JPH07257816A - 扁平容器交換のための方法および装置 - Google Patents

扁平容器交換のための方法および装置

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JPH07257816A
JPH07257816A JP5239576A JP23957693A JPH07257816A JP H07257816 A JPH07257816 A JP H07257816A JP 5239576 A JP5239576 A JP 5239576A JP 23957693 A JP23957693 A JP 23957693A JP H07257816 A JPH07257816 A JP H07257816A
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ユルゲン、ザウァー
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    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/76Depositing materials in cans or receptacles
    • B65H54/78Apparatus in which the depositing device or the receptacle is reciprocated
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
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    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器走行速度および交換速度を高め、しかも
容器交換の際のスライバー堆積体および堆積体形成を改
善すること。 【構成】 紡糸繊維を静止的に配置された回転盤体から
ループ状に排出し、スライバー充填処理の間扁平容器が
長手方向に前進、後進する扁平容器の交換方法であっ
て、扁平容器4の運動速度が変向P1、P2点近くにお
いて変更され、徐々に制動されて速度値が零になされ、
この零値が加速されて前進、後進運動速度になされるこ
とを特徴とする方法および扁平容器に対向して静止的に
設けられている回転盤体により紡糸スライバーが扁平容
器に充填され、容器移動装置に関連して長手方向におけ
るその前進、後進を可能ならしめる駆動手段が設けら
れ、さらに扁平容器を把持し、保持する部材が設けられ
ている、扁平容器交換装置であって、変向点P1、P2
範囲において扁平容器に対して変更された速度を付与す
る装置を具備することを特徴とする装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は紡糸延伸装置におけるスライバ用
扁平容器を交換するための方法および装置に関するもの
である。容器交換はスライバー保管に影響を及ぼす。ス
ライバー保管における過誤が生起すると、スライバーの
受領における欠陥が顕著になる。容器充填時間は、スラ
イバーの実現可能な走行時間およびこれに関連してもた
らされる扁平容器の交換速度により決定される。従って
スライバー保管の質は、容器交換の態様により決定され
る。
【0002】扁平容器は円形容器に対しその形状におい
て本質的に異なり、矩形状底面を有し、長手方向側壁は
幅の狭い端壁により限定される。扁平容器は上下方向に
運動する容器板体を有し、これは容器空虚状態において
その上方縁辺下方に位置する。
【0003】
【従来技術】従来技術において、扁平容器が充填される
とスライバー供給装置(回転盤体)に対して扁平容器が
前進、後進し、扁平容器が交換される。
【0004】スライバーは運動する容器板体の長手方向
にサイクロイド状に載置され、この状態で載置されたス
ライバーはスライバー堆積体を形成する。
【0005】扁平容器が運動する間に、その速度は、ス
ライバー供給装置の供給速度に同調される。扁平容器の
前進、後進運動は、変向点まで一定速度で行われる。従
来、容器交換に際して、容器は一定速度で運動させるの
が一般的である。すなわち容器は変向点として構成され
たストッパに衝突せしめられる。このストッパは容器の
運動エネルギーを吸収するように構成されているが、こ
の場合扁平容器が同様の速度で反対方向に運動するよう
に、極めて急激に方向変換するようになされていた。
【0006】運動の急速な方向変換は、容器内のスライ
バー堆積体を烈しく動揺させ、変向点において急激な速
度ないし加速の変化をもたらす。ことにはげしい衝撃が
容器にもたらされ、このような周期的な衝撃はスライバ
ー堆積体を散乱させ、やがては崩壊させ、これによりス
ライバーを引出す場合にスライバー裂断をもたらすに至
る。
【0007】さらに変向点における容器の前進運動は、
スライバー堆積体の烈しい動揺をもたらし、これも容器
端壁に近いスライバーのループを撹乱し、動揺により壁
面とスライバー堆積体間に一時的に間隙がもたらされ
る。この間隙にスライバー屈曲部が挟まれ、これもスラ
イバーの円滑な引出しを阻害し、これと共にスライバー
堆積体が散乱される。
【0008】これらの理由から扁平容器充填の際のスラ
イバー供給速度を充分に高められない。
【0009】これは、西独特許出願公開1158420
号および1923621号各公報による解決法でも充分
に解決され得ない。上述した欠点が依然としてもたらさ
れるからである。上記の192361号はスライバーを
直方体状の容器に堆積させる改善方法を提示しており、
同公報3頁48−54行に示されているように、サイク
ロイド状旋回体を基礎にして、特殊な方法でジグザグ状
ないし蛇行状の並列堆積体を直方体状容器内に形成した
のみであって、冒頭に述べた問題点は解決され得ない。
また、西独特許出願公開1158420号公報は充填処
理の間、給送ローラにスライバー堆積体保持体(原紙)
を配置する特殊な方法を提案しているが、この場合スラ
イバー給送ローラは、堆積体保持体ないし容器交換の機
能を持たない。
【0010】さらに西独特許出願公開2918995号
公報は、充填の間容器を板体上に拘束し、この板体を座
標制御装置により揚挙する方法を提案している。この座
標制御装置は、単に2本の機械的制御曲線に対応する板
体のXY座標を実行し得るのみであって、スライバー充
填処理のためには唯一の走行速度が設定され、維持され
る。
【0011】ヨーロッパ特許457099号明細書に
は、スライバー充填の間、容器の前進、後進に際し比較
的大質量のスライバーが運動せしめられる。この公知方
法において扁平容器並進運動の速度は、変向点直前に短
時間だけ増速され、変向点通過後に再び所定の並進速度
に戻される(第3欄56−58行、第4版1−4行)。
しかしながら、これも容器端壁近くのスライバー堆積の
散乱を阻止し得ない。
【0012】従来技術による解決方法は、扁平容器端壁
近くにおいて容器高さに達するスライバー堆積体の散乱
を阻止し得ない。この点に関連して、堆積体形成速度を
増大させることもできない。これらの欠点から、断面円
形容器においてはすでに可能とされていたスライバー堆
積速度を、扁平容器では達成され得なかった。
【0013】西独特許出願公開1923621号公報に
よる扁平容器充填装置には、容器搬送のためこれを載置
する走行可能車輌設備が設けられる。これは上方車輌お
よび下方車輌から成り、これらはプログラミング装置お
よび制御装置の作用下に自動的に走行せしめられる。静
止的に配設され、スライバーが給送される回転可能の回
転盤体が上方に設けられている容器が、上方車輌に載置
される。上方車輌上の容器は、その底壁で保持される。
この装置の欠点は容器運動によるスライバー堆積体動揺
の際に好ましくない力モーメントが容器壁および容器回
転盤体に与えられることである。
【0014】上述充填装置の何よりも根本的な欠点は、
可成り大質量を運動させねばならないことに在る。この
大質量は容器のみによるものではなく、特にこれを担持
する車輌構造および車台によるものであって、このため
大容量の駆動手段および駆動用諸部材を必要とする。
【0015】ヨーロッパ特許457099号明細書に
は、この欠点を回避するため、容器を懸吊する移動装置
が開示されている。この目的を達成するため、移動装置
には扁平容器を懸吊するための釈放可能保持部材が係合
されており、この把持部材としての保持部材は、対をな
して作用し、垂直軸を中心として旋回するようになされ
ており、容器上方縁辺において幅の狭い両端壁を把持す
る。
【0016】この公知装置は、従来技術における解決策
に対して、僅かに高い並進運動速度をもたらし得るが、
端壁近くのスライバー堆積体の散乱を阻止することはで
きない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの技術分野に
おける課題は、扁平容器の交換に際し、スライバー給送
速度および容器交換速度を高めながら、しかもスライバ
ー堆積体およびその形成を改善することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】しかるに上述した課題
は、紡糸繊維を静止的に配置された回転盤体からループ
状に排出し、スライバー充填処理の間扁平容器が長手方
向に前進、後進する扁平容器の交換方法であって、扁平
容器の運動速度が変向点近くにおいて変更され、徐々に
制動されて速度値が零になされ、この零値が加速されて
前進、後進運動速度になされることを特徴とする方法に
より扁平容器に対向して静止的に設けられている回転盤
体により紡糸スライバーが扁平容器に充填され、容器移
動装置に関連して長手方向におけるその前進、後進を可
能ならしめる駆動手段が設けられ、さらに扁平容器を把
持し、保持する部材が設けられている、扁平容器交換装
置であって、変向点範囲において扁平容器に対して変更
された速度を付与する装置を具備することを特徴とする
装置により達成され得る。
【0019】すなわち、本発明によれば、扁平容器はそ
の端壁方向において交換衝程を前進せしめられ、またこ
の方向において後進せしめられ、これが容器へのスライ
バー充填に際し周期的に反覆され扁平容器は交換衝程に
おいて変向点近くにおいて種々相違する運動モーメント
に服せしめられる。
【0020】この交換衝程は、両変向点間の区間であっ
て、一方の変向点から始まって、加速衝程、本質的に同
形の運動を特徴とする衝程に分けられ、次いで制動衝程
に入り、他方の変向点に達する。交換衝程の折返しにお
いて加速衝程が在り、次いで本質的に同形運動が行わ
れ、次いで制動衝程が続く。制動衝程および加速衝程
は、各変向点に対して特徴的であり、従って制動および
加速衝程は、変向路と称される。
【0021】変向点近くにおける、従って変向路におけ
る本質的に同じ交換速度は、本発明によれば安定的に変
更されるが、従来方法においては全く変更されない。
【0022】本発明のさらに他の特徴は、扁平容器の交
換速度が、変向点近くにおいて安定的に変更され、変向
点に向けて走行する扁平容器の速度は、サイン波状もし
くはコサイン波状走行に対応して変向点で零値まで減速
され、変向点走過後はサイン波状もしくはコサイン波状
走行に対応して当初の交換速度まで加速されることであ
る。
【0023】この方法において、コサイン波状もしくは
コサイン波状の交換速度の変更の開始およびその終結の
ための切換え時点は、スライバー給送速度に対応して決
定される。この方法は突然の制動走行および加速走行が
もたらされないように安定的に実施される。これは従来
技術におけるスライバー給送速度および扁平容器交換速
度よりも高速度で、スライバー堆積体が散乱しないよう
に、改善されたスライバー堆積体が形成されるように行
われる。
【0024】さらに他の本発明の特徴は、扁平容器の走
行速度の安定的変更が一定の走行路部分で行われること
であって、これは長手方向における容器運動は変向点か
らほぼスライバー堆積体半径に達するまでである。これ
により円形のスライバー堆積体が意図され、堆積体は堆
積位置において容器両側壁に接触し、あるいは少なくと
もそのすぐ近傍に形成される。
【0025】本発明装置の特徴は、コンピュータによる
制御装置を有する駆動装置が、交換衝程変向点近くにお
いて本質的に一定の容器並進運動の速度を変更し得るよ
うになされていることである。
【0026】この駆動手段はサーボモータであってもよ
く、これは制御手段としてのコンピュータにより制御さ
れ、これによりサイン波状もしくはコサイン波状の交換
速度変更が行われる。
【0027】しかしながら、この駆動手段はまた他の廉
価なモータであって、その駆動軸がベルトプーリと接続
可能になされていてもよい。
【0028】扁平容器の運動は、変向路の領域に配置さ
れたセンサにより検知され得る。このセンサは変向路に
沿って位置を変え得るように、また固定され得るように
なされる。
【0029】本発明装置のさらに他の特徴は、支承板体
中央において配置、固定された圧縮発条が設けられ、そ
の両端部が固定されることなく、当接面として構成され
ていることである。この圧縮発条は、交換衝程両端に設
置されたストッパの高さと同じレベルに平行に配設さ
れ、支承板体が、交換衝程のいずれか一方向あるいは他
方向に運動するとき発条の対応端部がストッパに当接
し、その運動エネルギーを吸収すると共に、そま伸張に
よりこのエネルギーを付与する。これにより変向路領域
におけるサイン波状もしくはコサイン波状運動がもたら
される。
【0030】容器変向点は一定に保持されるが、ストッ
パー位置は変更可能であり、これにより圧縮発条の作用
力は影響を受ける。走行運動速度が変更される場合、こ
の点を利用して変向時点(変向路の走行時間)を一定に
維持することができる。
【0031】種々に変わり得る走行速度のための変向路
を一定に維持することは、それぞれに対応する圧縮発条
の選定により行われ得る。
【0032】本発明装置のさらに他の特徴は、容器の把
持兼保持手段が設けられることである。また本発明にお
いて容器はローラ転動路上を走行するようになされる。
これにより慣性質量モーメントが不必要に大きくならざ
るを得なかった従来の容器搬送用車輌設備が不必要にな
る。
【0033】
【実施例】添付図面に例示的に図示されている実施態様
に関連して、本発明をさらに詳細に説明する。
【0034】図1において、充填装置1と、これに所属
する扁平容器4が略図的に示されている。この充填装置
1は、原則的に梳整機械ないしカーディング装置あるい
は延伸機ないしストレッチング装置に所属する。充填装
置1は、個々的には機台3により包囲され、静止的に配
置された回転盤体2を具備する。この回転盤体2は回転
し、搬送方向Fにおいて給送されて来るスライバーを扁
平容器4内に排出する。スライバーはその状態で扁平容
器の容器盤体全長にわたり載置される。容器盤体は上下
方向に運動可能であり、扁平容器の空虚状態においてこ
れは容器上方縁辺の下方に位置する。スライバー量の増
大にともなって容器盤体は下方に向けて沈下する。また
扁平容器4はその長手方向において矢印で示されるよう
に前後に運動し、図1において、これは一方の終点位置
に在る状態で示されており、この容器は対向終点位置に
おいて破線で示されている。この容器運動により、回転
盤体2はスライバー4を容器盤体全長にわたりサイクロ
イド状に載置する。
【0035】扁平容器は、両終点位置間において、衝程
Aにわたり前進運動し、衝程A′にわたり後進運動し、
これら衝程AあるいはA′ごとに交換衝程が在る。この
交換衝程は、変向点P1およびP2間の距離である。
【0036】前進および後進運動は、容器交換衝程Aお
よび容器交換衝程A′を容器が移動するときに行われ、
この過程は容器の充填ごとに周期的に反覆される。例え
ば変向点P1から変向点P2への後進運動が確認されれ
ば、同様に変向点P2からP1への後進運動が行われ
る。
【0037】この運動過程において、容器は種々の異な
る運動モーメントを与えられる。容器交換衝程Aはこれ
により加速衝程F2に区分けされ、これは衝程Cを超え
て本質的に同形の運動を特徴とする衝程に区分けされ
る。同形運動による些少の派生運動が生起することは排
除されない。しかしながら、この運動は本発明の作用に
は全く影響を及ぼさない。これは制動衝程D1で終結す
る。変向点P2において事態は変化する。すなわち、加
速衝程D2がもたらされ、本質的に同形の運動のための
衝程Cと同様の衝程Eに入り、次いで制動衝程F1がも
たらされる制動および加速衝程は、各変向点で特徴的で
ある。そこで制動、加速両衝程は変向路UW1およびU
W2として呼ばれる。変向路UW1もしくはUW2を超
えると、これはセンサS1もしくはS2により検知さ
れ、記録される。
【0038】扁平容器の充填装置1による充填は、一定
に調整された、例えば毎分800mの走行速度で行われ
る。対応する交換速度はこの走行速度に比例して調整さ
れ、この交換速度は衝程CおよびEにおいてもたらさ
れ、一定であるが、変向点P1およびP2近くにおい
て、すなわち変向路UW1およびUW2において次々に
変更せしめられる。
【0039】異なる容器交換速度の場合一定の変向時間
に適応するように、諸条件は以下のように設定される。
すなわち、定常的容器交換速度の安定的な変更は、変向
点に到達するべき扁平容器の運動が、サイン関数もしく
はコサイン関数ないしこれらカーブの下降走行に対応し
て減速されるように行われる。原則は変向点における零
値まで行われ、変向点走過後、サイン波状ないしコサイ
ン波状走行に対応する走行運動は、再び極大値、すなわ
ち容器交換速度まで高められる。
【0040】安定的速度変更は、変向路到達と共に行わ
れ、変向路を離脱すると共に終了する。サイン波状ない
しコサイン波状走行における交換速度変更の時点は、ス
ライバーの走行速度に対応して決定される。この時点の
変更により、変向点の走過に必要な時間(変向時間)を
定常的に維持するための、長さにおいて相違する種々の
変向路における交換速度変更を意図通りに行うことがで
きる。
【0041】なお、異なる種々の交換速度のための変向
路を定常的に維持できるか、あるいは異なる種々の交換
速度のための加速を定常的に維持できるかの観点から、
変向路帯域(長さ)が決定された。その最大限長さは、
種々に異なる条件下において交換速度の安定的変更が行
われるベルトループ半径にほぼ対応する。
【0042】さらに、サイン波状もしくはコサイン波状
運動速度に対して速度を線状に低減しあるいは増大させ
ることは、好ましくない運動不安定性をもたらすことが
見出された。
【0043】容器交換装置15は、スライバー充填装置
1の下方に配置され、ローラ走行路を有し、この上に扁
平容器4が載置される。ローラは転動自在であって、扁
平容器と同じ幅を有するが、また2本のローラを並置
し、容器側壁の両下方縁辺のみがこれら並列ローラ上に
接触するようにしてもよい。ローラ走行路の長さは、容
器交換区間の長さに対応する。ローラ走行路は、構成が
簡単であり、コストが少なくて済み、容器台車などの追
加的容積の運動をさせる必要がない利点を有する。容器
の幅に対応して、案内ローラ13、130、131が容
器両側に配置され、容器4の長手方向運動を案内する。
交換装置15はストッパボルト12、120で両端で制
約された軌条5を有する。両ストッパボルト、位置を変
えて長さを変更し、交換装置が異なる走行速度で駆動さ
れ得るようにすることもできる。この軌道上に走行部材
9が走行可能に載置され、これは支承板体10に結合さ
れ、この板体10は裏面中間に配置され、これに結合さ
れた圧縮発情110を有する。この発条の両端110、
111は、ストッパボルト12、120に対し衝突面と
して構成される。あるいはまた支承板体10に別個の圧
縮発条を設け、各発条の端部が衝突面として構成される
ことも考えられる。支承板体上方に2個のピストンシリ
ンダ装置7、70が、軌条5に平行に装着され、把持部
材8、80をそれぞれの垂直軸線を中心として旋回させ
ることができ、これにより扁平容器はその形態なりに把
握される。ピストンシリンダ装置7、70の伸縮運動に
より、把持部材8、80はそれぞれの(図示されない)
ストッパに押圧され、扁平容器は把持部材8、80によ
り把持される。
【0044】容器が把持されると交換が開始され、走行
部材9は支承板体10を移動させ、ピストンシリンダ装
置および把持部材により、支承板体10は容器をローラ
走行路6に沿って運動させる。ローラ走行路6はこれま
で慣用されて来た容器搬送台車の使用を不必要ならしめ
る。扁平容器4は交換装置15によりローラ走行路上を
走行せしめられ、支承板体10はそれぞれ交互にその圧
縮発条110もしくは111の先端をストッパボルト1
20ないし12に当接させ、このボルトは交換区間の長
さを調節し得る。
【0045】扁平容器4は同じ交換速度で運動せしめら
れ、これにより扁平容器は両変向路のいずれか一方、例
えばUW2に達し、センサS2が走行する容器側壁の到
来を感知する。両センサS1、S2は、交換変向点から
の間隔(変向点P1、P2はストッパボルト12、12
0に対応する)に関し調節不能であり、固定可能であ
る。変向路(UW1、UW2)は、これにより所望の駆
動関係に調節され得る。
【0046】センサS2が変向路UW2への容器の到来
を信号化し、このセンサS2からの信号により走行部材
9は駆動手段14と容器4との係合を断つ。容器4は質
量慣性によりストッパボルト120に達するまで運動す
る。圧縮発条110の対応する端部がストッパボルト1
20に当接し、発条は質量加速をもたらす。圧縮発条
は、選択されたばね定数を有し、その端部における当接
により、変向点に達する前にサインないしコサイン減速
をもたらす。この速度減少は、半波形極大値から零位点
に至るまでのサイン関数ないしコサイン関数走行におい
て生起するような運動に対応する。
【0047】変向点の走行後に扁平容器運動に加速が生
じ、この走行運動は、零位点から半波形極大値に至るま
でのサイン関数ないしコサイン関数走行に達するように
調整される。極大値の達成と共に、容器は再び当初の容
器交換速度に達し、変向衝程を離れ、これと共に走行部
材9は、従って扁平容器4は再び駆動手段と係合せしめ
られ、この駆動手段は容器の同形運動を生起させ、対向
する変向路UW1に到達すると共に、上述したと同様の
態様で容器運動の安定的な変更が行われる。
【0048】駆動手段は、サーボモータではなく、廉価
なモータであって、水平水面内に設けられた2本のベル
トを介して容器4の運動をもたらす。この目的を達成す
るため(図3、図4)、駆動手段14の回転軸20に、
概略的に図示された結合機構により、2個のプーリ1
6、17を固定装着する。これは公知の制御手段によ
り、係合され、係合離脱され得るが、ここには詳述しな
い。制御手段としては、コンピュータを使用し得る。係
合は両ベルト18、19が交互に駆動されるように行わ
れ、図3に示されるように、ベルト18の案内はプーリ
16から案内ローラ21、22を経て変向ローラ23、
24により行われる。ベルト19はベルト18と交叉し
てプーリ17(図3、図4)を経て案内され、再び案内
ローラ210、変向ローラ240、230を経て案内ロ
ーラ220に至る。両ベルトは共に、駆動部材9もしく
は支承板体10に結合された(図示されていない)駆動
体に係合される。両ベルトは共に駆動体に係合されてい
るから、交互駆動により一方のベルトは駆動走行する
が、その間他方のベルトは駆動されることなく強制帯同
される。ベルトの駆動走行は、常に案内ローラ23、2
30から24、240に至る、図1の衝程CないしEに
相当する選択された距離にわたって行われる。変向路U
W1もしくはUW2に達すると共に、回転軸20との係
合状態から離脱する。発条機構(発条11)により容器
は、変向点から変向路端部に至り、ここで始めて他方の
ベルトが回転軸20と係合され、上述したと同様にし
て、ただし逆方向の長手方向運動が行われる。
【0049】駆動手段14の回転軸はその回転方向を維
持するが、ベルト16、17が上述した時点で交互にこ
れに係合し、係合離脱せしめられる。
【0050】しかしながら、図5の実施態様に示される
ように、単一のベルトを2個の変向ローラ26、27を
経て無端的に走行させることもできる。この場合、ベル
ト25は駆動体28を担持し、これは交互に走行部材9
あるいは支承板体10における停止手段(ストッパボル
ト)に把持され、駆動体28の運動方向の切換え時に、
これは対応する停止手段から離脱する。ベルト駆動によ
り、ローラ27、28の形態は変向路における容器交換
速度の安定的変更に影響を及ぼす。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器交換衝程の説明図である。
【図2】交換装置を説明する略図的側面図である。
【図3】対向走行する伝動ベルトを有する駆動手段を説
明する側面図である。
【図4】図3における駆動手段の平面図である。
【図5】単一伝動ベルトを有する駆動手段を説明する側
面図である。
【符号の説明】
1‥‥(スライバー)充填装置 2‥‥(スライバー充填用)回転盤体 3‥‥機台 4‥‥扁平(直方体)容器 5‥‥軌条(走行部材9用) 6‥‥ローラ転動路(容器4用) 7,70‥‥ピストン/シリンダ装置 8,80‥‥(容器)把持、保持部材 A,A′‥‥交換衝程 P1,P2‥‥変向点 F1‥‥制御衝程 F2‥‥加速衝程 C,E‥‥同一形態運動衝程 D1‥‥制動衝程 D2‥‥加速衝程 UW1,UW2‥‥変向路 9‥‥走行部材 10‥‥支承板体 11‥‥圧縮発条 12,120‥‥ストッパボルト 13,130,131‥‥容器案内ローラ 15‥‥交換装置 16,17‥‥ベルトプーリ 18,19‥‥ベルト 20‥‥(モータの)駆動ないし出力軸 110,111‥‥(圧縮発条の)当接先端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル、ユーディング ドイツ連邦共和国、D−85049、インゴル シュタット、アナトミーシュトラーセ、4 (72)発明者 ミヒャエル、シュトローベル ドイツ連邦共和国、D−85072、アイヒシ ュテット、アム、ヴァインベルク、2 (72)発明者 アルベルト、クリーグラー ドイツ連邦共和国、D−85290、ロテネグ、 ツィーゲライシュトラーセ、5 (72)発明者 ユルゲン、ザウァー ドイツ連邦共和国、D−85053、インゴル シュタット、コトハウエルシュトラーセ、 122

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡糸繊維を静止的に配置された回転盤体
    からループ状に排出し、スライバー充填処理の間扁平容
    器が長手方向に前進、後進する扁平容器の交換方法であ
    って、扁平容器(4)の運動速度が変向(P1、P2)
    点近くにおいて変更され、徐々に制動されて速度値が零
    になされ、この零値が加速されて前進、後進運動速度に
    なされることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項(1)による方法であって、扁平
    容器速度の安定的変更が、容器運動の長手方向における
    変向点からスライバーループ半径に至る走行路において
    行われることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項(1)による方法であって、変向
    点(P1、P2)付近の扁平容器(4)の交換速度が、
    変向点(P1、P2)に向けて走行する容器(4)の速
    度を、サイン波状もしくはコサイン波状走行が変向点
    (P1、P2)において零値となるまで減速させ、変向
    点(P1、P2)を走過後の速度を、サイン波状もしく
    はコサイン波状走行が当初の交換速度となるまで増速す
    るように安定的に変更されることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項(3)による方法であって、サイ
    ン波状もしくはコサイン波状交換速度の変向の開始およ
    び終結が、スライバー供給速度に応じて決定されること
    を特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 扁平容器に対向して静止的に設けられて
    いる回転盤体により紡糸スライバーが扁平容器に充填さ
    れ、容器移動装置に関連して長手方向におけるその前
    進、後進を可能ならしめる駆動手段が設けられ、さらに
    扁平容器を把持し、保持する部材が設けられている、扁
    平容器交換装置であって、変向点(P1、P2)範囲に
    おいて扁平容器に対して変更された速度を付与する装置
    を具備することを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項(5)による装置であって、梳整
    装置ないし延伸装置用の主駆動装置とは別に、容器交換
    装置(15)のための単一モータ駆動装置(14)が設
    けられていることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項(5)あるいは(6)による装置
    であって、交換装置(15)用の駆動装置(14)がサ
    ーボモータを有し、サーボモータの回転方向の交換によ
    り走行部材(9)の運動方向を変更し得ることを特徴と
    する装置。
  8. 【請求項8】 請求項(7)による装置であって、制御
    手段としてのコンピュータによりサーボモータが制御さ
    れることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項(5)あるいは(6)による装置
    であって、駆動装置(14)が相互に反対方向に走行す
    る2本のベルト(18、19)を駆動し、それぞれのプ
    ーリ(16、17)が、駆動軸(20)と接続可能であ
    り、これにより両ベルト(18、19)が交互に駆動さ
    れ得るようになされていることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項(9)による装置であって、相
    互に反対方向に走行する両ベルト(18、19)が、走
    行部材(9)あるいは支承板体(10)用の走行体(2
    8)を有することを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項(9)による装置であって、プ
    ーリ(16、17)の駆動軸(20)が、カップリング
    (200)を有することを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項(11)による装置であって、
    変向路(UW1、UW2)への到来および離脱と共に、
    交換装置の走行部材(9)が、駆動装置との接続が断た
    れ、これと接続されることを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 プーリ(16、17)のカップリング
    (200)作動の切換え時点が、運動速度との関連で決
    定されることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項(5)あるいは(6)による装
    置であって、駆動装置が走行体(28)により変向ロー
    ラ(26、27)に掛けられた無端走行ベルト(25)
    を駆動走行させ、これにより対向する両方向の運動を可
    能ならしめることを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 支承板体(10)あるいは走行部材
    (9)が、両面保持部材を有し、これにベルト(25)
    の走行体(28)に係合把持され、再びこれとの係合か
    ら離脱することを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項(5)による装置であって、扁
    平容器(4)の変向路(UW1、UW2)における前
    進、後進運動、変向点への近接運動が、センサ(S1、
    S2)により検知されることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項(16)による装置であって、
    センサ(S1、S2)が変向路に沿って位置変更され、
    固定され得ることを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 請求項(16)による装置であって、
    センサ(S1、S2)がオプトエレクトロニクス的もし
    くは機械的に作用することを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項(5)による装置であって、交
    換装置が支承板体(10)を有し、この板体中央に圧縮
    発条(11)が配置固定されているが、その両端部(1
    10、111)は固定されておらず、当接面として構成
    されていることを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 請求項(19)による装置であって、
    圧縮発条(11)が、固定されたストッパボルト(1
    2、120)と同じ高さレベルに設けられ、支承板体
    (10)運動により、容器交換衝程端部において発条端
    部がストッパボルト(12、120)に当接することを
    特徴とする装置。
  21. 【請求項21】 請求項(5)による装置であって、扁
    平容器(4)の把持、保持装置として垂直方向に揺動す
    る把持部材(8、80)をそれぞれ有するピストンシリ
    ンダ装置が設けられ、これら把持部材(8、80)がス
    トッパボルトに向けて揺動し、扁平容器(4)がその中
    間部分と上方縁辺の間の部分で把持され、保持され得る
    ことを特徴とする装置。
  22. 【請求項22】 請求項(5)による装置であって、扁
    平容器がローラ転動路(6)上に載置され、その上で前
    進、後進運動がせしめられることを特徴とする装置。
  23. 【請求項23】 請求項(22)による装置であって、
    ローラ転動路(6)の両側に、垂直回転軸を有する案内
    ローラ(13、130、131)が設けられ、これら案
    内ローラが扁平容器(4)の下方側壁と接触することを
    特徴とする装置。
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