JPH0725901Y2 - Fm音声信号再生装置 - Google Patents

Fm音声信号再生装置

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JPH0725901Y2
JPH0725901Y2 JP16784886U JP16784886U JPH0725901Y2 JP H0725901 Y2 JPH0725901 Y2 JP H0725901Y2 JP 16784886 U JP16784886 U JP 16784886U JP 16784886 U JP16784886 U JP 16784886U JP H0725901 Y2 JPH0725901 Y2 JP H0725901Y2
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dropout
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばビデオディスクプレーヤに適用して好適
なFM音声信号再生装置に関する。
〔考案の概要〕
本考案は例えばビデオディスクプレーヤに適用して好適
なFM音声信号再生装置であって、FM音声信号を復調する
FM復調回路と、FM音声信号にドロップアウトが発生した
ことを検出するドロップアウト検出回路と、FM復調回路
からの復調音声信号が入力される低域通過フィルタと、
この低域通過フィルタからの出力が入力され、ドロップ
アウト検出回路からの出力により前置ホールドを行う補
間回路と、この補間回路からの出力が入力されるディエ
ンファシス回路とより成り、低域通過フィルタは、分散
型のインパルス応答特性を有し、そのリンギング成分の
周波数は音声帯域より十分に高くなる様にしたことによ
り、短い補間時間でドロップアウトに起因する雑音を大
幅に低減し、聴感上良好な再生音を得ることができる様
にしたものである。
〔従来の技術〕
例えばビデオディスクにおいては、映像信号と音声信号
とが合成されて記録される。この場合、映像信号と音声
信号とは夫々FM信号に変換された上で合成されて記録さ
れる。斯るビデオディスがビデオディスクプレーヤで再
生される場合に、ピックアップで検出されたRF合成信号
にドロップアウトが生じていると、映像信号から分離さ
れた音声信号を復調するFM復調回路の出力側には第6図
Aに示す様な雑音信号S1が発生する。そして、この雑音
信号S1は低域通過フィルタを通過すると、インパルス的
な大きな雑音信号となってしまい、これがスピーカによ
って再生されるときは「プッツ、プッツ」という耳障り
な音になってしまう。そこで斯るビデオディスクプレー
ヤにおいては、斯るドロップアウトに起因する雑音信号
を低減する様になされたFM音声信号再生装置の開発が要
請されていた。
従来、斯る要請に応える様になされたFM音声信号再生装
置として第4図にビデオディスクプレーヤの一部分とし
て示す様なものが提案されている。
この第4図において(1)はモータMによって回転駆動
される光学式のビデオディスクを示し、本例において
は、このビデオディスク(1)に記録されたRF合成信号
はレンズ系(2)を有するピックアップ(3)によって
検出され、この検出されたRF合成信号は映像信号処理回
路(4)及び音声信号のみを通過させる低域通過フィル
タ(5)に供給される。また、この低域通過フィルタ
(5)によって得られるFM音声信号は、ビデオディスク
(1)の偏心により生ずる時間軸の変動を補正する時間
軸補正回路(6)を介して帯域通過フィルタ(7)及び
(8)に供給され、この帯域通過フィルタ(7)及び
(8)において、左チャンネルFM音声信号と右チャンネ
ルFM音声信号とに分離されて夫々本例のFM音声信号再生
装置(9)及び(10)に供給される。
ここに、この左チャンネル用のFM音声信号再生装置
(9)と右チャンネル用のFM音声信号再生装置(10)と
は略同様に構成されるので、以下、左チャンネル用のFM
音声信号再生装置(9)についてのみ説明する。
本例においては、帯域通過フィルタ(7)の出力端子は
FM復調回路(11)及び不要キャリア成分を取り除く低域
通過フィルタ(12)を介して接続スイッチ回路(13)の
固定接点(13A)に接続される。この場合、低域通過フ
ィルタ(12)は、入力端子(14)を抵抗器(15)及びコ
イル(16)の直列回路を介して出力端子(17)に接続す
ると共にコイル(16)にコンデンサ(18)を並列に接続
し、また抵抗器(15)及びコイル(16)の共通接続点を
コンデンサ(19)を介して接地すると共にコイル(16)
及び出力端子(17)の共通接続点をコンデンサ(20)及
び抵抗器(21)の並列回路を介して接地することによっ
て構成される。具体的には、抵抗器(15)を1.2kΩ、コ
イル(16)を6.8mH、コンデンサ(18)を1500pF、コン
デンサ(19)を1500pF、コンデンサ(20)を6800pF、抵
抗器(21)を4.7kΩとして構成され、第5図に実線Aで
示す様な振幅特性と第7図に破線Bで示す様な位相特性
とが得られる様になされている。
また接続スイッチ回路(13)の可動接点(13B)はコン
デンサ(22)を介して設置されると共に抵抗器(23)を
介して増幅器(24)の入力端子に接続される。またこの
増幅器(24)の出力端子はディエンファシス回路(25)
を介して出力端子(26)に接続される。
この場合、接続スイッチ回路(13)とコンデンサ(22)
と抵抗器(23)と増幅器(24)とで補間回路(27)が構
成され、後述する様にドロップアウトが検出されたとき
は、この接続スイッチ回路(13)を所定期間、例えば40
μsecの間、オフ状態とし、この所定期間の間、コンデ
ンサ(22)に前置ホールドされた電圧を抵抗器(24)を
介して増幅器(24)に供給する様になされる。
また本例においては、帯域通過フィルタ(7)の出力端
子はドロップアウト検出回路(28)を介して接続スイッ
チ回路(13)の制御端子に接続される。このドロップア
ウト検出回路(28)はFM音声信号のレベルによってドロ
ップアウトの有無を検出し、ドロップアウトを検出した
ときは制御信号を接続スイッチ回路(13)の制御端子に
供給し、所定期間、例えば40μsecの間、この接続スイ
ッチ回路(13)をオフ状態とする。またFM復調回路(1
1)の出力端子もドロップアウト検出回路(29)を介し
て接続スイッチ回路(13)の制御端子に接続される。こ
のドロップアウト検出回路(29)はFM復調回路(11)の
出力信号のレベルによってドロップアウトの有無を検出
し、ドロップアウトを検出したときは、制御信号を接続
スイッチ回路(13)の制御端子に供給し、この接続スイ
ッチ回路(13)を所定期間、例えば40μsecオフ状態と
する。
この様に構成される本例のFM音声信号再生装置は、通過
時においては、帯域通過フィルタ(7)に得られるFM音
声信号をFM復調回路(11)、低域通過フィルタ(12)、
補間回路(27)及びディエンファシス回路(25)を介し
て再生し、また、FM音声信号にドロップアウトが生じて
いるときは、このドロップアウトをドロップアウト検出
回路(28)又は(29)で検出し、所定期間、例えば40μ
secの間、補間回路(27)の接続スイッチ回路(13)を
オフ状態にすることによってドロップアウトに起因する
雑音信号が出力端子(26)に出力されない様にしようと
するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、斯るFM音声信号再生装置においては、FM
復調回路(11)の出力側に第6図Aに示す様なドロップ
アウトに起因する雑音信号S1が生ずると、低域通過フィ
ルタ(12)の出力側には第8図Bに示す様にリンギング
の正成分と負成分との面積が著しく相違する雑音信号S2
が出力される。このため補間回路(27)の接続スイッチ
回路(13)を例えば40μsecの間オフ状態にしても補間
回路(27)の出力側にはこの第6図Cに示す様な雑音信
号S3が出力されてしまい、結局、ディエンファシス回路
(25)の出力側、即ち出力端子(26)には第6図Dに示
す様にかなり大きなレベルを有し、聴感上無視し得ない
雑音信号S4が出力されてしまうという不都合があった。
斯る現象はエネルギーを短時間にまとめて出力する様に
なされた低域通過フィルタ(12)の特性に起因している
と考えられる。
尚、補間期間を長くすることによって、出力端子(26)
に出力される雑音信号S4を低減させることが可能となる
が、この補間時間を長くすることは聴感上好ましいこと
ではなく、でき得る限り短いことが望まれる。
本考案は、斯る点に鑑み、補間時間を短くしても、ドロ
ップアウトに起因する雑音を大幅に低減できる様にした
FM音声信号再生装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるFM音声信号再生装置は、第1図及び第2図
に示す様に、FM音声信号を復調するFM復調回路(11)
と、FM音声信号にドロップアウトが発生したことを検出
するドロップアウト検出回路(28)(29)と、FM復調回
路(11)からの復調音声信号が入力される低域通過フィ
ルタ(30)と、この低域通過フィルタ(30)からの出力
が入力され、ドロップアウト検出回路(28)(29)から
の出力により前置ホールドを行う補間回路(27)と、こ
の補間回路(29)からの出力が入力されるディエンファ
シス回路(25)とより成り、低域通過フィルタ(30)
は、分散型のインパルス応答特性を有し、そのリンギン
グ成分の周波数は音声帯域より十分に高くなる様にした
ものである。
〔作用〕
斯る本考案に依れば、低域通過フィルタ(30)は、分散
型のインパルス応答特性を有し、そのリンギング成分の
周波数は音声帯域より十分に高くなる様になされている
ので、FM復調回路(11)の出力側に生ずるドロップアウ
トに起因する雑音信号S1は、低域通過フィルタ(30)を
通過すると、リンギング成分の正成分と負成分との面積
が殆ど等しい雑音信号S5となる。従って、補間回路(2
7)の補間時間を短くしても、ディエンファシス回路(2
5)の積分効果により、このディエンファシス回路(2
5)の出力側に出力される雑音信号S7はレベルの小さ
い、聴感上無視できる程度のものとなる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図を参照して本考案FM音声信号再生
装置の一実施例につき本考案をビデオディスクプレーヤ
に適用した場合を例にして説明しよう。尚、この第1図
において第4図に対応する部分には同一符号を付し、そ
の詳細説明は省略する。
本例においては、FM復調回路(11)の出力端子に接続す
る低域通過フィルタを第1図に示す様に構成し、その他
については第4図従来例と同様に構成する。
即ち、本例においては、FM復調回路(11)の出力端子に
接続する低域通過フィルタ(30)は、入力端子(31)を
コイル(32)と抵抗器(33)とコイル(34)とから成る
直列回路を介して出力端子(35)に接続すると共に抵抗
器(33)及びコイル(34)の共通接続点をコンデンサ
(36)を介して接地し、またコイル(34)及び出力端子
(35)の共通接続点をコンデンサ(37)及び抵抗器(3
8)の並列回路を介して接地する様にして構成する。具
体的には、コイル(32)を4.7mH、抵抗器(33)を1k
Ω、コイル(34)を8.2mH、コンデンサ(36)を3800p
F、コンデンサ(37)を3900pF、抵抗器(38)を4.7kΩ
とし、第2図に実線Cで示すような振幅特性及び第2図
に破線Dで示す様な位相特性を有する様にする。ここに
低域通過フィルタ(30)をこの様に構成した場合、即
ち、超高域の位相を多く遅らせる様に構成した場合、イ
ンパルス応答をリンギング成分で分散させることが可能
となる。
従って、この様な低域通過フィルタ(30)を使用した本
例のFM音声信号再生装置(39)(尚、本例においては、
右チャンネル用のFM音声信号再生装置(40)についても
左チャンネル用のFM音声信号再生装置(39)と同様に構
成するので、右チャンネル用のFM音声信号再生装置(4
0)についてはその図示及び説明を省略する。)におい
ては、FM復調回路(11)の出力側に第3図Aに示す様な
ドロップアウトに起因する雑音信号S1が生じたとして
も、低域通過フィルタ(30)の出力側にはリンギング成
分の正成分と負成分との面積が略等しい雑音信号S5が出
力される。従って、本例においては、補間回路(27)に
おける補間時間を第4図従来例に比し短くしても、例え
ば第3図Cに示す様に20μsecとしても、補間回路(2
7)の出力側に出力される雑音信号S6はリンギング成分
の正成分と負成分との面積が略等しい信号となる。ま
た、この様にリンギング成分の正成分と負成分との面積
が略等しい雑音信号S7はディエンファシス回路(25)の
積分効果によりリンギング成分が充分に減衰されるた
め、出力端子(26)に出力される雑音信号S7は第3図D
に示す様にレベルの非常に小さい、聴感上無視し得る雑
音信号となる。
この様に本例に依れば、短い補間時間でドロップアウト
に起因する雑音を大幅に低域できる様になされているの
で、聴感上良好な再生音を得ることができるという利益
がある。
尚、本考案は、上述実施例に限らず、本考案の要旨を逸
脱することなく、その他種々の構成が取り得ることは勿
論である。
〔考案の効果〕
本考案に依れば、短い補間期間でドロップアウトに起因
する雑音を大幅に低域できる様になされているので、聴
感上良好な再生音を得ることができるという利益があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案FM音声信号再生装置をビデオディスクプ
レーヤに適用した場合の例を示す構成図、第2図は第1
図例の低域通過フィルタ(30)の振幅特性と位相特性と
を示す線図、第3図は第1図例の説明に供する線図、第
4図はビデオディスクプレーヤに適用された従来のFM音
声信号再生装置を示す構成図、第5図は第4図例の低域
通過フィルタ(12)の振幅特性と位相特性とを示す線
図、第6図は第4図例の説明に供する線図である。 (11)はFM復調回路、(13)は接続スイッチ回路、(2
5)はディエンファシス回路、(27)は補間回路、(2
8)及び(29)は夫々ドロップアウト検出回路、(30)
は低域通過フィルタ、(39)及び(40)は夫々FM音声信
号再生装置である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】FM音声信号を復調するFM復調回路と、 上記FM音声信号にドロップアウトが発生したことを検出
    するドロップアウト検出回路と、 上記FM復調回路からの復調音声信号が入力される低域通
    過フィルタと、 該低域通過フィルタからの出力が入力され、上記ドロッ
    プアウト検出回路からの出力により前置ホールドを行う
    補間回路と、 該補間回路からの出力が入力されるディエンファシス回
    路とより成り、 上記低域通過フィルタは、遮断周波数を越える高域周波
    数領域においてリンギング成分を積極的に発生させると
    ともに該リンギング成分の正成分と負成分とが略等しく
    されるインパルス応答特性を備えることを特徴とするFM
    音声信号再生装置。
JP16784886U 1986-10-31 1986-10-31 Fm音声信号再生装置 Expired - Lifetime JPH0725901Y2 (ja)

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JPS6374761U JPS6374761U (ja) 1988-05-18
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