JPH07258159A - ビス(ヒドロキシアルキル)シクロアルカンからのビニルエーテル末端基付きエステル樹脂 - Google Patents

ビス(ヒドロキシアルキル)シクロアルカンからのビニルエーテル末端基付きエステル樹脂

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JPH07258159A
JPH07258159A JP7034009A JP3400995A JPH07258159A JP H07258159 A JPH07258159 A JP H07258159A JP 7034009 A JP7034009 A JP 7034009A JP 3400995 A JP3400995 A JP 3400995A JP H07258159 A JPH07258159 A JP H07258159A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F16/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical
    • C08F16/12Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical by an ether radical
    • C08F16/32Monomers containing two or more unsaturated aliphatic radicals

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射線硬化して、優れた金属付着性を示すポ
リマー被膜を与えるビニルエーテルエステルを提供す
る。 【構成】 殊に、オニウム塩の存在下で放射線により誘
発されるカチオン重合により特に急速に硬化または重合
するビニルエーテル末端基付きエステルが記載される。
そのオリゴマー単位はジカルボン酸とジオールとの反応
に由来することが最も多い。このカルボキシル末端基付
きオリゴマーエステルはビニルエーテル末端基付きアル
コールによりエステル化される。そのビニルエーテル末
端基付きアルコールはアルキンと、シクロアルカンの環
サイズが炭素原子5〜8のビス(ヒドロキシアルキル)
シクロアルカンであるジオールとのアダクトであると考
えることができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビス(ヒドロキシアルキ
ル)シクロアルカンからのビニルエーテル末端基付きエ
ステル樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニルエーテルは紫外線または電子ビー
ムの照射により容易に誘導されるカチオン機構によって
重合することが知られており、高速硬化を必要とする用
途に有用な、著しく反応性のモノマーである。ビニルエ
ーテルはエポキシ樹脂よりいっそうカチオン硬化しやす
く、従って配合物が他の処理工程と調和した速度で硬化
する能力に応じて、印刷インキ、被膜、エラストマー、
フォームその他の種類の材料に用いることができる。ビ
ニルエーテルの使用に伴う欠点は、それらの商業的入手
性が比較的限られていることである。一般に入手される
ビニルエーテルは低分子量の単官能性または二官能性モ
ノマーであり、これに対し大部分の商業的用途において
は揮発性がより低く、かつ流動学的特性がより望ましい
という理由から、高分子量オリゴマー材料が好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、容易
にかつ経済的に有利に合成され、多数の置換体を生じや
すい構造をもち、それらがいずれも容易に製造され、得
られる材料が放射線硬化して優れた金属付着性を示すポ
リマー被膜を与えるビニルエーテルエステルを提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はビス(ヒドロキ
シアルキル)シクロアルカンからのビニルエーテル末端
基付きエステルおよびウレタンを開示する。自明のとお
り、この種の材料は反応体の変化は最小において多様に
変化させることができる。この融通性によって本発明材
料の性質および特性を容易に変化させることができ、か
つこれに応じて得られる硬化ポリマーも変化させること
ができる。オリゴマーが2個以上のビニルエーテル基を
含む場合、硬化した材料は広範に架橋した、きわめて高
い分子量のポリマーとなる。これらのポリマーはオリゴ
マー状前駆物質の構造に応じて多様な特性をもつ。本発
明のビニルエーテル末端基付きエステルおよびウレタン
は放射線硬化性被膜に対する要望を満たすべくデザイン
されているが、それらははるかに広範な用途をもつ。特
に本発明材料は放射線硬化以外の手段によっても容易に
重合し、得られたポリマーは本発明の一部に包含され
る。本発明材料およびそれらの製造に用いられるジオー
ルとしてのビス(ヒドロキシアルキル)シクロアルカン
に特異であると思われることは、本発明材料に基づく被
膜が金属系支持体に対して大幅に改良された付着性をも
つことである。金属に対する付着性は放射線硬化被膜一
般にとって性能の弱い領域であった。(UV and
EB Curing Fomulations for
Printing lnks,Coatings,a
nd Paints、ホルマン(Holman)編、セ
レクティブ・インダストリアル・トレイニング・アソシ
エーツ、ロンドン(1984年、147頁))。
【0005】発明の要約 本発明の一形態には、エステルまたはウレタンのアルコ
ール部分がビニルエーテルであり、アセチレン系化合物
とビス(ヒドロキシアルキル)シクロアルカンとのアダ
クトであるとみることができるビニルエーテル末端基付
きオリゴマーエステルおよびウレタンが包含される。よ
り詳細な形態においては、アダクトはアセチレン系化合
物とビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキセンとのアダ
クトである。より詳細な一形態においては、アセチレン
系化合物は末端アセチレンである。さらに詳細な一形態
においては、エステルの酸部分はジカルボン酸である。
さらに他の詳細な一形態においては、ウレタンはトルエ
ンジイソシアネートから得られる。他の形態は以下の詳
細な考察から明らかになるであろう。
【0006】発明の説明 ここに詳述される本発明は広範な分子量をもち、ただし
1個または2個以上の末端ビニルエーテル部分の存在を
特色とし、かつカルボン酸エステルまたはウレタンであ
る一群の化合物である。本発明の生成物の製造に用いら
れる反応体の1つはアセチレン系化合物(アルキン)と
ビス(ヒドロキシアルキル)シクロアルカンとのアダク
トであるか、またはアダクトであるとみることができ、
得られる材料はビニルエーテル末端基付きアルコールで
ある。簡略化のためこの章では、本発明のジオールの代
表例として総称アルコールHOXOHを用いて当該ビニ
ルエーテル末端基付きアルコールの一製法を説明する。
すなわち、
【化2】R1C≡CR2 + HOXOH → R1CH
=CR2OXOH このビニルエーテル末端基付きアルコールをアダクトと
して製造する場合、モノアダクトがジアダクトを実質的
に排除した状態で、またはより確実にはジアダクトに対
し大幅に優先的に形成されるべく選ばれる。モノアダク
トを単離して純粋な形で用いることができるが、反応混
合物全体をカルボン酸とのエステル形成またはイソシア
ネートとのウレタン形成に際してのアルコール系反応体
として用いる方が多く、その際未反応のグリコールは連
鎖延長剤として作用する。
【0007】エステルを目的とする場合、次いでこのビ
ニルエーテル末端基付きアルコールをカルボン酸と反応
させる。実際には、アルコールをカルボン酸のある種の
活性化誘導体、たとえば酸クロリドまたはエステルと反
応させるが、説明を簡略化しかつ明瞭にするために、以
下すべてカルボン酸との反応について述べる。酸がジカ
ルボン酸である場合、反応は下記により表わされる:
【化3】R1CH=CR2OXOH+HO(O)CYC(O)OH → R1CH=CR2OXO
(O)CYC(O)OXOCR2=HCR1 上記反応は、アルコール系反応体が下記のもののみであ
る場合、最も精確であり:
【化4】R1CH=CR2OXOH より普通には、アルコール系反応体が未反応グリコール
を含有する混合物である場合、またはビニルエーテル末
端基付きアルコールに第2のグリコールが添加される場
合、少なくとも若干の生成物は下記反応式に従って生成
するものと予想される:
【化5】 R1CH=CR2OXOH + HO(O)CYC(O)OH → R1CH=CR2OXO(O)CYC(O)OH I HOZOH + HO(O)CYC(O)OH → HO-[-ZO(O)CYC(O)O-]p-H II オリゴマーエステルIIは次いでビニルエーテル末端基
付きモノマーエステルIと反応して新たなエステルII
Iを与え、これはビニルエーテル末端基付きアルコール
とのエステル化により末端キャップされ、次式に示され
るようにオリゴマー生成物IVを与える:
【化6】 I + II → R1CH=CR2OXO(O)CYC(O)O-[-ZO(O)CYC(O)O-]p-H III III + HOXOCR2=CHR1 → R1CH=CR2OXO(O)CYC(O)O-[-ZO(O)CYC(O)O-]p-XOCR2=CHR1 IV 構造IVのオリゴマーエステルは厳密に上記反応式によ
り生成する必要はない。他の反応式によって同一のオリ
ゴマーエステルが生成する可能性があるからである。以
上の反応式は本発明のエステルの製造経路をたどる際、
および本発明のオリゴマーエステルの構造の代表例を知
る際の便宜上示されたものである。
【0008】本発明のビニルエーテル末端基付きウレタ
ンを表わすために同様な反応式を書くことができ、その
場合ウレタンはアルコールとジイソシアネートOCNQ
NCOにより代表されるポリイソシアネートとの反応に
より生成する:
【化7】 HOZOH + OCNQNCO → OCN[QNHC(O)OZO(O)CNH]qQNCO V V + 2R1CH=CR2OXOH → R1C=CR2OXO(O)CNH[QNHC(O)OZO(O)CNH]qQNHC(O)OXOCR2=CHR1 VI 2R1CH=CR2OXOH + OCNQNCO → R1CH=CR2OXO(O)CNHQNHC(O)OXOCR2=CHR1 VII エステルおよびウレタンの生成につき、以上に示した反
応式は本発明材料の多様性および複雑さを明瞭に示し、
かつ未硬化樹脂として、またはその一部として用いられ
る反応混合物中に存在する可能性がある、また通常存在
するかなり多数の個々の化合物を示唆する。これら個々
の化合物は本発明の一部であり、これに包含されるもの
とする。単に説明を簡略化し、容易にするために、本発
明の生成物を下記の一群のオリゴマー員子により表わ
す:
【化8】R1CH=CR2OXO(O)CYC(O)OXOCR2=CHR1 および R1CH=CR2OXO(O)CNHQNHC(O)OXOCR2=CHR1 ただし、これらは本発明のビニルエーテルアルコールと
ジカルボン酸またはジイソシアネートとの非オリゴマー
およびオリゴマー生成物を含めた全体の群の代表例にす
ぎないことを理解すべきである。
【0009】本発明のオリゴマーエステルの製造に用い
られるビニル末端基付きアルコールはアルキンとビス
(ヒドロキシアルキル)シクロヘキサンとのアダクトに
相当する構造をもつ。強調すべき点は、本発明のビニル
エーテル末端基付きアルコールのうちあるものは実際に
アルキンへのこれらジオールの付加によって製造しうる
が、これらのビニルエーテル末端基付きアルコールは他
の方法でも製造することもでき、これらの別法の方が好
ましい場合すらあるという点である。アルキンは一般式
1C≡CR2を有し、ジオールは一般式[HO(C
2n2Rを有し、ここで式中のnは1〜約6の整数
であり、Rはシクロアルカンを母体とする2価の基であ
る。従って、本発明のビニルエーテル末端基付きアルコ
ールの一般式は下記のものである:
【化9】R1CH=CR2O(CH2nR(CH2nOH 基R1およびR2は水素原子、および1〜10個の炭素原
子を含む低級アルキル基よりなる群から別個に選ばれ、
1〜約4個の炭素原子を含むものが好ましい。R1およ
びR2が両者ともアルキル部分であるものではない方が
好ましい。その場合は本発明のオリゴマーの重合速度が
望ましくない重合速度となる状態にまで低下するからで
ある。すなわち、R1がアルキル部分である場合、R2
水素原子である方が好ましく、逆も同様で、R2が水素
原子であり、R1が炭素原子1〜4個のアルキルである
場合がきわめて望ましい。好ましい形態においては、R
1(R2)がメチル基であり、R2(R1)が水素原子であ
る。より好ましい形態においては、R1およびR2が両者
とも水素原子である。
【0010】本発明を実施する際に用いられるジオール
はビス(ヒドロキシアルキル)シクロアルカンであり、
その式は(HO(CH2n2Rである。すべての場
合、ヒドロキシル基は第1ヒドロキシルであること、す
なわちこれはアルキレン鎖の末端に位置することに留意
すべきである。本発明のジオールにおいて、nは1〜約
6、好ましくは1〜3の整数であり、n=1である員子
がきわめて好ましい。Rは母体がシクロペンタン、シク
ロヘキサン、シクロヘプタンまたはシクロオクタンであ
る2価の基であり、シクロヘキサンが比較的入手しやす
いため好ましい。
【0011】本発明の実施に際して用いられるジオール
の例には以下のものが含まれる:ビス(ヒドロキシメチ
ル)シクロペンタン、ビス(2−ヒドロキシエチル)シ
クロペンタン、ビス(3−ヒドロキシプロピル)シクロ
ペンタン、ビス(4−ヒドロキシブチル)シクロペンタ
ン、ビス(5−ヒドロキシペンチル)シクロペンタン、
ビス(6−ヒドロキシヘキシル)シクロペンタン、ビス
(ヒドロキシメチル)シクロペンタン、ビス(2−ヒド
ロキシエチル)シクロヘキサン、ビス(3−ヒドロキシ
プロピル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシブチ
ル)シクロヘキサン、ビス(5−ヒドロキシペンチル)
シクロヘキサン、ビス(6−ヒドロキシヘキシル)シク
ロヘキサン、ならびに以上のジオールのシクロヘプタン
およびシクロオクタン同族体。
【0012】ヒドロキシアルキル基の位置に関して好ま
しい員子は、1,3−ビス(ヒドロキシアルキル)シク
ロペンタン、ならびに1,4−ビス(ヒドロキシアルキ
ル)シクロヘキサン、−シクロヘプタンおよび−シクロ
オクタンである。上記のものと異なる位置において置換
されたジオールも本発明の実施に際して使用しうるが、
必ずしも等しい結果は得られない。ビス(ヒドロキシメ
チル)シクロヘキサンは対応するフタル酸の還元によっ
て容易に得られるので、本発明を実施する際に用いられ
るきわめて好ましいジオールであり、これらのうち1,
4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンが著しく
好ましい。
【0013】本発明の一形態においては、ビニルエーテ
ル末端基付きアルコールをカルボン酸、一般にジカルボ
ン酸と反応させてビニルエーテル末端基付きエステルを
得る。これには明瞭に異なる4種の変法がある。1方法
においては、精製ビニルエーテル末端基付きアルコール
を酸と反応させる。第2法においては、ビニルエーテル
末端基付きアルコールとそれが製造された、または製造
されると考えられる未反応ジオールとの混合物を上記酸
と反応させる。この方法ではジオールはポリカルボン酸
のエステル化により連鎖延長剤として作用し、X=Zで
あるオリゴマーエステルを与える。他の方法において
は、ビニルエーテル末端基付きアルコールと第2の無関
係なポリオールとの混合物を上記酸と反応させる。この
場合もポリオールはカルボン酸とのエステル形成により
連鎖延長剤として作用するが、この場合XとZは異な
る。最後に第4法においては、ビニルエーテル末端基付
きアルコール、それが製造された、または製造されると
考えられる未反応ジオール、および第2の無関係なポリ
オールの混合物をカルボン酸と反応させる。上記の場合
と同様に、未反応ポリオールはカルボン酸と反応してオ
リゴマーエステルを与え、この場合若干のZはXと異な
り、若干は等しい。
【0014】カルボン酸と反応するアルコール混合物の
各成分はR1CH=CR2OXOH(成分A)、X(O
H)2(成分B)およびZ(OH)s(成分C)であり、
ここでZ(OH)sは本発明の他のジオールまたは他の
いずれかのジオールである。反応体アルコール混合物に
おいて(B+C)/Aのモル比は0〜約100である。
比が0である場合、遊離ポリオールは無い。これは普通
ではなく、例外的な場合であり、一般にアルコール混合
物はビニルエーテル末端基付きアルコールのみではな
く、若干のポリオール、一般には本発明のジオールをも
含有する。好ましい場合、上記の比は約0.5〜約10
である。さらにアルコール混合物はジアダクトR1CH
=CR2OXOCR2=CHRを含有する場合もあり、こ
れはエステル(またはウレタン)形成には関与しない
が、反応混合物に対する希釈剤として作用し、硬化に際
してはビニルエーテルエステルおよびウレタンと共重合
するであろう。
【0015】使用しうるポリオールZ(OH)sには一
群のアルキレングリコールHO(Cn2n)OHが含ま
れ、ここでnは2〜約10の整数である。直鎖アルキレ
ングリコールHO(CH2nOH(ポリメチレンジオー
ル)(nが2〜約10、特にnが2〜約6のもの)が殊
に有用である。この群の員子の例は、エチレングリコー
ル、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタ
ンジオール、1,9−ノナンジオールおよび1,10−
デカンジオール(デカメチレングリコール)などのジオ
ールである。
【0016】非直鎖すなわち分枝鎖アルキレンジオール
も−OZOH断片を供給するために用いることができ、
その場合この種のグリコール類は3〜約10個の炭素原
子を含む。その例には、1,2−プロピレングリコー
ル、2,3−ブタンジオール、2,3−ジメチル−2,
3−ブタンジオール、2,3−ジメチル−1,4−ブタ
ンジオールなどが含まれる。
【0017】グループZ(OH)sの供給源として有用
な他の一群のジオールは、ポリアルキレンオキシグリコ
ール、特にポリ(エチレンオキシ)グリコール[−CH
2CH2O−]m およびポリ(プロピレンオキシ)グリ
コール[−CH(CH3)CH2O−]mであり、これら
においてmは1〜約50の整数であるが、より一般的に
はmは1〜約10、きわめて好ましくは1〜約5の整数
である。本発明のこの形態におけるグリコール類の例に
は、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコー
ル、ヘキサエチレングリコールなど、およびプロピレン
オキシグリコール同族体が含まれる。
【0018】母体がトリオールZ(OH)3である断片
のうちでは、トリメチロールプロパン、グリセリン、ト
リスヒドロキシエチル−トリメチロールプロパンおよび
ペンタエリトリット−モノアセテートが挙げられる。母
体がテトラヒドロキシ化合物Z(OH)4である断片の
うちでは、ペンタエリトリットおよびテトラヒドロキシ
エチルペンタエリトリットなどのポリオールが挙げられ
る。
【0019】前記のように、本発明のエステルを得るた
めのアルコール類とカルボン酸との反応は実用的な製法
であるためには遅すぎるので、カルボン酸の活性化誘導
体が実際には反応体として用いられる。これらの誘導体
のうちでは酸のクロリドおよびエステルが最も多く用い
られる。以下の記述においては、本発明のオリゴマーエ
ステルを製造するために用いられる活性化酸化誘導体の
母体であるカルボン酸について述べられる。
【0020】使用しうるカルボン酸、すなわち本発明を
実施する際に用いられる活性化誘導体の母体であるカル
ボン酸はジカルボン酸である。きわめて重要な例は、ジ
カルボン酸が適量の未反応ポリオールを含むビニルエー
テル末端基付きアルコールのアルコール混合物でエステ
ル化されたものであろう。本発明のこの形態にきわめて
有用であるジカルボン酸は一般にポリアミド(ナイロ
ン)およびポリエステルの繊維の製造に用いられるもの
であり、これには芳香族ジカルボン酸、たとえばフタル
酸、特にイソフタル酸およびテレフタル酸が含まれる。
ポリメチレンジカルボン酸系列も重要であり、これはた
とえば式HO2C(CH2rCO2H(式中、rは2〜約
10の整数である)のものである。この系列の員子はコ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリ
ン酸、アゼライン酸およびセバシン酸であり、アジピン
酸がこの系列の優れた例である。本発明を実施する際に
用いられる他のジカルボン酸には、パラフェニレンジ酢
酸、パラフェニレンジプロピオン酸、4,4’−ジベン
ジル酸、5−t−ブチルイソフタル酸および1,6−ナ
フタリンジカルボン酸が含まれる。
【0021】アルコール混合物が1種または2種以上の
ジオールを含有する場合、3種の亜変法が可能である。
すべての場合、アルコール混合物は少なくとも1種のビ
ニルエーテル末端基付きアルコールを含有し、これらの
亜変法は混合物がこのエーテル中にある構造のグループ
に含まれるジオール、無関係なジオールもしくはポリオ
ール、またはこれらの混合物をも含有するものである。
これらのいずれの場合も、ジオール−対−エーテル末端
基付きアルコールのモル比は約1/2〜約100、好ま
しくは約1/2〜約10である。従って式IVにおいて
pは1〜200、好ましくは1〜20である。
【0022】本発明の第2形態においては、ビニルエー
テル末端基付きアルコールをジイソシアネートモノマー
またはイソシアネートプレポリマーと反応させる。ビニ
ルエーテル末端基付きアルコールをジカルボン酸と反応
させる形態に4種の変法があったように、ここにも4種
の同様な変法があるが、繰返す必要はない。
【0023】多種多様なポリイソシアネートを本発明の
形態に用いることができ、それらはたとえば下記の物質
である:トルエンジイソシアネート類(TDI)、p−
およびm−フェニレンジイソシアネート、テトラメチレ
ンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネー
ト、4,4’−メチレンジシクロヘキシルジイソシアネ
ート(デスモデュールW)、4,4’−メチレンジフェ
ニルジイソシアネート(MDI)、3,3’−ジメチル
−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,
5−テトラヒドロナフタリンジイソシアネート、ジアニ
シジンジイソシアネート、ビトリレンジイソシアネー
ト、ナフタリン−1,4’−ジイソシアネート、ビス
(2−メチル−3−イソシアネートフェニル)メタン、
ビス(3−メチル−4−イソシアネートフェニル)メタ
ンおよび4,4’−ジフェニルプロパンジイソシアネー
ト。
【0024】ポリフェニルポリイソシアネート、たとえ
ば米国特許第4,433,067号明細書に記載され、
論じられているもの、特にメチレンジフェニルジイソシ
アネートを基礎とするポリイソシアネート、殊にそこに
記載される4,4’−異性体およびウレトンイミン(u
retonimine)改質MDIも用いることができ
る。ポリイソシアネートという語にはポリイソシアネー
トと活性水素含有物質の擬似プレポリマーも含まれ、そ
の際ポリイソシアネートを一般に約0.05〜約0.3
当量のポリオールと反応させる。多数のポリイソシアネ
ートが適しているが、実際にはMDIおよびTDIを基
礎とするポリイソシアネートが経済性および一般的入手
性に関して好ましい。しかし脂肪族イソシアネートは非
黄変性を示し、被膜用として特に重要である。より望ま
しい脂肪族イソシアネートには4,4’−メチレンジシ
クロヘキシルジイソシアネート(デスモデュールW)お
よび3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチル
シクロヘキシルイソシアネート(イソホロンジイソシア
ネート)が挙げられる。
【0025】本発明のエステルの場合と同様に、反応体
アルコール混合物においては、先に定義および詳述した
ように、(B+C)/Aのモル比は0〜約100であろ
う。反応体アルコール混合物が遊離ジオールを含有しな
いのは異例であり、一般には前記のようにジアダクトを
も含有するであろう。好ましい場合、上記の比は約0.
5〜約10である。
【0026】本発明の重要な特色は、すべての場合最終
生成物中にジオールまたはポリオールに由来する遊離ヒ
ドロキシル基が本質的に含まれないことである。すなわ
ち、アルコールの初期ヒドロキシル基が未反応のまま残
るのは約5%以下である。これはポリマーに良好な特性
を付与するために望ましい。きわめて好ましくは、オリ
ゴマーエーテル生成物が検出可能な遊離ヒドロキシル基
を含まないこと、すなわち反応体アルコール混合物の初
期ヒドロキシル基が未反応のまま残るのは約1%以下で
あることである。
【0027】本発明のビニルエーテル末端基付きオリゴ
マーエステルおよびウレタンは当技術分野で知られてい
るいずれかの方法により硬化または重合させることがで
きる。たとえば、樹脂を約50〜約500KeVの範囲
のエネルギーの電子ビームで線量約0.1〜約10.0
Mradにおいて処理することにより放射線硬化させる
ことができる。電子ビーム硬化はヨードニウム塩または
スルホニウム塩の存在下で有利に実施され、高速カチオ
ン重合が行われる。オニウム塩の存在下での紫外線硬化
によってもカチオン重合が行われる。他の手段には、ル
イス酸、たとえば三フッ化ホウ素の存在下または強酸、
たとえばp−トルエンスルホン酸およびトリフルオロメ
チルスルホン酸の存在下での熱硬化が含まれる。これら
の重合法はすべて当業者に周知であり、これ以上詳述す
る必要はない。
【0028】
【実施例】以下の実施例は本発明を説明するためのもの
にすぎず、本発明はこれに限定され、または何らかの形
で制限されるべきではない。
【0029】硬化すべき試料はボンダーライト−40処
理済み鋼製試験パネル(パーカー・ケミカル)またはポ
リエチレン塗膜板紙であった。過剰量の試料を支持体の
一端に置き、#6線巻き棒を均等な圧力で支持体の一方
から他方へ引き、過剰の材料を縁から落とした。この方
法により厚さ6〜12μmの被膜が得られた。RPCモ
デルQC−1202のプロセッサーをUV硬化に用い
た。このユニットは2個の約30.5cm(12イン
チ)中圧水銀アーク灯および変速コンベヤー(約1.6
〜16.4cm/分、50〜500ft/分)を備えて
いた。試験に際しては、同時に1個のアーク灯のみを用
いた(約78.7W/cm,200W/inで操作)。
EB硬化には15cmの線形カソードを備えたエネルギ
ー・サイエンシズ・エレクトロカーテン・モデルCB−
150を用いた。190KeVの電子エネルギーを用い
た。試料はCB−150ユニット内の変速コンベヤー
(約0.7〜7.7cm/分、20〜235ft/分)
上のアルミニウムトレー内に置かれた。照射は窒素雰囲
気下で行われた。
【0030】被膜を照射の1時間後に評価した。被膜は
メチルエチルケトンを用いて耐溶剤性につき試験され
た。被膜を破壊するのに要する往復摩擦の回数を記録し
た。ASTM法D2794に従って鋼パネル上でガード
ナー衝撃試験機を用いて裏面衝撃値を測定した。被膜の
伸びは被覆鋼パネルをASTM法D522に従ってコニ
カルマンドレル上で折り曲げることにより測定された。
付着性はASTM D3359に従ってスコッチ610
粘着テープを用いて測定された。鉛筆硬度はASTM
D3363に従って測定された。
【0031】例 1 4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチル−ビニルエ
ーテル(4−HMCMVE)の製造 1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン30
0gとKOH12gを500mLの三ツ口丸底フラスコ
中で混和した。フラスコは撹拌器、冷却器およびガス導
入管を備えていた。混合物を175±5℃において6時
間加熱し、その間混合物にアセチレンを約1.0L/分
の量で吹込んだ。生成物を分留により精製した(沸騰範
囲75〜95℃、0.15トル)。ほぼ当量の4−ヒド
ロキシメチルシクロヘキシルメチル−ビニルエーテル、
1,4−ビス(ビニルオキシメチル)シクロヘキサンお
よび未反応のジオールが採取された。
【0032】例 2 芳香族ビニルエーテルエステルの製造および硬化 4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチル−ビニルエ
ーテル(10g、0.060mol)とイソフタル酸ジ
メチル(2.86g、0.15mol)を蒸留ヘッド付
きの50mL丸底フラスコ中で混和した。チタンイソプ
ロポキシド3滴を添加した。メタノール(約1.0m
L)が混合物を170〜190℃で加熱することにより
生成した。次いで、真空(0.3トル)を施して過剰の
4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチル−ビニルエ
ーテルを留去した。得られた生成物は低融点のワックス
様白色固体であった。1H−NMRは下記に示す予想生
成物と一致した。
【0033】
【化10】 生成物をトリアリールスルホニウム塩(UVE−101
6、ゼネラル・エレクトリック、2%)と混和した。次
いで、これを処理済み鋼パネルに塗布し、UV照射によ
り硬化させた。硬化は50%トリエチレングリコールジ
ビニルエーテルの存在下でも評価された(表1参照)。
【0034】例 3 芳香族ビニルエーテルウレタンの製造および硬化 ジフェニルメタンジイソシアネート(16.0g、0.
064mol)、4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル
メチル−ビニルエーテル(11.1g、0.064mo
l)およびトリメチロールプロパン(2.86g、0.
0213mol)を250mLの丸底フラスコ中で塩化
メチレン70mLに溶解した。ジブチルスズジラウレー
ト2滴を添加し、混合物を窒素下に撹拌した。数分後に
混合物は還流し始めた。反応混合物は約2時間後に室温
に戻った。混合物を室温で一夜撹拌した。混合物のIR
スペクトルはわずか痕跡量の−NCOが残存することを
示した。塩化メチレンを真空下で除去した。高粘度の透
明な液状生成物が残留した。GPC分析により生成物の
分布が示された(<M>n=2,020、<M>w=9,
660)。生成物を1,4−ビス(ビニルオキシメチ
ル)シクロヘキサン(CDDVE)(50%)および前
記のトリアリールスルホニウム塩(2%)と混和したの
ち、塗布および硬化させた。結果を次表に示す。表に示
す物質につき80〜100%の付着値に注目されたい。
これはビニルエーテルエステルおよびビニルエーテルウ
レタン系被膜につき一般に0〜10%の付着値が観察さ
れた先行技術と対比される。
【0035】例 4 脂肪族ビニルエーテルウレタンの製造および硬化 4,4’−メチレンジシクロヘキシルジイソシアネート
(22.0g、0.084mol)、4−ヒドロキシメ
チルシクロヘキシルメチル−ビニルエーテル(15.0
g、0.088mol)およびトリメチロールプロパン
(3.76g、0.028mol)を250mLの丸底
フラスコ中で塩化メチレン110mLに溶解した。ジブ
チルスズジラウレート2滴を添加し、混合物を窒素下に
4時間加熱還流した。塩化メチレンを減圧下に蒸発させ
ると白色固体が残され、そのGPC分析により生成物の
分布が示された(<M>n=1,600、<M>w=4,
100)。生成物をトリエチレングリコールビニルエー
テル(50%)およびトリアリールスルホニウム塩(ゼ
ネラル・エレクトリック、UVE−1016、2%)と
混合したのち、塗布および硬化させた。結果を表1に示
す。
【0036】
【表1】 例 5 脂肪族ビニルエーテルエステルの製造および硬化 4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチル−ビニルエ
ーテル(40g、0.235mol)とアジピン酸ジメ
チル(10.2g、0.059mol)を冷却器、温度
計および窒素導入管を備えた100mLの三ツ口丸底フ
ラスコ中で混和した。窒素パージを開始し(約2L/
分)、メタノールをその発生に伴って除去した。チタン
イソプロポキシド(15滴)を添加し、混合物を90℃
において5時間加熱した。フラスコに蒸留ヘッドを取り
付け、過剰の4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチ
ル−ビニルエーテルを真空下(0.3トル)で除去し
た。得られた生成物は低融点のワックス様白色固体であ
った。1H−NMRは下記に示す予想生成物と一致し
た。
【0037】
【化11】 被膜は生成物とトリエチレングリコールジビニルエーテ
ルをトリアリールスルホニウム塩(ゼネラル・エレクト
リック、UVE−1016、2%)の存在下で混和する
ことにより調製された。結果は、表2に示されるよう
に、配合物中にこのエステルを20%含有させることに
よってすら著しい金属付着性の向上を立証した。
【0038】
【表2】 例 6 比較のため、ビス(ヒドロキシアルキル)シクロヘキサ
ンを基礎としない放射線硬化性被膜を評価した。被膜配
合物を適宜な光開始剤と混和し、例2〜5に用いたもの
と同じ方法で塗布および硬化させた。アクリレート系お
よびビニルエーテル系の両種の材料を用いた。結果を表
3に示す。表1および表2に示すビス(ヒドロキシアル
キル)シクロヘキサン系ビニルエーテルと比較して低い
付着値に注目されたい。
【0039】
【表3】 広範な通常の単官能性アクリレート系放射線硬化性被膜
に関する付着値が報告されている。クリスマス(B.C
hristmas),ConferenceProce
edingsRadcur’86、製造技師学会(1
986年)。この研究には上記の例2〜6に用いたもの
と同じ処理済み鋼系支持体が用いられている。報告され
ている付着値は大部分が10%以下であった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/82 B 9279−4H 271/24 9451−4H 271/28 9451−4H C08G 18/67 NFA 63/50 NMD 63/66 NNH

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】R1CH=CR2OXO(O)CYC(O)O-[-ZO(O)CYC(O)O-]p-XO
    CR2=CHR1 で表されるビニルエーテル末端基付きオリゴマーエステ
    ル:但し、式中R1および R2は互いに無関係に水素原
    子、および10個までの炭素原子を含む低級アルキル部
    分よりなる群から選ばれ;−OXO−は式[HO(CH
    2n23(但し、nは1〜6の整数であり、そしてR
    3は母体が炭素原子5〜8個の環サイズを有する飽和環
    式炭化水素である二価の基である)で表されるジオール
    に由来する二価の部分であり;−OZO−は−OXO−
    と同じであるか、あるいはHO(Cq2q)OH(但
    し、qは2〜10の整数である)で表されるアルキレン
    ジオール、またはそれぞれH0−[−CH2CH2O−]
    m−HもしくはH0−[−CH(CH3)CH2O−]m
    H(但し、mは1〜50の整数である)で表されるポリ
    (エチレンオキシ)グリコールもしくはポリ(プロピレ
    ンオキシ)グリコールに由来する二価の部分であり;p
    は1〜200の整数であり;そして−O2CYCO2−は
    フタル酸、HO2C(CH2rCO2H(但し、rは2〜
    8の整数である)で表されるポリメチレンジカルボン
    酸、パラフェニレンジ酢酸、パラフェニレンジプロピオ
    ン酸、5−t−ブチルイソフタル酸および4,4’−ジ
    ベンジル酸よりなる群から選ばれるジカルボン酸に由来
    する二価の部分である。
  2. 【請求項2】 R1およびR2が互いに無関係に水素原
    子、または炭素原子1〜4個のアルキル基であり、かつ
    1およびR2の少なくとも一方が水素原子である、請求
    項1に記載のビニルエーテル末端基付きオリゴマーエス
    テル。
  3. 【請求項3】 XがZと同一である、請求項1に記載の
    ビニルエーテル末端基付きオリゴマーエステル。
  4. 【請求項4】 式[HO(CH2n23で表されるジ
    オールがn=1〜3を有するものである、請求項1に記
    載のビニルエーテル末端基付きオリゴマーエステル。
  5. 【請求項5】 ジオールがビス(ヒドロキシメチル)シ
    クロヘキサンである、請求項4に記載のビニルエーテル
    末端基付きオリゴマーエステル。
  6. 【請求項6】 mが1〜5の整数である、請求項1に記
    載のビニルエーテル末端基付きオリゴマーエステル。
  7. 【請求項7】 pが1〜20の整数である、請求項1に
    記載のビニルエーテル末端基付きオリゴマーエステル。
  8. 【請求項8】 −O2CYCO2−がフタル酸に由来する
    二価の基である、請求項1に記載のビニルエーテル末端
    基付きオリゴマーエステル。
  9. 【請求項9】 酸がテレフタル酸またはイソフタル酸で
    ある、請求項1に記載のビニルエーテル末端基付きオリ
    ゴマーエステル。
  10. 【請求項10】 −O2CYCO2−がアジピン酸に由来
    する二価の基である、請求項1に記載のビニルエーテル
    末端基付きオリゴマーエステル。
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