JP2000285838A - ガスイオン化装置 - Google Patents

ガスイオン化装置

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JP2000285838A
JP2000285838A JP11094736A JP9473699A JP2000285838A JP 2000285838 A JP2000285838 A JP 2000285838A JP 11094736 A JP11094736 A JP 11094736A JP 9473699 A JP9473699 A JP 9473699A JP 2000285838 A JP2000285838 A JP 2000285838A
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JP
Japan
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ray
target
gas
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JP11094736A
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English (en)
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Kyoji Saito
藤 教 司 斎
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NIPPON DENSHI ENG
Jeol Ltd
Jeol Engineering Co Ltd
Original Assignee
NIPPON DENSHI ENG
Jeol Ltd
Jeol Engineering Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/06Cathode assembly
    • H01J2235/068Multi-cathode assembly

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  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極間のガス分子を均一にイオン化する事が
できるガスイオン化装置を提供すること。 【解決手段】 フィラメント20から発生した熱電子は
集束電極22により集束されてX線発生用ターゲット1
9を照射する。この電子線照射により、環状のX線発生
用ターゲット19の各部からX線が発生する。そして、
環状の窓18から取り出された各X線は、X線管15の
中心方向に進行し、電極間に存在するアルゴン分子を照
射する。X線管15は、点光源ではなく線光源であり、
電極外周に連続するX線源があるため電極空間内のX線
強度分布はほぼ均一である。そのため、電極間のアルゴ
ン分子は均一にイオン化される。この結果、ターゲット
9は全面にわたって均一にスパッタリングされ、シリコ
ンウエハ6に均一な厚さのスパッタ膜が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、高周波スパッタ
装置等に用いられるガスイオン化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 図1は、従来の高周波スパッタ装置
(成膜装置)を説明するために示した図である。図1に
おいて、1は密閉容器で、容器1は排気口2を介して排
気装置3により排気されている。
【0003】容器1の内部には、円盤状の陽極4と円盤
状の陰極5とが一定間隔を保って相対向するように配置
されている。前記陽極4は容器1と同電位(接地電位)
に保たれ、陽極4の上には例えばシリコンウエハ6が置
かれている。
【0004】また、前記陰極5はマッチングボックス7
を介して高周波電源8に接続されており、陰極5の上に
はターゲット(膜材料)9が置かれている。さらに、陰
極5には、ガス分子のイオン化率を高めるための磁石1
0が配置されている。
【0005】11はアルゴンガス導入装置で、このアル
ゴンガス導入装置11はガス導入口12を介して前記容
器1に接続されている。13は、前記陰極5を容器1に
対して電気的に絶縁するための絶縁物である。
【0006】このような構成において、アルゴンガスが
容器1に導入され、容器1内は所定の圧力(例えば10
〜10-4Torr程度)に保たれる。そして、容器1内
がガス雰囲気に保たれた状態で、電源8がオンされて陽
極4と陰極5との間に高周波電界が加えられる。する
と、陽極4と陰極5間にプラズマが発生し、そのプラズ
マ中の正イオンがターゲット9をスパッタリングして、
シリコンウエハ6の表面にスパッタ膜が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、前記磁石
10による磁界により電極間のアルゴン分子のイオン化
率は高められるが、電極間においてその磁界分布が均一
でないために、ターゲット9が全面にわたって均一にス
パッタリングされなくなる。すなわち、電極間の中央付
近にはほとんど磁界ができないので、電極間の中央付近
のアルゴン分子のイオン化率はその周りより低くなり、
その結果、ターゲット中心部分のスパッタリング量はそ
の周りより少なくなる。
【0008】これに伴ない、シリコンウエハ6に形成さ
れるスパッタ膜の厚さは均一でなくなる。
【0009】図2は、スパッタリング終了時における、
ターゲット9の断面と、ウエハ6に形成されたスパッタ
膜の断面を示したものである。この図からわかるよう
に、スパッタ膜の厚さは均一ではない。
【0010】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
ので、その目的は、電極間のガス分子を均一にイオン化
する事ができるガスイオン化装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成する本
発明のガスイオン化装置は、ガス分子にX線を照射して
ガス分子をイオン化するガスイオン化装置において、前
記X線を発生するX線管は、環状のX線発生用ターゲッ
トと、該X線発生用ターゲットに電子線を照射するため
の環状の電子発生部を備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、図面を用いて本発明の実
施の形態について説明する。
【0013】図3は、本発明のガスイオン化装置の一例
を説明するために示した図であり、本発明のガスイオン
化装置を備えた高周波スパッタ装置を示した図である。
【0014】図3において、図1の構成と同じ構成には
それと同じ番号が付されている。
【0015】図3の高周波スパッタ装置において、構成
上図1の装置と異なる点は、円盤状の陰極14が磁石を
有していない点と、陽極4と陰極14との間の空間を囲
むようにX線管15が配置されている点である。図4は
X線管15を陽極4側から見た図であり、X線管15は
円環状に構成されている。
【0016】図3のX線管15の構成について説明する
と、16は環状のX線管容器であり、容器16には、環
の中心方向へ向けてX線を取り出すためのX線出射口1
7が設けられており、このX線出射口17は、例えばベ
リリウムから成る環状の窓18で覆われている。この窓
18により、容器16は密閉されており、容器16は排
気装置(図示せず)により排気されている。
【0017】19は、容器16内に配置された環状のX
線発生用ターゲットであり、環の中心方向へ向けて約4
5度傾斜したX線発生面を持つ。このX線発生用ターゲ
ット19はWやMoやCu等で構成される。
【0018】このX線発生用ターゲット19の上方に
は、ターゲットに対向して環状のフィラメント(電子発
生部)20が配置されており、フィラメント20はフィ
ラメント加熱電源(図示せず)に接続されている。ま
た、フィラメント20は加速電源21の負極側に接続さ
れており、この加速電源21の正極側には前記X線発生
用ターゲット19が接続されている。
【0019】フィラメント20の周りには集束電極22
が配置されており、集束電極22は集束電極電源(図示
せず)に接続されている。
【0020】23は、X線発生用ターゲット19の背面
に設けられた環状の冷却水路であり、冷却水は、図4の
流入口24から冷却水路23に入れられて排出口25か
ら排出される。
【0021】このような構成において、アルゴンガスが
容器1に導入され、容器1内は所定の圧力(例えば10
〜10-4Pa程度)に保たれる。そして、容器1内がガ
ス雰囲気に保たれた状態で、電源8がオンされて陽極4
と陰極14との間に高周波電界が加えられる。すると、
陽極4と陰極14間にプラズマが発生する。
【0022】さらに、アルゴン分子のイオン化率を高め
るために、X線管15が稼働されてX線がアルゴン分子
に照射される。
【0023】このX線管15の稼働について説明する
と、X線管15の稼働時には、前記フィラメント20が
加熱されると共に、前記集束電極電源と加速電源21が
オンされる。すると、フィラメント20から発生した熱
電子は集束電極22により集束されてX線発生用ターゲ
ット19を照射する。この電子線照射により、環状のX
線発生用ターゲット19の各部からX線が発生する。
【0024】そして、環状の窓18から取り出された各
X線は、X線管15の中心方向に進行し、電極間に存在
するアルゴン分子を照射する。このX線管15は、点光
源ではなく線光源であり、電極外周に連続するX線源が
あるため電極空間内のX線強度分布はほぼ均一である。
そのため、電極間のアルゴン分子は均一にイオン化され
る。この結果、ターゲット9は全面にわたって均一にス
パッタリングされ、シリコンウエハ6に均一な厚さのス
パッタ膜が形成される。
【0025】以上、図3の高周波スパッタ装置について
説明したが、本発明はこの例に限定されるものではな
い。
【0026】例えば、容器1内の真空度が10-4Pa以
下であれば窓18は不要である。このように窓18を取
り除けば、ターゲット19からの電子もアルゴン分子の
イオン化に寄与するため、更にガス分子のイオン化率を
上げることができる。
【0027】また、窓18をチタンやアルミニウム等で
形成するようにしても良い。
【0028】なお、通常のX線管を電極外周に隙間なく
複数本並べることも考えられるが、この場合、X線管の
専有する空間が非常に大きくなって高周波スパッタ装置
が大型化してしまう。また、通常のX線管は基本的に点
光源であるため、電極外周にX線管を複数本並べても、
電極空間内のX線強度分布を均一にすることはできな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の高周波スパッタ装置を示した図であ
る。
【図2】 スパッタリング終了時における、ターゲット
9の断面と、ウエハ6に形成されたスパッタ膜の断面を
示した図である。
【図3】 本発明のガスイオン化装置を示した図であ
る。
【図4】 X線管15を陽極4側から見た図である。
【符号の説明】
1…密閉容器、2…排気口、3…排気装置、4…陽極、
5…陰極、6…シリコンウエハ、7…マッチングボック
ス、8…高周波電源、9…ターゲット、10…磁石、1
1…アルゴンガス導入装置、12…ガス導入口、13…
絶縁物、14…陰極、15…X線管、16…X線管容
器、17…X線出射口、18…窓、19…X線発生用タ
ーゲット、20…フィラメント、21…加速電源、22
…集束電極、23…冷却水路、24…流入口、25…排
出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス分子にX線を照射してガス分子をイ
    オン化するガスイオン化装置において、前記X線を発生
    するX線管は、環状のX線発生用ターゲットと、該X線
    発生用ターゲットに電子線を照射するための環状の電子
    発生部を備えることを特徴とするガスイオン化装置。
JP11094736A 1999-04-01 1999-04-01 ガスイオン化装置 Withdrawn JP2000285838A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007149449A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Horon:Kk 帯電汚染防止装置および帯電汚染防止方法
CN104037042A (zh) * 2013-03-06 2014-09-10 佳能株式会社 X射线产生管、x射线产生装置和x射线成像系统

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Effective date: 20060606