JPH0725813Y2 - 車両の駆動源を用いた起震車 - Google Patents

車両の駆動源を用いた起震車

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JPH0725813Y2
JPH0725813Y2 JP1990019301U JP1930190U JPH0725813Y2 JP H0725813 Y2 JPH0725813 Y2 JP H0725813Y2 JP 1990019301 U JP1990019301 U JP 1990019301U JP 1930190 U JP1930190 U JP 1930190U JP H0725813 Y2 JPH0725813 Y2 JP H0725813Y2
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芳通 渋谷
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神奈川ポンプ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、揺動体上の模擬体験者が地震を体験できるよ
うにした車両の駆動源を用いた起震車に関する。
〔従来の技術〕
従来、実際に地震が発生した際に冷静かつ沈着に行動で
きるように、地震を人工的に発生し、模擬体験者が地震
を体験できるようにした起震車が種々ある。
具体的には、実開平3−42434号公報で開示された起震
車があって、車両本体と、車両本体の駆動源からの回転
動力を分岐して取り出し、上記回動動力の回転運動を往
復運動に変換する伝達手段と、上記荷台の側面側に位置
し、上記伝達手段からの往復運動を受けて揺動する揺動
体とから成る。
そして、上記荷台の側面側に位置する揺動体は、上記荷
台上に載置されたハウスから水平に伸びた片持ちの揺動
体であって、その上面の高さは、上記ハウスの側面の下
端の高さと同一となるものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術によると、次の点に於て幾つかの不具合を
有する。即ち、上記揺動体は荷台上に設置されたハウス
から水平に伸びた片持ちの揺動体であることにより、上
記片持ち部分が揺動体の繰り返し使用によって劣化し易
く、より安全に揺動体を支持し、揺らす手段が望まれて
いた。
更に今、上記ハウスの側面に家屋内のモデル絵を描き、
上記揺動体の上に乗せられた模擬体験者がこのモデル絵
を見ながら揺らされることが家屋内で地震にあっている
ような模擬体験ができるようにした状態を考える。所
が、こうした設定の中で上記揺動体の上面の高さがハウ
スの側面の下端の高さと同一となっていることより、上
記揺動体上に模擬体験者が乗ったとき、上記モデル絵が
描かれたハウス側面の上端と、上記模擬体験者の頭部と
の高さの差が小さくなりがちであった。この為、上記模
擬体験者が模擬体験しているとき、上記模擬体験者の視
界にモデル絵から外れた上方の景色も入り易く、より臨
場感のある模擬体験が得られにくかった。
特に、近時に於ては誰もが簡単に地震の模擬体験ができ
るようにする為に、比較的小型の自動車を使った起震車
が求められており、こうした比較的小型の自動車を使用
した起震車の場合、上記モデル絵が描かれたハウス側面
の上端の高さが比較的低く、上記問題がより起こり易い
ものであった。
従って、本考案の目的とする所は、車両本体の荷台の側
面側に位置し、上記車両本体の駆動源で揺動せしめられ
る揺動体に於て、上記揺動体を安定して支持し、より安
全に揺らすことができると共に、上記揺動体上に乗った
模擬体験者がより臨場感のある地震の模擬体験をできる
ようにした技術を提供するにある。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を解決する為に、本考案は次の技術的手段を有
する。即ち、実施例に対応する添付図面中の符号を用い
てこれを説明すると、本考案は荷台11側面12に家屋内を
模したモデル絵13が描かれた車両本体10と、上記車両本
体10の駆動源からの回転動力を分岐して取り出す駆動軸
PTOを含み、上記駆動軸PTOからの回転運動を伝達すると
共に、上記回転運動を揺動運動に変換する伝達機構30
と、上記荷台11のモデル絵13が描かれた側面12側に位置
し、上記伝達機構30からの揺動運動を受けて前後方向X
及び上下方向Yに模擬体験者4を乗せて揺動する揺動体
20とから成る起震車1に於て; 上記揺動体20は、上面20aが平坦面と成された板状の本
体部分20Aと、 上記本体部分20Aの下部に取り付けられ、地面60に接地
する複数の車輪21とから成り、 上記車両本体10及び揺動体20を同一平坦地面60に設置し
たとき、 上記模擬体験者4が乗る揺動体20の上面20aの高さhが
上記荷台11の側面12の下端12aの高さHよりも低くなる
よう構成されていることを特徴とする車両の駆動源を用
いた起震車である。
〔作用〕
上記構成により、本考案の起震車の動作を説明する。先
ず、上記車両本体10及び上記揺動体20が同一平坦地面60
に設置される。そし、車両本体10の駆動源からの回転動
力を分岐して揺動運動として取り出し、上記揺動体20に
伝える。上記揺動体20は、上記揺動運動が伝わることに
より、前後方向X及び上下方向Yに揺動する。このと
き、上記揺動体20上に乗った模擬体験者4は、上記揺動
体20と一緒に揺らされると共に、上記模擬体験者4の視
界に入るモデル絵13を見ることで、より臨場感のある地
震の模擬体験ができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る起震車の実施例について、図面を参
照して説明する。
第1図は、車両の駆動源を用いた起震車の正面図を示
し、第2図は同側面図を示す。両図において、10は軽自
動車等の車両本体、20は模擬体験者4が乗れる揺動体で
あり、上記揺動体20は、上記20aが平坦面と成された板
状の本体部分20Aと、上記本体部分20Aの下部に取り付け
られ、地面60に接地する複数の車輪21とから成る。30は
動力の伝達機構である。
上記車両本体10は、この車両本体10の駆動源であるエン
ジンからの回転動力を分岐して取り出す駆動軸PTOを備
えており、駆動軸PTOは自動車の機能とは関係のない作
業を行なうための駆動軸である。車両本体10の荷台11の
一側側板は荷台11に対して着脱自在とし、荷台11より取
外して上記揺動体20として使用するものである。荷台11
の内側面12には家屋内を模したモデル絵13が描かれてい
る。なお、モデル絵13の代わりにミニチュアの家具等の
モデルを上記荷台11内部の床、壁等に固定して配しても
よい。
上記伝達機構30は第3図の斜視図に示すように、駆動軸
PTOは車両本体10のシャーシ15の一側に配置し、その先
端に第1歯車31を固定する。またシャーシ15の下部にフ
レーム16を取り付け、同フレーム16の先端に第2歯車32
を固定した中間軸34を回転自在に軸支する。さらに、フ
レーム16の下方には蝶ボルト35によって着脱できる金属
板36を設け、同金属板36には揺動軸37を着脱自在に軸支
する軸受38を設けている。揺動軸37の他端部には、地上
に載置固定された軸受39に支持され、その両端側にはレ
バー40がそれぞれ固定されている。上記第1歯車31と第
2歯車32はタイミングベルト41を介して動力を伝達す
る。
上記第2歯車32の偏心位置にはピン32aが設けられてい
ると共に、他方、上記軸受38にはピン42aが設けられた
揺動アーム42が固定されていて、上記ピン32aとピン42a
とをロッド43で連結することで、揺動軸37に揺動運動を
付与するように構成されている。
上記揺動軸37上には、先に述べた揺動体20が複数の車輪
21によって地面60に設置されている。
そして、上記揺動体20は、上記車両本体10及び揺動体20
を同一平坦地面60に設置したとき、上記揺動体20の上面
20aの高さhが、上記荷台11の側面12の下端12aの高さH
よりも低くなるよう構成されている。
そして、上記揺動体20の両側には、上記レバー40に設け
た穴40aに通された取付ピン40bが取り付けられていて、
上記揺動体20がレバー40に軸支されている。したがっ
て、揺動軸37の回転により取付ピン40bはレバー40を介
して揺動体20を前後方向X及び上下方向Yに揺動運動せ
しめ、揺動体20上の模擬体験者4に地震を体験させるこ
とができる。
次に本起震車1の動作について説明する。
先ず、上記車両本体10及び揺動体20を同一平坦地面60に
設置する。
次に、車両本体10の駆動源であるエンジンを始動し、駆
動軸PTOを駆動する。駆動軸PTOの回転動力は第1歯車31
よりタイミングベルト41を介して第2歯車32を回転さ
せ、第2歯車32の偏心位置に設けたピン32aの偏心運動
によりロッド43を介して揺動軸37に設けた揺動アーム42
を回動させる。上記揺動アーム42の回動によって、上記
軸受38を介して連なる揺動軸37が回動する。そして、上
記揺動軸37の回動によって、上記レバー40が前後方向X
及び上下方向Yの揺動運動を行ない、上記揺動体20が揺
動する。このとき、上記揺動体20は、地面60に設置され
ているので、この地面60上で複数の車輪21が地面60に接
地しつつ揺動するものである。
次に、上記揺動体20上に乗った模擬体験者4に着目して
みる。上記揺動体20の上面20aの高さh(つまり上記揺
動体20を地面60に設置したときの地面60から上面20aま
での高さ)は、上記荷台11の側面12の下端12aの高さH
(つまり、上記車両本体10を地面60に設置したときの地
面60から下端12aまでの高さ)よりも高さSだけ低くな
っている。
言い換えれば、上記揺動体20の上面20aから荷台11の側
面12の上端12bまでの距離Mが従来よりも距離Sだけ長
くとれる。その結果、上記模擬体験者4が揺動体20に乗
ったとき、上記模擬体験者4の頭部4aから上記荷台11側
面12の上端12bまでの距離Nが比較的長くとれる。
これにより、上記模擬体験者4の視界に上記荷台11側面
12に描かれたモデル絵13が入り易く、上記模擬体験者4
は、モデル絵13全体を視界の中に入れつつ地震の模擬体
験ができるものである。
なお、実施例では揺動体20は車両本体10の荷台11の側板
として兼用して用いたが、特に兼用とする必要はなく、
車両本体10の荷台11に搭載できる大きさの揺動体20を独
立に用いることもできる。さらに、家屋内を模したモデ
ル絵13は別の用紙または板を予め用意し、必要に応じて
車両本体10の荷台11の側面12に貼付け、またはぶら下げ
るようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く、本考案は揺動体の下部に取り付けら
れた複数の車輪の地面への接地によって地面上に設置
し、この地面上への設置によって揺動体を安定して支持
することができ、より安全に揺らすことができる。
また、上記揺動体の高さを荷台の側面の下端よりも低く
したことにより、上記揺動体上に乗った模擬体験者の視
界に上記モデル絵が描かれた側面から上方に外れた景色
が入りにくく、上記模擬体験者は、モデル絵だけを視界
の中に入れ易い。特に、上記起震車が比較的小型の自動
車を使用したものであると、上記荷台側面の上端の高さ
も大型車を使用した場合に比べて低くなるので、上述し
た効果がより得られ易いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の車両の駆動源を用いた起震
車に係る実施例を示し第1図は起震車の正面図、第2図
は起震車の側面図、第3図は伝達手段を含めた機構部分
を示す斜視図、 1…起震車 4…模擬体験者 10…車両本体 11…荷台 20…揺動体 21…車輪 30…伝達機構 60…地面 PTO…駆動軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷台11側面12に家屋内を模したモデル絵13
    が描かれた車両本体10と、上記車両本体10の駆動源から
    の回転動力を分岐して取り出す駆動軸PTOを含み、上記
    駆動軸PTOからの回転運動を伝達すると共に、上記回転
    運動を揺動運動に変換する伝達機構30と、上記荷台11の
    モデル絵13が描かれた側面12側に位置し、上記伝達機構
    30からの揺動運動を受けて前後方向X及び上下方向Yに
    模擬体験者4を乗せて揺動する揺動体20とから成る起震
    車1に於て; 上記揺動体20は、上面20aが平坦面と成された板状の本
    体部分20Aと、 上記本体部分20Aの下部に取り付けられ、地面60に接地
    する複数の車輪21とから成り、 上記車両本体10及び揺動体20を同一平坦地面60に設置し
    たとき、 上記模擬体験者4が乗る揺動体20の上面20aの高さhが
    上記荷台11の側面12の下端12aの高さHよりも低くなる
    よう構成されていることを特徴とする車両の駆動源を用
    いた起震車。
JP1990019301U 1990-02-27 1990-02-27 車両の駆動源を用いた起震車 Expired - Lifetime JPH0725813Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3042434U (ja) * 1996-06-07 1997-10-21 昭一 小池 うどん盛り

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