JPH07254799A - 実装機の部品供給部交換システム - Google Patents
実装機の部品供給部交換システムInfo
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- JPH07254799A JPH07254799A JP6046108A JP4610894A JPH07254799A JP H07254799 A JPH07254799 A JP H07254799A JP 6046108 A JP6046108 A JP 6046108A JP 4610894 A JP4610894 A JP 4610894A JP H07254799 A JPH07254799 A JP H07254799A
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Abstract
管しつつ、部品供給部ユニットの取り出しや収納を容易
に、かつ迅速に行うことにより部品供給部ユニットの交
換作業を効率よく行う。 【構成】 多数のテープフィーダ13を並設した部品供
給部ユニット12を着脱自在に備えた実装機本体1の側
方に、ユニット収納部52を複数段有するストッカー5
0を設け、各ユニット収納部52に部品供給部ユニット
12を収納した。また、各ユニット収納部52に引き出
し機構を設けて部品供給部ユニット12を引き出し可能
とするとともに、引き出された部品供給部ユニット12
を保持する保持部材60を設け、この保持部材60を昇
降可能とした。そして、保持部材60の下降位置に受渡
し部を設け、ここで保持部材60に保持された部品供給
部ユニット12を台車70に移載して実装機本体1に移
送するようにした。
Description
を並設してなる部品供給部ユニットを着脱自在に備えた
実装機本体に関し、この部品供給部ユニットを交換する
ためのシステムに関するものである。
実装する実装機の部品供給部に多数のテープフィーダを
並列配置で装備し、テープフィーダによってチップ部品
を順次繰り出しつつ、移動可能なヘッドユニットに設け
られている吸着ノズルにより、チップ部品をテープフィ
ーダから取り出すようにしたものが知られている。
品を所定間隔おきに収納したテープをリールから導出し
て吸着ノズルによる所定の部品取出し部に導くようにさ
れ、チップ部品が上記の部品取出し部からピックアップ
されるにつれてテープが間歇的に繰り出されるようにな
っている。
ーダのテープが消費された場合やプリント基板の変更等
によって装着すべきチップ部品の種類が大幅に変わる場
合等に、多数のテープフィーダを一括に交換可能にする
必要があるので、例えば最近では、多数のテープフィー
ダを並列に配置した状態でフィーダ保持板に取付けた部
品供給部ユニットを構成し、この部品供給部ユニットを
実装機本体に対して着脱可能とすることで、テープフィ
ーダを実装機本体に対して一括交換可能にしたものが開
発されている。この装置によれば、実装機本体に装着さ
れている部品供給部ユニットを取外し、予め準備した交
換用の部品供給部ユニットと交換することによって効率
良くテープフィーダの交換を行うことが可能となる。
ユニットを一括して交換することによりテープフィーダ
の交換を行う上記実装機では、交換用の部品供給部ユニ
ットを多数準備し、これらを選択的に交換することによ
って多種類のプリント基板に対して実装作業を施せる方
が実装効率の観点からは有利である。
するべく多数の部品供給部ユニットを準備しておく場合
には、これらを保管するための充分なスペースが必要と
なる。しかし、現実にライン構成等との関係で、多数の
部品供給部ユニットを保管するための充分なスペースを
確保できない場合があるので、少ないスペースにより多
くの部品供給部ユニットを保管できる手段が望まれる。
装機本体への移送は、通常、台車等の移送手段を用いて
行われるので、上述のように多数の部品供給部ユニット
を保管する場合には、所望の部品供給部ユニットの保管
場所から取り出しや、あるいは台車上に載置された使用
済み部品供給部ユニットの保管場所への収納等の作業を
簡単に、かつ迅速に行える方が好ましい。
れたものであり、小スペースに多数の部品供給部ユニッ
トを保管しつつ、部品供給部ユニットの取り出しや収納
を容易に、かつ迅速に行うことにより部品供給部ユニッ
トの交換作業を効率よく行うことができる実装機の部品
供給部交換システムを提供することを目的としている。
多数のテープフィーダを並列配置した部品供給部ユニッ
トを着脱自在に備えた実装機本体と、上記部品供給部ユ
ニットを移送するための台車と、交換用の部品供給部ユ
ニットを複数段に収納したストッカーと、このストッカ
ーと上記台車の間で部品供給部ユニットの受渡しを行う
ための受渡し機構とを有することを特徴とするものであ
る。
装機の部品供給部交換システムにおいて、上記受渡し機
構が、上記ストッカーに収納された部品供給部ユニット
を引き出すための引き出し機構と、これにより引き出さ
れた部品供給部ユニットを保持する保持部材と、この保
持部材を昇降させるための昇降機構とを有することを特
徴とするものである。
載の実装機の部品供給部交換システムにおいて、上記部
品供給部ユニットは被支持部を有し、上記テープフィー
ダの並設方向と直交する方向の部品供給部ユニットの重
心位置が、この被支持部内に存するようにされる一方、
上記実装機本体、ストッカー及び保持部材にはそれぞれ
上記被支持部を支持する支持部が設けられ、この支持部
に被支持部を支持するためのローラ部材が設けられてい
ることを特徴とするものである。
に複数段に収納された交換用の部品供給部ユニットのな
かから交換すべき部品供給部ユニットが受渡し機構によ
り取り出されて台車に移載される。
カーに収納されている部品供給部ユニットは、先ず、引
き出し機構によってストッカー内から保持部材上に引き
出され、次いで昇降機構の作動により台車に移載可能な
所定の高さまで昇降される。
本体、ストッカー及び保持部材の各支持部に対する部品
供給部ユニットの移載時には、部品供給部ユニットが各
支持部の各ローラ部材によりスムーズに移載される。こ
の際、テープフィーダの並設方向と直交する方向の部品
供給部ユニットの重心位置が被支持部内にあるので、ク
ランプ部材やガイド部材等を設けなくても部品供給部ユ
ニットのバランスを好適に保ちつつ移載することが可能
となる。
機全体の構造を概略的に示しており、図1は実装機の正
面を示し、図2は実装機の平面を示している。
って、基台2とこの基台2上に左右(X軸方向)に所定
間隔をおいて立設された一対のフレーム3A,3Bを備
えている。
ット4がX軸方向及びY軸方向移動可能に設けられてい
る。すなわち、上記両フレーム3A,3Bの上端には、
Y軸方向に延びる固定レール5が設けられ、この固定レ
ール5上にヘッドユニット支持部材6がY軸方向に移動
可能に設置されるとともに、一方のフレーム3A,3B
にY軸サーボモータ(図示せず)が取付けられ、このモ
ータによりボールねじ(図示せず)を介して上記ヘッド
ユニット支持部材6が作動されるようになっている。ま
た、上記ヘッドユニット支持部材6には、X軸方向に延
びるガイド部材7、X軸サーボモータ8及びボールねじ
9が設けられており、ヘッドユニット4が上記ガイド部
材7にX軸方向移動可能に取付けられるとともに、上記
X軸サーボモータ8によりボールねじ9を介して作動さ
れるようになっている。
示せず)を昇降及び回転可能に装備しており、このヘッ
ドユニット4のX,Y軸方向移動と、吸着ノズルの昇
降、回転により部品供給部からチップ部品をピックアッ
プして図外のプリント基板に装着するようになってい
る。このヘッドユニット4の具体的構造は従来から知ら
れているため、その詳細の図示及び説明は省略する。
記一対のフレーム3A,3Bの間には、部品供給部ユニ
ット設置部11が設けられており、この部品供給部ユニ
ット設置部11に部品供給部ユニット12が着脱可能に
取付けられている。
置された多数のテープフィーダ13と、これらのテープ
フィーダ13を支持するフィーダ保持板14とを有して
いる。そして、上記フィーダ保持板14の両端部が、上
記フレーム3A,3Bの内側にそれぞれ設けられた支持
部15A,15Bに支持され、かつクランプ手段16に
よりクランプされることにより、部品供給部ユニット1
2が実装機本体1に固定されている。
フィーダ13を保持するために必要な強度及び剛性が得
られるように適度の肉厚をもった板状に形成されてい
る。また、フィーダ保持板14の両端部には、その幅方
向に延びる突出片14aが固着されており、上記フィー
ダ保持板14とこの突出片14aとで、部品供給部ユニ
ット12の被支持部を構成している。
構造を示している。この図において、テープフィーダ1
3は、その前方部下面が上記フィーダ保持板14の上面
に当接した状態でクランプ部材21によってフィーダ保
持板14に着脱可能に取付けらている。
プ22を巻き付けたリール23が回転自在に装備されて
いる。上記テープ22は、チップ部品を収納する部品収
納部を所定間隔おきに多数形成したテープ本体とその上
面を覆うカバーテープ22aとで構成されている。
品取出し部24が設けられており、上記リール23から
導出されたテープ22がガイドローラ等を経て部品取出
し部24に導かれ、ここでテープ本体からカバーテープ
22aが引き剥がされ、上記ヘッドユニット4の吸着ノ
ズルによるチップ部品の取出しが可能な状態とされるよ
うになっている。
出し部24に導かれたテープ22を所定量ずつ間歇送り
する繰り出し機構25が設けられている。この繰り出し
機構25は、上記テープ22に係合するスプロケット
(図示せず)と、このスプロケットに連結されたラチェ
ット26とを備え、ラチェット26の一方向の回動に伴
ってテープ22が繰り出されるようになっている。
部品取出し部24でテープ本体から剥がされたカバーテ
ープ22aを引き取るための引取り機構27が設けられ
ており、カバーテープはガイドローラ等を経て引取り機
構27に導かれている。
対のローラ27a,27bを備え、そのうち一方のロー
ラ27aは、これと同軸に設けられた駆動部材28に一
方向クラッチを介して接続されている。そして、上記駆
動部材28と部品取出し部24のラチェット26とがリ
ンク29,30,31を介して連結されている。
構27を作動するため、エアシリンダ32がテープフィ
ーダ13に設けられている。そして、このエアシリンダ
32のロッド32aに上記繰り出し機構25及び引取り
機構27が連結されている。図示の実施例では、エアシ
リンダ32のロッド32aに、上記駆動部材28がレバ
ー33及びリンク34を介して連結されることにより、
これらとリンク29,30,31とを介して繰り出し機
構25がエアシリンダ32のロッド32aに連結されて
いる。
おける支持部15Aとクランプ手段16の具体例を示し
ている。なお、これらの図では、片側の支持部15A及
びクランプ手段16についてのみ示しているが、反対側
の支持部15B及びクランプ手段16もほぼ同様に形成
されている。
上端にフィーダ保持板14を支持するための支持面45
を有している。また、クランプ手段16は、実装機本体
1のフレーム3Aに回動可能に軸支されたクランプロッ
ド44及びリンク43と、フレーム3Aの内側におい
て、これらのクランプロッド44及びリンク43の先端
部に軸支されたクランププレート40と、概略的に示し
ているが、フレーム3Aに取付けられたクランプ用エア
シリンダ46とを有している。
に軸支された支点部から先端部までのリンク部分44a
と、上記支点部よりも下方に延びる延出部分44bとを
有し、上記延出部分44bの端部近傍がクランプ用エア
シリンダ46のロッド46aの先端部に当接している。
クランプロッド44のリンク部分44aと上記リンク4
3とは同一長さで、かつ所定間隔をおいて互いに並行に
配置されており、これらとフレーム3Aとクランクプレ
ート40とが並行リンク機構をなすように構成されてい
る。
をおいて同一高さに配置された複数のガイドローラ41
と、このガイドローラ41よりも上方に位置するクラン
プローラ42とが内側方に向けて突設されており、上記
上記ガイドローラ41とクランプローラ42との間に、
上記フィーダ保持板14が挿入されるようになってい
る。なお、図示の実施例においては、2個のガイドロー
ラ41が設けられ、これらがそれぞれ上記クランプロッ
ド44及びリンク43とクランクプレート40との連結
軸に装着され、クランプロッド44の連結軸に装着され
たガイドローラ41の上方の位置にクランプローラ42
が突設されている。
ウェイオリフィス49a,49b及び切換バルブ47
a,47bを介してエア圧供給部48に接続され、これ
らの切換バルブ47a,47bが切換られることにより
クランプ用エアシリンダ46のロッド46aが進退して
上記クランプロッド44を回動させ、これに応じてクラ
ンププレート40が同図の実線に示す上昇位置と一点鎖
線に示す下降位置とに変位されるようになっている。そ
して、上記クランクプレート40が上昇位置とされた時
には、フィーダ保持板14がガイドローラ41上を自由
にスライドし得る非クランプ状態となり、上記クランク
プレート40が下降位置とされたときには、ガイドロー
ラ41が上記支持部15Aの支持面45よりも下方に没
入して、クランプローラ42がフィーダ保持板14を上
記支持面45に押し付けることによりクランプ状態とな
るようになっている。
クランプ用エアシリンダ46の一方のエア室461にエ
アを供給して他方のエア室462からエアを排出するロ
ッド突出駆動状態(図4の実線に示す状態)と、上記一
方のエア室461からエアを排出して他方のエア室46
2にエアを供給するロッド引込み駆動状態と、両エア室
461,462に対してエアの流通を遮断する駆動中断
状態との3段階に切換可能となっている。従って、ロッ
ド突出方向又は引込み方向の駆動中に切換バルブ47
a,47bを上記駆動中断状態に切換れば、ロッド46
aをストローク途中位置で停止させることができるよう
になっている。なお、切換バルブ47a,47bは手動
バルブとなっている。
おいては、Y軸方向の重心位置が、図4の白抜き矢印に
示すように部品供給部ユニット12の被支持部であるフ
ィーダ保持板14及び突出片14aの範囲内に存するよ
うになっている。つまり、部品供給部ユニット設置部1
1において部品供給部ユニット12が非クランプ状態に
あっても、図5に示すように、重心位置を挾んだ状態で
フィーダ保持板14及び突出片14aをガイドローラ4
1で支持することで、特に、ガイド部材等を設けなくて
も、部品供給部ユニット12がバランスを失って転倒す
るようなことがないようになっている。
方(実施例ではY軸方向の側方)には、図5に示すよう
に、交換用の部品供給部ユニット12を複数収納したス
トッカー50が設けられている。
カー50の構造を概略的に示している。これらの図にお
いて、ストッカー50はフレーム51を有し、このフレ
ーム51に、部品供給部ユニット12を収納するための
ユニット収納部52と、ストッカー50と後述の台車7
0との間で部品供給部ユニット12の受渡しを行うため
の受渡し機構とが一体に設けられている。なお、図示の
実施例では、フレーム51の上下方向に三段のユニット
収納部52が設けらている。
51に取付けられた左右一対(図6では上下一対)の側
板53が設けられ、これらの側板53の上端縁部には同
一高さに配置された複数のガイドローラ54が内側方に
向けて突設されている。そして、これらのガイドローラ
54上にフィーダ保持板14の両端部及び突出片14a
が支持された状態で、各ユニット収納部52に部品供給
部ユニット12が収納されている。この際、ガイドロー
ラ54に支持される部品供給部ユニット12は、クラン
プ等により固定されていないが、上述のようにY軸方向
の重心位置がフィーダ保持板14及び突出片14aの範
囲内に存するので、安定してユニット収納部52内に収
納されている。
納された部品供給部ユニット12を引き出すための引き
出し機構がそれぞれ設けられている。この引き出し機構
は、上記各側板53の略上方でガイドローラ54の並設
方向に延びる左右一対のガイドロッド55と、これらの
ガイドロッド55にスライド自在に装着されるスライダ
ー56と、このスライダー56に左右一対設けられる部
品供給部ユニット12に対する係合部材57と、上記ス
ライダー56を作動させるための駆動機構とから構成さ
れている。
内側部に凹部を有しており、各ユニット収納部52に収
納された部品供給部ユニット12の被支持部、すなわち
フィーダ保持板14の端部及び突出片14aがこの凹部
内に介在された状態となっている。
定された引き出し用モータ58と、この引き出し用モー
タ58により回転移動される無端状のチェーン59とを
備え、各チェーン59は、モータ58の出力軸とその近
傍位置とユニット収納部52の両端部とに配設されたス
プロケットに掛け渡されており、各チェーン59の1ヶ
所が上記スライダー56にそれぞれ取付けられている。
引き出し用モータ58が駆動されると、各チェーン59
が同速度で回転されてスライダー56がガイドロッド5
5に沿って移動し、これに応じて各係合部材57と部品
供給部ユニット12の被支持部が係合し、収納されてい
る部品供給部ユニット12が図7の一点鎖線に示す収納
位置からストッカー前方(図5〜図7では右側)の引き
出し位置(図5に二点鎖線で示す)へとガイドローラ5
4上をスライダー56と一体に移動するようになってい
る。
0の前方には、各ユニット収納部52から引き出された
部品供給部ユニット12を保持するための保持部材60
が設けられ、この保持部材60が昇降機構により昇降可
能に支持されている。
けるフレーム51の両側の内側方にそれぞれ設けられた
一対の保持プレート61と、各保持プレート61の上端
縁内側方に突設される複数のガイドローラ62とを有し
ている。
に支持された左右一対の垂直軸63にそれぞれスライド
自在に装着されるとともに、昇降モータ64の駆動によ
り回転移動される左右一対の無端状のチェーン65にそ
れぞれ取付けられており、上記各昇降モータ64による
各チェーン65の回転移動に応じてそれぞれ垂直軸63
に沿って昇降するようになっている。
61には、それぞれワイヤー66が接続されている。こ
れらのワイヤー66は、図5及び図6に示すようにフレ
ーム51の上方に導かれ、複数のプーリを経てストッカ
ー50の後方側へと導出されており、各ワイヤー66の
先端部分にはそれぞれ錘67が着脱自在に吊り下げられ
るようになっている。つまり、錘67を利用して保持部
材60を上昇させることにより、保持部材60を上昇さ
せる際の昇降モータ64の負荷を軽減するようにしてい
る。
ト12の引き出し時には、上記昇降モータ64の駆動に
より各保持部材60が所定のユニット収納部52の高さ
まで昇降された後に、上記ユニット収納部52の引き出
し機構が作動することにより部品供給部ユニット12が
引き出されて保持部材60に保持されることになる。よ
り詳細には、図7に示すように、保持部材60のガイド
ローラ62とユニット収納部52のガイドローラ54と
が同一高さとなるように保持部材60が昇降、停止さ
れ、この状態で、上述のように引き出し機構のスライダ
ー56が引き出し位置(図7の二点鎖線の位置)まで移
動することにより、部品供給部ユニット12が保持部材
60のガイドローラ62上へと移動される。この際に
も、ガイドローラ62に支持される部品供給部ユニット
12はクランプ等により固定されないが、上述のように
Y軸方向の重心位置がフィーダ保持板14及び突出片1
4aの範囲内に存するので、安定して保持部材60に保
持されるようになっている。そして、この状態で昇降モ
ータ64が駆動されて保持部材60が昇降すると、これ
により上記係合部材57の凹部内に介在していた部品供
給部ユニット12の被支持部、すなわちフィーダ保持板
14及び突出片14aが凹部内から上下方向に移動し、
係合部材57に対する部品供給部ユニット12の係合状
態が解除されるようになっている。
上記保持部材60の昇降軌道部分の下方には、図5及び
図6に示すようにストッカー50から上記実装機本体1
に部品供給部ユニット12を移送するための台車70を
突入し得る部分が設けられており、この部分が台車70
に対する部品供給部ユニット12の受渡し部となってい
る。
えば手押し台車が用いられており、その上部には、これ
らの図に示すように上記保持部材60の間隔よりわずか
に狭く配置された左右一対の側板71が設けられ、これ
らの側板71の先端部分に支持軸71aがそれぞれ突設
されるとともに、上記側板71間にステー72が接続さ
れている。すなわち、台車70をストッカー50の受渡
し部分に突入した図5に示す状態で、部品供給部ユニッ
ト12を保持した保持部材60が下降すると、部品供給
部ユニット12のフィーダ保持板14の下面が台車70
の支持軸71aで支持されるとともに、テープフィーダ
13のフレーム下面がステー72で支持されるようにな
っており、この状態で、台車70をストッカー50から
引き抜くことによって、部品供給部ユニット12がスト
ッカー50から台車70へと受渡されるようになってい
る。
テムにより部品供給部ユニットの交換を行う手順につい
て説明する。
際には、先ず、実装機本体1の部品供給部ユニット設置
部11に装着されている部品供給部ユニット12が取外
され、これがストッカー50に収納される。
ンプ手段16の切換バルブ47a,47bの切換操作に
応じてクランププレート40が上昇され、部品供給部ユ
ニット設置部11に装着されている部品供給部ユニット
12が非クランプ状態(図4の実線に示す状態)にされ
る。
るクランプ解除が完了すると、次いで、作業者により、
図5の二点鎖線に示すように台車70が実装機本体1に
セットされ、台車70の支持軸71aが部品供給部ユニ
ット設置部11に突入される。このときには、台車70
の支持軸71aが部品供給部ユニット12に対してフィ
ーダ保持板14よりも下側の位置に突入されるようにな
っている。
トが完了すると、再度、作業者によりクランプ手段16
の切換バルブ47a,47bの切換えが行われ、クラン
ププレート40が図8の一点鎖線に示す上昇位置から下
降され、上昇位置からわずかに下降した実線に示す位置
で停止される。この場合、一般のエアシリンダのエア供
給機構ではロッドを途中位置で停止させることができな
いが、前記の図4に示す切換バルブ47a,47bを設
ければ、駆動中断状態に切換えることにより、ロッドを
途中で停止させることができ、上記の停止状態が確保で
きる。
ーダ保持板14が台車70の支持軸71上に支持される
とともに(図8に示す)テープフィーダ13のフレーム
下面が台車70のステー72に支持され、しかもクラン
プローラ42がフィーダ保持板14に当接しない状態と
なっている。これにより実装機本体1の部品供給部ユニ
ット12が台車70へと移載され、実装機本体1からの
取外しが可能となる。
供給部ユニット12が台車70に移載されると、作業者
により台車70が実装機本体1から引き離されて、図5
の実線に示すように、取り外した部品供給部ユニット1
2と台車70がストッカー50の受渡し部にセットされ
る。この際、ストッカー50の保持部材60は、同図の
二点線に示すようにストッカー50の下端部付近に待機
されている。
で、作業者による所定の操作パネル上のスイッチ操作に
より当該部品供給部ユニット12を収納するべきユニッ
ト収納部52が指定され、これにより昇降モータ64が
駆動されて保持部材60が上昇される。そして、この保
持部材60の上昇に伴い、部品供給部ユニット12のフ
ィーダ保持板14及び突出片14aが保持部材60のガ
イドローラ62に支持されつつ持ち上げられ、これによ
り台車70から保持部材60へと部品供給部ユニット1
2が移載される。また、指定されたユニット収納部52
の引き出し機構のスライダー56は引き出し位置まで移
動されてから、この位置で待機する。
ト収納部52の高さに達すると、保持部材60の昇降が
停止されるとともに引き出し機構が再度作動されてスラ
イダー56が収納位置へと移動される。すなわち、スラ
イダー56が引き出し位置にある状態で保持部材60が
上述のように昇降されると、当該部品供給部ユニット1
2のフィーダ保持板14及び突出片14aがスライダー
56に取付けられた係合部材57の凹部内に嵌り込み、
この状態でスライダー56が収納位置へと移動される。
これにより係合部材57と部品供給部ユニット12とが
係合して当該部品供給部ユニット12がスライダー56
と一体に、保持部材60からユニット収納部52へと移
動して収納される。
2が実装機本体1から取外されてストッカー50に収納
される。
0に収納されている所望の部品供給部ユニット12を取
り出し、この部品供給部ユニット12を実装機本体1へ
装着することが行なわれる。この手順は、上述の部品供
給部ユニット12の取外しと基本的には逆の手順で行わ
れる。
取り出すべき所要の部品供給部ユニット12の指定が上
記操作パネル上の操作スイッチにより行われる。これに
応じて保持部材60が指定された部品供給部ユニット1
2を収納したユニット収納部52の高さまで昇降して停
止され、次いで当該ユニット収納部52の引き出し機構
が作動することにより、部品供給部ユニット12が引き
出されて保持部材60に移載される。
保持部材60上に移載されると、保持部材60が下降さ
れ、これに応じて部品供給部ユニット12が支持軸71
a及びステー72に支持されつつ台車70へと移載され
る。
ト12が台車70に移載されると、作業者により台車7
0が実装機本体1から引き離され、これにより部品供給
部ユニット12がストッカー50から取り出される。そ
して、さらに図5の二点鎖線に示すように台車70と部
品供給部ユニット12が一体に実装機本体1に接近され
て、部品供給部ユニット12が部品供給部ユニット設置
部11にセットされる。
ト設置部11においては、クランププレート40が部品
供給部ユニット12を取り外したときの状態、すなわち
クランププレート40が上昇位置からわずかに下降した
図8の実線に示す位置に保持されており、部品供給部ユ
ニット12部が品供給部ユニット設置部11にセットさ
れる際には、部品供給部ユニット12のフィーダ保持板
14がクランプローラ42とガイドローラ41との間に
挿入される。
の部品供給部ユニット12のセットが完了すると、作業
者により上記切換バルブ47a,47bが切換えられて
クランププレート40が図8の一点鎖線(図5では実
線)に示す上昇位置へと上昇された後一旦停止されると
ともに、この停止期間中に台車70が実装機本体1から
引き離され、これにより部品供給部ユニット12が台車
70から実装機本体1へと移載される。
より再度切換バルブ47a,47bが切換えられ、これ
により当該部品供給部ユニット12がクランプ手段16
により支持部15A,15Bに押圧されたクランプ状態
とされて部品供給部ユニット12の交換が終了する。
品供給部ユニット12をストッカー50に収納する際
に、台車70の高さよりも低い位置のユニット収納部5
2(図5の最下位置のユニット収納部)が指定された場
合には、台車70から部品供給部ユニット12を受取っ
た保持部材60が一旦所定の高さまで上昇された後停止
され、この停止期間中に、作業者により台車70がスト
ッカー50から引き離された後、保持部材60が指定さ
れたユニット収納部52の高さまで下降して、部品供給
部ユニット12をユニット収納部52に収納するように
なっている。
ニット12を取り出す際に、台車70の高さよりも低い
位置に収納された部品供給部ユニット12(図5の最下
位置の部品供給部ユニット)が指定された場合には、上
記作業者により台車70が一旦ストッカー50から引き
離され、その間に、保持部材60が下降されて指定され
た部品供給部ユニット12の保持部材60への移載が行
われる。そして、移載後は、保持部材60が台車70へ
の受渡し部よりも高く設定された所定位置まで上昇され
た後停止され、この停止期間中に、作業者により台車7
0がストッカー50にセットされて保持部材60が下降
されることにより部品供給部ユニット12が台車70へ
と移載されるようになっている。
よれば、部品供給部ユニット12を収納するためのユニ
ット収納部52を上下方向に多段(実施例では三段)設
けて、部品供給部ユニット12を積層状態に収納し得る
ようにストッカー50を構成しているので、小スペース
により多数の部品供給部ユニット12を保管し、必要時
にはこれらのなかから所要の部品供給部ユニット12を
取り出して交換することができるので、多くの種類のプ
リント基板に対してチップ部品の実装を施す等、部品供
給部ユニット12の頻繁な交換が必要な場合には極めて
有利である。
ユニット収納部52に設けられた引き出し機構と、これ
により引き出された部品供給部ユニット12を保持する
昇降可能な保持部材60とにより部品供給部ユニット1
2の受渡し機構が構成され、ストッカー下方の所定の受
渡し部にセットされた台車70に、作業者の指定に応じ
て自動的に所要の部品供給部ユニット12が移載され、
あるいは台車70に支持されている使用済みの部品供給
部ユニット12が所定のユニット収納部52に収納され
るようになっているので、多数の部品供給部ユニット1
2を積層状態に保管しながらも、その取り出しや収納を
極めて容易に、かつ迅速に行うことができる。
収納部52及び保持部材60に部品供給部ユニット12
を支持するためのガイドローラ54,62を設け、引き
出し機構により部品供給部ユニット12をガイドローラ
54,62上を移動させつつ引き出すようにしているの
で、部品供給部ユニット12をスムーズに引き出すこと
ができる。この際、上記部品供給部ユニット12におい
ては、Y軸方向の重心位置が、部品供給部ユニット12
の被支持部であるフィーダ保持板14及び突出片14a
の範囲内(図4の白抜き矢印に示す)に設定されている
ので、移載時にガイド部材等を設けて部品供給部ユニッ
ト12のバランスを確保する等の必要がなく、また、ユ
ニット収納部52での収納時等にも部品供給部ユニット
12をクランプ部材等により固定する必要がない。従っ
て、ストッカー50において部品供給部ユニット12を
固定等するための部材が不要なので、ストッカー50の
構造を簡略化できるという利点があるとともに、部品供
給部ユニットの取り出し時等に、クランプ部材等による
固定解除の作業等が不要となるので作業効率の面でも有
利である。
例であり、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で適宜変更可能である。例えば、上記実施例にお
いて、ストッカー50には、三段のユニット収納部52
が設けられているが、実施例以上のユニット収納部52
を上下方向に設けるようにしても構わない。また、実施
例では、ストッカー50における引き出し機構等の受渡
し機構を、モータを駆動源として構成しているが、これ
例外にもエアシリンダや油圧シリンダを用いた構成を採
用するようにしてもよい。
16においては、クランプ用エアシリンダ46をロッド
突出駆動状態、ロッド引込み駆動状態及び駆動中断状態
との3段階に切換え可能とするために図4中に示すエア
回路を採用しているが、このエア回路以外にも、例え
ば、図9に示すように、切換バルブ61,62と、これ
らの操作により切換られるバルブ60とを用いてエア回
路を構成することによっても、クランプ用エアシリンダ
46を上記3段階に切換え可能とすることができる。但
し、応答性や、エア回路を構成するバルブ数の点を考慮
すれば、図4に示す実施例の方が有利である。
ストッカーに交換用の部品供給部ユニットが複数段に収
納され、これらのなかから交換すべき部品供給部ユニッ
トが受渡し機構により取り出されて台車に移載されるの
で、小スペースに多数の部品供給部ユニットを保管しつ
つ、部品供給部ユニットの取り出しや収納を極めて容易
に、かつ迅速に行うことができ、部品供給部ユニットの
交換作業を効率よく行うことができる。
に収納された部品供給部ユニットを引き出すための引き
出し機構と、これにより引き出された部品供給部ユニッ
トを保持する保持部材と、この保持部材を昇降させるた
めの昇降機構とから構成すれば、引き出し機構により部
品供給部ユニットがストッカー内から保持部材上に引き
出され、次いで昇降機構の作動により台車に移載可能な
所定の高さまで昇降させることができる。
交する方向の部品供給部ユニットの重心位置が、この部
品供給部ユニットの被支持部内に存するようにし、上記
実装機本体、ストッカー及び保持部材に上記被支持部を
支持する支持部を設け、この支持部に被支持部を支持す
るためのローラ部材を設けるようにすれば、ストッカー
及び保持部材の各支持部に対する部品供給部ユニットの
移載時に、部品供給部ユニットが各支持部の各ローラ部
材によりスムーズに移載される。しかも、テープフィー
ダの並設方向と直交する方向の部品供給部ユニットの重
心位置が被支持部内にあるので、部品供給部ユニットの
移載時に、クランプやガイド部材等を設けなくてもその
バランスを好適に確保できる。
実装機を示す正面図である。
実装機を示す平面図である。
具体的構造を示す側面図である。
ランプ手段の具体例を示す図2のA−A断面略図であ
る。
である。
である。
クランプ手段の動作を示す概略図である。
の別の実施例を示す回路図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 多数のテープフィーダを並列配置した部
品供給部ユニットを着脱自在に備えた実装機本体と、上
記部品供給部ユニットを移送するための台車と、交換用
の部品供給部ユニットを複数段に収納したストッカー
と、このストッカーと上記台車の間で部品供給部ユニッ
トの受渡しを行うための受渡し機構とを有することを特
徴とする実装機の部品供給部交換システム。 - 【請求項2】 上記受渡し機構は、上記ストッカーに収
納された部品供給部ユニットを引き出すための引き出し
機構と、これにより引き出された部品供給部ユニットを
保持する保持部材と、この保持部材を昇降させるための
昇降機構とを有することを特徴とする請求項1記載の実
装機の部品供給部交換システム。 - 【請求項3】 上記部品供給部ユニットは被支持部を有
し、上記テープフィーダの並設方向と直交する方向の部
品供給部ユニットの重心位置が、この被支持部内に存す
るようにされる一方、実装機本体、ストッカー及び保持
部材にはそれぞれ上記被支持部を支持する支持部が設け
られ、この支持部に被支持部を支持するためのローラ部
材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記
載の実装機の部品供給部交換システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06046108A JP3115973B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 実装機の部品供給部交換システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06046108A JP3115973B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 実装機の部品供給部交換システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07254799A true JPH07254799A (ja) | 1995-10-03 |
JP3115973B2 JP3115973B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=12737802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06046108A Expired - Fee Related JP3115973B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 実装機の部品供給部交換システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115973B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001088707A (ja) * | 1999-09-28 | 2001-04-03 | Ricoh Microelectronics Co Ltd | 運搬用台車 |
WO2013121530A1 (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-22 | 富士機械製造株式会社 | 電子部品供給装置 |
WO2014142374A1 (ko) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | 주식회사 은일 | Smd 릴 저장 장치 및 smd 릴 저장 방법 |
JPWO2013161071A1 (ja) * | 2012-04-27 | 2015-12-21 | 富士機械製造株式会社 | 部品実装機の部品供給ユニットの取付装置 |
WO2019215781A1 (ja) * | 2018-05-07 | 2019-11-14 | 株式会社Fuji | 移動式作業モジュール |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP06046108A patent/JP3115973B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2019215781A1 (ja) * | 2018-05-07 | 2021-02-12 | 株式会社Fuji | 移動式作業モジュール |
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---|---|
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