JPH07259242A - タイルパネルの製造方法 - Google Patents

タイルパネルの製造方法

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JPH07259242A
JPH07259242A JP5614894A JP5614894A JPH07259242A JP H07259242 A JPH07259242 A JP H07259242A JP 5614894 A JP5614894 A JP 5614894A JP 5614894 A JP5614894 A JP 5614894A JP H07259242 A JPH07259242 A JP H07259242A
Authority
JP
Japan
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tile
tiles
film sheet
unit
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP5614894A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Takada
栄治 高田
Takaaki Kuwabara
隆顕 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで高品質のタイルパネルを提供する
と共に、タイルの裏面の汚損がなく作業も簡単な製造方
法の提供。 【構成】 表面に凹凸形状を有する複数のタイルの裏面
を上にして、目地幅を取りながら型枠内に敷き並べ、タ
イル裏面からコンクリート等を流し込んでタイルパネル
を作成する方法であって、タイルの表面にフィルムシー
トを目地幅を取りながら密着させてユニット化したもの
を、目地部分にタイル裏面の水平を確保できる均一高さ
の固定用部材を型枠に底面を接するように配置し、型枠
内に敷き並べる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中、高層ビル等に使用
されるPC板(プレキャストコンクリート)先付け工法
用のタイルユニットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面に凹凸を有するタイルを用い
たPC(プレキャスト)工法によるタイルパネルの製造
方法として、特開平4−320804号公報に記載され
る製造方法が知られている。
【0003】また、図6に示すように、熱可塑性樹脂1
0をタイル11の表面に流し込み、目地部に樹脂サイズ
より大きな発砲ポリエチレン12を熱可塑性樹脂10の
上に設けることにより、タイル12を裏向きに平置き可
能にする製造方法が知られている。
【0004】また、図7に示すように、タイル13の表
面側の両端部にリブ14を設け、このリブ14に木枠1
5をはめ込んでタイル13を固定する方法が知られてい
る。そして、プレキャスト鉄筋コンクリートパネルタイ
ル先付け工法及び現場型枠タイル先付け工法において、
タイルを型枠面に配列固定する際に使用するタイルシー
トによるフィルム真空成形法として、実公昭57−12
683号公報に記載される方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法においては、次のような問題点があった。
【0006】まず、特開平4−320804号公報に記
載される製造方法、及び、図6に示すような、熱可塑性
樹脂10をタイル11の表面に流し込むことにより、タ
イル11を裏向きに平置き可能にする製造方法において
は、熱可塑性樹脂10だけの構造であると、敷き詰めや
梱包作業等のハンドリング作業時に、タイル11と樹脂
10間に隙間が出来たり、タイルが樹脂から剥離したり
して、コンクリート打設時にセメントペーストがその隙
間に廻り込んでしまい、タイル11の表面を汚損してし
まうという欠点があり、また、樹脂10の上に水が溜ま
って逃げず、白黒の斑模様ができて、目地の色ムラが生
じる。そこで、樹脂10上に樹脂サイズより大きな発砲
ポリエチレン12を置いて、タイル11を密着させて隙
間を無くし、また、水が溜まらないようにしているが、
コストが高くつくという欠点があり、また、タイル11
を引き剥がす時の剥がし作業が困難であるという欠点が
あった。
【0007】また、図7に示す製造方法においては、タ
イル13側にリブ14を形成する必要があり、また、タ
イル13とタイル13の間に隙間ができ、コンクリート
の打設時にセメントのペーストが廻り込むという欠点が
あった。また、コンクリートの打設時にタイル13が埋
没し易いという欠点があった。さらに、タイル13の敷
き詰め作業時において、タイル13のリブ14を木枠1
5に合わせながら作業を進めるために作業時間が長くな
り、また、リブ14と木枠15の掛かりが浅い場合、タ
イル13がベースに落ち込み、PC(プレキャスト)化
が正しく行われないという欠点があり、補修等が必要と
なる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に凹凸形
状を有する複数のタイルの裏面を上にして、目地幅を取
りながら型枠内に敷き並べた後、タイル裏面からコンク
リート等を流し込んでタイルパネルを作成するタイルパ
ネルの製造方法において、前記タイル表面に、フィルム
シートを目地幅を取りながら密着させてユニット化した
ものを、目地部分にタイル裏面の水平を確保できる均一
高さの固定用部材を型枠に底面を接するように配設さ
せ、型枠内に敷き並べることを特徴とする。
【0009】また、固定用部材は、タイル厚からタイル
埋め込み寸法を引いた寸法よりやや高く、目地幅とほぼ
同じ幅であり、型枠内寸の長さとする長方形であるよう
なタイルパネルを製造するものである。
【0010】
【作用】本発明のタイルパネルの製造方法は、タイル表
面に、フィルムシートを目地幅を取りながら密着させて
ユニット化したものを、目地部分にタイル裏面の水平を
確保できる均一高さの固定用部材を型枠に底面を接する
ように配設させ、型枠内に敷き並べ、また、固定用部材
を、タイル厚からタイル埋め込み寸法を引いた寸法より
やや高く、目地幅とほぼ同じ幅とし、型枠内寸の長さと
する長方形であるように形成するので、タイルの敷き並
べが容易であり、タイルの裏面高さを均一にでき、あら
ゆる表面形状のタイルのPC(プレキャスト)化が可能
である。また、セメントペーストがタイルの隙間に廻り
込まず、タイル表面を汚損させない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の特徴
を、実施例に基づいて、具体的に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例のタイルユニット
の斜視図、図2は同タイルユニットの断面図である。
【0013】図において、1はタイルであって、裏面1
aを上側に、表面部1bを下側に型枠2内に載置されて
いる。タイル1の裏面1a側は凹凸状に形成されてお
り、コンクリートの打設はこの裏面1a側になされる。
タイル1の表面部1bは不規則な凹凸状となっており、
この表面部1bにフィルムシート3が張られている。こ
のフィルムシート3は、型枠2とタイル1間を脱気する
真空成形法によって、タイル1に密着するようになって
いる。タイル1の目地部4には、粘着テープ5付きの発
泡ポリエチレン6が貼着されている。この発泡ポリエチ
レン6は、タイル1を浮かせるための固定部材であり、
低発泡倍率のもの、又は木材で形成されている。
【0014】図3に本実施例のタイルユニットの製造工
程を示す。
【0015】まず、使用タイルの最大厚さを測定し(図
3の(a))、Lの高さ(L=タイル厚さ(t)−型枠
の目地高さ)より多少高い長さhに発泡ポリエチレン6
をカットする(図3の(b))。
【0016】次いで、フィルムシート3の目地部4にL
の高さより多少長い長さの発泡ポリエチレン6を貼着
し、真空成形法により、フィルムシート3のみからなる
タイルユニット7を成形する。タイルユニット7は、タ
イル1とフィルムシート3との間の空間部を脱気するこ
とによって、フィルムシート3がタイル1に密着するよ
うになっている。発泡ポリエチレン6の長さSは、タイ
ルユニット7の型枠2の内寸の長さと同じ長さとする。
また、同発泡ポリエチレン6の幅Mは、タイルユニット
7の目地部4の幅と同一幅とする(図3の(c))。
【0017】次いで、タイルユニット7を裏向きにして
PC型枠8内に敷き並べる(図4参照)。このとき、発
泡ポリエチレン6でタイル1の表面部1bを浮かせ、タ
イルユニット7の全荷重を支えるようになっている。発
泡ポリエチレン6は真空成型方にて、タイルにフィルム
シートを密着させた後、敷き並べるように嵌合させても
よい。
【0018】図5の(a)は、タイル1の裏面1aが不
均一の場合、目地深さが浅いタイル1がコンクリート9
から剥離する不具合を示す説明図である。しかし、本実
施例のように、Lの高さ(L=タイルの厚さ−型枠の目
地高さ)より多少長い発泡ポリエチレン6を目地部4に
貼着させることによって、テッセラ等の表面凹凸の大き
いタイルも型枠床面から浮かせることにより裏面1aの
位置高さを水平に一定にさせて、面精度を確保するとと
もに、埋め込み厚も均一とし、タイル1がコンクリート
9から剥離するのを防止することができる(図5の
(b)参照)。また、発泡ポリエチレン6とフィルムシ
ート3の真空圧によって、フィルムシート3がタイル1
の表面に密着しているので、コンクリートの打設時にセ
メントペーストがタイル1の表面部1bに廻り込まな
い。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、フィルムシートと固定用部材のみで、タイルの裏面
を精度よく一定面に固定できるので、低コストで高品質
のパネルユニットを提供できる。また、フィルムシート
が固定部材によりタイルの表面に密着させられるので、
コンクリートの打設作業時にセメントペーストがタイル
の表面に廻り込まず、タイルの表面を汚損させることが
ない。また、目地部に配設した固定部材とフィルムシー
トとタイルのみでタイルユニット化されているので、コ
ンクリートの打設時のPC型枠への敷き並べ作業が容易
である。さらに、固定部材でタイルの表面を型枠の床面
から浮かせるので、テッセラ等の表面凹凸の激しいタイ
ルのPC板化も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のタイルユニットの斜視図
である。
【図2】 同タイルユニットの断面図である。
【図3】 本実施例のタイルユニットの製造工程を示す
説明図である。
【図4】 タイルユニットを裏向きにしてPC型枠内に
敷き並べる作業を示す図である。
【図5】 同図の(a)はタイルの裏面が不均一の場合
であって目地深さが浅いタイルがコンクリートから剥離
する不具合を示す説明図、同図の(b)は本実施例のタ
イルユニットの施工例を示す説明図である。
【図6】 熱可塑性樹脂を利用した従来例の断面図であ
る。
【図7】 リブを設けた従来例の断面図である。
【符号の説明】
1:タイル 1a:裏面 1b:表面部 2:型枠
3:フィルムシート 4:目地部 5:粘着テープ 6:発泡ポリエチレン
7:タイルユニット 8:PC型枠 9:コンクリート
10:熱可塑性樹脂 11:タイル 12:発泡ポリ
エチレン 13:タイル 14:リブ 15:木枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸形状を有する複数のタイルの
    裏面を上にして、目地幅を取りながら型枠内に敷き並べ
    た後、タイル裏面からコンクリート等を流し込んでタイ
    ルパネルを作成するタイルパネルの製造方法において、
    前記タイル表面に、フィルムシートを目地幅を取りなが
    ら密着させてユニット化したものを、目地部分にタイル
    裏面の水平を確保できる均一高さの固定用部材を型枠に
    底面を接するように配設させ、型枠内に敷き並べること
    を特徴とするタイルパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 固定用部材は、タイル厚からタイル埋め
    込み寸法を引いた寸法よりやや高く、目地幅とほぼ同じ
    幅であり、型枠内寸の長さとする長方形である請求項1
    記載のタイルパネルの製造方法。
JP5614894A 1994-03-25 1994-03-25 タイルパネルの製造方法 Pending JPH07259242A (ja)

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