JPH07257461A - 車両の配線構造 - Google Patents

車両の配線構造

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JPH07257461A
JPH07257461A JP4707494A JP4707494A JPH07257461A JP H07257461 A JPH07257461 A JP H07257461A JP 4707494 A JP4707494 A JP 4707494A JP 4707494 A JP4707494 A JP 4707494A JP H07257461 A JPH07257461 A JP H07257461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric
brake
electric wiring
wiring
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4707494A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Ikeuchi
泰之 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気配線支持用のガイドやクランプを不要とし
た車両の配線構造を提供するにある。 【構成】車輪の支持手段の一端にブレーキ装置と電気式
車速検出装置等の電気式装置とを備え、上記ブレーキ装
置にはブレーキ操作力伝達手段31が接続されると共
に、上記電気式装置には電気配線34が接続された車両
において、上記電気配線34を上記ブレーキ操作力伝達
手段31の外周面に一体的に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の配線構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動二輪車には前輪の回転
速度を電気的に検出してスピードメータに速度を表示す
る電気式車速検出装置を備えたものや、フロントフォー
クの沈込み量を電磁弁で制御するようにした電気式アン
チノーズダイブ装置を備えたものがある。
【0003】これらの自動二輪車では、例えばフロント
フォークの下端付近から上端付近に向けて電気配線を配
索する必要があり、この場合、フロントフォークの伸縮
によって配線が折損しないように取計らう必要がある。
【0004】そこで、従来は、例えば電気配線をブレー
キホースにガイドやクランプを用いて支持させたり(特
開昭62−91387号公報参照)、電気配線をフロン
トフォークブーツ内に埋設したり、このブーツの外側や
内側に沿わせて配設したものがある(実開昭58−75
187号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気配
線をブレーキホースにクランプを用いて支持させる場
合、部品数が増えて工数やコストが増えたり、自動二輪
車の振動によって電気配線がクランプから外れる虞があ
る。
【0006】また、近年、フロントフォークにブーツを
取付けない機種も多くあり、電気配線をフロントフォー
クブーツに取付けられない場合が生じる。
【0007】いずれの場合も、電気配線が外部に露出し
ていると飛び石等により折損する虞がある。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、電気配線支持用のガイドやクランプを不要とし
た車両の配線構造を提供することを目的とする。
【0009】この発明の他の目的は、電気配線の保護を
図った車両の配線構造を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両の配線
構造は、上述した課題を解決するために、請求項1に記
載したように、車輪の支持手段の一端にブレーキ装置と
電気式車速検出装置等の電気式装置とを備え、上記ブレ
ーキ装置にはブレーキ操作力伝達手段が接続されると共
に、上記電気式装置には電気配線が接続された車両にお
いて、上記電気配線を上記ブレーキ操作力伝達手段の外
周面に一体的に設けたものである。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、車輪の支持手段の一端にブレ
ーキ装置と電気式車速検出装置等の電気式装置とを備
え、上記ブレーキ装置にはブレーキ操作力伝達手段が接
続されると共に、上記電気式装置には電気配線が接続さ
れた車両において、上記電気配線を上記ブレーキ操作力
伝達手段内に埋設したものである。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、車輪の
支持手段の一端にブレーキ装置と電気式車速検出装置等
の電気式装置とを備え、上記ブレーキ装置にはブレーキ
操作力伝達手段が接続されると共に、上記電気式装置に
は電気配線が接続された車両において、上記電気配線を
上記ブレーキ操作力伝達手段の外周面に一体的に設けた
ため、電気配線支持用のガイドやクランプが不要とな
る。
【0013】また、上記電気配線を上記ブレーキ操作力
伝達手段内に埋設することにより、電気配線の保護が図
れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1は、この発明を適用した車両である自
動二輪車の一例を示す左側面図である。
【0016】図1において、この自動二輪車1は車体フ
レーム2を有する。この車体フレーム2の前方下部にエ
ンジン3が搭載され、このエンジン3の上方に燃料タン
ク4が配置される。また、燃料タンク4の後方に運転シ
ート5が設置される。
【0017】車体フレーム2の前方にはヘッドパイプ6
が設けられ、このヘッドパイプ6にはステアリング機構
7が設けられる。このステアリング機構7には、前車輪
8を回動自在に支持する手段である左右一対のフロント
フォーク9が備えられる。
【0018】フロントフォーク9は、例えば一般的なテ
レスコピック型のもので、ステアリング機構7のアッパ
ーブラケット10aとロアーブラケット10bとによっ
て前車輪8を挟み込むように平行に固定される一方、ハ
ンドルバー11やフロントフェンダ12などが取付けら
れる。そして、ステアリング機構7はヘッドパイプ6に
左右回動自在に枢着され、ハンドルバー11により前車
輪8が左右に回動自在に操舵されるようになっている。
【0019】また、アッパーブラケット10aにはメー
タブラケット10cを介してスピードメータ13等のメ
ータ類が取付けられる。
【0020】一方、車体フレーム2の中央下部に架設さ
れたピボット軸14には後車輪15を支持する手段であ
るスイングアーム16がピボット軸14廻りにスイング
自在に枢着され、このスイングアーム16の後端に後車
輪15が回動自在に軸支される。スイングアーム16の
後端部側には、リヤショックアブソーバ17の下端部が
軸着され、リヤショックアブソーバ17の上端部は車体
フレーム2に軸着される。そして、スイングアーム16
およびリヤショックアブソーバ17からリヤサスペンシ
ョン機構18が構成される。
【0021】前記エンジン3の前側にはエンジン排気系
を構成するエキゾーストパイプ19aおよびマフラ19
bが接続される。また、エンジン3の後側にはエンジン
吸気系を構成するキャブレタ20aおよびエアクリーナ
20bが配置される。さらに、エンジン3前方にはエン
ジン冷却系を構成するラジエター21が配置される。
【0022】前記前車輪8には、ブレーキ装置22が備
えられる。このブレーキ装置22は、主にホイール23
に固定され、これとともに回転するディスクプレート2
2aと、例えばフロントフォーク9の下端後側に固着さ
れ、左右一対のディスクパッド(図示せず)を例えば油
圧によりピストン(図示せず)を押圧してディスクプレ
ート22aを挟持するキャリパ22bとから構成される
ディスクブレーキ型のものである。
【0023】図2は、図1のA矢視図である。図2に示
すように、ハンドルバー11の左端部側にはハンドグリ
ップ24が設けられ、ハンドルバー11のハンドグリッ
プ24内側にはレバーブラケット25を介してクラッチ
レバー26が取付けられる。
【0024】一方、ハンドルバー11の右端部側にはス
ロットルグリップ27が設けられ、ハンドルバー11の
スロットルグリップ27内側にはレバーブラケット28
を介してフロントブレーキレバー29が取付けられる。
フロントブレーキレバー29近傍にはブレーキ装置22
作動用のオイルを貯留するリザーバタンクと一体のマス
タシリンダ30が設けられ、図1に示すように、このマ
スタシリンダ30とキャリパ22bとはブレーキ操作力
伝達手段であるブレーキホース31により接続される。
ブレーキホース31は、例えばゴムチューブの周囲を繊
維の補強層で覆ったものが用いられる。
【0025】なお、詳細に図示しないが、後車輪15に
も前車輪8同様のブレーキ装置が備えられ、このブレー
キ装置と車体の右側中央下部に設けられたリヤブレーキ
用マスタシリンダとはブレーキホース31により接続さ
れる。
【0026】本実施例の自動二輪車1は、図1に示すよ
うに、車輪の回転運動を電気的に検出してスピードメー
タ13に伝えるようにした電気式装置である電気式車速
検出装置32を前車輪8に備える。この車速検出装置3
2は、例えば磁気回路を備えたスピードセンサ33を前
車輪8の車軸近傍に設け、このスピードセンサ33によ
り前車輪8の回転を磁気的に検出し、磁気量の変化を電
気信号(パルス波)に変換するものである。パルス波
は、スピードセンサ33から電気配線34を介して、途
中、図示しない演算装置を経由してスピードメータ13
に伝達され、前車輪8の回転数、すなわち車速をスピー
ドメータ13に表示するようになっている。
【0027】電気配線34は、銅などの金属線34aの
回りをゴムのような絶縁体34bで覆った周知のもので
あり、図3(a)およびそのIII−III線に沿う断
面図である図3(b)に示すように、電気配線34は前
記ブレーキホース31の外周面長手方向に接着または溶
着により一体的に設けられる。なお、ブレーキホース3
1の成形時に電気配線34を一体に成形してもよい。な
お、図4(a)および(b)は電気配線34が複数本の
場合を示した例である。
【0028】また、図5(a)および(b)に示すよう
に、ブレーキホース31の外周面に電気配線34をスパ
イラル状に設けてもよい。
【0029】さらに、図6(a)および(b)に示すよ
うに、ブレーキホース31の外周面長手方向にパイプ部
35を一体または一体的に設け、その中に電気配線34
を挿通させてもよい。
【0030】さらにまた、図7(a)および(b)に示
すように、ブレーキホース31の成形時に絶縁体34b
で覆われた電気配線34をブレーキホース31内に一体
に埋設して成形してもよい。
【0031】なお、ブレーキホース31が絶縁素材によ
って成形されている場合、図8(a)および(b)に示
すように、ブレーキホース31の成形時に電気配線34
の金属線34aのみをブレーキホース31内に一体に埋
設して成形してもよい。
【0032】次に、本実施例の作用について説明する。
【0033】上述したように、電気配線34をブレーキ
ホース31の外周面またはブレーキホース31内に一体
に設けることにより、従来のようにクランプを用いて支
持させる必要もなく、電気配線34の配索が簡素化さ
れ、部品数が減り、工数やコストが低減できる。また、
フロントフォーク9ブーツの有無に関係なく電気配線3
4を配索できる。
【0034】さらに、図5(a)および(b)に示すブ
レーキホース31の外周面に電気配線34をスパイラル
状に設けたものは、フロントフォーク9の伸縮量の大き
い不整地走行用車両に好適である。
【0035】さらにまた、図6(a)および(b)に示
すブレーキホース31の外周面長手方向にパイプ部35
を設け、その中に電気配線34を挿通させたものは、電
気配線34またはブレーキパイプのいずれかの交換が必
要な場合、その交換が容易に行える。
【0036】そして、図7(a)および(b)や図8
(a)および(b)に示す電気配線34をブレーキホー
ス31内に一体に埋設して設けたものは、ゴムチューブ
の周囲を繊維の補強層で覆ったブレーキホース31が電
気配線34の保護層となり、電気配線34を飛び石等に
よる折損から保護することができる。
【0037】ところで、このブレーキホース31と一体
になった電気配線34は、その組付性を向上させるた
め、図9に示すように、電気配線34の両端または一端
にカプラ36等の接続装置を設けるとよい。
【0038】なお、上記実施例は前車輪8に車速検出装
置32を設けたものの例を示したが、後車輪15に車速
検出装置32を設けたものにも適用できるとともに、車
速検出装置32以外の電気式装置、例えばフロントフォ
ーク9の沈込み量を電磁弁で制御するようにした電気式
アンチノーズダイブ装置を備えたものにも適用できる。
【0039】さらに、上記実施例は本発明を自動二輪車
1に適用した例を示したが、四輪車などの他の車両にも
適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
の配線構造によれば、上記の構成を有する本発明におい
ては、車輪の支持手段の一端にブレーキ装置と電気式車
速検出装置等の電気式装置とを備え、上記ブレーキ装置
にはブレーキ操作力伝達手段が接続されると共に、上記
電気式装置には電気配線が接続された車両において、上
記電気配線を上記ブレーキ操作力伝達手段の外周面に一
体的に設けたため、電気配線支持用のガイドやクランプ
が不要となる。
【0041】また、上記電気配線を上記ブレーキ操作力
伝達手段内に埋設することにより、電気配線の保護が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の配線構造の一実施例を示す
車両である自動二輪車の左側面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】(a)および(b)は、本発明の第1実施例を
示す斜視図およびそのIII−III線に沿う断面図。
【図4】(a)および(b)は、本発明の第2実施例を
示す斜視図およびそのIV−IV線に沿う断面図。
【図5】(a)および(b)は、本発明の第3実施例を
示す斜視図およびそのV−V線に沿う断面図。
【図6】(a)および(b)は、本発明の第4実施例を
示す斜視図およびそのVI−VI線に沿う断面図。
【図7】(a)および(b)は、本発明の第5実施例を
示す斜視図およびそのVII−VII線に沿う断面図。
【図8】(a)および(b)は、本発明の第6実施例を
示す斜視図およびそのVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】本発明の第7実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 7 ステアリング機構 8 前車輪(車輪) 9 フロントフォーク(車輪の支持手段) 13 スピードメータ(メータ類) 15 後車輪(車輪) 16 スイングアーム(車輪の支持手段) 22 ブレーキ装置 29 フロントブレーキレバー 30 マスタシリンダ 31 ブレーキホース(ブレーキ操作力伝達手段) 32 電気式車速検出装置(電気式装置) 33 スピードセンサ 34 電気配線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の支持手段の一端にブレーキ装置と
    電気式車速検出装置等の電気式装置とを備え、上記ブレ
    ーキ装置にはブレーキ操作力伝達手段が接続されると共
    に、上記電気式装置には電気配線が接続された車両にお
    いて、上記電気配線を上記ブレーキ操作力伝達手段の外
    周面に一体的に設けたことを特徴とする車両の配線構
    造。
  2. 【請求項2】 車輪の支持手段の一端にブレーキ装置と
    電気式車速検出装置等の電気式装置とを備え、上記ブレ
    ーキ装置にはブレーキ操作力伝達手段が接続されると共
    に、上記電気式装置には電気配線が接続された車両にお
    いて、上記電気配線を上記ブレーキ操作力伝達手段内に
    埋設したことを特徴とする車両の配線構造。
JP4707494A 1994-03-17 1994-03-17 車両の配線構造 Pending JPH07257461A (ja)

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