JPH07255058A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH07255058A
JPH07255058A JP6045416A JP4541694A JPH07255058A JP H07255058 A JPH07255058 A JP H07255058A JP 6045416 A JP6045416 A JP 6045416A JP 4541694 A JP4541694 A JP 4541694A JP H07255058 A JPH07255058 A JP H07255058A
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light
imaging
signal
solid
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Shigetoshi Noda
重利 納田
Kakuji Kunii
嘉久治 国井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光路シフト部1により撮像光の光路を所定時
間毎に斜めにシフトしながら撮像信号形成部2に照射す
る。上記撮像信号形成部2は、例えば全周波数が14M
HZの撮像信号を形成してLPF3に供給する。上記L
PF3は、上記撮像信号から、伝送系のナイキスト周波
数である7MHZまでの信号成分を抽出してA/D変換
器4に供給する。上記A/D変換器4は、上記7MHZ
までの信号成分を有する撮像信号を14MHZのサンプ
リングパルスにより再サブナイキストサンプリングする
とともに、14MHZ以上の折り返し成分を除去して出
力する。 【効果】 上記LPF3からA/D変換器4までの伝送
帯域を7MHZに軽減することができるうえ、上記再サ
ブナイキストサンプリングにより全14MHZの撮像信
号を再生して高解像度化された撮像信号を出力すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハイビジョン対
応型のカメラ装置や該ハイビジョン対応型のビデオカメ
ラ装置等に設けて好適な固体撮像装置に関し、特に、い
わゆる3板式の受光部に、撮像光を所定分斜めにシフト
しながら撮像を行うとともに、この撮像信号に再サブナ
イキストサンプリング処理を施して出力することによ
り、撮像信号の高解像度化等を図った固体撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、赤色(R)用の固体撮像素子(C
CDイメージセンサ),緑色(G)用のCCDイメージ
センサ及び青色(B)用のCCDイメージセンサを有す
る、いわゆる3板式の固体撮像装置が知られている。
【0003】この固体撮像装置は、図11に示すような
構成を有しており、撮像光は、撮像レンズ100及びオ
プティカルローパスフィルタ(OPLPF)101を介
してダイクロイックプリズム102に入射される。上記
ダイクロイックプリズム102は、上記撮像光を3分割
して出射する。この3分割された撮像光は、それぞれ各
色用フィルタ103R,103G,103Bに入射され
る。上記各色用フィルタ103R,103G,103B
は、上記入射された撮像光からRの撮像光のみ,Gの撮
像光のみ,Bの撮像光のみを抽出して出射する。この各
色の撮像光は、それぞれ各色用CCDイメージセンサ1
04R,104G,104Bに照射される。
【0004】上記各色用CCDイメージセンサ104
R,104G,104Bは、高解像度の撮像信号を形成
すべく、図12に示すように、R用CCDイメージセン
サ104R及びB用CCDイメージセンサ104Bが同
じ位置の撮像光を受光するように設けられているのに対
し、G用CCDイメージセンサ104Gは、上記R用,
B用CCDイメージセンサ104R,104Bが受光す
る撮像光の中間の撮像光を受光するように設けられてい
る。
【0005】上記各色用CCDイメージセンサ104
R,104G,104Bは、それぞれ各色の撮像光を受
光して光電変換を行うことにより、各色の撮像信号を形
成して出力する。この各色の撮像信号は、それぞれLP
F105〜107に供給される。また、上記各色の撮像
信号のうち、Rの撮像信号及びGの撮像信号は、それぞ
れディテール形成回路108に供給される。
【0006】上記各色の撮像信号は、図13(a)に実
線で示すように例えば14MHZの周波数帯域を有して
いるが、同図(a)中左斜線で示すようにR,Bの撮像
信号と同相の折り返し成分が生じている。また、上述の
ように、上記G用のCCDイメージセンサ104Gは、
上記R用,B用CCDイメージセンサ104R,104
Bが受光する撮像光の中間の撮像光を受光するように設
けられていることから、上記R,Bの撮像信号と同相の
折り返し成分とは逆相の、図13(a)中右斜線で示す
ようなGの撮像信号の折り返し成分が生じている。この
ような折り返し成分が生じているにも関わらず、上記1
4MHZの周波数帯域をそのまま抽出する、該折り返し
成分のために解像度が劣化してしまう。
【0007】このため、上記各LPF105〜107と
しては、図13(b)に示すような折り返し成分の影響
が少ない帯域を抽出する特性を有するものが設けられ
る。上記各LPF105〜107は、上記各色の撮像信
号から上記折り返し成分の影響が少ない帯域を抽出し、
これを加算器110〜111に供給する。
【0008】一方、上記LPF105〜107で抽出さ
れた撮像信号は高域分が欠損したものであるため、画像
の輪郭にボケを生ずる。このため、上記ディテール形成
回路108は、上記R,Gの撮像信号から輪郭を強調す
るためのディテール信号を形成し、これをバンドパスフ
ィルタ(BPF)109に供給する。なお、このディテ
ール信号は、上記R,Gの撮像信号から形成されるた
め、モノクロの信号となる。上記BPF109は、図1
3(c)に示すように各撮像信号のうち、上記LPF1
05〜107でカットされた帯域から所定分の高域の撮
像信号を抽出し、このディテール信号を上記各加算器1
10〜112に供給する。
【0009】上記各加算器110〜112は、上記LP
F105〜107からの撮像信号と上記ディテール信号
とを加算処理することにより、図13(d)に示すよう
な各色用の撮像信号を形成し、これを各出力端子113
R,113G,113Bを介して出力する。
【0010】上述のように、上記G用CCDイメージセ
ンサ104Gは、上記R用,B用CCDイメージセンサ
104R,104Bの中間位置の撮像光を受光するよう
に設けられている。このため、水平(H)方向にみてR
GBの各撮像信号が揃うかたちとすることができ、高解
像度化された撮像信号を形成して出力することができ
る。
【0011】ここで、上記Rの撮像信号及び上記Gの撮
像信号が同レベルのとき(モノクロや黄色のとき)は、
高解像度な撮像信号を形成して出力することができる
が、その他の場合は、通過全帯域(直流から最大帯域=
10MHZ等)に折り返し成分が発生する。この折り返
し成分の影響は、光学系のMTF(Modulation Transfe
r Function)が右下がりの特性であるため、7MHZの
帯域付近が特に顕著となるが、数MHz以下の低域へも
折り返されるため、画質を大きく劣化させる。このた
め、従来の固体撮像装置は、低域への折り返し成分が減
少するように、上記撮像レンズ100とダイクロイック
プリズム102との間にOPLPF101を設け、該折
り返し成分の悪影響を軽減するようにしていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
固体撮像装置は、上記OPLPF101を設けて上記折
り返し成分の悪影響を軽減するようにしているうえ、上
記各LPF105〜107で折り返し成分の影響を少な
い帯域の撮像信号を抽出し、この撮像信号に上記モノク
ロのディテール信号を加算するようにしていたため、高
域がカットされる分解像度が劣化する問題があった。具
体的には、水平解像度が最大でも800本程度の解像度
しか得ることができなかった。このため、いわゆる高品
位テレビジョンに対応することができなかった。
【0013】また、上記G用CCDイメージセンサ10
4Gが、上記R用,B用CCDイメージセンサ104
R,104Bの中間位置の撮像光を受光するように設け
られており、H方向にはRGBの各撮像信号が揃って解
像度を向上させることができるが、図 に示すように垂
直(V)方向には、RB,RB,RB・・・、G,G,
G・・・のように同じ色の撮像信号しか揃えることがで
きず、垂直解像度が劣化する問題があった。
【0014】また、上記G用CCDイメージセンサ10
4Gが、上記R用,B用CCDイメージセンサ104
R,104Bの中間位置の撮像光を受光するように設け
ることは1μ以下の取り付け精度を必要とするため、こ
の取り付け精度を維持するのが大変困難であった。
【0015】本発明は、上述のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、折り返し成分の悪影響を軽減して高域
をカットすることなく全帯域の撮像信号を出力するとと
もに、水平解像度及び垂直解像度の向上を図ることによ
り高品位テレビジョンに対応可能とすることができ、ま
た、3板式CCDイメージセンサの各受光部の取り付け
精度を軽減することができるような固体撮像装置の提供
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像装
置は、照射される撮像光のうち赤色の撮像光を受光しこ
の撮像光に応じた赤色用の撮像信号を形成して出力する
赤色用受光素子,上記撮像光のうち青色の撮像光を受光
しこの撮像光に応じた青色用の撮像信号を形成して出力
する青色用受光素子及び上記撮像光のうち緑色の撮像光
を受光しこの撮像光に応じた緑色用の撮像信号を形成し
て出力する緑色用受光素子からなる受光手段と、上記受
光素子に照射する撮像光の光路を所定時間毎に、水平方
向に1画素ピッチ分且つ垂直方向に1/2画素ピッチ分
シフトする光路シフト手段とを有する。
【0017】また、上記受光手段からの各撮像信号が有
する全周波数のうち、所定周波数以下の周波数成分を抽
出して出力するローパスフィルタと、上記ローパスフィ
ルタにより抽出された各撮像信号を、上記受光手段から
の各撮像信号が有する全周波数のナイキスト周波数のサ
ンプリングパルスでサンプリングするとともに、このサ
ンプリングにより形成された各撮像信号から上記ナイキ
スト周波数の周波数成分を除去して出力する再サブナイ
キストサンプリング手段とを有する。
【0018】また、本発明に係る固体撮像装置は、上記
受光手段として、上記赤色用受光素子及び青色用受光素
子が同じ位置の撮像光を空間サンプリングし、上記緑色
用受光素子が、上記赤色用受光素子及び青色用受光素子
の空間サンプリング位置から水平方向に1/2画素ピッ
チ分ずれた位置の撮像光を空間サンプリングするものを
有する。
【0019】また、本発明に係る固体撮像装置は、上記
受光手段として、上記各色用受光素子がそれぞれ同じ位
置の撮像光を空間サンプリングするものを有する。
【0020】また、本発明に係る固体撮像装置は、上記
光路シフト手段として、上記撮像光のうち第1の偏光方
向の撮像光のみを透過する偏光板と、所定時間毎にオン
オフされる電圧に応じて、上記偏光板からの第1の偏光
方向の撮像光をそのまま出射し、また、上記偏光板から
の第1の偏光方向の撮像光を、第1の偏光方向と直交す
る第2の偏光方向の撮像光に変換して出射する電圧駆動
型の液晶板と、上記液晶板から第1の偏光方向の撮像光
が入射されたときには、該第1の偏光方向の撮像光の光
路を変えることなくそのまま上記各色用撮像素子に照射
し、上記液晶板から第2の偏光方向の撮像光が入射され
たときには、該第2の偏光方向の撮像光の光路を所定分
シフトして上記各色用撮像素子に照射する水晶板とから
構成されるものを有する。
【0021】上記偏光板,液晶板及び水晶板は、上記第
2の偏光方向の撮像光の光路を1画素ピッチ分斜めにシ
フトするように位置調整されている。
【0022】また、本発明に係る固体撮像装置は、上記
ローパスフィルタとして、伝送系のナイキスト周波数以
下の各撮像信号を抽出して出力する理想ローパスフィル
タを有する。
【0023】或いは、上記ローパスフィルタとして、上
記各撮像信号を、伝送系のナイキスト周波数の前後にか
けて徐々にカットオフして出力する対称ローパスフィル
タを有する。
【0024】或いは、上記ローパスフィルタは、伝送系
のナイキスト周波数以上で所定周波数以下の各撮像信号
を抽出して出力するナイキストオーバーローパスフィル
タを有する。
【0025】
【作用】本発明に係る固体撮像装置は、光路シフト手段
で撮像光を、所定時間毎に斜めにシフトしながら受光手
段に照射する。
【0026】上記光路シフト手段は、具体的には、偏光
板と、電圧駆動型の液晶板と水晶板とを、撮像光の光軸
上に順に設けることにより形成されており、全体で上記
撮像光を水平方向に1画素ピッチ分且つ垂直方向に1/
2画素ピッチ分シフト(斜めシフト)するようになって
いる。
【0027】すなわち、上記偏光板は、上記撮像光のう
ち第1の偏光方向の撮像光(例えば、偏光方向が水平方
向の撮像光=H偏光成分)のみを透過する。このH偏光
成分は、上記液晶板に照射される。
【0028】なお、上記偏光板として、上記H偏光成分
と直交する垂直方向の偏光成分(V偏光成分)のみを透
過するものを設けてもよい。
【0029】上記液晶板には、例えば1/2フィールド
毎に電圧がオンオフされ、該電圧がオフのときには、上
記H偏光成分の撮像光をそのまま出射するが、電圧がオ
ンされたときには上記H偏光成分の撮像光をV偏光成分
の撮像光に変換して出射する。
【0030】なお、上記液晶板は、これとは逆に、電圧
がオンのときには、上記H偏光成分の撮像光をそのまま
出射し、電圧がオフのときには上記H偏光成分の撮像光
をV偏光成分の撮像光に変換して出射するものを設けて
もよい。
【0031】上記液晶板からの上記H偏光成分の撮像光
及びV偏光成分の撮像光は、それぞれ水晶板に照射され
る。
【0032】上記水晶板は、上記H偏光成分の撮像光が
入射されると、これを常光としてその光路をシフトする
ことなくそのまま出射し、上記V偏光成分の撮像光が入
射されると、これを異常光としてその光路を水平方向に
1画素ピッチ分且つ垂直方向に1/2画素ピッチ分シフ
ト(すなわち、斜めにシフト)して出射する。この水晶
板からの撮像光は上記受光手段に照射される。
【0033】上述のように、上記光路シフト手段は、全
体で上記撮像光の光路を水平方向に1画素ピッチ分且つ
垂直方向に1/2画素ピッチ分シフトするように調整さ
れている。このため、上記受光手段には、例えば1/2
フィールド毎に常光及び異常光が照射され、最初の1/
2フィールドは上記常光による撮像光で形成され、次の
1/2フィールドは異常光により、上記常光で形成され
る画像の画素間を補間する撮像光で形成されることとな
る。
【0034】次に、上記受光手段は、いわゆる3板式の
CCDイメージセンサであり、赤色用受光素子で上記撮
像光のうち赤色の撮像光を受光し、青色用受光素子で上
記撮像光のうち青色の撮像光を受光し、緑色用受光素子
で上記撮像光のうち緑色の撮像光を受光する。
【0035】また、上記各色用受光素子は、上記赤色用
受光素子及び青色用受光素子とが同じ空間サンプリング
位置となり、上記緑色用受光素子が、上記赤色用受光素
子及び青色用受光素子の空間サンプリング位置から水平
方向に1/2画素ピッチ分ずれた空間サンプリング位置
となるように各色用受光素子のレジストレーションが調
整されている。
【0036】このため、上述のように1/2フィールド
毎に光路を斜めにシフトした撮像光を上記受光手段に照
射すると、1フィールドの画像は、水平方向に見てR
B,G,RB,G・・・の撮像信号で形成され、垂直方
向に見てRB,G,RB,G・・・の撮像信号で形成さ
れる。すなわち、水平方向及び垂直方向とも、RGBの
各撮像信号が揃った形とすることができる。
【0037】従って、上記光路シフトにより、擬似的に
水平ライン数を2倍として水平解像度を向上させること
ができるうえ、垂直方向にみて垂直ライン毎にRGBの
各撮像信号を揃えて垂直解像度を向上させることができ
る。
【0038】次に上記各色用撮像信号は、それぞれロー
パスフィルタに供給される。このローパスフィルタは、
例えば理想ローパスフィルタであり、上記各撮像信号の
うち、該各撮像信号が有する全周波数の1/2のナイキ
スト周波数以下の信号成分を抽出し、これを再サブナイ
キストサンプリング手段に供給する。具体的には、上記
各撮像信号が14MHZの帯域を有しているとすると伝
送系のナイキスト周波数は7MHZであるため、上記ロ
ーパスフィルタは、上記7MHZまでの信号成分を抽出
し、これを上記再サブナイキストサンプリング手段に供
給する。
【0039】上記再サブナイキストサンプリング手段
は、上記ローパスフィルタからの各撮像信号を、伝送系
のナイキスト周波数の2倍のサンプリングパルスでサン
プリングするとともに、このサンプリングにより形成さ
れた各撮像信号から上記ナイキスト周波数の2倍以上の
周波数成分を除去して出力する。
【0040】具体的には、光学系の帯域が14MHZと
すると伝送系のナイキスト周波数は7MHZであるた
め、上記再サブナイキストサンプリング手段は、上記1
4MHZのサンプリングパルスを用いて、上記ローパス
フィルタからの7MHZの周波数帯域を有する各撮像信
号をサンプリングする(再サブナイキストサンプリン
グ)。
【0041】上記ローパスフィルタで7MHZまでの周
波数帯域を抽出すると、この7MHZの周波数成分の中
には、上記各撮像信号の全周波数帯域である14MHZ
を境にして発生する折り返し成分が含まれている。この
折り返し成分を含む7MHZの撮像信号を、上記再サブ
ナイキストサンプリング手段により14MHZのサンプ
リングパルスでサンプリングすると、該7MHZを境に
して上記折り返し成分が折り戻され、全14MHZの撮
像信号が再生されることとなる。
【0042】なお、この再サブナイキストサンプリング
により、上記14MHZを境にして該14MHZまでの
周波数成分の折り返し成分が発生する。このため、上記
14MHZ以上の周波数成分を除去することにより、折
り返し成分の発生していない全14MHZの周波数成分
のみを抽出して出力することができる。
【0043】上述のように、上記光路シフト手段による
光路シフトで高解像度化された撮像信号を形成すること
ができるうえ、この撮像信号を、上記再サブナイキスト
サンプリング手段により、高域をカットすることなく全
周波数帯域を再生して出力することができるため、さら
に高解像度化された撮像信号を出力することができ、高
品位テレビジョン受像機に対応可能とすることができ
る。
【0044】また、上記撮像信号を上記ローパスフィル
タにより、全周波数帯域の1/2の周波数帯域として上
記再サブナイキストサンプリング手段に供給できるた
め、該ローパスフィルタから再サブナイキストサンプリ
ング手段までの伝送帯域を例えば半分の7MHZに軽減
することができる。このため、例えば上記ローパスフィ
ルタ以前の手段を撮像側とし、この撮像側と、以下に説
明する上記ローパスフィルタ以後の手段を設けた例えば
ビデオテープレコーダ装置等とをケーブルを介して接続
する場合、このケーブルの伝送帯域を軽減することがで
きる。
【0045】次に、本発明に係る固体撮像装置は、上記
各撮像信号を、伝送系のナイキスト周波数の前後にかけ
て徐々にカットオフして出力する対称ローパスフィルタ
により、上記7MHZ近辺の各撮像信号の信号成分を抽
出する。
【0046】このようなローパスフィルタは、例えば上
記理想ローパスフィルタのように、上記7MHZ以上の
周波数帯域を正確にカットオフするように精密に設計す
る必要がないため、簡単且つ安価に作製することがで
き、当該固体撮像装置のローコスト化に貢献することが
できる。
【0047】次に、本発明に係る固体撮像装置は、伝送
系のナイキスト周波数以上で所定周波数以下の各撮像信
号を抽出して出力するナイキストオーバーローパスフィ
ルタにより、上記7MHZ以上14MHZ以下(例えば
10MHZまで)の各撮像信号の信号成分を抽出する。
【0048】これにより、上記7MHZから10MHZ
までの周波数成分を高域強調信号として、上記再サブナ
イキストサンプリング手段により再生された14MHZ
の撮像信号に重畳することができ、より高解像度な撮像
信号を出力することができる。
【0049】なお、上記受光手段として、上記各色用受
光素子がそれぞれ同じ空間サンプリング位置のものを用
いてもよい。
【0050】この場合、1フィールドの画像を、水平方
向に見てRGB,RGB,RGB・・・の撮像信号で形
成し、垂直方向に見てRGB,RGB,RGB・・・の
撮像信号で形成することができる。すなわち、水平方向
及び垂直方向とも、RGBの各撮像信号が揃った形とす
ることができる。
【0051】従って、上記光路シフトにより画素間を補
間した画像を形成することができるうえ、水平方向及び
垂直方向ともRGBの各撮像信号を揃えて水平解像度及
び垂直解像度の向上を図ることができる。
【0052】また、上記各色用受光素子がそれぞれ同じ
空間サンプリング位置となるように、該各色用受光素子
のレジストレーションが調整されている受光手段は、上
記緑色用の受光素子のみ1/2画素ピッチ分水平方向に
空間サンプリング位置がずれるようにレジストレーショ
ンの調整のされている受光手段のように、精密なレジス
トレーションの調整精度は必要がない。このため、上記
受光手段として、上記各色用受光素子がそれぞれ同じ空
間サンプリング位置となるように、該各色用受光素子の
レジストレーションが調整されているものを用いること
により、上記レジストレーションの調整精度を軽減する
ことができる。
【0053】
【実施例】以下、本発明に係る固体撮像装置の好ましい
実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0054】本発明に係る第1の実施例の固体撮像装置
は、図1に示すように撮像光の光路を所定の時間毎にシ
フトする光路シフト部1と、上記光路シフト部1からの
撮像光を受光して赤色(R),緑色(G),青色(B)
の3原色の撮像信号を形成する撮像信号形成部2と、上
記撮像信号形成部2からの各撮像信号から所定の信号成
分を抽出するローパスフィルタ(LPF)3と、再サブ
ナイキストサンプリングタイミング回路7の制御に基づ
いて、上記LPF3からの各撮像信号に後に説明する再
サブナイキストサンプリング処理を施すA/D変換器4
と、上記A/D変換器4からの撮像信号を合成して出力
する合成メモリ5と、上記合成メモリ5からの撮像信号
をアナログ化して出力するD/A変換器6とで構成され
ている。
【0055】上記光路シフト部1は、入射される撮像光
のうち水平(H)方向の撮像光を透過する偏光板10
と、電圧のオンオフにより入射される撮像光の偏光方向
を回転させて出射する液晶板11と、撮像レンズ12
と、H方向の撮像光は常光として光路をシフトせずその
まま出射し、垂直(V)方向の撮像光のみ異常光として
その光路を例えば水平方向に1画素ピッチ分且つ垂直方
向に1/2画素ピッチ分シフト(斜めシフト)して出射
する水晶板13と、入射される撮像光を円偏光化して出
射する位相差板14とを、撮像光の光軸上に順に設ける
ことにより構成されている。
【0056】なお、上記光路シフト部1は、上記偏光板
10,液晶板11,水晶板13で上記V方向の撮像光を
斜めにシフトするように、該各部10,11,13が位
置調整されている。
【0057】上記撮像信号形成部2は、上記光路シフト
部1からの撮像光を3分割して出射するダイクロイック
プリズム15と、上記3分割された撮像光のうちR成
分,G成分及びB成分のみをそれぞれ抽出するRフィル
タ16R,Gフィルタ16G及びBフィルタ16Bと、
上記各フィルタ16R,16G,16Bで抽出された撮
像光を受光するR用固体撮像素子(CCDイメージセン
サ)17R,G用CCDイメージセンサ17G,B用C
CDイメージセンサ17Bとで構成されている。
【0058】また、上記各CCDイメージセンサ17
R,17G,17Bは、図2(a)に示すように、R用
CCDイメージセンサ17R及びB用CCDイメージセ
ンサ17Bが同じ位置の撮像光を受光するように設けら
れているのに対し、G用CCDイメージセンサ17G
は、上記R用,B用CCDイメージセンサ17R,17
Bが受光する撮像光の中間の撮像光を受光するように設
けられている。
【0059】上記LPF3は、上記各CCDイメージセ
ンサ17R,17G,17Bから得られる撮像信号の周
波数帯域が例えば14MHZであるとすると、伝送系の
ナイキスト周波数である7MHZ丁度までの撮像信号を
抽出する特性を有する理想LPFとなっている。
【0060】次に、この第1の実施例に係る固体撮像装
置の動作説明をする。まず、撮像が開始されると、図示
しないアイリスを介して撮像光が偏光板10に照射され
る。上記偏光板10は、上記撮像光のち偏光方向がH方
向の撮像光のみ透過する。このH方向の撮像光は液晶板
11に入射される。
【0061】上記液晶板11は、例えば電圧がオンされ
たときにはH方向の撮像光をそのまま透過し、電圧がオ
フされたときには上記H方向の撮像光の偏光方向をV方
向に変換して出射する。
【0062】具体的には、上記液晶板11への電圧のオ
ンオフは、スイッチ11aのオンオフに応じて行われる
ようになっており、上記スイッチ11aには入力端子1
1bを介して、図示しないタイミング制御回路からの制
御パルスが、例えば奇数フィールドのみ供給されるよう
になっている。このため、上記液晶板11からは、奇数
フィールドではH方向の撮像光が出射され、偶数フィー
ルドではV方向の撮像光が出射されることとなる。
【0063】この1フィールド毎に出射されるH方向の
撮像光及びV方向の撮像光は、撮像レンズ12を介して
水晶板13に入射される。
【0064】上記水晶板13は、上記H方向の撮像光が
入射されると、これを常光としてその光路をシフトせず
に出射し、上記V方向の撮像光が入射されると、これを
異常光としてその光路を例えば1/2画素ピッチ分シフ
トして出射する。
【0065】上述のように、上記偏光板10,液晶板1
1,水晶板13は、上記異常光(上記水晶板13に入射
されるV方向の撮像光)を1/2画素ピッチ分斜めにシ
フトするように設けられている。このため、上記水晶板
13からは、奇数フィールドには上記水晶板13におい
てシフトのされない撮像光(常光)が出射され、偶数フ
ィールドには上記水晶板13においてその光路が水平方
向に1画素ピッチ分且つ垂直方向に1/2画素ピッチ分
シフト(斜めシフト)された撮像光(異常光)が出射さ
れることとなる。
【0066】この水晶板13からの撮像光は、位相差板
14により円偏光化され、ダイクロイックプリズム15
に入射される。
【0067】上記ダイクロイックプリズム15は、上記
位相差板14からの撮像光を3分割して出射する。この
3分割された撮像光は、それぞれRフィルタ16R,G
フィルタ16G,Bフィルタ16Bに入射される。上記
各フィルタ16R,16G,16Bは、入射される撮像
光のうち、それぞれRの撮像光,Gの撮像光,Bの撮像
光を抽出して各色用CCDイメージセンサ17R,17
G,17Bに照射する。
【0068】上記各色用CCDイメージセンサ17R,
17G,17Bは、それぞれ上記各色の撮像光を受光し
てR用撮像信号,G用撮像信号及びB用撮像信号を形成
して出力する。
【0069】上述のように、上記水晶板13からは、1
フィールドおきに、その光路が斜めシフトされた撮像光
が出射される。また、上記各CCDイメージセンサ17
R,17G,17Bは、R用CCDイメージセンサ17
R及びB用CCDイメージセンサ17Bが同じ位置の撮
像光を受光するように設けられているのに対し、G用C
CDイメージセンサ17Gは、上記R用,B用CCDイ
メージセンサ17R,17Bが受光する撮像光の中間の
撮像光を受光するように設けられている。
【0070】このため、1フレームの画像は、図2
(a)に示すようにH方向にみて各ラインの画素がR
B,G,RB,G・・・で形成される奇数フィールドの
画像と、同図(b)に示すように上記奇数フィールドの
画像のライン間を補間し、かつ、上記RB画素の下にG
画素が位置するように、また、G画素の下にRB画素が
位置するように上記斜めシフトされた偶数フィールドの
画像とで形成されることとなる。
【0071】従って、上記1フレームの画像を、図2
(c)に示すように水平ライン間を補間するとともに、
垂直方向にみてRGBの各画素を揃えたものとすること
ができ(図中右斜線参照)、水平解像度及び垂直解像度
の向上を図った高解像度な画像とすることができる。こ
の各色用の撮像信号は、それぞれLPF3に供給され
る。
【0072】ここで、上記各CCDイメージセンサ17
R,17G,17Bから出力される撮像信号が14MH
Zの周波数帯域を有するとすると、該各CCDイメージ
センサ17R,17G,17Bから出力される撮像信号
のうち、上記光路シフトを行わないで形成された撮像信
号は、図4(a)に実線で示すように0〜14MHZの
周波数帯域と、14MHZ〜28MHZの折り返し成分
の周波数帯域とを有するスペクトル(N)となる。
【0073】また、上記光路シフトを行って形成された
撮像信号は、上述の光路シフト処理が施されているた
め、その位相は上記光路シフトを行わないで形成された
撮像信号の位相よりも半周期分ずれており、図4(a)
に点線で示すように上記光路シフトを行わないで形成さ
れた撮像信号のスペクトル(N)とは対称的なスペクト
ル(S)となる。
【0074】従って、上記光路シフトを行わない撮像信
号のスペクトル(N)と、光路シフトを行った撮像信号
のスペクトル(S)の合成スペクトル(NS)は、図4
(a)に一点鎖線で示すように上記スペクトル(N)に
対して位相が半周期分ずれたかたちのスペクトルとな
る。
【0075】上記LPF3は、図3に示すように全14
MHZの周波数帯域を有する上記各撮像信号から、伝送
系のナイキスト周波数である7MHZ丁度までの周波数
帯域を抽出する特性を有している。このため、上記LP
F3からは、図4(b)に示すように上記7MHZの周
波数帯域までの、スペクトル(N),スペクトル(S)
及び合成スペクトル(NS)の撮像信号が出力されるこ
ととなる。この撮像信号は、A/D変換器4に供給され
る。
【0076】上記A/D変換器4は、再サブナイキスト
サンプリングタイミング回路7からの14MHZのサン
プリングパルスにより、上記7MHZまでの周波数帯域
の撮像信号をサンプリング(再サブナイキストサンプリ
ング)することにより、該撮像信号をデジタル化して撮
像データを形成し、これを合成メモリ5に供給する。
【0077】この再サブナイキストサンプリングによ
り、図4(c)に示すように上記7MHZの周波数帯域
を有する撮像データの、上記スペクトル(N),スペク
トル(S)及び合成スペクトル(NS)の折り返し成分
が発生し、同図(a)に示した撮像信号と同じスペクト
ルを有する撮像データが再生される。この際、上記スペ
クトル(N)の撮像データは、このスペクトル(N)の
撮像データに対して逆相として現れる上記スペクトル
(S)の撮像データによりキャンセルされる。
【0078】このため、この再サブナイキストサンプリ
ング処理を行った時点では、0MHZ〜14MHZの周
波数帯域を有する上記合成スペクトル(NS)の撮像デ
ータ、及び、14MHZ〜28MHZの周波数帯域を有
する撮像データ、上記0MHZ〜14MHZの周波数帯
域を有する撮像データの折り返し成分の撮像データのみ
が残ることとなる。
【0079】上記光路シフトを行うことにより、信号位
相がπずれによる負の特性成分を発生する。従って、元
の撮像信号と合成することにより、スペクトルの折り込
みと折り返し再生を可能とすることができる。
【0080】上記合成メモリ5は、上記A/D変換器4
からの撮像データに補間処理等を施すが、その出力段に
には0MHZ〜14MHZまでの周波数帯域を抽出する
LPFが設けられており、このLPFにより図4(d)
に示すように上記14MHZ〜28MHZの周波数帯域
を有する折り返し成分の撮像データをカットし、0MH
Z〜14MHZの周波数帯域を有する合成スペクトルの
撮像データのみを抽出し、これをD/A変換器6に供給
する。
【0081】上記D/A変換器6は、上記0MHZ〜1
4MHZの周波数帯域を有する各色の撮像データをアナ
ログ化することにより各色の撮像信号を形成し、これら
を出力端子18R,18G,18Bを介してそれぞれ出
力する。
【0082】上述のように、上記各CCDイメージセン
サ17R,17G,17Bから出力される撮像信号は、
撮像光の光路斜めシフトにより高解像度化された撮像信
号であるうえ、上記LPF3により7MHZの周波数帯
域に制限しても、上記再サブナイキストサンプリング処
理により14MHZの周波数帯域の撮像信号を再生する
ことができる。このため、最終的に出力する撮像信号の
高域をカットすることなく、完全な周波数帯域のまま出
力することができる。従って、いわゆるHDテレビジョ
ン受像機に対応可能な撮像信号を出力することができ
る。
【0083】また、上記LPF3で抽出する周波数帯域
を7MHZとしても、上記再サブナイキストサンプリン
グ処理により14MHZ(元の周波数)の撮像信号を再
生することができるため、該LPF3から出力される撮
像信号の伝送帯域を軽減することができる。このため、
例えば上記LPF3からの撮像信号をそのままビデオテ
ープレコーダ装置で記録したり、他の信号処理装置に伝
送する場合等に伝送ラインの伝送帯域を軽減することが
でき有効なものとすることができる。
【0084】上記各出力端子18R,18G,18Bを
介して出力される各撮像信号のうちRの撮像信号は、図
5に示す加算器21及びディテール形成回路20に供給
され、Gの撮像信号は加算器22及び上記ディテール形
成回路20に供給され、Bの撮像信号は加算器23に供
給される。
【0085】上記ディテール形成回路20は、上記Rの
撮像信号及びGの撮像信号から14MHZの周波数帯域
を有する輪郭強調用のディテール信号を形成し、これを
バントパスフィルタ(BPF)25に供給する。
【0086】上記BPF25は、例えば7MHZを中心
としてその前後所定分の周波数帯域を抽出する特性を有
している。このため、上記BPF25は、上記14MH
Zの周波数帯域を有するディテール信号のうち、例えば
7MHZを中心としてその前後所定分の周波数帯域を抽
出し、これを上記各加算器21〜23に供給する。
【0087】上記加算器21は、上記Rの撮像信号に上
記ディテール信号を加算処理し、上記加算器22は、上
記Gの撮像信号に上記ディテール信号を加算処理し、上
記加算器23は、上記Bの撮像信号に上記ディテール信
号を加算処理する。
【0088】上述のように、上記各撮像信号は14MH
Zの全周波数帯域が再生されて出力されるため、この各
撮像信号に上記ディテール信号を加算処理することによ
り、図4(e)に示すように上記7MHZ近辺に輪郭強
調のためのディテール信号が加算された各撮像信号が形
成され、さらに高解像化された撮像信号を形成すること
ができる。
【0089】この各撮像信号は、各出力端子24R,2
4G,24Bを介して、例えば図示しないプロセス処理
回路等に供給される。
【0090】次に、本発明の第2の実施例に係る固体撮
像装置の説明をする。この第2の実施例に係る固体撮像
装置は、上記LPF3として図6に示すように上記7M
HZ以上で14MHZ以下の所定の周波数帯域を抽出す
るナイキストオーバーLPF(高域型理想LPF)を設
けたものである。
【0091】なお、この第2の実施例の説明において、
上記ナイキストオーバーLPF以外の構成は上述の第1
の実施例に係る固体撮像装置と同じため、該ナイキスト
オーバーLPFの動作についてのみ説明しその他の部分
の詳細な説明は省略する。
【0092】すなわち、この第2の実施例に係る固体撮
像装置において、上記各CCDイメージセンサ17R,
17G,17Bからの各撮像信号が上記ナイキストオー
バーLPFに供給されると、該ナイキストオーバーLP
Fは、図7(a)に示すように、上記7MHZ以上14
MHZ以下の所定の周波数帯域を抽出し、これを上記A
/D変換器4に供給する。
【0093】上記A/D変換器4には、上記再サブナイ
キストサンプリングタイミング回路7からの14MHZ
のサンプリングパルスが供給されており、このサンプリ
ングパルスにより上記ナイキストオーバーLPFからの
撮像信号に再サブナイキストサンプリング処理を施して
上記合成メモリ5に供給する。
【0094】この再サブナイキストサンプリング処理に
より、図7(b)に示すように上記ナイキストオーバー
LPFからの撮像データの、スペクトル(N),スペク
トル(S)及び合成スペクトル(NS)及びこれらの折
り返し成分が発生し、上記各CCDイメージセンサ17
R,17G,17Bから出力された元の撮像信号と同じ
スペクトルを有する撮像データが再生される。この際、
上記スペクトル(N)の撮像データは、このスペクトル
(N)の撮像データに対して逆相として現れる上記スペ
クトル(S)の撮像データによりキャンセルされる。
【0095】このため、この再サブナイキストサンプリ
ング処理を行った時点では、0MHZ〜14MHZの周
波数帯域を有する上記合成スペクトル(NS)の撮像デ
ータ、及び、14MHZ〜28MHZの周波数帯域を有
する、上記0MHZ〜14MHZの周波数帯域を有する
撮像データの折り返し成分の撮像データのみが残ること
となる。
【0096】上記合成メモリ5は、上記A/D変換器4
からの撮像データに補間処理等を施すが、その出力段に
14MHZまでの周波数帯域の撮像データを抽出するL
PFが設けられており、このLPFにより、上記14M
HZ〜28MHZの周波数帯域を有する折り返し成分の
撮像データをカットし、0MHZ〜14MHZの周波数
帯域を有する合成スペクトルの撮像データのみを抽出
し、これをD/A変換器6に供給する。
【0097】ここで、当該第2の実施例に係る固体撮像
装置では、上述のように上記ナイキストオーバーLPF
により7MHZよりも多少大きめに撮像データの抽出を
行っている。このため、上記合成メモリ5のLPFから
出力される撮像データは、図7(c)に示すように上記
7MHZ以上の周波数帯域の合成スペクトル(NS)の
撮像信号が重畳したかたちとなる。
【0098】上記合成メモリ5からの撮像データは、上
記D/A変換器6によりアナログ化され、撮像信号とし
て各出力端子18R,18G,18Bを介してそれぞれ
出力される。
【0099】この第2の実施例に係る固体撮像装置で
は、上記ナイキストオーバーLPFからの撮像信号の伝
送帯域が7MHZ以上となり、上記第1の実施例に係る
固体撮像装置よりも多少伝送帯域は広がるが、これ以外
は、該第1の実施例に係る固体撮像装置と同じ効果を得
ることができる。
【0100】なお、上記各撮像信号に上記ディテール信
号を加算処理すると、該ディテール信号は、図7(d)
に示すように上記重畳する合成スペクトル(NS)付近
の帯域に重畳されることとなる。このディテール信号を
加算処理すると、さらに高解像化を図ることができる。
【0101】次に、本発明の第3の実施例に係る固体撮
像装置の説明をする。この第3の実施例に係る固体撮像
装置は、上記LPF3として、図8に示すように上記7
MHZの前後にかけて徐々に周波数帯域をカットする対
称LPFを設けたものである。
【0102】なお、この第3の実施例の説明において、
上記対称LPF以外の構成は上述の第1の実施例に係る
固体撮像装置と同じため、該対称LPFの動作について
のみ説明しその他の部分の詳細な説明は省略する。
【0103】すなわち、この第3の実施例に係る固体撮
像装置において、上記各CCDイメージセンサ17R,
17G,17Bからの各撮像信号は、上記対称LPFに
供給される。
【0104】上記対称LPFは、上記7MHZの前後に
わたって徐々に各撮像信号の周波数成分をカットするこ
とにより、図9(a)に示すように、上記7MHZを多
少オーバーした周波数帯域の撮像信号を抽出し、これを
上記A/D変換器4に供給する。
【0105】上記A/D変換器4には、上記再サブナイ
キストサンプリングタイミング回路7からの14MHZ
のサンプリングパルスが供給されており、このサンプリ
ングパルスにより上記対称LPFからの撮像信号に再サ
ブナイキストサンプリング処理を施して上記合成メモリ
5に供給する。
【0106】この再サブナイキストサンプリング処理に
より、図9(b)に示すように上記対称LPFからの撮
像データの、スペクトル(N),スペクトル(S)及び
合成スペクトル(NS)及びこれらの折り返し成分が発
生し、元の撮像信号と同じスペクトルを有する撮像デー
タが再生される。この際、上記スペクトル(N)の撮像
データは、このスペクトル(N)の撮像データに対して
逆相として現れる上記スペクトル(S)の撮像データに
よりキャンセルされる。
【0107】このため、この再サブナイキストサンプリ
ング処理を行った時点では、0MHZ〜14MHZの周
波数帯域を有する上記合成スペクトル(NS)の撮像デ
ータ、及び、14MHZ〜28MHZの周波数帯域を有
する、上記0MHZ〜14MHZの周波数帯域を有する
撮像データの折り返し成分の撮像データのみが残ること
となる。
【0108】上記合成メモリ5は、上記A/D変換器4
からの撮像データに補間処理等を施すが、その出力段に
は14MHZの周波数帯域までの撮像データを抽出する
LPFが設けられており、このLPFにより上記14M
HZ〜28MHZの周波数帯域を有する折り返し成分の
撮像データをカットし、図9(c)に示すように0MH
Z〜14MHZの周波数帯域を有する合成スペクトルの
撮像データのみを抽出し、これをD/A変換器6に供給
する。
【0109】上記D/A変換器6は、上記14MHZの
周波数帯域を有する撮像データをアナログ化して撮像信
号を形成し、これを各出力端子18R,18G,18B
を介してそれぞれ出力する。
【0110】この第3の実施例に係る固体撮像装置で
は、上記対称LPFからの撮像信号の伝送帯域が7MH
Z以上となり、上記第1の実施例に係る固体撮像装置よ
りも多少伝送帯域は広がるが、これ以外は、該第1の実
施例に係る固体撮像装置と同じ効果を得ることができ
る。
【0111】また、LPFとしては、目的とする周波数
以上の帯域を丁度カットするものよりも、目的とする周
波数の前後にかけて信号成分を徐々にカットするものの
方が安価且つ簡単に製作することができる。このため、
上記理想LPF(第1の実施例)やナイキストオーバー
LPF(第2の実施例)の代わりに、上記対称LPFを
設けることにより、上記LPFを安価且つ簡単に製作す
ることができることから当該固体撮像装置のローコスト
化を図ることができる。
【0112】なお、上記各撮像信号に上記ディテール信
号を加算処理することにより、さらに高解像化を図るこ
とができる。
【0113】最後に、上述の各実施例に説明では、受光
手段としてG用CCDイメージセンサ17Gの空間サン
プリング位置が水平方向に1/2画素ピッチ分ずれてい
るものを設けることとしたが、これは、図10(a)に
示すように各CCDイメージセンサ17R,17G,1
7Bの空間サンプリング位置が同じものを設けるように
してもよい。この場合、上述の光路斜めシフトを行う
と、図10(b)に示すようにライン間を補間すること
ができるうえ、垂直方向にみてRGBを揃うかたちとす
ることができるため、上述と同様に撮像信号の高解像度
化を図ることができる。また、上記緑色用の受光素子の
み1/2画素ピッチ分水平方向に空間サンプリング位置
がずれるようにレジストレーションの調整のされている
受光手段のように精密なレジストレーションの調整精度
は必要がないことから、レジストレーションの調整精度
を軽減することができる。
【0114】また、上述の各実施例に説明では、上記各
CCDイメージセンサ17R,17G,17Bから出力
される撮像信号の周波数帯域は14MHZであり、上記
LPFは7MHZ以下の撮像信号或いは7MHZ以上1
4MHZ以下の所定周波数の撮像信号を抽出するように
したが、これはほんの一例であり、設計に応じて他の数
値に変更してもよいことは勿論である。
【0115】
【発明の効果】本発明に係る固体撮像装置は、光路シフ
ト手段により所定時間毎に撮像光の光路を斜めシフトし
て受光手段に照射することができる。また、受光手段か
らの各撮像信号の周波数帯域をローパスフィルタを用い
て半分程度の周波数帯域としても、再サブナイキストサ
ンプリング手段により、上記ローパスフィルタを介す前
の全周波数帯域を、高域をカットすることなく再生して
出力することができる。このため、高解像度化された撮
像信号を出力することができ、いわゆる高品位テレビジ
ョンに対応可能とすることができる。
【0116】また、上記撮像信号をローパスフィルタを
用いて半分程度の周波数帯域として上記再サブナイキス
トサンプリング手段に供給することができるため、該ロ
ーパスフィルタから再サブナイキストサンプリング手段
までの伝送帯域の軽減を図ることができる。
【0117】また、上記受光手段として、各色用受光素
子が同じ空間サンプリング位置のものを用いることによ
り上述と同じ効果を得ることができるうえ、上記緑色用
の受光素子のみ1/2画素ピッチ分水平方向に空間サン
プリング位置がずれるようにレジストレーションの調整
のされている受光手段のように精密なレジストレーショ
ンの調整精度は必要がないことから、レジストレーショ
ンの調整精度を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置の第1の実施例のブ
ロック図である。
【図2】上記第1の実施例に係る固体撮像装置に設けら
れている各CCDイメージセンサの空間サンプリング位
置及び光路シフト部の光路シフト動作を説明するための
図である。
【図3】上記第1の実施例に係る固体撮像装置に設けら
れている理想LPFの特性を示す図である。
【図4】上記第1の実施例に係る固体撮像装置における
再サブナイキストサンプリング処理を説明するための撮
像信号のスペクトルを示す図である。
【図5】上記第1の実施例に係る固体撮像装置のディテ
ール信号を形成する回路のブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る固体撮像装置に設
けられているナイキストオーバーLPFの特性を示す図
である。
【図7】上記第2の実施例に係る固体撮像装置における
再サブナイキストサンプリング処理を説明するための撮
像信号のスペクトルを示す図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係る固体撮像装置に設
けられている対称LPFの特性を示す図である。
【図9】上記第3の実施例に係る固体撮像装置における
再サブナイキストサンプリング処理を説明するための撮
像信号のスペクトルを示す図である。
【図10】同じ空間サンプリング位置となるように取り
付け位置が調整された各CCDイメージセンサを用い、
撮像光の光路を斜めシフトして撮像して得られる高解像
度化された撮像信号を説明するための図である。
【図11】従来の3板式の固体撮像装置のブロック図で
ある。
【図12】従来の3板式の固体撮像装置に設けられてい
る各CCDイメージセンサの空間サンプリング位置を説
明するための図である。
【図13】従来の固体撮像装置から出力される撮像信号
が形成される様子を示す図である。
【符号の説明】
1 光路シフト部 2 撮像信号形成部 3 ローパスフィルタ(LPF) 4 A/D変換器 5 合成メモリ 6 D/A変換器 7 再サブナイキストサンプリングタイミング回路 10 偏光板 11 液晶板 12 撮像レンズ 13 水晶板 14 位相差板 15 ダイクロイックプリズム 16R 赤フィルタ 16G 緑フィルタ 16B 青フィルタ 17R 赤色用CCDイメージセンサ 17G 緑色用CCDイメージセンサ 17B 青色用CCDイメージセンサ 18R 赤色用撮像信号の出力端子 18G 緑色用撮像信号の出力端子 18B 青色用撮像信号の出力端子 20 ディテール形成回路 21〜23 加算器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射される撮像光のうち赤色の撮像光を
    受光しこの撮像光に応じた赤色用の撮像信号を形成して
    出力する赤色用受光素子,上記撮像光のうち青色の撮像
    光を受光しこの撮像光に応じた青色用の撮像信号を形成
    して出力する青色用受光素子及び上記撮像光のうち緑色
    の撮像光を受光しこの撮像光に応じた緑色用の撮像信号
    を形成して出力する緑色用受光素子からなる受光手段
    と、 上記受光素子に照射する撮像光の光路を所定時間毎に、
    水平方向に1画素ピッチ分且つ垂直方向に1/2画素ピ
    ッチ分シフトする光路シフト手段と、 上記受光手段からの各撮像信号が有する全周波数のう
    ち、所定周波数以下の周波数成分を抽出して出力するロ
    ーパスフィルタと、 上記ローパスフィルタにより抽出された各撮像信号を、
    上記受光手段からの各撮像信号が有する全周波数のナイ
    キスト周波数のサンプリングパルスでサンプリングする
    とともに、このサンプリングにより形成された各撮像信
    号から上記ナイキスト周波数の周波数成分を除去して出
    力する再サブナイキストサンプリング手段とを有する固
    体撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記受光手段は、上記赤色用受光素子及
    び青色用受光素子が同じ位置の撮像光を空間サンプリン
    グし、上記緑色用受光素子が、上記赤色用受光素子及び
    青色用受光素子の空間サンプリング位置から水平方向に
    1/2画素ピッチ分ずれた位置の撮像光を空間サンプリ
    ングすることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 上記受光手段は、上記各色用受光素子が
    それぞれ同じ位置の撮像光を空間サンプリングすること
    を特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記光路シフト手段は、 上記撮像光のうち第1の偏光方向の撮像光のみを透過す
    る偏光板と、 所定時間毎にオンオフされる電圧に応じて、上記偏光板
    からの第1の偏光方向の撮像光をそのまま出射し、ま
    た、上記偏光板からの第1の偏光方向の撮像光を、第1
    の偏光方向と直交する第2の偏光方向の撮像光に変換し
    て出射する電圧駆動型の液晶板と、 上記液晶板から第1の偏光方向の撮像光が入射されたと
    きには、該第1の偏光方向の撮像光の光路を変えること
    なくそのまま上記各色用撮像素子に照射し、上記液晶板
    から第2の偏光方向の撮像光が入射されたときには、該
    第2の偏光方向の撮像光の光路を所定分シフトして上記
    各色用撮像素子に照射する水晶板とから構成され、 上記偏光板,液晶板及び水晶板は、上記第2の偏光方向
    の撮像光の光路を1画素ピッチ分斜めにシフトするよう
    に位置調整されていることを特徴とする請求項1,請求
    項2又は請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記ローパスフィルタは、伝送系のナイ
    キスト周波数以下の各撮像信号を抽出して出力する理想
    ローパスフィルタであることを特徴とする請求項1,請
    求項2,請求項3又は請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記ローパスフィルタは、上記各撮像信
    号を、伝送系のナイキスト周波数の前後にかけて徐々に
    カットオフして出力する対称ローパスフィルタであるこ
    とを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3又は請求
    項4記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記ローパスフィルタは、伝送系のナイ
    キスト周波数以上で所定周波数以下の各撮像信号を抽出
    して出力するナイキストオーバーローパスフィルタであ
    ることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3又は
    請求項4記載の固体撮像装置。
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