JPH0725938Y2 - 治療具固定用貼付シート - Google Patents

治療具固定用貼付シート

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JPH0725938Y2
JPH0725938Y2 JP1992067120U JP6712092U JPH0725938Y2 JP H0725938 Y2 JPH0725938 Y2 JP H0725938Y2 JP 1992067120 U JP1992067120 U JP 1992067120U JP 6712092 U JP6712092 U JP 6712092U JP H0725938 Y2 JPH0725938 Y2 JP H0725938Y2
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JP
Japan
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sheet
mount
human body
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adhesive layer
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JP1992067120U
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JPH0623518U (ja
Inventor
英明 浦上
Original Assignee
浦工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、磁気治療器における
永久磁石粒や温灸治療器における温熱導子などを人体の
表面に固定するための治療具固定用貼付シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば磁気治療器は、片面に粘着層が設
けられた貼付シートと、この貼付シートの粘着層の表面
中央に付設される永久磁石粒とから成るもので、前記永
久磁石粒を経穴やこり発生部位に位置決めして貼付シー
トの粘着層により人体表面に固定する。
【0003】また温灸治療器は、温熱発生源をもつ温熱
導子と、この温熱導子を人体表面に固定するための貼付
シートと、前記温熱導子をリード線を介して接続される
制御装置とで構成される。前記貼付シートは、両面に粘
着層が設けてあり、一方の粘着層へ温熱導子を固着し、
他方の粘着層を人体表面に貼り付けることにより、温熱
導子を経穴などに位置決めして人体表面に固定する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】磁気治療器における永
久磁石粒や温灸治療器における温熱導子を貼付シートに
より人体表面へ付設する場合、その付設部位が平坦面で
ないと、貼付シートにしわが発生し、そのしわ発生部位
の粘着層が人体表面より浮上する虞がある。このため永
久磁石粒や温熱導子を確実に固定できず、また付設した
ときの感覚も悪いものとなる。
【0005】この考案は、上記問題に着目してなされた
もので、しわの発生を切込線で吸収することより、治療
具を確実に固定でき、しかも付設したときの感覚が良好
な治療具固定用貼付シートを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、治療具を人
体の表面に固定するための粘着層が片面または両面に設
けられた治療具固定用貼付シートにおいて、しわ吸収用
の切込線が外周縁より中心方向へ向けて複数本形成され
たものである。
【0007】
【作用】治療具の付設部位が平坦面でないために、貼付
シートにしわが発生しても、そのしわは切込線により吸
収されるので、粘着層が人体表面より浮上するのが防止
される。これにより治療具は確実に固定され、また付設
したときの感覚も良好となる。
【0008】
【実施例】図1および図2は、この考案の一実施例にか
かる治療具固定用貼付シート1(以下「貼付シート1」
という)が用いられた磁気治療器2を示すもので、複数
個の磁気治療器2が台紙7上に配備されている。この磁
気治療器2は、人体表面の経穴位置やこりの発生部位に
位置決めして貼付されるもので、外形が円形の貼付シー
ト1と、全体形状が短軸状をなす永久磁石粒3とから成
る。
【0009】前記貼付シート1は、布または合成樹脂製
のシート基材の一方の表面全体に粘着剤を塗布して粘着
層4が形成されたもので、前記粘着剤としてアクリル系
粘着剤やゴム系粘着剤などが用いられる。この貼付シー
ト1の粘着層4上の中央部に前記永久磁石粒3が付設さ
れる。
【0010】前記永久磁石粒3は、フェライト粉末を型
形成した後、着磁処理を施し、その外周全体に金メッキ
が施されている。永久磁石粒3の表裏面は平坦面であ
り、その表面の中心位置と外周縁に沿う適当箇所にはそ
れぞれ半球状の突子5が一体突設されている。この永久
磁石粒3は、突子5の突出側がN極、その反対側がS極
に着磁させてあるが、突子5の突出側をS極、その反対
側をN極に着磁させてもよい。
【0011】前記貼付シート1には、外周縁に中心方向
へ向かい、かつ表面から裏面に達する4本の切込線6が
設けてある。この実施例の場合、各切込線6は、外周縁
の90度等角の位置に、それぞれ直径線に沿って適当長
さに形成されている。
【0012】前記台紙7にはシリコンコーティングされ
たクラフト紙などが用いられ、紙面には磁気治療器2の
永久磁石粒3よりやや大径の円形孔8が一定間隔毎に2
列開設されている。この台紙7の各円形孔8へ永久磁石
粒3を挿入して、台紙7のコーティング面に貼付シート
1の粘着層4を剥離可能に接着することにより各磁気治
療器2が台紙7上に固定される。
【0013】前記台紙7の側端縁と各円形孔8との間に
は、各貼付シート1の前記切込線6との対応位置に切込
み10が形成されている。剥離すべき磁気治療器2の近
傍の台紙7の側端部を摘んで永久磁石粒3の突出方向へ
持ち上げれば、前記切込み10に沿い台紙7が分断され
かつ切込み10と円形孔8との間も破断するため、台紙
7より磁気治療器2の貼付シート1が剥離し、その磁気
治療器2を台紙7より剥ぎ取ることができる。なおこの
実施例では、前記切込み10の内側端部は切込線6の内
側端部にそろえてある。
【0014】図3は、台紙7の他の実施例を示す。図示
例の台紙7では、前記切込み10はその内側端部が円形
孔8に達するように形成してある。この実施例によれ
ば、磁気治療器2を剥がす際に台紙7の側端縁を持ち上
げたとき、台紙7は側端縁と円形孔8との間が切込み1
0に沿い分断し、磁気治療器2の剥取りが一層容易であ
る。
【0015】図4〜図6は、この考案の他の実施例の貼
付シート1が用いられた磁気治療器2および各磁気治療
器2が配備された台紙7を示す。
【0016】図4の実施例では、貼付シート1の外周縁
に中心方向へ向かう8本の切込線6が、45度等角の位
置に直径線に沿って適当長さに形成してある。また台紙
7には側端縁から各円形孔8に達する切込み10が水平
方向に対し適当角度をもって形成してあり、従って各切
込み10は前記切込線6に対して位置ずれする。
【0017】図5の実施例では、貼付シート1の外周縁
に中心方向へ向かう4本の切込線6が、90度等角の位
置に形成してある。各切込線6は幅をもち、その幅は外
側に向かう程大きくなっている。また台紙7には上端縁
から下端縁にかけて同列の各円形孔8を通る2本の切込
み10,10が形成されている。
【0018】図6の実施例では、貼付シート1の外形が
長方形状に形成されており、各貼付シート1の外周縁の
各角部に、中心方向へ向かう切込線6が適当長さに形成
されている。また台紙7には切込線6との対応位置に切
込み10が形成してある。なお切込線の本数は複数本で
あれば、上記実施例のものに限られないことは勿論であ
り、また貼付シート1の形状も円形に限らず、三角形,
矩形,多角形などであってもよい。
【0019】図8および図9は、温灸治療器の温熱導子
を固定するのに用いられる貼付シート1の実施例を示す
もので、複数の貼付シート1が台紙7に配備されてい
る。各貼付シート1は、中央に貫通孔11を有するドー
ナツ型であって、全体がウレタンフォーム,スポンジ,
発泡スチロールなどのクッション材により形成されてい
る。このクッション材の両面には粘着剤を塗布して粘着
層4,4が形成されており、一方の粘着層4には表面に
シリコンコーティングが施された貼付シート1と同形の
剥離紙12が剥離可能に貼付してある。
【0020】前記貼付シート1および剥離紙12の外周
縁には中心方向へ向かい、かつ表面から裏面に達する4
本の切込線6が設けてある。この実施例の場合、4本の
切込線6が外周縁の90度等角の位置に設けてあるが、
切込線6の本数や位置はこれに限られないことは勿論で
ある。
【0021】前記台紙7には前記貫通孔11と同径の円
形孔8が一定間隔毎に2列に設けられている。この台紙
7の各円形孔8と貼付シート1の貫通孔11とを対応さ
せて、貼付シート1の他方の粘着層4を剥離可能に接着
することにより貼付シート1が台紙7上に固定される。
【0022】前記台紙7の側端縁と円形孔8との間に
は、切込線6との対応位置に切込み10が形成されてい
る。各切込み10の内側端部は切込線6の内側端部にそ
ろえてあるが、図10に示す他の実施例のように、切込
み6の内側端部を台紙7の円形孔8に達するように形成
してもよい。
【0023】図7は、第1実施例の磁気治療器2を人体
表面へ貼付した状態を示す。この磁気治療器2を人体表
面の平坦でない部位に貼付した場合、貼付シート1の外
周縁に切込線6が設けてあるので、付設部位に発生する
しわの余剰分だけ切込線6の一方の縁部が他方の縁部上
に重なってしわが吸収される。これにより粘着層4が人
体より浮上するのが防止され、永久磁石粒3は確実に固
定され、また人体に付設したときの感覚も良好なものと
なる。
【0024】図11は図8に示す貼付シート1を人体表
面へ貼付した状態を示すもので、この場合も貼付シート
1の切込線6により付設部位に発生するしわが吸収さ
れ、粘着面4が人体より浮上するのが防止される。
【0025】
【考案の効果】この考案は上記の如く、治療具固定用貼
付シートの外周縁に中心方向へ向かうしわ吸収用の切込
線を複数本設けたから、人体の平坦でない部分に治療具
を付設したとき、しわの発生を防止でき、粘着層は人体
表面より浮上せず、治療具が確実に固定され、また付設
したときの感覚も良好となるなど、実用上の効果は顕著
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の治療具固定用貼付シートが用いられ
た磁気治療器を台紙上に配備した状態を示す平面図であ
る。
【図2】図1中A−A線に沿う断面図である。
【図3】台紙の他の実施例を示す断面図である。
【図4】この考案の他の実施例が用いられた磁気治療器
を台紙上に配備した状態を示す平面図である。
【図5】この考案の他の実施例が用いられた磁気治療器
を台紙上に配備した状態を示す平面図である。
【図6】この考案の他の実施例が用いられた磁気治療器
を台紙上に配備した状態を示す平面図である。
【図7】図1の磁気治療器を人体に貼付した状態を示す
平面図である。
【図8】温灸治療器の導子を固定するための貼付シート
を台紙上に配備した状態を示す平面図である。
【図9】図8中B−B線に沿う断面図である。
【図10】台紙の他の実施例を示す断面図である。
【図11】図8の治療具固定用貼付シートを人体に貼付
した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 治療具固定用貼付シート 4 粘着層 6 切込線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療具を人体の表面に固定するための粘
    着層が片面または両面に設けられた治療具固定用貼付シ
    ートにおいて、しわ吸収用の切込線が外周縁より中心方
    向へ向けて複数本形成されて成る治療具固定用貼付シー
    ト。
JP1992067120U 1992-08-31 1992-08-31 治療具固定用貼付シート Expired - Lifetime JPH0725938Y2 (ja)

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JPH0623518U JPH0623518U (ja) 1994-03-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4596578B2 (ja) * 1999-06-29 2010-12-08 小林製薬株式会社 下顎用シート型義歯安定材
JP2018029636A (ja) * 2016-08-22 2018-03-01 新日本製薬株式会社 磁気治療具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034820U (ja) * 1983-08-15 1985-03-09 樋口 澄子 切り込みを入れた貼付薬
JPH02135046U (ja) * 1989-04-11 1990-11-09

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JPH0623518U (ja) 1994-03-29

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