JPH07257143A - 車両のスタビライザ装置 - Google Patents
車両のスタビライザ装置Info
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- JPH07257143A JPH07257143A JP1699295A JP1699295A JPH07257143A JP H07257143 A JPH07257143 A JP H07257143A JP 1699295 A JP1699295 A JP 1699295A JP 1699295 A JP1699295 A JP 1699295A JP H07257143 A JPH07257143 A JP H07257143A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G21/00—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
- B60G21/02—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
- B60G21/04—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically
- B60G21/05—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
- B60G21/055—Stabiliser bars
- B60G21/0551—Mounting means therefor
- B60G21/0553—Mounting means therefor adjustable
- B60G21/0555—Mounting means therefor adjustable including an actuator inducing vehicle roll
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は車両のスタビライザ装置に関し、
レイアウト的に有利な片ロッドタイプのシリンダを用い
て、スタビライザの動作状態をフリーモード,ロックモ
ード,アクティブモードに選択可能な装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 スタビライザバーの少なくとも一端をフレー
ムに片ロッドタイプのシリンダを介して支持すると共
に、ポンプ回路と、タンク回路と、圧力制御弁を備え、
フリー状態と、シリンダの自由な油圧の流れを遮断する
ロック状態と、シリンダの両室をポンプ回路とタンク回
路ヘに継ぐアクティブ状態とに回路を選択的に切リ替え
る単数または複数の方向切換弁を介装する一方、車両の
走行条件を検出する手段と、人為操作に基づきフリーモ
ード,ロックモード,アクティブモードを選択的に指令
する手段と、これらの入力信号に基づいて前記の圧力制
御弁および方向切換弁を制御するコントローラとを設け
た。
レイアウト的に有利な片ロッドタイプのシリンダを用い
て、スタビライザの動作状態をフリーモード,ロックモ
ード,アクティブモードに選択可能な装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 スタビライザバーの少なくとも一端をフレー
ムに片ロッドタイプのシリンダを介して支持すると共
に、ポンプ回路と、タンク回路と、圧力制御弁を備え、
フリー状態と、シリンダの自由な油圧の流れを遮断する
ロック状態と、シリンダの両室をポンプ回路とタンク回
路ヘに継ぐアクティブ状態とに回路を選択的に切リ替え
る単数または複数の方向切換弁を介装する一方、車両の
走行条件を検出する手段と、人為操作に基づきフリーモ
ード,ロックモード,アクティブモードを選択的に指令
する手段と、これらの入力信号に基づいて前記の圧力制
御弁および方向切換弁を制御するコントローラとを設け
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のスタビライザ
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体のロールを抑えて走行安定性などを
高めるため、懸架ばねのロール剛性をはね鋼の棒材で補
うものとしてスタビライザ装置がよく採用される(実開
昭63−104105号公報,実開昭63−15580
8号公報,実開平2−121409号公報など)。
高めるため、懸架ばねのロール剛性をはね鋼の棒材で補
うものとしてスタビライザ装置がよく採用される(実開
昭63−104105号公報,実開昭63−15580
8号公報,実開平2−121409号公報など)。
【0003】このうち、車体のロールを積極的に低減す
る目的から、図19のようにスタビライザバー51の両
端をフレームに片ロッドタイプのシリンダ52,53を
介して支持し、これらのシリンダ52,53を油圧配管
65で接続すると共に、方向切換弁68を用いてシリン
ダ52,53の作動を制御するようにしたものが提案さ
れている(実開昭63−82613号公報)。
る目的から、図19のようにスタビライザバー51の両
端をフレームに片ロッドタイプのシリンダ52,53を
介して支持し、これらのシリンダ52,53を油圧配管
65で接続すると共に、方向切換弁68を用いてシリン
ダ52,53の作動を制御するようにしたものが提案さ
れている(実開昭63−82613号公報)。
【0004】油圧回路66,67とポンプ69,リザー
バ70は方向切換弁68を介して接続されている。方向
切換弁68はクロスなアクティブポジションP1 ,パラ
レルなアクティブポジションP3 に加えて、これらの中
立位置でシリンダ52,53側の油圧回路66,67を
遮断するロックポジションP2 とを備えている。
バ70は方向切換弁68を介して接続されている。方向
切換弁68はクロスなアクティブポジションP1 ,パラ
レルなアクティブポジションP3 に加えて、これらの中
立位置でシリンダ52,53側の油圧回路66,67を
遮断するロックポジションP2 とを備えている。
【0005】従って、例えば、方向切換弁68が例えば
パラレルなアクティブポジションP 3に切り替わると、
ポンプ69からのオイルは片側のシリンダ53へ流れて
そのロッド側の室64に入り、ピストンロッド59を縮
側へ作動させるので、ヘツド側の室63がオイルを逃が
しながら収縮すると共に、そのオイルは反対側のシリン
ダ52へ流れてそのヘッド側の室61に入り、ピストン
ロッド58を伸側へ作動させるので、ロッド側の室62
がオイルをリザーバ70へ逃がしながら収縮する。
パラレルなアクティブポジションP 3に切り替わると、
ポンプ69からのオイルは片側のシリンダ53へ流れて
そのロッド側の室64に入り、ピストンロッド59を縮
側へ作動させるので、ヘツド側の室63がオイルを逃が
しながら収縮すると共に、そのオイルは反対側のシリン
ダ52へ流れてそのヘッド側の室61に入り、ピストン
ロッド58を伸側へ作動させるので、ロッド側の室62
がオイルをリザーバ70へ逃がしながら収縮する。
【0006】このように、車両の旋回方向に応じて方向
切換弁68をパラレルなアクティブポジションP3とク
ロスなアクティブポジションPlに切り換えることで、
片側のシリンダ52または反対側のシリンダ53が伸側
へ作動するに伴い、反対側のシリンダ53または片側の
シリンダ52が縮側へ作動するため、スタビライザバー
51は捻られて車体のロールと逆向きモーメントを発生
させることが可能になる。
切換弁68をパラレルなアクティブポジションP3とク
ロスなアクティブポジションPlに切り換えることで、
片側のシリンダ52または反対側のシリンダ53が伸側
へ作動するに伴い、反対側のシリンダ53または片側の
シリンダ52が縮側へ作動するため、スタビライザバー
51は捻られて車体のロールと逆向きモーメントを発生
させることが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例では、方向切換弁68がクロスなアクティブポジシ
ョンP1,パラレルなアクティブポジションP3に加え
て、これらの中立位置でシリンダ52,53側の油圧回
路66,67を遮断するロックポジションP2 とを備え
ているので、アクティブなスタビライザ機能と通常のス
タビライザ機能は選択的に発揮できるが、シリンダ5
2,53のオイルを出入り自由な状態に切り換えるフリ
ーポジションを持たないため、スタビライザの働きをキ
ャンセルすることができず、軟らかい乗り心地を得られ
ないという不具合があった。
来例では、方向切換弁68がクロスなアクティブポジシ
ョンP1,パラレルなアクティブポジションP3に加え
て、これらの中立位置でシリンダ52,53側の油圧回
路66,67を遮断するロックポジションP2 とを備え
ているので、アクティブなスタビライザ機能と通常のス
タビライザ機能は選択的に発揮できるが、シリンダ5
2,53のオイルを出入り自由な状態に切り換えるフリ
ーポジションを持たないため、スタビライザの働きをキ
ャンセルすることができず、軟らかい乗り心地を得られ
ないという不具合があった。
【0008】この発明はこのような問題点を考慮してな
されたもので、レイアウト的に有利な片ロッドタイプの
シリンダを用いて、スタビライザの動作状態をフリーモ
ード,ロックモード,アクティブモードに選択可能な装
置を提供することを目的とする。
されたもので、レイアウト的に有利な片ロッドタイプの
シリンダを用いて、スタビライザの動作状態をフリーモ
ード,ロックモード,アクティブモードに選択可能な装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
スタビライザバーの少なくとも一端をフレームに片ロッ
ドタイプのシリンダを介して支持すると共に、シリンダ
ヘの油圧を供給するポンプ回路と、シリンダ内の油圧を
リザーバヘ開放するタンク回路と、ポンプ回路の供給圧
を調整する圧力制御弁を備え、シリンダの両室をタンク
回路へ継ぐフリー状態と、シリンダの自由な油圧の流れ
を遮断するロック状態と、シリンダの両室をポンプ回路
とタンク回路ヘパラレルに継ぐ正方向のアクティブ状態
と、同じくクロスに継ぐ逆方向のアクティブ状態とに回
路を選択的に切リ替える単数または複数の方向切換弁を
介装する一方、車両の走行条件を検出する手段と、人為
操作に基づきフリーモード,ロックモード,アクティブ
モードを選択的に指令する手段と、これらの入力信号に
基づいて前記の圧力制御弁及び方向切換弁を制御するコ
ントローラとを設けたことを特徴とする。
スタビライザバーの少なくとも一端をフレームに片ロッ
ドタイプのシリンダを介して支持すると共に、シリンダ
ヘの油圧を供給するポンプ回路と、シリンダ内の油圧を
リザーバヘ開放するタンク回路と、ポンプ回路の供給圧
を調整する圧力制御弁を備え、シリンダの両室をタンク
回路へ継ぐフリー状態と、シリンダの自由な油圧の流れ
を遮断するロック状態と、シリンダの両室をポンプ回路
とタンク回路ヘパラレルに継ぐ正方向のアクティブ状態
と、同じくクロスに継ぐ逆方向のアクティブ状態とに回
路を選択的に切リ替える単数または複数の方向切換弁を
介装する一方、車両の走行条件を検出する手段と、人為
操作に基づきフリーモード,ロックモード,アクティブ
モードを選択的に指令する手段と、これらの入力信号に
基づいて前記の圧力制御弁及び方向切換弁を制御するコ
ントローラとを設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、アクスルに装着さ
れ一端が回動自在に上下動するスタビライザバーと、フ
レームに固設され、スタビライザバーの一端に移動自在
に連結されて両側に入力ポート,出力ポートが配置され
たピストンロッドを有し、入力ポートからの流体の流量
によってピストンロッドの変位量が与えられる片ロッド
タイプの制御型シリンダと、制御型シリンダの入力ポー
トに一端が接続されたポンプ回路と、制御型シリンダの
出力ポートに一端が接続されたタンク回路と、ポンプ回
路の途中とタンク回路の途中を接続する開閉弁と、車輪
の舵角を検出する舵角センサと、車両の走行速度を検出
する車速センサと、入力側に舵角センサ,車速センサが
接続され、出力側に制御型シリンダ,開閉弁が接続され
た制御装置とを備え、制御装置は、制御型シリンダのピ
ストンロッドが自由状態にあるフリーモード,制御型シ
リンダのピストンロッドがロック状態にあるロックモー
ド,スタビライザバーの変位量に応じて該スタビライザ
バーに逆ロールモーメントを与えるアクティブモードの
いずれか1のモードを、選択するスタビライザモード判
別手段と、フリーモードのとき開閉弁に開指令を与える
と共にロックモード及びアクティブモードのとき開閉弁
に閉指令を与える開閉弁切換判断手段と、舵角センサ,
車速センサからの信号で演算された予測横加速度に比例
する逆ロールモーメントの量を演算する逆ロールモーメ
ント演算手段と、逆ロールモーメントの量をピストンロ
ッドの変位量に変換するストローク演算手段と、フリー
モードのとき制御型シリンダのピストンロッドを自由状
態にし、ロックモードのとき制御型シリンダに一定の値
の信号を伝達し、アクティブモードのときピストンロッ
ドの変位方向,変位量の制御信号を制御型シリンダに伝
達するシリンダ制御手段とを有していることを特徴とす
る。
れ一端が回動自在に上下動するスタビライザバーと、フ
レームに固設され、スタビライザバーの一端に移動自在
に連結されて両側に入力ポート,出力ポートが配置され
たピストンロッドを有し、入力ポートからの流体の流量
によってピストンロッドの変位量が与えられる片ロッド
タイプの制御型シリンダと、制御型シリンダの入力ポー
トに一端が接続されたポンプ回路と、制御型シリンダの
出力ポートに一端が接続されたタンク回路と、ポンプ回
路の途中とタンク回路の途中を接続する開閉弁と、車輪
の舵角を検出する舵角センサと、車両の走行速度を検出
する車速センサと、入力側に舵角センサ,車速センサが
接続され、出力側に制御型シリンダ,開閉弁が接続され
た制御装置とを備え、制御装置は、制御型シリンダのピ
ストンロッドが自由状態にあるフリーモード,制御型シ
リンダのピストンロッドがロック状態にあるロックモー
ド,スタビライザバーの変位量に応じて該スタビライザ
バーに逆ロールモーメントを与えるアクティブモードの
いずれか1のモードを、選択するスタビライザモード判
別手段と、フリーモードのとき開閉弁に開指令を与える
と共にロックモード及びアクティブモードのとき開閉弁
に閉指令を与える開閉弁切換判断手段と、舵角センサ,
車速センサからの信号で演算された予測横加速度に比例
する逆ロールモーメントの量を演算する逆ロールモーメ
ント演算手段と、逆ロールモーメントの量をピストンロ
ッドの変位量に変換するストローク演算手段と、フリー
モードのとき制御型シリンダのピストンロッドを自由状
態にし、ロックモードのとき制御型シリンダに一定の値
の信号を伝達し、アクティブモードのときピストンロッ
ドの変位方向,変位量の制御信号を制御型シリンダに伝
達するシリンダ制御手段とを有していることを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載の発明は、アクスルに装着さ
れ一端が回動自在に上下動するスタビライザバーと、フ
レームに固設され、スタビライザバーの一端に移動自在
に連結されて両側に入力ポート,出力ポートが配置され
たピストンロッドを有し、入力ポートからの流体の流量
によってピストンロッドの変位量が与えられる片ロッド
タイプの制御型シリンダと、制御型シリンダの入力ポー
トに一端が接続され制御型シリンダヘ高圧オイルまたは
低圧オイルを供給するポンプ回路と、制御型シリンダの
出力ポートに一端が接続されたタンク回路と、ポンプ回
路の途中に介装され、パラレル位置指令またはクロス位
置指令を選択してポンプ回路を高圧状態または低圧状態
に切り替え自在のオープンセンタ型電磁方向切換弁と、
車輪の舵角を検出する舵角センサと、車両の走行速度を
検出する車速センサと、入力側に舵角センサ,車速セン
サが接続され、出力側に制御型シリンダ,オープンセン
タ型電磁方向切換弁が接続された制御装置とを備え、制
御装置は、制御型シリンダのピストンロッドが自由状態
にあるフリーモード,制御型シリンダのピストンロッド
がロック状態にあるロックモード,スタビライザバーの
変位量に応じて該スタビライザバーに逆ロールモーメン
トを与えるアクティブモードのいずれか1のモードを、
選択するスタビライザモード判別手段と、フリーモード
のときオープンセンタ型電磁方向切換弁に中立位置指令
を与えると共にロックモード及びアクティブモードのと
きオープンセンタ型電磁方向切換弁にパラレル位置指令
またはクロス位置指令を与える切換弁制御手段と、舵角
センサ,車速センサからの信号で演算された予測横加速
度に比例する逆ロールモーメントの量を演算する逆ロー
ルモーメント演算手段と、逆ロールモーメントの量をピ
ストンロッドの変位量に変換するストローク演算手段
と、フリーモードのとき制御型シリンダのピストンロッ
ドを自由状態にし、ロックモードのとき制御型シリンダ
に一定の値の信号を伝達し、アクティブモードのときピ
ストンロッドの変位方向,変位量の制御信号を制御型シ
リンダに伝達するシリンダ制御手段と、車両が積車状態
または空車状態にあるか否かを判断し、出力側が切換弁
制御手段に接続された積車状態判断手段とを有している
ことを特徴とする。
れ一端が回動自在に上下動するスタビライザバーと、フ
レームに固設され、スタビライザバーの一端に移動自在
に連結されて両側に入力ポート,出力ポートが配置され
たピストンロッドを有し、入力ポートからの流体の流量
によってピストンロッドの変位量が与えられる片ロッド
タイプの制御型シリンダと、制御型シリンダの入力ポー
トに一端が接続され制御型シリンダヘ高圧オイルまたは
低圧オイルを供給するポンプ回路と、制御型シリンダの
出力ポートに一端が接続されたタンク回路と、ポンプ回
路の途中に介装され、パラレル位置指令またはクロス位
置指令を選択してポンプ回路を高圧状態または低圧状態
に切り替え自在のオープンセンタ型電磁方向切換弁と、
車輪の舵角を検出する舵角センサと、車両の走行速度を
検出する車速センサと、入力側に舵角センサ,車速セン
サが接続され、出力側に制御型シリンダ,オープンセン
タ型電磁方向切換弁が接続された制御装置とを備え、制
御装置は、制御型シリンダのピストンロッドが自由状態
にあるフリーモード,制御型シリンダのピストンロッド
がロック状態にあるロックモード,スタビライザバーの
変位量に応じて該スタビライザバーに逆ロールモーメン
トを与えるアクティブモードのいずれか1のモードを、
選択するスタビライザモード判別手段と、フリーモード
のときオープンセンタ型電磁方向切換弁に中立位置指令
を与えると共にロックモード及びアクティブモードのと
きオープンセンタ型電磁方向切換弁にパラレル位置指令
またはクロス位置指令を与える切換弁制御手段と、舵角
センサ,車速センサからの信号で演算された予測横加速
度に比例する逆ロールモーメントの量を演算する逆ロー
ルモーメント演算手段と、逆ロールモーメントの量をピ
ストンロッドの変位量に変換するストローク演算手段
と、フリーモードのとき制御型シリンダのピストンロッ
ドを自由状態にし、ロックモードのとき制御型シリンダ
に一定の値の信号を伝達し、アクティブモードのときピ
ストンロッドの変位方向,変位量の制御信号を制御型シ
リンダに伝達するシリンダ制御手段と、車両が積車状態
または空車状態にあるか否かを判断し、出力側が切換弁
制御手段に接続された積車状態判断手段とを有している
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明においては、フリーモード
が選択されると、方向切換弁がフリー状態に回路が切リ
替えられることで、シリンダの両室がタンク回路を通し
てリザーバヘ開放されるので、シリンダは伸縮自由とな
り、スタビライザバーの働きをキャンセルし、車両の柔
らかい乗心地が得られる。
が選択されると、方向切換弁がフリー状態に回路が切リ
替えられることで、シリンダの両室がタンク回路を通し
てリザーバヘ開放されるので、シリンダは伸縮自由とな
り、スタビライザバーの働きをキャンセルし、車両の柔
らかい乗心地が得られる。
【0013】ロックモードが選択されると、方向切換弁
がロック状態に回路を切り替えられることで、シリンダ
の両室がオイルの自由な流れを遮断し、スタビライザは
懸架ばねのロール剛性をばね鋼の棒材で補う通常の機能
を発揮する。
がロック状態に回路を切り替えられることで、シリンダ
の両室がオイルの自由な流れを遮断し、スタビライザは
懸架ばねのロール剛性をばね鋼の棒材で補う通常の機能
を発揮する。
【0014】アクティブモードが選択されると、車両の
旋回時に方向切換弁が正方向または逆方向のアクティブ
状態に回路が切り替えられることで、シリンダは圧力制
御弁から片側の室に供給圧を受けて反対側の室からオイ
ルをリザーバヘ逃がしながら伸側または縮側へ作動する
ため、車体のロールと逆方向ヘモーメントをスタビライ
ザバーに発生させて車体のロール角が強制的に低減す
る。
旋回時に方向切換弁が正方向または逆方向のアクティブ
状態に回路が切り替えられることで、シリンダは圧力制
御弁から片側の室に供給圧を受けて反対側の室からオイ
ルをリザーバヘ逃がしながら伸側または縮側へ作動する
ため、車体のロールと逆方向ヘモーメントをスタビライ
ザバーに発生させて車体のロール角が強制的に低減す
る。
【0015】請求項2記載の発明おいては、人為操作に
基づきスタビライザモード判別手段の判断により、フリ
ーモード,ロックモード,アクティブモードのいずれか
1つのモードが選択される。
基づきスタビライザモード判別手段の判断により、フリ
ーモード,ロックモード,アクティブモードのいずれか
1つのモードが選択される。
【0016】フリーモードが選択されると、開閉弁切換
判断手段からの指令で開閉弁が開き、また、例えば制御
型シリンダから信号は与えられないので、制御型シリン
ダのピストンロッドは自由状態になっている。フリーモ
ードにおいては、制御型シリンダの両室が開閉弁を介し
て連通し、制御型シリンダと開閉弁で1つの閉回路を形
成する。路面からの外力に応じて制御型シリンダのピス
トンロッドは自由に動く。制御型シリンダは伸縮自由
で、スタビライザバーの働きをキャンセルし、車両の柔
らかい乗心地が得られる。
判断手段からの指令で開閉弁が開き、また、例えば制御
型シリンダから信号は与えられないので、制御型シリン
ダのピストンロッドは自由状態になっている。フリーモ
ードにおいては、制御型シリンダの両室が開閉弁を介し
て連通し、制御型シリンダと開閉弁で1つの閉回路を形
成する。路面からの外力に応じて制御型シリンダのピス
トンロッドは自由に動く。制御型シリンダは伸縮自由
で、スタビライザバーの働きをキャンセルし、車両の柔
らかい乗心地が得られる。
【0017】ロックモードが選択されると、開閉弁切換
判断手段からの指令で開閉弁が閉じ、かつ、シリンダ制
御手段から制御型シリンダには一定の値の信号が伝達さ
れる。ロックモードにおいては、ピストンロッドが中立
固定され、ロック状態に回路が切り替えられる。開閉弁
が閉じているので、ポンプ回路とタンク回路は遮断さ
れ、制御型シリンダがスタビライザバーを介して路面か
らの外力を受けてもピストンロッドは変位せず、制御型
シリンダがロックされる。制御型シリンダのピストンロ
ッドはオイルの自由な流れを遮断し、当該スタビライザ
装置はフロント側懸架ばね,リヤ側懸架ばねのロール剛
性をスタビライザバーで補う通常の機能を発揮する。
判断手段からの指令で開閉弁が閉じ、かつ、シリンダ制
御手段から制御型シリンダには一定の値の信号が伝達さ
れる。ロックモードにおいては、ピストンロッドが中立
固定され、ロック状態に回路が切り替えられる。開閉弁
が閉じているので、ポンプ回路とタンク回路は遮断さ
れ、制御型シリンダがスタビライザバーを介して路面か
らの外力を受けてもピストンロッドは変位せず、制御型
シリンダがロックされる。制御型シリンダのピストンロ
ッドはオイルの自由な流れを遮断し、当該スタビライザ
装置はフロント側懸架ばね,リヤ側懸架ばねのロール剛
性をスタビライザバーで補う通常の機能を発揮する。
【0018】アクティブモードが選択されると、開閉弁
切換判断手段からの指令で車両の旋回時に開閉弁が閉
じ、シリンダ制御手段からピストンロッドの変位方向,
変位量の制御信号が制御型シリンダに伝達される。制御
型シリンダのピストンロッドはポンプ回路からのオイル
で変位可能な状態となっている。
切換判断手段からの指令で車両の旋回時に開閉弁が閉
じ、シリンダ制御手段からピストンロッドの変位方向,
変位量の制御信号が制御型シリンダに伝達される。制御
型シリンダのピストンロッドはポンプ回路からのオイル
で変位可能な状態となっている。
【0019】制御型シリンダにおいては、ピストンはポ
ンプ回路に連通する一方の室と他方の室の間の力の差に
より変位し、ピストンロッドは伸側または縮側へ作動す
る。即ち、車両のロールにより所定方向に変位したピス
トンロッドに対して、そのピストンロッドが、その変位
方向と逆方向に演算された変位量だけ変位され、車両の
ロールと逆方向に逆ロールモーメントがスタビライザバ
ーに発生する。これにより、車両のロール角が強制的に
低減される。
ンプ回路に連通する一方の室と他方の室の間の力の差に
より変位し、ピストンロッドは伸側または縮側へ作動す
る。即ち、車両のロールにより所定方向に変位したピス
トンロッドに対して、そのピストンロッドが、その変位
方向と逆方向に演算された変位量だけ変位され、車両の
ロールと逆方向に逆ロールモーメントがスタビライザバ
ーに発生する。これにより、車両のロール角が強制的に
低減される。
【0020】ここで、制御装置において、逆ロールモー
メント演算手段は、舵角センサ,車速センサからの信号
で演算された予測横加速度に比例する逆ロールモーメン
トの量が演算され、続いて、ストローク演算手段により
逆ロールモーメントの量がピストンロッドの変位量に変
換される。
メント演算手段は、舵角センサ,車速センサからの信号
で演算された予測横加速度に比例する逆ロールモーメン
トの量が演算され、続いて、ストローク演算手段により
逆ロールモーメントの量がピストンロッドの変位量に変
換される。
【0021】請求項3記載の発明においては、請求項2
記載の発明と同様の作用が生じる。
記載の発明と同様の作用が生じる。
【0022】そして、切換弁制御手段は、フリーモード
のときオープンセンタ型電磁方向切換弁に中立位置指令
を与えると共にロックモード及びアクティブモードのと
きオープンセンタ型電磁方向切換弁にパラレル位置指令
またはクロス位置指令を与える。従って、ロックモード
及びアクティブモードのとき、ポンプ回路は高圧状態ま
たは低圧状態に切り替えられ、ポンプ回路により、制御
型シリンダの入力ポートに高圧オイルまたは低圧オイル
が供給される。
のときオープンセンタ型電磁方向切換弁に中立位置指令
を与えると共にロックモード及びアクティブモードのと
きオープンセンタ型電磁方向切換弁にパラレル位置指令
またはクロス位置指令を与える。従って、ロックモード
及びアクティブモードのとき、ポンプ回路は高圧状態ま
たは低圧状態に切り替えられ、ポンプ回路により、制御
型シリンダの入力ポートに高圧オイルまたは低圧オイル
が供給される。
【0023】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
明する。
【0024】図1ないし図7は請求項1記載の発明に係
る車両のスタビライザ装置の一実施例を示す。
る車両のスタビライザ装置の一実施例を示す。
【0025】図1において、2はU形のスタビライザバ
ーで、その中央部をトーションバーとして車両のアクス
ル1に左右一対のブラケット3,3を介して結合されて
いる。スタビライザバー2の両端部はフレームの両サイ
ドレール13,13に沿って延ばされ、これらの先端に
それぞれブッシュ4,4が設けられている。一方のサイ
ドレール13に支持ロッド11がその上端部でラバー1
2を介して取リ付けられ、他方のサイドレール13に片
ロッドタイプの油圧シリンダ10が車両の前後方向に沿
う横置きにヘッド10a側でピン結合されている。
ーで、その中央部をトーションバーとして車両のアクス
ル1に左右一対のブラケット3,3を介して結合されて
いる。スタビライザバー2の両端部はフレームの両サイ
ドレール13,13に沿って延ばされ、これらの先端に
それぞれブッシュ4,4が設けられている。一方のサイ
ドレール13に支持ロッド11がその上端部でラバー1
2を介して取リ付けられ、他方のサイドレール13に片
ロッドタイプの油圧シリンダ10が車両の前後方向に沿
う横置きにヘッド10a側でピン結合されている。
【0026】スタビライザバー2は一端側のブッシュ4
で支持ロッド11の下端部にピン結合され、他端側のブ
ッシュ4でロッド5の下端部にピン結合され、ロッド5
と油圧シリンダ10の間に直線運動を回転運動に変換す
るベルクランク6が設けられている。ベルクランク6
は、そのL形の中間部で、サイドレール13に軸6aに
より回動自由に取り付けられ、その一端側でブッシュ8
を介して油圧シリンダ10のピストンロッド9に、他端
側でブッシュ7を介してロッド5の上端部に連結されて
いる。
で支持ロッド11の下端部にピン結合され、他端側のブ
ッシュ4でロッド5の下端部にピン結合され、ロッド5
と油圧シリンダ10の間に直線運動を回転運動に変換す
るベルクランク6が設けられている。ベルクランク6
は、そのL形の中間部で、サイドレール13に軸6aに
より回動自由に取り付けられ、その一端側でブッシュ8
を介して油圧シリンダ10のピストンロッド9に、他端
側でブッシュ7を介してロッド5の上端部に連結されて
いる。
【0027】なお、ロッド5は油圧シリンダl0の中立
位置で支持ロッド11と同じ高さにスタビライザバー2
の端部を支持するもので、アクスル1がバウンド,リバ
ウンドしたときの前後移動を吸収するためのものであ
る。
位置で支持ロッド11と同じ高さにスタビライザバー2
の端部を支持するもので、アクスル1がバウンド,リバ
ウンドしたときの前後移動を吸収するためのものであ
る。
【0028】図2は油圧シリンダ10の油圧系及び制御
系の構成を示す。ポンプ回路20は油圧シリンダ10へ
の油圧を供給するようになっており、タンク回路21は
油圧シリンダ10内の油圧をリザーバ22ヘ開放するよ
うになっており、圧力制御弁23はポンプ回路20の供
給圧を調整するようになっている。これら回路20,2
1と油圧シリンダ10との間に、この例では4ポート3
ポジションの方向切換弁24と、4ポート2ポジション
の方向切換弁25が直列に介装されている。方向切換弁
24のクロスなポジションP1,パラレルなポジション
P3,中立なポジションP2と、方向切換弁24の中立な
ポジションQ1,パラレルなポジションQ 2 の組み合わ
せによリ油圧シリンダl0の伸縮自由なフリー状態と、
油圧シリンダ10の伸縮を拘束するロック状態と、油圧
シリンダ10を作動させる正方向と逆方向のアクティブ
状態にシリンダ側の回路26,27を選択的に切リ替え
るようになっている。
系の構成を示す。ポンプ回路20は油圧シリンダ10へ
の油圧を供給するようになっており、タンク回路21は
油圧シリンダ10内の油圧をリザーバ22ヘ開放するよ
うになっており、圧力制御弁23はポンプ回路20の供
給圧を調整するようになっている。これら回路20,2
1と油圧シリンダ10との間に、この例では4ポート3
ポジションの方向切換弁24と、4ポート2ポジション
の方向切換弁25が直列に介装されている。方向切換弁
24のクロスなポジションP1,パラレルなポジション
P3,中立なポジションP2と、方向切換弁24の中立な
ポジションQ1,パラレルなポジションQ 2 の組み合わ
せによリ油圧シリンダl0の伸縮自由なフリー状態と、
油圧シリンダ10の伸縮を拘束するロック状態と、油圧
シリンダ10を作動させる正方向と逆方向のアクティブ
状態にシリンダ側の回路26,27を選択的に切リ替え
るようになっている。
【0029】圧力制御弁23ならびに方向切換弁24,
25を制御するのがコントローラ30で、コントローラ
30の入力側には、その制御に必要な検出手段として前
輪の舵角を検出する前輪舵角センサ31と、走行速度を
検出する車速センサ32と、車輪の荷重を検出する輪荷
重センサ33と、油圧シリンダ10のストローク位置を
検出するストロークセンサ34に加えて、人為操作に基
づきスタビライザ2のフリーモード,ロックモード,ア
クティブモードを選択的に指令するモード切替スイッチ
35が設けられている。
25を制御するのがコントローラ30で、コントローラ
30の入力側には、その制御に必要な検出手段として前
輪の舵角を検出する前輪舵角センサ31と、走行速度を
検出する車速センサ32と、車輪の荷重を検出する輪荷
重センサ33と、油圧シリンダ10のストローク位置を
検出するストロークセンサ34に加えて、人為操作に基
づきスタビライザ2のフリーモード,ロックモード,ア
クティブモードを選択的に指令するモード切替スイッチ
35が設けられている。
【0030】図3はコントローラ30の制御内容を表す
フローチャートで、モード切替スイッチ35の選択に応
じた動作を説明すると、フリーモードは前輪舵角センサ
31の検出信号から前輪の中立(車両の直進状態)を判
定する(1.01,1.02)。これは旋回中にフリー
モードヘ切り替わると、車両の安定性を損なうという可
能性が高いため、前輪が中立のときにのみ、圧力制御弁
23のソレノイドSOLdへの通電及び方向切換弁24
のソレノイドSOLaとSOLbへの通電をオフにする
と共に、方向切換弁25のソレノイドSOLcへの通電
をオンにする(1.03,1.04)。
フローチャートで、モード切替スイッチ35の選択に応
じた動作を説明すると、フリーモードは前輪舵角センサ
31の検出信号から前輪の中立(車両の直進状態)を判
定する(1.01,1.02)。これは旋回中にフリー
モードヘ切り替わると、車両の安定性を損なうという可
能性が高いため、前輪が中立のときにのみ、圧力制御弁
23のソレノイドSOLdへの通電及び方向切換弁24
のソレノイドSOLaとSOLbへの通電をオフにする
と共に、方向切換弁25のソレノイドSOLcへの通電
をオンにする(1.03,1.04)。
【0031】圧力制御弁23が油圧シリンダ10への油
圧供給を停止する一方で、方向切換弁24が中立の開放
ポジションP2に、方向切換弁25が連通ポジションQ2
にそれぞれ切り替わるため、油圧シリンダ10の両室は
これら方向切換弁24,25を通してタンク回路21に
接続されている(図2に図示)。
圧供給を停止する一方で、方向切換弁24が中立の開放
ポジションP2に、方向切換弁25が連通ポジションQ2
にそれぞれ切り替わるため、油圧シリンダ10の両室は
これら方向切換弁24,25を通してタンク回路21に
接続されている(図2に図示)。
【0032】ロックモードはストロークセンサ34の検
出信号により油圧シリンダ10が中立位置にあるか否か
を判定し、油圧シリンダ10が中立位置でないときに方
向切換弁25のソレノイドSOLc及び圧力制御弁23
のソレノイドSOLdへの通電をオンにすると共に、方
向切換弁24のソレノイドSOLa,SOLbへの通電
を油圧シリンダ10の中立復帰を促す側へ選択的にオン
にする(1.01→1.05〜1.08)。
出信号により油圧シリンダ10が中立位置にあるか否か
を判定し、油圧シリンダ10が中立位置でないときに方
向切換弁25のソレノイドSOLc及び圧力制御弁23
のソレノイドSOLdへの通電をオンにすると共に、方
向切換弁24のソレノイドSOLa,SOLbへの通電
を油圧シリンダ10の中立復帰を促す側へ選択的にオン
にする(1.01→1.05〜1.08)。
【0033】油圧シリンダ10が中立復帰したらその時
点で圧力制御弁23及び方向切換弁24,25への通電
をオフにする(1.09,1.10)。この状態で、圧
力制御弁23が油圧シリンダ10への油圧供給を停止す
る一方で、方向切換弁24は開放ポジションP2 に切リ
替わるが、方向切換弁25がオイルの流れを阻止する遮
断ポジションQ1 のため、図4のように油圧シリンダ1
0内の油圧はオイルロックされる。
点で圧力制御弁23及び方向切換弁24,25への通電
をオフにする(1.09,1.10)。この状態で、圧
力制御弁23が油圧シリンダ10への油圧供給を停止す
る一方で、方向切換弁24は開放ポジションP2 に切リ
替わるが、方向切換弁25がオイルの流れを阻止する遮
断ポジションQ1 のため、図4のように油圧シリンダ1
0内の油圧はオイルロックされる。
【0034】そして、ソレノイドSOLcへの通電のオ
ンで、アクティブモードは方向切換弁25を連通ポジシ
ョンQ2 に保つと共に、輪荷重センサ33と車速センサ
32と前輪舵角センサ31との検出信号を読み取り、こ
れら検出信号から予測横加速度αを演算する(1.01
→1.11〜1.15)。
ンで、アクティブモードは方向切換弁25を連通ポジシ
ョンQ2 に保つと共に、輪荷重センサ33と車速センサ
32と前輪舵角センサ31との検出信号を読み取り、こ
れら検出信号から予測横加速度αを演算する(1.01
→1.11〜1.15)。
【0035】その予測横加速度α>0のときに方向切換
弁24をパラレルなアクティブポジションP3に、α<
0のときにクロスなアクアィブポジションP1に、α=
0のときに開放ポジションP2に切り替えるようにソレ
ノイドSOLaとSOLbへの通電を制御する(1.1
6〜1.19)。これと同時に、圧力制御弁23のソレ
ノイドSOLdへの通電量を予測横加速度に応じて制御
すると油圧シリンダ10が作動する(1.20,1.2
1)。
弁24をパラレルなアクティブポジションP3に、α<
0のときにクロスなアクアィブポジションP1に、α=
0のときに開放ポジションP2に切り替えるようにソレ
ノイドSOLaとSOLbへの通電を制御する(1.1
6〜1.19)。これと同時に、圧力制御弁23のソレ
ノイドSOLdへの通電量を予測横加速度に応じて制御
すると油圧シリンダ10が作動する(1.20,1.2
1)。
【0036】例えば、油圧シリンダ10は予測横加速度
α>0の場合、図5のようにロッド側の室が方向切換弁
25,24を通して圧力制御弁23からの供給圧を受
け、反対側の室からオイルをリザーバ22へ戻しながら
ピストンロッド9が収縮される。予測横加速度α<0の
場合、図6のようにヘッド側の室が供給圧を受け、反対
側の室からオイルを戻しながらピストンロッド9が伸出
する。
α>0の場合、図5のようにロッド側の室が方向切換弁
25,24を通して圧力制御弁23からの供給圧を受
け、反対側の室からオイルをリザーバ22へ戻しながら
ピストンロッド9が収縮される。予測横加速度α<0の
場合、図6のようにヘッド側の室が供給圧を受け、反対
側の室からオイルを戻しながらピストンロッド9が伸出
する。
【0037】従って、フリーモードでは油圧シリンダ1
0が伸縮自由でスタビライザバー2の振れを吸収するの
で、スタビライザの働きはキャンセルされるため、車両
の柔らかい乗心地が得られる。ロックモードでは油圧シ
リンダ10が中立位置でオイルロックするため、スタビ
ライザバー2は懸架ばねのロール剛性をばね鋼の棒材で
補う通常の機能を発揮できる。アクティブモードでは車
両の旋回時に油圧シリンダ10が片側の室に供給圧を受
けて、反対側の室からオイルをリザーバヘ逃がしながら
伸側または縮側へ作動するため、車体のロールと逆方向
へのモーメントをスタビライザバー2に発生させて車体
のロール角を強制的に低減できる。図7に各モードのロ
ール角特性を示す。
0が伸縮自由でスタビライザバー2の振れを吸収するの
で、スタビライザの働きはキャンセルされるため、車両
の柔らかい乗心地が得られる。ロックモードでは油圧シ
リンダ10が中立位置でオイルロックするため、スタビ
ライザバー2は懸架ばねのロール剛性をばね鋼の棒材で
補う通常の機能を発揮できる。アクティブモードでは車
両の旋回時に油圧シリンダ10が片側の室に供給圧を受
けて、反対側の室からオイルをリザーバヘ逃がしながら
伸側または縮側へ作動するため、車体のロールと逆方向
へのモーメントをスタビライザバー2に発生させて車体
のロール角を強制的に低減できる。図7に各モードのロ
ール角特性を示す。
【0038】この場合、油圧シリンダ10ヘの供給圧は
一定でなく、コントローラ30で車両の旋回に伴う予測
横加速度αに応じて制御されるため、車速状態に比例す
る自然なアクティブ特性が得られるほか、車両が直進へ
移行する際にシリンダを中立位置へ適確に復帰させるこ
とも可能になる。
一定でなく、コントローラ30で車両の旋回に伴う予測
横加速度αに応じて制御されるため、車速状態に比例す
る自然なアクティブ特性が得られるほか、車両が直進へ
移行する際にシリンダを中立位置へ適確に復帰させるこ
とも可能になる。
【0039】図8ないし図16は請求項2記載の発明に
係る車両のスタビライザ装置の一実施例を示す。図8は
同車両のスタビライザ装置を示す斜視図である。
係る車両のスタビライザ装置の一実施例を示す。図8は
同車両のスタビライザ装置を示す斜視図である。
【0040】図において、101は車両のフロントアク
スル、102は同じくリヤアクスルを示す。フロントア
クスル101に前側のスタビライザバー103がその中
央部をトーションバーとして左右一対のブラケット10
5A,105Aを介して取り付けられている。
スル、102は同じくリヤアクスルを示す。フロントア
クスル101に前側のスタビライザバー103がその中
央部をトーションバーとして左右一対のブラケット10
5A,105Aを介して取り付けられている。
【0041】リヤアクスル102に後側のスタビライザ
バー104がその中央部をトーションバーとして左右一
対のブラケット105B,105Bを介して取り付けら
れている。
バー104がその中央部をトーションバーとして左右一
対のブラケット105B,105Bを介して取り付けら
れている。
【0042】前側のスタビライザバー103の両端部は
フレーム106の左右のサイドレール106A,106
Aに沿って延ばされ、これら先端にブッシュ107A,
107Aが設けられている。
フレーム106の左右のサイドレール106A,106
Aに沿って延ばされ、これら先端にブッシュ107A,
107Aが設けられている。
【0043】後側のスタビライザバー104の両端部は
フレーム106の左右のサイドレール106A,106
Aに沿って延ばされ、これら先端にブッシュ107B,
107Bが設けられている。
フレーム106の左右のサイドレール106A,106
Aに沿って延ばされ、これら先端にブッシュ107B,
107Bが設けられている。
【0044】一方のサイドレール106Aに支持ロッド
108A,108Bがその上端部でラバー109A,1
09Bを介して取り付けられ、他方のサイドレール10
6Aに片ロッドタイプの制御型シリンダ110A,11
0Bが車両の前後方向に沿う横置きにヘツド側でピン結
合されている。
108A,108Bがその上端部でラバー109A,1
09Bを介して取り付けられ、他方のサイドレール10
6Aに片ロッドタイプの制御型シリンダ110A,11
0Bが車両の前後方向に沿う横置きにヘツド側でピン結
合されている。
【0045】前側のスタビライザバー103は一方のブ
ッシュ107Aで支持ロッド108Aの下端部にピン結
合され、他方のブッシュ107Aでロッド111Aの下
端部にピン結合されている。ロッド111Aと前側の制
御型シリンダ110Aの間に直線運動を回転運動に変換
するベルクランク112Aが設けられている。軸113
Aにより、ベルクランク112AはL形の中間部で他方
のサイドレール106Aに回動自由に取り付けられ、そ
の一端側でブツシュ114Aを介して前側の制御型シリ
ンダ110Aのピストンロッド115Aに、他端側でブ
ッシュ116Aを介してロッド111Aの上端部に連結
されている。
ッシュ107Aで支持ロッド108Aの下端部にピン結
合され、他方のブッシュ107Aでロッド111Aの下
端部にピン結合されている。ロッド111Aと前側の制
御型シリンダ110Aの間に直線運動を回転運動に変換
するベルクランク112Aが設けられている。軸113
Aにより、ベルクランク112AはL形の中間部で他方
のサイドレール106Aに回動自由に取り付けられ、そ
の一端側でブツシュ114Aを介して前側の制御型シリ
ンダ110Aのピストンロッド115Aに、他端側でブ
ッシュ116Aを介してロッド111Aの上端部に連結
されている。
【0046】後側のスタビライザバー104は図面上の
左側のブッシュ107Bで支持ロッド108Bの下端部
にピン結合され、図面上の右側のブッシュ107Bでロ
ッド111Bの下端部にピン結合されている。ロッド1
11Bと後側の制御型シリンダ110Bの間に直線運動
を回転運動に変換するベルクランク112Bが設けられ
ている。ベルクランク112BはL形の中間部で他方の
サイドレール106Aに軸113Bを介して回動自由に
取り付けられ、その一端側でブツシュ114Bを介して
後側の制御型シリンダ110Bのピストンロッド115
Bに、他端側でブッシュ116Bを介してロッド111
Bの上端部に連結されている。
左側のブッシュ107Bで支持ロッド108Bの下端部
にピン結合され、図面上の右側のブッシュ107Bでロ
ッド111Bの下端部にピン結合されている。ロッド1
11Bと後側の制御型シリンダ110Bの間に直線運動
を回転運動に変換するベルクランク112Bが設けられ
ている。ベルクランク112BはL形の中間部で他方の
サイドレール106Aに軸113Bを介して回動自由に
取り付けられ、その一端側でブツシュ114Bを介して
後側の制御型シリンダ110Bのピストンロッド115
Bに、他端側でブッシュ116Bを介してロッド111
Bの上端部に連結されている。
【0047】なお、ロッド111A,111Bは制御型
シリンダ110A,110Bの中立位置で支持ロッド1
08A,108Bと同じ高さにスタビライザバー10
3,104の端部を支持するもので、フロントアクスル
101,リヤアクスル102がバウンド,リバウンドし
たときの前後移動を吸収するためのものである。
シリンダ110A,110Bの中立位置で支持ロッド1
08A,108Bと同じ高さにスタビライザバー10
3,104の端部を支持するもので、フロントアクスル
101,リヤアクスル102がバウンド,リバウンドし
たときの前後移動を吸収するためのものである。
【0048】また、116C,116Dはフロント側懸
架ばね,リヤ側懸架ばねを示す。
架ばね,リヤ側懸架ばねを示す。
【0049】図9は同車両のスタビライザ装置の油圧系
及び制御系の構成図を示す。
及び制御系の構成図を示す。
【0050】前側の制御型シリンダ110A,後側の制
御型シリンダ110Bは共通の構造を有しており、その
構造を、前側の制御型シリンダ110Aを例にとって説
明する。
御型シリンダ110Bは共通の構造を有しており、その
構造を、前側の制御型シリンダ110Aを例にとって説
明する。
【0051】図において、前側の制御型シリンダ110
Aは入力ポート117,出力ポート118を有してお
り、その構造は図10に示され、後述するが、油圧系に
ついて最初に説明する。
Aは入力ポート117,出力ポート118を有してお
り、その構造は図10に示され、後述するが、油圧系に
ついて最初に説明する。
【0052】入力ポート117にポンプ回路119の一
端119Aが接続されている。出力ポート118にタン
ク回路120の一端120Aが接続されている。
端119Aが接続されている。出力ポート118にタン
ク回路120の一端120Aが接続されている。
【0053】ポンプ回路119の他端119Bはオイル
リザーバ121に接続されている。タンク回路120の
他端にはフィルタ120Bが設けられ、フィルタ120
Bはオイルリザーバ121に接続されている。
リザーバ121に接続されている。タンク回路120の
他端にはフィルタ120Bが設けられ、フィルタ120
Bはオイルリザーバ121に接続されている。
【0054】ポンプ回路119の途中とタンク回路12
0の途中はバイパス通路122で接続され、バイパス通
路122には油圧カット弁からなる開閉弁123が介装
されている。
0の途中はバイパス通路122で接続され、バイパス通
路122には油圧カット弁からなる開閉弁123が介装
されている。
【0055】ポンプ回路119の途中にはオイルフィル
タ123A,流量制御弁124,オイルポンプ125が
順番に介装されている。
タ123A,流量制御弁124,オイルポンプ125が
順番に介装されている。
【0056】タンク回路120の途中から分岐した補助
管120Cは前側の制御型シリンダ110Aに設けられ
オイルの漏れを導く補助ポート126に接続されてい
る。
管120Cは前側の制御型シリンダ110Aに設けられ
オイルの漏れを導く補助ポート126に接続されてい
る。
【0057】また、タンク回路120の途中にはオイル
クーラ127が介装されている。
クーラ127が介装されている。
【0058】また、ポンプ回路119の途中とタンク回
路120の途中はリリーフ弁128を介して接続されて
いる。
路120の途中はリリーフ弁128を介して接続されて
いる。
【0059】なお、符号129はチェック弁を示す。
【0060】次に、図10により、前側の制御型シリン
ダ110Aについて説明する。
ダ110Aについて説明する。
【0061】前側の制御型シリンダ110Aは、ステッ
ピングモータからなる駆動モータ130と、駆動モータ
130に一体のシリンダ本体131とを有し、シリンダ
本体131の一方の端部131Aには前記入力ポート1
17が形成されたカバー132が設けられ、他方側の端
部131Bには、ネジ用支持部133が設けられてい
る。ネジ用支持部133には前記補助ポート126が形
成されている。駆動モータ130には回転量と回転方向
の信号が与えられる。
ピングモータからなる駆動モータ130と、駆動モータ
130に一体のシリンダ本体131とを有し、シリンダ
本体131の一方の端部131Aには前記入力ポート1
17が形成されたカバー132が設けられ、他方側の端
部131Bには、ネジ用支持部133が設けられてい
る。ネジ用支持部133には前記補助ポート126が形
成されている。駆動モータ130には回転量と回転方向
の信号が与えられる。
【0062】シリンダ本体131の内周面にはピストン
134が摺動自在に設けられ、ピストン134にはピス
トンロッド115Aが一体化されている。
134が摺動自在に設けられ、ピストン134にはピス
トンロッド115Aが一体化されている。
【0063】シリンダ本体131の内部はピストン13
4によって第1室135,第2室136に区画されてい
る。
4によって第1室135,第2室136に区画されてい
る。
【0064】ピストン134には軸方向に沿ってスプー
ル孔137が形成され、スプール孔137にはスプール
138が摺動自在に設けられている。
ル孔137が形成され、スプール孔137にはスプール
138が摺動自在に設けられている。
【0065】スプール138には、その外周面に環状溝
部139が形成されると共にネジ孔140が軸方向に沿
って形成されている。
部139が形成されると共にネジ孔140が軸方向に沿
って形成されている。
【0066】スプール138には、出力ポート118と
スプール孔137を連通する第1管路140Aと、第1
室135とスプール孔137を連通する第2管路140
Bと、第2室136とスプール孔137を連通する第3
管路140Cとが形成されている。
スプール孔137を連通する第1管路140Aと、第1
室135とスプール孔137を連通する第2管路140
Bと、第2室136とスプール孔137を連通する第3
管路140Cとが形成されている。
【0067】駆動モータ130には送りネジ141が連
結され、送りネジ141はネジ用支持部133に支持さ
れ、スプール138のネジ孔140に螺合している。
結され、送りネジ141はネジ用支持部133に支持さ
れ、スプール138のネジ孔140に螺合している。
【0068】図11はスタビライザ装置の制御系の平面
配置図,図12は車両のスタビライザ装置の制御装置の
構成図を示す。
配置図,図12は車両のスタビライザ装置の制御装置の
構成図を示す。
【0069】図において、符号142は制御装置で、こ
の制御装置142の入力側に舵角センサ143,車速セ
ンサ144,前輪荷重センサ145,145,後輪荷重
センサ146,146,モード切換スイッチ147が接
続されている。この制御装置142の出力側は、インタ
フェース148を介して前側の制御型シリンダ110
A,後側の制御型シリンダ110Bに接続されている。
の制御装置142の入力側に舵角センサ143,車速セ
ンサ144,前輪荷重センサ145,145,後輪荷重
センサ146,146,モード切換スイッチ147が接
続されている。この制御装置142の出力側は、インタ
フェース148を介して前側の制御型シリンダ110
A,後側の制御型シリンダ110Bに接続されている。
【0070】舵角センサ143は車輪の舵角を検出す
る。
る。
【0071】車速センサ144は車両の走行速度を検出
する。
する。
【0072】前輪荷重センサ145は前輪荷重を検出す
る。
る。
【0073】後輪荷重センサ146は後輪荷重を検出す
る。
る。
【0074】モード切換スイッチ147は人為操作に基
づいて作動するスイッチである。
づいて作動するスイッチである。
【0075】制御装置142は、スタビライザモード判
別手段149,開閉弁切換判断手段150,逆ロールモ
ーメント演算手段151,フロントストローク演算手段
152,リヤストローク演算手段153,シリンダ制御
手段154,タイヤコーナリングパワ補正手段155を
備えている。
別手段149,開閉弁切換判断手段150,逆ロールモ
ーメント演算手段151,フロントストローク演算手段
152,リヤストローク演算手段153,シリンダ制御
手段154,タイヤコーナリングパワ補正手段155を
備えている。
【0076】スタビライザモード判別手段149は、ス
タビライザバー103に、制御型シリンダ110Aのピ
ストンロッド115Aが自由状態にあるフリーモード,
制御型シリンダ110Aのピストンロッド115Aがロ
ック状態にあるロックモード,スタビライザバー103
の変位量に応じて該スタビライザバー103に逆ロール
モーメントを与えるアクティブモードのいずれか1のモ
ードを与える。
タビライザバー103に、制御型シリンダ110Aのピ
ストンロッド115Aが自由状態にあるフリーモード,
制御型シリンダ110Aのピストンロッド115Aがロ
ック状態にあるロックモード,スタビライザバー103
の変位量に応じて該スタビライザバー103に逆ロール
モーメントを与えるアクティブモードのいずれか1のモ
ードを与える。
【0077】開閉弁切換判断手段150は、スタビライ
ザモード判別手段149の出力側に接続され、開閉弁1
23にフリーモードのとき開指令を与えると共にロック
モード及びアクティブモードのとき閉指令を与える。
ザモード判別手段149の出力側に接続され、開閉弁1
23にフリーモードのとき開指令を与えると共にロック
モード及びアクティブモードのとき閉指令を与える。
【0078】フロントストローク演算手段152,リヤ
ストローク演算手段153は、逆ロールモーメントの量
をピストンロッド115Aの変位量に変換する。
ストローク演算手段153は、逆ロールモーメントの量
をピストンロッド115Aの変位量に変換する。
【0079】逆ロールモーメント演算手段151は、舵
角センサ143,車速センサ144,前輪荷重センサ1
45,後輪荷重センサ146からの信号で演算された予
測横加速度に比例する逆ロールモーメントの量を演算す
る。
角センサ143,車速センサ144,前輪荷重センサ1
45,後輪荷重センサ146からの信号で演算された予
測横加速度に比例する逆ロールモーメントの量を演算す
る。
【0080】シリンダ制御手段154は、フリーモード
のとき制御型シリンダ110Aに信号を伝達せずに制御
型シリンダ110Aのピストンロッド115Aを自由状
態にし、ロックモードのとき制御型シリンダ110Aに
一定の値の信号を伝達し、アクティブモードのときピス
トンロッド115Aの変位方向,変位量の制御信号を制
御型シリンダ110Aに伝達する。
のとき制御型シリンダ110Aに信号を伝達せずに制御
型シリンダ110Aのピストンロッド115Aを自由状
態にし、ロックモードのとき制御型シリンダ110Aに
一定の値の信号を伝達し、アクティブモードのときピス
トンロッド115Aの変位方向,変位量の制御信号を制
御型シリンダ110Aに伝達する。
【0081】タイヤコーナリングパワ補正手段155
は、コーナリング時に前輪荷重,後輪荷重が変化するこ
とから前輪荷重,後輪荷重により後述する予測横加速度
を補正し、予測横加速度の演算精度の正確性を期するも
のである。
は、コーナリング時に前輪荷重,後輪荷重が変化するこ
とから前輪荷重,後輪荷重により後述する予測横加速度
を補正し、予測横加速度の演算精度の正確性を期するも
のである。
【0082】次に、本実施例の作用を図13のフローチ
ャートに従って説明する。ステップS1,S2におい
て、車両の走行中、舵角センサ143,車速センサ14
4,前輪荷重センサ145,後輪荷重センサ146から
の信号は、常時、制御装置142の逆ロールモーメント
演算手段151に送られ、図示しない記憶装置に読み込
まれる。
ャートに従って説明する。ステップS1,S2におい
て、車両の走行中、舵角センサ143,車速センサ14
4,前輪荷重センサ145,後輪荷重センサ146から
の信号は、常時、制御装置142の逆ロールモーメント
演算手段151に送られ、図示しない記憶装置に読み込
まれる。
【0083】ステップS3において、モードが読み込ま
れる。
れる。
【0084】ステップS4において、人為操作に基づき
モード切換スイッチ147が操作され、その信号が制御
装置142のスタビライザモード判別手段149に伝達
され、スタビライザモード判別手段149の判断によ
り、フリーモード,ロックモード,アクティブモードの
いずれか1つのモードが選択される。
モード切換スイッチ147が操作され、その信号が制御
装置142のスタビライザモード判別手段149に伝達
され、スタビライザモード判別手段149の判断によ
り、フリーモード,ロックモード,アクティブモードの
いずれか1つのモードが選択される。
【0085】フリーモードが選択されると、ステップS
5に進む。ロックモードが選択されると、ステップS8
に進む。アクティブモードが選択されると、ステップS
11に進む。
5に進む。ロックモードが選択されると、ステップS8
に進む。アクティブモードが選択されると、ステップS
11に進む。
【0086】(1)ステップS5において、制御装置1
42のシリンダ制御手段154から制御型シリンダ11
0Aの駆動モータ130には信号は伝達されず、制御型
シリンダ110Aのピストンロッド115Aは自由状態
になっている。ステップS6において、制御装置142
の開閉弁切換判断手段150からの指令で開閉弁123
が開く。ステップS7において、制御型シリンダ110
Aの第1室135,第2室136が開閉弁123を介し
て連通し、制御型シリンダ110Aと開閉弁123で1
つの閉回路を形成する。路面からの外力に応じて制御型
シリンダ110Aのピストンロッド115Aが自由に動
き、制御型シリンダ110Aは伸縮自由となり、スタビ
ライザバー103の働きをキャンセルし、車両の柔らか
い乗心地が得られる。
42のシリンダ制御手段154から制御型シリンダ11
0Aの駆動モータ130には信号は伝達されず、制御型
シリンダ110Aのピストンロッド115Aは自由状態
になっている。ステップS6において、制御装置142
の開閉弁切換判断手段150からの指令で開閉弁123
が開く。ステップS7において、制御型シリンダ110
Aの第1室135,第2室136が開閉弁123を介し
て連通し、制御型シリンダ110Aと開閉弁123で1
つの閉回路を形成する。路面からの外力に応じて制御型
シリンダ110Aのピストンロッド115Aが自由に動
き、制御型シリンダ110Aは伸縮自由となり、スタビ
ライザバー103の働きをキャンセルし、車両の柔らか
い乗心地が得られる。
【0087】ここで、図10において、路面からの外力
を受けた場合の制御型シリンダ110Aでは、ピストン
ロッド115Aは図面上の左方に最も変位した状態とな
っており、ピストンロッド115Aが図面上の右方に動
いた場合には、スプール138も右方に動き、ポンプ回
路119に連通する第1室135の第2管路140B
は、第2室136に連通する第3管路140Cとスプー
ル138の環状溝部139を介して連通する。同時に、
第2室136はタンク回路120に連通する第1管路1
40Aと連通する。従って、ポンプ回路119は第1室
135,第2室136を介してタンク回路120と連通
する。
を受けた場合の制御型シリンダ110Aでは、ピストン
ロッド115Aは図面上の左方に最も変位した状態とな
っており、ピストンロッド115Aが図面上の右方に動
いた場合には、スプール138も右方に動き、ポンプ回
路119に連通する第1室135の第2管路140B
は、第2室136に連通する第3管路140Cとスプー
ル138の環状溝部139を介して連通する。同時に、
第2室136はタンク回路120に連通する第1管路1
40Aと連通する。従って、ポンプ回路119は第1室
135,第2室136を介してタンク回路120と連通
する。
【0088】この場合、スプール138の移動に伴い、
駆動モータ130は追従して回転する。
駆動モータ130は追従して回転する。
【0089】(2)ステップS8において、制御装置1
42のシリンダ制御手段154から制御型シリンダ11
0Aの駆動モータ130には一定の値の信号(回転角=
0)が伝達され、制御型シリンダ110Aのピストンロ
ッド115Aは中立固定され、ロック状態に回路が切り
替えられる。また、ステップS9において、開閉弁切換
判断手段150からの指令で開閉弁123が閉じられ
る。
42のシリンダ制御手段154から制御型シリンダ11
0Aの駆動モータ130には一定の値の信号(回転角=
0)が伝達され、制御型シリンダ110Aのピストンロ
ッド115Aは中立固定され、ロック状態に回路が切り
替えられる。また、ステップS9において、開閉弁切換
判断手段150からの指令で開閉弁123が閉じられ
る。
【0090】かかる状態では、制御型シリンダ110A
において、ポンプ回路119に連通する第1室135の
第2管路140Bとタンク回路120に連通する第1管
路140Aは、スプール138を介して遮断されてい
る。このようにポンプ回路119とタンク回路120は
遮断され、かつ、開閉弁123が閉じているので、制御
型シリンダ110Aがスタビライザバー103を介して
路面からの外力を受けてもピストンロッド115Aは変
位せず、制御型シリンダ110Aがロックされる。ステ
ップS10において、制御型シリンダ110Aのピスト
ンロッド115Aはポンプ回路119とタンク回路12
0の間のオイルの自由な流れを遮断し、当該スタビライ
ザ装置はフロント側懸架ばね116Cのロール剛性をス
タビライザバー103で補う通常の機能を発揮する。
において、ポンプ回路119に連通する第1室135の
第2管路140Bとタンク回路120に連通する第1管
路140Aは、スプール138を介して遮断されてい
る。このようにポンプ回路119とタンク回路120は
遮断され、かつ、開閉弁123が閉じているので、制御
型シリンダ110Aがスタビライザバー103を介して
路面からの外力を受けてもピストンロッド115Aは変
位せず、制御型シリンダ110Aがロックされる。ステ
ップS10において、制御型シリンダ110Aのピスト
ンロッド115Aはポンプ回路119とタンク回路12
0の間のオイルの自由な流れを遮断し、当該スタビライ
ザ装置はフロント側懸架ばね116Cのロール剛性をス
タビライザバー103で補う通常の機能を発揮する。
【0091】(3)ステップS11において、制御型シ
リンダ110Aの駆動モータ130にシリンダ制御手段
154から制御信号が伝達される。また、逆ロールモー
メント演算手段151に、舵角センサ143,車速セン
サ144,前輪荷重センサ145,後輪荷重センサ14
6から信号が伝達される。
リンダ110Aの駆動モータ130にシリンダ制御手段
154から制御信号が伝達される。また、逆ロールモー
メント演算手段151に、舵角センサ143,車速セン
サ144,前輪荷重センサ145,後輪荷重センサ14
6から信号が伝達される。
【0092】また、以下の数式によりフロントアクスル
101における予測横加速度,リヤアクスル102にお
ける予測横加速度が演算される。
101における予測横加速度,リヤアクスル102にお
ける予測横加速度が演算される。
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】
【数6】 即ち、第1段階では、数式1,数式2,数式3によりヨ
ー角加速度が演算される。ヨーレイトゲインが数式1に
より演算された後、数式2,数式3によりヨー角加速度
が演算される。ここで、ヨー角は車両の旋回角度を示す 第2段階では、数式4,数式5,数式6により第1段階
のヨー角加速度等を用いて予測横加速度が演算される。
車両の重心位置における予測横加速度ゲインが数式4に
より演算された後、数式5,数式6によりフロントアク
スル101における予測横加速度,リヤアクスル102
における予測横加速度が演算される。
ー角加速度が演算される。ヨーレイトゲインが数式1に
より演算された後、数式2,数式3によりヨー角加速度
が演算される。ここで、ヨー角は車両の旋回角度を示す 第2段階では、数式4,数式5,数式6により第1段階
のヨー角加速度等を用いて予測横加速度が演算される。
車両の重心位置における予測横加速度ゲインが数式4に
より演算された後、数式5,数式6によりフロントアク
スル101における予測横加速度,リヤアクスル102
における予測横加速度が演算される。
【0093】ステップS12において、逆ロールモーメ
ント演算手段151により、上述のように演算されたフ
ロントアクスル101における予測横加速度,リヤアク
スル102における予測横加速度に比例するフロントア
クスル101,リヤアクスル102における逆ロールモ
ーメントの量がそれぞれ演算される。
ント演算手段151により、上述のように演算されたフ
ロントアクスル101における予測横加速度,リヤアク
スル102における予測横加速度に比例するフロントア
クスル101,リヤアクスル102における逆ロールモ
ーメントの量がそれぞれ演算される。
【0094】ステップS13において、フロントストロ
ーク演算手段152によりフロントアクスル101にお
ける逆ロールモーメントの量がピストンロッド115A
の変位方向,変位量に変換される。ピストンロッド11
5Aの変位方向,変位量から駆動モータ130の回転方
向,回転量が演算される。同様にして、リヤストローク
演算手段153によりリヤアクスル102における逆ロ
ールモーメントの量がピストンロッド115Bの変位方
向,変位量に変換される。ピストンロッド115Bの変
位方向,変位量から駆動モータ130の回転方向,回転
量が演算される。
ーク演算手段152によりフロントアクスル101にお
ける逆ロールモーメントの量がピストンロッド115A
の変位方向,変位量に変換される。ピストンロッド11
5Aの変位方向,変位量から駆動モータ130の回転方
向,回転量が演算される。同様にして、リヤストローク
演算手段153によりリヤアクスル102における逆ロ
ールモーメントの量がピストンロッド115Bの変位方
向,変位量に変換される。ピストンロッド115Bの変
位方向,変位量から駆動モータ130の回転方向,回転
量が演算される。
【0095】ステップS14において、車両の旋回時に
制御装置142の開閉弁切換判断手段150からの指令
で開閉弁123が閉じる。
制御装置142の開閉弁切換判断手段150からの指令
で開閉弁123が閉じる。
【0096】ここで、上述のピストンロッド115Aの
変位のプロセスを説明する。図14に示すように、制御
型シリンダ110Aにおいては、駆動モータ130によ
り送りネジ141が回転する。送りネジ141の回転方
向に応じてスプール138が図面上の左右の方向に進
み、回転量に応じてスプール138の変位量が与えられ
る。スプール138の変位によりピストンロッド115
Aが変位する。
変位のプロセスを説明する。図14に示すように、制御
型シリンダ110Aにおいては、駆動モータ130によ
り送りネジ141が回転する。送りネジ141の回転方
向に応じてスプール138が図面上の左右の方向に進
み、回転量に応じてスプール138の変位量が与えられ
る。スプール138の変位によりピストンロッド115
Aが変位する。
【0097】ピストンロッド115Aの変位を図10に
より詳しく説明する。駆動モータ130の回転により、
スプール138が図面上の右方に変位すると、ポンプ回
路119に連通する第1室135の第2管路140B
は、スプール138の環状溝部139,第3管路140
Cを介して第2室136に連通する。タンク回路120
に連通する第1管路140Aは、スプール138により
第2管路140Bと遮断される。従って、ポンプ回路1
19からのオイルは、第2室136に入り、第2室13
6の断面積が第1室135の断面積より大きくなってい
るので、第2室136におけるピストン134の第2壁
134Bを押す力が第1室135におけるピストン13
4の第1壁134Aを押す力より大きくなり、ピストン
134に一体のピストンロッド115Aは図面上の右方
に変位する。
より詳しく説明する。駆動モータ130の回転により、
スプール138が図面上の右方に変位すると、ポンプ回
路119に連通する第1室135の第2管路140B
は、スプール138の環状溝部139,第3管路140
Cを介して第2室136に連通する。タンク回路120
に連通する第1管路140Aは、スプール138により
第2管路140Bと遮断される。従って、ポンプ回路1
19からのオイルは、第2室136に入り、第2室13
6の断面積が第1室135の断面積より大きくなってい
るので、第2室136におけるピストン134の第2壁
134Bを押す力が第1室135におけるピストン13
4の第1壁134Aを押す力より大きくなり、ピストン
134に一体のピストンロッド115Aは図面上の右方
に変位する。
【0098】また、駆動モータ130の回転により、ス
プール138が図面上の左方に変位すると、第2管路1
40Bは、スプール138により第3管路140Cと遮
断される。従って、ポンプ回路119からのオイルは、
第1室135に入り、第2室136には入らない。第1
室135におけるピストン134の第1壁134Aを押
す力により、ピストン134に一体のピストンロッド1
15Aは図面上の左方に変位する。
プール138が図面上の左方に変位すると、第2管路1
40Bは、スプール138により第3管路140Cと遮
断される。従って、ポンプ回路119からのオイルは、
第1室135に入り、第2室136には入らない。第1
室135におけるピストン134の第1壁134Aを押
す力により、ピストン134に一体のピストンロッド1
15Aは図面上の左方に変位する。
【0099】このように、制御型シリンダ110Aのピ
ストンロッド115Aはポンプ回路119からのオイル
で変位可能な状態となる。
ストンロッド115Aはポンプ回路119からのオイル
で変位可能な状態となる。
【0100】ステップS15において、ピストンロッド
115Aの変位方向,変位量の制御信号が制御型シリン
ダ110Aに伝達される。制御型シリンダ110Aにお
いては、ピストン134はポンプ回路119に連通する
第1室135と第2室136の間の力の差により変位
し、ピストンロッド115Aは伸側または縮側へ作動す
る。即ち、車両のロールにより所定方向に変位したピス
トンロッド115Aに対して、そのピストンロッド11
5Aが、その変位方向と逆方向に演算された変位量だけ
変位される。
115Aの変位方向,変位量の制御信号が制御型シリン
ダ110Aに伝達される。制御型シリンダ110Aにお
いては、ピストン134はポンプ回路119に連通する
第1室135と第2室136の間の力の差により変位
し、ピストンロッド115Aは伸側または縮側へ作動す
る。即ち、車両のロールにより所定方向に変位したピス
トンロッド115Aに対して、そのピストンロッド11
5Aが、その変位方向と逆方向に演算された変位量だけ
変位される。
【0101】このようにして、車両のロールと逆方向に
逆ロールモーメントが前側のスタビライザバー103,
後側のスタビライザバー104に発生する。これによ
り、車両のロール角が強制的に低減される。
逆ロールモーメントが前側のスタビライザバー103,
後側のスタビライザバー104に発生する。これによ
り、車両のロール角が強制的に低減される。
【0102】以上の如き構成によれば、フリーモードで
は制御型シリンダ110A,110Bか伸縮自由で前側
のスタビライザバー103,後側のスタビライザバー1
04の振れを吸収するので、当該スタビライザ装置の働
きはキャンセルされ、車両の柔らかい乗心地が得られ
る。
は制御型シリンダ110A,110Bか伸縮自由で前側
のスタビライザバー103,後側のスタビライザバー1
04の振れを吸収するので、当該スタビライザ装置の働
きはキャンセルされ、車両の柔らかい乗心地が得られ
る。
【0103】ロックモードでは制御型シリンダ110
A,110Bがオイルロックするため、当該スタビライ
ザ装置はフロント側懸架ばね116C,リヤ側懸架ばね
116Dのロール剛性を前側のスタビライザバー10
3,後側のスタビライザバー104で補う通常の機能を
発揮する。
A,110Bがオイルロックするため、当該スタビライ
ザ装置はフロント側懸架ばね116C,リヤ側懸架ばね
116Dのロール剛性を前側のスタビライザバー10
3,後側のスタビライザバー104で補う通常の機能を
発揮する。
【0104】アクティブモードでは車両の旋回時に制御
型シリンダ110A,110Bを制御することにより、
ピストンロッド115A,115Bを伸側または縮側へ
作動させ、車両のロールと逆方向に逆ロールモーメント
を前側のスタビライザバー103,後側のスタビライザ
バー104に発生させ、これにより、車両のロール角を
強制的に低減できる。なお、本実施例における各モード
のロール角特性は、請求項1記載の発明に係る車両のス
タビライザ装置における各モードのロール角特性(図7
に図示)と同様である。
型シリンダ110A,110Bを制御することにより、
ピストンロッド115A,115Bを伸側または縮側へ
作動させ、車両のロールと逆方向に逆ロールモーメント
を前側のスタビライザバー103,後側のスタビライザ
バー104に発生させ、これにより、車両のロール角を
強制的に低減できる。なお、本実施例における各モード
のロール角特性は、請求項1記載の発明に係る車両のス
タビライザ装置における各モードのロール角特性(図7
に図示)と同様である。
【0105】また、フリーモード,ロックモード,アク
ティブモードの3つのモードを選択するのに、油圧ユニ
ットとして、入力ポート117からの流体の流量によっ
てピストンロッド115A,115Bの変位量が与えら
れる制御型シリンダ110A,110Bと、開閉弁12
3とで足りるので、部品点数を少なくできる。
ティブモードの3つのモードを選択するのに、油圧ユニ
ットとして、入力ポート117からの流体の流量によっ
てピストンロッド115A,115Bの変位量が与えら
れる制御型シリンダ110A,110Bと、開閉弁12
3とで足りるので、部品点数を少なくできる。
【0106】さらに、制御型シリンダ110A,110
Bはいわゆる流量制御サーボ弁を内蔵した油圧シリンダ
として構成されているので、当該車両のスタビライザ装
置をコンパクトに構成できる。
Bはいわゆる流量制御サーボ弁を内蔵した油圧シリンダ
として構成されているので、当該車両のスタビライザ装
置をコンパクトに構成できる。
【0107】なお、本実施例においては、開閉弁として
油圧カツト弁が用いられているが、これに限定されるこ
となく、オープンセンタ型の電磁弁を用いることもでき
る。
油圧カツト弁が用いられているが、これに限定されるこ
となく、オープンセンタ型の電磁弁を用いることもでき
る。
【0108】次に、請求項3記載の発明に係る車両のス
タビライザ装置の一実施例を図15ないし図18により
説明する。請求項3記載の発明の実施例に係る車両のス
タビライザ装置は請求項2記載の発明の実施例に係る車
両のスタビライザ装置と基本的に同じであり、油圧系の
みが相違しており、相違している部分についてのみ説明
する。なお、本実施例においては、請求項1記載の発明
の実施例の構成部品と同一の部品には同一の符合を付
し、その説明を省略する。
タビライザ装置の一実施例を図15ないし図18により
説明する。請求項3記載の発明の実施例に係る車両のス
タビライザ装置は請求項2記載の発明の実施例に係る車
両のスタビライザ装置と基本的に同じであり、油圧系の
みが相違しており、相違している部分についてのみ説明
する。なお、本実施例においては、請求項1記載の発明
の実施例の構成部品と同一の部品には同一の符合を付
し、その説明を省略する。
【0109】図15は同車両のスタビライザ装置の油圧
系及び制御系の構成図を示す。
系及び制御系の構成図を示す。
【0110】前側の制御型シリンダ210A,後側の制
御型シリンダ210Bは共通の構造を有しており、その
構造を、前側の制御型シリンダ210Aを例にとって説
明する。
御型シリンダ210Bは共通の構造を有しており、その
構造を、前側の制御型シリンダ210Aを例にとって説
明する。
【0111】図において、前側の制御型シリンダ210
Aは入力ポート211,出力ポート212を有してお
り、その構造は図10に示す制御型シリンダ110Aと
同様であり、油圧系について説明する。
Aは入力ポート211,出力ポート212を有してお
り、その構造は図10に示す制御型シリンダ110Aと
同様であり、油圧系について説明する。
【0112】入力ポート211にポンプ回路213の一
端が接続されている。出力ポート112にタンク回路2
14の一端が接続されている。ポンプ回路213は低圧
回路215と、高圧回路216とを有している。
端が接続されている。出力ポート112にタンク回路2
14の一端が接続されている。ポンプ回路213は低圧
回路215と、高圧回路216とを有している。
【0113】高圧回路216の他端はオイルリザーバ2
17に接続されている。タンク回路214の他端にはフ
ィルタ214Aが設けられ、フィルタ214Aはオイル
リザーバ217に接続されている。なお、ポンプ回路2
13の途中にはオイルフィルタ213Aが介装されてい
る。
17に接続されている。タンク回路214の他端にはフ
ィルタ214Aが設けられ、フィルタ214Aはオイル
リザーバ217に接続されている。なお、ポンプ回路2
13の途中にはオイルフィルタ213Aが介装されてい
る。
【0114】低圧回路215,高圧回路216の途中に
はオープンセンタ型電磁方向切換弁218が介装されて
いる。オープンセンタ型電磁方向切換弁218は、ソレ
ノイドSV(A),SV(B)を有しており、パラレル
位置指令またはクロス位置指令を選択してポンプ回路2
13を高圧状態または低圧状態に切り替え自在となって
いる。
はオープンセンタ型電磁方向切換弁218が介装されて
いる。オープンセンタ型電磁方向切換弁218は、ソレ
ノイドSV(A),SV(B)を有しており、パラレル
位置指令またはクロス位置指令を選択してポンプ回路2
13を高圧状態または低圧状態に切り替え自在となって
いる。
【0115】高圧回路216の途中とタンク回路214
の途中は第1バイパス通路219で接続され、第1バイ
パス通路219の途中には、高圧用リリーフ弁220が
介装されている。
の途中は第1バイパス通路219で接続され、第1バイ
パス通路219の途中には、高圧用リリーフ弁220が
介装されている。
【0116】また、高圧回路216の途中には流量制御
弁221,オイルポンプ222が順番に介装されてい
る。
弁221,オイルポンプ222が順番に介装されてい
る。
【0117】タンク回路214の途中から分岐した補助
管214Bは制御型シリンダ210Aに設けられオイル
の漏れを導く補助ポート223に接続されている。
管214Bは制御型シリンダ210Aに設けられオイル
の漏れを導く補助ポート223に接続されている。
【0118】低圧回路215の途中とタンク回路214
の途中は第2バイパス通路224で接続され、第2バイ
パス通路の途中には、低圧用リリーフ弁225が介装さ
れている。
の途中は第2バイパス通路224で接続され、第2バイ
パス通路の途中には、低圧用リリーフ弁225が介装さ
れている。
【0119】また、タンク回路214の途中にはオイル
クーラ214Cが介装されている。
クーラ214Cが介装されている。
【0120】なお、符号226はチェック弁を示す。
【0121】図16において、符号227は制御装置
で、この制御装置227の入力側に舵角センサ143,
車速センサ144,前輪荷重センサ145,145,後
輪荷重センサ146,146,モード切換スイッチ14
7が接続されている。この制御装置227の出力側は、
インタフェース148を介して前側の制御型シリンダ2
10A,後側の制御型シリンダ210Bに接続されてい
る。
で、この制御装置227の入力側に舵角センサ143,
車速センサ144,前輪荷重センサ145,145,後
輪荷重センサ146,146,モード切換スイッチ14
7が接続されている。この制御装置227の出力側は、
インタフェース148を介して前側の制御型シリンダ2
10A,後側の制御型シリンダ210Bに接続されてい
る。
【0122】制御装置227は、スタビライザモード判
別手段149,逆ロールモーメント演算手段151,フ
ロントストローク演算手段152,リヤストローク演算
手段153,シリンダ制御手段154,タイヤコーナリ
ングパワ補正手段155,積車状態判断手段228,切
換弁制御手段229を備えている。
別手段149,逆ロールモーメント演算手段151,フ
ロントストローク演算手段152,リヤストローク演算
手段153,シリンダ制御手段154,タイヤコーナリ
ングパワ補正手段155,積車状態判断手段228,切
換弁制御手段229を備えている。
【0123】制御装置227について、請求項2記載の
発明の実施例に係る車両のスタビライザ装置と相違して
いる部分についてのみ説明する。
発明の実施例に係る車両のスタビライザ装置と相違して
いる部分についてのみ説明する。
【0124】積車状態判断手段228は、車両が積車状
態または空車状態にあるか否かを判断し、出力側が切換
弁制御手段229に接続されている。
態または空車状態にあるか否かを判断し、出力側が切換
弁制御手段229に接続されている。
【0125】切換弁制御手段229は、スタビライザモ
ード判別手段149の出力側に接続され、フリーモード
のときオープンセンタ型電磁方向切換弁218に中立位
置指令を与えると共にロックモード及びアクティブモー
ドのときオープンセンタ型電磁方向切換弁218にパラ
レル位置指令またはクロス位置指令を与える。
ード判別手段149の出力側に接続され、フリーモード
のときオープンセンタ型電磁方向切換弁218に中立位
置指令を与えると共にロックモード及びアクティブモー
ドのときオープンセンタ型電磁方向切換弁218にパラ
レル位置指令またはクロス位置指令を与える。
【0126】次に、本実施例の作用を図17,図18の
フローチャートに従って説明する。ステップS21,S
22において、車両の走行中、舵角センサ143,車速
センサ144,前輪荷重センサ145,後輪荷重センサ
146からの信号は、常時、制御装置227の逆ロール
モーメント演算手段151に送られ、図示しない記憶装
置に読み込まれる。
フローチャートに従って説明する。ステップS21,S
22において、車両の走行中、舵角センサ143,車速
センサ144,前輪荷重センサ145,後輪荷重センサ
146からの信号は、常時、制御装置227の逆ロール
モーメント演算手段151に送られ、図示しない記憶装
置に読み込まれる。
【0127】ステップS23において、積車状態判断手
段228により、車両が積車か否かが判断される。車両
の重量が記憶装置に格納されている所定の値以上のとき
には積車状態と判断され(YES)、ステップS24に
進む。所定の値以下のときには空車状態と判断され(N
O)、ステップS27に進む。
段228により、車両が積車か否かが判断される。車両
の重量が記憶装置に格納されている所定の値以上のとき
には積車状態と判断され(YES)、ステップS24に
進む。所定の値以下のときには空車状態と判断され(N
O)、ステップS27に進む。
【0128】ステップS24において、オープンセンタ
型電磁方向切換弁218のSV(A)はオフになる。同
時に、ステップS25において、オープンセンタ型電磁
方向切換弁218のSV(B)はオンになり、ステップ
S26に進む。
型電磁方向切換弁218のSV(A)はオフになる。同
時に、ステップS25において、オープンセンタ型電磁
方向切換弁218のSV(B)はオンになり、ステップ
S26に進む。
【0129】ステップS27において、オープンセンタ
型電磁方向切換弁218のSV(A)はオンになる。同
時に、ステップS28において、オープンセンタ型電磁
方向切換弁218のSV(B)はオフになり、ステップ
S26に進む。
型電磁方向切換弁218のSV(A)はオンになる。同
時に、ステップS28において、オープンセンタ型電磁
方向切換弁218のSV(B)はオフになり、ステップ
S26に進む。
【0130】ステップS26において、モードが読み込
まれる。
まれる。
【0131】ステップS29において、人為操作に基づ
きモード切換スイッチ147が操作され、その信号が制
御装置227のスタビライザモード判別手段149に伝
達され、スタビライザモード判別手段149の判断によ
り、フリーモード,ロックモード,アクティブモードの
いずれか1つのモードが選択される。各モードにおける
動作は請求項1記載の発明の実施例における動作と同様
なので、説明を省略する。
きモード切換スイッチ147が操作され、その信号が制
御装置227のスタビライザモード判別手段149に伝
達され、スタビライザモード判別手段149の判断によ
り、フリーモード,ロックモード,アクティブモードの
いずれか1つのモードが選択される。各モードにおける
動作は請求項1記載の発明の実施例における動作と同様
なので、説明を省略する。
【0132】(1)フリーモードが選択されると、ステ
ップS30に進み、制御装置227の切換弁制御手段2
29からの指令でオープンセンタ型電磁方向切換弁21
8は中立状態になり、また、シリンダ制御手段154か
ら制御型シリンダ210Aの駆動モータ130には制御
装置227から信号は伝達されない。
ップS30に進み、制御装置227の切換弁制御手段2
29からの指令でオープンセンタ型電磁方向切換弁21
8は中立状態になり、また、シリンダ制御手段154か
ら制御型シリンダ210Aの駆動モータ130には制御
装置227から信号は伝達されない。
【0133】ステップS31において、オープンセンタ
型電磁方向切換弁218のSV(A)はオフになる。同
時に、ステップS32において、オープンセンタ型電磁
方向切換弁218のSV(B)はオフになる。かかる状
態では、制御型シリンダ210Aの第1室135,第2
室136がオープンセンタ型電磁方向切換弁218を介
して連通し、制御型シリンダ210Aとオープンセンタ
型電磁方向切換弁218で1つの閉回路を形成し、ステ
ップS33に進み、制御型シリンダ210Aはフリー状
態となる。
型電磁方向切換弁218のSV(A)はオフになる。同
時に、ステップS32において、オープンセンタ型電磁
方向切換弁218のSV(B)はオフになる。かかる状
態では、制御型シリンダ210Aの第1室135,第2
室136がオープンセンタ型電磁方向切換弁218を介
して連通し、制御型シリンダ210Aとオープンセンタ
型電磁方向切換弁218で1つの閉回路を形成し、ステ
ップS33に進み、制御型シリンダ210Aはフリー状
態となる。
【0134】(2)ロックモードが選択されると、ステ
ップS34に進み、制御型シリンダ210Aの駆動モー
タ130にはシリンダ制御手段154からから一定の値
の信号(回転角=0)が伝達される。
ップS34に進み、制御型シリンダ210Aの駆動モー
タ130にはシリンダ制御手段154からから一定の値
の信号(回転角=0)が伝達される。
【0135】そして、積車状態の場合にはオープンセン
タ型電磁方向切換弁218のSV(A)がオフで、同時
に、SV(B)がオンとなっているので、オープンセン
タ型電磁方向切換弁218の図15における状態はパラ
レル位置218Aとなり、オイルポンプ222は高圧回
路216を介して制御型シリンダ210Aに連通する。
従って、高圧回路216における油圧は高圧用リリーフ
弁220により確保される。ポンプ回路213から、制
御型シリンダ210Aの入力ポート211ヘ高圧オイル
が供給される。
タ型電磁方向切換弁218のSV(A)がオフで、同時
に、SV(B)がオンとなっているので、オープンセン
タ型電磁方向切換弁218の図15における状態はパラ
レル位置218Aとなり、オイルポンプ222は高圧回
路216を介して制御型シリンダ210Aに連通する。
従って、高圧回路216における油圧は高圧用リリーフ
弁220により確保される。ポンプ回路213から、制
御型シリンダ210Aの入力ポート211ヘ高圧オイル
が供給される。
【0136】また、空車状態の場合にはオープンセンタ
型電磁方向切換弁218のSV(A)がオンで、同時
に、SV(B)がオフとなっているので、オープンセン
タ型電磁方向切換弁218の図15における状態はクロ
ス位置218Bとなり、オイルポンプ222は低圧回路
215を介して制御型シリンダ210Aに連通する。低
圧回路215における油圧は低圧用リリーフ弁225に
より確保される。従って、ポンプ回路213から、制御
型シリンダ210Aの入力ポート211ヘ低圧オイルが
供給される。
型電磁方向切換弁218のSV(A)がオンで、同時
に、SV(B)がオフとなっているので、オープンセン
タ型電磁方向切換弁218の図15における状態はクロ
ス位置218Bとなり、オイルポンプ222は低圧回路
215を介して制御型シリンダ210Aに連通する。低
圧回路215における油圧は低圧用リリーフ弁225に
より確保される。従って、ポンプ回路213から、制御
型シリンダ210Aの入力ポート211ヘ低圧オイルが
供給される。
【0137】ロックモードにおいては、ピストンロッド
115Aが中立固定され、ロック状態に回路が切り替え
られる。
115Aが中立固定され、ロック状態に回路が切り替え
られる。
【0138】(3)ステップS29において、アクティ
ブモードが選択されると、ステップS36に進み、車両
の加速度が演算される。ステップS37において、逆ロ
ールモーメントが演算される。ステップS38におい
て、制御型シリンダ210Aの駆動モータ130にシリ
ンダ制御手段154から制御信号がそれぞれ伝達され
る。
ブモードが選択されると、ステップS36に進み、車両
の加速度が演算される。ステップS37において、逆ロ
ールモーメントが演算される。ステップS38におい
て、制御型シリンダ210Aの駆動モータ130にシリ
ンダ制御手段154から制御信号がそれぞれ伝達され
る。
【0139】ステップS39において、制御型シリンダ
210Aは作動状態となる。
210Aは作動状態となる。
【0140】ピストンロッド115Aは伸側または縮側
に作動される。このようにして、車両のロールと逆方向
に逆ロールモーメントが前側のスタビライザバー10
3,後側のスタビライザバー104に発生され、これに
より、車両のロール角を強制的に低減できる。
に作動される。このようにして、車両のロールと逆方向
に逆ロールモーメントが前側のスタビライザバー10
3,後側のスタビライザバー104に発生され、これに
より、車両のロール角を強制的に低減できる。
【0141】そして、積車状態の場合にはオープンセン
タ型電磁方向切換弁218のSV(A)がオフで、同時
に、SV(B)がオンとなっているので、ロックモード
の場合と同様にポンプ回路213の高圧回路216か
ら、制御型シリンダ210Aの入力ポート211ヘ高圧
オイルが供給される。一方、空車状態の場合にはオープ
ンセンタ型電磁方向切換弁218のSV(A)がオン
で、同時に、SV(B)がオフとなっているので、ロッ
クモードの場合と同様にポンプ回路213の低圧回路2
15から、制御型シリンダ210Aの入力ポート211
ヘ低圧オイルが供給される。
タ型電磁方向切換弁218のSV(A)がオフで、同時
に、SV(B)がオンとなっているので、ロックモード
の場合と同様にポンプ回路213の高圧回路216か
ら、制御型シリンダ210Aの入力ポート211ヘ高圧
オイルが供給される。一方、空車状態の場合にはオープ
ンセンタ型電磁方向切換弁218のSV(A)がオン
で、同時に、SV(B)がオフとなっているので、ロッ
クモードの場合と同様にポンプ回路213の低圧回路2
15から、制御型シリンダ210Aの入力ポート211
ヘ低圧オイルが供給される。
【0142】以上の如き構成によれば、請求項2記載の
発明の実施例と同様の効果に加えて、ポンプ回路213
の途中に介装されたオープンセンタ型電磁方向切換弁2
18は、ポンプ回路213を高圧状態または低圧状態に
切り替え自在になっているので、車両の空車,積車に応
じて、オイルの供給圧力を高圧または低圧に切り換え、
エネルギー消費を低減できる効果を奏する。
発明の実施例と同様の効果に加えて、ポンプ回路213
の途中に介装されたオープンセンタ型電磁方向切換弁2
18は、ポンプ回路213を高圧状態または低圧状態に
切り替え自在になっているので、車両の空車,積車に応
じて、オイルの供給圧力を高圧または低圧に切り換え、
エネルギー消費を低減できる効果を奏する。
【0143】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スタビラ
イザバーの少なくとも一端をフレームに片ロッドタイプ
のシリンダを介して支持すると共に、シリンダヘの油圧
を供給するポンプ回路と、シリンダ内の油圧をリザーバ
ヘ開放するタンク回路と、ポンプ回路の供給圧を調整す
る圧力制御弁を備え、シリンダの両室をタンク回路へ継
ぐフリー状態と、シリンダの自由な油圧の流れを遮断す
るロック状態と、シリンダの両室をポンプ回路とタンク
回路ヘパラレルに継ぐ正方向のアクティブ状態と、同じ
くクロスに継ぐ逆方向のアクティブ状態とに回路を選択
的に切リ替える単数または複数の方向切換弁を介装する
一方、車両の走行条件を検出する手段と、人為操作に基
づきフリーモード,ロックモード,アクティブモードを
選択的に指令する手段と、これらの入力信号に基づいて
前記の圧力制御弁及び方向切換弁を制御するコントロー
ラとを設けたので、レイアウト的に有利な片ロッドタイ
プのシリンダを用いて、スタビライザの動作状態をフリ
ーモードとロックモードとアクティブモードとに精度良
く安全に選択可能という効果が得られる。
イザバーの少なくとも一端をフレームに片ロッドタイプ
のシリンダを介して支持すると共に、シリンダヘの油圧
を供給するポンプ回路と、シリンダ内の油圧をリザーバ
ヘ開放するタンク回路と、ポンプ回路の供給圧を調整す
る圧力制御弁を備え、シリンダの両室をタンク回路へ継
ぐフリー状態と、シリンダの自由な油圧の流れを遮断す
るロック状態と、シリンダの両室をポンプ回路とタンク
回路ヘパラレルに継ぐ正方向のアクティブ状態と、同じ
くクロスに継ぐ逆方向のアクティブ状態とに回路を選択
的に切リ替える単数または複数の方向切換弁を介装する
一方、車両の走行条件を検出する手段と、人為操作に基
づきフリーモード,ロックモード,アクティブモードを
選択的に指令する手段と、これらの入力信号に基づいて
前記の圧力制御弁及び方向切換弁を制御するコントロー
ラとを設けたので、レイアウト的に有利な片ロッドタイ
プのシリンダを用いて、スタビライザの動作状態をフリ
ーモードとロックモードとアクティブモードとに精度良
く安全に選択可能という効果が得られる。
【0144】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を奏する。
載の発明と同様の効果を奏する。
【0145】また、フリーモード,ロックモード,アク
ティブモードの3つのモードを選択するのに、油圧ユニ
ットとして、入力ポートからの流体の流量によってピス
トンロッドの変位量が与えられる制御型シリンダと、開
閉弁とで足りるので、部品点数を少なくできる。
ティブモードの3つのモードを選択するのに、油圧ユニ
ットとして、入力ポートからの流体の流量によってピス
トンロッドの変位量が与えられる制御型シリンダと、開
閉弁とで足りるので、部品点数を少なくできる。
【0146】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果に加えて、ポンプ回路の途中に介
装されたオープンセンタ型電磁方向切換弁は、ポンプ回
路を高圧状態または低圧状態に切り替え自在になってい
るので、車両の空車,積車に応じて、オイルの供給圧力
を高圧または低圧に切り換え、エネルギー消費を低減で
きる効果を奏する。
載の発明と同様の効果に加えて、ポンプ回路の途中に介
装されたオープンセンタ型電磁方向切換弁は、ポンプ回
路を高圧状態または低圧状態に切り替え自在になってい
るので、車両の空車,積車に応じて、オイルの供給圧力
を高圧または低圧に切り換え、エネルギー消費を低減で
きる効果を奏する。
【図1】請求項1記載の発明の実施例に係わる車両のス
タビライザ装置を示す斜視図である。
タビライザ装置を示す斜視図である。
【図2】同車両のスタビライザ装置の油圧系及び制御系
の構成図である。
の構成図である。
【図3】同車両のスタビライザ装置のコントローラの制
御内容を説明するフローチャートである。
御内容を説明するフローチャートである。
【図4】同車両のスタビライザ装置の油圧系の作動説明
図である。
図である。
【図5】同車両のスタビライザ装置の油圧系の作動説明
図である。
図である。
【図6】同車両のスタビライザ装置の油圧系の作動説明
図である。
図である。
【図7】同車両のスタビライザ装置のロール角特性図で
ある。
ある。
【図8】請求項2記載の発明の実施例に係わる車両のス
タビライザ装置を示す斜視図である。
タビライザ装置を示す斜視図である。
【図9】同車両のスタビライザ装置の油圧系及び制御系
の構成図である。
の構成図である。
【図10】図8の制御型シリンダを示す断面図である。
【図11】同車両のスタビライザ装置の制御系の平面配
置図である。
置図である。
【図12】同車両のスタビライザ装置の制御装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図13】同車両のスタビライザ装置の制御装置を説明
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図14】制御型シリンダの動作説明図である。
【図15】請求項3記載の発明の実施例に係わる車両の
スタビライザ装置の油圧系及び制御系の構成図である。
スタビライザ装置の油圧系及び制御系の構成図である。
【図16】同車両のスタビライザ装置の制御装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図17】同車両のスタビライザ装置の制御装置を説明
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図18】同車両のスタビライザ装置の制御装置を説明
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図19】従来技術を説明する油圧系の構成図である。
2 スタビライザバー 10 油圧シリンダ 23 圧力制御弁 24 方向切換弁 25 方向切換弁 30 コントローラ 31 舵角センサ 32 車速センサ 33 荷重センサ 34 ストロークセンサ 35 モード切替センサ 101 フロントアクスル 102 リヤアクスル 103 スタビライザバー 104 スタビライザバー 106 フレーム 110A 制御型シリンダ 110B 制御型シリンダ 117 入力ポート 118 出力ポート 115A ピストンロッド 115B ピストンロッド 119 ポンプ回路 120 タンク回路 123 開閉弁 130 駆動モータ 134 ピストン 142 制御装置 143 舵角センサ 144 車速センサ 147 モード切換スイッチ 149 スタビライザモード判別手段 150 開閉弁切換判断手段 151 逆ロールモーメント演算手段 152 フロントストローク演算手段 153 リヤストローク演算手段 210A 制御型シリンダ 210B 制御型シリンダ 211 入力ポート 212 出力ポート 213 ポンプ回路 214 タンク回路 215 低圧回路 216 高圧回路 217 オイルリザーバ 218 オープンセンタ型電磁方向切換弁 227 制御装置 228 積車状態判断手段 229 切換弁制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 スタビライザバーの少なくとも一端をフ
レームに片ロッドタイプのシリンダを介して支持すると
共に、シリンダヘの油圧を供給するポンプ回路と、シリ
ンダ内の油圧をリザーバヘ開放するタンク回路と、ポン
プ回路の供給圧を調整する圧力制御弁を備え、シリンダ
の両室をタンク回路へ継ぐフリー状態と、シリンダの自
由な油圧の流れを遮断するロック状態と、シリンダの両
室をポンプ回路とタンク回路ヘパラレルに継ぐ正方向の
アクティブ状態と、同じくクロスに継ぐ逆方向のアクテ
ィブ状態とに回路を選択的に切リ替える単数または複数
の方向切換弁を介装する一方、車両の走行条件を検出す
る手段と、人為操作に基づきフリーモード,ロックモー
ド,アクティブモードを選択的に指令する手段と、これ
らの入力信号に基づいて前記の圧力制御弁及び方向切換
弁を制御するコントローラとを設けたことを特徴とする
車両のスタビライザ装置。 - 【請求項2】 アクスルに装着され一端が回動自在に上
下動するスタビライザバーと、 フレームに固設され、スタビライザバーの一端に移動自
在に連結されて両側に入力ポート,出力ポートが配置さ
れたピストンロッドを有し、入力ポートからの流体の流
量によってピストンロッドの変位量が与えられる片ロッ
ドタイプの制御型シリンダと、 制御型シリンダの入力ポートに一端が接続されたポンプ
回路と、 制御型シリンダの出力ポートに一端が接続されたタンク
回路と、 ポンプ回路の途中とタンク回路の途中を接続する開閉弁
と、 車輪の舵角を検出する舵角センサと、 車両の走行速度を検出する車速センサと、 入力側に舵角センサ,車速センサが接続され、出力側に
制御型シリンダ,開閉弁が接続された制御装置とを備
え、 制御装置は、 制御型シリンダのピストンロッドが自由状態にあるフリ
ーモード,制御型シリンダのピストンロッドがロック状
態にあるロックモード,スタビライザバーの変位量に応
じて該スタビライザバーに逆ロールモーメントを与える
アクティブモードのいずれか1のモードを、選択するス
タビライザモード判別手段と、 フリーモードのとき開閉弁に開指令を与えると共にロッ
クモード及びアクティブモードのとき開閉弁に閉指令を
与える開閉弁切換判断手段と、 舵角センサ,車速センサからの信号で演算された予測横
加速度に比例する逆ロールモーメントの量を演算する逆
ロールモーメント演算手段と、 逆ロールモーメントの量をピストンロッドの変位量に変
換するストローク演算手段と、 フリーモードのとき制御型シリンダのピストンロッドを
自由状態にし、ロックモードのとき制御型シリンダに一
定の値の信号を伝達し、アクティブモードのときピスト
ンロッドの変位方向,変位量の制御信号を制御型シリン
ダに伝達するシリンダ制御手段とを有していることを特
徴とする車両のスタビライザ装置。 - 【請求項3】 アクスルに装着され一端が回動自在に上
下動するスタビライザバーと、 フレームに固設され、スタビライザバーの一端に移動自
在に連結されて両側に入力ポート,出力ポートが配置さ
れたピストンロッドを有し、入力ポートからの流体の流
量によってピストンロッドの変位量が与えられる片ロッ
ドタイプの制御型シリンダと、 制御型シリンダの入力ポートに一端が接続され制御型シ
リンダヘ高圧オイルまたは低圧オイルを供給するポンプ
回路と、 制御型シリンダの出力ポートに一端が接続されたタンク
回路と、 ポンプ回路の途中に介装され、パラレル位置指令または
クロス位置指令を選択してポンプ回路を高圧状態または
低圧状態に切り替え自在のオープンセンタ型電磁方向切
換弁と、 車輪の舵角を検出する舵角センサと、 車両の走行速度を検出する車速センサと、 入力側に舵角センサ,車速センサが接続され、出力側に
制御型シリンダ,オープンセンタ型電磁方向切換弁が接
続された制御装置とを備え、 制御装置は、 制御型シリンダのピストンロッドが自由状態にあるフリ
ーモード,制御型シリンダのピストンロッドがロック状
態にあるロックモード,スタビライザバーの変位量に応
じて該スタビライザバーに逆ロールモーメントを与える
アクティブモードのいずれか1のモードを、選択するス
タビライザモード判別手段と、 フリーモードのときオープンセンタ型電磁方向切換弁に
中立位置指令を与えると共にロックモード及びアクティ
ブモードのときオープンセンタ型電磁方向切換弁にパラ
レル位置指令またはクロス位置指令を与える切換弁制御
手段と、 舵角センサ,車速センサからの信号で演算された予測横
加速度に比例する逆ロールモーメントの量を演算する逆
ロールモーメント演算手段と、 逆ロールモーメントの量をピストンロッドの変位量に変
換するストローク演算手段と、 フリーモードのとき制御型シリンダのピストンロッドを
自由状態にし、ロックモードのとき制御型シリンダに一
定の値の信号を伝達し、アクティブモードのときピスト
ンロッドの変位方向,変位量の制御信号を制御型シリン
ダに伝達するシリンダ制御手段と、 車両が積車状態または空車状態にあるか否かを判断し、
出力側が切換弁制御手段に接続された積車状態判断手段
とを有していることを特徴とする車両のスタビライザ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1699295A JPH07257143A (ja) | 1994-02-04 | 1995-02-03 | 車両のスタビライザ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1283594 | 1994-02-04 | ||
JP6-12835 | 1994-02-04 | ||
JP1699295A JPH07257143A (ja) | 1994-02-04 | 1995-02-03 | 車両のスタビライザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07257143A true JPH07257143A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=26348517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1699295A Pending JPH07257143A (ja) | 1994-02-04 | 1995-02-03 | 車両のスタビライザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07257143A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-02-03 JP JP1699295A patent/JPH07257143A/ja active Pending
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DE102006029526B8 (de) * | 2005-06-27 | 2012-11-08 | Toyota Jidosha K.K. | Fahrzeugaufhängungsvorrichtung |
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