JPH0347363A - モルタルまたはコンクリートへのタイル施工法とそれに用いるタイルユニット板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、施工主の要望にしたがって、決定された外壁
タイルを割付図面に基づいて工場であらかじめ、ユニッ
ト板を製作し、モルタルまたはコンクリートへのタイル
貼付はを簡単にするためのものである。

（従来の技術） モルタルまたはコンクリートへのタイル貼りは、壁面に
下地を塗りながらタイル片を一枚ずつ押しつけながら貼
りつけ、タイル片の間の目地には目地剤を塗りつけてい
たものである。

そのために時間がかかるばかりか、壁面への割付けに誤
差が生じるということもあった。

（発明が解決しようとする課題） タイルを一枚ずつ押しつけながら貼りつけ、タイル片の
間の目地に目地剤を塗りつけるという従来の方法では、
外壁タイルの割付けに準備時間を必要とし、−枚ずつタ
イル片を貼りつけるための時間にも無駄なものがあった
。

しかも、壁面が広いと養生時間にばらつきが生じ、作業
手順に狂いが生じたり、タイル片の剥離が起きたりする
ことがあった。

また、タイルエが不足するために外装工事に遅れを生ず
ることがしばしばであった。

本発明は、工期短縮とタイルエの人手不足という社会的
ニーズのために従来の技術の欠点を解決し、工期の短縮
化と人手不足の解消を図ったものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、モルタルまたはコンクリートへのタイル施工
法と、それに用いるタイルユニット板の製造方法に関す
るもので、モルタルまたはコンクリート１の表面をタイ
ル下塗り２し、その表面に当てとろ３を塗着し、タイル
片４の模様部分５に粘着シート６を粘着させたタイルユ
ニット板７の裏面８を、前記溝てとろ３に押しつけて仮
止めし、バイブレータ−９で、タイルユニット板７を振
動して押しつけることによって、当てとろ３がタイル片
４及び、タイル下塗り２に固着するとともに、タイル片
４の目地に押しあげられてタイル片同士を固着させるモ
ルタルまたは、コンクリートへのタイル施工法であって
、タイルユニット板７の裏面８と目地部１０に予め圧着
剤を粘着させて、当てとろ３に押しつけて仮止めするこ
とによってより効果的であることはいうまでもない。

また、本発明のタイル施工に用いるタイルユニット板７
の製造方法として、一定の規格にしたがった型枠１１に
、タイル片４の寸法に合った区画または、施工模様にし
たがった区画をタイル片の厚みよりも低く設け、区画ご
とに模様部分５を上面にしてタイル片４を装入して、作
業ユニット１２とし、回転ベルト１３と粘着シトロとの
間を通過させるために、回転ベルト１３上に作業ユニッ
ト１２を順次載置して移動させ、作業ユニット１２上に
一部突出しているタイル片４に連続する粘着シート６を
挿着して粘着させ、回転ベルト１３の端部に連続するロ
ラー１４上に移動し、作業ユニット１２ごとに粘着シー
ト６を切断してタイルユニット板７を型枠１１から取り
外してユニット化するものである。

（作　　　用） 本発明では、外壁タイルを予め工場でタイルユニット板
７とするが、一定の規格にしたがった型枠１１の中の区
画は、割付は図面に基づいて、タイル片４の寸法に合っ
た区画または施工模様にしたがった区画を設けるもので
ある。

施工模様としては、第５図に示すように四半目地模様、
第６図の−の字つなぎ模様、第７図の亀甲模様、第８図
の市松模様、第９図の四つ割りびし模様、第１０図のフ
ランス貼り模様といった施工模様ごとの型枠１１をあら
か七め作って置く。

予め作られた型枠１１に施工模様のタイル片４を模様部
分５を上面にして装入して作業ユニット１２とする。

作業ユニット１２は、回転ベルト１３と粘着シート６と
の間を通過させるために、回転ベルト１３上に、作業ユ
ニット１２を順次載置させる。

回転ベルト１３とローラー１４は、同一形式のローラー
であってもよく、回転ベルト１３で電動式であれば速や
かに、作業ユニット１２が移動できることになる。

作業ユニット１２には、タイル片４が一部突出するよう
に装入しているため、粘着シート６は押着されて、タイ
ル片４の模様部分５のみに粘着するようになっている。

回転ベルト１３の端部に連続するローラー１４上に達し
た作業ユニット１２は、作業ユニット１２ごとに粘着シ
ート６を切断するようになっている。

こうして作られたタイルユニット板７は、型枠１１から
外されて、作業場へ運ばれていくものである。

モルタルまたは、コンクリート１ヘタイルユニツト板７
を用いてタイル施工するには、モルタルまたはコンクリ
ート１の表面を、タイル下塗り２し、その表面に当てと
ろ３と呼ばれるモルタルを塗着し、タイル片４の模様部
分５に粘着シート６を粘着させたタイルユニット板７の
裏面８を、前記当てとろ３に押しつけて仮止めし、バイ
ブレータ−９でタイルユニット板７を振動して押しつけ
ることによって、当てとろ３がタイル片４及びタイル下
塗り２に固着するとともに、タイル片４の目地に押し上
げられてタイル片同士を固着させるものであって、固着
を完全にすると同時に目地部分１０に予め、圧着剤を粘
着させて置くことによって、固着が完全になるばかりか
、指定された色調の圧着剤により目地部分１０の装飾が
十分になされるものである。

圧着剤は、ユーザーの指定による色彩のものを選定すれ
ばよく、ユニット張り衝撃用工具のバイブレータ−など
でタイル片４を押着して埋込むものであるが、目地部分
１０に圧着剤がきれいに塗着されるようになっている。

養生時間としては夏は２〜３時間で済む場合があるが、
普通６時間〜２４時間を必要とするものである。

養生後にシートを除去すれば、タイル貼り工事がすべて
完了するもので簡単な目地部分１０の外観補修するだけ
で良いことになる。

（発明の効果） 本発明は以上のような構成によってきれいな外観仕上げ
と、強度のタイル接着力が得られ、ユニット化により工
期の大幅な短縮が出来るようになった。

タイルをユニット板としたので施工２４時間後には仕上
がるという利点を生じ、下部より積上げてタイル貼りを
していくので、工期が大幅に短縮された。

また、ユニット板形成時に目地幅や深さを予めセットし
ているので目地揃がきれいに出来ている。

さらに、圧着剤を施工剤とすることによって施工性が良
く、目地色が灰色、濃灰、黒色など自由に選べるように
なった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のタイルユニット板の製造に用いる製
造装置の概略図。 第２図はタイルユニット板用の型枠。第３図は作業ユニ
ットの側面図。第４図はタイル施工の概略図。第５図〜
第１０図は、型枠における施工模様の実施例図。第１１
図はタイルユニット板。 図中 １：コンクリート ２：タイル下塗り ３：当てとる ４：タイル片 ５：模様部分 ６：粘着シート ７：タイルユニット板 ８：裏　面 ９：バイブレータ− １０：目地部分 １１：型　枠 １２：作業ユニット １３：回転ベルト １４：ローラ 第 ４ 図 鯵 図 第 図 溶 図 第 図 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）モルタルまたはコンクリートの表面をタイル下塗
   りし、その表面に当てとろを塗着し、タイル片の模様部
   分に粘着シートを粘着させたタイルユニット板の裏面を
   前記当てとろに押しつけて仮止めし、バイブレーターで
   タイルユニット板を振動して押しつけることによって、
   当てとろがタイル片及びタイル下塗りに固着するととも
   にタイル片の目地に押し上げられて、タイル片同士を固
   着させることを特徴とするモルタルまたはコンクリート
   へのタイル施工法。
2. （２）タイルユニット板の裏面と目地部分に予め圧着剤
   を粘着させて、当てとろに押しつけて仮止めすることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のモルタルまたは
   、コンクリートへのタイル施工法。
3. （３）一定の規格にしたがった型枠に、タイル片の寸法
   に合った区画または、施工模様にしたがった区画をタイ
   ル片の厚みよりも低く設け、区画ごとに模様部分を上面
   にしてタイル片を装入して作業ユニットとし、回転ベル
   トと粘着シートとの間を通過させるために、回転ベルト
   上に作業ユニットを順次載置して移動させ、作業ユニッ
   ト上に一部凸出しているタイル片に粘着シートを押着し
   て粘着させ、回転ベルトの端部に連続するローラー上に
   移動し、作業ユニットごとに粘着シートを切断してタイ
   ルユニット板を型枠から取り外してユニット化すること
   を特徴とするタイルユニット板の製造方法。