JP2529617Y2 - 遊戯乗物の駆動装置 - Google Patents

遊戯乗物の駆動装置

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JP2529617Y2
JP2529617Y2 JP12336490U JP12336490U JP2529617Y2 JP 2529617 Y2 JP2529617 Y2 JP 2529617Y2 JP 12336490 U JP12336490 U JP 12336490U JP 12336490 U JP12336490 U JP 12336490U JP 2529617 Y2 JP2529617 Y2 JP 2529617Y2
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數夫 山田
穣 田中
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株式会社トーゴ
株式会社タナカ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、遊園地やデパートの屋上、あるいは広場な
どに設けられたゲームコーナ等に設置される遊戯乗物に
係り、例えばコインボックスにコインを投入することに
より主として児童や幼児が搭乗して乗物の動きを楽しむ
ことができる定置式の遊戯乗物における駆動装置に関す
る。
〔従来の技術〕
遊園地やデパートの屋上、あるいは広場のゲームコー
ナには、自動車、船、飛行機などのごとく乗物に似せた
遊戯乗物が設置されており、この種の定置式遊戯乗物
は、主として児童や幼児が搭乗してコインボックスにコ
インを投入するとその擬似乗物が動きだし、この動きを
児童や幼児が所定時間楽しむことができるようになって
いる。
ところで、この種の定置式遊戯乗物は乗客対象が幼児
や児童であるため、激しい動きをすると危険を誘発する
虞があり、したがって従来の乗物の動きは、前後・上下
の直線往復運動や、揺動運動などのような比較的単純な
運動であった。しかし、このような単純な運動は飽きら
れてしまう。
このため、激しい運動でなくても複雑な動き、特に本
物の乗物に似た運動をする遊戯乗物に人気がある。
例えば、自動車の場合、本物の自動車は上下の動き、
左右の揺れ、小さなピッチングなどが複合的に発生し、
これがリズミカルに座席に伝わってくる。擬似自動車と
しての遊戯乗物もこのような動きに似せた上下、左右お
よびピッチングなどの運動を複合的に行なわせることが
望ましい。
しかし、従来の定置式遊戯乗物の場合、複数の動きを
同時に行なわせるにはそれぞれの動き毎に駆動装置を備
えていた。例えば3種の運動を行なわせる場合は3個の
モータやシリンダを装備している。
このような構成では、駆動系が複数になるから装置が
複雑になる。したがって、駆動装置を少なくし、簡素化
したい。
このような技術として、実公昭63-48311号に記載され
た遊戯乗物がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記公報の遊戯乗物は、単一の駆動装置によ
って座席が前後およびピッチング運動するものであり、
2系統の動きしかできない不具合がある。
本考案は上記の事情にもとづきなされたもので、その
目的とするのは、駆動装置が1個でありながら上下、左
右およびピッチングの合計3系統の運動を同時に行なわ
せることができ、細かい運動でありながら複雑な動きを
発生させることができる構造が簡単な遊戯乗物の駆動装
置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、固定基台の上方に
配置した揺動架台を、1箇所のピボットにより上記固定
基台に揺動自在に支持し、上記固定基台には回転駆動装
置を設け、この駆動装置の回転軸にクランクを設け、こ
のクランクに2本の連結ロッドのそれぞれ一端部を回転
自在に連結し、一方の連結ロッドの他端部は略上方に延
長して上記揺動架台に連結するとともに、他方の連結ロ
ッドの他端部は略水平に延長してL形レバーの一端に連
結し、このL形レバーの中間部を上記固定基台に回動自
在に軸支し、このL形レバーの他端部を上記揺動架台に
連結したことを特徴とする。
〔作用〕
本考案の構成によれば、回転駆動装置の回転軸が回転
されると、クランクに連結された2本の連結ロッドがそ
れぞれ上下および左右の往復運動し、そのうちの一方の
連結ロッドの上下運動が揺動架台を上下に揺すり、他方
の連結ロッドの左右運動はL形レバーを介して連結アー
ムを上下に揺すり、これらの上下運動は互いに位相がず
れており、よって揺動架台は左右および上下運動する。
そして、この場合揺動架台は固定基台にピボットで揺動
自在に支持されているので、このピボットを中心として
揺動架台は左右および上下ならびにピッチング運動する
ことになる。
〔実施例〕
以下、本考案について図示の一実施例にもとづき説明
する。
第4図は擬似遊覧バスの遊戯乗物を示す外観図であ
り、同図において40はボンネット部を持つ擬似遊覧バス
の乗物本体である。乗物本体40は後述する駆動装置の揺
動架台1に載置されて固定されている。
上記乗物本体40は擬似車輪41を有し、運転席42および
乗客席43を備えている。これら運転席42および乗客席43
に対し乗客は出入口44から乗降するようになっている。
運転席42には擬似ハンドル45が設けられ、また乗客席43
には窓46等が設けられている。そして、この乗物本体40
には図示しないコインボックスが設置されている。
このような装備を有する乗物本体40は揺動架台1に載
り、この揺動架台1と一体に動くようになっている。な
お、47は揺動架台1を覆い隠す囲い板である。
揺動架台1は第1図ないし第3図に示される駆動装置
で駆動されるようになっている。
すなわち、10は地面や床に固定された固定基台であ
る。固定基台10には高さ調整脚11…およびキャッスタ12
…が取付けられており、固定基台10はキャッスタ12…の
回転により移動可能であり、かつ高さ調整脚11…により
床に載置され、しかも高さや傾きを調整できるようにな
っている。
この固定基台10の前部には軸受台13が固定されてお
り、この軸受台13には固定軸14が支持されている。固定
軸14には、揺動架台1に取付けたピロー形球面軸受15が
連結されており、これにより揺動架台1は固定基台10に
対して揺動自在に支持されている。つまり上記固定軸14
と、ピロー形球面軸受15はピボットを構成している。
固定基台10の中央部には駆動装置としての低速駆動モ
ータ16が固定されており、この駆動モータ16のモータ軸
17にはカップリング18を介して回転軸19が連結されてい
る。回転軸19は軸受20に軸支されて後方に向かって伸び
ている。回転軸19の先端には、この駆動軸19の中心に対
して偏心してクランクピン21が一体に形成されている。
クランクピン21には2本の連結ロッド22、24のそれぞれ
一端部が回転自在に連結されている。
一方の連結ロッド22は上方に伸び、上端部で上記揺動
架台1に対してピン23により回動自在に連結されてい
る。なお、このピン23の位置は上記ピロー形球面軸受15
の位置から離れている。
他方の連結ロッド24は略水平に伸び、その先端部はピ
ン25を介してL形レバー26の一端に連結されている。L
形レバー26は中間屈曲部が、固定基台10に取付けた軸受
27に支持された支軸28に回動自在に支持されている。
L形レバー26の他端には、ピン29を介して連結アーム
30の下端が連結されている。この連結アーム30は上方に
伸び、上端部がボルト31により上記揺動架台1に固定さ
れている。
なお、連結アーム30が揺動架台1に固定される位置
は、前記ピロー形球面軸受15の位置から後方であり、か
つ一方の連結ロッド22が連結されるピン23の位置から側
方にそれぞれ離れている。
このような構成の定置式小形遊戯乗物について作用を
説明する。
乗物にのる親子や、児童、幼児は出入口44から運転席
42および乗客席43に乗り、コインボックスのコインを投
入する。
すると、駆動モータ16が起動し、回転軸19が低速回転
する。この回転はクランクピン21を一体に回転させ、こ
のクランクピン21に連結されている2本の連結ロッド2
2、24をそれぞれ往復運動させる。一方の連結ロッド22
は上下に往復運動し、これにより揺動架台1の連結箇所
を上下に移動させる。
他方の連結ロッド24は左右に往復運動し、この運動は
L形レバー26を往復回動運動させる。そして、このL形
レバー26の動きは連結アーム30を上下に移動させ、した
がって、揺動架台1との連結箇所を上下に移動させる。
この場合、クランクピン21の偏心回転運動が2本の連
結ロッド22、24に別れて揺動架台1に伝えられ、両者の
系統とも揺動架台1を上下運動させるが、両者の揺動架
台1に対する作用点が離れ、しかも位相がずれているの
で、これらの作用点間は左右に揺動しつつ上下に運動す
る。
つまり、これら作用点の運動の変化を第5図ないし第
8図に示す。
第5図に示すように、クランクピン21が左横にある場
合は、一方の連結ロッド22の高さは中間であり、他方の
連結ロッド24は左に引かれているので、連結アーム30は
上昇位置にある。
次に、第6図に示すように、クランクピン21が下に移
動すると、一方の連結ロッド22の高さは低くなり、他方
の連結ロッド24は左右方向の中立位置にあるので、連結
アーム30は中間位置になる。
そして、第7図に示すように、クランクピン21が右横
に移動すると、一方の連結ロッド22の高さは中間にな
り、他方の連結ロッド24は右方向に移動するので、連結
アーム30は下降位置になる。
さらに、第8図に示すように、クランクピン21が上に
移動すると、一方の連結ロッド22は上昇し、他方の連結
ロッド24は中立位置に移動するので、連結アーム30は中
間位置になる。
つまり、揺動架台1においては、連結ロッド22の連結
点と連結アーム30の固定点を結ぶ線は、左右に揺動運動
する。そして、これら連結ロッド22の連結点と連結アー
ム30の固定点を結ぶ線上の中間点Pは、上記揺動架台1
の左右への揺動に伴って上下に移動する。
そして揺動架台1はピロー形球面軸受15によって固定
基台10に揺動自在に支持され、このピロー形球面軸受15
は上記上下運動する中間点Pから離れているから、揺動
架台1はピッチング運動する。
すなわち、揺動架台1は左右の揺動運動と、上下運動
と、ピッチング運動を同時に行う。
このため運転席42や乗客席43に乗っている乗客は、こ
れら揺動運動、上下運動およびピッチング運動の複合し
た運動を受けることにより、本物の遊覧バスの動きに似
たリズミカルな運動を楽しむことができる。
そして、上記実施例の場合は、1個の低速駆動モータ
16により、上記3系統の運動を生じさせるから駆動装置
が簡単であり、またクランクピン21の偏心量が少ないの
で、上記揺動運動、上下運動およびピッチング運動の各
振幅を小さくすることができ、激しい運動を生じないか
ら複合運動であっても安全である。
なお、本発明は遊覧バスの模擬乗物に限らず、その他
の乗物であってもよい。
また、ピロー形球面軸受15を、図とは異なる固定基台
10に取付け、軸受台13と固定軸14とを揺動架台1に取付
けてもよい。
さらにまた、揺動架台1を固定基台10にピボット的に
支持する場合、ピロー形球面軸受15に限らず、その他の
公知の軸支手段を採用してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明した通り本考案によれば、駆動装置の回転運
動がクランクに連結された2本の連結ロッドにより2系
統に分岐されて揺動架台を左右に揺動するとともに上下
に移動させ、この揺動架台は固定基台にピボットで揺動
自在に支持されているので、このピボットを中心として
ピッチング運動することになり、したがって1個の駆動
装置でありながら上下、左右およびピッチングの合計3
系統の運動を同時に行なわせることができる。したがっ
て、簡単な構造で複雑な動きを得ることができ、乗物に
のる児童や幼児が面白い運動を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す固定基台と揺動架台を
分割して示す斜視図、第2図は駆動装置の側面図、第3
図は第2図中A−A線に沿う矢視図、第4図は遊戯乗物
の全体の斜視図、第5図ないし第8図は駆動装置の作動
を順を追って示す説明図である。 1……揺動架台、10……固定基台、14……固定軸、15…
…ピロー形球面軸受、16……低速駆動モータ、19……回
転軸、21……クランクピン、22,24……連結ロッド、26
……L形レバー、40……乗物本体、42……運転席、43…
…乗客席、44……出入口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定基台の上方に配置した揺動架台を、1
    箇所のピボットにより上記固定基台に揺動自在に支持す
    るとともに、上記固定基台に回転駆動装置を設け、この
    駆動装置の回転軸にクランクを設け、このクランクに2
    本の連結ロッドのそれぞれ一端部を回転自在に連結し、
    一方の連結ロッドの他端部を略上方に延長して上記揺動
    架台に連結するとともに、他方の連結ロッドの他端部を
    略水平に延長してL形レバーの一端に連結し、このL形
    レバーの中間部を上記固定基台に回動自在に軸支し、こ
    のL形レバーの他端部を上記揺動架台に連結したことを
    特徴とする遊戯乗物の駆動装置。
JP12336490U 1990-11-21 1990-11-21 遊戯乗物の駆動装置 Expired - Lifetime JP2529617Y2 (ja)

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JPH0477988U JPH0477988U (ja) 1992-07-07
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JPWO2006025108A1 (ja) * 2004-09-01 2008-05-08 Bldオリエンタル株式会社 遊戯装置
JP5099016B2 (ja) * 2007-01-17 2012-12-12 株式会社セガ 定置型乗物遊戯機

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