JPH0725650Y2 - ホイールバランサーにおける自動クランプ装置 - Google Patents

ホイールバランサーにおける自動クランプ装置

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JPH0725650Y2
JPH0725650Y2 JP4745491U JP4745491U JPH0725650Y2 JP H0725650 Y2 JPH0725650 Y2 JP H0725650Y2 JP 4745491 U JP4745491 U JP 4745491U JP 4745491 U JP4745491 U JP 4745491U JP H0725650 Y2 JPH0725650 Y2 JP H0725650Y2
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JP
Japan
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wheel
main shaft
flange
sliding rod
chuck
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Expired - Lifetime
Application number
JP4745491U
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English (en)
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JPH04131744U (ja
Inventor
義雄 三村
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Onodani Machine Co Ltd
Original Assignee
Onodani Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はホイールバランサーの主
軸にアンバランスの測定を行うホイールを自動クランプ
するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホイールのアンバランスを測定し、その
修正を行うためにホイールバランサーが使用されている
ことは周知の通りであって、アンバランスを測定する場
合、所定のホイールをバランサー主軸に取着して高速回
転を与える。高速回転に伴って発生する遠心力に基づい
て、アンバランスの大きさ並びにその位置を演算すると
いった方法が採られている訳で、アンバランスの測定を
正確に行うためには第一にホイールを正確に取着するこ
とが必要となる。従来型式のホイールバランサーでは、
上記主軸先端にネジを削設しており、該主軸にセットし
たホイールをフランジにより芯出しした状態で上記ネジ
に螺合するナットを用いて締付けしている。このような
ネジ締めを行う場合、セットしたホイールを固定するの
に時間がかかり、逆に取外しする場合も面倒である等、
実質的なアンバランス測定以外の準備作業の能率が低下
している。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】このように、従来型
式のホイールバランサー装置では、ホイール着脱作業に
おいて上記のごとき問題がある。本考案が解決しようと
する課題はこれら問題点であって、極めて短時間で、し
かも正確にホイールの着脱を行い得る自動クランプ装置
を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の自動クランプ装
置は上記問題点の解決を図るために次の特徴をもって構
成される。すなわち、本考案ではネジ締めることなく、
エヤー圧を利用してホイールをクランプするよう構成す
るもので、ホイールバランサーの主軸はその先端中心部
に摺動棒を遊嵌していて、該摺動棒はエヤシリンダーの
作動で軸方向に摺動可能となっている。そして、摺動棒
先端には係止溝が形成されていて、係止溝に係合するた
めのツメを有すチャックが主軸に取着される。チャック
の中心軸には孔が形成され、該孔に主軸が挿入すること
で取着され、軸方向に移動することが出来て、上記摺動
棒の係止溝に係合した状態で摺動棒とともにチャックも
移動しフランジを押圧して主軸にセットしたホイールを
固定する。ここで、上記ツメが摺動棒の係止溝に係合出
来るように、主軸先端にはスリット溝が軸方向に沿って
形成されており、該スリット溝に沿ってツメも移動する
ことが出来るように所定の長さとなっている。そしてチ
ャックはフランジを押圧してホイールを固定する訳であ
るが、本考案ではホイールの位置決め手段は限定しな
い。又摺動棒を摺動させるエヤシリンダーは主軸に取着
されている。
【0005】
【作用】このように構成したクランプ装置はホイールを
簡単に着脱することが出来る訳で、主軸にホイールをセ
ットした状態で摺動棒を主軸先端方向へ移動させ、フラ
ンジを該主軸に挿入する。そしてチャックを同じく主軸
に取着し、主軸に形成したスリット溝からツメを摺動棒
の係止溝に係合させる。ツメはスリット溝に係合させて
おくことで摺動棒の後退とともに係止溝にも係合する。
係止溝にツメが係合したチャックは、エヤシリンダーの
作動で摺動棒が引かれるならば該摺動棒とともに移動
し、フランジを介してホイールを押圧し、固定する。以
下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0006】
【実施例】図4はホイールバランサー装置の一般的な外
観図である。周知の通り、装置本体1にはモータにより
回転駆動させられる主軸Aが水平に設けられ、この主軸
Aに測定されるホイールが取着される。又本体1上には
ディスプレー2が配置され、測定結果はこのディスプレ
ー2に表示される。ところで図1は本考案の自動クラン
プ装置を構成する主軸Aを表わしたもので、該主軸Aは
本体1に設けた軸受け3a,3bに軸支されて回転自在
であり、その一端にはモータからの動力を受けるための
プーリ4が取着されている。主軸Aの先端側(ホイール
の取着側)は中空を成して、該中空部に摺動棒5を遊嵌
し、摺動棒5の先端には係止溝6,6…を形成してい
る。そして上記摺動棒5は主軸Aに設けたエヤシリンダ
ー7のピストンロッド8に連結していて、ピストンロッ
ド8の移動に伴って該摺動棒5も軸方向へ移動すること
が出来る。エヤシリンダー7は主軸Aの中間部に取着さ
れ、エヤシリンダー7にはフランジ9が固定され、該フ
ランジ9から先端方向にはさらに主軸が伸びている。上
記エヤシリンダー7及びフランジ9は主軸Aと一体化さ
れていて、主軸Aとともに回転する。
【0007】プーリー4が取着される側の主軸A端には
バルブ10を固定し、バルブ10には2個の入口11,
12を有していて、これら各入口11,12から流入す
るエヤーによってエヤシリンダー7のピストン13が前
進・後退動を行う。そして、該ピストン13に追従して
ピストンロッド8及び摺動棒5が摺動する訳であって、
まず入口11から流入したエヤーは主軸A中心軸部に形
成した通路14を流れ、さらにピストンロッド8の中心
軸部に設けた通路15へ入り、ピストン13と前記フラ
ンジ9の間に形成した空気室16にエヤーが満たされて
ピストン13を後退させる。勿論、この場合ピストン1
3を間にして反対側に設けられる空気室17のエヤーは
流出する。逆に入口12から入るエヤーは主軸Aの外周
部に形成した通路18を流れて上記空気室17へ入り、
ピストン13を前進させ、その結果反対側の空気室16
のエヤーは上記通路15,14を通って入口11から流
れ出る。このように両入口11,12へ流入するエヤー
によってピストン13の前進・後退が行われる訳であっ
て、前記バルブ10には電磁弁(図示なし)が接続され
ていて該電磁弁の切換によって入口11,12へ流入す
るエヤーをコントロールする。
【0008】図2は主軸AにチャックBを装着し、チャ
ックBとフランジ19が互いに組合わされた状態を示
す。チャックBにはツメ20が備えられていて、軸21
を中心として揺動することが可能であるが、スプリング
22のバネ力が付勢されているためにツメ先端は常に中
心部へ向いて傾斜しようとする。そしてツメ20は前記
摺動棒5先端に形成した係止溝6に係合する訳で、主軸
Aの先端部にはツメ20が係止溝6に係合出来るように
スリット溝23が軸方向に沿って所定長さ分だけ形成さ
れている。ツメ20はこのスリット溝23を通して係止
溝6に係合し、摺動棒5が後退する場合、ツメ20はス
リット溝23に沿って移動し係止溝6から離脱すること
はなく、チャックB及び該チャックBと組合わされてい
るフランジ19も同時に後退する。図2はツメ20が係
止溝6に係合する前の状態であるが、摺動棒5が後退す
るならばスプリング22のバネ力の作用で該ツメ20は
独りでに係止溝6に係合する。
【0009】図3は摺動棒5の係止溝6にツメ20が係
合し、該摺動棒5が一部後退した場合を示している。上
記ツメ20,20は対向する側の2ケ所に設けられてい
て、摺動棒5の係止溝6にはスリット溝23を通して2
個のツメ20,20が係合する。摺動棒5の後退ととも
にチャックBが追従し、フランジ19を後退させるなら
ば前記主軸A側に固定したフランジ9に面して装着した
ホイールを該フランジ19とで圧縮・挟持して該ホイー
ルは固定される。この場合、図示していないが、いずれ
かのフランジ9,19側にはホイールの芯出し装置を備
えていて、ホイールの中心は主軸Aと同芯を成して固定
される。この状態でホイールは高速回転してアンバラン
スの測定が所定の手順のもとで行われるが、これらの説
明は本考案の対象外であるため省略する。
【0010】ところで、測定されるホイールを主軸Aに
装着する段階では、上記フランジ19及びチャックBは
主軸に取着されておらず、ホイールを装着した後でフラ
ンジ19を主軸Aに取着し、チャックBをセットする。
チャックBのセッティングは両ツメ20,20を押えて
主軸Aに挿入し、主軸Aのスリット溝23にツメ20,
20が入るように位置合せし、エヤシリンダー7の作動
で摺動棒5を伸ばすならば係止溝6にツメ先端は係合す
る。一旦係合したツメ20は摺動棒5の後退動によって
係止溝6から離脱することはなく、チャックB並びにフ
ランジ19を移動させる。以上述べた実施例は本考案の
1具体例であって、ツメ20の形状、係止溝6の形状、
又エヤシリンダー7及びフランジ9,19の形態等、上
記実施例に限定するものではない。そこで、このように
構成した自動クランプ装置により次の効果を得ることが
出来る。
【0011】
【考案の効果】本考案の自動クランプ装置ではエヤシリ
ンダーによって摺動棒を後退させるだけで該摺動棒の後
退とともにチャック及びフランジを後退させてホイール
を強固に固定することが出来る。すなわち、従来のネジ
締め方式に比べればその作業性は大幅に向上し、極めて
短時間でホイールの着脱を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動クランプ装置を構成する主軸断面を表わ
す。
【図2】自動クランプ装置を構成するチャック及びフラ
ンジを示す。
【図3】チャックのツメが係止溝に係合し状態
【図4】一般的なホイールバランサー装置
【符合の説明】
A 主軸 B チャック 1 本体 2 ディスプレー 3 軸受け 4 プーリー 5 摺動棒 6 係止溝 7 エヤシリンダー 8 ピストンロッド 9 フランジ 10 バルブ 11 入口 12 入口 13 ピストン 14 通路 15 通路 16 空気室 17 空気室 18 通路 19 フランジ 20 ツメ 21 軸 22 スプリング 23 スリット溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸先端にホイールを固定し、主軸の回
    転によってホイールのアンバランスを測定するホイール
    バランサーにおいて、上記主軸にはエヤシリンダーを設
    け、主軸先端部を中空化し摺動棒を軸方向に摺動可能な
    状態で遊嵌して上記エヤシリンダーのピストンロットに
    連結し、又主軸先端部にはスリット溝を軸方向に形成す
    るとともに摺動棒先端には係止溝を設け、一方、上記主
    軸にはフランジと該フランジに組合わされるチャックを
    取着し、チャックにはバネ力によって先端が中心部へ傾
    斜するようにツメを揺動可能に軸支し、ツメ先端を上記
    主軸のスリット溝を通して摺動棒の係止溝に係合させ、
    エヤシリンダーの作動による摺動棒の後退に伴いチャッ
    ク及びフランジを後退させて、主軸に取着されている別
    のフランジとの間でホイールを固定することを特徴とす
    るホイールバランサーにおける自動クランプ装置。
JP4745491U 1991-05-27 1991-05-27 ホイールバランサーにおける自動クランプ装置 Expired - Lifetime JPH0725650Y2 (ja)

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JPH04131744U JPH04131744U (ja) 1992-12-04
JPH0725650Y2 true JPH0725650Y2 (ja) 1995-06-07

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