JPS6139313Y2 - - Google Patents

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JPS6139313Y2
JPS6139313Y2 JP3239982U JP3239982U JPS6139313Y2 JP S6139313 Y2 JPS6139313 Y2 JP S6139313Y2 JP 3239982 U JP3239982 U JP 3239982U JP 3239982 U JP3239982 U JP 3239982U JP S6139313 Y2 JPS6139313 Y2 JP S6139313Y2
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JP
Japan
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test piece
testing machine
main shaft
hole
bending fatigue
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JP3239982U
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JPS58134754U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転曲げ疲労試験機に関し、特にそ
の試験片把持部の改良に関するものである。
従来使用されていた片持式回転曲げ疲労試験機
の試験片把持具部分は、第1〜4図に示すような
ものである。
第1図は片曲式回転曲げ疲労試験機の主軸の試
験片把持部に疲労試験片を取付け、さらに試験片
の先端にベアリングを介して分銅を吊り下げた状
態を示す一部切断の縦断面図であり、第2図は第
1図の−線矢視方向からみたテーパスリーブ
の正面図、第3図は第2図の−線矢視方向か
らみた縦断面図、第4図は第2図を−線矢視
方向からみた縦断面図である。
試験片Sは、水平に配置された供試部S1を介
して一方につかみ部S2をそなえるとともに、他
方にベアリング5に挿入される軸状の負荷部S3
とねじ部S4とを順にそなえており、つかみ部S
2はテーパスリーブ1の内孔1cに挿入後、密着
固定されている。
テーパスリーブ1の外周は、一方にテーパ部1
aを有し、他方にねじ部1bを設けられていて、
両方の端面からは複数個のスリツト1dを加工さ
れている。
そして、内孔1cには試験片Sのつかみ部S2
が挿入され、テーパ部1aは、片持式回転曲げ疲
労試験機の主軸2の先端に設けてあるテーパ孔2
aに挿入され、テーパスリーブ1のねじ部1bに
は、ナツト3のねじ部3bが螺合される。なお、
ナツト3の外周には、スパナ掛けが設けられてい
る。
ベアリング箱4は、負荷ベアリング5のハウジ
ングで、その下方にはフツク7を吊り下げる孔4
aを有する。
負荷ベアリング5は通常のボールベアリング
で、ベアリング箱4に取付けられ、その軸孔には
試験片Sの負荷部S3が挿入される。
またナツト6は通常のナツトで、試験片Sのね
じ部S4にねじ込まれ、負荷ベアリング5を試験
片Sの先端に固定する。
フツク7の下端には、分銅8が装着され、上端
のフツク部7aはベアリング箱4の吊り下げ孔4
aに懸架されている。
試験片Sの把持および心合せに際して、テーパ
スリーブ1のねじ部1b、試験機主軸2のねじ部
2bおよびナツト3のねじ部3a,3bから構成
される機構は、ターンバツクルを形成しているの
で、ナツト3を回転させると、テーパスリーブ1
は試験機主軸2の方向に移動する。
したがつて、テーパスリーブ1は、半径方向に
収縮し、試験片Sのつかみ部S2を締めつけ固定
し、いわゆる試験片Sの把持機能をはたす。
試験片Sの軸心の調心に際しては、テーパスリ
ーブ1と、試験機主軸2の軸心精度に従つて、自
動的に試験片Sの心出し精度が定まる。
疲労試験を行なう場合、図示を省略した回転手
段により、試験機主軸2が回転し、同時に分銅8
によつて試験片Sの供試部S1に曲げモーメント
が与えられると、いわゆる回転曲げ疲労試験機が
行なわれる。
上述のごとき従来の疲労試験機では、試験片S
の軸心精度を保つ上で、次のような不具合があ
る。
(1) 試験片S、テーパスリーブ1および試験機主
軸2の加工精度は、非常に高いものが要求され
る。
(2) 試験を何回も繰返す段階でテーパスリーブ1
の摩耗損傷が起こり、軸心精度の低下を招きや
すい。
(3) 腐食疲労試験時の、腐食環境による腐食損傷
を受けやすく、試験時の軸心精度の低下を招き
やすい。
本考案は、上述のごとき不具合の解消をはかろ
うとするもので、回転曲げ疲労試験機の試験片把
持手段に対し、試験時に軸心精度を常に安定して
保障することのできる回転曲げ疲労試験機を提供
することを目的とする。
このため本考案の回転曲げ疲労試験機では、テ
ーパスリーブを用いる従来の試験片把持具を試験
機主軸から分離、独立させ、上記把持具を試験機
主軸の先端に設けた複数本の締付ボルトにより、
回転試験軸心の微調整を行なえるように固着した
ことを特徴としている。
そして、本考案は、片持式回転曲げ疲労試験機
ばかりでなく、回転曲げ疲労試験機全般に適用す
ることができる。
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第5〜9図は本考案の一実施例としての
片持式回転曲げ疲労試験機を示すもので、第5図
はその要部を示す縦断面図、第6図は第5図を
−線矢視方向からみた横断面図、第7図は第5
図を−線矢視方向からみた横断面図、第8図
は第7図を−線矢視方向からみた縦断面図、
第9図は第8図を−線矢視方向からみた縦断
面図である。
試験片Sは、水平に配置された供試部S1を介
して一方につかみ部S2をそなえるとともに、他
方にベアリングに挿入される軸状の負荷部S3と
ねじ部S4とを順にそなえており、つかみ部S2
はテーパスリーブ1の内孔1cに挿入後、密着固
定されている。
この試験機の各構成部材は、次のとおりであ
る。
テーパスリーブ:1 外周は、一方にテーパ部1aを有し、他方にね
じ部1bが設けられており、両方の端面からは複
数個のスリツト1dが加工されたテーパスリーブ
1で、内孔1cには試験片Sのつかみ部S2が挿
入され、テーパ部1aは片持式回転曲げ疲労試験
機主軸20の先端に設けてある孔20aに挿入さ
れ、テーパスリーブ1のねじ部1bにはナツト3
のねじ部3bが螺合される。
チヤツク本体:9 片曲式回転曲げ疲労試験機主軸の軸心穴に基端
部が軸心微調整手段を介して保持され、先端部に
は内周にテーパ孔9aが設けられるとともに、外
周にねじ部9bが設けられており、同テーパ孔9
aとねじ部9bにはそれぞれテーパスリーブ1と
ナツト3とが、挿入ならびに螺合されている。
ナツト:3 外周にはスパナ掛りが設けられ、内周は軸方向
の片方がテーパスリーブ1のねじ部1bに螺合さ
れるねじ部3bとなつており、他方はチヤツク本
体9のねじ部9bに螺合されたねじ部3aとなつ
ている。
ベアリング箱:4 負荷ベアリング5のハウジングで、下方にフツ
ク7を吊り下げる孔4aを有する。
負荷ベアリング:5 通常のボールベアリングでベアリング箱4に取
付けられ、軸孔には試験片Sの負荷部S3が挿入
される。
ナツト:6 通常のナツトで、試験片Sのねじ部S4にねじ
込まれ、負荷ベアリング5を試験片S先端に固定
する。
フツク:7 下方には分銅8を載せ、上方のフツク部7aは
ベアリング箱4の吊り下げ孔4aに懸架されてい
る分銅受けである。
分銅:8 通常の分銅でフツク7に載せられる。
試験機主軸:20 片持式回転曲げ疲労試験機の主軸であり、先端
の軸心部にはチヤツク本体9を挿入する孔20a
がある。同孔20aには外半径方向に押えボルト
10を螺着するねじ穴20bが、孔20aの軸線
に直交する2つの同一円周上に等間隔でそれぞれ
4個穿設されている。
押えボルト:10 試験機主軸20のねじ穴20bに螺合され、先
端でチヤツク本体9の各同一外円周上を押えて固
定し、他端はスパナ掛けとなつている。
上述の構成により、この試験機の作用は、次の
ように行なわれる。
(1) 試験片Sの把持および心合せ テーパスリーブ1のねじ部1b、チヤツク本
体9のねじ部9bおよびナツト3のねじ部3
a,3bから構成される機構は、ターンバツク
ルを形成しているので、ナツト3を回転させる
と、テーパスリーブ1はチヤツク本体9の方向
に移動する。
したがつて上記テーパスリーブ1は、半径方
向に収縮し、試験片Sのつかみ部S2を締めつ
け固定し、いわゆる試験片Sの把持機能を果た
す。
(2) 試験片Sの軸心調整 テーパスリーブ1とチヤツク本体9との軸心
精度に従つて、自動的に試験片Sの心出し精度
が定まる。
(3) 押えボルト10部分 図示を省略したが、ダイアルゲージによる試
験片Sの心振れ計測を行ないながら、押えボル
ト10でチヤツク本体9を押える位置に調節す
ることにより、試験片Sの軸心精度は調節の度
合に従つて高くなる。
したがつて、本調節を、前記のテーパスリー
ブ1とチヤツク本体9およびナツト3とによる
軸心調整後に行なえば、調節前より、一般に3
〜5倍程度、軸心精度が高くなる。
このようにして、本考案の回転曲げ疲労試験機
によれば、次のような効果ないし利点を得ること
ができる。
(ア) 従来のテーパスリーブ方式のチヤツクに比べ
ると、テーパスリーブ1とチヤツク本体9との
試験片S軸心精度が低くても、試験機主軸20
の押えボルト10によつて、さらに軸心精度を
調節することができる。
(イ) したがつて、テーパスリーブ1部分の加工精
度については、従来の場合に比べて、低い精度
で加工することが可能である。
(ウ) 試験を繰返す段階でテーパスリーブ1が摩耗
損傷しても、チヤツク本体9の寿命を直接低下
させないので、チヤツク本体9の寿命が従来の
ものに比べて長くなる。
(エ) 腐食疲労試験時の腐食環境による腐食損傷が
生じても、上記と同様の理由で、試験片Sの軸
心精度の低下をきたさない。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は従来の回転曲げ疲労試験機の要部
を示すもので、第1図はその縦断面図、第2図は
第1図の−線矢視方向からみたテーパスリー
ブの正面図、第3図は第2図を−線矢視方向
からみた縦断面図、第4図は第2図を−線矢
視方向からみた縦断面図であり、第5〜9図は本
考案の一実施例としての回転曲げ疲労試験機の要
部を示すもので、第5図はその縦断面図、第6図
は第5図を−線矢視方向からみた横断面図、
第7図は第5図を−線矢視方向からみた横断
面図、第8図は第7図を−線矢視方向からみ
た縦断面図、第9図は第8図を−線矢視方向
からみた縦断面図である。 1……テーパスリーブ、1a……テーパ部、1
b……ねじ部、1c……内孔、1d……スリツ
ト、2……主軸、3……ナツト、3a,3b……
ねじ部、4……ベアリング箱、4a……孔、5…
…負荷ベアリング、6……ナツト、7……フツ
ク、7a……フツク部、8……分銅、9……チヤ
ツク本体、9a……テーパ孔、9b……ねじ部、
10……押えボルト、20……試験機主軸、20
a……孔、20b……ねじ穴、S……試験片、S
1……供試部、S2……つかみ部、S3……負荷
部、S4……ねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸系主軸の軸心穴に回転曲げ疲労試験片の
    端部をテーパスリーブと締付具を介して把持する
    回転曲げ疲労試験機において、上記回転軸系の主
    軸と上記テーパスリーブとの間に接着されたチヤ
    ツクをそなえ、同チヤツクが、先端部で上記テー
    パスリーブを把持するとともに、基端部を上記主
    軸の軸心穴に挿入され且つ軸心の微調整手段を介
    して保持されていることを特徴とする、回転曲げ
    疲労試験機。
JP3239982U 1982-03-08 1982-03-08 回転曲げ疲労試験機 Granted JPS58134754U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3239982U JPS58134754U (ja) 1982-03-08 1982-03-08 回転曲げ疲労試験機

Applications Claiming Priority (1)

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JP3239982U JPS58134754U (ja) 1982-03-08 1982-03-08 回転曲げ疲労試験機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58134754U JPS58134754U (ja) 1983-09-10
JPS6139313Y2 true JPS6139313Y2 (ja) 1986-11-11

Family

ID=30044006

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JP3239982U Granted JPS58134754U (ja) 1982-03-08 1982-03-08 回転曲げ疲労試験機

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Families Citing this family (3)

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JP5606865B2 (ja) * 2010-10-16 2014-10-15 日鉄住金テクノロジー株式会社 高圧ガス中の亀裂開口測定器具
JP2015014596A (ja) * 2013-06-08 2015-01-22 株式会社山本金属製作所 高温環境下での片持ち式回転曲げ疲労試験装置
KR102241611B1 (ko) * 2019-11-22 2021-04-16 동의대학교 산학협력단 웨이트홀더 분리형 부싱 및 이를 포함하는 외팔보 회전굽힘 피로시험기

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Publication number Publication date
JPS58134754U (ja) 1983-09-10

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