JPH07257345A - トレーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出装置 - Google Patents

トレーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出装置

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JPH07257345A
JPH07257345A JP5702994A JP5702994A JPH07257345A JP H07257345 A JPH07257345 A JP H07257345A JP 5702994 A JP5702994 A JP 5702994A JP 5702994 A JP5702994 A JP 5702994A JP H07257345 A JPH07257345 A JP H07257345A
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trailer
control device
tractor
skid brake
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Hideo Yabe
英男 矢部
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Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トラクタ・トレーラ車両におけるABS制御装
置の部品点数をできるだけ削減して、コストを低減する
とともに、車両への組付け作業性を向上する。 【構成】トレーラインフォメーション回路39´がトラ
クタ用ABSコントローラ17内に設けられる。図示し
ないイグニッションスイッチがオンすると、トレーライ
ンフォメーション回路39´はインフォメーションラン
プ36を点灯する。ブレーキスイッチ35がオンしたと
き、トレーラ用ABS制御装置5がトラクタ用ABS制
御装置4へ接続されていると、インフォメーションラン
プ36が消灯する。しかし、トレーラ用ABS制御装置
5がトラクタ用ABS制御装置4へ接続されていない
と、ブレーキスイッチ35がオンしたとき、トレーライ
ンフォメーション回路39´はインフォメーションラン
プ36を点灯したままにする。これにより、部品点数が
削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連結車両におけるアン
チスキッドブレーキ制御装置に関し、特にトレーラ用ア
ンチスキッドブレーキ制御装置がトラクタ側に連結され
ているか否かを検出するトレーラ用アンチスキッドブレ
ーキ制御装置の検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にアンチスキッドブレーキ制御(以
下、ABS制御ともいう)は、制動時に車輪がスキッド
状態となったことを検出したとき、その車輪のブレーキ
力を緩めてスキッド状態を解消し、その後再びブレーキ
力を大きくすることにより、車両の操縦を安定させると
共に、制動距離ができるだけ短くなるようにブレーキ制
御を行うものである。
【0003】ところで、トラクタにトレーラが連結され
る様な連結車両においては、従来トラクタにはトラクタ
用ABS装置が搭載されているとともに、トレーラには
トレーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置が搭載され
ていて、トラクタおよびトレーラはそれぞれ個別にAB
S制御が行われるようにされている。このようなトラク
タ・トレーラのABS制御装置として、特開平4-63758
号公報に開示されているABS制御装置がある。
【0004】図3はこの公報に開示されているトラクタ
・トレーラのABS制御装置を示す模式図、図4はこの
トラクタ・トレーラのABS制御装置の電気配線を示す
図である。なお、図3において実線はエア圧回路の接続
を示し、また破線は電気的接続を示す。
【0005】図3に示すように、車両1はトラクタ2に
セミトレーラ3が連結された連結車両であり、これらト
ラクタ2およびトレーラ3には、それぞれトラクタ用A
BS制御装置4およびトレーラ用ABS制御装置5が配
設されている。
【0006】トラクタ用ABS制御装置4は、左右の前
輪6,7に機械的に制動をかけるパワーチャンバ(エア
チャンバ)からなるブレーキアクチュエータ8,9とこ
れらアクチュエータ8,9に図示しないブレーキバルブ
から供給されるブレーキ作動圧(エア圧)を調整するモ
ジュレータ10と、左側の後輪11に機械的に制動をか
けるスプリングブレーキチャンバからなるブレーキアク
チュエータ12と、このアクチュエータ12のブレーキ
作動圧(エア圧)を調整するモジュレータ13と、右側
の後輪14に機械的に制動をかけるスプリングブレーキ
チャンバからなるブレーキアクチュエータ15と、この
アクチュエータ15のブレーキ作動圧(エア圧)を調整
するモジュレータ16と、各モジュレータ(M)10,
13,16と電気的に接続するとともにそれらを制御す
るトラクタ用ABSコントローラ(ECU)17と、そ
れぞれ各車輪の回転速度を検出してトラクタ用ABSコ
ントローラ17に送るスピードセンサ18,19,2
0,21とを備えている。
【0007】一方、トレーラ3用ABS制御装置5は、
左側の一対の車輪22,23に機械的に制動をかけるパ
ワーチャンバ(エアチャンバ)からなるブレーキアクチ
ュエータ24a,24bと、これらアクチュエータ24
a,24bのブレーキ作動圧(エア圧)を調整するモジ
ュレータ25と、右側の一対の車輪26,27に機械的
に制動をかけるパワーチャンバからなるブレーキアクチ
ュエータ28a,28bと、このアクチュエータ28
a,28bのブレーキ作動圧(エア圧)を調整するモジ
ュレータ29と、各モジュレータ25,29と電気的に
接続するとともにそれらを制御するトレーラ用ABSコ
ントローラ(ECU)30と、それぞれ各車輪22,2
6の回転速度を検出してトレーラ用ABSコントローラ
30に送るスピードセンサ31,32とを備えている。
【0008】図4に示すように、トラクタ2側において
は前述の如く各モジュレータ10,13,16および各
スピードセンサ18〜21はトラクタ用ABSコントロ
ーラ17に接続されている。また、トラクタ2の制動ラ
ンプ33、この制動ランプ33のリレー34およびブレ
ーキバルブのプレッシャスイッチからなるブレーキスイ
ッチ35が設けられているとともに、制動ランプ33は
トラクタ用ABSコントローラ17に接続されている。
なお、ブレーキスイッチ35はブレーキペダルスイッチ
でもよい。
【0009】更に、トラクタ2側にはトレーラ接続を表
示するインフォメーションランプ36、トラクタ用AB
S制御装置4の故障表示ランプ37およびトレーラ用A
BS制御装置5の故障表示ランプ38が設けられてい
る。
【0010】一方、トレーラ3側においても前述の如く
各モジュレータ25,29および各スピードセンサ3
1,32はトレーラ用ABSコントローラ30に接続さ
れている。また、トレーラ3の制動ランプ40が設けら
れている。この制動ランプ40はトレーラ用ABSコン
トローラ30に接続されているとともに、トレーラ接続
用のコネクタ41を介してリレー34に接続されてい
る。
【0011】トラクタ用ABS制御装置4の電気配線と
トレーラ用ABS制御装置5の電気配線とはABS制御
用のコネクタ42を介して接続されている。したがっ
て、故障表示ランプ38およびトレーラインフォメーシ
ョンモジュール39はコネクタ42を介してトレーラ用
ABSコントローラ30に接続されている。
【0012】更に、図5に示すようにインフォメーショ
ンモジュール39は、インフォメーションランプ36の
点灯および消灯を制御するトランジスタTR1と、この
トランジスタTR1のオン・オフを制御するトランジス
タTR2と、ABS制御用のコネクタ42の連結・非連
結、およびイグニッションスイッチ43のオン・オフに
よってそのオン・オフが制御されるトランジスタTR3
と、このトランジスタTR3、トレーラ接続用のコネク
タ41の連結・非連結、およびブレーキスイッチ35の
オン・オフによってそのオン・オフが制御されるトラン
ジスタTR4とを備えている。なお、図5におけるイン
フォメーションモジュール39の各端子a,b,c,d,
e,f,gは、それぞれ図4におけるインフォメーション
モジュール39の各端子a,b,c,d,e,f,gに対応し
ている。
【0013】なお、図4に示す電気配線図が複雑である
ので、この電気配線図を簡略的に示す図6を用いて、ト
レーラ3の接続検出およびトレーラ用ABS制御装置5
の接続検出の説明をする。
【0014】図6において、トラクタ2のブレーキペダ
ルの踏み込み時にブレーキスイッチ35がオンに切り換
わったとき(図4において、リレー34がインフォメー
ションモジュール39の端子eから端子cに切り換わっ
たとき)、コネクタ42が接続されていると、インフォ
メーションモジュール39の端子cにおける電圧V1
変化するので、この電圧V1の変化を検出することによ
り、トレーラ制動ランプ40が接続されているか否かが
検出される。換言すると、トレーラ3が接続されている
か否かが検出される。また、トレーラABS制御用のコ
ネクタ42に接続されるインフォメーションモジュール
39の端子dの電圧V2または電流を検出することによ
り、トレーラ用ABSコントローラ30が接続されてい
るか否かが検出される。換言すると、トレーラ用ABS
制御装置5が接続されているか否かが検出される。
【0015】具体的には、コネクタ41およびコネクタ
42の接続の有無に関係なく、イグニッションスイッチ
がオンすると、インフォメーションモジュール39はイ
ンフォメーションランプ36を点灯する。そして、ブレ
ーキスイッチ35がオンしたとき、コネクタ41が接続
されかつコネクタ42が接続されていると、インフォメ
ーションモジュール39はインフォメーションランプ3
6を消灯する。しかし、コネクタ41が接続されていな
いかおよびコネクタ42が接続されていないかの少なく
とも一方であると、ブレーキスイッチ35がオンしたと
き、インフォメーションモジュール39はインフォメー
ションランプ36を点灯したままにする。
【0016】このとき、コネクタ41が接続されている
ことは、トレーラ3がトラクタ2に接続されていること
であり、コネクタ42が接続されていることは、トレー
ラ用ABS制御装置5がトラクタ用ABS制御装置4に
接続されていることである。
【0017】これにより、イグニッションスイッチ43
をオンしてインフォメーションランプ36が点灯した
後、ブレーキスイッチ35をオンしてもインフォメーシ
ョンランプ36が消灯しないときは、運転者は、トレー
ラ3がトラクタ2へ接続されていないかおよびトレーラ
用ABS制御装置5がトラクタ用ABS制御装置4へ接
続されていないかの少なくとも一方であることを知るこ
とができる。その場合、トレーラ3にはABS制御装置
を装着していないトレーラ3もあることから、ブレーキ
スイッチ35のオン時のインフォメーションランプ36
の点灯は、トレーラ3の非接続による場合よりもトレー
ラ用ABS制御装置5の非接続による場合の方が発生す
る確率が高い。
【0018】このように、従来のトラクタ・トレーラ車
両は、インフォメーションランプ36により、トレーラ
3の接続状態とトレーラ用ABS制御装置5の接続状態
との両方を検出するようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなトレーラ用ABS制御装置の検出装置では、
トレーラ用ABS検出装置を兼ねるインフォメーション
モジュール39およびインフォメーションランプ36が
必要であるため、部品点数が多く、コストが高いばかり
でなく、車両への組付け作業性が良好でないという問題
がある。
【0020】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、トラクタ・トレーラ車両
におけるABS制御装置の部品点数をできるだけ削減し
て、コストを低減するとともに、車両への組付け作業性
を向上することのできるトレーラ用アンチスキッドブレ
ーキ制御装置の検出装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、トラクタ用アンチスキッドブ
レーキ電子制御装置を有するトラクタ用アンチスキッド
ブレーキ制御装置を搭載したトラクタと、このトラクタ
に連結されるとともに、前記トラクタ用アンチスキッド
ブレーキ電子制御装置に接続されるトレーラ用アンチス
キッドブレーキ電子制御装置を有するトレーラ用アンチ
スキッドブレーキ制御装置を搭載したトレーラと、前記
トラクタに設けられ、前記トレーラに関する情報を表示
するトレーラ情報表示手段とを少なくとも備えているト
レーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出装置に
おいて、前記トラクタ用アンチスキッドブレーキ電子制
御装置内に、前記トレーラ用アンチスキッドブレーキ制
御装置の接続を検出するトレーラ用アンチスキッドブレ
ーキ制御装置の検出回路が設けられているとともに、こ
のトレーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出回
路に前記トレーラ情報表示手段が接続されていることを
特徴としている。
【0022】また請求項2の発明は、前記トラクタ用ア
ンチスキッドブレーキ電子制御装置内に前記トラクタ用
アンチスキッドブレーキ制御装置の異常を監視する異常
監視回路が設けられているとともに、前記トラクタに前
記異常監視回路に接続されて前記トラクタ用アンチスキ
ッドブレーキ制御装置の異常を表示する故障表示手段が
設けられ、更に前記トレーラ用アンチスキッドブレーキ
制御装置の検出回路が前記異常監視回路に接続されてい
るとともに、前記トレーラ情報表示手段が前記故障表示
手段によって構成されていることを特徴としている。
【0023】更に請求項3の発明は、前記トレーラ用ア
ンチスキッドブレーキ制御装置の検出回路は、前記トレ
ーラの連結検出回路をも構成していることを特徴として
いる。
【0024】
【作用】このような構成をした請求項1の発明において
は、トラクタ用アンチスキッドブレーキ電子制御装置内
に、トレーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出
回路が設けられるだけであり、従来のような特別のイン
フォメーションモジュールは必要としなくなる。したが
って、部品点数が削減されるようになるので、コストが
低減するとともに、検出装置の車両への組付け性が向上
する。
【0025】特に請求項2の発明においては、トレーラ
情報表示手段がトラクタ用アンチスキッドブレーキ制御
装置の故障表示手段によって構成されているので、特別
のトレーラ情報表示手段が不要となる。したがって、部
品点数が更に一層削減されるので、コストが更に一層低
減するとともに、検出装置の車両への組付け性が更に一
層向上する。
【0026】更に請求項3の発明においては、トレーラ
用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出回路がトレー
ラの連結検出回路をも構成しているので、トレーラの連
結検出回路が不要となる。
【0027】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明にかかるトレーラ用アンチスキッド
ブレーキ制御装置の検出装置の一実施例を示す、図6と
同様の概略電気配線図である。なお、前述の従来のトレ
ーラABS制御装置の検出装置と同じ構成要素には同じ
符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0028】図1に示すように、本実施例においてはト
レーラの接続およびトレーラ用ABS制御装置の接続を
検出するトレーラインフォメーション回路39´がトラ
クタ用ABSコントローラ17内に設けられている。こ
のトレーラインフォメーション回路39´は、前述の従
来のインフォメーションモジュール39に対応してい
る。
【0029】トレーラインフォメーション回路39´の
端子aはインフォメーションモジュール39の端子cに
対応し、またトレーラインフォメーション回路39´の
端子bはインフォメーションモジュール39の端子dに
対応し、更にトレーラインフォメーション回路39´の
端子cはインフォメーションモジュール39の端子fに
対応している。すなわち、トレーラインフォメーション
回路39´の端子aには、ブレーキスイッチ35が接続
されているとともに、トラクタ・トレーラ連結時にトレ
ーラ制動ランプ40が接続される。また、トレーライン
フォメーション回路39´の端子bには、トラクタ・ト
レーラ連結時にトレーラ用ABSコントローラ30が接
続される。更に、トレーラインフォメーション回路39
´の端子cには、インフォメーションランプ36が接続
されている。本実施例の他の構成は、図6に示す従来の
検出装置と同じである。
【0030】このように構成された本実施例のトレーラ
用ABS制御装置の検出装置においては、コネクタ41
およびコネクタ42の接続状態に関係なく、図示しない
イグニッションスイッチがオンすると、トラクタ用AB
Sコントローラ17内のトレーラインフォメーション回
路39´はインフォメーションランプ36を点灯する。
そして、ブレーキスイッチ35がオンしたとき、コネク
タ41が接続されかつコネクタ42が接続されている
と、トレーラインフォメーション回路39´はインフォ
メーションランプ36を消灯する。しかし、コネクタ4
1が接続されていないかおよびコネクタ42が接続され
ていないかの少なくとも一方であると、ブレーキスイッ
チ35がオンしたとき、トレーラインフォメーション回
路39´はインフォメーションランプ36を点灯したま
まにする。
【0031】これにより、運転者は、イグニッションス
イッチをオンしてインフォメーションランプ36が点灯
した後、ブレーキスイッチ35をオンしてもインフォメ
ーションランプ36が消灯しないときは、トレーラ3が
トラクタ2へ接続されていないかおよびトレーラ用AB
S制御装置5がトラクタ用ABS制御装置4へ接続され
ていないかの少なくとも一方であることを知ることがで
きる。その場合、前述と同様にトレーラ3にはABS制
御装置を装着していないトレーラ3もあることから、ブ
レーキスイッチ35のオン時のインフォメーションラン
プ36の点灯は、トレーラ3の非接続による場合よりも
トレーラ用ABS制御装置5の非接続による場合の方が
発生する確率が高い。すなわち、イグニッションスイッ
チオン後のブレーキスイッチ35のオン時におけるイン
フォメーションランプ36の点灯により、運転者はトレ
ーラ用ABS制御装置5が非接続であると推測すること
ができる。
【0032】ところで、本実施例においては、トラクタ
用ABSコントローラ17内にトレーラインフォメーシ
ョン回路39´が設けられるだけであり、従来のような
特別のインフォメーションモジュール39は必要としな
い。したがって、本実施例では、部品点数が削減できる
ようになるので、コストが低減するとともに、検出装置
の車両への組付け性が向上する。
【0033】図2は、本発明の他の実施例を示す、図1
と同様の概略電気配線図である。なお、本実施例におい
ても、前述の図1に示す実施例および従来のトレーラA
BS制御装置の検出装置と同じ構成要素には同じ符号を
付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0034】前述の図1に示す実施例では、トレーラ3
のインフォメーションランプ36が設けられるが、本実
施例においては、図2に示すようにインフォメーション
ランプ36は設けられていない。すなわち、トレーライ
ンフォメーション回路39´の端子cがトラクタ用AB
S制御装置4の異常を監視するトラクタ用ABS異常監
視回路44に接続されている。このトラクタ用ABS異
常監視回路44には、従来と同様にトラクタ用ABS制
御装置4の故障表示ランプ37に接続されている。
【0035】このように構成された本実施例において
は、コネクタ41およびコネクタ42の接続状態に関係
なく、図示しないイグニッションスイッチがオンして
も、トラクタ用ABSコントローラ17内のトレーライ
ンフォメーション回路39´はトラクタ用ABS異常監
視回路44に指示信号を何等出力しない。したがって、
トラクタ用ABS異常監視回路44は故障表示ランプ3
7を点灯しない。そして、ブレーキスイッチ35がオン
したとき、コネックタ41が接続されかつコネクタ42
が接続されていると、同様にトレーラインフォメーショ
ン回路39´はトラクタ用ABS異常監視回路44に指
示信号を何等出力しなく、トラクタ用ABS異常監視回
路44は故障表示ランプ37を点灯しない。しかし、コ
ネクタ41が接続されていないかおよびコネクタ42が
接続されていないかの少なくとも一方であると、ブレー
キスイッチ35がオンしたとき、トレーラインフォメー
ション回路39´はトラクタ用ABS異常監視回路44
に指示信号を出力し、トラクタ用ABS異常監視回路4
4はこの指示信号により故障表示ランプ37を点灯す
る。
【0036】なお、故障表示ランプ35を点滅させ、そ
の点滅ランプの仕方でABS制御装置の故障表示と識別
したり、所定時間経過後に消灯してABS制御装置の故
障表示と識別したりしてもよい。
【0037】これにより、運転者は、イグニッションス
イッチをオンした後、ブレーキスイッチ35をオンした
とき故障表示ランプ37が点灯したときは、トレーラ3
がトラクタ2へ接続されていないかおよびトレーラ用A
BS制御装置5がトラクタ用ABS制御装置4へ接続さ
れていないかの少なくとも一方であることを知ることが
できる。
【0038】ところで、本実施例においては、従来のイ
ンフォメーションモジュール39が不要となるばかりで
なく、従来および図1に示す実施例に必要なインフォメ
ーションランプ36も不要となる。したがって、部品点
数が更に一層削減されるので、コストが更に一層低減す
るとともに、車両への組付け性が更に一層向上する。
【0039】また、本願の場合は、インフォメーション
モジュール39をトランジスタロジックで構成している
が、マイクロコンピュータ、標準ロジックIC、または
リニアICで構成することも可能である。また、警報の
方法もランプに限定することなく音信号による警報も可
能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかるトレーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の
検出装置によれば、従来のような特別のインフォメーシ
ョンモジュールが不要となるので、部品点数を削減で
き、しかもこれによりコストを低減できるとともに、検
出装置の車両への組付け性を向上できる。
【0041】特に請求項2の発明によれば、トレーラ情
報表示手段をトラクタ用アンチスキッドブレーキ制御装
置の故障表示手段によって構成しているので、特別のト
レーラ情報表示手段が不要となる。したがって、部品点
数を更に一層削減できるので、コストを更に一層低減で
きるとともに、検出装置の車両への組付け性を更に一層
向上できる。
【0042】更に請求項3の発明によれば、トレーラ用
アンチスキッドブレーキ制御装置の検出回路によりトレ
ーラの連結検出回路をも構成しているので、トレーラの
連結検出回路が不要となる。したがって、検出装置が更
に一層簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるトレーラ用アンチスキッドブ
レーキ制御装置の検出装置の一実施例を示す概略電気配
線図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示す概略電気配線図で
ある。
【図3】 従来のトラクタ・トレーラのアンチスキッド
ブレーキ制御装置を模式的に示す図である。
【図4】 図3に示す従来のアンチスキッドブレーキ制
御装置の電気配線図である。
【図5】 図4に示す電気配線図のインフォメーション
モジュール内部の電気配線図である。
【図6】 図4に示す電気配線図を簡略的に示す概略電
気配線図である。
【符号の説明】
1…連結車両、2…トラクタ、3…トレーラ、4…トラ
クタ用アンチスキッドブレーキ制御装置(トラクタ用A
BS制御装置)、5…トレーラ用アンチスキッドブレー
キ制御装置(トレーラ用ABS制御装置)、17…トラ
クタ用ABSコントローラ(トラクタ用ABS電子制御
装置)、30…トレーラ用ABSコントローラ、33…
トラクタ制動ランプ、35…ブレーキスイッチ、36…
インフォメーションランプ(トレーラ情報表示手段)、
37…トラクタ用ABS制御装置の故障表示ランプ、3
8…トレーラ用ABS制御装のABSの故障表示ラン
プ、39…トレーラインフォメーションモジュール、3
9´…トレーラインフォメーション回路、40…トレー
ラ制動ランプ、41…トレーラ接続用コネクタ、42…
トレーラ用ABS制御装置接続用コネクタ、43…イグ
ニッションスイッチ、44…トラクタ用ABS制御装置
の故障監視回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ用アンチスキッドブレーキ電子
    制御装置を有するトラクタ用アンチスキッドブレーキ制
    御装置を搭載したトラクタと、このトラクタに連結され
    るとともに、前記トラクタ用アンチスキッドブレーキ電
    子制御装置に接続されるトレーラ用アンチスキッドブレ
    ーキ電子制御装置を有するトレーラ用アンチスキッドブ
    レーキ制御装置を搭載したトレーラと、前記トラクタに
    設けられ、前記トレーラに関する情報を表示するトレー
    ラ情報表示手段とを少なくとも備えているトレーラ用ア
    ンチスキッドブレーキ制御装置の検出装置において、 前記トラクタ用アンチスキッドブレーキ電子制御装置内
    に、前記トレーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の
    接続を検出するトレーラ用アンチスキッドブレーキ制御
    装置の検出回路が設けられているとともに、このトレー
    ラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出回路に前記
    トレーラ情報表示手段が接続されていることを特徴とす
    るトレーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記トラクタ用アンチスキッドブレーキ
    電子制御装置内に前記トラクタ用アンチスキッドブレー
    キ制御装置の異常を監視する異常監視回路が設けられて
    いるとともに、前記トラクタに前記異常監視回路に接続
    されて前記トラクタ用アンチスキッドブレーキ制御装置
    の異常を表示する故障表示手段が設けられ、更に前記ト
    レーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出回路が
    前記異常監視回路に接続されているとともに、前記トレ
    ーラ情報表示手段が前記故障表示手段によって構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のトレーラ用アン
    チスキッドブレーキ制御装置の検出装置。
  3. 【請求項3】 前記トレーラ用アンチスキッドブレーキ
    制御装置の検出回路は、前記トレーラの連結検出回路を
    も構成していることを特徴とする請求項1または2記載
    のトレーラ用アンチスキッドブレーキ制御装置の検出装
    置。
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