JPH07288825A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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Publication number
JPH07288825A
JPH07288825A JP7040554A JP4055495A JPH07288825A JP H07288825 A JPH07288825 A JP H07288825A JP 7040554 A JP7040554 A JP 7040554A JP 4055495 A JP4055495 A JP 4055495A JP H07288825 A JPH07288825 A JP H07288825A
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JP
Japan
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image pickup
light
solid
state
voltage
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7040554A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Noda
重利 納田
Kakuji Kunii
嘉久治 国井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07288825A publication Critical patent/JPH07288825A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 偏光方向がH方向の撮像光を抽出する偏光板
2と、電圧のオンオフに応じて撮像光の偏光方向を90
度回転して出射する液晶板3と、上記H撮像光と偏光方
向が直交するV撮像光を入射されたときのみその光路を
例えば1/2画素ピッチ分水平方向にシフトする水晶板
4とをCCDイメージセンサ5の前段に設ける。そし
て、オンオフ制御回路6において、動画を撮像する通常
モード時には1フィールドの前半のみ電圧をオンするよ
うに上記液晶板3を制御し、静止画を撮像する高画質モ
ード時には1フィールド毎に電圧をオンオフするように
上記液晶板3を制御する。 【効果】 上記通常モード時には、偏光板2,液晶板3
及び水晶板4をオプティカルローパスフィルタとして用
いて動画像を撮像することができ、高画質モード時に
は、水平画素間を補間した高画質な静止画像を撮像する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラ装置,ビ
デオカメラ装置等の撮像装置に設けて好適な固体撮像装
置に関し、特に、高画質な動画撮像及び高画質な静止画
撮像の両方を1台で撮像可能とした固体撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年において、画質の向上が求められる
ようになり、これに応えるべく水平ライン数等を従来の
略々2倍として高解像度化を図った、いわゆる高品位テ
レビジョン受像機が開発された。このような高品位テレ
ビジョン受像機に対応可能な撮像信号を形成するには、
上記CCDイメージセンサの画素数を増やせばよいが、
限られたチップ面積内での画素数の増加には限界があ
る。
【0003】このため、撮像光の光路を所定分所定方向
にシフトしながら撮像を行う固体撮像装置が開発され
た。この固体撮像装置は、CCDイメージセンサの前段
に、撮像光のうち偏光方向が一方向の撮像光のみを透過
する偏光板と、電圧のオンオフにより入射される撮像光
の偏光方向を回転して出射する液晶板と、入射される撮
像光の偏光方向に応じて該撮像光の光路を所定方向に所
定分だけシフトする水晶板と、撮像光のうち、後に説明
するナイキスト周波数以上の周波数成分を除去する2次
元オプティカルローパスフィルタを設けて構成されてい
る。
【0004】具体的な動作としては、撮像光は、まず、
上記偏光板に入射される。上記偏光板は、入射された撮
像光のうち、例えば偏光方向が水平方向の撮像光(H撮
像光)のみを透過する。この偏光板を透過した上記H撮
像光は、上記液晶板に入射される。
【0005】上記液晶板は、電圧がオンされると入射さ
れたH撮像光の偏光方向を90度回転させて偏光方向が
垂直方向の撮像光(V撮像光)として出射し、電圧がオ
フされると入射されたH撮像光をそのまま出射する特性
を有している。この液晶板には、例えば奇数フィールド
には電圧がオンされ、偶数フィールドには電圧がオフさ
れるようになっている。このため、上記液晶板からは、
奇数フィールドにはV撮像光が出射され、偶数フィール
ドにはH撮像光が出射されることとなる。この各撮像光
は、それぞれ上記水晶板に入射される。
【0006】上記水晶板は、V撮像光が入射されると、
その光路を例えば1/2画素ピッチ分斜め方向にシフト
し、H撮像光が入射されると光路シフトを行うことなく
そのまま出射する特性を有している。このため、上記水
晶板からは、奇数フィールドには光路シフトされたV撮
像光が出射され、偶数フィールドには光路シフトされな
いH撮像光が出射されることとなる。
【0007】ここで、CCDイメージセンサは各受光部
が画素毎に分離されており、照射される撮像光を空間的
にサンプリングするように受光する。このため、上記C
CDイメージセンサに、空間サンプリング周波数の1/
2(ナイキスト周波数)を越える高い周波数成分を有す
る撮像光が照射されると折り返し歪みが発生し、再生画
像にギラつき(モアレ)を生ずる。
【0008】このため、上記水晶板及びCCDイメージ
センサの間には、上記H撮像光の上記ナイキスト周波数
以上の周波数成分を除去するための水平オプティカルロ
ーパスフィルタと、上記V撮像光の上記ナイキスト周波
数以上の周波数成分を除去するための垂直オプティカル
ローパスフィルタとからなる2次元オプティカルローパ
スフィルタが設けられている。
【0009】従って、上記水晶板から奇数フィールド時
に出射されたV撮像光は、上記垂直オプティカルローパ
スフィルタにより上記ナイキスト周波数以上の周波数成
分が除去され上記CCDイメージセンサに照射される。
また、上記水晶板から偶数フィールド時に出射されたH
撮像光は、上記水平オプティカルローパスフィルタによ
り上記ナイキスト周波数以上の周波数成分が除去され上
記CCDイメージセンサに照射される。これにより、上
記折り返し歪みを防止して再生画像のギラつき(モア
レ)を防止することができる。
【0010】上記CCDイメージセンサは、上記H撮像
光及びV撮像光に応じた1フィールド毎の撮像信号を形
成して出力する。
【0011】上述のように、上記CCDイメージセンサ
に照射される各撮像光は、1フィールドおきにその光路
が1/2画素ピッチ分斜め方向にシフトされている。こ
のため、上記奇数フィールドの撮像信号(光路シフトに
より得られた撮像信号)により上記偶数フィールドの撮
像信号(光路シフトを行わないで得られた撮像信号)の
水平方向及び垂直方向の各画素間を補間して1フレーム
の画像を形成することができる。従って、通常の画素数
のCCDイメージセンサを用いているにもかかわらず擬
似的に空間サンプリング周波数の向上を図ることができ
る。
【0012】なお、動きの激しい被写体を撮像する際に
上記光路シフトを行うと、該光路シフトの影響で再生画
像に悪影響(ブレ等)を生ずるため、この光路シフト
は、静止している被写体の撮像時に用いられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
固体撮像装置は、静止している被写体の撮像時に上記光
路シフトにより擬似的に空間サンプリング周波数を向上
させても、上記2次元オプティカルローパスフィルタに
より撮像光の高周波成分が除去されてしまい、該光路シ
フトを行っているにもかかわらず水平解像度及び垂直解
像度が劣化する問題があった。
【0014】上記2次元オプティカルローパスフィルタ
は、動く被写体の撮像時に上記ナイキスト周波数以上の
周波数成分を有する撮像光を除去するために必要なもの
である。
【0015】従来の固体撮像装置は、このようなことか
ら1台の固体撮像装置において、動画撮像及び静止画撮
像の高解像度化を両立させることはできなかった。
【0016】本発明は上述の問題点に鑑みて成されたも
のであり、1台の固体撮像装置において、動画撮像及び
静止画撮像の高解像度化を両立させることができるよう
な固体撮像装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像装
置は、入射される撮像光のうち、第1の偏光方向の撮像
光のみを透過する偏光手段と、電圧のオンオフにより駆
動され、上記偏光手段からの第1の偏光方向の撮像光を
そのまま出射し、或いは、上記第1の偏光方向の撮像光
の偏光方向を90度回転させ第2の偏光方向の撮像光に
変換して出射する回転手段とを有する。また、上記回転
手段から上記第1の偏光方向の撮像光が入射された場合
はその光路をシフトせずにそのまま出射し、上記回転手
段から上記第2の偏光方向の撮像光が入射された場合は
その光路を所定分所定方向にシフトして出射する光路シ
フト手段と、上記光路シフト手段から照射される第1の
偏光方向の撮像光及び第2の偏光方向の撮像光を受光
し、該各撮像光に応じた撮像信号を形成して出力する受
光手段とを有する。また、通常モード時には、上記受光
手段の受光期間内における所定期間のみ電圧をオンする
ように上記回転手段を制御し、高画質モード時には、上
記受光期間毎に電圧をオンオフするように上記回転手段
を制御する制御手段を有する。
【0018】また、本発明に係る固体撮像装置は、上記
受光手段として、いわゆる3板式の固体撮像素子を有し
ており、通常モード時において、各色用撮像素子からの
各色用撮像信号に2次元補間処理を施して出力する2次
元補間手段と、少なくとも上記赤色用撮像信号及び緑色
用撮像信号の中域成分を抽出し、この各中域成分に基づ
いて、各色共通の共通補間信号を形成する共通補間信号
形成手段と、上記2次元補間手段により2次元補間処理
の施された各色用撮像信号に、上記共通補間信号をそれ
ぞれ加算処理して出力する加算手段とを有する。
【0019】次に本発明に係る固体撮像装置は、入射さ
れる撮像光のうち、第1の偏光方向の撮像光のみを透過
する偏光手段と、電圧のオンオフにより駆動され、上記
偏光手段からの第1の偏光方向の撮像光をそのまま出射
し、或いは、上記第1の偏光方向の撮像光の偏光方向を
90度回転させ第2の偏光方向の撮像光に変換して出射
する第1の回転手段、及び、上記第1の回転手段からの
撮像光の偏光方向に応じてその光路を所定分所定方向に
シフトして出射する第1の光路シフト部からなる第1の
光路シフト手段とを有する。また、電圧のオンオフによ
り駆動され、上記第1の光路シフト手段からの第1の偏
光方向の撮像光をそのまま出射し、或いは、上記第1の
偏光方向の撮像光の偏光方向を90度回転させ第2の偏
光方向の撮像光に変換して出射する第2の回転手段、及
び、上記第2の回転手段からの撮像光の偏光方向に応じ
てその光路を所定分、上記第1の光路シフト部のシフト
方向と直交する方向にシフトして出射する第2の光路シ
フト部をからなる第2の光路シフト手段を有する。ま
た、通常モード時には、上記受光手段の受光期間内にお
ける所定期間のみ上記回転手段に電圧をオンするように
上記第1,第2の回転手段のうち何れか一方のみを制御
し、高画質モード時には、上記第1の回転手段のみ電圧
をオンする状態,上記第2の回転手段のみ電圧をオンす
る状態,上記第1,第2の回転手段とも電圧をオンする
状態,上記第1,第2の回転手段とも電圧をオフする状
態がそれぞれ上記受光期間毎に切り換わるように上記第
1,第2の回転手段を制御する制御手段を有する。ま
た、上記第2の光路シフト手段からの撮像光のうち赤色
用撮像光を受光し赤色用撮像信号を形成して出力する赤
色用固体撮像素子,上記撮像光のうち緑色用撮像光を受
光し緑色用撮像信号を形成して出力する緑色用固体撮像
素子及び上記撮像光のうち青色用撮像光を受光し青色用
撮像信号を形成して出力する青色用固体撮像素子からな
る受光手段を有する。また、上記通常モード時には、上
記受光手段から受光期間毎に供給される各色用撮像信号
をそれぞれそのまま1フィールド分の各色用撮像信号と
して出力し、高画質モード時には、上記第1の回転手段
のみ電圧をオンする状態及び上記第2の回転手段のみ電
圧をオンする状態でそれぞれ得られた各色用撮像信号か
ら1フィールド分の各色用撮像信号を形成して出力する
とともに、上記第1,第2の回転手段とも電圧をオンす
る状態及び上記第1,第2の回転手段とも電圧をオフす
る状態でそれぞれ得られた各色用撮像信号から1フィー
ルド分の各色用撮像信号を形成して出力する撮像信号処
理手段を有する。
【0020】さらに、本発明に係る固体撮像装置は、こ
れらとともに、上記通常モード時において、上記各色用
撮像素子からの各色用撮像信号に2次元補間処理を施し
て出力する2次元補間手段と、少なくとも上記赤色用撮
像信号及び緑色用撮像信号の中域成分を抽出し、この各
中域成分に基づいて、各色共通の共通補間信号を形成す
る共通補間信号形成手段と、上記2次元補間手段により
2次元補間処理の施された各色用撮像信号に、上記共通
補間信号をそれぞれ加算処理して出力する加算手段とを
有する。
【0021】
【作用】本発明に係る固体撮像装置は、撮像が開始され
ると、撮像光が偏光手段に入射される。上記偏光手段
は、入射される撮像光のうち、第1の偏光方向の撮像光
である、例えば偏光方向が水平方向の撮像光(H撮像
光)のみを透過する。なお、この偏光手段で抽出する第
1の偏光方向の撮像光は、偏光方向が垂直方向の撮像光
(V撮像光)を抽出するようにしてもよい。上記H撮像
光は、回転手段に入射される。
【0022】上記回転手段は、制御手段から印加される
電圧によりオンオフ制御されるようになっており、例え
ば電圧がオンされたときには入射される撮像光の偏光方
向を90度回転させて出射し、電圧がオフされたときに
は入射される撮像光の偏光方向を回転させることなくそ
のまま出射する。なお、上記回転手段として、電圧がオ
フされたときに入射される撮像光の偏光方向を90度回
転させて出射し、電圧がオンされたときに入射される撮
像光の偏光方向を回転させることなくそのまま出射する
ようなものを設けてもよい。
【0023】上記制御手段は、通常モード時には、例え
ば1フィールド期間内の前半フィールドのみ電圧をオン
するように上記回転手段を制御する。
【0024】このため、上記回転手段に入射されたH撮
像光は、上記前半フィールドにはその偏光方向が90度
回転されてV撮像光(第2の偏光方向の撮像光)として
出射され、後半フィールドにはH撮像光のまま出射され
ることとなる。
【0025】この各撮像光は、それぞれ光路シフト手段
に入射される。
【0026】なお、上記制御手段は、上記通常モード時
に1フィールド期間内の後半フィールドのみ電圧をオン
するように上記回転手段を制御するようにしてもよい。
【0027】この場合、上記回転手段に入射されたH撮
像光は、前半フィールドにはH撮像光のまま出射され、
後半フィールドにはその偏光方向が90度回転されてV
撮像光として出射されることとなる。
【0028】上記光路シフト手段は、例えば上記H撮像
光が入射された場合はその光路をシフトせずにそのまま
出射し、上記V撮像光が入射された場合はその光路を所
定分所定方向にシフトして出射する。
【0029】具体的には、上記光路シフト手段は、上記
V撮像光が入射された場合、その光路を水平方向に1/
2画素ピッチ分、或いは、垂直方向に1/2画素ピッチ
分、或いは、斜め方向に1/2画素ピッチ分シフトして
出射する。
【0030】この光路シフト手段からの各撮像光は、そ
れぞれ受光手段に照射される。
【0031】なお、上記光路シフト手段として、上記H
撮像光が入射された場合はその光路を所定分所定方向に
シフトして出射し、上記V撮像光が入射された場合はそ
の光路をシフトせずにそのまま出射するものを設けても
よい。
【0032】この場合、上記光路シフト手段は、上記H
撮像光が入射された場合に、その光路を水平方向に1/
2画素ピッチ分、或いは、垂直方向に1/2画素ピッチ
分、或いは、斜め方向に1/2画素ピッチ分シフトして
出射することとなる。
【0033】上記受光手段は、例えばモノクロの受光手
段であり、上記光路シフト手段から照射される各撮像光
に応じた撮像信号を形成して出力する。
【0034】上述のように、上記制御手段は、通常モー
ド時において、前半フィールドには電圧をオンし後半フ
ィールドには電圧をオフするように上記回転手段を制御
している。このため、上記受光手段には、前半フィール
ドには1/2画素ピッチ分所定方向に光路シフトされた
V撮像光が照射され、後半フィールドには光路シフトさ
れないH撮像光が照射されることとなる。
【0035】或いは、上記制御手段は、通常モード時に
おいて、前半フィールドには電圧をオフし後半フィール
ドには電圧をオンするように上記回転手段を制御してい
る。このため、前半フィールドには光路シフトされない
H撮像光が照射され、後半フィールドには1/2画素ピ
ッチ分所定方向に光路シフトされたV撮像光が照射され
ることとなる。
【0036】従って、どちらの場合も、上記受光手段で
形成される1フィールド分の撮像信号は、光路シフトを
行った撮像光と光路シフトを行わない撮像光とで形成さ
れることとなる。
【0037】ここで、上記受光手段の各受光部は画素毎
に分離されているため、該受光手段で受光される撮像光
は、空間的にサンプリングされることとなる。このた
め、上記受光手段に、上記空間サンプリング周波数の1
/2(ナイキスト周波数)を越える高い周波数成分を有
する撮像光が照射されると折り返し歪みが発生し、再生
画像にギラつき(モアレ)を生ずる。
【0038】しかし、上記通常モードにおいて、光路シ
フトを行った撮像光と光路シフトを行わない撮像光とで
1フィールド分の撮像信号を形成することにより、上記
ナイキスト周波数以上の撮像光を除去することができ
る。すなわち、上記受光手段の前段に設けられている偏
光手段,回転手段及び光路シフト手段を、いわゆるオプ
ティカルローパスフィルタとして用いることができる。
従って、動画の撮像を可能とすることができる。
【0039】なお、上記光路シフト手段により、上記撮
像光の光路を水平方向にシフトした場合は、上記偏光手
段,回転手段及び光路シフト手段を水平方向のオプティ
カルローパスフィルタとして用いることができ、上記撮
像光の光路を垂直方向にシフトした場合は、上記偏光手
段,回転手段及び光路シフト手段を垂直方向のオプティ
カルローパスフィルタとして用いることができ、上記撮
像光の光路を斜め方向にシフトした場合は、上記偏光手
段,回転手段及び光路シフト手段を水平方向及び垂直方
向のオプティカルローパスフィルタとして用いることが
できる。
【0040】次に、上記制御手段は、高画質モード時に
は、上記受光手段の受光期間毎に電圧をオンオフするよ
うに上記回転手段を制御する。
【0041】具体的には、上記制御手段は、例えば1フ
ィールド毎に電圧をオンオフするように上記回転手段を
制御する。これにより、奇数フィールド時には、上記回
転手段への電圧がオンされて上記H撮像光がV撮像光に
変換され、上記光路シフト手段により水平方向,垂直方
向或いは斜め方向に光路シフトされた撮像光が上記受光
手段に照射される。また、偶数フィールド時には、上記
回転手段への電圧がオフされて上記H撮像光がそのまま
出射され、上記光路シフト手段を介して光路シフトされ
ずに上記受光手段に照射される。
【0042】このため、1フレームの画像を光路シフト
した撮像光と光路シフトしない撮像光とで形成すること
ができ、空間サンプリング数を2倍に増加して高画質化
を図ることができる。従って、高解像度な静止画画像を
得ることを可能とすることができる。
【0043】なお、上記光路シフト手段において、上記
撮像光を水平方向に光路シフトした場合は水平解像度の
向上を図ることができ、上記撮像光を垂直方向に光路シ
フトした場合は垂直解像度の向上を図ることができ、上
記撮像光を斜め方向に光路シフトした場合は水平解像度
及び垂直解像度の向上を図ることができる。
【0044】また、この高画質モード時における上記制
御手段の回転手段への電圧のオンオフ制御は上記受光手
段の受光期間に合わせて任意に設定すればよい。
【0045】例えば、上記受光手段の受光期間を1/2
フィールドとするとともに、上記制御手段は、1/2フ
ィールド毎に電圧をオンオフするように上記回転手段を
制御するようにしてもよい。
【0046】この場合、上記1/2フィールド毎に得ら
れる撮像信号を合成して1フィールド分の撮像信号を形
成する撮像信号処理手段が必要であるが、1フィールド
の画像を、それぞれ光路シフトした撮像光と光路シフト
しない撮像光とで形成することができるため、1フレー
ムの画像をさらに高画質化することができる。
【0047】このように通常モード時及び高画質モード
時に上記回転手段への電圧の印加タイミングを切り換え
て制御することにより、1台の固体撮像装置で、動画撮
像及び高解像度な静止画撮像の両方を可能とすることが
できる。
【0048】次に、本発明に係る固体撮像装置は、上記
受光手段として、赤色用固体撮像素子及び青色用固体撮
像素子の空間サンプリング位置に対して、緑色用固体撮
像素子の空間サンプリング位置が1/2画素ピッチ分斜
め方向にずれるようにレジストレーション調整された、
いわゆる3板式の受光手段を設け上述の制御を行う。
【0049】或いは、上記受光手段として、各色用固体
撮像素子が、同じ空間サンプリング位置となるようにレ
ジストレーション調整された、いわゆる3板式の受光手
段を設け上述の制御を行う。
【0050】この何れの場合も、カラー撮像を可能とす
ることができるうえ、上述のように1台の固体撮像装置
で、動画撮像及び高解像度な静止画撮像の両方を可能と
することができる。
【0051】次に、本発明に係る固体撮像装置は、上記
通常モード時において、2次元補間手段が、上記各色用
撮像素子からの各色用撮像信号に2次元補間処理を施
し、これを加算手段に供給する。また、共通補間信号形
成手段が、少なくとも上記赤色用撮像信号及び緑色用撮
像信号の中域成分を抽出し、この各中域成分に基づい
て、各色共通の共通補間信号を形成し、これを上記加算
手段に供給する。
【0052】上述のように、この通常モード時には、偏
光手段,回転手段及び光路シフト手段をオプティカルロ
ーパスフィルタとして作用するため、上記2次元補間処
理を施した各色用撮像信号は、低解像度の色信号とな
る。
【0053】上記加算手段は、上記2次元補間手段によ
り2次元補間処理の施された各色用撮像信号に、上記共
通補間信号をそれぞれ加算処理して出力する。
【0054】これにより、上記低解像度の色信号に上記
抽出した中域成分を加算処理することができ、通常モー
ド時において形成される各色用撮像信号をそれぞれ高画
質なものとすることができる。
【0055】
【実施例】以下、本発明に係る固体撮像装置の好ましい
実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0056】まず、本発明の第1の実施例に係る固体撮
像装置は、図1に示すように撮像レンズ1と、上記撮像
レンズ1を介して入射される撮像光のうち第1の偏光方
向の撮像光のみ透過する偏光板2と、電圧のオンオフに
より入射される撮像光の偏光方向を90度回転して出射
する液晶板3と、上記液晶板3を介して入射される撮像
光の偏光方向に応じて光路を所定分所定方向にシフトし
て出射する水晶板4と、上記水晶板4からの撮像光を受
光して撮像信号を形成するCCDイメージセンサ5と、
上記液晶板3への電圧のオンオフを制御するオンオフ制
御回路6とで構成されている。
【0057】上記偏光板2としては、入射される撮像光
のうち水平方向の偏光方向を有する撮像光(H撮像光)
のみを透過する特性を有するものが設けられている。
【0058】なお、上記偏光板2として、この逆に入射
される撮像光のうち垂直方向の偏光方向を有する撮像光
(V撮像光)のみを透過する特性を有するものを設ける
ようにしてもよい。
【0059】上記液晶板3としては、電圧がオフされた
ときに入射された撮像光の偏光方向を90度回転させて
出射し、電圧がオンされたときには、入射された撮像光
の偏光方向を回転することなくそのまま出射する特性を
有するものが設けられている。
【0060】なお、上記液晶板3として、この逆に電圧
がオンされたときに入射された撮像光の偏光方向を90
度回転させて出射し、電圧がオフされたときには、入射
された撮像光の偏光方向を回転することなくそのまま出
射する特性を有するものを設けるようにしてもよい。
【0061】この液晶板3への電圧のオンオフは、オン
オフ制御回路6により制御されるようになっている。
【0062】上記水晶板4としては、V撮像光が入射さ
れたときにその光路を斜め方向に1/2画素ピッチ分シ
フトして出射し、H撮像光が入射されたときにはその光
路はシフトせずにそのまま出射する特性を有するものが
設けられている。
【0063】なお、上記水晶板4として、この逆にH撮
像光が入射されたときにその光路を斜め方向に1/2画
素ピッチ分シフトして出射し、V撮像光が入射されたと
きにはその光路はシフトせずにそのまま出射する特性を
有するものを設けるようにしてもよい。
【0064】上記CCDイメージセンサ5としては、例
えば受光した撮像光に応じてモノクロの撮像信号を形成
して出力するものが設けられている。
【0065】次に、このような構成を有する上記第1の
実施例に係る固体撮像装置の動作説明をする。
【0066】この固体撮像装置には、動いている被写体
の撮像を行う通常モードと、静止している被写体の高画
質撮像を行う高画質モードとの2つのモードでの撮像が
可能となっている。
【0067】まず、上記動いている被写体を撮像するた
めに上記通常モードが選択され撮像が開始されると、上
記偏光板2に、撮像レンズ1を介して撮像光が入射され
る。上記偏光板2は、上記撮像光のうち偏光方向が水平
方向のH撮像光のみを透過する。このH撮像光は、液晶
板3に入射される。
【0068】上記オンオフ制御回路6は、この通常モー
ド時となると、図2(a)の時刻t1〜時刻t3に示す
CCDイメージセンサ5の奇数フィールドの受光期間内
(図では第1フィールド)における前半フィールドに、
同図(b)の時刻t1〜時刻t2に示すように電圧をオ
ンするように上記液晶板3を制御する。また、上記奇数
フィールドの受光期間内における後半フィールドに、図
2(b)の時刻t2〜時刻t3に示すように電圧をオフ
するように上記液晶板3を制御する。
【0069】また、上記オンオフ制御回路6は、図2
(a)の時刻t4〜時刻t6に示すCCDイメージセン
サ5の偶数フィールドの受光期間内(図では第2のフィ
ールド)における前半フィールドに、同図(b)の時刻
t4〜時刻t5に示すように電圧をオンするように上記
液晶板3を制御する。また、上記偶数フィールドの受光
期間内における後半フィールドに、図2(b)の時刻t
5〜時刻t6に示すように電圧をオフするように上記液
晶板3を制御する。
【0070】すなわち、上記オンオフ制御回路6は、各
フィールド共、前半フィールドには電圧をオンし、後半
フィールドには電圧をオフするように上記液晶板3を制
御する。
【0071】上記液晶板3は、電圧がオンされたときに
は上記H撮像光の偏光方向を回転させることなくそのま
ま出射し、電圧がオフされたときには上記H撮像光の偏
光方向を90度回転させてV撮像光に変換して出射す
る。
【0072】このため、上記液晶板3からは、各フィー
ルド共、前半フィールドにはH撮像光が出射され、後半
フィールドにはV撮像光が出射されることとなる。この
各撮像光は、それぞれ水晶板4に入射される。
【0073】上記水晶板4は、上記H撮像光が入射され
るとその光路をシフトせずにそのまま出射し、上記V撮
像光が入射されるとその光路を1/2画素ピッチ分斜め
方向にシフトする。このため、上記水晶板4は、1フィ
ールドのうち、前半フィールドには図3(a)に示すよ
うな上記光路シフトされていないH撮像光をCCDイメ
ージセンサ5に照射し、後半フィールドには同図(b)
に示すような上記光路シフトされたV撮像光を上記CC
Dイメージセンサ5に照射することとなる。
【0074】ここで、上記CCDイメージセンサ5の各
受光部は画素毎に分離されているため、該CCDイメー
ジセンサ5で受光される撮像光は、空間的にサンプリン
グされることとなる。このため、上記CCDイメージセ
ンサ5に、上記空間サンプリング周波数の1/2(ナイ
キスト周波数)を越える高い周波数成分を有する撮像光
が照射されると折り返し歪みが発生し、再生画像にギラ
つき(モアレ)を生ずる。
【0075】しかし、本実施例に係る固体撮像装置にお
いては、上記CCDイメージセンサ5に撮像光を照射す
る際、1フィールドの前半は上記光路シフトしない撮像
光を、また、後半は光路シフトした撮像光を照射するよ
うにしているため、1フィールド分の撮像信号を図3
(c)に示すように、上記光路シフトされていないH撮
像光と上記光路シフトされたV撮像光とを加算した形の
撮像光で形成することができる。
【0076】このため、上記CCDイメージセンサ5で
形成される1フィールド分の撮像信号に含まれる上記撮
像光の周波数成分を低くすることができる。すなわち、
上記CCDイメージセンサ5の前段に設けられている偏
光板2,液晶板3及び水晶板4をオプティカルローパス
フィルタとして用いることができる。このため、上記C
CDイメージセンサ5に上記ナイキスト周波数を越える
撮像光が入射された場合でも、上記折り返し歪みの発生
を防止して再生画像にモアレが生ずるのを防止すること
ができる。従って、新たにオプティカルローパスフィル
タを設けることなく、動く被写体の撮像を可能とするこ
とができる。
【0077】次に、この第1の実施例に係る固体撮像装
置において、静止している被写体の高画質撮像を行う高
画質モードが選択された場合、上記オンオフ制御回路6
は、図2(c)に示すように第1フィールドの期間であ
る時刻t1〜時刻t3の間は電圧をオンし、第2フィー
ルドの期間である時刻t4〜時刻t6の間は電圧をオフ
し、第3のフィールドの期間である時刻t7からは電圧
をオンするように上記液晶板3をオンオフ制御する。す
なわち、奇数フィールドには電圧をオンし、偶数フィー
ルドには電圧をオフするように上記液晶板3をオンオフ
制御する。
【0078】これにより、奇数フィールド時には上記光
路シフトされていないH撮像光を上記CCDイメージセ
ンサ5に照射することができ、偶数フィールド時には上
記光路シフトされたV撮像光を上記CCDイメージセン
サ5に照射することができる。すなわち、この高画質モ
ード時には、上記CCDイメージセンサ5の前段に設け
られている偏光板2,液晶板3及び水晶板4をオプティ
カルローパスフィルタではなく、高画質用の光路シフト
部として用いることができる。
【0079】このため、帯域制限されることなく上記C
CDイメージセンサ5に照射される、上記光路シフトさ
れていないH撮像光及び光路シフトされたV撮像光で1
フレームの画像を形成することができ、水平ライン間及
び垂直ライン間を補間して水平解像度及び垂直解像度の
向上を図った高画質な撮像信号を形成することができ
る。従って、再生される静止画像を高画質なものとする
ことができ、いわゆる高品位テレビジョン受像機に対応
可能とすることができる。
【0080】このように、本発明の第1の実施例に係る
固体撮像装置は、通常モード時には上記偏光板2,液晶
板3及び水晶板4をオプティカルローパスフィルタとし
て用いることができ、高画質モード時には上記偏光板
2,液晶板3及び水晶板4を光路シフト部として用いる
ことができるため、1台で動画撮像及び高画質な静止画
撮像を可能とすることができる。
【0081】なお、上記水晶板4としてV撮像光が入射
されたときにこの光路を斜め方向にシフトするものを設
けることとしたが、これは、水平方向或いは垂直方向に
シフトするものを設けるようにしてもよい。
【0082】上記水晶板4として水平方向の光路シフト
を行うものを設けた場合、通常モード時には上記偏光板
2,液晶板3及び水晶板4を水平オプティカルローパス
フィルタとして用いることができ、高画質モード時には
上記偏光板2,液晶板3及び水晶板4を水平方向の光路
シフト部として用いて水平解像度の向上を図ることがで
きる。
【0083】また、上記水晶板4として垂直方向の光路
シフトを行うものを設けた場合、通常モード時には上記
偏光板2,液晶板3及び水晶板4を垂直オプティカルロ
ーパスフィルタとして用いることができ、高画質モード
時には上記偏光板2,液晶板3及び水晶板4を垂直方向
の光路シフト部として用いて垂直解像度の向上を図るこ
とができる。
【0084】また、この高画質モード時における上記オ
ンオフ制御回路6の液晶板3への電圧のオンオフ制御は
上記CCDイメージセンサ5の受光期間に合わせて任意
に設定すればよい。
【0085】例えば、上記CCDイメージセンサ5の受
光期間を1/2フィールドとするとともに、上記オンオ
フ制御回路6は、1/2フィールド毎に電圧をオンオフ
するように上記液晶板3を制御するようにしてもよい。
【0086】この場合、上記1/2フィールド毎に得ら
れる撮像信号を合成して1フィールド分の撮像信号を形
成する撮像信号処理手段が必要であるが、1フィールド
の画像を、それぞれ光路シフトした撮像光と光路シフト
しない撮像光とで形成することができるため、1フレー
ムの静止画像をさらに高画質化することができる。
【0087】さらに、上述の第1の実施例に係る固体撮
像装置では、上記CCDイメージセンサ5としてモノク
ロの撮像信号を出力するものを設けることとしたが、こ
れは、赤色用CCDイメージセンサ及び青色用CCDイ
メージセンサの空間サンプリング位置に対して、緑色用
CCDイメージセンサの空間サンプリング位置が1/2
画素ピッチ分斜め方向にずれるようにレジストレーショ
ン調整された3板式のCCDイメージセンサを設けるよ
うにしてもよい。
【0088】或いは、上記各色用CCDイメージセンサ
が、同じ空間サンプリング位置となるようにレジストレ
ーション調整された3板式のCCDイメージセンサを設
けるようにしてもよい。
【0089】この何れの場合も、カラー撮像を可能とす
ることができるうえ、上述のように1台の固体撮像装置
で、動画撮像及び高解像度な静止画撮像の両方を可能と
することができる。
【0090】次に、本発明の第2の実施例に係る固体撮
像装置の説明をする。
【0091】この第2の実施例に係る固体撮像装置は、
高画質モード時にさらに高解像度な静止画像を得られる
ように、垂直方向,水平方向及び斜め方向の光路シフト
部をそれぞれ設ける構成としたものである。
【0092】すなわち、図4において、この第2の実施
例に係る固体撮像装置は、撮像レンズ11と、該撮像レ
ンズ11を介して入射される撮像光のうち、後に説明す
る通常モード時にはH撮像光のみを透過し、高画質モー
ド時にはV撮像光のみを透過するように各モードに応じ
て制御される偏光板12と、電圧がオンされたときには
入射される撮像光の偏光方向を可変することなくそのま
ま出射し、電圧がオフされたときには入射される撮像光
の偏光方向を直交する方向に回転して出射する第1の液
晶板13とを有している。
【0093】また、上記第1の液晶板13からH撮像光
が入射されると、その光路をシフトすることなくそのま
ま出射し、上記第1の液晶板13からV撮像光が入射さ
れると、その光路を水平方向に1/2画素ピッチ分シフ
トして出射する第1の水晶板14とを有している。
【0094】なお、上記第1の液晶板13と、上記第1
の水晶板14とで第1の光路シフト部15を形成してい
る。
【0095】また、上記第2の実施例に係る固体撮像装
置は、上記第1の液晶板13と同じく、電圧がオンされ
たときには入射される撮像光の偏光方向を可変すること
なくそのまま出射し、電圧がオフされたときには入射さ
れる撮像光の偏光方向を直交する方向に回転して出射す
る第2の液晶板16と、上記第2の液晶板16からH撮
像光が入射されるとその光路をシフトすることなくその
まま出射し、上記第2の液晶板16からV撮像光が入射
されるとその光路を1/2画素ピッチ分垂直方向にシフ
トして出射する第2の水晶板17とを有している。
【0096】なお、上記第2の液晶板16と、第2の水
晶板17とで第2の光路シフト部18を形成している。
【0097】また、上記第2の実施例に係る固体撮像装
置は、上記各液晶板13,16への電圧のオンオフ制御
を行うオンオフ制御回路26と、上記第2の光路シフト
部18からの撮像光を3分光するダイクロイックプリズ
ム19と、上記ダイクロイックプリズム19により3分
光されたうちの1つの撮像光から赤色(R)の撮像光を
抽出する赤フィルタ20Rと、上記ダイクロイックプリ
ズム19により3分光されたうちの1つの撮像光から緑
色(G)の撮像光を抽出する緑フィルタ20Gと、上記
ダイクロイックプリズム19により3分光されたうちの
1つの撮像光から青色(B)の撮像光を抽出する青フィ
ルタ20Bとを有している。
【0098】また、上記第2の実施例に係る固体撮像装
置は、上記赤フィルタ20RからのR撮像光を受光して
R撮像信号を形成して出力するR用CCDイメージセン
サ21Rと、上記緑フィルタ20GからのG撮像光を受
光してG撮像信号を形成して出力するG用CCDイメー
ジセンサ21Gと、上記青フィルタ20BからのB撮像
光を受光してB撮像信号を形成して出力するB用CCD
イメージセンサ21Bとを有している。
【0099】また、上記第2の実施例に係る固体撮像装
置は、上記各CCDイメージセンサ21R,21G,2
1Bからの各撮像信号をデジタル化して各撮像データを
形成して出力するA/D変換器22と、後に説明する
が、通常モード時には、上記A/D変換器22からの各
撮像データを1フィールド毎にそのまま出力し、高画質
モード時には、奇数フィールド及び偶数フィールドの計
2フィールド分の撮像データから1フィールド分の撮像
データを形成して出力する合成メモリ23及びマルチプ
レクサ24とを有している。
【0100】また、上記第2の実施例に係る固体撮像装
置は、上記オンオフ制御回路26の電圧のオンオフタイ
ミングを制御し、上記各CCDイメージセンサ21R,
21G,21Bの電荷読み出しタイミングを制御し、上
記A/D変換器22に所定周波数のサンプリングパルス
を供給し、上記合成メモリ23の読み書き及びマルチプ
レクサ24の出力タイミングを制御するシステムコント
ローラ25を有している。
【0101】上記各CCDイメージセンサ21R,21
G,21Bは、図5に示すように上記R用CCDイメー
ジセンサ21R及びB用CCDイメージセンサ21Bの
空間サンプリング位置に対し、上記G用CCDイメージ
センサ21Gの空間サンプリング位置が斜め方向に1/
2画素ピッチ分ずれるようにレジストレーションが調整
されている。
【0102】次に、このような構成を有する本発明の第
2の実施例に係る固体撮像装置の動作説明をする。
【0103】この固体撮像装置には、動いている被写体
の撮像を行う通常モードと、静止している被写体の高画
質撮像を行う高画質モードとの2つのモードでの撮像が
可能となっている。
【0104】まず、上記動いている被写体を撮像するた
めに上記通常モードが選択され撮像が開始されると、上
記偏光板12に、撮像レンズ11を介して撮像光が入射
される。この通常モード時には、上記偏光板12は、上
記撮像光のうち偏光方向が水平方向のH撮像光のみを透
過するように制御される。この偏光板12により抽出さ
れたH撮像光は、第1の光路シフト部15に入射され
る。
【0105】この通常モード時となると、上記システム
コントローラ25は、図6(a)の時刻t11〜時刻t
13に示す各CCDイメージセンサ21R,21G,2
1Bの奇数フィールドの受光期間内(図では第1フィー
ルド)における前半フィールドに、同図(b)の時刻t
1〜時刻t2に示すように電圧をオンするようにオンオ
フ制御回路26を介して上記第1の光路シフト部15の
第1の液晶板13を制御する。また、上記奇数フィール
ドの受光期間内における後半フィールドに、図6(b)
の時刻t12〜時刻t13に示すように電圧をオフする
ように上記第1の光路シフト部15の第1の液晶板13
を制御する。
【0106】また、上記システムコントローラ25は、
図6(a)の時刻t14〜時刻t16に示す各CCDイ
メージセンサ21R,21G,21Bの偶数フィールド
の受光期間内(図では第2のフィールド)における前半
フィールドに、同図(b)の時刻t14〜時刻t15に
示すように電圧をオンするように上記オンオフ制御回路
26を介して第1の光路シフト部15の第1の液晶板1
3を制御する。また、上記偶数フィールドの受光期間内
における後半フィールドに、図6(b)の時刻t15〜
時刻t16に示すように電圧をオフするように上記第1
の光路シフト部15の第1の液晶板13を制御する。
【0107】すなわち、上記システムコントローラ25
は、各フィールド共、前半フィールドには電圧をオン
し、後半フィールドには電圧をオフするように上記第1
の液晶板13を制御する。
【0108】また、上記システムコントローラ25は、
この通常モード時となると、このように第1の光路シフ
ト部15を制御するとともに、図6(c)に示すように
終始電圧をオフするように上記オンオフ制御回路26を
介して第2の光路シフト部18の第2の液晶板16をオ
ンオフ制御する。
【0109】上記第1の光路シフト部15は、上記第1
の液晶板13に電圧がオンされると第1の水晶板14に
より撮像光の光路を水平方向に1/2画素ピッチ分シフ
トして出射し、上記第1の液晶板13に電圧がオフされ
ると第1の水晶板14により撮像光の光路をシフトしな
いでそのまま出射する。
【0110】また、上記第2の光路シフト部18は、上
記第2の液晶板16に電圧がオンされると第2の水晶板
17により撮像光の光路を垂直方向に1/2画素ピッチ
分シフトして出射し、上記第2の液晶板16に電圧がオ
フされると第2の水晶板17により撮像光の光路をシフ
トしないでそのまま出射する。
【0111】上述のように、この通常モード時には上記
第2の光路シフト部18の第2の液晶板16には、電圧
は終始オンされない。このため、上記各CCDイメージ
センサ21R,21G,21Bには、1フィールド内の
前半には図7(a)に示すように水平方向に光路シフト
された各撮像光がそれぞれ照射され、後半には同図
(b)に示すように光路シフトされない各撮像光がそれ
ぞれ照射されることとなる。
【0112】上記各CCDイメージセンサ21R,21
G,21Bは、上記各撮像光に応じた電荷を蓄積する。
この電荷は、システムコントローラ25の読み出し制御
により各撮像信号として読み出されそれぞれA/D変換
器22に供給される。
【0113】上記A/D変換器22には、上記システム
コントローラ25から所定周波数のサンプリングパルス
が供給されており、このサンプリングパルスを用いて上
記各撮像信号をサンプリングしてデジタル化し、各撮像
データを形成して合成メモリ23に供給する。
【0114】上記システムコントローラ25は、上記合
成メモリ23に供給される各撮像データを書き込むよう
に合成メモリ23を書き込み制御し、該書き込まれた各
撮像データを1フィールド毎に読み出すように合成メモ
リ23を読み出し制御する。この合成メモリ23から読
み出された各撮像データは、マルチプレクサ24及び出
力端子27を介して出力される。
【0115】上述のように、上記各CCDイメージセン
サ21R,21G,21Bには、1フィールド内の前半
には上記水平方向に光路シフトした撮像光が照射され、
後半には上記光路シフトしない撮像光が照射される。こ
のため、1フィールド分の撮像信号を図7(c)に示す
ように、上記光路シフトされていない撮像光と上記光路
シフトされた撮像光とを加算した形の撮像光で形成する
ことができ、上記各CCDイメージセンサ21R,21
G,21Bで形成される1フィールド分の撮像信号に含
まれる上記撮像光の周波数成分を低くすることができ
る。すなわち、上記各CCDイメージセンサ21R,2
1G,21Bの前段に設けられている第1の光路シフト
部15を水平オプティカルローパスフィルタとして用い
ることができる。
【0116】このため、上記各CCDイメージセンサ2
1R,21G,21Bに上記ナイキスト周波数を越える
撮像光が入射された場合でも、上記折り返し歪みの発生
を防止して再生画像にモアレが生ずるのを防止すること
ができる。従って、新たにオプティカルローパスフィル
タを設けることなく、動く被写体の撮像を可能とするこ
とができる。
【0117】ここで、この通常モードにおいて、上述と
は逆に、上記第1の光路シフト部15の第1の液晶板1
3への電圧を終始オフ制御し、上記第2の光路シフト部
18の第2の液晶板16への電圧を1フィールドの前半
にオンするように制御してもよい。
【0118】この場合、上記第2の光路シフト部18を
垂直オプティカルローパスフィルタとして用いることが
でき、上述と同様の効果を得ることができる。
【0119】また、この通常モードにおいて、上記第1
の光路シフト部15の第1の液晶板13への電圧及び上
記第2の光路シフト部18の第2の液晶板16への電圧
を、1フィールドの前半に同時にオンするように制御し
てもよい。
【0120】この場合、上記各液晶板13,16に電圧
がオンされたときには、上記撮像光を水平方向及び垂直
方向にシフト、すなわち、斜め方向にシフトすることが
できるため、上記第1,第2の光路シフト部15,18
を2次元(水平方向及び垂直方向)オプティカルローパ
スフィルタとして用いることができ、上述と同様の効果
を得ることができる。
【0121】なお、この通常モードにおいては、1フィ
ールド内の前半のみ電圧をオンすることとしたが、これ
は、1フィールド内の後半のみ電圧をオンするようにし
ても上述と同様の効果を得ることができる。
【0122】次に、この第2の実施例に係る固体撮像装
置において、静止している被写体の高画質撮像を行う高
画質モードが選択された場合、上記偏光板12は、上記
撮像レンズ11を介して照射される撮像光のうち、偏光
方向が垂直方向の撮像光のみを抽出するように制御され
る。このV撮像光は、上記第1の液晶板13に入射され
る。
【0123】また、この高画質モードとなると、上記シ
ステムコントローラ25は、図8(a)の時刻t21〜
時刻t22に示す第1フィールドには、同図(b)に示
すように第1の液晶板13への電圧をオンし、同図
(c)に示すように第2の液晶板16への電圧をオフす
るように上記オンオフ制御回路26を介して各液晶板1
3,16を制御する。
【0124】また、上記システムコントローラ25は、
図8(a)の時刻t23〜時刻t24に示す第2フィー
ルドには、同図(b)に示すように第1の液晶板13へ
の電圧をオフし、同図(c)に示すように第2の液晶板
16への電圧をオンするように上記オンオフ制御回路2
6を介して各液晶板13,16を制御する。
【0125】また、上記システムコントローラ25は、
図8(a)の時刻t25〜時刻t26に示す第3フィー
ルドには、同図(b)に示すように第1の液晶板13へ
の電圧をオンし、同図(c)に示すように第2の液晶板
16への電圧をオンするように上記オンオフ制御回路2
6を介して各液晶板13,16を制御する。
【0126】また、上記システムコントローラ25は、
図8(a)の時刻t27〜時刻t28に示す第4フィー
ルドには、同図(b)に示すように第1の液晶板13へ
の電圧をオフし、同図(c)に示すように第2の液晶板
16への電圧をオフするように上記オンオフ制御回路2
6を介して各液晶板13,16を制御する。
【0127】すなわち、上記システムコントローラ25
は、この高画質モードとなると、上述の第1〜第4フィ
ールドにおける4つのオンオフ状態を順に繰り返すよう
に各液晶板13,16を制御する。
【0128】これにより、上記第1フィールドには、上
記第1の光路シフト部15のみを動作させることができ
る。すなわち、上記第1,第2の液晶板13,16にそ
れぞれ電圧がオン,オフされるため、上記偏光板12か
らのV撮像光が第1の液晶板13をそのまま透過し、第
1の水晶板14で1/2画素ピッチ分水平方向に光路シ
フトされ、第2の液晶板16で1/2画素ピッチ分水平
方向に光路シフトされたH撮像光とされ、第2の水晶板
17を介して上記各CCDイメージセンサ21R,21
G,21Bに照射される。従って、この第1フィールド
には、上記各CCDイメージセンサ21R,21G,2
1Bには、図9(a)に示すように1/2画素ピッチ分
水平方向に光路シフトされた撮像光が照射されることと
なる。
【0129】また、上記第2のフィールドには、上記第
2の光路シフト部18のみを動作させることができる。
すなわち、上記第1,第2の液晶板13,16にそれぞ
れ電圧がオフ,オンされるため、上記偏光板12からの
V撮像光が第1の液晶板13によりH撮像光に変換さ
れ、第1の水晶板14,第2の液晶板16,第2の水晶
板17を介して光路シフトされることなくそのまま上記
各CCDイメージセンサ21R,21G,21Bに照射
される。従って、この第2フィールドには、上記各CC
Dイメージセンサ21R,21G,21Bには、図9
(b)に示すように光路シフトされない撮像光がそのま
ま照射されることとなる。
【0130】また、上記第3のフィールドには、上記第
1,第2の光路シフト部13,18を共に電圧をオンす
ることができる。すなわち、上記第1,第2の液晶板1
3,16にそれぞれ電圧がオンされるため、上記偏光板
12からのV撮像光が第1の液晶板13を介してそのま
ま第1の水晶板14に入射され、該第1の水晶板14に
よりその光路が水平方向に1/2画素ピッチ分シフトさ
れ、第2の液晶板16を介して第2の水晶板17に入射
され、該第2の水晶板17によりその光路が垂直方向に
1/2画素ピッチ分シフトされて上記各CCDイメージ
センサ21R,21G,21Bに照射される。従って、
この第3フィールドには、上記各CCDイメージセンサ
21R,21G,21Bには、図10(a)に示すよう
に1/2画素ピッチ分垂直方向及び水平方向、すなわ
ち、1/2画素ピッチ分斜め方向に光路シフトされた撮
像光が上記各CCDイメージセンサ21R,21G,2
1Bに照射されることとなる。
【0131】また、上記第4のフィールドには、上記第
1,第2の光路シフト部13,18を共に電圧をオフす
ることができる。すなわち、上記第1,第2の液晶板1
3,16への電圧がそれぞれオフされるため、上記偏光
板12からのV撮像光が第1の液晶板13によりH撮像
光に変換され、上記第1の水晶板14によりその光路が
シフトされることなくそのまま第2の液晶板16に入射
され、該第2の液晶板16により再びV撮像光に変換さ
れ、上記第2の水晶板17によりその光路が垂直方向に
1/2画素ピッチ分シフトされ上記各CCDイメージセ
ンサ21R,21G,21Bに照射される。従って、こ
の第4フィールドには、上記各CCDイメージセンサ2
1R,21G,21Bには、図10(b)に示すように
1/2画素ピッチ分垂直方向に光路シフトされた撮像光
が上記各CCDイメージセンサ21R,21G,21B
に照射されることとなる。
【0132】上記各CCDイメージセンサ21R,21
G,21Bに照射された撮像光は、上述のように各撮像
信号に変換されて出力され、A/D変換器22を介して
各撮像データとして合成メモリ23に供給される。
【0133】上記システムコントローラ25は、上記各
フィールド毎に供給される各撮像データがそれぞれ書き
込まれるように上記合成メモリ23を書き込み制御す
る。そして、上記第1,第2フィールドの各撮像データ
から奇数フィールド分の各撮像データが形成されるよう
に、該第1,第2フィールドの各撮像データを合成して
読み出すように上記合成メモリ23を読み出し制御す
る。これにより、上記合成メモリ23から図9(c)に
示すような奇数フィールドの撮像データを出力すること
ができる。
【0134】また、上記システムコントローラ25は、
上記第3,第4フィールドの各撮像データから1フィー
ルド分の各撮像データが形成されるように、該第3,第
4フィールドの各撮像データを合成して読み出すように
上記合成メモリ23を読み出し制御する。これにより、
上記合成メモリ23から図10(c)に示すような偶数
フィールドの撮像データを出力することができる。
【0135】上記第1,第2フィールドの各撮像データ
から形成された1フィールド分の各撮像データ及び上記
第3,第4フィールドの各撮像データから形成された1
フィールド分の各撮像データは、それぞれマルチプレク
サ24によりタイミング制御され出力端子27を介して
出力される。
【0136】このように、4フィールドに亘って異なる
光路シフト処理を行い、第1,第2フィールドの光路シ
フトにより得られた2つの撮像データから奇数フィール
ドの撮像データを形成し、第3,第4フィールドの光路
シフトにより得られた2つの撮像データから偶数フィー
ルドの撮像データを形成することにより、1フレームの
画像を、図11に示すように各画素にRGBを揃えた画
像とすることができるうえ、画素間及びライン間を補間
した画像とすることができる。しかも、この高画質モー
ド時には、上記第1,第2の光路シフト部をオプティカ
ルローパスフィルタとして用いるのではなく、光路シフ
ト用として用いることができ、撮像光を帯域制限をする
ことなくそのまま上記CCDイメージセンサ21R,2
1G,21Bに照射することができる。
【0137】このため、高画質な静止画像を得ることが
できる撮像信号を形成することができ、いわゆる高品位
テレビジョン受像機に対応可能とすることができる。
【0138】このように、本発明の第2の実施例に係る
固体撮像装置は、通常モード時には上記第1の光路シフ
ト部15或いは第2の光路シフト部18をオプティカル
ローパスフィルタとして用いることができ、高画質モー
ド時には上記第1の光路シフト部15及び第2の光路シ
フト部18をそれぞれ光路シフト部として用いることが
できるため、1台で動画撮像及び高画質な静止画撮像を
可能とすることができる。
【0139】なお、上述の第2の実施例の説明では、1
フィールド毎に上記4つの状態に第1,第2の液晶板1
3,16を制御し、計4フィールドの撮像信号から1フ
レームの画像を形成することとしたが、これは、上記各
CCDイメージセンサ21R,21G,21Bに蓄積さ
れた電荷の読み出し(又は露光時間)を1/2フィール
ド毎とするとともに、1/2フィールド毎に上記4つの
状態に第1,第2の液晶板13,16を制御するように
してもよい。この場合も上述と同じ効果を得ることがで
きるうえ、計2フィールドで1フレームの画像を形成す
ることができる。
【0140】或いは、上記各CCDイメージセンサ21
R,21G,21Bに蓄積された電荷の読み出し(又は
露光時間)を1/4フィールド毎とするとともに、1/
4フィールド毎に上記4つの状態に第1,第2の液晶板
13,16を制御するようにしてもよい。この場合、1
フィールドで上記高解像度な再生画像を形成することが
できるため、1フレームでは、さらに高解像度な再生画
像を得ることができる。
【0141】次に、本発明の第3の実施例に係る固体撮
像装置の説明をする。この第3の実施例に係る固体撮像
装置は、上述の第2の実施例の固体撮像装置に設けられ
ている合成メモリ23の前段に、図12に示すような信
号処理回路を設けるようにしたものである。
【0142】上記図12においてこの信号処理回路は、
上記各CCDイメージセンサ21R,21G,21Bか
らそれぞれ供給される各撮像信号をデジタル化する上記
A/D変換器22に相当するA/D変換器41R,41
G,41Bと、上記各A/D変換器41R,41G,4
1Bからの各撮像データにそれぞれ2次元補間処理を施
す各色用2次元補間回路42R,42G,42Bと、上
記A/D変換器41RからのR用の撮像データに所定の
帯域制限処理を施すR用2次元バンドパスフィルタ46
と、上記A/D変換器41GからのG用の撮像データに
所定の帯域制限処理を施すG用2次元バンドパスフィル
タ47とを有している。
【0143】また、上記信号処理回路は、上記R用2次
元バンドパスフィルタ46及びG用2次元バンドパスフ
ィルタ47により帯域制限処理されたR用撮像データ及
びG用撮像データに基づいて2次元共通補間データを形
成して出力する2次元共通補間回路48と、上記各色用
2次元補間回路42R,42G,42Bからの各色用撮
像データ及び上記2次元共通補間データをそれぞれ加算
処理する加算器43R,43G,43Bと、該加算器4
3R,43G,43Bからの各色用撮像データをアナロ
グ化して出力するD/A変換器44R,44G,44B
とを有している。
【0144】このような構成を有する信号処理回路にお
いて、上記各CCDイメージセンサ21R,21G,2
1Bからの各色用撮像信号は、それぞれ入力端子40
R,40G,40Bを介してそれぞれA/D変換器41
R,41G,41Bに供給される。上記A/D変換器4
1R,41G,41Bは、それぞれ高品位テレビジョン
用のサンプリング周波数である14MHzのサンプリン
グパルスを用いて上記各色用撮像信号をデジタル化す
る。そして、この各色用撮像データを各色用2次元補間
回路41R,41G,41Bにそれぞれ供給するととも
に、R用撮像データをR用2次元バンドパスフィルタ4
6に供給するとともに、G用撮像データをG用2次元バ
ンドパスフィルタ47に供給する。
【0145】上記R用2次元補間回路42Rは、図13
に示すように水平方向に隣接するR用画像データに基づ
いて水平補間処理を行いR用水平補間画像データRHを
形成するとともに、垂直方向に隣接するR用画像データ
に基づいて垂直補間処理を行いR用垂直補間画像データ
RVを形成し、これらを加算器43Rに供給する。ま
た、上記R用2次元補間回路42Rは、これとともに、
上記R用水平補間画像データRH及びR用垂直補間画像
データRVに基づいて、図13中斜線で示す斜め方向の
補間画素に相当するR用斜め補間画像データRMを形成
し、これを上記加算器43Rに供給する。
【0146】上記G用2次元補間回路42G及びB用2
次元補間回路42Bも、上記R用2次元補間回路42R
と同様に、G用水平補間画像データGH,G用垂直補間
画像データGV,G用斜め補間画像データGM及びB用
水平補間画像データBH,B用垂直補間画像データB
V,B用斜め補間画像データBMをそれぞれ形成し、こ
れらをそれぞれ加算器43G及び加算器43Bに供給す
る。
【0147】このような各2次元補間回路42R,42
G,42Bで行われる補間処理にはローパスフィルタ作
用があり、色成分としては主に低域成分がそれぞれ通過
する。
【0148】一方、上記R用2次元バンドパスフィルタ
46は、上記R用画像データの全周波数帯域のうち、図
14に示す水平解像度700本程度の中間解像度に相当
する、例えば10MHz近辺の周波数帯域を通過させ、
これをR用画像データRBPFとして2次元共通補間回路
48に供給する。これは、例えば図15に示すように9
つの画素分のR用画像データから1つ分のR用画像デー
タ(R用画像データRBPF )を形成して出力するのに相
当し、R用画像データから中域成分(輝度値)を抽出し
て出力していることとなる。
【0149】また、上記G用2次元バンドパスフィルタ
47も上記R用2次元バンドパスフィルタ46と同様
に、例えば10MHz近辺の周波数帯域を通過させるフ
ィルタ特性を有しており、これをG用画像データGBPF
として2次元共通補間回路48に供給する。
【0150】上述のように、上記G用画像データは斜め
方向に光路シフトされる。このため、上記2次元共通補
間回路48には、図16に示すようにR用画像データR
BPFに対して斜めに位置したG用画像データGBPF が供
給されるようになる。上記2次元共通補間回路48は、
水平方向に隣接するR用画像データRBPF 及び斜め方向
に位置するG用画像データGBPF に基づいて、或いは、
垂直方向に隣接するR用画像データRBPF 及び斜め方向
に位置するG用画像データGBPF に基づいて、補間によ
り中域成分の共通補間データKを形成し、これを上記各
色用の加算器43R,43G,43Bにそれぞれ供給す
る。
【0151】上記加算器43Rは、上記R用2次元補間
回路42RからのR用水平補間画像データRH,R用垂
直補間画像データRV,R用斜め補間画像データRM
に、上記2次元共通補間回路48からの共通補間データ
Kをそれぞれ加算処理する。また、上記加算器43G及
び加算器43Bも同様に、上記G用2次元補間回路42
GからのG用水平補間画像データGH,G用垂直補間画
像データGV,G用斜め補間画像データGMに、上記2
次元共通補間回路48からの共通補間データKをそれぞ
れ加算処理し、上記B用2次元補間回路42BからのB
用水平補間画像データBH,B用垂直補間画像データB
V,B用斜め補間画像データBMに、上記2次元共通補
間回路48からの共通補間データKをそれぞれ加算処理
する。
【0152】この各加算器43R,43G,43Bから
の加算データは、それぞれD/A変換器44R,44
G,44Bによりアナログ化され各色用出力端子45
R,45G,45Bを介して上記図4に示す合成メモリ
23に供給され以後上述のように信号処理される。
【0153】上述のように、通常モード時には上記図4
に示す第1の光路シフト部15及び第2の光路シフト部
18は、オプティカルローパスフィルタとして用いて、
図17に示すようなMTF(Modulation Transfer Func
tion)として、色成分の高域からの折り返しノイズを低
減することができる。
【0154】このため、上記各加算器43R,43G,
43Bにおいて、各補間データRH,RV,RM、G
H,GV,GM、BH,BV,BMに、それぞれ共通補
間データKを加算処理することにより、高域からの折り
返しノイズを低減した低域の色情報(500本以下の水
平解像度)に、中域のモノクローム情報(500本〜7
00本の水平解像度)を加算した各色用画像データを形
成することができる。
【0155】従って、通常モード時における中間解像度
の動画像を高画質なものとすることができる。
【0156】なお、上述の第3の実施例の説明では、図
12に示す信号処理回路を第2の実施例に係る固体撮像
装置に適用することとしたが、これは、3板式のCCD
イメージセンサを設けた第1の実施例に係る固体撮像装
置に適用しても、同じ効果を得ることができることは勿
論である。
【0157】
【発明の効果】本発明に係る固体撮像装置は、回転手段
(或いは、第1,第2の回転手段)への電圧のオンオフ
タイミングを制御手段で制御することにより、通常モー
ド時には偏光手段,回転手段及び光路シフト手段(或い
は、偏光手段及び第1,第2の光路シフト手段)をオプ
ティカルローパスフィルタとして用いて撮像を行うこと
ができ、高画質モード時には、撮像光の光路を所定分所
定方向にシフトしながら撮像を行うことができる。
【0158】このため、1台の固体撮像装置で、動画撮
像(通常モード時)及び高解像度な静止画撮像(高画質
モード時)の両方を可能とすることができる。
【0159】また、動画撮像時には、撮像信号の中域成
分を抽出し、これを上記オプティカルローパスフィルタ
を介した低域成分と加算して出力するようにしているた
め、高画質な動画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る固体撮像装置の構
成を示す構成図である。
【図2】上記第1の実施例に係る固体撮像装置の通常モ
ード時及び高画質モート時の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図3】上記第1の実施例に係る固体撮像装置の通常モ
ード時における撮像画像を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る固体撮像装置の構
成を示す構成図である。
【図5】上記第2の実施例に係る固体撮像装置に設けら
れている3板式のCCDイメージセンサのレジストレー
ションを説明するための図である。
【図6】上記第2の実施例に係る固体撮像装置の通常モ
ード時の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図7】上記第2の実施例に係る固体撮像装置の通常モ
ード時における撮像画像を示す図である。
【図8】上記第2の実施例に係る固体撮像装置の高画質
モード時における動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図9】上記第2の実施例に係る固体撮像装置の高画質
モード時において、第1,第2フィールドで形成される
撮像画像を示す図である。
【図10】上記第2の実施例に係る固体撮像装置の高画
質モード時において、第3,第4フィールドで形成され
る撮像画像を示す図である。
【図11】上記第2の実施例に係る固体撮像装置の高画
質モード時における1フレームの撮像画像を示す図であ
る。
【図12】本発明の第3の実施例に係る固体撮像装置に
設けられる信号処理回路のブロック図である。
【図13】上記信号処理回路に設けられているR用2次
元補間回路の補間処理動作を説明するための図である。
【図14】上記信号処理回路に設けられているR用2次
元バンドパスフィルタの信号通過帯域を説明するための
特性図である。
【図15】上記R用2次元バンドパスフィルタを通過す
るR用撮像データのデータ特性を説明するための図であ
る。
【図16】上記信号処理回路に設けられている2次元共
通補間回路48の共通補間データの形成動作を説明する
ための図である。
【図17】上記第3の実施例に係る固体撮像装置におい
て、通常モード時に第1の光路シフト部及び第2の光路
シフト部がオプティカルローパスフィルタとして作用し
た場合におけるMTFを説明するための図である。
【符号の説明】
1 撮像レンズ 2 偏光板 3 液晶板 4 水晶板 5 CCDイメージセンサ 6 オンオフ制御回路 11 撮像レンズ 12 偏光板 13 第1の液晶板 14 第1の水晶板 15 第1の光路シフト部 16 第2の液晶板 17 第2の水晶板 18 第2の光路シフト部 19 ダイクロイックプリズム 20R 赤フィルタ 20G 緑フィルタ 20B 青フィルタ 21R 赤色用CCDイメージセンサ 21G 緑色用CCDイメージセンサ 21B 青色用CCDイメージセンサ 22 A/D変換器 23 合成メモリ 24 マルチプレクサ 27 撮像信号の出力端子 42R,42G,42B 各色用2次元補間回路 43R,43G,43B 加算器 46 R用2次元バンドパスフィルタ 47 G用2次元バンドパスフィルタ 48 2次元共通補間回路

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射される撮像光のうち、第1の偏光方
    向の撮像光のみを透過する偏光手段と、 電圧のオンオフにより駆動され、上記偏光手段からの第
    1の偏光方向の撮像光をそのまま出射し、或いは、上記
    第1の偏光方向の撮像光の偏光方向を90度回転させ第
    2の偏光方向の撮像光に変換して出射する回転手段と、 上記回転手段から上記第1の偏光方向の撮像光が入射さ
    れた場合はその光路をシフトせずにそのまま出射し、上
    記回転手段から上記第2の偏光方向の撮像光が入射され
    た場合はその光路を所定分所定方向にシフトして出射す
    る光路シフト手段と、 上記光路シフト手段から照射される第1の偏光方向の撮
    像光及び第2の偏光方向の撮像光を受光し、該各撮像光
    に応じた撮像信号を形成して出力する受光手段と、 通常モード時には、上記受光手段の受光期間内における
    所定期間のみ電圧をオンするように上記回転手段を制御
    し、高画質モード時には、上記受光期間毎に電圧をオン
    オフするように上記回転手段を制御する制御手段と、 を有する固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記受光手段は、撮像光のうち赤色用撮
    像光を受光し赤色用撮像信号を形成して出力する赤色用
    固体撮像素子と、上記撮像光のうち緑色用撮像光を受光
    し緑色用撮像信号を形成して出力する緑色用固体撮像素
    子と、上記撮像光のうち青色用撮像光を受光し青色用撮
    像信号を形成して出力する青色用固体撮像素子とからな
    っており、 上記赤色用固体撮像素子及び青色用固体撮像素子の空間
    サンプリング位置に対して、上記緑色用固体撮像素子の
    空間サンプリング位置が1/2画素ピッチ分斜め方向に
    ずれていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 上記通常モード時において、 上記各色用撮像素子からの各色用撮像信号に2次元補間
    処理を施して出力する2次元補間手段と、 少なくとも上記赤色用撮像信号及び緑色用撮像信号の中
    域成分を抽出し、この各中域成分に基づいて、各色共通
    の共通補間信号を形成する共通補間信号形成手段と、 上記2次元補間手段により2次元補間処理の施された各
    色用撮像信号に、上記共通補間信号をそれぞれ加算処理
    して出力する加算手段と、 を有することを特徴とする請求項2記載の固体撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記通常モード時に、
    1フィールド期間内の前半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記回転手段を制御することを特徴とする請求
    項3記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記通常モード時に、
    1フィールド期間内の後半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記回転手段を制御することを特徴とする請求
    項3記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記受光手段は、撮像光のうち赤色用撮
    像光を受光し赤色用撮像信号を形成して出力する赤色用
    固体撮像素子と、上記撮像光のうち緑色用撮像光を受光
    し緑色用撮像信号を形成して出力する緑色用固体撮像素
    子と、上記撮像光のうち青色用撮像光を受光し青色用撮
    像信号を形成して出力する青色用固体撮像素子とからな
    っており、 上記各色用固体撮像素子は、同じ空間サンプリング位置
    であることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記通常モード時において、 上記各色用撮像素子からの各色用撮像信号に2次元補間
    処理を施して出力する2次元補間手段と、 少なくとも上記赤色用撮像信号及び緑色用撮像信号の中
    域成分を抽出し、この各中域成分に基づいて、各色共通
    の共通補間信号を形成する共通補間信号形成手段と、 上記2次元補間手段により2次元補間処理の施された各
    色用撮像信号に、上記共通補間信号をそれぞれ加算処理
    して出力する加算手段と、 を有することを特徴とする請求項6記載の固体撮像装
    置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、上記通常モード時に、
    1フィールド期間内の前半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記回転手段を制御することを特徴とする請求
    項7記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、上記通常モード時に、
    1フィールド期間内の後半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記回転手段を制御することを特徴とする請求
    項7記載の固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 入射される撮像光のうち、第1の偏光
    方向の撮像光のみを透過する偏光手段と、 電圧のオンオフにより駆動され、上記偏光手段からの第
    1の偏光方向の撮像光をそのまま出射し、或いは、上記
    第1の偏光方向の撮像光の偏光方向を90度回転させ第
    2の偏光方向の撮像光に変換して出射する第1の回転手
    段、及び、上記第1の回転手段からの撮像光の偏光方向
    に応じてその光路を所定分所定方向にシフトして出射す
    る第1の光路シフト部からなる第1の光路シフト手段
    と、 電圧のオンオフにより駆動され、上記第1の光路シフト
    手段からの第1の偏光方向の撮像光をそのまま出射し、
    或いは、上記第1の偏光方向の撮像光の偏光方向を90
    度回転させ第2の偏光方向の撮像光に変換して出射する
    第2の回転手段、及び、上記第2の回転手段からの撮像
    光の偏光方向に応じてその光路を所定分、上記第1の光
    路シフト部のシフト方向と直交する方向にシフトして出
    射する第2の光路シフト部をからなる第2の光路シフト
    手段と、 通常モード時には、上記受光手段の受光期間内における
    所定期間のみ上記回転手段に電圧をオンするように上記
    第1,第2の回転手段のうち何れか一方のみを制御し、
    高画質モード時には、上記第1の回転手段のみ電圧をオ
    ンする状態,上記第2の回転手段のみ電圧をオンする状
    態,上記第1,第2の回転手段とも電圧をオンする状
    態,上記第1,第2の回転手段とも電圧をオフする状態
    がそれぞれ上記受光期間毎に切り換わるように上記第
    1,第2の回転手段を制御する制御手段と、 上記第2の光路シフト手段からの撮像光のうち赤色用撮
    像光を受光し赤色用撮像信号を形成して出力する赤色用
    固体撮像素子,上記撮像光のうち緑色用撮像光を受光し
    緑色用撮像信号を形成して出力する緑色用固体撮像素子
    及び上記撮像光のうち青色用撮像光を受光し青色用撮像
    信号を形成して出力する青色用固体撮像素子からなる受
    光手段と、 上記通常モード時には、上記受光手段から受光期間毎に
    供給される各色用撮像信号をそれぞれそのまま1フィー
    ルド分の各色用撮像信号として出力し、高画質モード時
    には、上記第1の回転手段のみ電圧をオンする状態及び
    上記第2の回転手段のみ電圧をオンする状態でそれぞれ
    得られた各色用撮像信号から1フィールド分の各色用撮
    像信号を形成して出力するとともに、上記第1,第2の
    回転手段とも電圧をオンする状態及び上記第1,第2の
    回転手段とも電圧をオフする状態でそれぞれ得られた各
    色用撮像信号から1フィールド分の各色用撮像信号を形
    成して出力する撮像信号処理手段と、 を有する固体撮像装置。
  11. 【請求項11】 上記通常モード時において、 上記各色用撮像素子からの各色用撮像信号に2次元補間
    処理を施して出力する2次元補間手段と、 少なくとも上記赤色用撮像信号及び緑色用撮像信号の中
    域成分を抽出し、この各中域成分に基づいて、各色共通
    の共通補間信号を形成する共通補間信号形成手段と、 上記2次元補間手段により2次元補間処理の施された各
    色用撮像信号に、上記共通補間信号をそれぞれ加算処理
    して出力する加算手段と、 を有することを特徴とする請求項10記載の固体撮像装
    置。
  12. 【請求項12】 上記制御手段は、上記高画質モード時
    に上記各状態が1フィールド毎に切り換わるように上記
    第1,第2の回転手段を制御し、 上記撮像信号処理手段は、上記第1の回転手段のみ電圧
    をオンする状態及び上記第2の回転手段のみ電圧をオン
    する状態とすることにより上記受光手段から1フィール
    ド毎に得られる各状態の各色用撮像信号を合成して1フ
    ィールド分の各色用撮像信号を形成して出力し、上記第
    1,第2の回転手段とも電圧をオンする状態及び上記第
    1,第2の回転手段とも電圧をオフする状態とすること
    により上記受光手段から1フィールド毎に得られる各状
    態の各色用撮像信号を合成して1フィールド分の各色用
    撮像信号を形成して出力することを特徴とする請求項1
    1記載の固体撮像装置。
  13. 【請求項13】 上記受光手段は、上記赤色用固体撮像
    素子及び青色用固体撮像素子の空間サンプリング位置に
    対して、上記緑色用固体撮像素子の空間サンプリング位
    置が1/2画素ピッチ分斜め方向にずれていることを特
    徴とする請求項12記載の固体撮像装置。
  14. 【請求項14】 上記制御手段は、上記通常モード時に
    1フィールド期間内の前半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記第1の回転手段のみ制御することを特徴と
    する請求項13記載の固体撮像装置。
  15. 【請求項15】 上記制御手段は、上記通常モード時に
    1フィールド期間内の後半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記第1の回転手段のみ制御することを特徴と
    する請求項13記載の固体撮像装置。
  16. 【請求項16】 上記制御手段は、上記通常モード時に
    1フィールド期間内の前半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記第2の回転手段のみ制御することを特徴と
    する請求項13記載の固体撮像装置。
  17. 【請求項17】 上記制御手段は、上記通常モード時に
    1フィールド期間内の後半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記第2の回転手段のみ制御することを特徴と
    する請求項13記載の固体撮像装置。
  18. 【請求項18】 上記受光手段は、上記各色用固体撮像
    素子が同じ空間サンプリング位置であることを特徴とす
    る請求項12記載の固体撮像装置。
  19. 【請求項19】 上記制御手段は、上記通常モード時に
    1フィールド期間内の前半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記第1の回転手段のみ制御することを特徴と
    する請求項18記載の固体撮像装置。
  20. 【請求項20】 上記制御手段は、上記通常モード時に
    1フィールド期間内の後半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記第1の回転手段のみ制御することを特徴と
    する請求項18記載の固体撮像装置。
  21. 【請求項21】 上記制御手段は、上記通常モード時に
    1フィールド期間内の前半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記第2の回転手段のみ制御することを特徴と
    する請求項18記載の固体撮像装置。
  22. 【請求項22】 上記制御手段は、上記通常モード時に
    1フィールド期間内の後半フィールドのみ電圧をオンす
    るように上記第2の回転手段のみ制御することを特徴と
    する請求項18記載の固体撮像装置。
  23. 【請求項23】 上記制御手段は、上記高画質モード時
    に上記各状態が1/2フィールド毎に切り換わるように
    上記第1,第2の回転手段を制御し、 上記撮像信号処理手段は、上記第1の回転手段のみ電圧
    をオンする状態及び上記第2の回転手段のみ電圧をオン
    する状態とすることにより上記受光手段から1/2フィ
    ールド毎に得られる各状態の各色用撮像信号を合成して
    1フィールド分の各色用撮像信号を形成して出力し、上
    記第1,第2の回転手段とも電圧をオンする状態及び上
    記第1,第2の回転手段とも電圧をオフする状態とする
    ことにより上記受光手段から1/2フィールド毎に得ら
    れる各状態の各色用撮像信号を合成して1フィールド分
    の各色用撮像信号を形成して出力することを特徴とする
    請求項11記載の固体撮像装置。
  24. 【請求項24】 上記受光手段は、上記赤色用固体撮像
    素子及び青色用固体撮像素子の空間サンプリング位置に
    対して、上記緑色用固体撮像素子の空間サンプリング位
    置が1/2画素ピッチ分斜め方向にずれていることを特
    徴とする請求項23記載の固体撮像装置。
  25. 【請求項25】 上記受光手段は、上記各色用固体撮像
    素子が同じ空間サンプリング位置であることを特徴とす
    る請求項23の固体撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0932296A2 (en) * 1998-01-23 1999-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
GB2518393A (en) * 2013-09-20 2015-03-25 Selex Es Ltd Camera

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