JPH07258832A - 真空蒸着装置用電子銃およびそれを備えた真空蒸着装置 - Google Patents

真空蒸着装置用電子銃およびそれを備えた真空蒸着装置

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JPH07258832A
JPH07258832A JP5622494A JP5622494A JPH07258832A JP H07258832 A JPH07258832 A JP H07258832A JP 5622494 A JP5622494 A JP 5622494A JP 5622494 A JP5622494 A JP 5622494A JP H07258832 A JPH07258832 A JP H07258832A
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electron beam
vapor deposition
electron gun
electron
focusing
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JP5622494A
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Mamoru Sekiguchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、蒸発加熱源から発生する蒸着材料の
蒸気の電子銃内への侵入を防止して、長時間安定した電
子ビームの発生を持続させつつ、金属、金属酸化物、金
属化合物等の蒸着材料を高速で蒸着することを最も主要
な目的とする。 【構成】本発明は、金属製フィラメントから熱電子を発
生させ、さらに金属製のカソードとアノードとの間に加
速電圧を印加させて得られた電子ビームを集束する集束
手段と、当該集束手段により集束された電子ビームを偏
向させる偏向手段とから構成されるピアス式の真空蒸着
装置用電子銃において、電子ビームの出口孔近傍を排気
する排気手段と、電子ビームの出口孔の前方に、金属酸
化物蒸気をトラップする遮蔽体とを備えて成ることを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属、金属酸化物、金
属化合物等の蒸着材料を加熱蒸発させるのに用いられる
真空蒸着装置用電子銃およびそれを備えた真空蒸着装置
に係り、特にロール状のプラスチック、紙等の基材フィ
ルムに連続的に蒸着加工する際に用いられる真空蒸着装
置用電子銃およびそれを備えた真空蒸着装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック、紙等の基材フィル
ムに、金属、合金、金属酸化物、金属化合物等の薄膜を
蒸着法により形成したものが、各種装飾材料、記録材
料、包装材料等に用いられている。
【0003】特に、包装材料については、従来から用い
られているアルミニウムの蒸着から各種金属酸化物の蒸
着フィルムが提案され、一部実用化されてきている。
【0004】この場合、ロール状の基材フィルムに高速
で蒸着加工を行なうためには、ピアス式電子銃を備えた
真空蒸着装置が多く用いられている。
【0005】図3は、この種の真空蒸着装置の構成例を
示す概略図であり、図3では、蒸着被覆フィルムを形成
する巻取り式真空蒸着装置について示している。
【0006】図3において、本巻取り式真空蒸着装置1
では、真空容器2はその内部全体を、排気口3に接続さ
れた図示しない排気装置(通常は真空ポンプ)により、
10-1〜10-4Paの圧力に維持されるようになってい
る。
【0007】また、基材フィルム4は、透明性を有する
樹脂フィルムで、かつ長尺状であり、連続的に基材フィ
ルム4を巻き出す巻き出しロール5と、基材フィルム4
に薄膜を形成するため外周に部分的に基材フィルム4が
巻き付けられる冷却ロール6と、基材フィルム4を連続
的に巻き取る巻き取りロール7が配置されており、巻き
出しロール5と冷却ロール6との間、および冷却ロール
6と巻き取りロール7との間に、基材フィルム4を円滑
に誘導するガイドロール8が複数個(図では10個)設
けられている。
【0008】一方、装置本体の下部は、冷却ロール6が
露出するような開口部が形成された遮蔽板9により仕切
られており、冷却ロール6と対向する位置に、蒸着材料
10を収納する坩堝11が配置されている。
【0009】また、坩堝11の側面には、蒸着材料10
に電子線を照射する加熱源であるピアス式の電子銃12
が配置されている。
【0010】さらに、坩堝11の側面には、ピアス式電
子銃12からの電子線を蒸着材料10に効率よく照射さ
せるための電磁コイル13が配置されている。
【0011】なお、図3中、14は基材フィルム4に蒸
着材料10が蒸着された蒸着フィルムを示している。
【0012】次に、図4は上記ピアス式電子銃12の詳
細な構成例を示す模式図であり、図3と同一要素には同
一符号を付して示している。
【0013】図4において、ピアス式電子銃は、10-3
Torr以下に排気された真空容器内に設けられた熱電
子発生用フィラメント21、カソード22、アノード2
3、ビーム集束系24、ビーム偏向系25を少なくとも
備え、これらは蒸着材料が収納されている真空容器2の
壁に直接搭載されている。
【0014】また、上記ビーム偏向系25であるポール
シュー26は、真空容器2内に露出させており、電子ビ
ームの出口孔27から真空容器2内に直進してきた電子
ビームを、磁場により偏向するものである。
【0015】ところで、電子ビームにより加熱される水
冷の坩堝11内に収納された蒸着材料10は蒸気化さ
れ、その一部は電子ビームの出口孔27から電子銃内部
に侵入し、カソード22近傍の真空度が上昇してアーク
放電が生じる。
【0016】そこで、これを防ぐために、ターボポンプ
等の排気システム28をピアス式電子銃本体に接続し
て、ピアス式電子銃内の真空度が上昇することを防止し
ている。
【0017】しかしながら、数千〜数万A/Sといった
高速蒸発の環境化では、上記ターボポンプ等の排気シス
テム28による局所排気も不十分であり、特に金属酸化
物の蒸発については、カソード22の酸化が大きな問題
になっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電子銃を備えた高速の真空蒸着装置においては、蒸発加
熱源から発生する蒸着材料の蒸気が電子銃内に侵入し
て、長時間安定した電子ビームの発生を持続することが
困難になるという問題があった。
【0019】本発明は、上記のような問題点を解消する
ために成されたもので、蒸発加熱源から発生する蒸着材
料の蒸気の電子銃内への侵入を防止して、長時間安定し
た電子ビームの発生を持続させつつ、金属、金属酸化
物、金属化合物等の蒸着材料を高速で蒸着することが可
能な真空蒸着装置用電子銃およびそれを備えた真空蒸着
装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、金属製フィラメントから熱電子を発生させ、さら
に金属製のカソードとアノードとの間に加速電圧を印加
させて得られた電子ビームを集束する集束手段と、当該
集束手段により集束された電子ビームを偏向させる偏向
手段とから構成されるピアス式の真空蒸着装置用電子銃
において、まず、請求項1に係る発明では、電子ビーム
の出口孔近傍を排気する排気手段を備えて成る。
【0021】また、請求項2に係る発明では、電子ビー
ムの出口孔の前方に、金属酸化物蒸気をトラップする遮
蔽体を備えて成る。
【0022】さらに、請求項3に係る発明では、電子ビ
ームの出口孔近傍を排気する排気手段と、電子ビームの
出口孔の前方に、金属酸化物蒸気をトラップする遮蔽体
とを備えて成る。
【0023】ここで、上記遮蔽体としては、電子ビーム
の出口孔を通過した電子ビームの進行方向と垂直に金属
製板状からなる遮蔽板が少なくとも1個以上設けられて
なり、かつ電子ビームの進行方向と共に遮蔽板間隔を大
きくしているものである。
【0024】また、上記遮蔽体としては、開口部を中央
部に有する金属製遮蔽板の開口面積が電子ビームの進行
方向と共に大きくなるように遮蔽板が複数個設けられて
なるものである。
【0025】一方、請求項6に係る発明では、金属、金
属酸化物、金属化合物等の蒸着材料を電子銃により加熱
蒸発させて、ロール状のプラスチック、紙等の基材フィ
ルムに連続的に蒸着加工を行なう真空蒸着装置におい
て、電子銃として、上記請求項1ないし請求項3のいず
れか1項に係る真空蒸着装置用電子銃を備えて成る。
【0026】
【作用】従って、まず、請求項1に係る発明の真空蒸着
装置用電子銃においては、熱電子発生用の金属製フィラ
メントから熱電子を発生させ、さらに金属製のカソード
とアノードとの間に加速電圧を印加させて得た電子ビー
ムを集束手段により集束させた後、偏向手段により偏向
させて、電子ビーム案内管から電子ビームの出口孔を通
過して真空容器内に照射する際に、当該出口孔近傍を排
気手段により排気して積極的に高真空領域にすることに
より、蒸発加熱源から発生する蒸着材料の蒸気が、電子
ビーム案内管を通して電子銃内部に侵入して、圧力上昇
によるカソードのスパッタや蒸着材料の蒸気が絶縁部に
付着することを防止できるため、アーク放電が防止で
き、結果として金属酸化物等の蒸着材料の蒸発を長時間
安定に持続することができる。
【0027】また、請求項2に係る発明の真空蒸着装置
用電子銃においては、熱電子発生用の金属製フィラメン
トから熱電子を発生させ、さらに金属製のカソードとア
ノードとの間に加速電圧を印加させて得た電子ビームを
集束手段により集束させた後、偏向手段により偏向させ
て、電子ビーム案内管から電子ビームの出口孔を通過し
て真空容器内に照射する際に、当該出口孔近傍に金属酸
化物蒸気をトラップする遮蔽体を設けることにより、前
記請求項1に係る発明の真空蒸着装置用電子銃の作用と
同様に、蒸発加熱源から発生する蒸着材料の蒸気が、冷
却された金属製の遮蔽体上にトラップされ、電子銃内へ
の蒸気の侵入が防止でき、アーク放電が防止でき、結果
として金属酸化物等の蒸着材料の蒸発を長時間安定に持
続することができる。
【0028】さらに、請求項3に係る発明の真空蒸着装
置用電子銃においては、熱電子発生用の金属製フィラメ
ントから熱電子を発生させ、さらに金属製のカソードと
アノードとの間に加速電圧を印加させて得た電子ビーム
を集束手段により集束させた後、偏向手段により偏向さ
せて、電子ビーム案内管から電子ビームの出口孔を通過
して真空容器内に照射する際に、当該出口孔近傍を排気
手段により排気して積極的に高真空領域にすると共に、
当該出口孔近傍に金属酸化物蒸気をトラップする遮蔽体
を設けることにより、前記請求項1および請求項2に係
る発明の真空蒸着装置用電子銃の作用に加えて、容易か
つ確実に蒸発蒸気物を除去できるため、蒸発蒸気物によ
る高電圧印加部への汚れ、カソードの変質劣化を防止す
ることができる。
【0029】この場合、特に前記請求項2または請求項
3に係る発明の真空蒸着装置用電子銃において、遮蔽体
を、電子ビームの出口孔を通過した電子ビームの進行方
向と垂直に金属製板状からなる遮蔽板を少なくとも1個
以上設けてあり、かつ電子ビームの進行方向と共に遮蔽
板間隔が大きくなっているものとすることにより、前記
請求項1ないし請求項3に係る発明の真空蒸着装置用電
子銃の作用に加えて、電子銃内への蒸着粒子の侵入をよ
り一層確実に防止することができる。
【0030】また、前記請求項2または請求項3に係る
発明の真空蒸着装置用電子銃において、遮蔽体を、開口
部を中央部に有する金属製遮蔽板の開口面積が電子ビー
ムの進行方向と共に大きくなるように遮蔽板が複数個設
けられているものとすることにより、前記請求項1ない
し請求項3に係る発明の真空蒸着装置用電子銃の作用に
加えて、蒸発加熱源から発生する蒸着材料の蒸気を、蒸
発加熱源側の遮蔽体から電子銃の電子ビームの出口孔に
向かって配置されているいくつかの遮蔽板上に順次トラ
ップできるため、電子銃内への蒸着材料の蒸気の侵入を
より一層確実に防止することができる。
【0031】一方、請求項6に係る発明の真空蒸着装置
においては、電子銃として、前記請求項1ないし請求項
3のいずれか1項に係る発明の真空蒸着装置用電子銃を
備えることにより、蒸発加熱源から発生する蒸着材料の
蒸気の電子銃内への侵入を防止して、長時間安定した電
子ビームの発生を持続させつつ、金属、金属酸化物、金
属化合物等の蒸着材料を高速で蒸着することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明による真空蒸着装置用電子
銃の構成例を示す概略図であり、図3および図4と同一
要素には同一符号を付して示している。
【0034】すなわち、本実施例の真空蒸着装置用電子
銃は、図1に示すように、電子ビームを発生させる筒状
容器を排気する排気手段と、容器内に設けられた熱電子
発生用フィラメント21、必要に応じて設けられるカソ
ード22からなるビーム発生系と、アノード23とカソ
ード22との間に電圧を与えて電子ビームを加速させる
ビーム加速系31と、電子ビームを電磁場により集束さ
せるビーム集束系24と、磁場により電子ビームを二次
元に偏向させるビーム偏向系25と、電子ビームの出口
孔27近傍を排気する排気手段である図示しないターボ
ポンプと、このターボポンプに接続される排気部32
と、電子ビームの出口孔27の前方に、金属酸化物蒸気
をトラップする遮蔽体である予備排気空間部33とから
構成している。
【0035】ここで、予備排気空間部33は、排気用の
ターボポンプ32により10-5〜10-3Torr程度に
排気されており、電子ビームはこの予備排気空間部33
を通過して、水冷の坩堝11内に収納された蒸着材料1
0の表面に照射されるようになっている。
【0036】また、熱電子発生用フィラメント21、カ
ソード22は、例えばタイタル、タングステン等の金属
あるいは合金の公知の金属材料からなるものであり、特
に形状等は限定されるものではない。
【0037】さらに、熱電子発生用フィラメント21か
ら発生した電子の広がりを防ぐために、熱電子発生用フ
ィラメント21とカソード22との間に、公知のウェー
ネルト電極を設けてもいっこうに構わない。
【0038】因みに、図1に示したものは、ウェーネル
ト電極とフィラメントとの間に数KVの電圧を与え、ウ
ェーネルト電極と同電位であるカソードをフィラメント
カソードから発生した電子によりボンバードし、電子ビ
ームを増幅させるタイプである。
【0039】一方、上記予備排気空間部33は、図1に
示すように、耐熱性と熱伝導性に優れたステンレス、銅
等の金属材料からなる少なくとも1個以上(図では3
個)の遮蔽板33aが設けられてなっている。
【0040】ここで、遮蔽板33aの形状としては、円
盤状、板状等、特に限定されるものではないが、円盤状
のものがより好ましい。
【0041】また、遮蔽板33aのほぼ中央部には、電
子ビームの出口孔27側のものから順次大きくなるよう
に、電子ビームを通過させる開口部33bが設けられて
いる。
【0042】この場合、開口部33bの形状としては、
上記電子銃内に配置されたビーム偏向のパターンにより
任意の形状にする。当然のごとく、点状のビームであれ
ば、開口形状にし、線状のビームを発生させれば、開口
形状もそれに類似した形状にする。
【0043】さらに、遮蔽板33aには、冷却が必要で
あり、冷却水を循環した金属パイプを周囲に巻いた水冷
方式を容易に利用することができる。
【0044】一方、複数個の遮蔽板33aにより分割さ
れた内部の圧力は、(10-2Torr)Pn>Pn-1
(10-3〜10-4Torr)>・・>P1(電子銃内1
-5Torr)となるように遮蔽板の間隔を特定し、作
動排気を行なうようにしている。
【0045】すなわち、蒸着材料10が収納された坩堝
11側では、遮蔽板33aの配置間隔を広くし、偏向シ
ステム側にいくにしたがって遮蔽板33aの配置間隔を
狭くし、各分割空間の圧力を制御するようにしている。
【0046】次に、以上のように構成した本実施例の真
空蒸着装置用電子銃の作用について説明する。
【0047】カソード22で発生した電子ビームは、ビ
ーム加速系31で数〜数十KVに加速され、接地された
アノード23との間で加速される。
【0048】このようにして発生した電子ビームは、公
知の電場コイルからなるビーム集束系24により適当に
集束され、少なくとも一対のコイルからなるビーム偏向
系25の磁場により偏向される。
【0049】この集束、偏向された電子ビームは、電子
ビームの出口孔27を通過した後、電子ビームの進行方
向と垂直に設置された蒸発物蒸気のトラップを行なうた
めの遮蔽板が設けられ、図示しないターボポンプに接続
される排気部32から10-5〜10-3Torr程度に排
気された予備排気空間部33を通過した後、蒸着材料1
0が配置された真空容器2内の蒸着材料10に照射され
る。
【0050】この場合、電子ビームが、電子ビーム案内
管から電子ビームの出口孔27を通過して真空容器2内
に照射する際に、出口孔27近傍をターボポンプ32に
より排気して積極的に高真空領域にすることによる、蒸
発加熱源から発生する蒸着材料10の蒸気が、電子ビー
ム案内管を通して電子銃内部に侵入して、圧力上昇によ
るカソードのスパッタや蒸着材料10の蒸気が絶縁部に
付着することを防止できるため、アーク放電が防止で
き、結果として金属酸化物等の蒸着材料10の蒸発を長
時間安定に持続できる。
【0051】また、電子ビームが、電子ビーム案内管か
ら電子ビームの出口孔27を通過して真空容器2内に照
射する際に、出口孔27近傍に金属酸化物蒸気をトラッ
プする予備排気空間部33を設けることにより、蒸発加
熱源から発生する蒸着材料10の蒸気が、冷却された金
属製の予備排気空間部33上にトラップされ、電子銃内
への蒸気の侵入が防止でき、アーク放電が防止でき、結
果として金属酸化物等の蒸着材料10の蒸発を長時間安
定に持続できる。
【0052】さらに、電子ビームが、電子ビーム案内管
から電子ビームの出口孔27を通過して真空容器2内に
照射する際に、出口孔27近傍をターボポンプ32によ
り排気して積極的に高真空領域にすると共に、出口孔2
7近傍に金属酸化物蒸気をトラップする予備排気空間部
33を設けることにより、容易かつ確実に蒸発蒸気物を
除去できるため、蒸発蒸気物による高電圧印加部への汚
れ、カソードの変質劣化を防止できる。
【0053】この場合、特に予備排気空間部33を、電
子ビームの出口孔27を通過した電子ビームの進行方向
と垂直に金属製板状からなる遮蔽板33aを少なくとも
1個以上設けてあり、かつ電子ビームの進行方向と共に
遮蔽板間隔が大きくなっているものとすることにより、
電子銃内への蒸着粒子の侵入をより一層確実に防止でき
る。
【0054】また、予備排気空間部33を、開口部33
bを中央部に有する金属製遮蔽板の開口面積が電子ビー
ムの進行方向と共に大きくなるように遮蔽板33aが複
数個設けられているものとすることにより、蒸発加熱源
から発生する蒸着材料10の蒸気を、蒸発加熱源側の遮
蔽体から電子銃の電子ビームの出口孔27に向かって配
置されているいくつかの遮蔽板33a上に順次トラップ
できるため、電子銃内への蒸着材料10の蒸気の侵入を
より一層確実に防止できる。
【0055】従って、かかる真空蒸着装置用電子銃を備
えた真空蒸着装置とすることにより、蒸発加熱源から発
生する蒸着材料10の蒸気の電子銃内への侵入を防止し
て、長時間安定した電子ビームの発生を持続させつつ、
金属、金属酸化物、金属化合物等の蒸着材料10を高速
で蒸着できる。
【0056】[具体例1]図1に示した真空蒸着装置用
電子銃を用いて、基材フィルムであるプラスチックフィ
ルム上に酸化アルミニウムを連続的に蒸着し、加工時に
おける電子ビームの安定性を確認するために、電子ビー
ムのブレークダウン回数とカソードの寿命の試験を行な
った。
【0057】その結果を表1に示す。
【0058】 蒸着材料 酸化アルミニウム 加速電圧 30KV エミッション電流 1.3A 本実施例の真空蒸着装置用電子銃では、蒸発加工中に電
子ビームのブレークがなく、安定した材料加熱ができて
いる。
【0059】さらに、カソード22の寿命は、従来のも
のに比べて極めて長時間利用できている。
【0060】[比較例]図1に示すように電子ビームの
出口孔27近傍を排気していない従来の電子銃を用い
て、具体例1の場合と同様の試験を行なった。その結果
を表1に示す。
【0061】
【表1】 表1からわかるように、蒸着加工中に蒸着材料10が電
子銃内に侵入して、電子銃内の圧力が上昇し、カソード
22付近でアーク放電が生じたため、安定した電子ビー
ムが発生できず、蒸着材料10を均一に加熱することが
できなかった。上述したように、本実施例の真空蒸着装
置用電子銃においては、熱電子発生用の金属製フィラメ
ント21から熱電子を発生させ、さらに金属製のカソー
ド22とアノード23との間に加速電圧を印加させて得
た電子ビームをビーム集束系24により集束させた後、
ビーム偏向系25により偏向させて、電子ビーム案内管
から電子ビームの出口孔27を通過して真空容器2内に
照射する際に、当該出口孔27近傍を排気手段である図
示しないターボポンプにより排気部32から排気して積
極的に高真空領域にしているので、蒸発加熱源から発生
する蒸着材料10の蒸気が、電子ビーム案内管を通して
電子銃内部に侵入して、圧力上昇によるカソード22の
スパッタや蒸着材料10の蒸気が絶縁部に付着すること
を防止できるため、アーク放電が防止でき、結果として
金属酸化物等の蒸着材料10の蒸発を長時間安定に持続
することができ、長尺基材フィルムへの蒸着加工を均一
に行なうことが可能となる。
【0062】また、熱電子発生用の金属製フィラメント
21から熱電子を発生させ、さらに金属製のカソード2
2とアノード23との間に加速電圧を印加させて得た電
子ビームを集束系24により集束させた後、偏向系25
により偏向させて、電子ビーム案内管から電子ビームの
出口孔を通過して真空容器2内に照射する際に、当該出
口孔27近傍に金属酸化物蒸気をトラップする遮蔽体で
ある予備排気空間部33を設けているので、蒸発加熱源
から発生する蒸着材料10の蒸気が、冷却された金属製
の予備排気空間部33上にトラップされ、電子銃内への
蒸気の侵入が防止でき、アーク放電が防止でき、結果と
して金属酸化物等の蒸着材料10の蒸発を長時間安定に
持続することが可能となる。
【0063】さらに、熱電子発生用の金属製フィラメン
ト21から熱電子を発生させ、さらに金属製のカソード
22とアノード23との間に加速電圧を印加させて得た
電子ビームを集束系24により集束させた後、偏向系2
5により偏向させて、電子ビーム案内管から電子ビーム
の出口孔27を通過して真空容器2内に照射する際に、
当該出口孔27近傍を排気手段であるターボポンプ32
により排気して積極的に高真空領域にすると共に、当該
出口孔27近傍に金属酸化物蒸気をトラップする遮蔽体
である予備排気空間部33を設けているので、容易かつ
確実に蒸発蒸気物を除去できるため、蒸発蒸気物による
高電圧印加部への汚れ、カソード22の変質劣化を防止
することが可能となる。
【0064】この場合、特に遮蔽体である予備排気空間
部33を、電子ビームの出口孔27を通過した電子ビー
ムの進行方向と垂直に金属製板状からなる遮蔽板33a
を少なくとも1個以上設け、かつ電子ビームの進行方向
と共に遮蔽板間隔が大きくなるようにしているので、電
子銃内への蒸着粒子の侵入をより一層確実に防止するこ
とが可能となる。
【0065】また、遮蔽体である予備排気空間部33
を、開口部33bを中央部に有する金属製遮蔽板の開口
面積が電子ビームの進行方向と共に大きくなるように遮
蔽板33aが複数個設けられているものとしているの
で、蒸発加熱源から発生する蒸着材料10の蒸気を、蒸
発加熱源側の遮蔽体から電子銃の電子ビームの出口孔に
向かって配置されているいくつかの遮蔽板33a上に順
次トラップできるため、電子銃内への蒸着材料10の蒸
気の侵入をより一層確実に防止することが可能となる。
【0066】以上により、本実施例の真空蒸着装置用電
子銃を備えた真空蒸着装置においては、蒸発加熱源から
発生する蒸着材料10の蒸気の電子銃内への侵入を防止
して、長時間安定した電子ビームの発生を持続させつ
つ、金属、金属酸化物、金属化合物等の蒸着材料10を
高速で蒸着することが可能となる。
【0067】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。
【0068】図2は、上記予備排気空間部33の他の構
成例を示す断面図であり、図1と同一要素には同一符号
を付して示している。
【0069】図2において、予備排気空間部33は、耐
熱性と熱伝導性に優れたステンレス、銅等の金属材料か
らなる外ハウジング34の内部構造として、少なくとも
1個以上の遮蔽板34aが設けている。また、この外ハ
ウジング34の一部に設けられたポートに、図示しない
前述のターボポンプ32を設置して、内部を排気するよ
うにしている。
【0070】ここで、遮蔽板34aの形状としては、円
盤状、板状等、特に限定されるものではないが、外ハウ
ジング34と一体化させることから円盤状のものがより
好ましい。なお、図2では、板状のものについて示して
いる。
【0071】また、遮蔽板34aのほぼ中央部には、電
子ビームの出口孔27側のものから順次大きくなるよう
に、電子ビームを通過させる開口部34bが設けられて
いる。
【0072】この場合、開口部34bの形状としては、
上記電子銃内に配置されたビーム偏向のパターンにより
任意の形状にする。当然のごとく、点状のビームであれ
ば、開口形状にし、線状のビームを発生させれば、開口
形状もそれに類似した形状にする。
【0073】さらに、外ハウジング34、および内部の
遮蔽板34aには、冷却が必要であり、冷却水を循環し
た金属パイプ34cを周囲に巻いた水冷方式を容易に利
用することができる。
【0074】一方、複数個の遮蔽板34aにより分割さ
れた内部の圧力は、(10-2Torr)Pn>Pn-1
(10-3〜10-4Torr)>・・>P1(電子銃内1
-5Torr)となるように遮蔽板34aの間隔を特定
し、作動排気を行なうようにしている。
【0075】すなわち、蒸着材料10が収納された坩堝
11側では、遮蔽板34aの配置間隔を広くし、偏向シ
ステム側にいくにしたがって遮蔽板34aの配置間隔を
狭くし、各分割空間の圧力を制御するようにしている。
【0076】[具体例2]予備排気空間部33を図2に
示すようなタイプのものにした真空蒸着装置用電子銃を
用いて、前述した具体例1の場合と同様の試験を行なっ
た。
【0077】その結果を表1に示す。
【0078】かかる構成の予備排気空間部33として
も、前記実施例の場合と同様の作用効果が得られるもの
である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
属製フィラメントから熱電子を発生させ、さらに金属製
のカソードとアノードとの間に加速電圧を印加させて得
られた電子ビームを集束する集束手段と、当該集束手段
により集束された電子ビームを偏向させる偏向手段とか
ら構成されるピアス式の真空蒸着装置用電子銃におい
て、電子ビームの出口孔近傍を排気する排気手段、また
は電子ビームの出口孔の前方に、金属酸化物蒸気をトラ
ップする遮蔽体の少なくとも一方を備えるようにしたの
で、蒸発加熱源から発生する蒸着材料の蒸気の電子銃内
への侵入を防止して、長時間安定した電子ビームの発生
を持続させつつ、金属、金属酸化物、金属化合物等の蒸
着材料を高速で蒸着することが可能な真空蒸着装置用電
子銃およびそれを備えた真空蒸着装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空蒸着装置用電子銃の一実施例
を示す概略図。
【図2】本発明による真空蒸着装置用電子銃における予
備排気空間部の他の構成例を示す断面図。
【図3】真空蒸着装置の構成例を示す概略図。
【図4】従来のピアス式電子銃の詳細な構成例を示す模
式図。
【符号の説明】
1…巻取り式真空蒸着装置、2…真空容器、3…排気
口、4…基材フィルム、5…巻き出しロール、6…冷却
ロール、7…巻き取りロール、8…ガイドロール、9…
遮蔽板、10…蒸着材料、11…坩堝、12…ピアス式
電子銃、13…電磁石コイル、14…蒸着フィルム、2
1…熱電子発生用フィラメント、22…カソード、23
…アノード、24…ビーム集束系、25…ビーム偏向
系、26…ポールシュー、27…電子ビームの出口孔、
28…排気システム、31…ビーム加速系、32…ター
ボポンプ、33…予備排気空間部、33a…遮蔽板、3
3b…開口部、34…外ハウジング、34a…遮蔽板、
34b…開口部、34c…金属パイプ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製フィラメントから熱電子を発生さ
    せ、さらに金属製のカソードとアノードとの間に加速電
    圧を印加させて得られた電子ビームを集束する集束手段
    と、当該集束手段により集束された電子ビームを偏向さ
    せる偏向手段とから構成されるピアス式の真空蒸着装置
    用電子銃において、 前記電子ビームの出口孔近傍を排気する排気手段を備え
    て成ることを特徴とする真空蒸着装置用電子銃。
  2. 【請求項2】 金属製フィラメントから熱電子を発生さ
    せ、さらに金属製のカソードとアノードとの間に加速電
    圧を印加させて得られた電子ビームを集束する集束手段
    と、当該集束手段により集束された電子ビームを偏向さ
    せる偏向手段とから構成されるピアス式の真空蒸着装置
    用電子銃において、 前記電子ビームの出口孔の前方に、金属酸化物蒸気をト
    ラップする遮蔽体を備えて成ることを特徴とする真空蒸
    着装置用電子銃。
  3. 【請求項3】 金属製フィラメントから熱電子を発生さ
    せ、さらに金属製のカソードとアノードとの間に加速電
    圧を印加させて得られた電子ビームを集束する集束手段
    と、当該集束手段により集束された電子ビームを偏向さ
    せる偏向手段とから構成されるピアス式の真空蒸着装置
    用電子銃において、 前記電子ビームの出口孔近傍を排気する排気手段と、 前記電子ビームの出口孔の前方に、金属酸化物蒸気をト
    ラップする遮蔽体と、 を備えて成ることを特徴とする真空蒸着装置用電子銃。
  4. 【請求項4】 前記遮蔽体としては、電子ビームの出口
    孔を通過した電子ビームの進行方向と垂直に金属製板状
    からなる遮蔽板が少なくとも1個以上設けられてなり、
    かつ電子ビームの進行方向と共に遮蔽板間隔を大きくし
    ているものであることを特徴とする請求項2または請求
    項3に記載の真空蒸着装置用電子銃。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽体としては、開口部を中央部に
    有する金属製遮蔽板の開口面積が電子ビームの進行方向
    と共に大きくなるように遮蔽板が複数個設けられてなる
    ものであることを特徴とする請求項2または請求項3に
    記載の真空蒸着装置用電子銃。
  6. 【請求項6】 金属、金属酸化物、金属化合物等の蒸着
    材料を電子銃により加熱蒸発させて、ロール状のプラス
    チック、紙等の基材フィルムに連続的に蒸着加工を行な
    う真空蒸着装置において、 前記電子銃として、前記請求項1ないし請求項5のいず
    れか1項に記載の真空蒸着装置用電子銃を備えて成るこ
    とを特徴とする真空蒸着装置。
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