁体23bを駆動させる。
【0023】以上説明したように図7〜図10に示す実
施例では、極低負荷域では燃料を噴射を間欠的にし、燃
料を噴射しないサイクルではエンジンが慣性で動くよう
に構成しているので残留ガスによる希釈失火損失を防止
することができる。また、制御装置21でソレノイドバ
ルブ23の弁体23bを駆動させて燃料が噴射されない
サイクルではエンジンに新気が供給されないように構成
しているので、燃焼していない冷たい新気が燃焼室を介
して排気管に流れ、排気管に設けられた触媒34を冷却
してその触媒効率を低下させることはなくなる。
【0024】次に、図8(a)に示した燃料噴射式2サ
イクルエンジンにおける燃料噴射装置22の燃料噴射方
向の別の実施例について説明する。図11は燃料噴射装
置22の燃料噴射方向の別の実施例を示す概略上面図、
図12は燃料噴射装置22から各掃気通路35,36へ
噴射する燃料噴射量(即ち、ガソリン噴射量)と噴射タ
イミングとの関係を表すグラフを各々示している。この
実施例の場合、図11に示すように燃料噴射装置22は
主掃気通路35、補助掃気通路36の全てに燃料を噴射
する。図11中、100は主掃気通路35への噴射流
を、101は補助掃気通路36a,36cへの噴射流
を、そして、102は補助掃気通路36b,36dへの
噴射流を各々示しており、これらの噴射流は図12
(a)に示すように、掃気出口が開いてからピストン2
6が下死点に到達するまでの速い時期には混合気に含ま
れる燃料の濃度を低く保ち、掃気出口が閉じる前の掃気
期間の後半では混合気に含まれる燃料の濃度が高くなる
ように設定してある。また、この実施例の場合、燃料噴
射装置22に設けられた燃料噴射孔(図示せず)の大き
さを、対応する掃気通路35,36に応じて変えてあ
る。即ち、図12(a)に示すように、主掃気通路35
への噴射流の方が、補助掃気通路36a,36cへの噴
射流よりも多く、かつ、補助掃気通路36a,36cへ
の噴射流の方が、補助掃気通路36b,36dへの噴射
流よりも多くなるようにしてある。通常、排気管33の
シリンダ室24側の開口から近い掃気通路程、シリンダ
室24内に供給される新気の吹き抜けが多くなる。従っ
て、上記したように、排気管33のシリンダ室24側の
開口から近い掃気通路36b,36d程、燃料噴射装置
22からの噴射流の量(即ち燃料供給量)を少なくし、
掃気により燃焼室に入る混合気の濃度を薄くすることに
よって、排気管33に吹き抜けるガソリンの濃度をさら
に減らすことができる。図11及び図12(a)では主
掃気通路35及び補助掃気通路36の全てに燃料を噴射
する場合の噴射流の量の調節について説明しているが、
これは全ての掃気通路35,36に燃料を噴射する場合
だけでなく、例えば、掃気通路36のみに燃料を噴射す
る場合でも適用され得る。この場合もまた、排気管33
のシリンダ室24側の開口から近い掃気通路36b,3
6dへの噴射流102の量を掃気通路36a,36cへ
の噴射流101の量より少なくすることによって(図1
2(b)参照)、排気管33に吹き抜けるガソリンの濃
度をさらに減らすことができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の燃料噴射式2サイクルエンジン
によれば、シリンダ室を形成するシリンダブロック、ク
ランク室を形成するクランクケース、前記シリンダ室に
開口する掃気出口と前記クランク室に開口する掃気入口
とを結ぶ少なくとも一つの掃気通路及び前記前記掃気通
路の掃気入口近くに燃料を噴射するようにクランクケー
スに設けられた少なくとも一つの燃料噴射装置とを備え
た2サイクルエンジンにおいて、エンジンが低速低負荷
域もしくは中側中負荷域で駆動しているときに、前記掃
気出口が開いてからピストンが下死点に到達するまでの
前半時期より、ピストンが下死点に達してから掃気出口
が閉じるまでの掃気期間の後半時期の方が混合気に含ま
れる燃料の濃度が十分に高くなるように燃料噴射装置に
燃料を噴射させるので、2サイクルエンジン特有の吹き
抜け現象が生じても、吹き抜けた混合気に含まれる燃料
の濃度が低いので燃料の燃焼効率がよく、燃費がよくな
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の燃料噴射式2サイクルエンジ
ンの一実施例の概略中央断面図である。(b)は図1
(a)に示した燃料噴射式2サイクルエンジンにおける
燃料噴射装と掃気通路との位置関係を表す概略上面図で
ある。
【図2】(a)は本発明の燃料噴射式2サイクルエンジ
ンの第2の実施例の概略中央断面図である。(b)は図
2(a)に示した燃料噴射式2サイクルエンジンにおけ
る燃料噴射装と掃気通路との位置関係を表す概略上面図
である。
【図3】(a)は本発明の燃料噴射式2サイクルエンジ
ンの第3の実施例の概略中央断面図である。(b)は図
3(a)に示した燃料噴射式2サイクルエンジンにおけ
る燃料噴射装と掃気通路との位置関係を表す概略上面図
である。
【図4】本発明の燃料噴射式2サイクルエンジンの第4
の実施例を示す概略図である。
【図5】(a)は低速低負荷域での燃料噴射装置の噴射
タイミングを表す図である。(b)は中速中負荷域での
燃料噴射装置の噴射タイミングを表す図である。(c)
は高速高負荷域での燃料噴射装置の噴射タイミングを表
す図である。
【図6】掃気通路の掃気出口が開いてから(ScO)、
掃気出口が閉じるまで(ScC)の期間に燃焼室に供給
される混合気に含まれるガソリン濃度の変化を示すグラ
フである。
【図7】本発明の燃料噴射式2サイクルエンジンの第5
の実施例の概略システム図である。
【図8】(a)は図7に示した2サイクルエンジンの概
略中央断面図である。(b)は図8(a)に示した燃料
噴射式2サイクルエンジンにおける燃料噴射装と掃気通
路との位置関係を表す概略上面図である。
【図9】吸気管に設けられたソレノイドバルブの構成を
示す吸気管の部分断面図である。
【図10】(a)は極低負荷域で採用される間欠噴射サ
イクルの複数の実施例を示すタイムチャートである。
(b)は間欠サイクルに入る前、もしくは間欠サイクル
終了直後に採用される移行期間噴射サイクルの複数の実
施例を示すタイムチャートである。
【図11】燃料噴射装置の燃料噴射方向の別の実施例を
示す概略上面図である。
【図12】(a),(b)は各々、燃料噴射装置から各
掃気通路へ噴射する燃料噴射量(即ち、ガソリン噴射
量)と噴射タイミングとの関係を表すグラフである。
【符号の説明】
1 燃料噴射式2サイクルエンジン 2 シリンダブロック 2a シリンダ室 3 クランクケース 3a クランク室 4 ピストン 5 コンロッド 6 クランク軸 7 吸気管 7a リードバルブ 8 排気管 9 主掃気通路 10 補助掃気通路 11 掃気出口 12 掃気入口 15 燃料噴射装置 16 制御装置 20 2サイクルエンジン 21 制御装置 22 燃料噴射装置 23 ソレノイドバルブ 23a コイル部 23b 弁体 24 シリンダブロック 24a シリンダ室 25 クランクケース 25a クランク室 26 ピストン 27 コンロッド 28 クランク軸 29 吸気管 30 エアクリーナ 31 スロットルバルブ 33 排気管 34 触媒 35 主掃気通路 36 補助掃気通路 37 掃気出口 38 掃気入口 39 酸素センサ 39a 既燃ガス通路 39b 排気ガス通路 40 エンジン回転数検出センサ 41 スロットル開度検出センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ室を形成するシリンダブロッ
    ク、クランク室を形成するクランクケース、前記シリン
    ダ室に開口する掃気出口と前記クランク室に開口する掃
    気入口とを結ぶ少なくとも一つの掃気通路及び前記掃気
    通路の掃気入口近くに燃料を噴射するようにクランクケ
    ースに設けられた少なくとも一つの燃料噴射装置とを備
    えた2サイクルエンジンにおいて、エンジンが低速低負
    荷域から中速中負荷域の間で駆動しているときに、前記
    掃気出口が開いてからピストンが下死点に到達するまで
    の前半時期より、ピストンが下死点に達してから掃気出
    口が閉じるまでの掃気期間の後半時期の方が混合気に含
    まれる燃料の濃度が十分に高くなるように燃料噴射装置
    に燃料を噴射させるようにしたことを特徴とする燃料噴
    射式2サイクルエンジンにおける燃料噴射方法。
  2. 【請求項2】 燃料噴射の開始時期を制御することを特
    徴とする請求項1に記載の燃料噴射式2サイクルエンジ
    ンにおける燃料噴射方法。
  3. 【請求項3】 エンジンが低速低負荷域で駆動している
    期間に、ピストンが下死点に達する前から燃料を噴射
    し、ピストンが下死点に達した直後に燃料の噴射をやめ
    るように燃料噴射装置に燃料を噴射させるようにしたこ
    とを特徴とうする請求項1に記載の燃料噴射式2サイク
    ルエンジンにおける燃料噴射方法。
  4. 【請求項4】 エンジンが中速中負荷域で駆動している
    期間に、ピストンが掃気出口を開口する前から燃料を噴
    射し、ピストンが下死点に達する前に燃料の噴射をやめ
    るよに燃料噴射装置に燃料を噴射させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の燃料噴射式2サイクルエ
    ンジンにおける燃料噴射方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006007614A1 (de) * 2004-07-21 2006-01-26 Roland Kirchberger Zweitakt-verbrennungsmotor
JP2008121461A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Husqvarna Zenoah Co Ltd 2サイクルエンジン
CN110192015A (zh) * 2017-01-18 2019-08-30 本田技研工业株式会社 二冲程发动机

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