JPH07259391A - 塗装されたアウトサイドドアハンドル - Google Patents

塗装されたアウトサイドドアハンドル

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JPH07259391A
JPH07259391A JP5389394A JP5389394A JPH07259391A JP H07259391 A JPH07259391 A JP H07259391A JP 5389394 A JP5389394 A JP 5389394A JP 5389394 A JP5389394 A JP 5389394A JP H07259391 A JPH07259391 A JP H07259391A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
molded product
door handle
outside door
injection
Prior art date
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Pending
Application number
JP5389394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kobayashi
博幸 小林
Yukihisa Mizutani
行久 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3005Body finishings
    • B29L2031/3029Handgrips

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品に肉盗みを行うことなく、表面外観に
優れ、かつ高強度の塗装された車両用の樹脂製塗装アウ
トサイドドアハンドルを提供する。 【構成】 肉厚部に中空率1〜10%の中空部が設けら
れた成形品で、密着性のすぐれた塗装が施された、車両
用の樹脂製塗装アウトサイドドアハンドル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度、かつ優れた塗
装外観をもった車両用のレターボックス型塗装アウトサ
イドドアハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用の塗装アウトサイドドア
ハンドルは、ボディーと同一色の、良好な表面外観を備
えたものが要求されるようになってきている。このた
め、塗装アウトサイドドアハンドル用の樹脂材料も、従
来からメッキ用として用いられてきたポリアセタール樹
脂、ポリカーボネイト樹脂は、塗料密着性や耐溶剤性の
点で問題があり、ボディー色と同一色の自動車用の塗装
アウトサイドドアハンドルの樹脂材料として使用するこ
とが困難となってきている。
【0003】塗装仕様のアウトサイドドアハンドルは、
上記の従来からのメッキ用の樹脂材料に替わる樹脂材料
として、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂及びこ
れらのアロイ等が用いられるようになってきた。しか
し、これらのポリエステル系樹脂などの樹脂材料を用い
てアウトサイドドアハンドルを成形する場合には、アウ
トサイドドアハンドル表面部の裏側に脚部が付いている
部分のハンドル表面からの厚さが肉厚になっている部分
の表面に大きなヒケが発生しやすく、更にこのヒケのあ
る成形品に塗装を施すと、成形で発生した軽度で、若干
のヒケであっても目立ちやすいという問題点がある。
【0004】このヒケの問題は、メッキ用の耐熱性の低
い特定の樹脂を用いた棒型アウトサイドドアハンドルを
除いては、解決されていない(特開平5−64851号
公報、特開平5−138678号公報)。また、現在、
塗装仕様のアウトサイドドアハンドルの成形品の、一般
にレターボックス型と呼ばれている肉薄のドアハンドル
やエスカッションの場合には、ヒケを改善するために成
形品に肉盗みを設ける方法で対処しているが(実公平2
−19485号公報)、材料によっては完全にヒケを押
さえることが出来ない場合があり、また金型構造が複雑
になり金型費用が高くなってしまうという問題点があ
る。
【0005】更に肉盗みを設けることによって成形品強
度が低下するという問題点もあり、成形品に肉盗みを設
けることなくヒケが改善された、成形品強度及び表面外
観に優れた塗装アウトサイドドアハンドルが望まれてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、成形
品に肉盗みを行うことなく、表面外観に優れ、かつ高強
度の、車両用の塗装された樹脂製レターボックス型アウ
トサイドドアハンドルおよび、エスカッションを提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、先に、特
願平5−199487号でポリアミド/ポリフェニレン
エーテル樹脂/ガラス繊維からなる成形品に中空部を設
けた後に表面塗装を施すことにより、ヒケによる外観不
良を改善した良外観な塗装アウトサイドドアハンドルの
提案を行っている。
【0008】さらに、上記課題を解決するために鋭意研
究を重ねた結果、レターボックス型アウトサイドドアハ
ンドルのような比較的薄肉成形品中に厚肉部(脚部取り
付け部分等)かある形状の成形品の場合には、成形品中
の中空部が特定量に限定されたもので表面塗装が施され
たアウトサイドドアハンドルの場合に、特定の樹脂を用
いた場合のみでなく、一般的な熱可塑性樹脂を用いた場
合においても、表面のヒケが発生せず、かつ、強度が中
空部を設けない際の成形品の強度と比較して同等以上と
なるという驚くべき事実を見出だし本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、中空部を有した熱可
塑性樹脂からなる射出成形品において、該中空部の中空
率が1%以上10%未満であり、かつ該射出成形品の形
状がレターボックス型で表面塗装が施されていることを
特徴とする塗装されたアウトサイドドアハンドルであ
る。本発明の塗装されたアウトサイドドアハンドルは、
溶融樹脂注入位置から熱可塑性樹脂の溶融樹脂が金型キ
ャビティー内に注入されたとき、もしくは注入後に、中
空部成形流体が溶融樹脂注入位置または、ランナーの途
中、もしくはキャビティー内に設置された少なくとも1
ヶ所の注入口より注入されることにより成形品中の肉厚
部に特定量の中空部が形成され、更に得られた成形品に
表面塗装が施されることにより製造される車両用樹脂製
の塗装アウトサイドドアハンドルである。
【0010】本発明に用いることができる熱可塑性樹脂
は、一般に自動車等の車両用外装、内装部品として使用
されている塗装を行うことが可能な樹脂であれば特に制
限されず、例えばポリアミド6、ポリアミド66、ポリ
アミド66−6I(I:イソフタル酸)等のポリアミド
系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート等のポリエステル系樹脂、ABS樹脂、変
性ポリフェニレンエーテル樹脂、またこれらのアロイと
してポリアミド/ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリカ
ーボネート/ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリカ
ーボネート/ポリブチレンテレフタレート樹脂等を挙げ
ることができ、これらはガラス繊維、タルク等の無機質
強化剤や可塑剤、相溶化剤等の添加剤を含んでいてもよ
い。
【0011】本発明に用いることができる上記熱可塑性
樹脂の中で、特に好ましい熱可塑性樹脂材料としてはポ
リアミド/ポリフェニレンエーテル樹脂アロイをガラス
繊維で強化した樹脂組成物を挙げることができ、これは
エラストマー、相溶化剤等の成分を含んでいても構わな
い。ポリアミド/ポリフェニレンエーテル樹脂アロイを
ガラス繊維で強化した樹脂組成物を材料として用いた場
合には、成形品の耐熱性が高く、150℃前後において
も変形を起こさないため、高温焼き付け塗装が可能であ
り、塗装時におけるボディー色との色合わせ、生産性、
塗装品質等をより高めることができる。また、得られる
成形品の強度、剛性についても非常に優れたものとな
る。
【0012】本発明でいうレターボックス型のアウトサ
イドドアハンドルとは、車両の外側に付けられる、いわ
ゆる、レターボックス型と呼ばれる図1に示されるよう
な塗装ハンドル部及び塗装エスカッション部の両方をい
い、その使用目的に合致するかぎり脚部が付いている部
分の位置等形状的には特に制限されない。本発明でのレ
ターボックス型のアウトサイドドアハンドルは、表面部
(手で引く部分)が比較的薄肉の平板形状であり、その
平均肉厚(脚部が付いている部分を除く)が10mm未
満であることが好ましいものであり、さらに好ましくは
5mm以下のものである。
【0013】本発明のレターボックス型で肉厚部は、脚
部が付いている部分のような、成形品のハンドル表面か
らの厚みが厚くなっている部分てある。このような比較
的薄肉形状であり、取り付け用の脚部がハンドル表面部
の裏側に付いて肉厚になっているような、一般にレター
ボックス型と呼ばれる図1に示すような形状のアウトサ
イドドアハンドル及びキーシリンダー取り付け部のつい
たエスカッションは特に効果が大きく、好適である。
【0014】以下、本発明の塗装されたアウトサイドド
アハンドルを製造する工程について説明する。まず、射
出成形により熱可塑性樹脂の溶融樹脂を溶融樹脂注入位
置から金型キャビティー内に注入する。この際の射出速
度は高速である方が表面外観が良好になり、80〜50
0mm/secにて行うことが好ましく、150〜30
0mm/secにて行うことは特に好ましい。
【0015】引き続き、中空部成形流体を溶融樹脂注入
位置または、ランナーの途中、もしくはキャビティー内
に設置した少なくとも1ヶ所の注入口より注入し、溶融
樹脂をキャビティー内壁に圧着させ、塗装されたアウト
サイドドアハンドルの成形品の肉厚部に中空部を形成す
る。この中空部成形流体の注入は、熱可塑性樹脂の溶融
樹脂をキャビティー内に注入中でも、注入後でも構わな
い。
【0016】また、ここで言う中空部成形流体として
は、例えば窒素、炭酸ガス、空気等のように無害で、成
形温度及び射出圧力下で液化しないガスが一般的であ
り、窒素を用いることが好適である。本発明の塗装され
たアウトサイドドアハンドルは、中空部成形流体をキャ
ビティー内に注入することにより中空部が形成されたも
のであるが、形成品の肉厚部以外の部分にも同時に中空
部が形成されていてもかまわないが、中空率は1%以上
10%未満である。更に特に好ましくは、中空率が3〜
8%である。中空率が3〜8%の場合には、中空部の設
け易さ及びアウトサイドドアハンドルの成形品の強度が
中空部を設けない成形品の強度と比較して同等以上とな
る。
【0017】なお、ここでいう中空率とは、(通常成形
において作成した中空部をもたない成形品重量−中空部
をもった成形品重量)/(通常成形において作成した中
空部をもたない成形品重量)×100(%)、で現され
るものをいう。この中空率が1%未満では、成形品表面
に発生するヒケを完全に押さえることが出来ず、逆に中
空率が10%を越えると、レターボックス型アウトサイ
ドドアハンドルやエスカッションのような比較的肉薄形
状の塗装されたアウトサイドドアハンドルの場合には、
成形品の強度が中空部を設けない際の成形品の強度と比
較してかなり低くなることがある。
【0018】成形品中に中空部が形成された後、中空部
成形流体の圧力が維持されたままキャビティー内の溶融
樹脂が冷却固化され、その後中空部成形流体が排出さ
れ、金型を開いて成形品が取り出されることによって、
中空部が形成された、アウトサイドドアハンドルの成形
品が得られる。続いて、得られた成形品に表面塗装が施
されることにより、本発明の塗装されたアウトサイドド
アハンドルが得られる。
【0019】本発明の塗装されたアウトサイドドアハン
ドルは、成形品への塗装方法については特に制限はな
く、スプレー塗装法、静電塗装法など公知のあらゆる塗
装方法を採ることができる。特に静電塗装法の場合に
は、導電プライマー塗布等あらかじめ静電塗装が可能と
なるように前処理した後に静電塗装を行うことが好適で
ある。
【0020】塗料の種類については、一般に樹脂の塗装
用に用いられている塗料を使用することができ、ラッカ
ー系塗料、ウレタン系塗料、アクリル系塗料、アルキッ
ド系塗料、エポキシ系塗料等を例示することができる。
一般に、樹脂への塗装の場合には、耐熱性の制約から塗
料の乾燥温度120℃以下の仕様の塗料が使用されるこ
とが多いが、本発明において、特に好ましい熱可塑性樹
脂材料として挙げられる、ポリアミド/ポリフェニレン
エーテル樹脂アロイをガラス繊維で強化したものが樹脂
材料として用いられた場合には、樹脂の耐熱性が高いの
で、150℃前後における高温焼付け塗装が可能であ
る。
【0021】本発明の塗装されたアウトサイドドアハン
ドルは、高温焼付け塗装が可能であることから、ボディ
ー色との色合わせ、生産性、塗装品質等を考慮し、例え
ば自動車外板塗装に使用されている、アクリルアルキッ
ド樹脂塗料、アミノアルキッド樹脂塗料、ポリエステル
樹脂塗料を使って自動車ボディーとの一体塗装(オンラ
イン塗装)による焼付け塗装(150℃前後)で生産を
好適に行うことができる。また、塗料膜厚については、
特に限定するものではないが、一般的には5〜150μ
mの範囲が好ましく、さらに好ましくは10μm〜10
0μmの範囲である。5μm以下では隠蔽性等の問題が
あり、また150μm以上では、塗膜表面にゆず肌等が
発生しやすくなる。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明は以
下の実施例に限定されるものではない。アウトサイドド
アハンドルの成形品の製造は、成形機SG220(住友
重機(株)製 商品名)を用いて、図1に示す成形品を
成形した。実施例、比較例に記載された条件にて成形し
た後、得られた成形品に導電プライマー塗布後、静電塗
装にてポリエステル系樹脂塗料を中塗りし、140℃で
30分焼き付け、更にアクリル・アルキッド系樹脂塗料
を上塗りの後140℃で30分焼き付けた。
【0023】塗装の際の塗料膜厚は、導電プライマー5
μm、中塗り35μm、上塗り45μm、合わせて95
μmとした。得られた塗装されたアウトサイドドアハン
ドルについて以下の項目について評価を行った。 引張強度 成形品を治具にセットした状態にてハンドル部を上方に
引張り上げ、破壊に至るまでの最大荷重を測定した。 表面のヒケ 肉眼判定により、3段階に判定した。 ○: 全くヒケが確認できない △: 若干のヒケが確認できる ×: ヒケが確認できる
【0024】
【実施例1】ポリフェニレンエーテル樹脂40重量部、
ポリアミド6樹脂60重量部からなる樹脂組成物100
重量部に対して、ガラス繊維20重量部及び相溶化剤と
して無水マレイン酸1重量部を含有させた組成物を用
い、金型温度100℃、樹脂温度290℃、射出速度2
00mm/secで射出充填した。次いで、溶融樹脂注
入位置より200Kg/cm2 の加圧窒素ガスを注入
し、30秒間冷却保持した後、成形品内の加圧窒素ガス
を排出し、金型を開き成形品を取り出し、中空率5%の
アウトサイドドアハンドルの成形品を得た。
【0025】
【実施例2】ポリフェニレンエーテル樹脂38重量部、
ポリアミド6樹脂58重量部、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体4重量部からなる樹脂組成物100重量
部に対して、ガラス繊維10重量部及び相溶化剤として
無水マレイン酸1重量部を含有させた組成物を用い、金
型温度100℃、樹脂温度290℃、射出速度200m
m/secで射出充填した。次いで、金型キャビティー
中に設置したガス注入口より210Kg/cm2 の加圧
窒素ガスを注入し、30秒間冷却保持した後、成形品内
の加圧窒素ガスを排出し、金型を開き成形品を取り出
し、中空率9%のアウトサイドドアハンドルの成形品を
得た。
【0026】
【実施例3】ポリカーボネート樹脂50重量部、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂50重量部、樹脂組成物10
0重量部に対して、ガラス繊維20重量部を含有させた
組成物を用い、金型温度90℃、樹脂温度290℃、射
出速度100mm/secで射出充填した。
【0027】次いで、金型キャビティー中に設置したガ
ス注入口より100Kg/cm2 の加圧窒素ガスを注入
し、30秒間冷却保持した後、成形品内の加圧窒素ガス
を排出し、金型を開き成形品を取り出し、中空率4%の
アウトサイドドアハンドルの成形品を得た。
【0028】
【比較例1】実施例1で用いた組成物を用い、金型温度
100℃、樹脂温度280℃、射出速度200mm/s
ec、保圧500Kg/cm2 ×10秒にて通常の射出
成形を行い30秒間冷却した後、金型を開いて成形品を
取り出した。
【0029】
【比較例2】図1の成形品の肉厚部(脚取り付け部)に
肉盗みを行い、比較例1と同様に成形を行った。
【0030】
【比較例3】ポリカーボネート樹脂50重量部、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂50重量部、樹脂組成物10
0重量部に対して、ガラス繊維20重量部を含有させた
組成物を用い、金型温度90℃、樹脂温度290℃、射
出速度100mm/secで射出した(樹脂計量値を少
なめに設定)。
【0031】引き続き、樹脂射出中に金型キャビティー
中に設置したガス注入口より150Kg/cm2 の加圧
窒素ガスを注入し、30秒間冷却保持した後、成形品内
の加圧窒素ガスを排出し、金型を開き成形品を取り出
し、中空率15%のアウトサイドドアハンドルの成形品
を得た。それぞれの結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】実施例1〜3に示されるように、本発明
の、肉厚部に中空部を形成した成形品に表面塗装を施し
たアウトサイドドアハンドルは、成形品表面のヒケが全
く確認されず、かつ優れた強度をもっていることがわか
る。更に、実施例1で作成された塗装されたアウトサイ
ドドアハンドルのハンドル部の強度は、中空部を設けて
いない比較例1で作成されたハンドル部の強度と比較し
て同等以上となっていることがわかる。
【0034】比較例1のように中空部をもたないもので
は、表面に大きなヒケが発生しており、また比較例2の
ように肉厚部に肉盗みを行った場合においても、表面の
ヒケを完全に押さえることは出来ておらず、成形品の強
度も低下してしまっている。さらに、比較例1のように
中空部が10%以上となった場合には、肉盗みを設けた
場合と同様に強度も低下が大きくなつてしまうことがわ
かる。
【0035】
【発明の効果】本発明の塗装されたアウトサイドドアハ
ンドルは、従来のものと比較して、肉盗みを行うことな
く、表面外観、強度に著しく優れ、車体と同一色に塗装
されるアウトサイドドアハンドル、エスカッションの品
質向上に大きく寄与するものである。さらに、塗装可能
な種種の熱可塑性樹脂使用できるため、アウトサイドド
アハンドルの形状などにより決定される要求強度、ま
た、実際の塗装設備によって選択される塗料等に対応し
た最適材料を選択することが可能となり、自動車を中心
とした車両用などアウトサイドドアハンドルなどとして
幅広く利用され得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例及び比較例で製造した塗装されたアウト
サイドドアハンドルを模式的に示す斜視図
【図2】実施例における塗装されたアウトサイドドアハ
ンドルを模式的に示す、図1のA−A面で切断し断面図
【図3】比較例2におけるアウトサイドドアハンドルを
模式的に示す、図1のA−A面で切断した断面図
【符号の説明】
1.ハンドル表面部 2.ハンドル脚部 3.脚部取り付け部分(肉厚部) 4.中空部 5.肉盗み部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有した熱可塑性樹脂からなる射
    出成形品において、該中空部の中空率が1%以上10%
    未満であり、かつ該射出成形品の形状がレターボックス
    型で表面塗装が施されていることを特徴とする塗装され
    たアウトサイドドアハンドル。
JP5389394A 1994-03-24 1994-03-24 塗装されたアウトサイドドアハンドル Pending JPH07259391A (ja)

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JP5389394A JPH07259391A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 塗装されたアウトサイドドアハンドル

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021112