JPH07256114A - 排ガス浄化用炭化水素吸着触媒 - Google Patents

排ガス浄化用炭化水素吸着触媒

Info

Publication number
JPH07256114A
JPH07256114A JP6047070A JP4707094A JPH07256114A JP H07256114 A JPH07256114 A JP H07256114A JP 6047070 A JP6047070 A JP 6047070A JP 4707094 A JP4707094 A JP 4707094A JP H07256114 A JPH07256114 A JP H07256114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
weight
adsorption catalyst
type zeolite
silver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6047070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3190780B2 (ja
Inventor
Takashi Katsuno
尚 勝野
Takuma Kimura
琢磨 木村
Masanori Kamikubo
真紀 上久保
Takuya Ikeda
卓弥 池田
Goji Masuda
剛司 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP04707094A priority Critical patent/JP3190780B2/ja
Publication of JPH07256114A publication Critical patent/JPH07256114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3190780B2 publication Critical patent/JP3190780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2240/00Combination or association of two or more different exhaust treating devices, or of at least one such device with an auxiliary device, not covered by indexing codes F01N2230/00 or F01N2250/00, one of the devices being
    • F01N2240/18Combination or association of two or more different exhaust treating devices, or of at least one such device with an auxiliary device, not covered by indexing codes F01N2230/00 or F01N2250/00, one of the devices being an adsorber or absorber
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2570/00Exhaust treating apparatus eliminating, absorbing or adsorbing specific elements or compounds
    • F01N2570/12Hydrocarbons

Landscapes

  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車等の内燃機関から排出される排ガスが
エンジン始動時において低温である場合、排ガス浄化用
触媒が十分機能し得ない条件下で排ガス中の炭化水素を
良好に吸着することができ、且つエンジン始動から所定
時間経過後吸着していた炭化水素を脱離し、浄化し得る
炭化水素吸着触媒を得る。 【構成】 (1)アルカリ金属、アルカリ土類金属、リ
ン、ビスマス、アンチモンおよびほう素からなる群より
選ばれた1〜3種の元素と、(2)銀と、(3)分子篩
とを含有して構成された第一コート層の上に、セリア及
び/またはアルミナにPt,Pd及びRhからなる群よ
り選ばれた少なくとも一種の貴金属を含有して構成され
た第二コート層を有することを特徴とする炭化水素吸着
触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などの内燃機関
から排出される排ガスの浄化装置に使用される排ガス浄
化用炭化水素吸着触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関から排出される排ガ
スの浄化用触媒としては、一酸化炭素(CO)及び炭化
水素(HC)の酸化と、窒素酸化物(NOx ) の還元を
同時に行う三元触媒が汎用されている。このような触媒
は、例えば特公昭58−20307号公報にも見られる
ように、耐火性担体上のアルミナコート層に、Pd,P
t,Rh等の貴金属、及び場合により助触媒成分として
Ce,La等の希土類金属またはNi等のベースメタル
酸化物を添加したものがほとんどである。
【0003】かかる触媒は、排ガス温度とエンジンの設
定空燃比の影響を強く受ける。自動車用触媒が浄化能を
発揮する排ガス温度としては、一般に300℃以上が必
要であり、また空燃比は、HCとCOの酸化とNOx
還元のバランスがとれる理論空燃比(A/F=14.
6)付近で触媒が最も有効に働く、従って、従来の三元
触媒を用いる排ガス浄化装置を取り付けた自動車では、
三元触媒が有効に働くような位置に設置されており、ま
た排気系の酸素濃度を検出して、混合気を理論空燃比付
近に保つようフィールドバック制御が行われている。
【0004】従来の三元触媒をエキゾーストマニホール
ド直後に設置しても、排ガス温度が低い(300℃以
下)エンジン始動直後には触媒活性が低く、始動直後
(コールドスタート時)に大量に排出されるHCは浄化
されずにそのまま排出されてしまうという問題がある。
【0005】上記の課題を解決するための排ガス浄化用
装置として、触媒コンバータの排気上流側にコールドH
Cを吸着するための吸着剤を用いるものが提案されてい
る(特開平2−75327号公報、特開平2−1351
26号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の特
開平2−75327号公報に開示されている自動車排気
ガス浄化装置では、(1)排気系に、排気ガス中の有害
成分の浄化触媒を配置し、該触媒の上流側にコールドH
Cを吸着する吸着剤を配置しているが、後ろに担持した
三元触媒が活性する前に、吸着したHCを脱離してしま
う。また、特開平2−135126号公報に開示されて
いる自動車排気ガス浄化装置では、(2)排気系に、排
気ガス浄化触媒を備え、該触媒の上流側にゼオライトを
コートしたモノリス担体の一部に触媒金属を担持してい
るが、このような触媒金属の担持の仕方では耐熱性が不
足し自動車用の触媒として用いるには解決すべき課題が
残されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決した排ガス中の炭化水素吸着触媒に関するもの
で、この触媒は(イ)吸着剤および(ロ)吸着剤の上に
担持した三元触媒層からなること、更に詳しくは(1)
アルカリ金属、アルカリ土類金属、リン、ビスマス、ア
ンチモンおよびほう素からなる群より選ばれた1〜3種
の元素と、(2)銀と、(3)分子篩とを含有して構成
された吸着剤からなる第一コート層(イ)の上に、セリ
ア及び/またはアルミナにPt,PdおよびRhよりな
る群から選ばれた少なくとも一種の貴金属を含有して構
成された三元触媒層からなる第二コート層(ロ)を有す
ることを特徴とする炭化水素吸着触媒に関するものであ
る。
【0008】上記(3)における分子篩としては、結晶
性アルミノシリケート、結晶性アルミノフォスフェート
(ALPO4)(結晶性アルミノシリケートのSiをP
で同型置換したもの)、結晶性シリカアルミノフォスフ
ェート(SAPO)(結晶性アルミノシリケートのSi
の一部をPで同型置換したもの)、結晶性メタロシリケ
ート、多孔質カーボン、黒鉛層間化合物、粘土層間化合
物等がある。
【0009】前記結晶性アミノシリケートの具体例とし
ては、MFI型ゼオライト、FAU(フォージャサイ
ト)型ゼオライト、FER(フェリエライト)型ゼオラ
イト、BEA(ベータ)型ゼオライト、MOR(モルデ
ナイト)型ゼオライト、ERI(エリオナイト)型ゼオ
ライト、LTL(L型)型ゼオライト、CHA(チャバ
サイト)型ゼオライト等が含まれるが、耐熱性の面から
MFI型ゼオライト、FAU型ゼオライト、BEA型ゼ
オライトが好ましい。
【0010】前記MFI型ゼオライトとは、ZSM−5
と類似構造のアルミノシリケートを指し、このZSM−
5以外にもZSM−8、ゼータ1、ゼータ3、Nu−
4、Nu−5、TZ−1、TPZ−1、TS−1などが
MFI型ゼオライトである。
【0011】また、前記FAU型ゼオライト以下の具体
例を挙げると下記の通りである。FAU型ゼオライト:
X型、Y型、SAPO−37。FER型ゼオライト:フ
ェリエライトFu−9、ISI−6、Nu−23。BE
A型ゼオライト:ベータ型ゼオライトTschernichite 。
MOR型ゼオライト:モルデナイトNa−D、Ca−
Q、LZ−221。ERI型ゼオライト:エリオナイト
LZ−220、T。LTL型ゼオライト:L型ゼオライ
トLZ−212。CHA型ゼオライト:LZ−218、
ZK−14、SAPO−34。
【0012】更に、前記アルミノフォスフェートとして
はERI型ゼオライトを用いるのが好ましく、前記結晶
性シリカアルミノフォスフェートとしてはCHA型ゼオ
ライトおよび/またはFAU型ゼオライトを用いるのが
好ましく、また前記結晶性メタロシリケートとしてはM
FI型ゼオライトを用いるのが好ましい。
【0013】上記ゼオライトにおいては、Si/2AL
の比が下記のものが好ましい。 ゼオライト種 Si/2AL比 BEA型 20〜50 MOR型 10〜50 FER型 7〜20 ERI型 (Si+P)/2AL=5〜7 LTL型 5〜7 CHA型 (Si+P)/2AL=3〜5 FAU型 (Si+P)/2AL=5〜30
【0014】次に、前記第一コート層の吸着剤への銀の
担持量は、任意でよいが0.1〜15重量%が好まし
い。0.1重量%より少ないと吸着性能が不十分であ
り、15重量%より多くなると細孔を閉塞してしまい吸
着剤の性能に対して不利になる。担持方法は特に限定さ
れず、イオン交換、含浸担持、浸漬法等一般的な方法を
用いることができる。銀においては、可溶性の塩となっ
ているものを用いることができる。可溶性の塩として
は、硝酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩等が好適に使用でき
る。
【0015】銀の耐熱性を向上させるために、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、リン、ビスマス、アンチモン
およびほう素からなる群から選ばれた少なくとも1〜3
種の元素を吸着剤に担持する。担持量は任意でよいが、
0.001〜5重量%が好ましい。0.001重量%よ
り少ないと耐久性能が不十分となり、5重量%より多い
と吸着性能の向上が見られない。
【0016】担持方法は、銀と同時に担持しても銀より
先に担持しても後に担持してもかまわない。また、イオ
ン交換法、含浸担持、浸漬法等一般的な方法を用いるこ
とができる。また、分子篩合成時に残存するアルカリ金
属、アルカリ土類金属、リン、アンチモン、ビスマス、
ほう素も有効である。
【0017】本発明に係る吸着剤で吸着できる排ガス中
の炭化水素類とは、例えば(1)プロパン、ブタン、ペ
ンタン、ヘキサン等のパラフィン炭化水素、(2)エチ
レン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン等のオ
レフィン炭化水素、(3)ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素、(4)メタノール、エタノー
ル、メチルターシャリープチルエーテル、ホルムアルデ
ヒド等の酸素含有炭化水素類である。これらの中で、本
発明に係る吸着剤は、特にオレフィン炭化水素、芳香族
炭化水素、酸素含有炭化水素類に対する吸着性能が高
い。
【0018】吸着剤に用いる分子篩は、細孔径の異なる
ゼオライトを同時に用いてもよい。数種類の異なる細孔
径をもつゼオライト種を用いることにより排ガス組成中
の炭素数の小さい炭化水素(HC)から大きいHCまで
全てのHC種を吸着することができる。
【0019】前記第二コート層を構成する三元触媒層に
担持される貴金属は、Pt,PdおよびRhからなる群
から選ばれた少なくとも1種が用いられるが、Pd単独
またはPtとRh若しくはPdとRhの組合せを用いる
のが好ましい。
【0020】本発明の触媒の第一コート層のハニカム担
体へのコート量は10g/L〜300g/Lが好まし
い。10g/L未満では所期の効果が得られず、300
g/Lより多くなると吸着量が多すぎて、第二コート層
の三元触媒で浄化しきれないので好ましくない。本発明
の触媒の第二コート層のハニカム担体へのコート量は1
0g/L〜250g/Lが好ましい。10g/L未満で
は所望の効果が得られず、250g/Lより多くなると
第一コート層の吸着剤の吸着阻害を引き起こすので好ま
しくない。
【0021】本発明の吸着触媒はその下流側にHC,C
O,NOx を浄化する三元触媒と同時に用いるとさらに
よい。本発明の吸着触媒の形状は任意であり、排気管に
直接付けることが可能である。またハニカム状の各種基
材に吸着触媒を塗布して用いられる。このハニカム材料
としては、一般にコージエライト質のものが多く用いら
れるが、金属材料からなるハニカムを用いることができ
る。
【0022】吸着触媒は、ハニカム状にすることによ
り、触媒と排ガスの接触面積が大きくなり、圧力損失も
抑えられるため自動車用として用いる場合たいへん有利
である。また一体型であるため振動により摩耗すること
がないという効果がある。
【0023】
【実施例】以下本発明を実施例、比較例および試験例に
より説明する。尚例中の「部」は「重量部」を示す。 実施例1 Si/2ALモル比が30のH型ZSM−5ゼオライト
の粉末を、0.04Mの濃度のピロリン酸ナトリウム
(Na4 2 7)(PPN)と2.7Mの濃度の硝酸銀
(AgNO3)のアンモニアを含むアルカリ性水溶液中
で、12時間攪拌した後、ろ過することにより、そのゼ
オライトにリンと銀を担持した。得られた粉末を乾燥
し、焼成すことにより吸着剤を得た。この吸着剤を10
0部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65
部を磁性ポットに仕込み、振動ミル装置で40分間もし
くは、ユニバーサルボールミル装置で6.5時間混合粉
砕して、ウォッシュコートスラリーを製造した。コーデ
ィエライト製モノリス担体を吸引コート法で吸水処理し
た後、前記で製造したスラリーを担体断面全体に均一に
投入し吸引コート法で余分なスラリーを除去した。その
後、乾燥を行い400℃で約1時間仮焼した。これによ
り、ゼオライトが約90(g/L)のコート量で担体に
コートされた。上記のウオッシュコート、乾燥及び焼成
をさらに2回繰り返して合計約150g/Lのゼオライ
トをコートし空気雰囲気中で400℃で1時間焼成を行
なった。
【0024】次に、Ptを担持したセリア粉末(以下P
t/CeO2 と記す)100部、アルミナ50部、2%
硝酸150部を磁器ポットに仕込み、前記と同様にして
ウォッシュコートスラリーを製造し、同方法でZSM−
5層の上に100g/LのPt触媒層をコートし、乾燥
後、空気雰囲気中650℃で4時間の焼成を行った。
【0025】さらに、Rhを担持したアルミナ粉末(以
下Rh/Al2 3 と記す)100部、アルミナ50
部、2%硝酸150部を磁器ポットに仕込み、前記と同
様にしてウォッシュコートスラリーを製造し、同方法で
Pt/CeO2 層の上に50g/LのRh/Al2 3
触媒層をコートし、乾燥後、空気雰囲気中650℃で4
時間の焼成を行なった。この吸着触媒中に担持された銀
は、3.5重量%、リンは、0.1重量%。
【0026】実施例2〜9 実施例2の場合、実施例1において、ZSM−5の代わ
りにY型ゼオライト(Si/2AL=7)を用いたこと
以外は同様にして触媒を調製した。この吸着触媒中に担
持された銀は、3.6重量%、リンは0.1重量%。
【0027】実施例3の場合、実施例1において、ZS
M−5の代わりにβ型ゼオライト(Si/2AL=2
0)を用いたこと以外は同様にして触媒を調製した。こ
の吸着触媒中に担持された銀は、3.2重量%、リンは
0.1重量%。
【0028】実施例4は場合、実施例1において、ZS
M−5の代わりにモルデナイト(Si/2AL=13)
を用いたこと以外は同様にして触媒を調製した。この吸
着触媒中に担持された銀は、3.4重量%、リンは0.
1重量%。
【0029】実施例5の場合、実施例1において、Si
/2AL=30のZSM−5の代わりにSi/2AL=
700のZSM−5を用いたこと以外は同様にして触媒
を調製した。この吸着触媒中に担持された銀は、0.5
重量%、リンは0.1重量%。
【0030】実施例6の場合、実施例1において、ZS
M−5の代わりにY型ゼオライト(Si/2AL=1
4)を用いたこと以外は同様にして触媒を調製した。こ
の吸着触媒中に担持された銀は、3.4重量%、リンは
0.1重量%。
【0031】実施例7の場合、実施例1において、ZS
M−5の代わりにβ型ゼオライト(Si/2AL=4
0)を用いたこと以外は同様にして触媒を調製した。こ
の吸着触媒中に担持された銀は、2.1重量%、リンは
0.1重量%。
【0032】実施例8の場合、実施例1において、ZS
M−5の代わりにモルデナイト(Si/2AL=30)
を用いたこと以外は同様にして触媒を調製した。この吸
着触媒中に担持された銀は、2.6重量%、リンは0.
1重量%。
【0033】実施例9の場合、実施例1において、ピロ
リン酸ナトリウムの濃度を0.4Mに変えたこと以外は
同様にして触媒を調製した。この吸着触媒中に担持され
た銀は、4重量%、リンは1重量%。
【0034】実施例10 Si/2ALが30のH型ZSM−5ゼオライトの粉末
を、0.04Mの濃度のピロリン酸ナトリウムを水溶液
中で12時間攪拌した後、ろ過することによりそのゼオ
ライトにリンを担持した。得られた粉末を乾燥し、焼成
を行いP担持ZSM−5(P/ZSM−5)を得た。さ
らに、P/ZSM−5を2.7Mの濃度の硝酸銀のアン
モニアを含むアルカリ性水溶液中で、12時間攪拌した
後、ろ過することによりそのゼオライトに銀を担持し
た。得られた粉末を乾燥し、焼成することにより吸着剤
を得た。この吸着剤を実施例1のようにコーティングを
行なった。さらに、この表層にPt/CeO2 、Rh/
Al2 3 を実施例1と同様に担持した。この吸着触媒
中に担持された銀は、3.9重量%、リンは、0.1重
量%。
【0035】実施例11 Si/2ALが30のH型ZSM−5ゼオライトの粉末
を、2.7Mの濃度の硝酸銀のアンモニアを含むアルカ
リ性水溶液中で、12時間攪拌した後、ろ過することに
よりそのゼオライトに銀を担持した。得られた粉末を乾
燥し、焼成を行いAg担持ZSM−5(Ag/ZSM−
5)を得た。さらに、Ag/ZSM−5を0.04Mの
濃度のピロリン酸ナトリウム水溶液中で12時間攪拌し
た後、ろ過することによりそのゼオライトにリンを担持
した。得られた粉末を乾燥し、焼成することにより吸着
剤を得た。この吸着剤を実施例のようにコーティングを
行った。さらに、その表層にPt/CeO2 、Rh/A
2 3 を実施例1と同様に担持した。この吸着触媒中
に担持された銀は、3.6重量%、リンは、0.1重量
%。
【0036】実施例12 H型ZSM−5(Si/2AL=30)を100部、シ
リカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を用い
て実施例1と同様にコーティングを行った。それを0.
04Mの濃度のピロリン酸ナトリウムと2.7Mの濃度
の硝酸銀のアンモニアを加えたアルカリ性水溶液中に1
0分間浸し、乾燥、焼成を行った。さらに、その表層に
Pt/CeO2 、Rh/Al2 3 を実施例1と同様に
担持した。この吸着触媒中に担持された銀は、2.3重
量%、リンは、0.1重量%。
【0037】実施例13〜25 実施例13の場合、実施例1において、2.7Mの硝酸
銀水溶液の代わりに0.4Mの硝酸銀水溶液を用いたこ
と以外は同様にして触媒を調製した。この吸着触媒中に
担持された銀は、1重量%、リンは、0.1重量%。
【0038】実施例14の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mの硝酸ビスマスを用いたこと以外は同様にして触媒を
調製した。この吸着触媒中に担持された銀は、3.8重
量%、ビスマスは0.1重量%。
【0039】実施例15の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mの酢酸アンチモンを用いたこと以外は同様にして触媒
を調製した。この吸着触媒中に担持された銀は、2.6
重量%、アンチモンは0.1重量%。
【0040】実施例16の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mのほう酸を用い、イオン交換液にアンモニアを加えな
いこと以外は同様にして触媒を調製した。この吸着触媒
中に担持された銀は、2.1重量%、ほう素は0.1重
量%。
【0041】実施例17の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mの硝酸マグネシウムを用い、イオン交換液にアンモニ
アを加えなかったこと以外は同様にして触媒を調製し
た。この吸着触媒中に担持された銀は、2.5重量%、
マグネシウムは0.1重量%。
【0042】実施例18の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mの硝酸カルシウムを用い、イオン交換液にアンモニア
を加えないこと以外は同様にして触媒を調製した。この
吸着触媒中に担持された銀は、2.4重量%、カルシウ
ムは0.1重量%。
【0043】実施例19の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mの硝酸ストロンチウムを用い、イオン交換液にアンモ
ニアを加えないこと以外は同様にして触媒を調製した。
この吸着触媒中に担持された銀は、2.6重量%、スト
ロンチウムは0.1重量%。
【0044】実施例20の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mの酢酸バリウムを用い、イオン交換液にアンモニアを
加えなかったこと以外は同様にして触媒を調製した。こ
の吸着触媒中に担持された銀は、2.6重量%、バリウ
ムは0.1重量%。
【0045】実施例21の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mの硝酸リチウムを用い、イオン交換液にアンモニアを
加えなかったこと以外は同様にして触媒を調製した。こ
の吸着触媒中に担持された銀は、2.4重量%、リチウ
ムは0.1重量%。
【0046】実施例22の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mの硝酸ナトリウムを用い、イオン交換液にアンモニア
を加えないこと以外は同様にして触媒を調製した。この
吸着触媒中に担持された銀は、2.5重量%、ナトリウ
ムは0.1重量%。
【0047】実施例23の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.08
Mの硝酸カリウムを用い、イオン交換液にアンモニアを
加えないこと以外は同様にして触媒を調製した。この吸
着触媒中に担持された銀は、2.6重量%、カリウムは
0.1重量%。
【0048】実施例24の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.04
Mの硫酸ルビジウムを用い、イオン交換液にアンモニア
を加えないこと以外は同様にして触媒を調製した。この
吸着触媒中に担持された銀は、2.6重量%、ルビジウ
ムは0.1重量%。
【0049】実施例25の場合、実施例1において、
0.04Mのピロリン酸ナトリウムの代わりに0.02
Mのピロリン酸ナトリウムと0.04Mの硝酸ビスマス
を用いたこと以外は同様にして触媒を調製した。この吸
着触媒中に担持された銀は、2.4重量%、リンは0.
05重量%、ビスマスは0.05重量%。
【0050】実施例26 Si/2ALが30のH型ZSM−5ゼオライトの粉末
を、0.04Mの濃度のピロリン酸ナトリウム(Na4
2 7 )と2.7Mの濃度の硝酸銀(AgNO3)のア
ンモニアを含むアルカリ性水溶液中で、12時間攪拌し
た後、ろ過することにより、そのゼオライトにリンと銀
を担持した。得られた粉末を乾燥し、焼成することによ
り吸着剤を得た。この吸着剤を30部、ZSM−5(S
i/2AL=700)30部、USY(Si/2AL=
14)40部、シリカゾル(固形分20%)65部、及
び水65部を磁性ポットに仕込み、以降は実施例1と同
様にして吸着触媒を調製した。この吸着触媒中に担持さ
れた銀は、1.1重量%、リンは、0.03重量%。
【0051】実施例27 Si/2ALが7のY型ゼオライトの粉末を、0.04
Mの濃度のピロリン酸ナトリウム(Na4 2 7 )と
2.7Mの濃度の硝酸銀(AgNO3)のアンモニアを含
むアルカリ性水溶液中で、12時間攪拌した後、ろ過す
ることにより、そのゼオライトにリンと銀を担持させ
た。得られた粉末を乾燥し、焼成することにより吸着剤
を得た。この吸着剤を30部、ZSM−5(Si/2A
L=700)30部、βゼオライト(Si/2AL=3
0)40部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び
水65部を磁性ポットに仕込み、以降は実施例1と同様
にして吸着触媒を調製した。この吸着触媒中に担持され
た銀は、1.2重量%、リンは、0.03重量%。
【0052】実施例28 Si/2ALが7のY型ゼオライトの粉末を、0.04
Mの濃度のピロリン酸ナトリウム(Na4 2 7 )と
2.7Mの濃度の硝酸銀(AgNO3 )のアンモニアを
含むアルカリ性水溶液中で、12時間攪拌した後、ろ過
することにより、そのゼオライトにリンと銀を担持し
た。得られた粉末を乾燥し、焼成することにより吸着剤
−1を得た。また、Si/2ALが約30のH型ZSM
−5ゼオライトの粉末を、0.04Mの濃度のピロリン
酸ナトリウム(Na4 2 7 )と2.7Mの濃度の硝
酸銀のアンモニアを含むアルカリ性水溶液中で、12時
間攪拌した後、ろ過することにより、そのゼオライトに
リンと銀を担持した。得られた粉末を乾燥し、焼成する
ことにより吸着剤−2を得た。次に吸着剤−1を20
部、吸着剤−2を20部、ZSM−5(Si/2AL=
700)30部、βゼオライト(Si/2AL=30)
30部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水6
5部を磁性ポットに仕込み、以降は実施例1と同様にし
て吸着触媒を調製した。この吸着触媒中に担持された銀
は、1.5重量%、リンは、0.04重量%。
【0053】実施例29 硫酸アルミニウム(18水塩)337.5g、硫酸(9
7%)362.5g、硝酸銅(3水塩)129.5g、
水7841ccを溶液としたものをA液とした。水ガラ
ス(J−珪酸ソーダ)5275.0g、水5000cc
を溶液としたものをB液とした。塩化ナトリウム98
7.5g、水2300ccを溶液としたものをC液とし
た。室温でC液を攪拌しながら、これにA液、B液を徐
々に滴下した後、25リットルのオートクレープに入れ
て回転数300ppmで攪拌しながら自己圧力下にて2
0時間反応させた。反応混合物を冷却した後、固形物を
ろ過分離した。ついで、前記固形物に280リットルの
水を加え水洗、ろ過を繰り返した。得られた固形物を1
20℃で一昼夜乾燥、550℃、4時間空気焼成し、1
200gの結晶性メタロシリケートを得た。X線回折測
定により結晶性メタロシリケートはMFI構造を持つ公
知のゼオライトZSM−5に構造的に類似していた。こ
の結晶性メタロシリケートの粉末を、実施例1における
H型ZSM−5ゼオライトの代わりに用いたこと以外は
同様にして触媒を調製したる。この吸着剤中に担持され
た銀は2.5重量%、リンは0.1重量%。
【0054】実施例30 実施例29における硝酸銅の代わりに硝酸ニッケル(6
水塩)155.9gを添加したこと以外は同様にして触
媒を調製した。この吸着剤中に担持された銀は2.4重
量%、リンは0.1重量%。
【0055】実施例31 実施例29における硝酸銅の代わりに硝酸マンガン(6
水塩)153.8gを添加したこと以外は同様にして触
媒を調製した。この吸着剤中に担持された銀は2.5重
量%、リンは0.1重量%。
【0056】実施例32 表層のPt/CeO2 の代わりに、Pd/CeO2 を用
い、さらにRh/Al 2 3 の代わりにPd/Al2
3 を用いた。他は、実施例1と同様に行なった。この吸
着剤中に担持された銀は2.5重量%、リンは0.1重
量%。
【0057】実施例33 表層のPt/CeO2 の代わりに、Pd/CeO2 を用
いたこと以外は実施例1と同様に行なった。この吸着剤
中に担持された銀は2.4重量%、リンは0.1重量
%。
【0058】実施例34 表層のアルミナを、Pdを担持したアルミナ粉末に置き
換えること以外は実施例1と同様にして行なった。この
吸着剤中に担持された銀は2.5重量%、リンは0.1
重量%。
【0059】実施例35 実施例1において、0.04Mのピロリン酸ナトリウム
の代わりに0.02Mのピロリン酸ナトリウムと0.0
4Mの硝酸ビスマスと0.02Mの硝酸カリウムを用い
たこと以外は同様にして触媒を調製した。この吸着触媒
中に担持された銀は、2.4重量%、リンは0.05重
量%、ビスマスは0.05重量%、カリウムは0.05
重量%。
【0060】実施例36 実施例1におけるSi/2ALが30のH型ZSM−5
ゼオライトを結晶性シリカアルミノフォスフェートSA
PO4−34(Si+P/2AL=4)に置き換えた以
外は同様にして触媒を調製した。この吸着触媒中に担持
された銀は、2.8重量%、リンは0.1重量%。
【0061】実施例37 実施例1においてSi/2ALが30のH型ZSM−5
ゼオライトを結晶性アルミノフォスフェートALPO4
−17(Si+P/2AL=6)に置き換えた以外は同
様にして触媒を調製した。この吸着触媒中に担持された
銀は、2.4重量%、リンは0.1重量%。
【0062】比較例1 実施例1における第一コート層の吸着剤だけを担持し、
表層の三元触媒層を担持しないこと以外は同様にして触
媒を調製した。この吸着触媒中に担持された銀は、7重
量%、リンは0.2重量%。
【0063】比較例2 実施例1において、ピロリン酸ナトリウムを加えないこ
と以外は同様にして触媒を調製した。この吸着触媒中に
担持された銀は、3.3重量%。
【0064】比較例3 実施例1における第一コート層の吸着剤をH型ZSM5
ゼオライト(Si/2AL=300)の粉末を用いるこ
と以外は同様にして触媒を調製した。この吸着触媒中に
担持された銀は、1.2重量%、リンは0.2重量%。
【0065】比較例4 実施例1における第一コート層の吸着剤をY型(Si/
2AL=40)の粉末を用いること以外は同様にして触
媒を調製した。この吸着触媒中に担持された銀は、1.
1重量%、リンは、0.2重量%。
【0066】比較例5 実施例1における第二コート層の三元触媒の総コート量
を5g/Lにしたこと以外は同様にして触媒を調製し
た。この吸着触媒中に担持された銀は、5.2重量%、
リンは、0.2重量%。
【0067】比較例6 実施例1における第二コート層の三元触媒の総コート量
を300g/Lにすること以外は同様にして触媒を調製
した。この吸着触媒中に担持された銀は、1.0重量
%、リンは0.2重量%。
【0068】試験例 実施例1〜37および比較例1〜6の各触媒について下
記急速耐久処理条件で急速耐久後次のような評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。 急速耐久処理条件 触媒入口排気ガス温度:700℃ エンジン:V型6気筒−3000cc 平均空燃費(A/F):約14.6 燃料:無鉛レギュラーガソリン(燃料カットあり) 処理時間:50H
【0069】エンジン評価条件 吸着触媒Aと三元触媒Bを用いたタンデム型吸着触媒を
使用して、下記評価条件でHC吸着・浄化特性評価(F
TP75Abag)を日産自動車(株)製車両(排気量3
L)を用いて行った。各吸着触媒Aの浄化特性は吸着触
媒未装着システム(触媒Bのみ)と性能比較を行った。
即ち、評価はエンジン始動時および昇温後のHCの吸着
浄化能を評価するためAbag 0〜505秒間のエミッシ
ョン低減率を測定した。なお評価に当たっては図1に示
すようにエンジン1のエギゾーストマニホールド2にプ
リ三元触媒3(0.5L)として白金が1.18g/
L、ロジウムが0.24g/L担持された触媒の急速耐
久処理品を配置し、吸着触媒A4(1.3L)の後に床
下三元触媒B5(1.3L)を装着した排ガス浄化装置
を用い、吸着触媒A未装着の場合と性能比較を行った。
評価結果を表1,2に示す。また各触媒の組成を表3,
4に示す。 モデルガス評価条件 評価装置:常圧固定流通式 触媒容量:0.03L 排気模擬ガス組成 プロピレン1000ppm,H2 O=10%,N2 =残
部 測定時間:5分間
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】
【表4】
【0074】
【発明の効果】本発明の自動車等の内燃機関から排出さ
れる排ガス浄化用炭化水素吸着触媒は、エンジン始動時
の排ガス浄化用触媒が十分機能できるほど温度の高くな
い時点での排ガス中の炭化水素を良好に吸着することが
できる。そして、エンジン始動から所定時間たって吸着
剤からHCの脱離が始まるころ、吸着剤の上に担持した
触媒層が機能し排ガスを浄化することができる。また、
炭化水素の脱離がピークに達した時点では後ろの排ガス
浄化触媒が十分に機能している。金属を担持していない
ゼオライトでは、炭素数2〜3の炭化水素を吸着するこ
とができなかったが、この吸着剤はエンジン始動時の吸
着が可能なため、浄化することができる。また、Agは
自動車用触媒として用いると、熱によりその担持効果が
減少するが、本発明の成分と同時に用いることにより、
劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例で用いた排ガス浄化装置の系統図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エキゾーストマニホールド 3 プリ三元触媒 4 吸着触媒A 5 床下三元触媒B
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/94 B01J 29/84 ZAB A 29/85 ZAB A (72)発明者 上久保 真紀 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 池田 卓弥 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 増田 剛司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)アルカリ金属、アルカリ土類金
    属、リン、ビスマス、アンチモンおよびほう素からなる
    群より選ばれた1〜3種の元素と、(2)銀と、(3)
    分子篩とを含有して構成された第一コート層の上に、セ
    リア及び/またはアルミナにPt,Pd及びRhからな
    る群より選ばれた少なくとも一種の貴金属を含有して構
    成された第二コート層を有することを特徴とする炭化水
    素吸着触媒。
  2. 【請求項2】 分子篩として結晶性アルミノシリケー
    ト、結晶性アルミノフォスフェート、結晶性シリカアル
    ミノフォスフェート、または結晶性メタロシリケートを
    用いたことを特徴とする炭化水素吸着触媒。
  3. 【請求項3】 結晶性アルミノシリケートとして、MF
    I型ゼオライト、BEA型ゼオライト、FAU型ゼオラ
    イト、MOR型ゼオライト、FER型ゼオライト、ER
    I型ゼオライト、LTL型ゼオライトおよびCHA型ゼ
    オライトからなる群より選ばれた少なくとも1種を用い
    たことを特徴とする請求項1または2記載の炭化水素吸
    着触媒。
  4. 【請求項4】 結晶性アルミノフォスフェートとして、
    ERI型ゼオライトを用いたことを特徴とする請求項1
    または2記載の炭化水素吸着触媒。
  5. 【請求項5】 結晶性シリカアルミノフォスフェートと
    して、CHA型ゼオライトおよび/またはFAU型ゼオ
    ライトを用いたことを特徴とする請求項1または2記載
    の炭化水素吸着触媒。
  6. 【請求項6】 結晶性メタロシリケートとして、MFI
    型ゼオライトを用いたことを特徴とする請求項1または
    2記載の炭化水素吸着触媒。
  7. 【請求項7】 分子篩中の銀の量が0.1〜15重量%
    であり、リン、アンチモン、ビスマス、ほう素、アルカ
    リ金属およびアルカリ土類金属からなる群より選ばれた
    1〜3種の元素の量が0.001〜5重量%であること
    を特徴とする炭化水素吸着触媒。
  8. 【請求項8】 第二コート層に担持された貴金属がPd
    単独またはPtとRh若しくはPdとRhの組合せであ
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つの項に
    記載の炭化水素吸着触媒。
  9. 【請求項9】 ハニカム状の基材に塗布またはハニカム
    状に成形したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    一つの項に記載の炭化水素吸着触媒。
JP04707094A 1994-03-17 1994-03-17 排ガス浄化用炭化水素吸着触媒 Expired - Fee Related JP3190780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04707094A JP3190780B2 (ja) 1994-03-17 1994-03-17 排ガス浄化用炭化水素吸着触媒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04707094A JP3190780B2 (ja) 1994-03-17 1994-03-17 排ガス浄化用炭化水素吸着触媒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07256114A true JPH07256114A (ja) 1995-10-09
JP3190780B2 JP3190780B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=12764911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04707094A Expired - Fee Related JP3190780B2 (ja) 1994-03-17 1994-03-17 排ガス浄化用炭化水素吸着触媒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3190780B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000135419A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Nissan Motor Co Ltd 排ガス浄化システム
JP2003154274A (ja) * 2001-11-21 2003-05-27 Hitachi Ltd 排ガス浄化触媒、排ガス浄化方法及び装置
JP2003290661A (ja) * 1997-08-20 2003-10-14 Nissan Motor Co Ltd 排気ガス浄化用触媒及び排気ガス浄化装置
JPWO2002068118A1 (ja) * 2001-02-26 2004-06-24 三菱自動車工業株式会社 排ガス浄化用触媒
US6927191B2 (en) 2001-08-03 2005-08-09 Mazda Motor Corporation Oxidation catalyst
JP2010031820A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Mazda Motor Corp 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化触媒装置
JP2012250149A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd 酸化燐含有金属担持結晶性シリコアルミノフォスフェート成型体触媒およびその製造方法
WO2015059904A1 (ja) * 2013-10-23 2015-04-30 マツダ株式会社 排気ガス浄化触媒装置及び排気ガス浄化方法
JP2015137604A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 マツダ株式会社 排気ガス浄化触媒装置及び排気ガス浄化方法
WO2017057736A1 (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 日立造船株式会社 排ガス浄化用触媒およびその製造方法
US9732648B2 (en) 2013-10-23 2017-08-15 Mazda Motor Corporation Catalyst device for exhaust gas purification and method for exhaust gas purification
JP6339306B1 (ja) * 2017-01-13 2018-06-06 三井金属鉱業株式会社 排気ガス浄化用組成物
JP6345372B1 (ja) * 2017-01-13 2018-06-20 三井金属鉱業株式会社 排気ガス浄化用組成物
WO2018131196A1 (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 三井金属鉱業株式会社 排気ガス浄化用組成物
WO2018131195A1 (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 三井金属鉱業株式会社 排気ガス浄化用組成物
JP2019089064A (ja) * 2014-01-23 2019-06-13 ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニーJohnson Matthey Public Limited Company ディーゼル酸化触媒及び排気系統
JP2021509087A (ja) * 2017-12-29 2021-03-18 ヒョンダイ モーター カンパニー 炭化水素除去システム

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003290661A (ja) * 1997-08-20 2003-10-14 Nissan Motor Co Ltd 排気ガス浄化用触媒及び排気ガス浄化装置
JP2000135419A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Nissan Motor Co Ltd 排ガス浄化システム
JPWO2002068118A1 (ja) * 2001-02-26 2004-06-24 三菱自動車工業株式会社 排ガス浄化用触媒
US6927191B2 (en) 2001-08-03 2005-08-09 Mazda Motor Corporation Oxidation catalyst
JP2003154274A (ja) * 2001-11-21 2003-05-27 Hitachi Ltd 排ガス浄化触媒、排ガス浄化方法及び装置
JP2010031820A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Mazda Motor Corp 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化触媒装置
JP2012250149A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd 酸化燐含有金属担持結晶性シリコアルミノフォスフェート成型体触媒およびその製造方法
US9732648B2 (en) 2013-10-23 2017-08-15 Mazda Motor Corporation Catalyst device for exhaust gas purification and method for exhaust gas purification
WO2015059904A1 (ja) * 2013-10-23 2015-04-30 マツダ株式会社 排気ガス浄化触媒装置及び排気ガス浄化方法
JP2015137604A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 マツダ株式会社 排気ガス浄化触媒装置及び排気ガス浄化方法
JP2019089064A (ja) * 2014-01-23 2019-06-13 ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニーJohnson Matthey Public Limited Company ディーゼル酸化触媒及び排気系統
US10821401B2 (en) 2014-01-23 2020-11-03 Johnson Matthey Public Limited Company Diesel oxidation catalyst and exhaust system
US11167246B2 (en) 2014-01-23 2021-11-09 Johnson Matthey Public Limited Company Diesel oxidation catalyst and exhaust system
WO2017057736A1 (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 日立造船株式会社 排ガス浄化用触媒およびその製造方法
JP6339306B1 (ja) * 2017-01-13 2018-06-06 三井金属鉱業株式会社 排気ガス浄化用組成物
JP6345372B1 (ja) * 2017-01-13 2018-06-20 三井金属鉱業株式会社 排気ガス浄化用組成物
WO2018131196A1 (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 三井金属鉱業株式会社 排気ガス浄化用組成物
WO2018131195A1 (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 三井金属鉱業株式会社 排気ガス浄化用組成物
US10688480B2 (en) 2017-01-13 2020-06-23 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Exhaust gas-purifying composition
JP2021509087A (ja) * 2017-12-29 2021-03-18 ヒョンダイ モーター カンパニー 炭化水素除去システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3190780B2 (ja) 2001-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6600046B2 (ja) 過渡NOx排気ガスを処理するための触媒
JP3190780B2 (ja) 排ガス浄化用炭化水素吸着触媒
EP0888815B1 (en) Adsorbent for ethylene, method for adsorbing and removing ethylene and method for purifying an exhaust gas
JPH0910601A (ja) 排気ガス浄化用触媒およびその製造方法
JP2013512086A5 (ja)
JP2800499B2 (ja) 炭化水素吸着材
EP0716877A1 (en) Catalytic purification of engine exhaust gas
JPH11179158A (ja) 小細孔多孔体を含む自動車排ガス浄化用の吸着材及び吸着体、これを用いた排ガス浄化システム及び排ガス浄化方法
JP3176146B2 (ja) 排ガス中の炭化水素類浄化用吸着材
JP3282344B2 (ja) 排気ガス浄化装置
JP3407901B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒、該触媒の製造方法、および排気ガス浄化方法
JPH07332073A (ja) 排気ガス浄化装置
JPH0899033A (ja) 炭化水素吸着剤
JP2957873B2 (ja) 炭化水素吸着剤
JPH08243397A (ja) 排気ガス浄化用触媒
JPH07144134A (ja) 排気ガス浄化用触媒
JP3695394B2 (ja) 排気ガス浄化装置および製造方法
JPH0810613A (ja) 自動車排ガス浄化用吸着材
JPH04293519A (ja) 排気ガス浄化用装置
JP3287873B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒
JPH09225265A (ja) 排気ガス浄化装置
JP2000202282A (ja) 自動車排ガス中の炭化水素吸着材
JP3197711B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒
JPH0957066A (ja) 排気ガス浄化用触媒
JPH0663392A (ja) 炭化水素吸着材

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080518

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees