JP3127390U - 塗込用器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】目地モルタルが目地空間の隅々まで行き渡らずに虫食い目地となったり、目地モルタル中に気泡が残存したり、塗込んだ目地モルタルが下地側に馴染み難い。
【解決手段】機枠1上部にガイド枠2を平伏配設すると共に、該ガイド枠2の内壁面に施工治具Aの支承体10を配設し、ガイド枠2の下方に昇降自在な押上板17を備えた押上装置3を配設し、機枠1に振動付与手段4を設ける。ガイド枠2内にして施工治具A上に裏面を上向きにしたタイルユニットUをセットし、該タイルユニットUの裏面側に目地モルタルMを塗込み、押上板17を上昇させて、タイルユニットUを、施工治具A上にセット状態のままガイド枠2に対し垂直方向に押し上げる過程において、目地モルタルMの塗込み後に振動付与手段4を始動させてタイルユニットUに振動を付与することによって、塗り込んだ目地モルタルMを目地空間の隅々まで行き渡らせると共に気泡を除き、且つ含有水分を浮き出させて軟化した目地モルタルMの表面側が、下地側に馴染み易くなる。
【選択図】図3
【解決手段】機枠1上部にガイド枠2を平伏配設すると共に、該ガイド枠2の内壁面に施工治具Aの支承体10を配設し、ガイド枠2の下方に昇降自在な押上板17を備えた押上装置3を配設し、機枠1に振動付与手段4を設ける。ガイド枠2内にして施工治具A上に裏面を上向きにしたタイルユニットUをセットし、該タイルユニットUの裏面側に目地モルタルMを塗込み、押上板17を上昇させて、タイルユニットUを、施工治具A上にセット状態のままガイド枠2に対し垂直方向に押し上げる過程において、目地モルタルMの塗込み後に振動付与手段4を始動させてタイルユニットUに振動を付与することによって、塗り込んだ目地モルタルMを目地空間の隅々まで行き渡らせると共に気泡を除き、且つ含有水分を浮き出させて軟化した目地モルタルMの表面側が、下地側に馴染み易くなる。
【選択図】図3
Description
本考案は、シート材裏面に複数のタイルを配列接着したタイルユニット裏面への目地モルタル塗込み時に使用する塗込用器具に関するものである。
従来、かかるタイルユニット裏面への目地モルタルの塗込み時には、基板上面に一対のL型枠体を矩形状に組み合わせ、一方のL型枠体を基板に固設すると共に、他方のL型枠体を基板に対し着脱自在と成したガイド枠を使用しており、裏面を上にしたタイルユニットを基板上に載置してその2辺を固定L型枠体の内側面に当てると共に、可動L型枠体を基板上に載置してその内側面を残る2辺に当てる様にして、一対のL型枠体内にタイルユニットをセットし、次にコテで掬い取った目地モルタルをタイルユニット裏面に、タイル相互間の隙間に目地モルタルが充分行き渡る様に塗込んだ後、L型枠体上にスクレーパーを載置し斜め方向にスライドさせて、余分な目地モルタルを除去すると共に目地モルタル上面をL型枠体と同レベルと成す様にして塗込み作業を行っていた。
しかし、上記従来技術にあっては、下記の通り、解決せねばならない課題があった。
(1)粘性が高い目地モルタルが目地空間の隅々まで行き渡らないため、養生硬化後に虫食い目地となる可能性が大きい。
(2)目地モルタル中に気泡(ピンホール)が残存してしまう。
(3)塗込んだ目地モルタルの表面が固く、下地側に馴染み難い。
(1)粘性が高い目地モルタルが目地空間の隅々まで行き渡らないため、養生硬化後に虫食い目地となる可能性が大きい。
(2)目地モルタル中に気泡(ピンホール)が残存してしまう。
(3)塗込んだ目地モルタルの表面が固く、下地側に馴染み難い。
本考案は、上記従来技術に基づく、上記(1)〜(3)の課題に鑑み、機枠上部にガイド枠を平伏配設すると共に、該ガイド枠の内壁面に施工治具の支承体を配設し、ガイド枠の下方に昇降自在な押上板を備えた押上装置を配設し、機枠に振動付与手段を設け、ガイド枠内にして施工治具上に裏面を上向きにしたタイルユニットをセットし、タイルユニットの裏面側に目地モルタルを塗込み、押上板を上昇させて、タイルユニットを、施工治具上にセット状態のままガイド枠に対し垂直方向に押し上げる過程において、目地モルタルの塗込み後に振動付与手段を始動させてタイルユニットに振動を付与することによって、塗り込んだ目地モルタルを目地空間の隅々まで行き渡らせると共に、気泡を除く様にして、上記(1)及び(2)の課題を解決し、且つ含有水分を浮き出させた目地モルタルの表面側が軟化して、下地側に馴染み易くなる様にして、上記(3)の課題を解決する。
要するに本考案は、機枠上部にガイド枠を平伏配設すると共に、該ガイド枠の内壁面に施工治具の支承体を配設し、ガイド枠の下方に昇降自在な押上板を備えた押上装置を配設し、機枠に振動付与手段を設けたので、該振動付与手段により目地モルタルが塗り込まれたタイルユニットを振動させることで、塗り込んだ目地モルタルを目地空間の隅々まで行き渡らせると共に、気泡を除くことが出来るため、熟練工による目地以上に美麗且つ高精度な虫食いの無いタイル壁面を、低コスト且つ簡単に構築することが出来、且つタイルユニット裏面全面への目地モルタルの塗込みにより目地モルタルとタイルユニット又は下地面との間の空隙を無くすことが出来るため、白華現象の発生源の一つを排除出来、よって白華現象が発生し難いタイル壁面を構築することが出来る。
而も、目地モルタルに振動を与えることで、含有水分を浮き出させた目地モルタルの表面側が軟化して下地側に馴染み易くなり、目地モルタルの下地側への密着性が向上するため、タイルユニットの剥離事故のないタイル壁面を構築することが出来る等、その実用的効果甚だ大である。
而も、目地モルタルに振動を与えることで、含有水分を浮き出させた目地モルタルの表面側が軟化して下地側に馴染み易くなり、目地モルタルの下地側への密着性が向上するため、タイルユニットの剥離事故のないタイル壁面を構築することが出来る等、その実用的効果甚だ大である。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜3は、本考案に係る塗込用器具の正面図、平面図及び側面図であり、かかる塗込用器具にあっては、機枠1と、該機枠1上に着脱可能に平伏配設した略矩形状のガイド枠2と、機枠1内部中央に配設した上下動自在な押上装置3と、機枠1への振動付与手段4を備えている。
図1〜3は、本考案に係る塗込用器具の正面図、平面図及び側面図であり、かかる塗込用器具にあっては、機枠1と、該機枠1上に着脱可能に平伏配設した略矩形状のガイド枠2と、機枠1内部中央に配設した上下動自在な押上装置3と、機枠1への振動付与手段4を備えている。
機枠1にあっては、矩形枠状の上下方フレーム5、5aと、該上下フレーム5、5aの四隅部間に設けた縦フレーム6、6a…とを備えている。
ガイド枠2にあっては、4本の枠部材7、7a…を矩形状に組み立てて形成したもので、該枠部材7、7a…の夫々は、図4に示す様に、細長平板状の平坦部8と、該平坦部8の内側端縁部より上方へ連続突設した垂直部9と、該垂直部9の内面に設けた、施工治具Aの支承体10とを備え、該支承体10は、垂直部9への固定部位10a と、該固定部位10a より内側へ連続形成した水平部位10b とで構成されている。
又、各枠部材7、7a…の一端部に連結板8を固設し、該連結板11は平坦部8及び垂直部9に対し直角に配置し、且つ枠部材7、7a…端面と連結板11外側面を面一にしている。
そして、直交する一方の枠部材7、7a…の連結板8を、他方の枠部材7、7a…の垂直部9の外側面に当接させると共に、連結板8及び垂直部9をクランプ12で挟着することで、4本の枠部材7、7a…を適宜大きさの矩形状に組み立ててガイド枠2と成している。
又、ガイド枠2自体も、クランプ13、13a …により上方フレーム5に対し着脱自在と成している。
よって、ガイド枠2内の施工治具A上にセットしたタイルユニットUの裏面に塗込む目地モルタルMを同厚化出来、4本の枠部材7、7a…における支承体10で施工治具Aの四辺部を支持することで、目地モルタルMの塗込み作業時の施工治具Aが安定し、又多種多様な大きさのタイルユニットUに対応出来、一旦ガイド枠2をセットした後には同種のタイルユニットUを使う限りガイド枠2をセットし直す必要が無い。
又、各枠部材7、7a…における垂直部9に対し支承体10の上下方向の位置を調節可能にすれば、支承体10の上下動によりガイド枠2内にセットされたタイルユニットUの裏面とガイド枠2の上面との間隔の調節が可能になり、タイルユニットUの種類によるタイルT、Ta…の厚み及び目地モルタルMの塗込厚の相異に対応可能になる。
但し、図面上、ガイド枠2は矩形枠状であるが、これは図示したタイルユニットUが矩形状であるためであり、タイルユニットUの形態によってガイド枠2の形態も変更すべきものであるため、矩形枠状には何ら限定されない。
又、各枠部材7、7a…の一端部に連結板8を固設し、該連結板11は平坦部8及び垂直部9に対し直角に配置し、且つ枠部材7、7a…端面と連結板11外側面を面一にしている。
そして、直交する一方の枠部材7、7a…の連結板8を、他方の枠部材7、7a…の垂直部9の外側面に当接させると共に、連結板8及び垂直部9をクランプ12で挟着することで、4本の枠部材7、7a…を適宜大きさの矩形状に組み立ててガイド枠2と成している。
又、ガイド枠2自体も、クランプ13、13a …により上方フレーム5に対し着脱自在と成している。
よって、ガイド枠2内の施工治具A上にセットしたタイルユニットUの裏面に塗込む目地モルタルMを同厚化出来、4本の枠部材7、7a…における支承体10で施工治具Aの四辺部を支持することで、目地モルタルMの塗込み作業時の施工治具Aが安定し、又多種多様な大きさのタイルユニットUに対応出来、一旦ガイド枠2をセットした後には同種のタイルユニットUを使う限りガイド枠2をセットし直す必要が無い。
又、各枠部材7、7a…における垂直部9に対し支承体10の上下方向の位置を調節可能にすれば、支承体10の上下動によりガイド枠2内にセットされたタイルユニットUの裏面とガイド枠2の上面との間隔の調節が可能になり、タイルユニットUの種類によるタイルT、Ta…の厚み及び目地モルタルMの塗込厚の相異に対応可能になる。
但し、図面上、ガイド枠2は矩形枠状であるが、これは図示したタイルユニットUが矩形状であるためであり、タイルユニットUの形態によってガイド枠2の形態も変更すべきものであるため、矩形枠状には何ら限定されない。
押上装置3にあっては、機枠1における両側方の一対の縦フレーム6、6a及び6b、6cの上端寄りの中間部間に水平架設した横フレーム14、14a 間に載架固設した取付基板15に対し上下動自在に配設され、取付基板15に対し垂直に貫通する上下動可能なシャフト16、16a と、該シャフト16、16a 上端に固設した押上板17とを備え、シャフト16、16a の下端側を受け板18により一体化している。
又、押上板17にあっては、シャフト16、16a との固板基板19と、該固板基板19両側部より上方へ連絡形成した側板20、20a と、該側板20、20a の上端外側面に固設した受承体21、21a とを備え、該受承体21、21a の両端部を側板20、20a の両側部より突出させている。
よって、押上装置3の押上板18を上昇させてタイルユニットUをガイド枠2に対し垂直方向に脱型することから、ガイド枠2とタイルユニットU間に隙間が生ぜず、ガイド枠2にタイルユニットU周囲部の目地モルタルMが付着、分離せず、隣接するタイルユニットUの境界部の目地を形成する目地モルタルMも変形せずに脱型されることから、張付施工後のタイル壁面におけるタイルユニットUの境界部の目地の補修が不要になると共にガイド枠2の掃除も不要になり、又タイルユニットUがガイド枠2上方迄完全に持ち上げられるため、タイルユニットUが簡単に受け取れる。
尚、取付基板15の上面における押上板17の下方部位に緩衝材22、22a を設けている。
又、押上板17にあっては、シャフト16、16a との固板基板19と、該固板基板19両側部より上方へ連絡形成した側板20、20a と、該側板20、20a の上端外側面に固設した受承体21、21a とを備え、該受承体21、21a の両端部を側板20、20a の両側部より突出させている。
よって、押上装置3の押上板18を上昇させてタイルユニットUをガイド枠2に対し垂直方向に脱型することから、ガイド枠2とタイルユニットU間に隙間が生ぜず、ガイド枠2にタイルユニットU周囲部の目地モルタルMが付着、分離せず、隣接するタイルユニットUの境界部の目地を形成する目地モルタルMも変形せずに脱型されることから、張付施工後のタイル壁面におけるタイルユニットUの境界部の目地の補修が不要になると共にガイド枠2の掃除も不要になり、又タイルユニットUがガイド枠2上方迄完全に持ち上げられるため、タイルユニットUが簡単に受け取れる。
尚、取付基板15の上面における押上板17の下方部位に緩衝材22、22a を設けている。
機枠1の下方部にペダル23を設け、該ペダル23は細長板状にして、下面中間部にブラケット24が垂下固設されており、下方フレーム5aの中央前後方向に架設した取付板25の後方寄りに立設した支持板26の先端部にブラケット24を軸着して、ペダル23を上下揺動可能とし、ペダル23の先端部を受け板18下面側に当接可能にして、ペダル23を踏むことにより押上装置3全体を上方へ持ち上げる様にしている。
振動付与手段4は、上記取付板25の前方寄りに設置され、かかる振動付与手段4は、フットスイッチ4aにより始動させる様にしている。
タイルユニットUは、伸縮が小さい合成樹脂製のシート材Sと、該シート材Sの裏面に180度反転させて碁盤目状に配列接着したタイルT、Ta…と、隣接するタイルT、Ta…間の間隙部に嵌入してシート材Sに接着すると共に、タイルT、Ta…側端面と密着状態とした仮目地材R、Ra…とにより構成されており、シート材SはタイルT、Ta…の接着部位より縦横方向に、上記間隙部の幅寸法分大きく設定して、その部位にも仮目地材R、Ra…を接着している。
タイルユニットUを壁面へ圧着する時に使用する施工治具Aにあっては、矩形状にしてタイルユニットUのシート材Sと同形同大の基板Bと、該基板Bの背面に設けた把手Dとを備え、かかる施工治具Aの前面を上向きにしてガイド枠2内にセットして、四隅部をガイド枠2における各枠部材7、7a…の支承体10で受ける様に成っている。
尚、基板Bの前面上方部にして、セットされるタイルユニットUにおける仮目地材R、Ra…との対応位置に尖端状の刺止突起(図示せず)配設しても良い。
そして、壁面へのタイルユニットUの移動、運搬に際して、シート材Sに接着されただけで湾曲し易いタイルユニットUを施工治具Aにセットして壁面へ運搬すれば、タイルユニットが湾曲したり、目地モルタルMが変形することが防止出来、又基板Bの前面にタイルユニットUにおけるシート材S及び仮目地材を貫通する複数の刺止突起(図示せず)があれば、タイルユニットUの運搬中及び壁面への圧着初期において、施工治具A及びタイルユニットUの傾斜、立設時にタイルユニットUが基板B上から落下せずこれらの作業を容易に行うことが可能になり、且つ壁面へのタイルユニットUの圧着時に施工治具Aを介して振動、衝撃等の圧着外力を一度に付加することが可能になる。
尚、基板Bの前面上方部にして、セットされるタイルユニットUにおける仮目地材R、Ra…との対応位置に尖端状の刺止突起(図示せず)配設しても良い。
そして、壁面へのタイルユニットUの移動、運搬に際して、シート材Sに接着されただけで湾曲し易いタイルユニットUを施工治具Aにセットして壁面へ運搬すれば、タイルユニットが湾曲したり、目地モルタルMが変形することが防止出来、又基板Bの前面にタイルユニットUにおけるシート材S及び仮目地材を貫通する複数の刺止突起(図示せず)があれば、タイルユニットUの運搬中及び壁面への圧着初期において、施工治具A及びタイルユニットUの傾斜、立設時にタイルユニットUが基板B上から落下せずこれらの作業を容易に行うことが可能になり、且つ壁面へのタイルユニットUの圧着時に施工治具Aを介して振動、衝撃等の圧着外力を一度に付加することが可能になる。
次に本考案に係る塗込用器具の作用について説明する(図5参照)。
先ず、ガイド枠2内にタイルユニットUを嵌め込み、タイルユニットUの裏面全体に目地モルタルMを塗込み、該目地モルタルMをタイルT、Ta…間の間隙部及び各タイルT、Ta…の裏足に充分行き渡らせた後、フットスイッチ4aを踏んで振動付与手段4を始動させ、目地モルタルMの表面に水分が染みだした段階で振動付与手段4を停止させ、その後ガイド枠2上にスクレーパー(図示せず)を載置し斜め方向にスライドさせて、余分な目地モルタルMを取り除くと共に目地モルタルMの上面をガイド枠2上面と同レベルと成す。
先ず、ガイド枠2内にタイルユニットUを嵌め込み、タイルユニットUの裏面全体に目地モルタルMを塗込み、該目地モルタルMをタイルT、Ta…間の間隙部及び各タイルT、Ta…の裏足に充分行き渡らせた後、フットスイッチ4aを踏んで振動付与手段4を始動させ、目地モルタルMの表面に水分が染みだした段階で振動付与手段4を停止させ、その後ガイド枠2上にスクレーパー(図示せず)を載置し斜め方向にスライドさせて、余分な目地モルタルMを取り除くと共に目地モルタルMの上面をガイド枠2上面と同レベルと成す。
最後に、ペダル23を踏んで押上装置3を持ち上げると、押上板17の受承体21、21a の上面が施工治具Aの背面に当接し、タイルユニットUが施工治具Aにセット状態で垂直上昇してガイド枠2から完全に脱型し、タイルユニットUの目地モルタルMが未硬化状態の間に、タイルユニットUがセットされた施工治具Aを壁面の前面に運搬し、施工治具Aを壁面に押圧してタイルユニットUを圧着し、その後施工治具Aの後面側から押圧、振動、衝撃等を加えたり、施工治具Aを外して圧着されたタイルユニットUに直接押圧、振動、衝撃等を加えて密着させる。
又、必要に応じてタイルユニットUを適宜切断したものを使用する場合、タイルユニットUの切除側と同幅の嵌め板(図示せず)を施工治具Aにセット後、使用するタイルユニットUを施工治具Aにセットして、ガイド枠2をセットし直さずに上記と同様に同厚の目地モルタルMを塗込む様にしている。
そして、壁面全面にタイルユニットUを圧着して目地モルタルMの養生硬化後、充分にタイルユニットUの付着強度が得られた後にシート材Sを剥離すれば、それに伴い接着材でシート材Sに接着された仮目地材R、Ra…も取り除かれて均一幅、均一深さの目地が露出し、美麗且つ高精度な虫食いの無いタイル壁面が構築される。
又、上記作業は2枚の施工治具Aを用意すると共に2人の作業員が塗込み作業と圧着作業を分担して行うと効率が良く、かかる工法は塗込み作業員が塗込用器具1による塗込み作業を行い、圧着作業員がもう一方の施工治具AによりタイルユニットUを圧着後の空の施工治具Aを塗込み作業員に渡すと共に自らペダル23を踏んで、目地モルタルMが塗込まれたタイルユニットUを受け取って圧着作業を行うことを同時進行して、タイル壁面を構築する。
又、ペダル23を踏めばガイド枠2上にタイルユニットUが持ち上がることから、作業員が1人であっても、その両手はフリーになり、タイルユニットUをセットした施工治具Aを両手で確実に受け取ることが可能になる。
又、ペダル23を踏めばガイド枠2上にタイルユニットUが持ち上がることから、作業員が1人であっても、その両手はフリーになり、タイルユニットUをセットした施工治具Aを両手で確実に受け取ることが可能になる。
1 機枠
2 ガイド枠
3 押上装置
4 振動付与手段
10 支承体
17 押上板
A 施工治具
2 ガイド枠
3 押上装置
4 振動付与手段
10 支承体
17 押上板
A 施工治具
Claims (1)
- シート材裏面に180度反転した複数のタイルを配列接着すると共に、タイル間の間隙部に仮目地材を嵌入接着したタイルユニットを板状の施工治具にセットして、タイルユニット裏面に目地モルタルを塗込む様にした塗込用器具において、
機枠上部にガイド枠を平伏配設すると共に、該ガイド枠の内壁面に施工治具の支承体を配設し、ガイド枠の下方に昇降自在な押上板を備えた押上装置を配設し、機枠に振動付与手段を設けたことを特徴とする塗込用器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007616U JP3127390U (ja) | 2006-09-20 | 2006-09-20 | 塗込用器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007616U JP3127390U (ja) | 2006-09-20 | 2006-09-20 | 塗込用器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3127390U true JP3127390U (ja) | 2006-11-30 |
Family
ID=43477111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3127390U (ja) |
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2006
- 2006-09-20 JP JP2006007616U patent/JP3127390U/ja not_active Expired - Fee Related
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